JPH0353701Y2 - - Google Patents

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JPH0353701Y2
JPH0353701Y2 JP12137187U JP12137187U JPH0353701Y2 JP H0353701 Y2 JPH0353701 Y2 JP H0353701Y2 JP 12137187 U JP12137187 U JP 12137187U JP 12137187 U JP12137187 U JP 12137187U JP H0353701 Y2 JPH0353701 Y2 JP H0353701Y2
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JP
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cylinder
tea
auxiliary
dust
dust collector
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JP12137187U
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JPS6425352U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、製茶機械からの排気等、無数の粉塵
を含む空気を洗浄するための遠心力集塵器の排気
口に設けられ、捕り残された粉塵を再度回収しよ
うとするものである。
〔従来技術〕
製茶製造工程は、茶葉を揉んだり叩いたりしな
がら内部水分を表面に移行させつつ乾燥を行うも
のであり、その性格上、茶葉の一部が粉化して茶
粉が生じることは避けられない。
この茶粉を製茶機の排気とともにそのまま空気
中に飛散することは、作業者の労働条件の面から
も避けなくてはならないことはもちろんである
が、一方、茶粉は粉茶、インスタントテイーの原
料ともなり、また、普通の荒茶と混ぜても取引さ
れるので、これをそのまま空気中に飛散させる手
はない。
よつて、従来より、中揉機等の茶粉を生じやす
い製茶機の排気経路には、遠心力集塵器等を設け
て、茶粉を回収しそれを、再び製茶工程へ戻した
り、茶粉のみを回収してこれを売却したりしてい
た。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、近年消費者の嗜好の変化とともに、い
わゆる深蒸し茶が多く製造されるにつれ、茶粉は
より生じやすくなり、従来の集塵器では捕り残し
が増えてきた。
つまり、深蒸し茶とは、読んで字の如く、普通
の茶よりも蒸し時間を長く行つたものであり、そ
のため、後の工程で茶が壊れやすく、よつて、茶
粉も生じやすいのである。
そして、茶粉の捕り残しが増えると、作業者の
労働条件の悪化だけでなく、工場の収益にも響い
てくるのである。
よつて、本考案は、粉塵の捕り残しを少なくす
るための遠心力集塵器の補助回収装置を提供する
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記の目的を達成するために、器内
で空気を旋回させて粉塵を内壁に集中させこれを
補集し、洗浄された空気を上方に排気する遠心力
集塵器の排気口に取りつけられる遠心力集塵器の
補助回収装置であつて、上部が内側に向けて断面
「状に折り込まれている円筒と、この円筒の前記
折り込みの直ぐ下方に排気の旋回方向に向けて取
りつけられた補助管とからなるものである。
〔作用〕
第1図は、一般的な遠心力集塵器に本考案の補
助回収装置を適用した場合の簡略図であるが、便
宜上この図を用いて本考案の作用を説明する。
器内に送入された空気は、旋回しながら内壁に
沿うように下降するが、下端より反転して上昇
し、その間粉塵は下方に集塵され、洗浄された空
気のみが排気口より送出される。
ここまでは、従来の集塵器と変わりないのであ
るが、本考案では、集塵器からの排気が依然とし
て旋回しているのに目をつけ、排出口に上部が内
側に向けて断面「状に折り込まれている円筒を取
りつけ、この円筒の前記折り込みの直ぐ下方に排
気の旋回方向に向けて補助管を取りつけた(図中
二点鎖線より上の構成)から、図示のように、捕
り残された粉塵は、遠心力によつて円筒内壁に集
塵されて内壁に沿つて回転する。そして、風圧に
より補助管内に吸入されて回収されるのである。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を第2図乃至第4図に基
づいて説明する。
1は遠心力集塵器で、従来公知のものであるが
簡単に説明すると、旋回筒2の内部には旋回流生
成手段3が設けられ、下方から送入される空気は
旋回しつつ上昇するようになつている。
前記の旋回流生成手段3は、円柱4の上下に円
錐5を取りつけ、円柱4の外壁と旋回筒2の内壁
を整流板6で固着してなるものである。
そして、旋回筒2の上部には平面視渦巻曲線の
集塵曲管7が取りつけられている。この集塵曲管
7には集塵ダクト8が取りつけられており、ま
た、旋回筒2と同心的に形成された排出口9には
下方に向けて折り込み10がある。
ここまでは、従来公知の構造であるが、本考案
では、これに加えて補助回収装置11を設ける。
本実施例の補助回収装置11は、遠心力集塵器
1の排出口9にこの排気口9とほぼ同半径の円筒
11を取りつけ、円筒11の上部には中心に中空
12が形成されたドーナツ状の上板13を取りつ
け、さらに円筒11の上板13の直ぐ下方には空
気の旋回方向に向けてほぼ接線上になるように補
助管14を設けてなる。
本実施例では、補助管14の先は集塵ダクト8
に合流させているが、必ずしも合流させる必要は
なく、それぞれ別個に補集してもよい。また、補
助管14を複数設けてもよい。
そこで、本実施例装置に下方より、例えば中揉
機の排気のように無数の茶粉を含む空気を送入す
ると、旋回流生成手段3により、旋回筒2内を旋
回しつつ上昇し、これに伴つて茶粉は旋回筒2の
内壁に沿つて回転しつつ上昇していく。
そして、集塵曲管7に至ると、茶粉はその内面
に沿つて集塵ダクト8へと送出されれ、一方、旋
回流は洗浄されて排出口9から上方の円筒12へ
と排気される。
この排気は完全に洗浄されたわけではなく、捕
り残された茶粉を含むものであるが、排気はまだ
旋回を続けているので、茶粉は遠心力により円筒
12の内壁に集中し、さらに内壁に沿つて回転し
つつ上昇を続ける。
そして、補助管14の位置にくると補助管14
より補集され、補助管14内を通つて集塵ダクト
へと送られる。
本実施例では、補助管14を集塵ダクト8へ連
通させたから、集塵ダクト8を流れる風圧と円筒
12内の風圧により、円筒12の内壁に集中した
粉塵は、円滑に補助管14内を通過して集塵ダク
ト8に合流されるのである。
なお、実際に、本実施例と同様の遠心力集塵器
を持つ中揉機内に予め重量を計量した茶粉のみを
投入し、その後排気を行いその回収率(回収茶粉
重量/投入茶粉重量)を測定したところ、補助回
収装置を付けない場合は回収率88.1%であつたの
に対し、補助回収装置を付けた場合では95.6%で
あり、その有効性が確かめられた。
〔効果〕
以上のように、本考案のサイクロン集塵器の補
助回収装置は、簡単な構造でありながら、回収率
をアツプすることが可能であり、これを製茶機の
排気経路に設ければ、作業者の労働条件の改善と
工場の収益の増加が期待できる。
また、本考案は既存の遠心力集塵器に補助回収
装置を付加させる構造をとり得るため、既に製茶
工場で稼働している製茶機のサイクロン集塵器を
取り外すことなく、補助回収装置のみを付け加え
ることによつて、簡単に回収率のアツプを図れる
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す簡略側面図で
あつて、第2図乃至第4図は他の実施例を示し、
第2図は平面図、第3図は一部破断側面図、第4
図は傾斜図である。 1……サイクロン集塵器、9……排出口、11
……補助回収装置、12……円筒、13……上
板、14……補助管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 器内で空気を旋回させて粉塵を内壁に集中させ
    これを補集し、洗浄された空気を上方に排気する
    遠心力集塵器の排気口に取りつけられるものであ
    つて、上部が内側に向けて断面「状に折り込まれ
    ている円筒と、この円筒の前記折り込みの直ぐ下
    方に排気の旋回方向に向けて取りつけられた補助
    管とからなる、遠心力集塵器の補助回収装置。
JP12137187U 1987-08-07 1987-08-07 Expired JPH0353701Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12137187U JPH0353701Y2 (ja) 1987-08-07 1987-08-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12137187U JPH0353701Y2 (ja) 1987-08-07 1987-08-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6425352U JPS6425352U (ja) 1989-02-13
JPH0353701Y2 true JPH0353701Y2 (ja) 1991-11-25

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ID=31368317

Family Applications (1)

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JP12137187U Expired JPH0353701Y2 (ja) 1987-08-07 1987-08-07

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Publication number Publication date
JPS6425352U (ja) 1989-02-13

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