JPH0351166B2 - - Google Patents

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JPH0351166B2
JPH0351166B2 JP61154260A JP15426086A JPH0351166B2 JP H0351166 B2 JPH0351166 B2 JP H0351166B2 JP 61154260 A JP61154260 A JP 61154260A JP 15426086 A JP15426086 A JP 15426086A JP H0351166 B2 JPH0351166 B2 JP H0351166B2
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corneal
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data
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Ei Resuperansu Furanshisu
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【発明の詳細な説明】 (1) 発明の背景 本発明は眼の物理的寸法を決定するための非侵
食の眼科学的手段および技術と、このようにして
得られた寸法データを角膜矯正手術の実施におけ
る有効使用に関するものである。
人間の眼は網膜表面上に像を生成する極めて力
強い結像装置である。眼の結像要素は角膜とレン
ズである。角膜は約80%の結像能力(48デイオプ
トル)をまたレンズは約20%の結像能力(12デイ
オプトル)それぞれ占めている。近視の場合、眼
球はより長い卵形となりこの場合光線は網膜の前
方の点に結像し、従つて焦点が外れる。遠視の場
合は、結像システムが不適当であり、焦点および
結像は網膜の後方に位置し、したがつてこれも焦
点が外れる。乱視の場合は焦点あるいは鮮明な像
は生成されず、眼は基本的に網膜表面の後方ある
いは前方の2つの領域に結像する。近視、遠視あ
るいは乱視を矯正するためには、像を網膜の円柱
状体および円錐体上に直接結ばせるために眼鏡あ
るいはコンタクトレンズが用いられる。人工的な
矯正(すなわち眼鏡あるいはコンタクトレンズ)
の代りに前述したように、角膜の形状を外科的に
改変する屈折角膜形成術により同じ結果を達成す
ることがこれまでにも証明されている。
屈折角膜形成術技術の代りに、角質切開と角膜
彫刻は多くの検討を加えられている2種類の角膜
手術である。放射状角質切開においては、角膜に
8乃至32本の放射状の切れ目がナイフにより入れ
られ、これによつて角膜の曲面が焦点が眼の後
方、望ましくは角膜表面近くに置かれる程度に平
坦にされるということが示された。このような手
術は対物近視を高々12デイオプタの改善実測値を
もつて減少することにより、視力を改善できるこ
とは証明した。この手術は切れ目の深さを1ミリ
の何分の1にまで制御できる調整ベルトあるいは
スリーブを有するダイヤモンドあるいはルビーナ
イフを用いることによつて行なわれる。
近視矯正の程度は切れ目の深さ、放射状切れ目
の数および切れ目の角膜中心への近さにより決め
られる。他の矯正効果を達成するため、放射状の
切れ目と他の種々の切れ目が組み合わされてき
た。そして角膜の種々の部分で放射状切れ目と円
周方向の切れ目とを組み合わせることにより角膜
の特徴的な平坦化が可能であり、これによつて近
視と乱視の同時的減少を達成することができる。
角膜彫刻は角膜切開を越えるより進歩した手法
によ構成されている。この手法は角膜の前表面の
屈折能力を増減するため曲率半径に影響を与える
ように、角膜の外部の層を除去する手段を含んで
いる。0.6mmの厚さの角膜から種々の層を0.15乃
至0.25mm程度除去することにより、近視あるいは
遠視を12デイオプトルまで矯正できるとともに極
度に高度の乱視(あるいは角膜の不均一性)の矯
正が可能である。実際このような角膜の彫刻によ
り、角膜の外表面はあたかもコンタクトレンズが
不完全な角膜上に挿入されたように矯正コンタク
トレンズの曲率半径を持つことができる。角膜の
焦点距離(能力)を増減させこれによつて眼の屈
折状態を変化させるのは空気/角膜界面を有する
角膜の外表面である。
角膜彫刻への一つの手がかりは、ケラトミロイ
シス(keratomileusis)と呼ばれる手法であり、
これによれば、角膜の外部が平凸ボタン状に除去
され凍結された後、マイクロ旋盤上に配置され、
コンピユータによる制御下で所定の角膜曲面が得
られるまで旋盤により整形される。この角膜ボタ
ンは次いで凍結され患者の眼に縫合される。この
ようにして外部角膜曲面は機械的介在によつて変
化させられる。
角膜彫刻への他の手がかりは、1983年11月17日
に出願された同じ出願人による米国出願第552983
号の明細書に述べられているようなレーザー切開
によるものである。
しかし屈折矯正を行なうために角膜上に施す手
段が如何なるものであつても、これまで実行され
たものあるいは実行すべきであると提案されてい
るところのものはほとんど実験的なものであると
いう事実が存在している。与えられた技術を与え
られた角膜寸法の範ちゆうに適用するに際し、眼
の究極の屈折率矯正を許容できる程度の正確性を
持つて予測するために依存し得る実験的基礎は存
在していない。そして特に放射状角膜切開の場合
に関しては切開が余りに深く行なわれ、これによ
つて手術の非侵食性を損なう危険性が依然として
存在している。
(2) 発明の概要 本発明の目的は眼の屈折率矯正を行なうための
非侵角膜手術の援助に使用するための改善された
方法および装置を提供することにある。
本発明の特定の目的は眼科学的外科医に対し、
特に異常な眼に対し、角膜の厚さおよび形状図
(トポグラフイ)データを提供することにある。
そして本発明の目的は所望の屈折率矯正を行なう
ため、上記のデータを異常角膜の前部表面内にお
ける外科的切れ目の深さとその表面分布を決定す
るために容易に解釈できる形式の提供することに
ある。
他の特定の目的は角膜の形状および厚さを種々
の姿勢に対し選択的に表示できるCAD/CAM可
視表示装置により上記の目的を達成することにあ
る。
本発明のさらに他の特定の目的は特定の屈接率
矯正結果すなわち正視眼(離れた位置での完全な
視力)を達成するために必要な角膜切除の程度を
選択された姿勢に対して表示する可視表示装置に
より上記の目的を達成することにある。
本発明はまた被検眼に対し完全にあるいは実質
的に正視眼とするために要求される屈折率矯正角
膜手術の性質とその程度とを与えられた被検眼に
対し処方するための計算機支援手段によつて上記
の諸目的を達成することを特定の目的とするもの
である。
さらに他の特定の目的は、屈折率矯正手術の実
行のための自動化された機器の制御に用いられる
デイジタルデータが得られる計機支援手段によつ
て上記の諸目的に答えることにある。
上記の諸目的およびさらに他の特徴は、(1)計算
機に入力し貯えられるデイジタルデータの形態で
眼の角膜の形状図を決定すること、(2)同じく計算
機に入力され貯えられるデイジタルデータの形態
で、多軸に沿つた角膜の局部的な厚さを決定する
こと、(3)予想される手術に関連すると考えられ
る、外科医の選択的な角膜領域、方向あるいは部
分の表示に適する、両範ちゆうのデータの
CAD/CAM表示の提供によつて達成される。
(3) 実施例の説明 第1図は角膜の評価および分析を実行するため
のすべての要素とこの分析に基づく切開あるいは
彫刻角膜成形術に含まれる要素が示されている。
評価部分はA,BおよびCの3つのモジユール
により構成されている。第1に、モジユールA
は、当該眼の角膜表面の形状を決定する。このモ
ジユールは光学的視覚スキヤナあるいは出力端1
0にデイジタル形状データを発生する光学角膜測
定器である。モジユールAは角膜の外表面の全形
状を決定するために縁から縁まで高速にスキヤン
する能力を備えている。このモジユールにおいて
は角膜の外部あるいは内部の光学領域の曲面にお
ける微細な差異を正確かつ明確に決定する。そし
てこのモジユールは特定の角膜の多数の個別点か
らのデータをデイジタル化する能力を備えてい
る。モジユールAで使用するのに適した機器はカ
リフオルニア州パロ・アルトに米国事務所を有す
る日本企業サンコンタクトレンズ株式会社から商
業的に入手できるPKS−1000フオトケラトスコ
ープである。サン社のフオトケラトスコープは、
眼の中心軸を含む如何なる断面に対しても前部表
面曲面の断面形状を示すために発生可能な可視表
示が得られるデイジタル出力を有するフオトアナ
ライザを備えている。結線10はそのようなデイ
ジタル出力を伝送するものであることが理解され
よう。
第2のモジユールBは角膜の表面上の複数の位
置で角膜の厚さを何千分の1mmまで測定する厚さ
測定手段(Pachy metric)である。データは超
音波距離測定装置により発生され、位置座標デー
タに関連した測定厚を表わすデータとして出力1
1に供給される。厚さの測定は電源および表示手
段に柔軟に接続された商業的に入手可能な携帯用
トランスデユーサを用いて個々の点毎に手動で行
なつてもよい。このようなトランスデユーサは例
えばカリフオルニア州ロスアンゼルスのマイオキ
ユア(Myocure Inc.)株式会社製マイオパツチ
超音波厚さ測定器かウエストバージニアのハンチ
ングトン支社から得られるシルコ株式会社
(CILCO Inc.)製の「ヴラセノ」(“Villasenor”)
である。このような装置を使用する場合には、プ
ローブが角膜表面上の中心光軸から周辺に至る如
何なる場所に置かれても、固定目標によつて患者
の未検査眼を検査済眼に対して中心軸安定性を維
持することができる。
望ましくは第3図(すなわち正面図)の表示が
選定される。この表示は角膜への厚さ測定器の適
用点それぞれの想定された座標位置を選択しかつ
特定する手動操作可能なカーソルを有しており、
カーソルにより特定された異なる各点の厚さ測定
値はモジユールCにおいて計算機に入力され貯え
られる。典型的には眼の中心軸を通る選ばれた数
本の子午線のそれぞれに沿つて5つの点における
厚さ測定が行なわれる。そして角膜乱視(モジユ
ールAにより発生された形状データの第3図の表
示からも認められるように)観察された乱視軸方
向が厚さ測定の中心子午線の方向にすることが望
ましい。そして第2,第3の連続的な一連の厚さ
測定は、厚さ測定用中心子午線に対しそれぞれ20
度反対方向にずらされた角度の子午線に沿つて行
なうことが望ましい。さらに、中心子午線上の5
回の厚さ測定は(a)周縁との交点より約1mm短かい
両外側端部、(b)中央部(眼の光軸上)および(c)中
央部と両外側端部との中間点において行ない、中
心子午線からそれぞれ±20度ずれた2つの子午線
に対しては、4回の測定(すなわち、外側端部お
よび中間点)だけでよい。何故ならば中心あるい
は光軸部の厚さ測定は1度しか必要でなく、した
がつて2つ以上の子午線走査を行なつても重複し
てしまうからである。
第3のモジユールCは、形状のデイジタルデー
タ(モジユールAからの結線10)および厚さの
デイジタルデータ(モジユールBからの結線1
1)が供給される計算機により構成される。この
計算機は例えばIBM PCコンピユータでもよく、
第2,3および4図に選択的にかつ概略的に示す
ように、モジユールCにおいて評価した角膜を
CAD/CAM様式で表示する能力を有するもので
ある。第2図の概略図は角膜の1つの子午線に沿
つた全体の断面図(少なくとも周縁から周縁に至
る)であり、計算機は全体断面図のうちから選択
された一部分の詳細を「クローズアツプ」検査、
すなわち角膜の局部的な形状および厚さを正確に
検査することを可能とする、断面表示のスケール
を拡大する能力を有することが理解されよう。
結線10−11を介してモジユールCに供給さ
れるデイジタルデータは第3図および第4図に示
唆されるように選択的なCAD/CAM表示技術に
用いられる。第3図においては角膜は前方から後
方に向つて見た図(すなわち前面図)として表示
され、かつ段階的に徐々に増大する厚さを表わす
交互に現われる複数のリングを有する図形で示さ
れる。また第4図では角膜は第3図の等高形状を
正確な透視画法で表わした斜視図で表示される。
第4図の斜視図は計算機内の適当なソフトウエア
により画面を選択的に回転させる能力との組み合
せによつて、外科医は計算機のCRTスクリーン
上に評価のために成生された角膜を見ることによ
つて角膜の直視前面図を得ることができることが
理解されよう。さらに適当なソフトウエアを利用
することにより種々の表示第2,3および4図は
表示画面の方向あるいは角度、角膜表面上の1点
又は一連の点に対する局部的角膜の厚さ曲率(前
方あるいは後方表面)あるいはジオプトリ能力等
の数値説明を行なう数値データを含めてもよいこ
とが理解されよう。そのような数値データは種々
の表示と同様、角膜評価のどのような段階でもハ
ードコピーのプリントアウトの入手が可能である
ことも理解されよう。
第1図のモジユールDは、モジユールCから供
給される形状および厚さ測定データと、さらにモ
ジユールEからの理想化形状に関するデイジタル
データあるいはモジユールFの手術評価データバ
ンクからのデイジタルデータのような他の情報源
からの追加的デイジタル情報を利用する追加の
CAD/CAM表示(例えば第5図あるいは第6図
におけるような)を提供する。モジユールDにお
ける表示の一部のためのデータソースとして利用
可能なデイスク装置に組み込まれてもよいモジユ
ールFにおける計算機メモリには、屈折率の外科
的角膜形成術のために評価中の眼に対して、正視
眼を生成可能な理想化された眼の角膜形状デイジ
タルデータを貯えている。このデイジタルデータ
はA−スキヤン超音波ソノグラフイにより決定さ
れる眼の軸方向長、患者の年令および性別、眼の
内部圧力その他正視眼を得るため角膜に加えるべ
く考慮された変更を除き類似なまたは同一の測定
パラメータを有する理想化された正視眼モデルの
投影像と評価すべき眼とを詳細に比較することが
可能な因子を考慮して貯えられている。患者の年
令および性別、眼の軸方向(前後方向)長(10分
の数mm)、眼の内部圧力、所望の合成屈折率条件
(例えば−1.50ジオプトル、−1.00ジオプトル、正
視眼等)、所望の外科的手法(放射状角質切開の
ような切開、あるいは彫刻等)、および問題の眼
に対する選択された眼のデータベース(モジユー
ルE′により示唆された適当な手段を介して入力さ
れた)をモジユールEに入力することにより、モ
ジユールDにおいて、理想化された眼のために蓄
積されたデイジタルデータとから、モジユールD
における測定データの形状表示のために選担され
た子午線に沿つて理想化された眼の選択された角
膜形状の追加的表示を生成することが可能とな
る。この特徴によつて、理想化された眼の子午線
形状を被測定眼データ(結線10−11からの)
の子午線形状の表示に関して相対的に評価するこ
とが可能となる。
より詳細に述べると、第5図は測定される眼が
近視であるモジユールD表示を示している。ここ
では被検眼の表示された子午線断面の角膜形状1
2は理想化眼の子午線断面表示の角膜形状13よ
りも、より湾曲しかつより平坦度が小さい。この
状況においては、形状13の形状12上での配置
方向を周縁部近傍で交叉させるようにすることが
望ましい。したがつて第5図では、形状12−1
3の交叉点14−15は光軸16の反対側に対称
的にずれており、形状12−13の間の三カ月状
断面は、もし角質形成術が、角膜を形状12から
13へレーザあるいは他の彫刻減少手段によつて
行なわれる場合、切除されるべき部分を示してい
る。そしてもし角膜形成術がレーザあるいはナイ
フ切開による放射状角膜切開により行なわれる場
合、形状13は手術後の正視眼を達成しあるいは
これに近づけるため、角膜湾曲修正を生ずるため
に必要な目標の湾曲を示すものである。
他方第6図は被検眼で遠視であるモジユールD
を示している。すなわちここでは被検眼の子午線
断面表示の角膜形状12′は、理想眼の子午線表
示の角膜形状13′よりも平坦かつ湾曲度が小さ
い。この状況においては、形状13′の形状1
2′上への配置方向はそれらの交叉点が、光軸1
6との交叉点でのみ生ずるようにすることが望ま
しい。また形状12′−13′間の断面領域によつ
て表わされる環状部は、もし角膜が断面形状1
2′から断面形状13′に刻られるならば削除され
るべき部分を示している。
第1図はさらにモジユールEにより供給される
理想化形状データあるいはこれらと適当に結合平
均化されたデータの代りに、さらに他のモジユー
ルFは外科医自身の経験の記録、彼の以前の経験
の記録、および与えられた地域あるいは全国的な
病院あるいは眼科学的機関に対しサービスするた
めの中央データバンクからのそのような記録の全
体を表わすデータバンクを利用することができ
る。したがつて(1)内側端2mmから外側端5mmにわ
たる長さ3mmの8本の放射状切れ目を、彼の手術
技能によれば0.52mmの均一な深さを以つてできる
と信ずる放射状角質切開のような手術を行なつた
後、(2)角膜手術の後眼を再検査するために第1図
の分析装置を使用し、かつ(3)彼は検眼形状12を
理想化された眼の形状13にほぼ一致する選択さ
れた子午線上に配置したことがわかつたとき、彼
は手術の前および後に眼の関連する諸パラメータ
を彼の手術の手順についての関連するパラメータ
とともにモジユールFにおけるメモリに蓄積する
ことができる。同じ眼を後で検査する場合、手術
に帰因すると考えられる長期的効果に関するその
他の観察結果もモジユールFに同様に蓄積するこ
とができる。別の患者に対し同じ又は実質的に等
価な結果を確保するための他の技術の外科医によ
る使用とともに、上記のような記録データもまた
モジユールFのメモリに入れることができその結
果、時間の経過とともにデータバンクは、代替技
術およびそれらの後作用が手術前における最適意
思決定のため入手可能な背景の一部となり得る経
験の貯積を形成する。モジユールDにおける表示
のため、モジユールEおよびまたはモジユールF
からのデータの呼び出しは、選択された子午線断
面の二次元グラフイツク表示とともに、(a)関連す
る眼(手術の前および後)の関連する諸パラメー
タ(b)使用される手術手順に関する諸パラメータお
よび注意事項および(c)観察された長期的後作用の
文字表示も含むことができることは言うまでもな
い。
外科医が、本出願人が出願中の他の出願第
552983に記載されたような自動レーザスキヤン装
置を角膜手術を行なうため用いようと決めた場
合、その矯正が近視または遠視を減少するか除去
するかにかかわらず、手術の関連する諸パラメー
タに対する蓄積された意思決定データはモジユー
ルDを介して全体的に(あるいは慎重な修正を加
え)適用するために入手できる。したがつてモジ
ユールDからモジユールGに至る出力線18は、
レーザ切開/彫刻偏位の自動手術のための制御パ
ラメータのようなパラメータをモジユールGを介
して使用する場合を示していることが理解され
る。結線18を介して供給される蓄積されかつ入
手可能なパラメータデータはそのようなレーザ手
術データをパワーレベル、露光速度(すなわちレ
ーザパルスのくり返し速度)、スポツトサイズ等
として含んでいることが理解されよう。そして手
術後においては手術パラメータデータおよび前/
後の眼のデータは、もし外科医が手術の成功(あ
るいは他の結果)がデータの保存に値すると判断
した場合、モジユールFのデータバンクに貯える
ことが可能である。
上述した装置および方法は、前述したすべての
目的に合致しかつ角膜屈折問題の矯正への手法に
おける主要な変更を予告するものであることが理
解されよう。眼の測定の目的は角膜形状を記述
し、如何なる複数個の子午線断面の表示のために
描写的に入手可能なデイジタルデータベースの創
出にあることが理解される。これらのデータはグ
ラフイツクあるいは文字表示の両形態で入手可能
であり、手術に先立つ意思決定のため充分な情報
を含む基礎とするため、経験により、高品質化す
ることができる。デイジタル化した意思決定デー
タは切れ目のモデル化(放射状か完全彫刻かにか
かわらず)のためあるいは切開あるいは切除方向
の自動的設定のために直接使用できる。このデー
タは外科医の切開のガイドとしてあるいは切開あ
るいは彫刻レーザシステムを指揮するためハード
コピープリントアウトあるいはCRTスクリーン
上に表示される。
モジユールGの自動化された使用により、第5
図または第6図のような表示により示される全体
的な屈折矯正を生じさせるための単一の手術手順
を実行することができる。他の方法としてまた外
科医が自動化手術の使用に十分な自信を見出すま
で、彼は除去することが表示された角膜組織のほ
んの一部例えば半分のみ除去するという保守的な
方向に手術を修正し勝ちになるかも知れない。こ
の後者の場合、彼は全手術の残りの半分を行なう
ことを決定する前に他の眼の測定評価を行なうこ
とができる。換言すれば組織除去の自動化パター
ンに、プログラムされた可変の除去深さの半分ま
で従うことにより、彼は如何なる屈折矯正が達成
されねばならないかを知ることができ、したがつ
て手術の残り半分(すなわち第2図の手術)をプ
ログラムされた可変深さの(a)同じ部分(b)より大き
な部分(c)より少ない部分に対して行なうべきか判
断できる。
本発明の重要な特徴は、角膜評価(分析モジユ
ールA,BおよびCからの測定データを補充する
データバンク機能である。モジユールDはモジユ
ールFから得られるデータバンク出力との関で評
価/分析データの比較表示を可能とする。重要な
ことは、これらのデータによりモジユールDにお
けるコンピユータが、放射状角質切開の長さおよ
び深さ、“T”切開あるいはし緩周縁切開
(relaxing limbal incision)あるいは世界中から
現在入手できるあらゆる切開屈折外科手術の組み
合わせを示唆できることである。このようにして
計算機は外科医に対し、眼を正視眼的あるいはわ
ずかに近視眼的あるいはわずかに遠視的にするた
め、屈折誤差−それが近視眼的、遠視眼的あるい
は乱視眼的であれ−を減少する外科的行動のコー
スを示唆することができる。このようにして外科
医はその特定の角膜についての彼の外科的介在に
関し、国内的視野あるいは広範なデータベースか
ら得られる計算機による推せんを受け入れるか否
か選択することができる。その外科医が彼の技能
と手術回数を増すにつれ、彼の特殊な手作業によ
る外科技術は、彼のための完全に分離された特異
な機能として計算機に入れられる。彼の個人的な
データベースが増加するにつれて、計算機は彼の
わずかに深い切開、広い切開あるいは他のこの個
別的技術の特異性に対する傾向を認識することが
できる。したがつてプラスチツク製の「クレジツ
ト状」カードの挿入によつて、計算機は個々の外
科医を認識しかつ彼の特別なデータベースあるい
はより広範な病院、都市規模あるいはより大規模
なデータベースを呼び出すことができるようにな
る。手術後の特定の光線屈折上の最終結果を生成
するための計算機によるすべての矯正に関する示
唆はCAD/CAM様式で表示され、ハードコピー
としてプリントアウトすることができる。外科医
により採用され確証された計算機による種々の示
唆もまた外科随員の使用のために直ちにプリント
できる。
前述した現在入手可能な厚さ測定器は、与えら
れた子午線断面に沿つた複数位置(例えば5箇
所)を含む角膜表面上の複数位置の角膜の厚さを
測定することを想定しているが、曲面上のこのよ
うに比較的少ない数の点であつても曲面の有効な
表示を確立することができる。特に角膜の前部表
面のためにはるかに正確に開発された形状データ
を参照することにより可能であることが理解され
よう。このように比較的少ない点からなる厚み計
データにより取られた正確な外表面データによつ
て、外科医がCAD/CAM表示内で角膜の凹面形
状がモデル−それが子午線断面(第2図)、正面
図(第3図)あるいは回転3次元モデル(第4
図)であると否とにかかわらず−に合致するのを
見たとき、角膜の凹形状に関し、合理的に正確な
デイジタルデータを得ることができる。第4図の
モデルの場合、凹状および凸状両方の形状の「ワ
イヤ連結」モデルを互いに実測厚さ値だけずらせ
るか、測定値を例えば2倍あるいは10倍に強調
(しかも目盛のある)した形で表示したものを含
んでもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に含まれる装置および手動操作
ステツプを概略的に示すブロツクダイヤグラム、
第2,3および4図は第1図のモジユールCにお
ける代替的表示を示す単純化されたダイヤグラ
ム、第5,6図は第1図のモジユールDにおける
CAD/CAM表示の代替を示す単純化されたダイ
ヤグラムである。 モジユールA:角膜表面の形状(デイジタル出
力データ)、モジユールB:角膜厚測定(デイジ
タル出力データ)、モジユールC:計算機メモリ
表示、モジユールD:CAD/CAMおよび表示、
モジユールE:理想化形状(デイジタル出力デー
タ)、モジユールE′:測定眼パラメータデータ、
モジユールF:作用的評価データバンク、モジユ
ールG:レーザ彫刻手段(パワーレベル、スポツ
トサイズ、露光あるいはくり返し周期偏向)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 予め定められた範囲の角膜組織の彫刻体積除
    去を成し遂げるためにレーザ光を基質へ侵入さ
    せ、角膜の前表面の光学的に使用される中央領域
    を選択的に除去する眼の手術を実行するための角
    膜選択除去装置において、 前記角膜の形状測定データと所望の理想形状デ
    ータとを第1及び第2のデジタルデータとして記
    憶する記憶手段を有し、前記第1及び第2のデジ
    タルデータに適合して比較表示を行なう形状表示
    手段と、 前記中央領域へ紫外線を導く手段を有し、前記
    角膜の中央領域を光分解によつて選択的に除去す
    るための紫外線レーザと、 前記形状表示手段及び前記紫外線レーザに接続
    され、前記第1のデイジタルデータと第2のデイ
    ジタルデータとの相違に基いて、基質侵入による
    前記中央領域からの角膜組織の体積除去を制御す
    る制御手段とを備え、 前記体積除去が実質上、組織を傷付けず、残つ
    た角膜組織の光学的透明度を損なうこと無く行な
    えることを特徴とする角膜選択除去装置。 2 彫刻により角膜の前表面の光学的に使用され
    る中央領域の曲率を変化させる眼の矯正的改善に
    使用するための角膜選択除去装置において、 前記角膜の前表面の形状を測定し、前記形状を
    表わす第1のデジタルデータを出力する形状測定
    要素と、 理想角膜の前表面の所望の理想形状を表わす第
    2のデジタルデータを出力する理想形状データ供
    給要素と、 前記形状測定要素及び前記理想形状データ供給
    要素のそれぞれの出力端が接続され、前記第1及
    び第2のデジタルデータを記憶する記憶手段と、 前記中央領域へ紫外線を導き、光分解によつ
    て、残つた角膜組織を実質的に傷付けず、光学的
    透明度を損なうことがない前記中央領域の選択的
    除去を行なうための紫外線レーザ彫刻手段とを有
    し、 前記レーザ彫刻手段は、前記記憶手段に接続さ
    れ該記憶手段に記憶された第1のデジタルデータ
    と第2のデジタルデータとの相違に基いて前記紫
    外線を基質へ侵入させて前記中央領域から組織の
    彫刻体積除去を行なうように制御する制御手段を
    含む ことを特徴とする角膜選択除去装置。
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