JPH0353644Y2 - - Google Patents

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JPH0353644Y2
JPH0353644Y2 JP1985129168U JP12916885U JPH0353644Y2 JP H0353644 Y2 JPH0353644 Y2 JP H0353644Y2 JP 1985129168 U JP1985129168 U JP 1985129168U JP 12916885 U JP12916885 U JP 12916885U JP H0353644 Y2 JPH0353644 Y2 JP H0353644Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、横送り用のスクリユーコンベアを
備えた一番物回収部と二番物回収部を選別室の下
部に前後並設し、これら一番物回収部及び二番物
回収部の底部に掃除口を夫々形成するとともに、
この掃除口を開閉する底板を夫々備えてある脱穀
装置の回収部構造に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種の回収部構造としては、例えば、
次に、に示す構造のものが知られていた。
実開昭58−122938号公報に開示されたものの
ように、各回収部の掃除口を開閉する底板を、
下方に揺動開放されるように枢支連結したも
の。
実開昭59−16944号公報、実開昭56−77256号
公報に開示されたもののように、各回収部の掃
除口を開閉する底板を、選別部の前後方向にス
ライドするもの。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記の従来構造では、回収物
の重量及びスクリユーコンベアによる搬送力の下
向き分力が底板を開放させる力として強力に働く
ため、この底板の固定が不充分であると脱穀作業
中に不当に底板が開いてしまう虞れがあり、底板
の固定を確実強固に行う必要があるとともに、底
板が上下に揺動するため、底板の揺動空間を上下
に大きく確保する必要があつて、構造的に大型の
ものとなり、コンパクトにできないという欠点が
あつた。
一方、上記の従来構造では、底板がスライド
構造であるため、底板に作用する下向きの力に対
する支持は強いものにできるものの、前後にスラ
イドするための空間を選別部に確保する必要があ
つて、これも構造的に大型のものとなり、コンパ
クトにできないという欠点があつた。
本考案は、上記実情に鑑みてなされたものであ
つて、脱穀装置をコンパクトに構成できるととも
に、底板の支持構造を強固なものにでき、かつ、
開閉操作が容易な脱穀装置の回収部構造の提供を
目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案にかかる脱穀装置の回収部構造は、冒記
構造のものにあつて、以下に示す(イ)〜(ニ)に記載の
構成を備えていることを特徴とする脱穀装置の回
収部構造である。
(イ) 前記両底板を夫々前後にスライド自在に構成
してある。
(ロ) 前記一番物回収部と前記二番物回収部との間
の空間に前記底板を引き込む操作機構を、前記
空間内に設けてある。
(ハ) 前記操作機構は、脱穀装置の左右横幅方向に
軸芯を沿わせ配設された回動軸と、その回動軸
と前記両底板とをリンクを介して連係する連係
機構とで構成してある。
(ニ) 前記回動軸の端部に、この回動軸を回動操作
する操作レバーを設けてある。
〔作用〕
上記構成によると、一番及び二番物回収部の底
板に作用する回収物重量及びスクリユーコンベア
からの下向き分力は、底板の開閉方向である前後
方向とは略直交するので、これらの力によつて底
板が開放されることはない。又、機体振動やスク
リユーコンベアの回転に伴う回収物を介しての摩
擦力によつて開放方向へのスライド力を多少受け
るが、上記下方への外力によつて底板に働くスラ
イド抵抗が相当大きくなり、脱穀作業中に勝手に
開放されるおそれはない。
又、一つの操作具の操作で両回収部の掃除口を
同時に開閉することができる。
さらに、両底板を、一番物回収部と二番物回収
部との間に空間へ、リンクを用いた連係機構より
なる操作機構によつて引き込む構造であるから、
両底板を同時に開操作できて開閉の手間が省ける
とともに、両底板の移動空間は、上下方向では底
板の厚み分だけで良く、かつ一番物回収部の前方
がわ及び二番物回収部の後方がわに底板の移動空
間が不要であつて、底板の移動並びに収納空間を
上下幅及び前後幅において小さくできるととも
に、両底板を移動操作する横向き配置の回動軸の
端部にその操作レバーが設けられているので、脱
穀装置の横で底板の移動操作ができるものであ
り、操作し易い広い空間でのレバー操作が可能で
ある。
また、両底板どうしを完全に一体化した状態で
作動させるのではなく、多少の上下位置変化など
を許し得るところの、リンクを介しての連係で同
時作動させるものであるから、各底板の、回収部
底部への取付け精度の面でも有利である。つま
り、一番物及び二番物の、各底板どうし、及び、
回収部底部どうしを、完全に平行な面に仕上げな
くとも、適宜案内ガイドなどを用いることで簡単
に底部に底板を密着させられるものである。
〔考案の効果〕
従つて、本考案によれば、一番物回収部及び二
番物回収部の掃除口の開閉操作が簡単になるとと
もに、掃除口閉じ状態での底板の不測な開放作動
が生じにくいため、底板閉じ、位置での固定構造
が不要、もしくは簡単なものにできる。
又、両底板の移動範囲が、底板の上下幅のみで
かつ一番物回収部と二番物回収部との間の空間部
分だけであるから、小スペースで済み、全体構造
をコンパクトにできるとともに、その両底板の移
動操作が脱穀装置の横の広い場所で楽にかつ容易
にできるに至つた。
その上、製作加工上、比較的ラフな仕上げ、な
らびに組付けによつても、充分に各回収部底部に
対して底板を密着させられるので、製作加工面で
も簡略化を図ることができた。
〔実施例〕
第3図に、コンバイン搭載脱穀装置の断面が示
される。
脱穀装置自体の基本構成は従来と変わるところ
はなく、扱胴1を軸支するとともに下部に受網2
を張設した扱室3の下部に、揺動選別機構4、を
備えた選別室5が設けられ、この選別室5の前後
に風選用の唐箕6と排塵フアン7が設置されると
ともに、選別室5の下部に、横送り用スクリユー
コンベア8,9を備えた一番物回収部10、及び
二番物回収部11が前後並設されている。
尚、図中、12は脱穀フイードチエーン、13
は排ワラチエーン、14は二番物還元スロワであ
る。
前記一番物回収部10及び二番物回収部11の
底部には掃除口15,16が夫々形成されるとと
もに、この掃除口15,16を開閉する扁平な底
板17,18が設けられている。
この底板17,18は脱穀装置の左右側板間に
架設した孔あきガイド部材19,20を介して前
後方向にスライド開閉自在に支持されている。そ
して、両底板17,18の中間位置に、操作レバ
ー21によつて正逆回動される回動軸22が設け
られ、この回動軸22の左右に取付けた天秤アー
ム23,23の両端が各底板17,18に枢着し
たリンク24,24及び25,25に夫々枢支連
結され、もつて、操作レバー21の正逆揺動に伴
つて両底板17,18が同時に開閉スライドされ
るよになつている。そして、各底板17,18は
互いに遠ざかる方向にスライドされると掃除口1
5,16を閉じ、互いに近づく方向にスライドさ
れることによつて掃除口15,16を開くよう構
成されるとともに、操作レバー21に装着したト
ツグルバネ26によつて、開閉位置に夫々弾性保
持されるように構成されている。ここで、回動軸
22、天秤アーム23、リンク24,25は操作
機構Aを構成するものである。
尚、第2図に示すように、スクリユーコンベア
8,9が同方向に回転されることによつて、回収
物を介した摩擦力で底板17,18が夫々同方向
にスライド作用を受けるが、この例ではこのスラ
イド作用が互いに逆方向の力として回動軸22に
働くため、回転摩擦による底板17,18の自動
開放作用は生じない。
〔別実施例〕
両底板17,18を同方向にスライドするよう
に操作レバー21にリンク連係し、かつ、スクリ
ユーコンベア8,9の回転に伴い底板17,18
に与えらる摩擦スライド作用を掃除口閉じ方向に
設定しておくと、前記トツグルバネ26などの底
板固定手段を設けなくても、作業中の底板17,
18の不測な開放を阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る脱穀装置の回収部構造の実
施例を示し、第1図は回収部における底板開閉機
構の斜視図、第2図はその側面図、第3図は脱穀
装置の全体縦断側面図である。 8,9……スクリユーコンベア、10……一番
物回収部、11……二番物回収部、15,16…
…掃除口、17,18……底板、21……操作レ
バー、22……回動軸、A……操作機構。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 横送り用のスクリユーコンベア8,9を備えた
    一番物回収部10と二番物回収部11を選別室5
    の下部に前後並設し、これら一番物回収部10及
    び二番物回収部11の底部に掃除口15,16を
    夫々形成するとともに、この掃除口15,16を
    開閉する底板17,18を夫々備えてある脱穀装
    置の回収部構造であつて、次の(イ)〜(ニ)に記載の構
    成を備えていることを特徴とする脱穀装置の回収
    部構造。 (イ) 前記両底板17,18を夫々前後にスライド
    自在に構成してある。 (ロ) 前記一番物回収部10と前記二番物回収部1
    1との間の空間に前記底板17,18を引き込
    む操作機構Aを、前記空間内に設けてある。 (ハ) 前記操作機構Aは、脱穀装置の左右横幅方向
    に軸芯を沿わせ配設された回動軸22と、その
    回動軸22と前記両底板17,18とをリンク
    24,25を介して連係する連係機構とで構成
    してある。 (ニ) 前記回動軸22の端部に、この回動軸22を
    回動操作する操作レバー21を設けてある。
JP1985129168U 1985-08-23 1985-08-23 Expired JPH0353644Y2 (ja)

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JP1985129168U JPH0353644Y2 (ja) 1985-08-23 1985-08-23

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JP1985129168U JPH0353644Y2 (ja) 1985-08-23 1985-08-23

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JPS6236644U JPS6236644U (ja) 1987-03-04
JPH0353644Y2 true JPH0353644Y2 (ja) 1991-11-25

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ID=31025501

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Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5677256U (ja) * 1979-11-19 1981-06-23
JPS58122938U (ja) * 1982-02-16 1983-08-22 セイレイ工業株式会社 一番樋等の底蓋
JPS59161944U (ja) * 1984-02-27 1984-10-30 ヤンマー農機株式会社 脱穀機の穀粒搬送部における残粒処理装置

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Publication number Publication date
JPS6236644U (ja) 1987-03-04

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