JPH0353453Y2 - - Google Patents

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JPH0353453Y2
JPH0353453Y2 JP4117287U JP4117287U JPH0353453Y2 JP H0353453 Y2 JPH0353453 Y2 JP H0353453Y2 JP 4117287 U JP4117287 U JP 4117287U JP 4117287 U JP4117287 U JP 4117287U JP H0353453 Y2 JPH0353453 Y2 JP H0353453Y2
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JP
Japan
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coil
assembly
upper assembly
subject
pipes
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JP4117287U
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JPS63149505U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は核磁気共鳴断層撮影装置(以下、
NMR−CTと言う)の磁石部で形成される磁場
内に設置される被検者の頭部又はその近傍に高周
波パルス(RFパルス)を印加したり、又は、そ
の印加によつて対象部位に作成される核磁気共鳴
(NMR)信号を検出する分割型NMR用RFコイ
ルに関し、更に詳しくは、上・下の各アツセンブ
リに分割されるRFコイルにおける上部アツセン
ブリの改良に関する。
(従来の技術) NMR−CTはプロトン(1H)の分布を画像化
する方法として急速に実用化され、今や臨床医学
診断の有力な手法となりつつある。第5図はその
NMR−CTの磁石部周りを示す構成図である。
磁石部1は筒状の空間2内に均一な磁場を形成す
る。テーブル3は空間2の開口部に向けて設置さ
れ、筒状の空間2内に出し入れ可能なクレードル
4を備える。被検者5はこのクレードル4に載置
されて磁石部1(空間2)内に設置される。対象
部位(第5図では被検者5の頭部)の近傍には、
該部位に高周波パルスを印加し、部位に作成され
るNMR信号を検出する筒状のRFコイル6が固
定される。
従来、上記のRFコイルとして、例えば特開昭
60−150738号や実開昭60−147409号に開示されて
いる分割型RFコイルが知られている。分割型RF
コイルは上下又は左右に分割される2個のアツセ
ンブリからなり、各アツセンブリを一体化して筒
状が形成される。各アツセンブリの壁の中には高
周波パルスの印加及びNMR信号の検出をするエ
レメントが配置される。上部アツセンブリと下部
アツセンブリからなるRFコイルは、上部アツセ
ンブリを取外した状態で被検者の頭部を下部アツ
センブリに固定し、しかる後上部アツセンブリを
下部アツセンブリに取付けて(被せて)一体化さ
れる。この様な分割型RFコイルは上部アツセン
ブリの取外しが可能なので、被検者の頭部固定が
やりやすい。
ところで、通常被検者はクレードルに仰向けに
載置される。従つて、下部アツセンブリに頭部を
固定して上部アツセンブリを取付けると、被検者
の眼前にRFコイル(上部アツセンブリ)の壁が
迫つた状態となる。このため被検者の中には圧迫
感から気分を悪化させる者がでる。これを避ける
ためのものが種々開発されているが、第6図に示
すRFコイル7はその一例である。RFコイル7は
上部アツセンブリ8の壁に窓(開口)9が設けら
れている。RFコイル7の設置状態にて、窓9は
クレードル4に仰向けに載置される被検者5の眼
前に位置する。このため被検者4の圧迫感は多少
和らげられる。
(考案が解決しようとする問題点〕 しかし、従来のNMR用RFコイルにあつては、
RFコイル壁内にエレメントが設置されているた
め、窓9を任意の位置で大きくとることができな
い。このため、圧迫感を和らげるための最良な窓
を構成することができないと言う問題がある。
本考案は、かかる点に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、上部アツセンブリによる圧迫感
を軽減した分割型NMR用RFコイルを提供する
ことにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成する本考案の分割型NMR用
RFコイルは、上部アツセンブリの機構部が筒の
端部をなす2個の略半円形フレームと、エレメン
トを内挿するパイプであつて、隣合うパイプ同士
が所定の間隔を保持して前記フレーム夫々に結合
する複数の絶縁性パイプとで構成され、各エレメ
ントの電気的結合が前記各フレーム夫々の周面に
沿つて行われるようになつている。
(実施例) 以下、図面を参照し本考案について詳細に説明
する。
第1図及び第2図は、本考案の一実施例を示す
構成図であり、第1図はRFコイルの分解略図、
第2図はRFコイルの組立図である。RFコイル2
0は、大別して上部アツセンブリ21と、下部ア
ツセンブリ22と、コイルカバー(ベースカバ
ー)23とからなり、これらを組合せる(一体化
する)と、第2図に示すように略筒状の形態とな
る。上部アツセンブリ21の機構部は略半円形の
フロントフレーム24とレアフレーム25を複数
の絶縁パイプ26で結合して構成される。各絶縁
パイプの中には絶縁チユーブ(ヒシチユーブ)で
被覆されたエレメント27が挿入設置される。絶
縁パイプ26同士の間隔は、エレメント26によ
る励起及び検出が所定の特性を得るように設定さ
れる。これらのエレメント27はフロントフレー
ム24及びレアフレーム25夫々に設置される銅
箔テープ28及び29と電気的に接続される。銅
箔テープ28及び29は短冊状の銅箔部をコンデ
ンサで繋いで構成される。これら各銅箔テープに
はフロントカバー30及びレアカバー31が被さ
れる。下部アツセンブリ22は絶縁部材からなる
樋状のベースシヤーシ32、フランジ33,34
等で構成される。下部アツセンブリ22には上部
アツセンブリ21と同様にエレメントが設置され
る。又、フランジ33及び34の近傍には銅箔テ
ープが夫々設置される。更に、被検者とオペレー
タとの通話を行うマイク、スピーカ等も設置され
る(いずれも図示せず)。上部アツセンブリ21
と下部アツセンブリ22の一体化構成にて、銅箔
テープ28とフランジ33側の銅箔テープが、
又、銅箔テープ29とフランジ34側の銅箔テー
プが夫々接点(図示せず)を介して電気的に接続
され、所定の電気回路が構成される。コイルカバ
ー23には2個のコイル固定手段35及び36が
設置される(第1図では36が省略されている)。
これらのコイル固定手段35及び36の配置は第
3図に示すように(第3図はRFコイルの長手方
向からみた模式図)、RFコイルをクレードルに固
定したとき、クレードルの長手方向からみて左右
対称となる。コイル固定手段35はコイルカバー
23に固定されるベース37と、ピン38の位置
を支点としてベース37に回動自在に支持される
部材であつて、バー39と40とで回動範囲が規
制されるレバーアツセンブリ41と、レバアツセ
ンブリ41の両端に結合されるレバー42及びフ
ツク43と、レバアツセンブリ41をバー39側
に強制的に引張るスプリング44とで構成され
る。コイル手段36も35と同様な構成となつて
いる。各コイル固定手段のレバー42及び45
は、コイルカバー23の両側壁に形成される開口
部46及び47から外に露出する。又、各コイル
固定手段のフツク43及び48はコイルカバー2
3の底壁に形成される開口部49及び50(第1
図では開口部44は見えない位置にある)から外
に向けて突出する。更に、第3図では省略され第
1図にその一部が示されているが、コイルカバー
23の底壁には外側に向けて位置決めガイドピン
(凸状ピン)51及び52が設けられる。一方、
クレードル4には第4図に示すようにフツク43
及び48の鉤部が係止する係止孔53及び54
と、ガイドピン51及び52が入る凹部55及び
56が形成される。
以上の構成において、上部アツセンブリ21の
機構部は所定の間隔を有する複数の絶縁性パイプ
26とこれらによつて結合される略半円形のフレ
ーム24及び25によつて構成される。従つて、
下部アツセンブリ22のベースシヤーシ32上に
頭部をのせた被検者に上部アツセンブリ21を被
せても、上部アツセンブリ21が被検者の視野を
ほとんど遮らないため、被検者に圧迫感を与えな
い。又、上記RFコイル20の取付け・取外しは
簡単な操作で行われる。取付けは、ガイドピン5
1及び52をクレードル4の凹部55及び56
夫々に一致させてRFコイル20をクレードル4
に押付けるだけでよい(レバー42及び45は特
に操作されない)。このとき、フツク43及び4
8はスプリングの力に抗しながら係止孔53及び
54に案内された動きをし、各係止孔に挿入され
る。コイルカバー23の底壁とクレードル4との
接触が密になつた状態で、フツク43及び48は
係止孔53及び54の各縁に完全に係止する(フ
ツクの先端が係止孔の縁に引掛かる)。一方、取
外しはレバー42及び45に指をかけRFコイル
20を持上げればよい。即ち、レバー42及び4
5に指をかけてRFコイル20を持上げようとす
ると、各レバーアツセンブリに回転を与え、フツ
ク43及び48は係止孔49及び50との係止を
解く。各フツクの係止が解かれた後も、RFコイ
ル20の持上げ動作が継続されると、RFコイル
20はクレードル4から完全に取外される。
尚、本考案は上記実施例に限定するものではな
い。例えばRFコイルは送信又は受信のいずれか
一方のみを行うものであつてもよい。
(考案の効果) 以上の説明の通り、本考案の分割型NMR用
RFコイルによれば、上部アツセンブリの機構部
が筒の端部をなす2個の略半円形フレームと、エ
レメントを内挿するパイプであつて、隣合うパイ
プ同士が所定の間隔を保持して略半円形フレーム
夫々に結合する複数の絶縁性パイプとで構成され
るため、上部アツセンブリを被検者の眼前に配置
しても被検者に圧迫感をほとんど与えない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す分解略図、第
2図は本考案の一実施例を示す組立て図、第3図
は本考案の一実施例におけるコイル固定手段の配
置図、第4図は本考案の一実施例におけるコイル
固定手段に対応してクレードルに設けられる係止
孔及びガイドピン用穴の位置の説明図、第5図は
NMR−CTの磁石部周りを示す構成図、第6図
は従来例を示す構成図である。 1……磁石部、2……筒状の空間、4……クレ
ードル、5……被検者、6,7,20……RFコ
イル、8,21……上部アツセンブリ、9……
窓、22……下部アツセンブリ、23……コイル
カバー、24……フロントフレーム、25……レ
アフレーム、26……絶縁性パイプ、27……エ
レメント、28,29……銅箔テーブル、35,
36……コイル固定手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 核磁気共鳴断層撮影装置の磁石部内に設置され
    る被検者の頭部又はその近傍に高周波パルスを印
    加したり、又は、その印加によつて部位内に作成
    される核磁気共鳴信号を検出するRFコイルであ
    つて、上部アツセンブリと下部アツセンブリの上
    下に分割される略筒状の分割型NMR用RFコイ
    ルにおいて、 前記上部アツセンブリの機構部が、筒の端部を
    なす2個の略半円形フレームと、エレメントを内
    挿するパイプであつて、隣合うパイプ同士が所定
    の間隔を保持して前記略半円形フレーム夫々に結
    合する複数の絶縁性パイプとで構成され、各エレ
    メントの電気的結合が、前記略半円形フレーム
    夫々の周面に沿つて行われることを特徴とする分
    割型NMR用RFコイル。
JP4117287U 1987-03-20 1987-03-20 Expired JPH0353453Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4117287U JPH0353453Y2 (ja) 1987-03-20 1987-03-20

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4117287U JPH0353453Y2 (ja) 1987-03-20 1987-03-20

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63149505U JPS63149505U (ja) 1988-10-03
JPH0353453Y2 true JPH0353453Y2 (ja) 1991-11-22

Family

ID=30855926

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4117287U Expired JPH0353453Y2 (ja) 1987-03-20 1987-03-20

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JP (1) JPH0353453Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003033330A (ja) * 2001-07-09 2003-02-04 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc Rf信号受信装置および磁気共鳴撮影装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003033330A (ja) * 2001-07-09 2003-02-04 Ge Medical Systems Global Technology Co Llc Rf信号受信装置および磁気共鳴撮影装置

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Publication number Publication date
JPS63149505U (ja) 1988-10-03

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