JPH035124A - 押出機の運転制御方法 - Google Patents

押出機の運転制御方法

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JPH035124A
JPH035124A JP1141464A JP14146489A JPH035124A JP H035124 A JPH035124 A JP H035124A JP 1141464 A JP1141464 A JP 1141464A JP 14146489 A JP14146489 A JP 14146489A JP H035124 A JPH035124 A JP H035124A
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淳 松浦
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石本 武博
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスクリュ式押出機、例えは合成樹脂の製造プロ
セスにおいて、製造された溶融樹脂をベレット化する押
出機の運転方法に関する。
〔従来の技術〕
溶融重合を行う合成樹脂の製造工程では、リアクター内
において、触媒を用いて重合溶媒中で原料モノマーを重
合させた後、得られた樹脂溶液を溶媒フラッジユニ程に
送って、溶媒を分離し、得られた溶融樹脂を押出機によ
ってベレット化しているのが一般である。
この押出機としては、スクリュ式でかつベント式のもの
が使用され、さらには、ギアポンプを1荊え、このギア
ポンプで溶融樹脂を送るタイプのものも使用される。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、このような製造工程は連続して行われ、押出
機への溶融樹脂の供給も連続して行われ− るが、それが常時定量的に行われるとは限らず、多少の
変動を生じているのが通電である。
しかし、このような変動を考慮せずに常時一定回転数で
、押出機のスクリュを回転させていると、供給された溶
融樹脂の量が少ないときは押出機が空運転となり、供給
量が多すぎるとベント孔から)益れ出てしまうおそれも
あり、さらにはスクリュによる混練具合いやシリンダ内
圧力にも変動を来すおそれがあって、ベレット化された
樹脂の製品均一性などに問題が生じかねない。
本発明はこのような点に鑑みなされたもので、押出機の
安定的な運転を図ることを技術的課題とするものである
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、前記課題を解決するため次のような手段とし
た。
本発明は、スクリュ式押出機において、少なくともスク
リュ2の回転数と樹脂送り量とを変数とする関数で決定
される樹脂充満率を押出機シリンダ各部内毎にそれぞれ
求め、前記各部の適正樹脂3 充満率を満足する押出量の重複範囲を全体の適正押出範
囲とし、この適正押出範囲に押出量が制御されるよう運
転制御する押出機の運転制御方法である。
ここで、スクリュ式押出機が、原料樹脂の供給口から押
出口13に向かって、シリンダ1内にフィードゾーン7
、ファーストゾーン8、セカンドゾーン9を有している
とともに、シリンダ1にベント孔(3,5,6)を有し
ている場合、各ゾーン(7,8,9)の樹脂充満率に加
えて、ベント孔(3,5,6)から溶融樹脂が)益れ出
ない最大の樹脂送り量をスクリュ2の回転数との関係で
決定するベント能力を適正押出範囲特定のための基準と
して糺み入れるとよい。
また、各部における樹脂充満率は、その部分における送
り量とスクリュ回転数との関係で決定される、各部固有
のものであり、送り量は各部において実測することを原
則とするが、押出機のシリンダ1各邪に流量計を取り付
けることが実質的に困難な場合は、押出口13から押し
出される樹脂4− 量を近似値として扱ってもよい。また、ギアポンプ11
を設けた場合は、ギアポンプ11の回転数から流量を算
出できるので、とれにより得た流量を各部の送り量の近
似値として扱ってよい。
〔作用〕
本発明によれは、押出機の運転が樹脂の適正押出範囲内
で、常時行われる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図、第2図を参照して説
明する。
押出機に供給される溶融樹脂は、チタン等の遷移金属化
合物と有機アルミニウム化合物等の有機金属化合物とか
ら形成された高性能配位化合物系触媒を用い、例えはエ
チレンとブテン−1、あるいはエチレンと4−メチル−
ペンテン−1の絹合せからなるモノマー系をヘキサンを
溶媒として重合して得た樹脂溶液から、フラッジユニ程
でヘキサンを分離して得た溶融樹脂である。
押出機は、2軸のスクリュ式で、かつ、3段ベント+ギ
アポンプ式のものである。
すなわち、スクリュ2を内蔵したシリンダ1の一端にス
クリュ駆動用モータ(M)が取り付けられ、この一端か
ら先端にかけて、シリンダ1に第1ベント孔3、溶融樹
脂(原料樹脂)の供給口4、第2ベント孔5、第3ベン
ト孔6が設けられている。そして、ベント孔(3,5,
6)に対応した部分はスクリュ溝が深く形成されている
。ここで、第1ベント孔3は大気に開放され、第2ベン
ト孔5と第3ベン[・孔6は図示しない真空ポンプに接
続され、約20 Torrの負圧がかけられている。
そして、供給口4部分から第2ベント孔5までが、溶融
樹脂の供給部であるフィートゾーン7でこの部分のスク
リュ溝は最も浅くなっている。また、フィードゾーン7
に続いて第2ベント孔5のあたりはスクリュ溝は深くな
っているが、この第2ベント孔5と第3ベント孔6との
間が溶融樹脂の第1の混練部としてファーストゾーン8
となっており、このファーストゾーン8でスクリュ溝が
少し浅くなりフィードゾーン7より少し深い程度となっ
ている。
5 一 そして、第3ベント孔G部分でスクリュ溝は再度深くな
る。ざらに、ファーストゾーン8ここ続いて第3ベント
孔6より押出口13側が溶削!樹脂の第2の混練部とし
てセカンドゾーン9となっていて、このセカンドゾーン
9でスクリュ溝は再度浅くなる。そして、各ゾーン(7
,8,9)を流れる間に溶融樹脂は混練・昇圧され、揮
発成分であるヘキサンが各ベント孔(3,5,6)から
脱気される。
さらここセカンドゾーン9のシリンダ1に添加剤供給口
(A)が設けられ安定剤などが溶融樹脂中に供給添加さ
れるようになっている。
そしてセカンドゾーン9を過ぎた部分に圧力センサ10
が設げられて、その部分のシリンダ1内圧力が検出され
るようになっている。この圧力センサ10の後段にギア
ポンプ11が設げられ、このギアポンプ11は回転計を
備えていて、その回転数からギアポンプ11を通過する
樹脂の流量を知ることができる。そして、このギアポン
プ11の後段に温度センサ12が設げられている。そし
て、シリンダ1先端に図示しない濾過用のスクリーン装
置を介してベレット造粒用ダイ(押出口13)が取り付
けられている。
なお、押出口13には連続MI計が取り付けられ、メル
トインデックスが連続的に観察できるようになっている
そして、上記MI計、圧力センサ10、温度センサ12
、ギアポンプ11の回転計からの出力は中央演算装置に
人力され、その演算結果に基づきスクリュ駆動用のモー
タ(M)がモータ制御手段ζこより制御されてスクリュ
2の回転数が制御される。
次に、この押出機の制御手段を説明する。
まず、各ゾーン(7,8,9)@に、少なくともスクリ
ュ2の回転数とメルトインデックス(MI)とを変数と
する関数で決定される樹脂の適正押出量は、各ゾーン(
7,8,9)での最大送り量から各ゾーン(7,8,9
)での最小送り量を差し引いた範囲で示される。
各ゾーン(7,8,9)での最大送り量、すな7− わち、ベント孔(5.6)及び供給1」4から溶融樹脂
が溢れ出ない最大の樹脂送り量は、一般式%式%: N5  :スクリュ回転数 P:圧力 という関数で失わせるが、この係数α、βはそれぞれM
I、温度、Nsの関数である。
従って、各ゾーン(7,8.9)での最大の樹脂送り量
Qは、見掛上次のような関数となる。
フィードゾーン7では、 Qf.、8.=f (MI,N=,Pt, Tr)  
・・ (2)N5:スクリュ回転数 Pf:各ゾーンの圧力、特にPは圧力センサ10で検知
したシリンダ内圧力 Tf:各ゾーンの温度、特もこTは温度センサ12で検
知したシリンダ内温度 という関数で示され、ファーストゾーン8でもQlm−
X=f (ML N5, P+, T+)    (3
)という関数で示され、セカンドゾーン9でもQ2□.
、=f (MFR,N5,P2,T2)   (4)と
いう関数で示される。
さらに、必要なベント能力を満足する最大樹脂送り量も
同様の関数 Q.V2f (XI,N5,Pv,TV)  − − 
(5)QV:ベント能力、 MI:メルトインデックス(樹脂送り量)ここで、フィ
ードゾーン7とファーストゾーン8及びベント能力につ
いては、Tはシリンダの加熱の冷却条件を一定にすると
、MI,N5の関数として読み直すことで省略すること
ができる。また、通常供給口4,第2ベント孔5,第3
ベント孔6部分の圧力は一定なので、フィートゾーン7
とファーストゾーン8及びベント能力についての圧力P
もMI,N5の関数として考えることができる。
9 0− そして、各ゾーン(7,8,9)での最小送り量は各ゾ
ーン(7,8,9)におけるサージング(戻り)を考慮
したもので、これ以下であると戻り抵抗により送ること
のできないとされる値であり、ここでは各ゾーン(7,
8,9)の最大送り量に係数Kを乗じて近似する。すな
わちフィートゾーン7では Qfm1o=Kf−f(MI、N5)   ・◆(6)
で示され、ファーストゾーン8でも QIIITio=に1◆f(MI、N5)◆◆(7)で
示され、セカンドゾーン9では 02m;o=に2・f (MI、N5.P、T)・・ 
(8) で示される。
さらに考慮すべきことは、セカンドゾーン9のシリンダ
ーに設けた添加剤供給口(A)部分での充満率である。
供給口からの安定剤などの送り量が樹脂の圧力により影
響を受けるからである。添加剤供給口での必要充満率を
満足する押出量Qaは 1− Qa=f  (MFR,Ns、P、T)   ・・ (
9)でボされる。
これら関数をグラフ図に示すと、例えは、第2図のよう
になる。
そして、各式(2)〜(9)を示したグラフで囲まれた
範囲が各ゾーン(7,8,9)に於ける樹脂押出量の重
複範囲であり、この範囲が適正押出範囲である。なお、
第2図で■〜0は上記各式(2)〜(9)に対応する。
以上の操作は中央演算装置で行われ、前記適正押出範囲
に押出量が制御されるよう前記中央演算装置からの指令
でスクリュ2の回転数とギアポンプ11の回転数が制御
される。
なお、中央演算装置では適正範囲に入る定常時の目標値
を出力するのではなく、遅れや過度の変更による不都合
をさけるような動的な特性を考慮した出力がなされる。
〔発明の効果〕
本発明によれは、常時適正な押出量で運転でき、空運転
、ベント孔からのオーバーフローなどを防12− 止でき、また、均一な品質の樹脂を押出成形できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示した図、第2図は樹脂送
り量とスクリュ回転数との関係を示したグラフ図である
。 1・・シリンダ、2・・スクリュ、3,5.6・・ベン
ト孔、7・・フィートゾーン、8・・ファーストゾーン
、9・・セカンドゾーン、13◆・押出口。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)スクリュ式押出機において、少なくともスクリュ
    2の回転数と樹脂送り量とを変数とする関数で決定され
    る樹脂充満率を押出機シリンダ各部内毎にそれぞれ求め
    、前記各部の適正樹脂充満率を満足する押出量の重複範
    囲を全体の適正押出範囲とし、この適正押出範囲に押出
    量が制御されるよう運転制御する押出機の運転制御方法
  2. (2)スクリュ式押出機は、原料樹脂の供給口から押出
    口13に向かって、シリンダ1内にフィードゾーン7、
    ファーストゾーン8、セカンドゾーン9を有していると
    ともに、シリンダ1にベント孔(3、5、6)を有し、
    各ゾーン(7、8、9)の樹脂充満率に加えて、ベント
    孔(3、5、6)から溶融樹脂が溢れ出ない最大の樹脂
    送り量をスクリュ2の回転数との関係で決定するベント
    能力を適正押出範囲特定のための基準として組み入れた
    請求項1記載の押出機の運転制御方法。
JP1141464A 1989-06-02 1989-06-02 押出機の運転制御方法 Expired - Lifetime JP2780813B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102202349A (zh) * 2011-05-18 2011-09-28 杭州电子科技大学 基于自适应最优消零的无线传感器网络数据压缩方法
EP2557122A4 (en) * 2010-12-28 2015-04-29 Toray Industries LIQUID CRYSTAL POLYESTER RESIN COMPOSITION, MANUFACTURING METHOD THEREOF, AND MOLDED ARTICLE MADE THEREFROM

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JPS50161553A (ja) * 1974-06-21 1975-12-27

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