JPH0352168A - 位相誤差検出回路 - Google Patents
位相誤差検出回路Info
- Publication number
- JPH0352168A JPH0352168A JP1187060A JP18706089A JPH0352168A JP H0352168 A JPH0352168 A JP H0352168A JP 1187060 A JP1187060 A JP 1187060A JP 18706089 A JP18706089 A JP 18706089A JP H0352168 A JPH0352168 A JP H0352168A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circuit
- delay
- signal
- phase
- time
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000001514 detection method Methods 0.000 title claims description 34
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 claims abstract description 29
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 claims abstract description 10
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 claims description 7
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 6
- 230000001934 delay Effects 0.000 claims description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明はディスク装置で使用される位相同期発振回路の
構戊要素である位相誤差検出回路に係り、特に入力デー
タ信号である、ディスクから読み出されるデータパルス
信号のデータレートが変[ヒする場合の位相誤差検出技
術に関する。
構戊要素である位相誤差検出回路に係り、特に入力デー
タ信号である、ディスクから読み出されるデータパルス
信号のデータレートが変[ヒする場合の位相誤差検出技
術に関する。
(従来の技術)
ディスク装置で使用される位相同期発振回路は、楕成要
素的には周知の位相ロックループ(PLL)と同様であ
って、例えば第2図に示すように、位相誤差検出回路3
1とローパスフィルタ32と電圧制御発振回路33とで
構成され、入力データ信号SL.に位相同期化すべく入
力データ信号Sl.とクロック信号Slb間の位相比較
を行い電圧制御発振回路33の発振周波数を制御する動
作も同様であるが、位相誤差検出回路31に特筆すべき
点がある。
素的には周知の位相ロックループ(PLL)と同様であ
って、例えば第2図に示すように、位相誤差検出回路3
1とローパスフィルタ32と電圧制御発振回路33とで
構成され、入力データ信号SL.に位相同期化すべく入
力データ信号Sl.とクロック信号Slb間の位相比較
を行い電圧制御発振回路33の発振周波数を制御する動
作も同様であるが、位相誤差検出回路31に特筆すべき
点がある。
即ち、入力データ信号SL.(ディスクから読み出され
たデータパルス信号)とクロック信号Slb(電圧制御
発振回路33の出力クロック信号)間の位相誤差検出は
クロック信号Slbの±πラジアンに相当する時間内に
おいて行う必要があるが、入力データ信号SL.には“
゜1゛゜パルス列に欠落がある. そこで、従来の位相誤差検出回路では、通常はインアク
テ冫ブで、入力データ信号S1llの入力があったとき
アクティブとなり位相誤差検出をなし得るようにするた
めにデータパルス検出回路を設けるとともに、検出信号
を所定時間宛遅延させる遅延回路を設け、当該遅延時間
としてクロック信号Slbの例えばπラジアンに相当す
る時間を固定的に設定する.そして、例えば第3図に示
すように、入力データ信号SL.の検出後であって遅延
時間の経過前にクロック信号Slbの入力があれば位相
遅れと判定し、また、遅延時間の経過後にクロック信号
S 1 bの入力があれば位相進みと判定し、クロック
信号Slbの入力時点(即ち立ち上り時点)と遅延時間
の経過時点(即ち遅延回路出力信号の立ち下り時点)と
の時間差をパルス幅とする位相遅れ信号S2b(第3図
(5〉)、位相進み信号S21(第3図(4))を出力
する.なお、遅延時間は、2πラジアンに相当する時間
に設定される場合もある.また、位相誤差信号の出力方
式には各種の方式があることは良く知られている通りで
ある. (発明が解決しようとする課題〉 ところで、従来のディスクは一定のデータレートで書き
込みが行われるので、記録密度は外周に向かって順々に
疎になっている.そこで、近年、記憶容量を高める一方
策として線密度を一定にしようとする所謂ゾーンピット
レコード方式が提案され実用化されようとしている.つ
まり、この方式によると、データレートは一定とはなら
ず、読み出し位置によって異なるということになる.そ
うすると、位相同期発振回路では、入力データ信号の周
波数の変化に伴い、これに位相同期化すべく電圧制御発
振回路の発振周波数を変更するので、上述したように遅
延時間を固定的に設定すると、位相誤差検出領域が電圧
制御発振回路の出力クロック信号の±πラジアンとはな
らなくなるという問題がある. 本発明は、このような問題に鑑みなされたもので、その
目的は、位相同期発振回路の位相同期した周波数が変化
しても、それとは無関係に電圧制御発振回路の出力クロ
ック信号の±πラジアンを位相誤差検出領域とすること
ができる位相誤差検出回路を提供することにある. ( i!!!題を解決するための手段)前記目的を達或
するために、本発明の位相誤差検出回路は次の如き構成
を有する. 即ち、本発明の位相誤差検出回路は、ディスク装置で使
用される位相同期発振回路の構成要素である位相誤差検
出回路であって、ディスクから読み出されたデータパル
ス信号の入力を検出するデータバルス検出回路とそのデ
ータパルス検出信号を所定時間遅延させる第1の遅延回
路とを備え、当該遅延時間内において前記位相同期発振
回路の楕成要素である電圧制御発振回路の出力クロック
信号の入力の有無を検出して位相の進遅を決定し、遅延
時間の経過時点と出力クロック信号の入力時点間の時間
差から位相誤差信号を形成出力する位相誤差検出回路に
おいて; 前記出力クロック信号を所定時間遅延させる
第2の遅延回路と; 前記出力クロック信号と前記第2
の遅延回路の出力信号間の位相差に応じた電圧制御信号
を形成出力する位相比較回路と; を設け、前記第1お
よび第2の遅延回路は、信号路とアース間に介在するコ
ンデンサと; 当該信号路に介在し前記電圧制御信号が
ゲートに印加されるMOSトランジスタと; で構成さ
れる時定数回路の1個または複数個で以て前記遅延時間
を形成すること; を特徴とするものである. (作 用) 次に、前記の如く構成される本発明の位相誤差検出回路
の作用を説明する. 例えば、第1の遅延回路は1@の時定数回路を有し、第
2の遅延回路は直列に配置される2個の時定数回路を有
するとする.また、各時定数回路においてはコンデンサ
はそれぞれ同値であり、電圧制御信号によってゲート電
圧が制御されるMOSトランジスタのオン抵抗もそれぞ
れ同値であるとする. 第2の遅延回路の出力信号の位相がクロック信号の位相
よりも進んでいるときは、位相比較回路の出力たる電圧
制御信号はオン抵抗を大きくすべく発生し、遅延時間を
増加させる.逆の場合にはオン抵抗を小さくし遅延時間
を減少させるようにすることができる. 要するに、データパルス信号の周波数が変化し、これに
伴い位相同期した周波数が変化しても、位相比較回路の
2人力の位相を一致させることができる.このとき、両
入力はクロック信号の1周期宛ずれた等しい位相関係と
なる.すると、前記の仮定から、第2の遅延回路におけ
る2つの時定数回路の遅延時間はそれぞれクロック信号
の1/2周期に相当する時間となり、その結果第1の遅
延回路の遅延時間もクロック信号の1/2周期、即ち、
πラジアンに相当する時間ということになる。
たデータパルス信号)とクロック信号Slb(電圧制御
発振回路33の出力クロック信号)間の位相誤差検出は
クロック信号Slbの±πラジアンに相当する時間内に
おいて行う必要があるが、入力データ信号SL.には“
゜1゛゜パルス列に欠落がある. そこで、従来の位相誤差検出回路では、通常はインアク
テ冫ブで、入力データ信号S1llの入力があったとき
アクティブとなり位相誤差検出をなし得るようにするた
めにデータパルス検出回路を設けるとともに、検出信号
を所定時間宛遅延させる遅延回路を設け、当該遅延時間
としてクロック信号Slbの例えばπラジアンに相当す
る時間を固定的に設定する.そして、例えば第3図に示
すように、入力データ信号SL.の検出後であって遅延
時間の経過前にクロック信号Slbの入力があれば位相
遅れと判定し、また、遅延時間の経過後にクロック信号
S 1 bの入力があれば位相進みと判定し、クロック
信号Slbの入力時点(即ち立ち上り時点)と遅延時間
の経過時点(即ち遅延回路出力信号の立ち下り時点)と
の時間差をパルス幅とする位相遅れ信号S2b(第3図
(5〉)、位相進み信号S21(第3図(4))を出力
する.なお、遅延時間は、2πラジアンに相当する時間
に設定される場合もある.また、位相誤差信号の出力方
式には各種の方式があることは良く知られている通りで
ある. (発明が解決しようとする課題〉 ところで、従来のディスクは一定のデータレートで書き
込みが行われるので、記録密度は外周に向かって順々に
疎になっている.そこで、近年、記憶容量を高める一方
策として線密度を一定にしようとする所謂ゾーンピット
レコード方式が提案され実用化されようとしている.つ
まり、この方式によると、データレートは一定とはなら
ず、読み出し位置によって異なるということになる.そ
うすると、位相同期発振回路では、入力データ信号の周
波数の変化に伴い、これに位相同期化すべく電圧制御発
振回路の発振周波数を変更するので、上述したように遅
延時間を固定的に設定すると、位相誤差検出領域が電圧
制御発振回路の出力クロック信号の±πラジアンとはな
らなくなるという問題がある. 本発明は、このような問題に鑑みなされたもので、その
目的は、位相同期発振回路の位相同期した周波数が変化
しても、それとは無関係に電圧制御発振回路の出力クロ
ック信号の±πラジアンを位相誤差検出領域とすること
ができる位相誤差検出回路を提供することにある. ( i!!!題を解決するための手段)前記目的を達或
するために、本発明の位相誤差検出回路は次の如き構成
を有する. 即ち、本発明の位相誤差検出回路は、ディスク装置で使
用される位相同期発振回路の構成要素である位相誤差検
出回路であって、ディスクから読み出されたデータパル
ス信号の入力を検出するデータバルス検出回路とそのデ
ータパルス検出信号を所定時間遅延させる第1の遅延回
路とを備え、当該遅延時間内において前記位相同期発振
回路の楕成要素である電圧制御発振回路の出力クロック
信号の入力の有無を検出して位相の進遅を決定し、遅延
時間の経過時点と出力クロック信号の入力時点間の時間
差から位相誤差信号を形成出力する位相誤差検出回路に
おいて; 前記出力クロック信号を所定時間遅延させる
第2の遅延回路と; 前記出力クロック信号と前記第2
の遅延回路の出力信号間の位相差に応じた電圧制御信号
を形成出力する位相比較回路と; を設け、前記第1お
よび第2の遅延回路は、信号路とアース間に介在するコ
ンデンサと; 当該信号路に介在し前記電圧制御信号が
ゲートに印加されるMOSトランジスタと; で構成さ
れる時定数回路の1個または複数個で以て前記遅延時間
を形成すること; を特徴とするものである. (作 用) 次に、前記の如く構成される本発明の位相誤差検出回路
の作用を説明する. 例えば、第1の遅延回路は1@の時定数回路を有し、第
2の遅延回路は直列に配置される2個の時定数回路を有
するとする.また、各時定数回路においてはコンデンサ
はそれぞれ同値であり、電圧制御信号によってゲート電
圧が制御されるMOSトランジスタのオン抵抗もそれぞ
れ同値であるとする. 第2の遅延回路の出力信号の位相がクロック信号の位相
よりも進んでいるときは、位相比較回路の出力たる電圧
制御信号はオン抵抗を大きくすべく発生し、遅延時間を
増加させる.逆の場合にはオン抵抗を小さくし遅延時間
を減少させるようにすることができる. 要するに、データパルス信号の周波数が変化し、これに
伴い位相同期した周波数が変化しても、位相比較回路の
2人力の位相を一致させることができる.このとき、両
入力はクロック信号の1周期宛ずれた等しい位相関係と
なる.すると、前記の仮定から、第2の遅延回路におけ
る2つの時定数回路の遅延時間はそれぞれクロック信号
の1/2周期に相当する時間となり、その結果第1の遅
延回路の遅延時間もクロック信号の1/2周期、即ち、
πラジアンに相当する時間ということになる。
斯くして、第1の遅延回路における遅延時間は電圧制御
発振回路の発振周波数の変化に追随して変化し、しかも
、その変化したクロック信号におけるπラジアンあるい
は2πラジアンに相当する時間を遅延時間とすることが
できるので、クロック信号の±πラジアンの範囲内にお
いて位相誤差検出を行うとする要件を常に満足すること
ができることになる. (実 施 例) 以下、本発明の実施例を添付図面を参照して説明する. 第1図は本発明の一実施例に係る位相誤差検出回路を示
す.第1図において、1,2は(第2の)遅延回路、3
は(第1の)遅延回路、4は位相比較回路、5.6は所
謂データパルス検出回路を構成するフリップフロッ1回
路、7.8は位相誤差信号を形成出力するフリップフロ
ツプ回路、15は論理和回路であり、遅延回路1〜同3
はLSI化を考慮してそれぞれ同一構成となっている.
即ち、遅延回路1〜同3は、入力段と出力段のインバー
タ回路9〜同14の段間に介在するMOSトランジスタ
16〜同18と、その出力端とアース間に介在するコン
デンサ19〜同21とからなる時定数回路を備える. クロック信号Slbは、フリップフロツプ回路(以下、
rFF』)8のデータ入力端子Dに印加される他、位相
比較回路4の一方の入力端子に直接印加され、また遅延
回路1と同2を介して位相比較回路4の他方の入力端子
に印加される.そして、位相比較回路4の出力(電圧制
御信号)S4が各MOS}ランジスタ(16〜18〉の
ゲートに印加される. 入力データ信号Sl.はFF5のデータ入力端子Dに印
加され、FF5のQ出力端子はFF6のデータ入力端子
Dに接続され、Q出力端子は遅延回路3の入力端とFF
7のデータ入力端子に接続される,そして、このFF5
のリセット端子Rには遅延回路3の出力信号が印加され
る.FF6のQ出力端子はFF7と同8のリセット端子
Rに接続される,FF7と同8のQ出力端子の信号は論
理和回路15を介してFF6のリセット端子Rに印加さ
れる. なお、FF7のQ出力端子がらは位相進み信号S2.が
、FF8のQ出力端子からは位相遅れ信号S2bがそれ
ぞれ出力される. 以上の構成において、電圧III御発振回路がら入力す
るクロック信号Slbとこれが遅延回路1と同2で2段
に遅延された遅延信号S12との位相比較が位相比較回
路4にて行われる.位相比較回路4は両入力の位相差に
比例した電圧値がらなる電圧制御信号S4を形成出力す
るが、遅延信号S12の位相がクロック信号Slbの位
相よりも進んでいるときは電圧値を低下させる.その結
果、MOS}ランジスタ16と同17のオン抵抗が増加
し、遅延回路lと同2における遅延時間がそれぞれ増加
し、遅延信号S12の位相はクロック信号Slbの位相
と等しくなる向きに遅らされる.逆に、遅延信号S12
の位相がクロック信号Slbの位相よりも遅れている場
合には、位相比較回路4は電圧制御信号S4の電圧値を
上げるように動作する.その結果、MOS}ランジスタ
16と同17のオン抵抗が減少し、遅延時間がそれぞれ
減少し、遅延信号S12の位相はクロック信号Slbと
等しくなる向きに進まされる.なお、遅延回路3におい
てもその遅延時間が同様に増減変更されることは言うま
でもない。
発振回路の発振周波数の変化に追随して変化し、しかも
、その変化したクロック信号におけるπラジアンあるい
は2πラジアンに相当する時間を遅延時間とすることが
できるので、クロック信号の±πラジアンの範囲内にお
いて位相誤差検出を行うとする要件を常に満足すること
ができることになる. (実 施 例) 以下、本発明の実施例を添付図面を参照して説明する. 第1図は本発明の一実施例に係る位相誤差検出回路を示
す.第1図において、1,2は(第2の)遅延回路、3
は(第1の)遅延回路、4は位相比較回路、5.6は所
謂データパルス検出回路を構成するフリップフロッ1回
路、7.8は位相誤差信号を形成出力するフリップフロ
ツプ回路、15は論理和回路であり、遅延回路1〜同3
はLSI化を考慮してそれぞれ同一構成となっている.
即ち、遅延回路1〜同3は、入力段と出力段のインバー
タ回路9〜同14の段間に介在するMOSトランジスタ
16〜同18と、その出力端とアース間に介在するコン
デンサ19〜同21とからなる時定数回路を備える. クロック信号Slbは、フリップフロツプ回路(以下、
rFF』)8のデータ入力端子Dに印加される他、位相
比較回路4の一方の入力端子に直接印加され、また遅延
回路1と同2を介して位相比較回路4の他方の入力端子
に印加される.そして、位相比較回路4の出力(電圧制
御信号)S4が各MOS}ランジスタ(16〜18〉の
ゲートに印加される. 入力データ信号Sl.はFF5のデータ入力端子Dに印
加され、FF5のQ出力端子はFF6のデータ入力端子
Dに接続され、Q出力端子は遅延回路3の入力端とFF
7のデータ入力端子に接続される,そして、このFF5
のリセット端子Rには遅延回路3の出力信号が印加され
る.FF6のQ出力端子はFF7と同8のリセット端子
Rに接続される,FF7と同8のQ出力端子の信号は論
理和回路15を介してFF6のリセット端子Rに印加さ
れる. なお、FF7のQ出力端子がらは位相進み信号S2.が
、FF8のQ出力端子からは位相遅れ信号S2bがそれ
ぞれ出力される. 以上の構成において、電圧III御発振回路がら入力す
るクロック信号Slbとこれが遅延回路1と同2で2段
に遅延された遅延信号S12との位相比較が位相比較回
路4にて行われる.位相比較回路4は両入力の位相差に
比例した電圧値がらなる電圧制御信号S4を形成出力す
るが、遅延信号S12の位相がクロック信号Slbの位
相よりも進んでいるときは電圧値を低下させる.その結
果、MOS}ランジスタ16と同17のオン抵抗が増加
し、遅延回路lと同2における遅延時間がそれぞれ増加
し、遅延信号S12の位相はクロック信号Slbの位相
と等しくなる向きに遅らされる.逆に、遅延信号S12
の位相がクロック信号Slbの位相よりも遅れている場
合には、位相比較回路4は電圧制御信号S4の電圧値を
上げるように動作する.その結果、MOS}ランジスタ
16と同17のオン抵抗が減少し、遅延時間がそれぞれ
減少し、遅延信号S12の位相はクロック信号Slbと
等しくなる向きに進まされる.なお、遅延回路3におい
てもその遅延時間が同様に増減変更されることは言うま
でもない。
以上の動作の結果、遅延信号SL2とクロック信号Sl
bの位相が一致したとき、両者はクロック信号S1bの
1周期Tずれた位相関係にある.そこで、遅延回路1〜
同3の各構成要素の電気的特性を等しくすれば、遅延時
間は同一になるが、遅延回路1と同2で1周期Tの遅延
時間であるから、遅延回路3の遅延時間はT/2、即ち
、クロック信号Slbのπラジアンに相当する時間とい
うことになる.これは従来例で固定的に設定した場合の
値と同じであるが、周波数の変化することがある実際の
クロック信号Slbについての値である点で異なる. 次に、位相誤差検出動作を説明する.入カデータ信号S
l.の入力以前では当該回路はインアクティブであり、
入力データ信号Sl.が入力すると、FF5はその立ち
上がりに応答してQ出力端子に゛′1”を出力し、Q出
力端子を“1″→” o ”とする.すると、FF5の
Q出力端子の“0”→“1″の変化に応答してFF6が
Q出力端子を゛1″にし、これによりFF7とFF8は
リセット状態が解除され、位相誤差検出動作可能状態、
つまり、アクティブになる.一方、遅延回路3では、F
F5のQ出力端子が″O′となったことに応答して計時
動作を開始し、クロック信号Slbのπラジアンに相当
する時間を経過すると、FF5にリセット信号を出力す
る.つまり、FF5は遅延時間を経過した時点でリセッ
トされる.そこで、FF5がリセットされる以前の遅延
時間内においてクロック信号Slbが入力すると、それ
に応答してFF8はQ出力端子を゛0“→゛″1”に、
Q出力端子を“1”→゛0”にする.しかし、FF7の
Q出力端子は“1”であるがら、論理和回路15の出力
は“1”であり、FF6はこの時点ではリセットされな
い.その後遅延時間の経過時点でFF5がリセットされ
ると、FF5はQ出力端子を“0“→” 1 ”にする
ので、FF7はQ出力端子を“O”→゛1”に、Q出力
端子を゜“1″→“0”にする.すると、論理和回路1
5の出力は“1″→“゜0”となるがら、この時点でF
F6はリセットされ、Q出力端子が“1″→゛0”とな
り、FF7とFF8が同時にリセットされる.その結果
、FF7はQ出力端子を直ちに゛0゜“にするがFF8
のQ出力端子はクロック信号S1bの入力時点から遅延
時間の経過時点までの期間内“1”となり、その時間幅
をパルス幅とする位相遅れ信号S2bが出力されること
になる.以上が第3図(5)に相当する動作である.一
方,クロック信号S 1 bの入力以前に遅延時間が経
過すると、その経過時点でFF5がリセットされQ出力
端子が゛″O″→” 1 ”となるので、それに応答し
てFF7はQ出力端子を“On→“1”に、O出力端子
を”1”→“O”にする.しかし、この時点ではFF6
はリセットされないことは前述と同様である.その後ク
ロック信号Slbが入力すると、それに応答してFF8
はQ出力端子を゛″0“→゛′1”に、Q出力端子を゛
1”→″“0”にする.すると、論理和回路15の出力
が゛1”→“0”となり、FF6がリセットされ、これ
によりFF7とFF8が同時にリセットされる.その結
果、FF8はQ出力端子を直ちに“0”にするが、FF
7のQ出力端子は遅延時間の経過時点からクロック信号
S 1 bの入力時点までの期間内“1”となり、その
時間幅をパルス幅とする位相進み信号S2.が出力され
ることになる.以上が第3図(4)に相当する動作であ
る.なお、第1図において、遅延回路1と同2を遅延回
路3の位置に設け、遅延回路3を遅延回路1と同2の位
置に設ける、さらには遅延回路の個数を増加させる等、
任意の構成が可能であることは言うまでもない. (発明の効果) 以上説明したように、本発明の位相誤差検出回路によれ
ば、第1の遅延回路における遅延時間を電圧制御発振回
路の発振周波数の変化に追随して変化させ得るようにし
たので、位相同期発振回路に入力されるデータパルス信
号の周波数が変化し、電圧制御発振回路の発振周波数が
変化しても、電圧制御発振回路の出力クロック信号の±
πラジアンの範囲内において位相誤差検出を行うとする
要件を常に満足することができる効果がある.なお、第
1および第2の遅延回路における時定数回路は、MoS
トランジスタとコンデンサとからなるので、LSI化に
適した位相誤差検出回路を提供できるという効果もある
.
bの位相が一致したとき、両者はクロック信号S1bの
1周期Tずれた位相関係にある.そこで、遅延回路1〜
同3の各構成要素の電気的特性を等しくすれば、遅延時
間は同一になるが、遅延回路1と同2で1周期Tの遅延
時間であるから、遅延回路3の遅延時間はT/2、即ち
、クロック信号Slbのπラジアンに相当する時間とい
うことになる.これは従来例で固定的に設定した場合の
値と同じであるが、周波数の変化することがある実際の
クロック信号Slbについての値である点で異なる. 次に、位相誤差検出動作を説明する.入カデータ信号S
l.の入力以前では当該回路はインアクティブであり、
入力データ信号Sl.が入力すると、FF5はその立ち
上がりに応答してQ出力端子に゛′1”を出力し、Q出
力端子を“1″→” o ”とする.すると、FF5の
Q出力端子の“0”→“1″の変化に応答してFF6が
Q出力端子を゛1″にし、これによりFF7とFF8は
リセット状態が解除され、位相誤差検出動作可能状態、
つまり、アクティブになる.一方、遅延回路3では、F
F5のQ出力端子が″O′となったことに応答して計時
動作を開始し、クロック信号Slbのπラジアンに相当
する時間を経過すると、FF5にリセット信号を出力す
る.つまり、FF5は遅延時間を経過した時点でリセッ
トされる.そこで、FF5がリセットされる以前の遅延
時間内においてクロック信号Slbが入力すると、それ
に応答してFF8はQ出力端子を゛0“→゛″1”に、
Q出力端子を“1”→゛0”にする.しかし、FF7の
Q出力端子は“1”であるがら、論理和回路15の出力
は“1”であり、FF6はこの時点ではリセットされな
い.その後遅延時間の経過時点でFF5がリセットされ
ると、FF5はQ出力端子を“0“→” 1 ”にする
ので、FF7はQ出力端子を“O”→゛1”に、Q出力
端子を゜“1″→“0”にする.すると、論理和回路1
5の出力は“1″→“゜0”となるがら、この時点でF
F6はリセットされ、Q出力端子が“1″→゛0”とな
り、FF7とFF8が同時にリセットされる.その結果
、FF7はQ出力端子を直ちに゛0゜“にするがFF8
のQ出力端子はクロック信号S1bの入力時点から遅延
時間の経過時点までの期間内“1”となり、その時間幅
をパルス幅とする位相遅れ信号S2bが出力されること
になる.以上が第3図(5)に相当する動作である.一
方,クロック信号S 1 bの入力以前に遅延時間が経
過すると、その経過時点でFF5がリセットされQ出力
端子が゛″O″→” 1 ”となるので、それに応答し
てFF7はQ出力端子を“On→“1”に、O出力端子
を”1”→“O”にする.しかし、この時点ではFF6
はリセットされないことは前述と同様である.その後ク
ロック信号Slbが入力すると、それに応答してFF8
はQ出力端子を゛″0“→゛′1”に、Q出力端子を゛
1”→″“0”にする.すると、論理和回路15の出力
が゛1”→“0”となり、FF6がリセットされ、これ
によりFF7とFF8が同時にリセットされる.その結
果、FF8はQ出力端子を直ちに“0”にするが、FF
7のQ出力端子は遅延時間の経過時点からクロック信号
S 1 bの入力時点までの期間内“1”となり、その
時間幅をパルス幅とする位相進み信号S2.が出力され
ることになる.以上が第3図(4)に相当する動作であ
る.なお、第1図において、遅延回路1と同2を遅延回
路3の位置に設け、遅延回路3を遅延回路1と同2の位
置に設ける、さらには遅延回路の個数を増加させる等、
任意の構成が可能であることは言うまでもない. (発明の効果) 以上説明したように、本発明の位相誤差検出回路によれ
ば、第1の遅延回路における遅延時間を電圧制御発振回
路の発振周波数の変化に追随して変化させ得るようにし
たので、位相同期発振回路に入力されるデータパルス信
号の周波数が変化し、電圧制御発振回路の発振周波数が
変化しても、電圧制御発振回路の出力クロック信号の±
πラジアンの範囲内において位相誤差検出を行うとする
要件を常に満足することができる効果がある.なお、第
1および第2の遅延回路における時定数回路は、MoS
トランジスタとコンデンサとからなるので、LSI化に
適した位相誤差検出回路を提供できるという効果もある
.
第1図は本発明の一実施例に係る位相誤差検出回路の構
成ブロック図、第2図は位相同期発振回路の構成ブロッ
ク図、第3図は位相誤差動作のタイムチャートである. 1,2・・・・・・(第2の〉遅延回路、 3・・・・
・・(第1の)遅延回路、 4・・・・・・位相比較回
路、 5,6,7.8・・・・・・フリップフロップ回
路、9〜14・・・・・・インバータ回路、 15・
・・・・・論埋和回路、 16,17.18・・・・
・・MOS?−ランジスタ、 19,20.21・・
・・・・コンデンサ、31・・・・・・位相誤差検出回
路、 32・・・・・・ローパスフィルタ回路、 33
・・・・・・電圧制御発振回路。
成ブロック図、第2図は位相同期発振回路の構成ブロッ
ク図、第3図は位相誤差動作のタイムチャートである. 1,2・・・・・・(第2の〉遅延回路、 3・・・・
・・(第1の)遅延回路、 4・・・・・・位相比較回
路、 5,6,7.8・・・・・・フリップフロップ回
路、9〜14・・・・・・インバータ回路、 15・
・・・・・論埋和回路、 16,17.18・・・・
・・MOS?−ランジスタ、 19,20.21・・
・・・・コンデンサ、31・・・・・・位相誤差検出回
路、 32・・・・・・ローパスフィルタ回路、 33
・・・・・・電圧制御発振回路。
Claims (1)
- ディスク装置で使用される位相同期発振回路の構成要素
である位相誤差検出回路であって、ディスクから読み出
されたデータパルス信号の入力を検出するデータパルス
検出回路とそのデータパルス検出信号を所定時間遅延さ
せる第1の遅延回路とを備え、当該遅延時間内において
前記位相同期発振回路の構成要素である電圧制御発振回
路の出力クロック信号の入力の有無を検出して位相の進
遅を決定し、遅延時間の経過時点と出力クロック信号の
入力時点間の時間差から位相誤差信号を形成出力する位
相誤差検出回路において;前記出力クロック信号を所定
時間遅延させる第2の遅延回路と;前記出力クロック信
号と前記第2の遅延回路の出力信号間の位相差に応じた
電圧制御信号を形成出力する位相比較回路と;を設け、
前記第1および第2の遅延回路は、信号路とアース間に
介在するコンデンサと;当該信号路に介在し前記電圧制
御信号がゲートに印加されるMOSトランジスタと;で
構成される時定数回路の1個または複数個で以て前記遅
延時間を形成すること;を特徴とする位相誤差検出回路
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1187060A JPH0352168A (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | 位相誤差検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1187060A JPH0352168A (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | 位相誤差検出回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0352168A true JPH0352168A (ja) | 1991-03-06 |
Family
ID=16199460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1187060A Pending JPH0352168A (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | 位相誤差検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0352168A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5604401A (en) * | 1993-12-22 | 1997-02-18 | Nec Corporation | Field-emission cold cathode for dual-mode operation useable in a microwave tube |
AU2013250424B2 (en) * | 2012-04-16 | 2015-10-29 | Daikin Industries, Ltd. | Air conditioner |
-
1989
- 1989-07-19 JP JP1187060A patent/JPH0352168A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5604401A (en) * | 1993-12-22 | 1997-02-18 | Nec Corporation | Field-emission cold cathode for dual-mode operation useable in a microwave tube |
AU2013250424B2 (en) * | 2012-04-16 | 2015-10-29 | Daikin Industries, Ltd. | Air conditioner |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5926047A (en) | Synchronous clock generator including a delay-locked loop signal loss detector | |
TW421921B (en) | PLL circuit | |
US7676686B2 (en) | Delay locked loop circuit and synchronous memory device including the same | |
JP2898957B1 (ja) | 位相比較回路 | |
JP3327271B2 (ja) | Pll回路及びデータ読み出し回路 | |
JPH0352168A (ja) | 位相誤差検出回路 | |
US5293275A (en) | Data recovery system for information recording media | |
JP2008541685A (ja) | 到達時間同期ループ | |
JPH0434768A (ja) | クロツク抽出回路 | |
JPH02132682A (ja) | ディスク装置のデータ復調回路 | |
JP2556542B2 (ja) | 同期回路 | |
JP2636349B2 (ja) | 位相制御回路 | |
JPS5930349B2 (ja) | 同期はずれ検出回路 | |
JPS59208932A (ja) | デイジタル位相比較器 | |
JP2792054B2 (ja) | クロック抽出回路 | |
JPH01150921A (ja) | Clk切替回路 | |
JPH0729316A (ja) | データ記録再生装置 | |
JP2000174619A (ja) | クロック生成pll回路 | |
JPS59177708A (ja) | 位相同期回路 | |
JPH1069734A (ja) | 再生装置 | |
JPS63303515A (ja) | Pll回路 | |
JPS59135931A (ja) | 位相同期回路 | |
JPS60223225A (ja) | 位相同期回路 | |
JPH04345970A (ja) | データセパレート回路 | |
JPH02121518A (ja) | ワンショット回路 |