JPH0353825Y2 - - Google Patents

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JPH0353825Y2
JPH0353825Y2 JP1986065051U JP6505186U JPH0353825Y2 JP H0353825 Y2 JPH0353825 Y2 JP H0353825Y2 JP 1986065051 U JP1986065051 U JP 1986065051U JP 6505186 U JP6505186 U JP 6505186U JP H0353825 Y2 JPH0353825 Y2 JP H0353825Y2
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welding
pipe
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slit
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、曲げ加工した金属板で形成したオー
プンパイプのスリツト部を溶接することにより短
管を製造する装置に関する。
《従来技術》 オープンパイプのスリツト部を溶接して短管を
製造する場合、溶接始端部と溶接終端部とに溶接
欠陥が生じやすいという問題がある。そこで、オ
ープンパイプを溶接装置に連続的に送り込み、溶
接を連続して行なうようにしたものとして、例え
ば、特開昭55−126394号公報に示されたものが知
られている。
これは、搬入されたオープンパイプに、送り方
向に対して傾斜状に配置したローラで、周方向へ
の回転力とオープンパイプの軸方向へ移動力とを
付与して、オープンパイプを回転させながら移送
することにより、オープンパイプのスリツト部を
一直線上に並べるようにし、順次送られて来たオ
ープンパイプをV型ロールでオープンパイプをス
リツトが一線に並ぶ状態を保持したまま移送する
ようにし、V型ロールで送られて来たオープンパ
イプを複数対の鼓型ローラで側方から拘束力を与
えてスリツト部が閉じた状態にして溶接装置に送
り込み、スリツト部を溶接して短管に形成するよ
うに構成されている。
《解決しようとする問題点》 ところが、前記従来例のものでは、傾斜ローラ
部とV型ローラ部との受渡し部にロールピンを配
置し、このロールピンをスリツト部に入り込ませ
ることにより、オープンパイプを一定姿勢に保持
するようになつていることから、傾斜ローラ部か
らV型ローラ部への受渡しが不規則になり、V型
ローラでの搬送速度と鼓型ローラでの搬送速度が
等速であると、溶接の連続性が途切れるという問
題がある。そこで、V型ローラの搬送速度を鼓型
ローラの搬送速度よりも速くして、鼓型ローラへ
の受渡しを連続的に行なうようにすることが考え
られる。
しかしこの場合、オープンパイプは鼓型ローラ
の円周面と線接触することにより保持されること
から、鼓型ローラによる保持力は極めて弱い。し
かも、鼓型ローラの凹曲面の曲率とオープンパイ
プの外周面の曲率とが一致していない場合には、
上記線上の一点(ローラ側曲率が大きい場合)ま
たは二点(ローラ側曲率が小さい場合)でのみ接
触して保持されることとなり、鼓型ローラの保持
力は一層弱いものとなる。
この結果、V型ローラで送り込まれたオープン
パイプが鼓型ローラ部で滞留しているオープンパ
イプに当たつた際の衝撃力でオープンパイプがず
れ動くことになり、しかも、この衝撃力によるオ
ープンパイプのずれ動きの影響は鼓型ローラで送
り込む溶接部にまで及ぶので、溶接部での溶接に
悪影響を与えるという問題がある。
しかも、鼓型ローラは、その中央部と上下寄り
部とでは直径が異なり、ローラ表面の周速度が中
央部寄りほど遅いことから、オープンパイプと接
触する線上において、その中央と上下両端とでは
鼓型ローラの搬送速度が異なることとなり、オー
プンパイプを安定した一定速度で溶接部へ送り込
むことができない問題がある。
《問題点を解決するための手段》 本考案は、板材を曲げ加工して得たオープンパ
イプのスリツト部を溶接して短管に形成するもの
において、溶接部にオープンパイプを安定した送
込み速度で送給して、短管を高精度に製造できる
ようにするもので、そのために、オープンパイプ
を溶接部に送込むための搬送手段を複数対の鼓型
ローラと搬送面を対向させて配置した一対のキヤ
タピラ式コンベアとで構成し、この搬送手段にお
いて、キヤタピラ式コンベアのパイプ保持面をオ
ープンパイプの外周面と略等しい曲率半径を有す
る劣弧状凹曲面に形成するとともに、鼓型ローラ
での搬送速度がキヤタピラ式コンベアでの搬送速
度よりも速くなるように、両者の搬送速度を設定
し、溶接部に配置した溶接治具に貫通孔を透設
し、この貫通孔の内周面の少なくとも一部をテー
パー面に形成することにより、オープンパイプの
全周を溶接治具で拘束するように構成し、オープ
ンパイプのスリツトに嵌まり込んでオープンパイ
プを直線的に案内する位置決め部材を溶接治具に
貫通孔の軸心に沿う状態で配置するとともに、位
置決め部材の延長上における溶接治具の一側面に
溶接用開口を形成したことを特徴とするものであ
る。
《作用》 本考案では、オープンパイプの搬送手段を速い
搬送速度に設定した鼓型ローラと遅い搬送速度に
設定したキヤタピラ式コンベアとで構成し、キヤ
タピラ式コンベアのパイプ保持面をオープンパイ
プの外周面と略等しい曲率半径を有する劣弧状凹
曲面に形成して、このキヤタピラ式コンベアの搬
送力でオープンパイプを溶接用治具内に送込むよ
うにしているので、オープンパイプはキヤタピラ
式コンベアのパイプ保持面で広い面積で保持され
ることなる。この結果、鼓型ローラからキヤタピ
ラ式コンベアへの受渡し時にオープンパイプ同士
が衝突することがあつても、キヤタピラ式コンベ
アで搬送中のオープンパイプはパイプ保持面で広
い面積で確つかりと保持されているため、オープ
ンパイプ同士の衝突による衝撃力が溶接部に影響
することはない。また、溶接部において、オープ
ンパイプは溶接用治具によつてほぼ全周から拘束
を受けた状態で溶接されることになるから、溶接
熱影響による末溶接部でのスリツトの拡開がなく
なるうえ、安定した磁界で溶接作業を行うことが
できることになる。
《実施例》 第1図は短管用溶接装置の概略平面図、第2図
はその概略側面図を示す。
この溶接装置は、基台B上に左方から、搬入さ
れたオープンパイプ1のスリツト部2を上向きに
揃えるスリツト引揃手段3と、オープンパイプ1
を溶接部に搬入するための搬送手段4と、搬入さ
れて来たオープンパイプ1のスリツト部2を連続
して溶接する溶接手段5、及び、シーム部のみで
連結している製品短管の連結部を折り外す折取り
手段6とが順に配設してある。
引揃手段3は板材を曲げ加工することにより得
られたオープンパイプ1のスリツト部2を検出す
る光電式のスリツト検出具7と、搬入されて来た
オープンパイプ1を転動させてスリツト部2を上
側に位置させる転動装置8と、スリツト部2を上
向きに位置決めしたオープンパイプ1を搬送手段
4に向けて押し出す押出装置9とからなつてい
る。従つて、図外のオープンパイプ搬入手段によ
り、搬入されたオープンパイプ1はこの引揃手段
3でスリツト部2が上向きとなる一定姿勢で搬送
手段4に送り込まれる。
搬送手段4はオープンパイプ1の左右側面部分
を挟圧する状態に配置された複数対の鼓型ローラ
10と、オープンパイプ1の左右側面を保持して
搬送できるように、パイプ保持面11を対向させ
て配置した左右一対のキヤタピラ式コンベア12
とで構成してある。このキヤタピラ式コンベア1
2は第3図及び第4図に示すように、チエーンリ
ンク13に固定した基板14とこの基板14に着
脱可能なパイプ保持部材15とからなつており、
オープンパイプの外周面と略等しい曲率半径を有
するこのパイプ保持部材15の基板14と平行面
をなす表面は、劣弧状の凹曲面16に形成してあ
り、オープンパイプ1の側壁部分を挟持するよう
になつている。
溶接手段5は、TIG溶接用の溶接トーチ17
と、中央部にオープンパイプ挿通用の貫通孔18
を有する溶接用治具19とからなつており、この
溶接用治具19に透設した貫通孔18は終端部に
おける一定長さ範囲を製品管径と同径に、また、
前端部を製品管径よりも僅かに大径にそれぞれ形
成し、その間の内周面を先細りのテーパー面に形
成してある。そして、この溶接用治具19には、
オープンパイプ1のスリツト部2に上から嵌まり
合う位置決め部材20が貫通孔18の軸心に沿つ
て配置してあり、位置決め部材20の延長線上に
おける溶接用治具19の上側面終端部に溶接用開
口部21が切欠き形成してある。従つて、溶接時
には、オープンパイプ1をその周方向の全長に亘
つて溶接用治具19で拘束するうえ、位置決め部
材20がギヤツプ調整具として作用することにな
るから、安定した溶接が行なえ、安定した磁界で
十分な溶け込みを得ることができ、きれいなビー
ドを形成することができる。
《効果》 本考案は、板材を曲げ加工して得られたオープ
ンパイプを溶接するにあたり、オープンパイプを
溶接手段へ送り込むための搬送手段を速い搬送速
度に設定した鼓型ローラと遅い搬送速度に設定し
たキヤラピラ式コンベアとで構成し、キヤタピラ
式コンベアのパイプ保持面をオープンパイプの外
周面と略等しい曲率半径を有する劣弧状凹曲面に
形成して、このキヤタピラ式コンベアの搬送力で
オープンパイプを溶接用治具内に送込むようにし
ているので、オープンパイプはキヤタピラ式コン
ベアのパイプ保持面で広い面積で保持することが
できる。この結果、鼓型ローラからキヤタピラ式
コンベアへのオープンパイプの受渡し時にオープ
ンパイプ同士が衝突することがあつても、キヤタ
ピラ式コンベアで搬送中のオープンパイプはキヤ
タピラ式コンベアのパイプ保持面により広い面積
で確つかりと保持されているため、オープンパイ
プ同士の衝突による衝撃力が溶接部に影響するこ
とがなくなる。
また、溶接部において、オープンパイプは溶接
用治具によつてほぼ周面の全長から拘束を受けた
状態で溶接されることになるから、溶接熱影響に
よる末溶接部でのスリツトの拡開がなくなり、安
定した溶接を行うことができる。
しかも、位置決め部材がギヤツプ調整具として
作用することから、安定した磁界で十分な溶け込
みを得ることができるので、きれいなビードを形
成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図短管用溶接装置の概略平面図、第2図は
その概略側面図、第3図はキヤタピラ式コンベア
の一つの要素の分解斜視図、第4図はキヤタピラ
式コンベアの縦断面図、第5図は溶接治具の一部
破断斜視図である。 1……オープンパイプ、2……1のスリツト
部、3……スリツト引揃手段、4……搬送手段、
5……溶接手段、10……鼓型ローラ、11……
パイプ保持面、12……キヤタピラ式コンベア、
14……12の基板、15……パイプ保持材、1
7……溶接トーチ、18……貫通孔、19……溶
接用治具、20……位置決め部材、21……溶接
用開口部、B……基台。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 板材を曲げ加工することにより形成されたオ
    ープンパイプ1のスリツト部2を一定位置に引
    揃えるスリツト引揃手段3と、オープンパイプ
    1を溶接手段5に向けて搬送する搬送手段4
    と、オープンパイプ1のスリツト部2を溶接す
    る溶接手段5とを基台B上に直列配置してなる
    溶接製短管の製造装置において、 搬送手段4を上流側に配置した複数対の鼓型
    ローラ10と、パイプ保持面11を対向させて
    下流側に配置した一対のキヤタピラ式コンベア
    12とで構成し、 このキヤタピラ式コンベア12のパイプ保持
    面11をオープンパイプ1の外周面と略等しい
    曲率半径を有する劣弧状凹曲面に形成するとと
    もに、鼓型ローラ10での搬送速度をキヤタピ
    ラ式コンベア12での搬送速度よりも速く設定
    し、 溶接手段5を溶接トーチ17と溶接用治具1
    9とで構成し、溶接用治具19にオープンパイ
    プ1を挿通させる貫通孔18を形成し、 この貫通孔18の内周面をその終端部におけ
    る内径が製品管径となるようにその少なくとも
    一部を先細りテーパー状に形成し、 溶接用治具19にオープンパイプ1のスリツ
    ト部2と嵌まり合う位置決め部材20を貫通孔
    18の軸心に沿う状態に配置し、 この位置決め部材20の延長線上における溶
    接用治具19の一側面に溶接用開口部21を形
    成したことを特徴とする溶接製短管の連続製造
    装置。 2 キヤタピラ式コンベア12のパイプ保持面1
    1が基板14と、この基板14に着脱可能なパ
    イプ保持材15とで構成してある実用新案登録
    請求の範囲第1項に記載した溶接製短管の連続
    製造装置。
JP1986065051U 1986-04-28 1986-04-28 Expired JPH0353825Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1986065051U JPH0353825Y2 (ja) 1986-04-28 1986-04-28

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JP1986065051U JPH0353825Y2 (ja) 1986-04-28 1986-04-28

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JPS62179191U JPS62179191U (ja) 1987-11-13
JPH0353825Y2 true JPH0353825Y2 (ja) 1991-11-26

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5332124U (ja) * 1976-08-27 1978-03-20

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JPS62179191U (ja) 1987-11-13

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