JPH0353728Y2 - - Google Patents

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JPH0353728Y2
JPH0353728Y2 JP12577284U JP12577284U JPH0353728Y2 JP H0353728 Y2 JPH0353728 Y2 JP H0353728Y2 JP 12577284 U JP12577284 U JP 12577284U JP 12577284 U JP12577284 U JP 12577284U JP H0353728 Y2 JPH0353728 Y2 JP H0353728Y2
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nozzle
jet head
speed sprayer
blower
chemical liquid
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JP12577284U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、圃場において薬液を散布するスピ
ードスプレーヤに係り、詳しくは噴頭における噴
頭内ノズル及び導風板の角度を調整可能なスピー
ドスプレーヤに関するものである。
〔従来の技術〕
第6図はスピードスプレーヤ2の側面図であ
る。スピードスプレーヤ2は前後左右の複数個の
タイヤ1により走行可能である。スピードスプレ
ーヤ2には、薬液を貯留する薬剤タンク3と、こ
の薬剤タンク3内から往復動ポンプ(図示せず)
を介して送られて来る薬液を周囲へ噴出する噴頭
4と、後方から吸い込んだ空気を噴頭4へ風とし
て送る送風機5とが、前方から順番に配設され
る。噴頭4には、複数個のノズルが、噴頭4の周
辺部に沿つて配置されているとともに、複数個の
導風板が、送風機5からの風を各ノズルへ導くた
に、各ノズルに対応して配置されてている。
従来のスピードスプレーヤ2では、噴頭4にお
けるノズル及び導風板の角度がスピードスプレー
ヤ2の運転席から操作困難であつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
したがつて、周囲の状況が変化したとき、例え
ば、薬液を吹き付ける樹木の高さが変化したと
き、スピードスプレーヤ2の走行する地面の傾斜
角が変化したとき、重なつている複数本の果樹に
同時に薬液を吹き付けるとき等では、運転者は、
スピードスプレーヤ2を停止させ、運転席から降
りて噴頭4へ行き、ノズル及び導風板の角度を操
作する必要があり、作業が煩雑になるとともに、
作業能率が低下している。
また、電動機の駆動によりノズル及び導風板の
角度を操作する場合は、電動機の回転をノズル及
び導風板の揺動へ変換するために、変換機構が複
雑になり、故障及びコスト高等の原因になる。
この考案の目的は、ノズル及び導風板の角度操
作に要する労力を軽減することができるととも
に、その操作機構が簡単であるスピードスプレー
ヤを提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案によるスピードスプレーヤには、運転
者が乗り込む運転席と、薬液を貯留する薬剤タン
クと、この薬剤タンクからの薬液を周囲へ噴出す
る噴頭と、この噴頭へ風を送る送風機とが、前方
から順番に配設される。噴頭には、その周辺部に
沿つて配置されて薬剤タンクからの薬液を送られ
る複数個の噴頭内ノズルと、各噴頭内ノズルに対
応して配置され送風機からの風を噴頭内ノズルへ
導く導風板とが装備される。そして、噴頭の側辺
部における複数個の導風板は、その中間部におい
て静止的な共通の回動支持部材に回動自在に支持
され、また、その内側の端部において共通の連結
部材に回動自在に結合し、かつその外側の端部に
は噴頭内ノズルを固定される。ノズル管は、噴頭
の上方においてスピードスプレーヤの前後方向の
ほぼ水平な軸線の周りに揺動自在に配設され、か
つ薬剤タンクからの薬液を送られる。複数個の外
部ノズルは、スピードスプレーヤの側方へ薬液を
噴出可能にノズル管に適宜間隔で取付けられる。
連結ロツドは、ノズル管と一体的に揺動する部分
へ上端において回動自在に連結し、かつ鉛直方向
へ変位可能である。操作レバーは、運転席に配置
され、ワイヤの一端部に連結し、ワイヤの他端部
は、前記操作レバーの操作により鉛直方向へ変位
可能に鉛直方向へ延ばされ、かつ上端部において
連結部材及び連結ロツドに連結している。
〔作用〕
噴頭における噴頭内ノズル及び導風板、噴頭の
上方の外部ノズルの角度を変更する場合は、運転
者は、スピードスプレーヤから降りることなく、
運転席の操作レバーを操作する。ワイヤの他端部
は、操作レバーの操作に伴つて、鉛直方向へ変位
し、これにより、連結部材及び連結ロツドは鉛直
方向へ運動する。噴頭内の側辺部における複数個
の導風板は、その中間部において静止的な共通の
回動支持部材に回動自在に支持されているので、
連結部材の運動により回動支持部材における回動
支持部を支点として揺動する。また、噴頭の上方
にあるノズル管は、連結ロツドの鉛直方向変位に
伴つて揺動する。この結果、噴頭におけるノズル
及び導風板、並びに噴頭上方の外部ノズルの角度
が変化する。
〔実施例〕
以下、この考案を図面の実施例について説明す
る。
第1図はスピードスプレーヤ10の側面図であ
る。走行装置としてのスピードスプレーヤ10
は、複数個のタイヤ11により走行可能であり、
前方から順番に、運転席12、薬液を内部に収容
する薬剤タンク13、薬液をスピードスプレーヤ
10の上方及び側方へ噴出する噴頭17、及びス
ピードスプレーヤ10の後方から空気を吸い込ん
で噴頭17へ加圧風を送る送風機16を備えてい
る。噴頭17の周辺部には、それにほぼ沿つて複
数個の噴頭内ノズル14が適宜間隔で配列され、
これら噴頭内ノズル14へは図示していないポン
プを介して薬剤タンク13内の薬液が圧送されて
来る。
第3図は噴頭17の一方の半部を薬剤タンク1
3側から見た図、第4図は噴頭17を含む範囲の
側面図である。支持壁17′は、送風機16の噴
頭内ノズル14側を仕切る壁として設けられ、回
動支持部材19は、鉛直方向へ延び、支持壁1
7′に固定されて、静止的部材として機能する。
各導風板20は、各噴頭内ノズル14に対応して
設けられ、横断面をU字状に形成され、中間部に
おいて支軸18を介して回動支持部材19に回動
自在に軸支されている。噴頭17の左又は右の側
辺部では、噴頭内ノズル14は、その向きが導風
板20の風案内方向に一致するように、Ω状の取
付具32により導風板20の外側の端部の上面に
固定されている。
噴頭17における全部の噴頭内ノズル14は、
左の側辺部、右の側辺部及び上辺部のノズルの三
群に分けられ、左又は右の側辺部の群に属する噴
頭内ノズル14は共通の管路15へ接続されてい
る。管路15は、左又は右の側辺部の群に属する
噴頭内ノズル14を直列に接続し、管路15の図
示していない部分は、可撓性を有し、導風板20
の揺動に対しても支障なく噴頭内ノズル14へ薬
液を導くようになつている。
連結部材28は、回動支持部材19に対して平
行に鉛直方向へ延び、各導風板20の内側の端部
に共通にかつ回動自在に結合している。円弧状通
孔39は、連結部材28の上端部付近において支
持壁17′に形成され、導風板20の揺動の際の
連結部材28の上端部の軌跡に対応している。貫
通棒40は、円弧状通孔39を貫通して送風機1
6の内外に延び、一端において連結部材28の上
端部に回動自在に結合している。インナワイヤ2
6は、左右それぞれ設けられ、後端部において送
風機16内を鉛直方向へ延び、後端部の上端部に
おいて貫通棒40の他端部に連結し、前端部にお
いて運転席12の2個の操作レバー27に連結し
ている。各操作レバー27により左右の側辺部の
導風板20の揺動角を制御できる。
第2図はスピードスプレーヤ10の背面図であ
る。第2図〜第4図において、一対の取付枠2
1,21は、スピードスプレーヤ10の左右方向
へ水平に延びる水平部と、この水平部の両端から
下方へ降りる鉛直部とを備え、スピードスプレー
ヤ10の前後方向に関して噴頭17の両側に対峙
的に配設され、それぞれ鉛直部の下端部において
薬剤タンク13及び送風機16に固定されてい
る。
第5図は取付枠21へのノズル管30の取付構
造部分の分解斜視図である。角柱状の取付棒22
は、取付枠21,21のコーナ部を架橋するよう
にスピードスプレーヤ10の前後方向へほぼ水平
に延び、取付棒22の軸線の周りに回動自在にボ
ルト23により取付枠21,21のコーナ部に結
合されている。アーム24は、送風機16側の取
付枠21の近傍において取付棒22に固定され、
スピードスプレーヤ10の側方へ張出している。
連結ロツド25は、上端においてアーム24の先
端に回動自在に結合し、ほぼ鉛直方向へ延びてい
る。連結ロツド25の鉛直方向の変位により取付
棒22が回動し、したがつてノズル管30は、取
付棒22の軸線の周りに、すなわちスピードスプ
レーヤ10の前後方向のほぼ水平な軸線の周りに
揺動する。取付棒22にはさらに長方形状の取付
板29が固定されている。直線状のノズル管30
は、長手方向の2個所においてパツキン31を介
してΩ状の取付具37を当てられ、ボルト33
は、取付具37の両端部及び取付板29の挿通孔
に挿通されてからナツト(図示せず)を先端に螺
合されて、ノズル管30を取付板29に固定す
る。ノズル管30は、管路34を介してポンプ
(図示せず)から薬剤タンク13内の薬液を圧送
される。遠距離到達形又は噴霧可変形等の複数個
の外部ノズル35は、ノズル管30の長手方向へ
適宜間隔に配列され、スピードスプレーヤ10の
ほぼ側方へ向くようにさせられて、90゜エルボ3
6を介してノズル管30に取付けられる。
第3図及び第4図において、連結ロツド25の
下端部近傍の支持壁17′には通孔41が形成さ
れている。貫通棒42は、通孔41を貫通して送
風機16の内外に延び、一端において連結ロツド
25の下端部に回動自在に結合し、他端において
インナワイヤ26の上端部に固定されている。
運転者は、運転席12においてスピードスプレ
ーヤ10の走行を制御しつつ、周囲の散布状況、
例えば樹高、土地の傾斜、及び同一場所における
複数本の樹木の同時防除等により操作レバー27
を操作する。インナワイヤ26の後端部の上端部
は、操作レバー27の操作により鉛直方向へ変位
し、これに伴つて連結ロツド25及び連結部材2
8が鉛直方向へ変位する。これにより、ノズル管
30及び導風板20が揺動し、ノズル管30の外
部ノズル35、並びに噴頭17におけるノズル1
4及び導風板20の向きが変化し、噴頭内ノズル
14からの薬液は、送風機16から送られて噴頭
17の上辺部及び側辺部の導風板20により方向
を規定された風に搬送されて、適切な方向へ噴出
する。
〔考案の効果〕
このように、この考案によれば、スピードスプ
レーヤの噴頭における噴頭内ノズル及び導風板、
並びに噴頭上方の外部ノズルの向きをスピードス
プレーヤの運転席における操作レバーの操作によ
り制御することができる。したがつて、作業者
は、運転席から降りることなく、噴頭内ノズル及
び導風板、並びに外部ノズルの向きを周囲の散布
状況に応じて運転席内から制御することができ、
作業能率が向上し、かつ労力が軽減する。
この考案では、噴頭の上方に外部ノズルが配設
され、この外部ノズルの角度も運転席から操作レ
バーにより操作可能であるので、高所の対象物に
対して適切な角度及び距離から薬液散布を行なう
ことができる。
この考案では、ワイヤにより運転席の操作レバ
ーと導風板及びノズル管とを連結して、ワイヤの
変位により噴頭内の噴頭内ノズル及び導風板、並
びに噴頭上方の外部ノズルの揺動角を変更するの
で、電動機の回転を利用して噴頭内ノズル及び導
風板の揺動角を操作するものに比して動力伝達機
構を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図はこの考案の一実施例に関し、
第1図はスピードスプレーヤの側面図、第2図は
スピードスプレーヤの背面図、第3図は噴頭17
の一方の半部を薬剤タンク側から見た図、第4図
は噴頭を含む範囲の側面図、第5図は取付枠への
ノズル管の取付構造部分の分解斜視図、第6図は
従来のスピードスプレーヤの側面図である。 10……スピードスプレーヤ、11……タイ
ヤ、12……運転席、13……薬剤タンク、14
……噴頭内ノズル、16……送風機、17……噴
頭、18……支軸、19……回動支持部材、20
……導風板、25……連結ロツド、26……イン
ナワイヤ(ワイヤ)、27……操作レバー、28
……連結部材、30……ノズル管、35……外部
ノズル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 運転者が乗り込む運転席と、薬液を貯留する薬
    剤タンクと、この薬剤タンクからの薬液を周囲へ
    噴出する噴頭と、この噴頭へ風を送る送風機と
    が、前方から順番に配設され、前記噴頭には、そ
    の周辺部に沿つて配置されて薬剤タンクからの薬
    液を送られる複数個の噴頭内ノズルと、各噴頭内
    ノズルに対応して配置され前記送風機からの風を
    前記噴頭内ノズルへ導く導風板とが装備されるス
    ピードスプレーヤにおいて、前記噴頭の側辺部に
    おける複数個の導風板は、その中間部において静
    止的な共通の回動支持部材に回動自在に支持さ
    れ、また、その内側の端部において共通の連結部
    材に回動自在に結合し、かつその外側の端部には
    噴頭内ノズルを固定され、ノズル管は、前記噴頭
    の上方において前記スピードスプレーヤの前後方
    向のほぼ水平な軸線の周りに揺動自在に配設さ
    れ、かつ前記薬剤タンクからの薬液を送られ、複
    数個の外部ノズルが、前記スピードスプレーヤの
    側方へ薬液を噴出可能に前記ノズル管に適宜間隔
    で取付けられ、連結ロツドは、前記ノズル管と一
    体的に揺動する部分へ上端において回動自在に連
    結し、かつ鉛直方向へ変位可能であり、操作レバ
    ーは、前記運転席に配置され、ワイヤの一端部に
    連結し、前記ワイヤの他端部は、前記操作レバー
    の操作により鉛直方向へ変位可能に鉛直方向へ延
    ばされ、かつ上端部において前記連結部材及び前
    記連結ロツドに連結していることを特徴とするス
    ピードスプレーヤ。
JP12577284U 1984-08-18 1984-08-18 スピ−ドスプレ−ヤ Granted JPS6140170U (ja)

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JP2540873Y2 (ja) * 1990-07-20 1997-07-09 ニューデルタ工業株式会社 自走式無人噴霧機の噴口取付機構
JP2009195766A (ja) * 2008-02-19 2009-09-03 Shoshin:Kk スピードスプレーヤ

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