JPH04246331A - Mri用アンテナコイル - Google Patents

Mri用アンテナコイル

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JPH04246331A
JPH04246331A JP3032364A JP3236491A JPH04246331A JP H04246331 A JPH04246331 A JP H04246331A JP 3032364 A JP3032364 A JP 3032364A JP 3236491 A JP3236491 A JP 3236491A JP H04246331 A JPH04246331 A JP H04246331A
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coils
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induced
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Masami Sugie
雅己 杉江
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、核磁気共鳴(NMR
)を利用してイメージングを行うMRI装置に用いるア
ンテナコイルに関し、とくに直交型RFコイル(クワド
ラチャコイル)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、MRI装置において、より高
いS/N比をえるためクワドラチャコイルが用いられて
いる。このクワドラチャコイルは電気的に独立した2つ
のRFコイルからなり、これら2つのコイルを、それら
からの高周波磁界が互いに直交するような位置関係に配
置したものである。このクワドラチャコイルを限定され
た部位を高感度に撮像するための平面コイルに適用した
場合は図1のようになり、円筒形コイルに適用した例と
してAlderman & Grant型などが知られ
ている。これらクワドラチャコイルでは互いに電気的に
独立した2つのRFコイルから直交した高周波磁界の送
受を行うため、信号が加算平均されたと等価となり、S
/N比が理論上ルート2倍に向上する。
【0003】図1に平面コイルとして構成したクワドラ
チャコイルの従来例を示す。垂直磁界発生用コイル1と
、水平磁界発生用コイル2とからなり、前者のコイル1
は通常のループ型に、後者のコイル2は凹字型にそれぞ
れ形成されていて、コイル2の中央部にコイル1が重な
るように配置されている。コイル1、2の各々には適宜
の箇所に結合コンデンサ3が挿入されており、また、給
電あるいは信号取り出しのためケーブル4がそれぞれ接
続されている。
【0004】これらコイル1、2に90゜位相の異なる
高周波信号を与えると、コイル1、2のそれぞれから発
生する磁界は図1の実線、点線の矢印のようになり、そ
れぞれの磁界の交差する領域で空間的、電気的に直交す
ることになる。この平面コイルは実際には受信専用コイ
ルとして使用されることが主であるため、直交領域で発
生したNMR信号がコイル1、2のそれぞれに90゜位
相がずれた信号として受信されることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
クワドラチャコイルでは、2つのコイルの間で互いに干
渉し、良好な特性を得ることが難しいという問題がある
【0006】すなわち、水平磁界を発生させるとき、図
2の実線の矢印で示すようにコイル2に電流を流すこと
になり、コイル1には誘導電流が点線矢印のように流れ
る。この場合、コイル1に発生する誘導電流は1ループ
の間に互いに打ち消す方向となるので、結果的にコイル
1の全体には誘導電流は流れないことになる。これに対
して、垂直磁界を発生させるときは図3の実線の矢印で
示すようにコイル1に電流を流すことになって、コイル
2に点線矢印で示すような誘導電流が発生する。このコ
イル2の流れる誘導電流は図2のコイル1に流れる誘導
電流の場合のように1ループの間に打ち消し合うという
関係にないため、コイル2の全体に誘導電流が流れるこ
とになる。そのため、図3の場合に、両コイル1、2間
の干渉が問題となる。この図3の場合の干渉をなくすた
め、コイル1、2の重なり部の面積比を調整することも
考えられているが、その調整は基本的に非常に困難であ
る。
【0007】この発明は、上記に鑑み、クワドラチャコ
イルをなす2つのコイルの間の干渉をなくして、特性を
向上させるようにした、MRI用アンテナコイルを提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明によるMRI用アンテナコイルにおいては
、クワドラチャコイルの一方のコイルをループ型に、他
方のコイルを8字型に形成し、これらを、これらから発
生する磁界方向が直交するような位置関係に配置したこ
とが特徴となっている。一方のコイルに電流を流して垂
直あるいは水平磁界を発生させたとき、いずれの場合で
も、他方のコイルに誘導される電流は、そのコイルのル
ープ内で互いに打ち消し合うようにでき、結果的に誘導
電流が発生しない状態にできる。そのため、2つのコイ
ルの間での干渉がなくなり、相互の独立性が非常に高く
なって、特性を向上させることができる。
【0009】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図面を参
照しながら詳細に説明する。図4はこの発明を平面コイ
ルに適用した一実施例を示す。この図に示すように、垂
直磁界発生用コイル5は従来と同様に単なる矩形あるい
は円形のループ型に形成されているが、水平磁界発生用
コイル6は中央で交差する8字型に形成されており、8
字型コイル6の中央部分にコイル5が重ねられるように
して、平面的に配置されている。コイル5、6の各々に
は適宜の箇所に結合コンデンサ3が挿入されており、ま
た、給電あるいは信号取り出しのためケーブル4がそれ
ぞれ接続されている。
【0010】コイル6に電流を流すと図4の実線矢印の
ように水平磁界が発生する。このとき、コイル6には電
流が図5の実線矢印のように流れ、これによってコイル
5に誘導電流が生じる。このコイル5の誘導電流は図5
の点線矢印のようになり、コイル5のループ全体では互
いに打ち消し合うような方向となる。
【0011】また、コイル5に電流を流すと、図4の点
線矢印のように垂直磁界を発生させることができる。こ
のときコイル5には図6の実線矢印で示すように電流が
流れることになる。そこでコイル6には図6の点線矢印
のような電流が誘導される。この誘導電流は8字型コイ
ル6の全体としてみたとき、相互に打ち消すような方向
となる。
【0012】そのため、垂直、水平磁界発生時とも、一
方のコイルに誘導される電流はそのコイル全体では相互
に打ち消し合って1ターンするようなものとはならない
。そこで2つのコイル5、6の間の干渉をなくし、互い
の独立性を高めて特性を向上させることができる。
【0013】8字型コイル6は、一般には、インダクタ
ンスが大きくなってより高い周波数で共振させることが
難しくなってくるが、数箇所に結合コンデンサ3を挿入
することにより、高い周波数まで共振させることができ
る。
【0014】図7は図4の平面コイルの変形例を示すも
のである。この図に示すように、8字型に形成された水
平磁界発生用コイル7の交差部は中央でなくて偏った位
置にあってもよい。また、図示しないが、図4や図7の
ようには完全に平面状としないで、人体の形状に合わせ
て湾曲させることもできる。
【0015】図8はこの発明を円筒形コイルに適用した
ものである。すなわち、図4のようなループ型コイル5
と8字型コイル6とを半円筒形絶縁基板8上に形成した
ものである(図4では平面形であるが、これの全体を半
円筒形に湾曲させたものに等しい)。このような半円筒
形絶縁基板8を2つ結合させて円筒形としている。2つ
の半円筒形絶縁基板8のそれぞれにクワドラチャコイル
が形成されたことになる。2つのループ型コイル5に並
列にケーブル(この図8では省略しているが図4等を参
照)を接続し、2つの8字型コイル6に並列にケーブル
を接続する。これにより、円筒形の内部に、円筒形の軸
に直角な平面内で、互いに直角な磁界を発生させること
ができる。つまり2つのループ型コイル5で図8の縦方
向の磁界を形成し、2つの8字型コイル6で横方向の磁
界を形成する。
【0016】この図8の場合も、ループ型コイル5と8
字型コイル6との間の干渉を少なくすることができる点
は、図4の場合と同様である。
【0017】図8の円筒形コイルの場合は、2つの半円
筒形絶縁基板8のそれぞれにクワドラチャコイルが形成
され、両者の間で導体の接続箇所がないため、容易に2
つに分けたり、1つに結合させたりすることができる。
【0018】そのため図9や図10のように2つの半円
筒形絶縁基板8をヒンジ構造で結合することにより開閉
可能に構成したり、あるいは図示しないが2つの半円筒
形絶縁基板8を着脱自在に切り離すこともできる。その
結果、被検者の撮像部位に装着する際、開いたり、取り
外したりした状態とすることにより、きわめて容易に装
着することができる。分割できない円筒形コイルの場合
には、たとえばひざ関節用円筒形コイルを被検者のひざ
関節部分に装着する際、無理な姿勢を強いることになる
が、このように分割できるようにしたため、自然の姿勢
で装着することができるようになる。
【0019】従来の円筒形クワドラチャコイルは幾何学
的な4回対称性を持ち、円筒形の側面を一周するように
導体を設ける必要があるので、このように分割するには
いずれかの箇所で電気的接点を設けなければならず、信
頼性に不安が生じることになるが、これが解消される。
【0020】
【発明の効果】以上、実施例について説明したように、
この発明のMRI用アンテナコイルによれば、クワドラ
チャコイルをなす2つのコイルの間の干渉をなくして、
特性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の平面型クワドラチャコイルの模式図。
【図2】従来の平面型クワドラチャコイルにおける誘導
電流を示す図。
【図3】従来の平面型クワドラチャコイルにおける誘導
電流を示す図。
【図4】この発明の一実施例の模式図。
【図5】同実施例における誘導電流を示す図。
【図6】同実施例における誘導電流を示す図。
【図7】変形例の模式図。
【図8】他の実施例の模式図。
【図9】図8の他の状態の模式図。
【図10】図8の別の状態の模式図。
【符号の説明】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  一方がループ型、他方が8字型に形成
    された互いに独立した2つのコイルを、それらから発生
    する磁界方向が直交するような位置関係に配置したこと
    を特徴とするMRI用アンテナコイル。
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