JPH0354077Y2 - - Google Patents

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JPH0354077Y2
JPH0354077Y2 JP62387U JP62387U JPH0354077Y2 JP H0354077 Y2 JPH0354077 Y2 JP H0354077Y2 JP 62387 U JP62387 U JP 62387U JP 62387 U JP62387 U JP 62387U JP H0354077 Y2 JPH0354077 Y2 JP H0354077Y2
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JP62387U
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は容器吊り具、例えばコンテナ用内袋
の取付展張に用いる吊り具に関する。
(従来の技術) 従来より、例えばコンテナ輸送ではコンテナ内
部の汚損防止のためにコンテナ用内袋を用いてお
り、この内袋を容器吊り具を用いてコンテナ内壁
に取付展張し、展張された内袋に荷物を入れ輸送
を行なつている。
第4図は従来の容器吊り具の説明図であり、従
来の吊り具を具えたコンテナ用内袋(例えば特開
昭49−105686号)を概略的に示す斜視図である。
図示のコンテナ用内袋は、上面部10、底面部
12、後面部14、左右の両側側面部16,18
及び前面部20を有するほぼ六面体構造から成
り、さらにコンテナの内面に結合させるための吊
り具22,24と、ダンプアツプ固定具26とを
主として具える構造と成つている。尚、28は荷
物積込み口、30は荷物小出口、32及び34は
前面部20を構成する幕布及び裾布である。
通常は、吊り具22,24に鈎状の吊り具或は
ひもを用い、この吊り具22,24を、内袋の稜
に沿う側縁部に個別的に離間させて設け、さらに
これら吊り具22或は24にそれぞれ対応させた
取付部をコンテナ内壁に設けており、従つて内袋
を取付展張する際には吊り具22或は24をこの
取付部に掛け止め或は結び付けていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら上述した従来構成の容器吊り具で
は、容器例えばコンテナ用内袋を展張した際に生
じる容器の弛みを除去或は防止することが出来な
かつた。
また従来の容器吊り具では、容器例えばコンテ
ナ用内袋を部分的に点支持しており、従つて荷重
時に点支持部分に応力集中を生じ易く、この応力
集中が容器の破損或は損傷の原因と成つていた。
特にコンテナ用内袋においては、内袋の弛みの
除去或は防止のために上面部に弛み防止用ロープ
を設ける場合もあるが、この場合容器吊り具の他
に弛み防止用ロープを必要とするので構造が複雑
に成るという問題点があつた。
この考案の目的は、上述した従来の問題点を除
去し、容器の弛み除去或は防止を図れ、また応力
集中を緩和出来る構造の容器吊り具を提供するこ
とにある。
(問題点を解決するための手段) この目的の達成を図るため、この考案の容器吊
り具は、容器コーナー部の一方の稜に沿つた側縁
部に一端が固定され及び自由端が他方の稜に沿つ
た側縁部に設けられた係止具によつて係止される
帯状体と、容器コーナー部の頂点に設けられた環
状体とを具え、さらに環状体を介して帯状体にル
ープ部を形成して、自由端を引つ張ることにより
ループ部を小さく調整出来る構造と成つている。
(作用) このような構成の容器吊り具によれば、容器の
取付展張に当り、ループ部を例えばコンテナ内壁
に設けた取付部に直接或は間接的に固定し、さら
に自由端側を係止具で固定する。従つて、容器の
一方及び他方の側縁部を帯状体を介して及び容器
のコーナー部の頂点を環状体を介して支持して力
を分散し応力集中の緩和を図つて、容器の取付展
張を行なうことが出来る。
またこれと共に、帯状体の自由端を引つ張つて
ループ部を小さくすることによつて、容器の一方
及び他方の側縁部はもとより、容器のコーナー部
の頂点を引つ張ることが出来るので、容器の弛み
を除去或は防止することが出来る。
(実施例) 以下、図面を参照してこの考案の実施例につき
説明する。尚、図面はこの考案が理解出来る程度
に概略的に示してあるにすぎず従つて、各構成成
分の形状、寸法及び配置関係は図示例に限定され
るものではない。
第2図はこの考案の一実施例である容器吊り具
を具えたコンテナ用内袋の要部斜視図である。以
下、この実施例を容器例えばコンテナ用内袋に適
用した場合を例に取つて説明する。
第2図において、38,40及び42はコンテ
ナ用内袋(以下、単に内袋と称す)の前面部、側
面部及び上面部を示し、図示の内袋も従来と同様
ほぼ六面体構造を有している。
また44は内袋の開口部及び46は開口部44
の覆部材を示す。コンテナ用内袋の構成は問わな
いが、例えば図示の内袋では前面部38の上側に
開口部44を設け、覆部材46をこの開口部44
の上辺から延出させるようにして設けている。覆
部材46の開閉によつて開口部44の開閉が行な
われる。尚、図中の符号48は連結部材例えばマ
ジツクテープ(商品名)を示す。
第1図はこの考案の一実施例の構成を概略的に
示す斜視図である。
第1図及び第2図において、50は帯状体、5
2は帯状体50の固定端を示し、帯状体50の一
端すなわち固定端52は容器例えばコンテナ用内
袋のコーナー部の一方の稜例えば稜aに沿つた側
縁部に固定される。
図示例では、固定端52を前面部38の上側の
稜aに沿つた側縁部に固定しており、従つて実施
例の吊り具を前面部38側の上側コーナー部に設
けた構成と成つている。尚、固定端52の固定は
縫着、溶着、接着その他の任意好適な固定手段に
よつて固定して良い。また54は帯布を示し、こ
の実施例では、内袋の側縁部補強のために帯布5
4を稜例えば稜aに沿つて縫着して固定してお
り、従つて固定端52は帯布54を介して側縁部
に固定される。
さらに56は帯状体50の自由端及び58は係
止具を示し、この係止具58はコーナー部の他方
の稜例えば稜bに沿つた側縁部に設けられ、自由
端56が係止具58によつて係止される。
図示例においては、例えば側面部40の上側の
稜bに沿つた側縁部にも帯布54を固定してお
り、係止具58を帯部材60を介して帯布54に
固定している。また62は係止具58に備わるス
トツパーを示し、この実施例の係止具58におい
ては、自由端56が例えば図中矢印Pで示す方向
に引つ張られるときストツパー62は機能せず従
つて自由端56が係止されず及び方向Pと逆の方
向Qに自由端56が引つ張られるときストツパー
62は機能し従つて自由端56は係止される。
さらに64はコーナー部の頂点に設けられる環
状体及び66は環状体64を介して帯状体50に
形成されるループ部を示しており、自由端56を
引つ張ることによりループ部66を小さく調整出
来る構造と成つている。但し、ここに言うコーナ
ー部の頂点とは稜の交点(例えば稜a及びbの交
点)及びこの交点近傍のコーナー部分を意味す
る。
図示例においては、環状体64もまた帯部材6
0を介してコーナー部の頂点に固定しており、帯
状体50の固定端52及び自由端56間の部分を
部分的に環状体64に挿通させてループ状と成
し、よつてループ部66を形成している。また6
8は取付リングを示しており、図示例において
は、ループ部66をリング68を介してコンテナ
内壁の取付部(図示せず)に接続するように成し
ている。
上述のようにコンテナ用内袋のコーナー部に設
けられた実施例において、自由端56を方向Pに
引つ張ると帯状体50の係止具58から固定端5
2に至るまでの間の部分の長さが短く成り、従つ
てループ部66が小さく成る。その結果、ループ
部66はリング68を介してコンテナ内壁の取付
部に接続されているので、ループ部66を小さく
することによつて、稜aに沿つた一方の側縁部及
び稜bに沿つた他方の側縁部を、環状体64を固
定しているコーナー部の頂点に向かう方向に、そ
れぞれ引つ張ることが出来る。さらにまた帯状体
50の自由端側を矢印P方向に引張つてループ部
66を小さくすることによつて、コーナー部の頂
点をコンテナ内壁の取付部に近寄らせることが出
来る。
その結果、コンテナ用内袋をコンテナ内壁に取
付展張する際に、ループ部66を小さくして内袋
が弛まないような張力を与え、よつて内袋の弛み
を除去或は防止することが出来、従来のように弛
み防止用ロープを設ける必要が無く簡単な構造で
内袋の支持及び弛みの除去或は防止を行なうこと
が出来る。
さらに内袋は、容器の固定端52が固定されて
いる部分、係止具58が固定されている部分及び
環状体64が固定されている部分で支持されるの
で従来のような点支持と成らず、従つて内袋の破
損或は損傷の原因と成つていた応力集中の緩和を
図ることが出来る。
第3図は第2図に示したコンテナ用内袋下部の
要部を拡大して示す拡大図であり、この実施例の
適用例においてこの実施例のさらに有効な利用を
図るため第3図に示された以下に説明する取付補
助具をコンテナ用内袋に設けると良い。以下、こ
の取付補助具につき簡単に説明する。
尚、第1図及び第2図に示した構成成分に対応
する構成成分については、同一の符号を付して示
しその詳細な説明を省略する。
第3図において、70は取付補助具を示し、図
示例の取付補助具70においては、稜例えば側面
部40の下側の稜cに沿つた内袋の側縁部に固定
された帯布54に環状体64を固定し係止具58
を帯部材60を介して帯布54に固定している。
さらに固定端52は帯布54の係止具58及び環
状体64の固定部分の間に固定されており自由端
56は係止具58によつて係止され、また帯状体
50の固定端52及び自由端56の間の部分に環
状体64を介してループ部66を形成している。
取付補助具70においてもループ部66をリング
68を介してコンテナ内壁の取付部と接続する。
上述のように内袋のコーナー部分に設けられた
取付補助具70では、自由端56を方向P′に引つ
張ることによつて、ループ部66がコンテナ内壁
の取付部に接続されているので、コーナー部の頂
点に設けた環状体64側へ係止具58が引寄せら
れ、従つて係止具58に追従して稜cに沿つた側
縁部がコーナー部分に引き寄せられ、稜cに沿う
方向の内袋の弛みを除去或は防止するような張力
を内袋の側縁部に与えることが出来る。尚、第3
図中に符号Q′で示す方向は、帯状体50に沿う
方向であつて方向P′と逆向きの方向を示す。
この取付補助具及び上述した実施例の容器吊り
具をコンテナ用内袋の任意好適なコーナー部に設
けることによつて、弛みの除去或は防止を図りつ
つ簡単しかも迅速に内袋をコンテナ内壁に取付展
張することが出来る。
この考案は上述した実施例にのみ限定されるも
のではなく、帯状体、及び環状体及び係止具の形
状、配置関係、固定位置及び固定方法は設計に応
じて任意好適に変更して良い。
例えば係止具は一方の方向例えば方向P又は
P′には帯状体を引け、他方の方向例えば方向Q又
はQ′には帯状体を引けないような構成のもので
あればどのような構成のものを用いても良く、例
えばズボンのベルトに用いるバツクルの如き係止
具を用いて良い。
環状体は帯状体を挿通させてループ部を形成出
来るのであればどのような形状の環状体を用いて
良い。帯状体も、リボン状、綱状その他任意好適
な形状の帯状体を用いて良い。
また帯状体、係止具及び環状体の固定位置、配
置関係も設計に応じて任意好適に変更して良い。
またこの考案は種々の容器に適用して良く例え
ばコンテナ用内袋、蚊張状の容器その他の容器に
適用して良い。尚、上述の実施例の適用例におい
て取付けリングは任意好適な構造のものを用いて
良い。
(考案の効果) 上述した説明からも明らかなように、この考案
の容器吊り具によれば、容器を展張した際に容器
の弛み除去或は防止を図れまた容器の展張のため
支持されている部分への応力集中を緩和出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の構成を示す斜視
図、第2図はこの考案の実施例を適用したコンテ
ナ用内袋の要部構成を示す要部斜視図、第3図は
第2図に示すコンテナ用内袋の要部を拡大して示
す要部拡大図、第4図は従来の容器吊り具を説明
するためのコンテナ用内袋の全体斜視図である。 50……帯状体、52……帯状体の一端(固定
端)、56……自由端、58……係止具、64…
…環状体、66……ループ部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 容器コーナー部の一方の稜に沿つた側縁部に一
    端が固定され及び自由端が他方の稜に沿つた側縁
    部に設けられた係止具によつて係止される帯状体
    と、 前記コーナー部の頂点に設けられた環状体とを
    具え、 前記環状体を介して前記帯状体にループ部を形
    成し、 前記自由端を引つ張ることにより前記ループ部
    を小さく調整出来る構造として成ること を特徴とする容器吊り具。
JP62387U 1987-01-08 1987-01-08 Expired JPH0354077Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62387U JPH0354077Y2 (ja) 1987-01-08 1987-01-08

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62387U JPH0354077Y2 (ja) 1987-01-08 1987-01-08

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Publication Number Publication Date
JPS63111490U JPS63111490U (ja) 1988-07-18
JPH0354077Y2 true JPH0354077Y2 (ja) 1991-11-27

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ID=30777761

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