JPH0353721B2 - - Google Patents

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JPH0353721B2
JPH0353721B2 JP59278659A JP27865984A JPH0353721B2 JP H0353721 B2 JPH0353721 B2 JP H0353721B2 JP 59278659 A JP59278659 A JP 59278659A JP 27865984 A JP27865984 A JP 27865984A JP H0353721 B2 JPH0353721 B2 JP H0353721B2
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JP
Japan
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dielectric
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bazn
baco
measured
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JP59278659A
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English (en)
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JPS61158612A (ja
Inventor
Kazuo Sasazawa
Katsu Yamada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Inorganic Insulating Materials (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 この発明は、誘電体共振器、高周波電子機器の
基板などの材料として使用される誘電体磁器組成
物に関する。 〔従来の技術〕 高周波領域(数10GHz帯)で使用される誘電体
磁器組成物としては、例えば、BaZn1/3Ta2/3O3
BaZn1/3Nb2/3O3・Al2O3(特開昭55−17985号公
報)がある。 〔発明が解決しようとする問題点〕 この従来の誘電体磁器組成物は、無負荷のQが
4000〜5000程度である。ところが、通信衛生を利
用した放送システムにおいて、数10GHzの周波数
で直接受信する受信器のコンバータに内臓される
誘電体共振器の材料として使用するには、選択度
が悪く、更に高いQのものが要望されている。 そこで、この発明は、共振周波数12GHzにおけ
る無負荷のQが10000以上、比誘電率εが約30、
共振器における共振周波数の温度特性ηfが−5〜
+15ppm/℃という特性値を有し、さらに、焼成
温度が低く、より安価に製造できるな誘電体磁器
組成物を提供することを目的とする。 〔問題を解決するための手段〕 以下この発明の構成を説明すると、この発明の
磁器組成物は、(X)BaZn1/3Ta2/3O3・(1−x)
BaCo1/3Nb2/3O3の組成式において、0.5≦x≦0.9
なるものに加え、この成分100重量部に対して、
BeO、CaO、SnOの内、少なくとも1種以上を
0.1〜1.0重量部含有させた誘電体磁器組成物であ
る。 各成分の組成比を前記範囲に限定した理由を以
下に述べる まず前記(X)BaZn1/3Ta2/3O3・(1−x)
BaCo1/3Nb2/3O3の組成式において、0.5≦x≦0.9
とした理由については、xの値が0.5より小さく、
従つてBaZn1/3Ta2/3O3が少ないと、12GHzにおけ
る無負荷のQが10000より小さくなる。従つて、
10000以上の無負荷のQを得るというこの発明の
前記目的を達成することができない。またxの値
が0.9より大きくなり、BaZn1/3Ta2/3O3が多くな
ると、焼結しない。 さらに、前記成分100重量部に対して、BeO、
CaO、SnOのうち一種以上の成分の含有量を0.1
〜1.0の範囲にした理由は、これらの成分の含有
量がこの範囲にある場合は、前記無負荷のQにつ
いて、10000以上の数値が得られ、しかも添加し
ないものと比較し、焼結のための焼成温度を10〜
30℃下げることができるからである。これに対し
て、この成分の含有量が0.1重量部より少ない場
合は、添加した効果が殆ど見られない。また、こ
の成分の含有量が、1.0重量部より多い場合は、
12GHzにおける無負荷のQが10000以下となり、
この発明における前記目的を達成することができ
ない。 〔実施例〕 次ぎにこの発明の実施例として、磁気組成物の
製造例及びこれを使用した誘電体共振器の構成並
びにこの誘電体共振器について実施した試験方法
と結果について、比較例と共に述べる。 純度99.9%のBaCO3197.34g(1モル)、
ZnO27、12g(1/3モル)、Ta2O5147.30g(1/3
モル)を、純水と共にボールミルで24時間混合し
た。この混合物を乾燥し、1150℃で2時間の仮焼
を行いBaZn1/3Ta2/3O3を作つた。 同様の方法で純度99.9%のBaCO3197.34g(1
モル)、CoO24.98g(1/3モル)、Nb2O388.6g
(1/3モル)を撹拌混合し、これを1050℃にて仮焼
してBaCo1/3Nb2/3O3を作つた。 次ぎに65.55g(0.2モル)のBaZn1/3Ta2/3O3
53.38g(0.2モル)のBaCo1/3Nb2/3O3、及びこれ
らの100重量部に対して、CaO換算で0.1重量部の
CaCO3を純水と共にボールミルにて24時間混合
した後、乾燥した。その後、ポリビニルアルコー
ルをバインダーとして加え、3ton/cm2の圧力で円
柱状に加圧成型し、次いで1320℃で焼成を10時間
行い、表1において試料番号1で示された6mm
φ、厚さ3mmの円柱形誘電体磁器を得た。 そしてこの試料を、直径24mmの真鍮に銅鍍金を
施して鏡面仕上げをした2枚の金属板で挟んで誘
電体共振器を構成し、これについて比誘電率ε、
無負荷のQ、共振周波数の温度特性ηfを測定し
た。この結果はε=29.4、Q=10300、ηf=
6.0ppm/℃であつた。 比誘電率εは、温度25℃における共振周波数fo
を誘電体共振法により測定し(共振周波数は何れ
の試料も12GHz前後であつた)、この測定値と、
試料の直径と厚さの実測値をもとに求めた。無負
荷のQは、温度25℃における電力半値幅(f2
f1)及び挿入損ILo(dB)を誘電体共振法により
測定し、この測定値と上記共振周波数foをもとに
計算で求めた。共振周波数の温度特性ηfは、0〜
85℃の温度範囲における共振周波数を測定し、1
℃当たりに換算して求めた。 また、表1に示す他の試料についても前記試料
と同様にして作製し、同じ方法と条件で各特性を
測定し、その測定値を表1に示した。また、この
実施例と比較するために、この発明の要件
【表】
〔発明の効果〕
この発明によれば、12GHzのように高い周波数
において、無負荷のQが10000〜12500と極めて高
く、比誘電率εが28.6〜29.8、共振周波数の温度
特性ηf−5.0〜+9.2ppm/℃という優れた諸特性
を有し、さらに、従来の誘電対磁器組成物に比べ
て、大幅に低い温度で焼成できるため、炉体の材
質や加熱エネルギー等にかかるコストを低減で
き、より安価に製造できる誘電体磁気組成物を提
供することができた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 (X)BaZn1/3Ta2/3O3・(1−x)BaCo1/3Nb2/3
    O3なる組成式のxが0.5≦x≦0.9の範囲である成
    分と、この成分100重量部に対しBeO、CaO、
    SnOのうち一種以上が0.1〜1.0重量部の範囲であ
    る成分とからなることを特徴とする誘電体磁器組
    成物。
JP59278659A 1984-12-29 1984-12-29 誘電体磁器組成物 Granted JPS61158612A (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1296177C (en) * 1986-07-09 1992-02-25 Kazutoshi Matsumoto Dielectric ceramics
JP2792951B2 (ja) * 1989-08-11 1998-09-03 三洋電機株式会社 マイクロ波用誘電体磁器組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6196603A (ja) * 1984-10-16 1986-05-15 松下電器産業株式会社 誘電体磁器組成物

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