JP2852636B2 - 防除用薬剤散布機 - Google Patents

防除用薬剤散布機

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JP2852636B2 JP27610195A JP27610195A JP2852636B2 JP 2852636 B2 JP2852636 B2 JP 2852636B2 JP 27610195 A JP27610195 A JP 27610195A JP 27610195 A JP27610195 A JP 27610195A JP 2852636 B2 JP2852636 B2 JP 2852636B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、運搬車に装備して
噴霧ダクトより薬剤を散布しながら防除作業ができる防
除用薬剤散布機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、運搬車の荷台上に薬剤タンク、
エンジン、ポンプなどを装備するとともに、噴霧ダクト
を装備して構成する防除用薬剤散布機において、実開平
7−30679号公報に見られるように、噴霧ダクトの
排風口の周囲に沿った環状となる部位に、複数個のノズ
ルが設けられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うな構造では、防除用薬剤を散布する場合、とくに噴霧
された薬液を密度の濃いものにして果樹などへの付着精
度を向上させようとしても、噴霧ダクトからの送風との
混合が円滑でないため難しく、また、噴霧到達距離を長
くしようとして風量を増大させても送風が軸流ファンの
モータの直後の下流側で乱流を起こすため遠方へ噴霧す
ることが困難であるとともに、噴霧が送風の周囲部分に
て多く移送されるため、薬剤を効率良く遠距離に送るこ
とが困難である、といった不具合を呈していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の目的とするとこ
ろは、そのような不具合を解決し、薬液を密度の濃い霧
状にして効率良く遠距離に送りながら有効に散布可能と
するものであり、そのため、運搬車の荷台上に薬剤タン
ク、エンジン、ポンプなどを装備するとともに、噴霧ダ
クトを装備して構成する防除用薬剤散布機において、前
記噴霧ダクト内には軸流ファンを設け、該軸流ファンの
下流側には下流側にいくほど先細となる円錐状の整流体
を設け、前記噴霧ダクトの排風口の周囲に沿った環状と
なる部位には複数個の周囲ノズルを設けるとともに、前
記排風口の内方中央の部位で整流体の下流側には中央ノ
ズルを配設して構成したものである。
【0005】また、本発明の他の目的とナるところは、
薬剤の噴霧を受ける側の果樹などの状態や噴霧ダクトと
の距離に適応させて有効に散布可能とするものであり、
そのため、中央ノズルへの薬剤供給を停止させることが
できる弁装置を設けるとともに、複数個の各周囲ノズル
への薬剤供給を停止させることができる弁装置を設け、
中央ノズルおよび/または各周囲ノズルにて薬剤散布を
可能にしたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】Aは運搬車を示し、両クローラ1
1の上方にはパンタグラフ式のリフトアーム12により
昇降させることができる荷台1を架設し、機体の後部に
はエンジン13やハンドル部14を装備したものであ
る。
【0007】前記荷台1の上方に着脱可能にして固定で
きる機台Bの上方前後には支持枠15と薬剤タンク2を
それぞれ装備し、前記支持枠15の内方にはエンジン3
と、該エンジン3により駆動するポンプ4およびジェネ
レータ16を装備し、前記ポンプ4には吸液ホース17
および送液ホース18を連通連設するとともに、前記吸
液ホース17を前記薬剤タンク2の内方に延出して連通
連設する。
【0008】前記支持枠15の上方に架設した支持台2
7にはターンテーブル19を設けるとともに、該ターン
テーブル19の両側上方にはブラケット20a,20b
をそれぞれ立設し、前後が開放される噴霧ダクト5の両
側部を両ブラケット20a,20bに横軸21,21を
介してそれぞれ枢支し、噴霧ダクト5内の中心部に架設
されたファンモータ22により、噴霧ダクト5の後部内
方に軸架した軸流ファン6を駆動自在にして、前記ファ
ンモータ22ジェネレータ16とを電気コード23を介
して接続し、また、前記ハンドル部14には、前記ター
ンテーブル19を左右方向に回動させながら噴霧ダクト
5の排風口5aを左右方向に変向させたり横軸21,2
1中心に回動させながら排風口5aを上下方向に変向さ
せたり操作することができる4方向パネルスイッチ2
4、前記ポンプ4に設けられたポンプモータを操作して
薬液量調節を行なうことができる調節レバー25、前記
エンジン3の回転数制御を行なう制御レバー26などを
配備する。
【0009】前記噴霧ダクト5の排風口5aの先端側周
囲に沿わせた環状の送液パイプ28を3個の支持片29
により支持して架設し、前記送液パイプ28の3等配の
部位からは3個の周囲ノズル7を前方へ向けてそれぞれ
突設し、前記送液ホース18を噴霧ダクト5の下方に沿
わせるとともに支持具30により支持して延設し、送液
ホース18の先端を前記送液パイプ28の連通口28a
に連通連設するとともに、その連通する部位に、各周囲
ノズル7への薬剤供給を停止させることができる弁装置
10を設けるが、該弁装置10は、手動により操作でき
るバルブ構造にしたり、あるいは、前記ハンドル部14
側より遠隔操作できる電磁弁タイプにして構成するもの
である。
【0010】また,前記環状の送液パイプ28の中心部
に先端部31aが位置するよう、前記ファンモータ22
の前部より円錐状の支持体であるとともに送風ガイド体
となる整流体(コーン)31を延設し,該整流体31の
下流側で先細となる先端部31aからは中央ノズル8を
前方へ向け突設するとともに,該中央ノズル8に連通す
る送液パイプ32を前記整流体31の内方から噴霧ダク
ト5の外方にまで延出して前記送液ホース18の途中に
連通連設し、その連通する部位に,中央ノズル8への薬
剤供給を停止させることができる弁装置9を設けるが、
該弁装置9は,手動により操作できるバルブ構造にした
り、あるいは、前記ハンドル部14側より遠隔操作がで
きる電磁弁タイプにして構成するものである。なお、前
記中央ノズル8は整流体31に固定せず、噴霧ダクト5
より支持部材により前記整流体31の下流側に支持させ
るようにしても良い。
【0011】なお、図示は省略するが,前記ファンモー
タ22は,送風量を調節できるようハンドル部14側よ
り制御操作ができるようにして構成されたものである。
【0012】したがって、運搬車Aにより移動させられ
ながら、噴霧ダクト5が左右方向に首を振ったり上下方
向に変向して、ハウス内、果樹園、街路樹などに薬剤散
布ができることになり、両弁装置9,10を開にしてお
くと、各周囲ノズル7および中央ノズル8から薬液を噴
出させることができることになって、各周囲ノズル7か
らの薬液噴出に加え、円錐状の整流体31により風速が
増した中央部の中央ノズル8から薬液を噴出させなが
ら、密度の濃い薬液を噴霧することができることにな
り、果樹などへの付着精度を向上させることができると
ともに、薬剤を効率良く遠距離に送ることができる。
【0013】弁装置9を閉じて弁装置10を開くと、各
周囲ノズル7からだけの薬液噴出を、また、弁装置10
を閉じて弁装置9を開くと,中央ノズル8からだけの薬
液噴出を行なわせることができることになって、噴霧す
る状態を変化させることができることになり,薬剤の噴
霧を受ける側の果樹などの状態や噴霧ダクト5との距離
に適応させて有効に散布することができる。なお,特に
害虫による被害の大きい樹木を防除するときは各周囲ノ
ズル7および中央ノズル8の両者から薬液を噴出させる
ようにすると良い。
【0014】
【発明の効果】このように本発明は、噴霧ダクト(5)
の各周囲ノズル(7)からの薬液噴出に加え、中央ノズ
ル(8)から薬液を噴出させながら、密度の濃い薬液を
噴霧することができることになって、果樹などへの薬液
の付着精度を一段と向上させることができるとともに、
薬剤を効率良く遠距離に送ることができることになり、
防除作業を有効に行なうことができることになって好適
に実施できる特長を有する。
【0015】また、中央ノズル(8)への薬剤供給を停
止させることができる弁装置(9)を設けるとともに、
複数個の各周囲ノズル(7)への薬剤供給を停止させる
ことができる弁装置(10)を設け、中央ノズル(8)
および/または各周囲ノズル(7)にて薬剤散布を可能
にして構成すると、各周囲ノズル(7)からだけか、中
央ノズル(8)からだけもしくは両者からの薬液噴出も
行なわせることができることになって,噴霧する状態を
変化させることができることになり、薬剤の噴霧を受け
る側の果樹などの状態や噴霧ダクト(5)との距離に適
応させて有効に散布することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】防除用薬剤散布機を示した側面図である。
【図2】図1の一部を拡大して示した側断面図である。
【図3】図1の一部を拡大して示した正面図である。
【符号の説明】
A 運搬車 1 荷台 2 薬剤タンク 3 エンジン 4 ポンプ 5 噴霧ダクト 5a 排風口 6 軸流ファン 7 周囲ノズル 8 中央ノズル 9 弁装置 10 弁装置 31 整流体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01M 7/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運搬車(A)の荷台(1)上に薬剤タン
    ク(2)、エンジン(3)、ポンプ(4)などを装備す
    るとともに、噴霧ダクト(5)を装備して構成する防除
    用薬剤散布機において、前記噴霧ダクト(5)内には軸
    流ファン(6)を設け、該軸流ファン(6)の下流側に
    は下流側にいくほど先細となる円錐状の整流体(31)
    を設け、前記噴霧ダクト(5)の排風口(5a)の周囲
    に沿った環状となる部位には複数個の周囲ノズル(7)
    を設けるとともに、前記排風口(5a)の内方中央の部
    位で整流体(31)の下流側には中央ノズル(8)を配
    設して構成したことを特徴とする防除用薬剤散布機。
  2. 【請求項2】 中央ノズル(8)への薬剤供給を停止さ
    せることができる弁装置(9)を設けるとともに、複数
    個の各周囲ノズル(7)への薬剤供給を停止させること
    ができる弁装置(10)を設け、中央ノズル(3)およ
    び/または各周囲ノズル(7)にて薬剤散布を可能にし
    てなる請求項1記載の防除用薬剤散布機。
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