JPH0351724Y2 - - Google Patents
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- JPH0351724Y2 JPH0351724Y2 JP1983002506U JP250683U JPH0351724Y2 JP H0351724 Y2 JPH0351724 Y2 JP H0351724Y2 JP 1983002506 U JP1983002506 U JP 1983002506U JP 250683 U JP250683 U JP 250683U JP H0351724 Y2 JPH0351724 Y2 JP H0351724Y2
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- JP
- Japan
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- circuit
- transistor
- operational amplifier
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B7/00—Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
- G03B7/08—Control effected solely on the basis of the response, to the intensity of the light received by the camera, of a built-in light-sensitive device
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B7/00—Control of exposure by setting shutters, diaphragms or filters, separately or conjointly
- G03B7/08—Control effected solely on the basis of the response, to the intensity of the light received by the camera, of a built-in light-sensitive device
- G03B7/10—Control effected solely on the basis of the response, to the intensity of the light received by the camera, of a built-in light-sensitive device a servo-motor providing energy to move the setting member
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
- Exposure Control For Cameras (AREA)
- Amplifiers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はカメラの測光回路、詳しくは、光起電
力素子に流れる光電流を対数変換し測光開始と同
時に測光データを出力するカメラの測光回路に関
する。
力素子に流れる光電流を対数変換し測光開始と同
時に測光データを出力するカメラの測光回路に関
する。
被写体の明るさに応じて、太陽電池であるシリ
コンフオトダイオードなどの測光用光起電力素子
に発生する光電流を、対数変換して電圧値として
取り出すようにしたカメラの測光回路としては、
第1図に示す回路構成のものが知られている。即
ち、第1図に示す測光回路では、演算増幅器1
の、基準電圧回路2の出力端子に接続した非反転
入力端子と、反転入力端子との間には、測光
用光起電力素子3が接続され、反転入力端子と
出力端子との間には、対数圧縮用ダイオード4が
接続されている。演算増幅器1および基準電圧回
路2の電源端子はシヤツターレリーズによつて閉
成する電源スイツチ5を介して電池電源6に接続
されている。抵抗7は演算増幅器1を動作させる
に必要なバイアス電流を設定するためのセツト抵
抗である。このような、光起電力素子3を演算増
幅器1の両入力端子、間に接続した測光回路
においては、光起電力素子3の両端間が常に同電
位に保たれるようになつているので、光感応特性
の直線性が優れたものとなつている。
コンフオトダイオードなどの測光用光起電力素子
に発生する光電流を、対数変換して電圧値として
取り出すようにしたカメラの測光回路としては、
第1図に示す回路構成のものが知られている。即
ち、第1図に示す測光回路では、演算増幅器1
の、基準電圧回路2の出力端子に接続した非反転
入力端子と、反転入力端子との間には、測光
用光起電力素子3が接続され、反転入力端子と
出力端子との間には、対数圧縮用ダイオード4が
接続されている。演算増幅器1および基準電圧回
路2の電源端子はシヤツターレリーズによつて閉
成する電源スイツチ5を介して電池電源6に接続
されている。抵抗7は演算増幅器1を動作させる
に必要なバイアス電流を設定するためのセツト抵
抗である。このような、光起電力素子3を演算増
幅器1の両入力端子、間に接続した測光回路
においては、光起電力素子3の両端間が常に同電
位に保たれるようになつているので、光感応特性
の直線性が優れたものとなつている。
しかしながら、上記測光回路においても、シヤ
ツターレリーズによつて電源スイツチ5が閉成し
てから安定した動作状態になつて演算増幅器1か
ら正常な測光データを出力しうるまでには相当の
時間を要するものとなつている。これは主とし
て、光起電力素子3や対数圧縮用ダイオード4に
接合容量が存在し、またその他の回路部分に分布
容量が存在するためであり、これらの静電容量に
チヤージされた電荷を、光起電力素子の光電流で
放電するのに時間を要するからである。即ち電源
スイツチ5を閉成すると、その瞬間に、演算増幅
器1の出力は、第2図に実線で示すように電源電
圧VCCのレベル(或いはアース電位)にまで振り
切れ、その後、上記静電容量にチヤージされた電
荷が光電流によつて放電されるのに伴つて次第に
被写体の明るさに応じた測光電圧VBVに向かうこ
とになる。上記電荷が放電されて光起電力素子3
の両端間が零バイアスの状態になつたとき測光電
圧VBVが安定するようになる。このため、特に被
写体光が暗くて光電流が10-11〜10-12A程度の低
輝度になつてくると、電源投入時から演算増幅器
1の出力が正常な測光電圧VBVに安定するまでの
時間Tは数秒〜数十秒を要するものとなる。この
ため、これを改善した測光回路として、上記対数
圧縮用ダイオード4と逆並列に第2のダイオード
8を接続することが考えられ、このような測光回
路では第2図に点線で示すように、ダイオード8
を接続しないものに較べて測光電圧が僅かに早く
安定するようになるが、それほどの大幅な時間短
縮は期待できない。またこのほかにも、上記容量
成分による応答性の遅れを補償する回路として、
従来、多くの対策回路が提案されている。しか
し、これらの従来の対策回路はいずれもデリケー
トな高インピーダンス回路が必要で、ICの回路
構成が複雑になつたり、光バイアスを与える素子
が必要であつたりして測光回路の構成が複雑化す
ることは避けられず、さらにこのような対策回路
によつても、なお、数十nsecラグを必要としてい
るものであつた。
ツターレリーズによつて電源スイツチ5が閉成し
てから安定した動作状態になつて演算増幅器1か
ら正常な測光データを出力しうるまでには相当の
時間を要するものとなつている。これは主とし
て、光起電力素子3や対数圧縮用ダイオード4に
接合容量が存在し、またその他の回路部分に分布
容量が存在するためであり、これらの静電容量に
チヤージされた電荷を、光起電力素子の光電流で
放電するのに時間を要するからである。即ち電源
スイツチ5を閉成すると、その瞬間に、演算増幅
器1の出力は、第2図に実線で示すように電源電
圧VCCのレベル(或いはアース電位)にまで振り
切れ、その後、上記静電容量にチヤージされた電
荷が光電流によつて放電されるのに伴つて次第に
被写体の明るさに応じた測光電圧VBVに向かうこ
とになる。上記電荷が放電されて光起電力素子3
の両端間が零バイアスの状態になつたとき測光電
圧VBVが安定するようになる。このため、特に被
写体光が暗くて光電流が10-11〜10-12A程度の低
輝度になつてくると、電源投入時から演算増幅器
1の出力が正常な測光電圧VBVに安定するまでの
時間Tは数秒〜数十秒を要するものとなる。この
ため、これを改善した測光回路として、上記対数
圧縮用ダイオード4と逆並列に第2のダイオード
8を接続することが考えられ、このような測光回
路では第2図に点線で示すように、ダイオード8
を接続しないものに較べて測光電圧が僅かに早く
安定するようになるが、それほどの大幅な時間短
縮は期待できない。またこのほかにも、上記容量
成分による応答性の遅れを補償する回路として、
従来、多くの対策回路が提案されている。しか
し、これらの従来の対策回路はいずれもデリケー
トな高インピーダンス回路が必要で、ICの回路
構成が複雑になつたり、光バイアスを与える素子
が必要であつたりして測光回路の構成が複雑化す
ることは避けられず、さらにこのような対策回路
によつても、なお、数十nsecラグを必要としてい
るものであつた。
ところで、モータドライブ装置などで高速連続
撮影を行なう場合には、シヤツターレリーズ動作
からレリーズ終了までの時間はせいぜい5nsec程
度しかかゝらない。従つて、シヤツターレリーズ
動作に応じて電源スイツチ5が閉成するようにし
たものでは、比較的周囲が暗い場所ではモータド
ライブ装置を用いて適正露出の撮影ができなくな
る欠点がある。
撮影を行なう場合には、シヤツターレリーズ動作
からレリーズ終了までの時間はせいぜい5nsec程
度しかかゝらない。従つて、シヤツターレリーズ
動作に応じて電源スイツチ5が閉成するようにし
たものでは、比較的周囲が暗い場所ではモータド
ライブ装置を用いて適正露出の撮影ができなくな
る欠点がある。
一方、カメラの測光回路の電源としては、ボタ
ン型の銀電池や水銀電池など比較的小容量のもの
に限定されていて、このためその消費電力を極力
小さく抑えることが要求されている。従つて、シ
ヤツターレリーズに先立つて電源スイツチを閉成
して測光回路が動作状態となるようにしておけ
ば、上記の容量成分による応答遅れについては良
好なものとなるが、反面、消費電力が大きくなる
ので好ましくなく、さらに不使用時は省電力のた
めに電源スイツチを切つておくので撮影は2段動
作で行なわれ、動きの速い被写体に対しては折角
のシヤツターチヤンスを逸してしまう不具合があ
つた。
ン型の銀電池や水銀電池など比較的小容量のもの
に限定されていて、このためその消費電力を極力
小さく抑えることが要求されている。従つて、シ
ヤツターレリーズに先立つて電源スイツチを閉成
して測光回路が動作状態となるようにしておけ
ば、上記の容量成分による応答遅れについては良
好なものとなるが、反面、消費電力が大きくなる
ので好ましくなく、さらに不使用時は省電力のた
めに電源スイツチを切つておくので撮影は2段動
作で行なわれ、動きの速い被写体に対しては折角
のシヤツターチヤンスを逸してしまう不具合があ
つた。
本考案の目的は、上記の点に鑑み、測光開始前
の状態では不動作状態にある基準電圧回路の出力
に代わつて電池電源の分圧された電圧がインピー
ダンス素子を介して演算増幅器に基準電圧として
導かれるようにし、また、測光用光起電力素子を
零バイアス接続した上記演算増幅器については測
光開始と同時に超低消費電力モードから通常電力
モードとなるようにバイアス電流の切り換えが行
なわれるプログラマブルゲイン構成として、節電
効果が高くかつ測光出力の応答性が高いカメラの
測光回路を提供するにある。
の状態では不動作状態にある基準電圧回路の出力
に代わつて電池電源の分圧された電圧がインピー
ダンス素子を介して演算増幅器に基準電圧として
導かれるようにし、また、測光用光起電力素子を
零バイアス接続した上記演算増幅器については測
光開始と同時に超低消費電力モードから通常電力
モードとなるようにバイアス電流の切り換えが行
なわれるプログラマブルゲイン構成として、節電
効果が高くかつ測光出力の応答性が高いカメラの
測光回路を提供するにある。
以下、本考案を図示の実施例によつて説明す
る。
る。
第3図は本考案の一実施例を示す測光回路の電
気回路図である。電源電圧VCCの電池電源6の中
間タツプ(分圧端子)6aに高抵抗値の抵抗10
の一端が接続され、この抵抗10の他端には、動
作状態で基準電圧VREFを発生する基準電圧回路2
の出力端子が接続されている。さらにこの抵抗1
0と接続した基準電圧回路2の出力端子に演算増
幅器1の非反転入力端子が接続されている。演
算増幅器1の非反転入力端子と反転入力端子
との間には、被写体光を受光して同受光量に応じ
た光電流を発生する測光用光起電力素子3が反転
入力端子にアノードがわを向けて接続され、演
算増幅器1の出力端子と反転入力端子との間に
は、上記光電流を対数値の電圧に変換するための
対数圧縮用ダイオード4が反転入力端子にアノ
ードがわを向けて接続されている。端子11はシ
ヤツターレリーズに同期して“ローレベル”(以
下“L”レベルとする)から“ハイレベル”(以
下“H”レベルとする)になる測光開始信号が印
加される端子で、同端子11は抵抗12を介して
NPN型トランジスタ13,14のベースに接続
されている。これらのトランジスタ13,14は
基準電圧回路2および演算増幅器1の電源供給回
路中の切換回路を構成していて、トランジスタ1
3のコレクタは基準電圧回路2の負極側電源電圧
端子に接続され、トランジスタ14のコレクタは
通常のバイアス電流を設定するための第1の演算
増幅器用セツト抵抗7を介して演算増幅器1の負
極側電源電圧端子に接続されている。トランジス
タ13,14のエミツタは電池電源6のアースさ
れた負極側に接続され、電池電源6の正極側は上
記基準電圧回路2および演算増幅器1の正極側電
源端子に接続されている。また、上記演算増幅器
1に接続されたセツト抵抗7とトランジスタ14
の直列回路と並列に第2の演算増幅器用セツト抵
抗15が接続されている。このセツト抵抗15は
演算増幅器1に超低消費電力でバイアス電流を与
えるための、上記セツト抵抗7よりもはるかに抵
抗値の大きい抵抗である。
気回路図である。電源電圧VCCの電池電源6の中
間タツプ(分圧端子)6aに高抵抗値の抵抗10
の一端が接続され、この抵抗10の他端には、動
作状態で基準電圧VREFを発生する基準電圧回路2
の出力端子が接続されている。さらにこの抵抗1
0と接続した基準電圧回路2の出力端子に演算増
幅器1の非反転入力端子が接続されている。演
算増幅器1の非反転入力端子と反転入力端子
との間には、被写体光を受光して同受光量に応じ
た光電流を発生する測光用光起電力素子3が反転
入力端子にアノードがわを向けて接続され、演
算増幅器1の出力端子と反転入力端子との間に
は、上記光電流を対数値の電圧に変換するための
対数圧縮用ダイオード4が反転入力端子にアノ
ードがわを向けて接続されている。端子11はシ
ヤツターレリーズに同期して“ローレベル”(以
下“L”レベルとする)から“ハイレベル”(以
下“H”レベルとする)になる測光開始信号が印
加される端子で、同端子11は抵抗12を介して
NPN型トランジスタ13,14のベースに接続
されている。これらのトランジスタ13,14は
基準電圧回路2および演算増幅器1の電源供給回
路中の切換回路を構成していて、トランジスタ1
3のコレクタは基準電圧回路2の負極側電源電圧
端子に接続され、トランジスタ14のコレクタは
通常のバイアス電流を設定するための第1の演算
増幅器用セツト抵抗7を介して演算増幅器1の負
極側電源電圧端子に接続されている。トランジス
タ13,14のエミツタは電池電源6のアースさ
れた負極側に接続され、電池電源6の正極側は上
記基準電圧回路2および演算増幅器1の正極側電
源端子に接続されている。また、上記演算増幅器
1に接続されたセツト抵抗7とトランジスタ14
の直列回路と並列に第2の演算増幅器用セツト抵
抗15が接続されている。このセツト抵抗15は
演算増幅器1に超低消費電力でバイアス電流を与
えるための、上記セツト抵抗7よりもはるかに抵
抗値の大きい抵抗である。
第4図は、上記第3図に示す測光回路の具体的
な一実施例の回路構成を示す電気回路図である。
第4図において、基準電圧回路2は各エミツタを
電池電源6の正極側に接続し、互いのベース同士
を接続すると共に、同ベースを一方のトランジス
タ41のコレクタに接続して周知のカレントミラ
ー回路を形成している。2つの特性の等しい
PNP型トランジスタ41,42と、これらトラ
ンジスタ41,42のベースおよびトランジスタ
41のコレクタに一端を接続した抵抗43と、ト
ランジスタ42のコレクタにコレクタを接続し上
記トランジスタ13のコレクタにエミツタを接続
したNPN型トランジスタ44と、コレクタを電
池電源6の正極側に接続し、ベースを上記トラン
ジスタ42のコレクタに接続したNPN型トラン
ジスタ45と、同トランジスタ45のエミツタと
トランジスタ44のエミツタとの間に接続した基
準電圧設定用の可変抵抗46とにより構成されて
おり、可変抵抗46の摺動端子はトランジスタ4
4のベースに接続されている。基準電圧回路2の
出力端はトランジスタ45のエミツタと可変抵抗
46の接続点から引き出されて演算増幅器1の非
反転入力端子に接続されている。この非反転入
力端子には演算増幅器1の外部では、光起電力
素子3のカソードが接続されていると共に、抵抗
10を介して電池電源6の中間タツプ6aに接続
されている。演算増幅器1の反転入力端子には
光起電力素子3のアノードおよび対数圧縮用の
NPN型トランジスタ40のコレクタが接続され
ている。演算増幅器1は高入力インピーダンス演
算増幅器で、同演算増幅器1の回路構成におい
て、反転入力端子はMOS型電界効果トランジ
スタ(以下、MOS−FETとする)47のゲート
に接続され、非反転入力端子はMOS−FET4
8のゲートに接続されている。このMOS−FET
48のゲートには上記対数圧縮用トランジスタ4
0のベースが接続されている。MOS−FET4
7,48のドレインはカレントミラー回路を形成
している特性の等しい5つのPNP型トランジス
タ49〜53のうちのトランジスタ50,51の
コレクタにそれぞれ接続され、ソースはアースさ
れている。トランジスタ49〜52の各エミツタ
は電池電源6の正極側に接続され、互いのベース
は共通に接続されており、同ベースにはトランジ
スタ53のエミツタが接続され同トランジスタ5
3のベースにはトランジスタ49のコレクタが接
続されている。そして、このトランジスタ49の
コレクタに第1,第2のセツト抵抗7,15の一
端がそれぞれ接続されている。また、上記トラン
ジスタ50のコレクタとMOS−FET47のドレ
インとの接続点にはNPN型トランジスタ54の
ベースが接続され、トランジスタ51のコレクタ
とMOS−FET48のドレインとの接続点には
NPN型トランジスタ55のベースが接続されて
いる。このトランジスタ54,55は差動増幅器
を形成するものである。トランジスタ52のコレ
クタはカレントミラー回路を形成する特性の等し
い3つのNPN型トランジスタ56,57,58
の共通ベースおよびトランジスタ56のコレクタ
に接続されている。トランジスタ56〜58のエ
ミツタはアースされ、トランジスタ57のコレク
タは上記差動増幅用トランジスタ54,55のエ
ミツタに接続されている。トランジスタ54のコ
レクタはカレントミラー回路を形成する特性の等
しい2つのPNP型トランジスタ59,60の共
通ベースおよびトランジスタ59のコレクタに接
続され、トランジスタ55のコレクタも同様にカ
レントミラー回路を形成する特性の等しい2つの
PNP型トランジスタ61,62の共通ベースお
よびトランジスタ61のコレクタに接続されてい
る。トランジスタ59〜62の各エミツタは電池
電源6の正極側に接続されている。トランジスタ
60のコレクタは高利得回路としてのカレントミ
ラー回路を形成する特性の等しい2つのNPN型
トランジスタ63,64の共通ベースおよびトラ
ンジスタ63のコレクタに接続され、トランジス
タ62のコレクタはトランジスタ64のコレクタ
に接続されていると共に、出力用のNPN型トラ
ンジスタ65のベースに接続されている。トラン
ジスタ63,64のエミツタはアースされてい
る。トランジスタ65のコレクタは電池電源6の
正極側に接続され、エミツタはトランジスタ58
のコレクタに接続されている。トランジスタ65
のエミツタとトランジスタ58のコレクタとの接
続点は上記対数圧縮用トランジスタ40のエミツ
タに接続されていると共に、この演算増幅器1の
出力端子として測光用輝度出力が取り出されるよ
うになつている。
な一実施例の回路構成を示す電気回路図である。
第4図において、基準電圧回路2は各エミツタを
電池電源6の正極側に接続し、互いのベース同士
を接続すると共に、同ベースを一方のトランジス
タ41のコレクタに接続して周知のカレントミラ
ー回路を形成している。2つの特性の等しい
PNP型トランジスタ41,42と、これらトラ
ンジスタ41,42のベースおよびトランジスタ
41のコレクタに一端を接続した抵抗43と、ト
ランジスタ42のコレクタにコレクタを接続し上
記トランジスタ13のコレクタにエミツタを接続
したNPN型トランジスタ44と、コレクタを電
池電源6の正極側に接続し、ベースを上記トラン
ジスタ42のコレクタに接続したNPN型トラン
ジスタ45と、同トランジスタ45のエミツタと
トランジスタ44のエミツタとの間に接続した基
準電圧設定用の可変抵抗46とにより構成されて
おり、可変抵抗46の摺動端子はトランジスタ4
4のベースに接続されている。基準電圧回路2の
出力端はトランジスタ45のエミツタと可変抵抗
46の接続点から引き出されて演算増幅器1の非
反転入力端子に接続されている。この非反転入
力端子には演算増幅器1の外部では、光起電力
素子3のカソードが接続されていると共に、抵抗
10を介して電池電源6の中間タツプ6aに接続
されている。演算増幅器1の反転入力端子には
光起電力素子3のアノードおよび対数圧縮用の
NPN型トランジスタ40のコレクタが接続され
ている。演算増幅器1は高入力インピーダンス演
算増幅器で、同演算増幅器1の回路構成におい
て、反転入力端子はMOS型電界効果トランジ
スタ(以下、MOS−FETとする)47のゲート
に接続され、非反転入力端子はMOS−FET4
8のゲートに接続されている。このMOS−FET
48のゲートには上記対数圧縮用トランジスタ4
0のベースが接続されている。MOS−FET4
7,48のドレインはカレントミラー回路を形成
している特性の等しい5つのPNP型トランジス
タ49〜53のうちのトランジスタ50,51の
コレクタにそれぞれ接続され、ソースはアースさ
れている。トランジスタ49〜52の各エミツタ
は電池電源6の正極側に接続され、互いのベース
は共通に接続されており、同ベースにはトランジ
スタ53のエミツタが接続され同トランジスタ5
3のベースにはトランジスタ49のコレクタが接
続されている。そして、このトランジスタ49の
コレクタに第1,第2のセツト抵抗7,15の一
端がそれぞれ接続されている。また、上記トラン
ジスタ50のコレクタとMOS−FET47のドレ
インとの接続点にはNPN型トランジスタ54の
ベースが接続され、トランジスタ51のコレクタ
とMOS−FET48のドレインとの接続点には
NPN型トランジスタ55のベースが接続されて
いる。このトランジスタ54,55は差動増幅器
を形成するものである。トランジスタ52のコレ
クタはカレントミラー回路を形成する特性の等し
い3つのNPN型トランジスタ56,57,58
の共通ベースおよびトランジスタ56のコレクタ
に接続されている。トランジスタ56〜58のエ
ミツタはアースされ、トランジスタ57のコレク
タは上記差動増幅用トランジスタ54,55のエ
ミツタに接続されている。トランジスタ54のコ
レクタはカレントミラー回路を形成する特性の等
しい2つのPNP型トランジスタ59,60の共
通ベースおよびトランジスタ59のコレクタに接
続され、トランジスタ55のコレクタも同様にカ
レントミラー回路を形成する特性の等しい2つの
PNP型トランジスタ61,62の共通ベースお
よびトランジスタ61のコレクタに接続されてい
る。トランジスタ59〜62の各エミツタは電池
電源6の正極側に接続されている。トランジスタ
60のコレクタは高利得回路としてのカレントミ
ラー回路を形成する特性の等しい2つのNPN型
トランジスタ63,64の共通ベースおよびトラ
ンジスタ63のコレクタに接続され、トランジス
タ62のコレクタはトランジスタ64のコレクタ
に接続されていると共に、出力用のNPN型トラ
ンジスタ65のベースに接続されている。トラン
ジスタ63,64のエミツタはアースされてい
る。トランジスタ65のコレクタは電池電源6の
正極側に接続され、エミツタはトランジスタ58
のコレクタに接続されている。トランジスタ65
のエミツタとトランジスタ58のコレクタとの接
続点は上記対数圧縮用トランジスタ40のエミツ
タに接続されていると共に、この演算増幅器1の
出力端子として測光用輝度出力が取り出されるよ
うになつている。
次に、上記第3,4図のように構成されたカメ
ラの測光回路の動作を説明する。シヤツターレリ
ーズ以前の状態では、端子11のレベルは“L”
であるので、トランジスタ13,14は共にオフ
である。トランジスタ13がオフのため、基準電
圧回路2は電源電圧を供給されずに不動作状態に
あるので、その出力端、即ち、トランジスタ45
のエミツタと可変抵抗46との接続点には基準電
圧VREFを発生せず、同接続点は高インピーダンス
の状態にある。このため演算増幅器1の非反転入
力端子には電池電源6の中間タツプ6aより抵
抗10を介して上記基準電圧VREFに代わる電圧が
印加された状態にある。また、トランジスタ14
がオフのため、演算増幅器1はセツト抵抗7と1
5のうち、高抵抗値の第2のセツト抵抗15のみ
が接続された状態で電源電圧が供給されているの
で、このときは、同抵抗15を通じて微小のバイ
アス電流が流れている。この抵抗15を流れる電
流はトランジスタ49に流れるので、同電流値に
等しい電流がトランジスタ50,51,52のコ
レクタにもそれぞれ流れる。トランジスタ50,
51は反転入力端子と非反転入力端子にそれ
ぞれゲートを接続したMOS−FET47,48の
トランジスタ負荷となつていて、トランジスタ5
2は後段のトランジスタ回路にバイアス電流を供
給するものとなつているが、上記トランジスタ5
0〜52のコレクタ電流は微小であるため、その
後段回路に流れる電流も微小なものとなり、この
ため演算増幅器1の消費電力は数〓W程度以下に
抑えられている。即ち、シヤツターレリーズ以前
でも演算増幅器1は超低消費電力モードで動作状
態にある。このため、光起電力素子3に被写体の
明るさに応じた光電流IPが流れると、同光電流IP
は対数圧縮用ダイオード4に、或いは対数圧縮用
トランジスタ40のコレクタからエミツタに流
れ、さらにトランジスタ58のコレクタからエミ
ツタの経路で流れ、演算増幅器1の出力端に光電
流IPに応じて電圧VOを出力する。この出力電圧
VOは上記電池電源6の電圧をVCCとし、その中間
タツプ6aをVCC/2から引き出した場合、第5
図に示すように、 VO=VCC/2−R1IP−kT/qlnIP/ISとなる。但し、 R1は上記抵抗10の抵抗値、ISは対数圧縮用ダイ
オード4又はトランジスタ40の逆方向飽和電
流、kはボルツマン定数、Tは絶対温度、qは電
子の電荷である。なお、このとき、基準電圧回路
2の出力端および演算増幅器1の非反転入力端子
は高インピーダンスの状態にあるので、電池電
源6から抵抗10を通じて基準電圧回路2の出力
端や上記非反転入力端子に流れるリーク電流に
ついては、これらをほとんど無視しうる程度のも
のである。結局、シヤツターレリーズ前では、演
算増幅器1自身の消費電流に光起電力素子3の光
電流IPを加算した電流が測光回路全体の消費電流
となるが、これによる消費電力は超低消費量で数
〓W程度に抑えられているので、電池電源6にボ
タン型の小型電池を利用するような場合でも実用
上何ら問題はない。
ラの測光回路の動作を説明する。シヤツターレリ
ーズ以前の状態では、端子11のレベルは“L”
であるので、トランジスタ13,14は共にオフ
である。トランジスタ13がオフのため、基準電
圧回路2は電源電圧を供給されずに不動作状態に
あるので、その出力端、即ち、トランジスタ45
のエミツタと可変抵抗46との接続点には基準電
圧VREFを発生せず、同接続点は高インピーダンス
の状態にある。このため演算増幅器1の非反転入
力端子には電池電源6の中間タツプ6aより抵
抗10を介して上記基準電圧VREFに代わる電圧が
印加された状態にある。また、トランジスタ14
がオフのため、演算増幅器1はセツト抵抗7と1
5のうち、高抵抗値の第2のセツト抵抗15のみ
が接続された状態で電源電圧が供給されているの
で、このときは、同抵抗15を通じて微小のバイ
アス電流が流れている。この抵抗15を流れる電
流はトランジスタ49に流れるので、同電流値に
等しい電流がトランジスタ50,51,52のコ
レクタにもそれぞれ流れる。トランジスタ50,
51は反転入力端子と非反転入力端子にそれ
ぞれゲートを接続したMOS−FET47,48の
トランジスタ負荷となつていて、トランジスタ5
2は後段のトランジスタ回路にバイアス電流を供
給するものとなつているが、上記トランジスタ5
0〜52のコレクタ電流は微小であるため、その
後段回路に流れる電流も微小なものとなり、この
ため演算増幅器1の消費電力は数〓W程度以下に
抑えられている。即ち、シヤツターレリーズ以前
でも演算増幅器1は超低消費電力モードで動作状
態にある。このため、光起電力素子3に被写体の
明るさに応じた光電流IPが流れると、同光電流IP
は対数圧縮用ダイオード4に、或いは対数圧縮用
トランジスタ40のコレクタからエミツタに流
れ、さらにトランジスタ58のコレクタからエミ
ツタの経路で流れ、演算増幅器1の出力端に光電
流IPに応じて電圧VOを出力する。この出力電圧
VOは上記電池電源6の電圧をVCCとし、その中間
タツプ6aをVCC/2から引き出した場合、第5
図に示すように、 VO=VCC/2−R1IP−kT/qlnIP/ISとなる。但し、 R1は上記抵抗10の抵抗値、ISは対数圧縮用ダイ
オード4又はトランジスタ40の逆方向飽和電
流、kはボルツマン定数、Tは絶対温度、qは電
子の電荷である。なお、このとき、基準電圧回路
2の出力端および演算増幅器1の非反転入力端子
は高インピーダンスの状態にあるので、電池電
源6から抵抗10を通じて基準電圧回路2の出力
端や上記非反転入力端子に流れるリーク電流に
ついては、これらをほとんど無視しうる程度のも
のである。結局、シヤツターレリーズ前では、演
算増幅器1自身の消費電流に光起電力素子3の光
電流IPを加算した電流が測光回路全体の消費電流
となるが、これによる消費電力は超低消費量で数
〓W程度に抑えられているので、電池電源6にボ
タン型の小型電池を利用するような場合でも実用
上何ら問題はない。
この状態から、シヤツターレリーズが行なわれ
て測光開始信号用端子11のレベルが“H”レベ
ルになると、これに同期して切換回路用トランジ
スタ13,14がオンとなる。トランジスタ13
がオンになると、基準電圧回路2は電源電圧を供
給されて動作状態になり、バイアス用抵抗43を
介してトランジスタ41,42にコレクタ電流が
流れる。このときトランジスタ42のコレクタ電
流はトランジスタ45,44のベース・エミツタ
に流れてこれらのトランジスタ44,45がオン
になると、基準電圧回路2の出力端には低インピ
ーダンスの基準電圧VREFが発生されることとな
る。同基準電圧VREFは、上記トランジスタ44の
ベース・エミツタ間電圧をVBEとし、同トランジ
スタ44のベースに接続した可変抵抗46の摺動
端子が同抵抗46の中間点に設定されているとす
ると、VREF=2VBEとなる。基準電圧VREFの出力で
ある負荷電流は電流増幅用トランジスタ45のコ
レクタ電流として演算増幅器1に供給される。
て測光開始信号用端子11のレベルが“H”レベ
ルになると、これに同期して切換回路用トランジ
スタ13,14がオンとなる。トランジスタ13
がオンになると、基準電圧回路2は電源電圧を供
給されて動作状態になり、バイアス用抵抗43を
介してトランジスタ41,42にコレクタ電流が
流れる。このときトランジスタ42のコレクタ電
流はトランジスタ45,44のベース・エミツタ
に流れてこれらのトランジスタ44,45がオン
になると、基準電圧回路2の出力端には低インピ
ーダンスの基準電圧VREFが発生されることとな
る。同基準電圧VREFは、上記トランジスタ44の
ベース・エミツタ間電圧をVBEとし、同トランジ
スタ44のベースに接続した可変抵抗46の摺動
端子が同抵抗46の中間点に設定されているとす
ると、VREF=2VBEとなる。基準電圧VREFの出力で
ある負荷電流は電流増幅用トランジスタ45のコ
レクタ電流として演算増幅器1に供給される。
トランジスタ14がオンになると、それまで高
抵抗値のセツト抵抗15のみによつてバイアスさ
れていた演算増幅器1のトランジスタ49,53
は上記抵抗15とセツト抵抗17との並列回路に
よつてバイアスされることになり、トランジスタ
49のコレクタ電流が増大する。このため、トラ
ンジスタ50,51,52の各コレクタにも同様
に増大したコレクタ電流が流れるようになる。こ
のうち、トランジスタ50,51はそれぞれ
MOS−FET47,48のトランジスタ負荷とし
て作用するので差動増幅用トランジスタ54,5
5のコレクタ電流が増大し、またトランジスタ5
2にはトランジスタ56が直列に接続されている
ので、上記トランジスタ54,55にバイアス電
流を供給するためのトランジスタ57および出力
用トランジスタ65にバイアス電流を供給するた
めのトランジスタ58のコレクタ電流が増大す
る。このため、トランジスタ59〜65のコレク
タ電流も増大することとなり、演算増幅器1は正
規の動作モードで増幅作用を行なうようになる。
従つて、シヤツターレリーズが行なわれることに
よつて端子11のレベルが“L”から“H”にな
ると、このとき、直ちに、演算増幅器1の出力端
子のレベルは第5図に示すように、上記出力電圧
VOから出力電圧 VBV=VREF−kT/qlnIP/ISに切り換 わり、基準電VREFから光電流IPの対数変換値を引
いた低インピーダンスの出力電圧となり、遅滞な
く被写体の明るさに確実に対応した測光データが
出力されることとなる。即ち、シヤツターレリー
ズによつて端子11に測光開始信号が印加されて
それまでの出力電圧VOから、安定した測光電圧
VBVに至るまでの時間を、充分に1nsec以下に抑え
ることができる。
抵抗値のセツト抵抗15のみによつてバイアスさ
れていた演算増幅器1のトランジスタ49,53
は上記抵抗15とセツト抵抗17との並列回路に
よつてバイアスされることになり、トランジスタ
49のコレクタ電流が増大する。このため、トラ
ンジスタ50,51,52の各コレクタにも同様
に増大したコレクタ電流が流れるようになる。こ
のうち、トランジスタ50,51はそれぞれ
MOS−FET47,48のトランジスタ負荷とし
て作用するので差動増幅用トランジスタ54,5
5のコレクタ電流が増大し、またトランジスタ5
2にはトランジスタ56が直列に接続されている
ので、上記トランジスタ54,55にバイアス電
流を供給するためのトランジスタ57および出力
用トランジスタ65にバイアス電流を供給するた
めのトランジスタ58のコレクタ電流が増大す
る。このため、トランジスタ59〜65のコレク
タ電流も増大することとなり、演算増幅器1は正
規の動作モードで増幅作用を行なうようになる。
従つて、シヤツターレリーズが行なわれることに
よつて端子11のレベルが“L”から“H”にな
ると、このとき、直ちに、演算増幅器1の出力端
子のレベルは第5図に示すように、上記出力電圧
VOから出力電圧 VBV=VREF−kT/qlnIP/ISに切り換 わり、基準電VREFから光電流IPの対数変換値を引
いた低インピーダンスの出力電圧となり、遅滞な
く被写体の明るさに確実に対応した測光データが
出力されることとなる。即ち、シヤツターレリー
ズによつて端子11に測光開始信号が印加されて
それまでの出力電圧VOから、安定した測光電圧
VBVに至るまでの時間を、充分に1nsec以下に抑え
ることができる。
なお、上記実施例の測光回路では電池電源6と
して1.5V×2の電池構成のものを用い、演算増
幅器1の非反転入力端子に加える電位として中
間タツプ6aから1.5Vの電位を引き出して利用
したが、このほかに、1.5V×3,1.5V×4など
の電池構成のものを用いて任意の中間タツプ電位
を利用するようにすることもできる。
して1.5V×2の電池構成のものを用い、演算増
幅器1の非反転入力端子に加える電位として中
間タツプ6aから1.5Vの電位を引き出して利用
したが、このほかに、1.5V×3,1.5V×4など
の電池構成のものを用いて任意の中間タツプ電位
を利用するようにすることもできる。
以上述べたように、本考案によれば、測光開始
以前でも演算増幅回路は常時バイアスを供給され
ていると共に、不動作の基準電圧回路の出力に代
つて、電池電源より基準電圧が与えられるので、
測光開始信号に同期して瞬時に、受光量に応じた
測光出力を取り出すことができ、このため、モー
タドライブ装置を用いて高速連続撮影を行なつた
り、動きの速い被写体に対してシヤツターチヤン
スを逸することなく撮影することができることに
なり、また、測光開始以前では演算増幅回路は超
低消費電力モードであり、基準電圧回路は不動作
状態にあるので、回路全体の電力消費が非常に微
小で電池エレルギーの消耗量も極めて僅かであり
カメラ用小型電池を充分に利用しうるなどの優れ
た効果を発揮する。
以前でも演算増幅回路は常時バイアスを供給され
ていると共に、不動作の基準電圧回路の出力に代
つて、電池電源より基準電圧が与えられるので、
測光開始信号に同期して瞬時に、受光量に応じた
測光出力を取り出すことができ、このため、モー
タドライブ装置を用いて高速連続撮影を行なつた
り、動きの速い被写体に対してシヤツターチヤン
スを逸することなく撮影することができることに
なり、また、測光開始以前では演算増幅回路は超
低消費電力モードであり、基準電圧回路は不動作
状態にあるので、回路全体の電力消費が非常に微
小で電池エレルギーの消耗量も極めて僅かであり
カメラ用小型電池を充分に利用しうるなどの優れ
た効果を発揮する。
第1図は、従来のカメラの測光回路の一例を示
す電気回路図、第2図は、上記第1図に示す測光
回路の測光開始時の出力電圧の変化を示す特性曲
線図、第3図は、本考案の一実施例を示すカメラ
の測光回路の電気回路図、第4図は、上記第3図
に示す測光回路の具体的な回路構成を示す電気回
路図、第5図は、上記第3,4図に示す測光回路
の測光開始時の出力電圧の変化を示す特性図であ
る。 1……演算増幅器(演算増幅回路)、2……基
準電圧回路、3……測光用光起電力素子、4……
対数圧縮用ダイオード、6……電池電源、6a…
…分圧端子(中間タツプ)、7,15……バイア
ス設定用抵抗、10……抵抗(インピーダンス素
子)、11……測光開始信号用端子、13,14
……切換回路用トランジスタ、40……対数圧縮
用トランジスタ。
す電気回路図、第2図は、上記第1図に示す測光
回路の測光開始時の出力電圧の変化を示す特性曲
線図、第3図は、本考案の一実施例を示すカメラ
の測光回路の電気回路図、第4図は、上記第3図
に示す測光回路の具体的な回路構成を示す電気回
路図、第5図は、上記第3,4図に示す測光回路
の測光開始時の出力電圧の変化を示す特性図であ
る。 1……演算増幅器(演算増幅回路)、2……基
準電圧回路、3……測光用光起電力素子、4……
対数圧縮用ダイオード、6……電池電源、6a…
…分圧端子(中間タツプ)、7,15……バイア
ス設定用抵抗、10……抵抗(インピーダンス素
子)、11……測光開始信号用端子、13,14
……切換回路用トランジスタ、40……対数圧縮
用トランジスタ。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 電池電源の分圧端子にインピーダンス素子を介
して出力端子が接続されていて、動作状態で上記
出力端子に低インピーダンスの基準電圧を発生す
る基準電圧回路と、 この基準電圧回路の出力端子における電圧が常
時入力端子に印加され、かつ超低消費電力のバイ
アス電流が与えられて常時動作状態にあり、両入
力端子間に零バイアス接続された測光用光起電力
素子に流れる光電流の対数変換電圧を出力として
発生する演算増幅回路と、 測光開始信号に同期して、上記基準電圧回路を
不動作状態から動作状態に切換えると共に、上記
演算増幅回路を超低消費電力のバイアス電流が与
えられた状態から正規のバイアス電流が与えられ
た正常動作状態に切換える切換回路と、 を具備してなるカメラの測光回路。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983002506U JPS59108230U (ja) | 1983-01-12 | 1983-01-12 | カメラの測光回路 |
US06/532,686 US4498753A (en) | 1983-01-12 | 1983-09-16 | Photometric apparatus for cameras |
DE3400930A DE3400930C2 (de) | 1983-01-12 | 1984-01-12 | Fotometrische Schaltungsanordnung für Kameras |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1983002506U JPS59108230U (ja) | 1983-01-12 | 1983-01-12 | カメラの測光回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59108230U JPS59108230U (ja) | 1984-07-21 |
JPH0351724Y2 true JPH0351724Y2 (ja) | 1991-11-07 |
Family
ID=11531245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1983002506U Granted JPS59108230U (ja) | 1983-01-12 | 1983-01-12 | カメラの測光回路 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4498753A (ja) |
JP (1) | JPS59108230U (ja) |
DE (1) | DE3400930C2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR970010763B1 (ko) * | 1993-03-25 | 1997-06-30 | 삼성항공산업 주식회사 | 릴리즈 스위치를 이용하여 전원을 기동하는 카메라 및 그 제어방법 |
JP3434595B2 (ja) * | 1994-11-12 | 2003-08-11 | 株式会社リコー | 測距装置 |
JP4035194B2 (ja) * | 1996-03-13 | 2008-01-16 | キヤノン株式会社 | X線検出装置及びx線検出システム |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4970625A (ja) * | 1972-11-09 | 1974-07-09 | ||
GB1481321A (en) * | 1974-05-16 | 1977-07-27 | Viskase Ltd | Sausage-processing apparatus |
JPS5113659A (ja) * | 1974-07-19 | 1976-02-03 | Dainippon Plastics | |
JPS5250229A (en) * | 1975-10-20 | 1977-04-22 | Fuji Photo Optical Co Ltd | Exposure contorol circuit for camera |
JPS6031249B2 (ja) * | 1977-07-29 | 1985-07-20 | 株式会社日立製作所 | 測光増幅回路 |
-
1983
- 1983-01-12 JP JP1983002506U patent/JPS59108230U/ja active Granted
- 1983-09-16 US US06/532,686 patent/US4498753A/en not_active Expired - Lifetime
-
1984
- 1984-01-12 DE DE3400930A patent/DE3400930C2/de not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE3400930A1 (de) | 1984-07-12 |
US4498753A (en) | 1985-02-12 |
JPS59108230U (ja) | 1984-07-21 |
DE3400930C2 (de) | 1985-08-08 |
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