JPH0351120B2 - - Google Patents

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JPH0351120B2
JPH0351120B2 JP59124067A JP12406784A JPH0351120B2 JP H0351120 B2 JPH0351120 B2 JP H0351120B2 JP 59124067 A JP59124067 A JP 59124067A JP 12406784 A JP12406784 A JP 12406784A JP H0351120 B2 JPH0351120 B2 JP H0351120B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
target object
guide
cable guide
fixing part
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP59124067A
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English (en)
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JPS613500A (ja
Inventor
Akio Ikeda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIKOKU KIKAI KOGYO KK
Original Assignee
NIKOKU KIKAI KOGYO KK
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Publication date
Application filed by NIKOKU KIKAI KOGYO KK filed Critical NIKOKU KIKAI KOGYO KK
Priority to JP12406784A priority Critical patent/JPS613500A/ja
Publication of JPS613500A publication Critical patent/JPS613500A/ja
Publication of JPH0351120B2 publication Critical patent/JPH0351120B2/ja
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  • Arrangement Of Elements, Cooling, Sealing, Or The Like Of Lighting Devices (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ケーブル引出し部の保護装置、さら
に詳しく言えば、対象物体から引き出されたケー
ブルに繰り返し曲げ荷重がかかる場合に、ケーブ
ル引出し部の疲労を分散して、ケーブルの破断を
防止するケーブル引出し部の保護装置に関する。
(従来技術) 対象物体から引き出されたケーブルに繰り返し
曲げ荷重が作用するとケーブル引出し部が疲労に
より破断する例がよく見られる。
例えば、漁業用集魚灯や水中作業灯として使用
される水中灯のケーブル引出し部もこの一例であ
る。水中灯とは、一般に船上からケーブルにより
ランプハウスを吊り下げて、そのランプハウス内
に設けられたソケツトに嵌装されたランプを点灯
させるものをいう。水中灯は船上からケーブルに
より海中に吊り下げられているため、投げ込み時
はもちろんのこと、船が受ける波浪やケーブルが
受ける海流等によりケーブルに繰り返し曲げ荷重
がかかり、ランプハウスのケーブル引出し部でケ
ーブルが疲労して破断するという問題があつた。
従来からケーブル引出し部を保護する構造は
種々提案されている。
例えば、第4図aに示すようにランプハウス1
からケーブル2を引き出すケーブル引出し口を断
面が比較的大きな半径の円弧状にした構造や、第
4図bに示すようにランプハウス1のケーブル引
出し口にゴム等の弾性体のさや6を設けた構造等
があつた。後者の構造と同様な他の例としては、
ランプハウスに基部が固定されたばねをケーブル
の引出し部に装着して折り曲げ部の角度を減少さ
せるようにしたものや、あるいはランプハウスの
ケーブル引出し口とケーブルの引出し部とをビニ
ール粘着テープで巻き付けて折り曲げ部を補強し
た構造等が提案され、一部実施されている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、前者の構造は、ケーブルを円弧
状に案内することにより折れ曲がり角度を減少さ
せようとしているため、極めて大きな半径の円弧
にしなければ効果がないので、ランプハウス等の
対象物体が大形にならざるを得ず、製造原価が高
くなるという問題点があつた。
また、後者の構造も強さが変化する引張りを伴
う場合には効果がない。つまり、弱い引張りの場
合にはさや6自体は撓まず、さや6の上端部6a
でケーブルが曲げを受けるので、通常のランプハ
ウスのケーブル引出し口と同様の曲げによる疲労
を受ける。比較的大きな引張を伴う場合には、さ
や6の基部6bから折れ曲がり、さや6自体が曲
げによる疲労のために破損するという問題点があ
つた。ばねおよびビニール粘着テープ等の場合に
も同様である。
本発明は、前記問題点を解決するための手段と
して、ケーブルに繰り返し曲げ荷重がかかる場合
に、ケーブル引出し部の疲労を分散することによ
りケーブルの破断を防止して、小形で安価かつ長
寿命のケーブル引出し部の保護装置を提供するこ
とを目的としている。
(問題点を解決するための手段) 本発明によるケーブル引出し部の保護装置は、
ケーブルの少なくとも引張方向の移動を阻止する
ように対象物体にそのケーブルを固定する固定部
と、 前記対象物体に設けられており、前記ケーブル
のその対象物体に対する方向を規定する第1のケ
ーブルガイドと、 前記対象物体に固定されている棒状の軸と一体
で前記第1のケーブルガイドから離れた位置に前
記ケーブルよりも十分に大きい内径をもち傾けて
設けられた環状部分からなり前記ケーブルをゆる
く案内する第2のケーブルガイドとからなり、 前記ケーブルが前記対象物体に対して振れたと
きに第1および第2のケーブルガイドでその曲げ
られる角度を分散させ第2のケーブルガイドでケ
ーブルの曲がり位置を分散させるように構成され
ている。
(実施例) 以下、図面等を参照して本発明をさらに詳しく
説明する。
第1図は本発明によるケーブル引出し部の保護
装置の実施例を示した図であつて、同図aは一部
破断して示した側面図、同図bは平面図である。
本実施例では水中灯を例にして説明する。
ランプハウス11の頂部からケーブル12が引
き出されている。ケーブル12はパツキン15を
パツキン押え13で押圧することにより円周方向
から締付固定されている。パツキン15はケーブ
ル固定部を構成する。パツキン押え13のケーブ
ル引出し口13aは断面が滑らかな円弧状に形成
されている。ケーブル引出し口13aでケーブル
12を引出し方向に案内する。ケーブル引出し口
13aが第1のケーブルガイドを構成する。
ランプハウス11にはケーブルガイド14がね
じ11aにより固定されている。ケーブルガイド
14が第2のケーブルガイドを構成する。ケーブ
ルガイド14は1本の丸棒を曲げ加工して形成さ
れたものである。ケーブルガイド14の案内部1
4aは、第1図aに示すように軸方向に対して一
定の角度だけ傾斜させてあり、後述するような機
能を果している。案内部14aは、第1図bに示
したようにケーブル12を緩く案内するように内
径がケーブル12の外径より充分大きくとつてあ
る。
つぎに、第2図を参照して第2のケーブルガイ
ドについてさらに詳しく説明する。
ケーブルガイド14は基本的には対象物体であ
るランプハウス11に固定されていること、およ
び第1のケーブルガイドである引出し口13aか
ら離れた固定位置でケーブル12をゆるく案内す
ることが必要である。この理由は、繰り返し曲げ
荷重によるケーブル12の疲労を引出し口13a
から分散させるためである。
第2図aのように中心軸に対して角度θ1で曲げ
を受ける場合に、距離rの位置に案内部14aが
あれば、その案内部14aで角度θ2だけ曲げられ
たのち、角度θ1の方向に曲げられた場合を考え
る。この場合、第1のケーブルガイド13では角
度θ2、第2のケーブルガイド14の案内部14a
では角度θ=θ1−θ2だけしか曲げを受けない。し
たがつて、ケーブル12は同じ角度θ1だけ曲げを
受けても、θ2、θの小さな疲労を2個所に分散し
て受けることになる。曲げの角度θ1の大きさによ
り、距離rを選べば、曲げの角度を最適に分散で
きる。角度θ2が小さいとあまり効果がない。
第2のケーブルガイド14の案内部14aを傾
斜させたのは、第2図bに示すように、ケーブル
12の振れの方向により第2のケーブルガイド1
4によりケーブル12の曲げられる位置が変わる
ようにして、疲労する個所を距離lの範囲に分散
させるためである。したがつて、案内部14aで
はケーブルの同一個所での曲げ回数が減少して、
疲労が少なくなる。
本件発明者は、第4図a、同図bおよび第1図
の各構造に対して繰り返し荷重をかける破壊試験
を行つた。この試験は、5.5sqで2芯のキヤプタ
イヤに全重量が17Kgの水中灯を吊り下げ、振幅が
300mmの上下振動をさせている。この条件で、第
4図aの構造では1500回で破断した。第4図bの
構造では、さやがゴムの場合は3800回、さらにゴ
ムの周囲にビニール粘着ケープを巻き付けて補強
した場合には6000回で破断した。第1図の実施例
では22000回の試験に耐えた。これにより、本発
明の構造では繰り返し曲げ荷重に対しての強度が
著しく増加したことが確認された。
(変形例) 第3図は本発明によるケーブル引出し部の保護
装置の変形例を示した図である。
第3図a〜fにおいて、21は対象物体、22
はケーブル、23は第1のケーブルガイド、24
は第2のケーブルガイド、25はケーブル固定部
を表すものとする。
第3図aは実質的に前述の第1図の実施例を示
したものであり、第1のケーブルガイド23とケ
ーブル固定部25が一体となつていることを示し
ている。
ケーブル固定部25は対象物体21にケーブル
22を固定するためのものであるから、対象物体
21の内部でケーブル22を固定するようにして
もよく(第3図b)、ケーブル22を固定するの
は引出し方向と同一方向でなくてもよい(第3図
e,f)。また、ケーブル固定部25は対象物体
21の外壁に固定されている場合(第3図c,
f)のみならず、他の支持部材を介して対象物体
21の外部で固定するようにしてもよい(第3図
d)。
第1のケーブルガイド23はケーブル固定部2
5で固定されたケーブル22を引出し方向に案内
するためのものであるから、固定部25との位置
関係はケーブル22の他端に向かう引出し方向と
の中間位置に存在すればよい。このため、対象物
体21の内側にある場合(第3図b,e)に限ら
ず、対象物体21の外側に設けてもよい(第3図
c,d,f)。また、ケーブル固定部25で固定
されたケーブル22を本来の引出し方向に案内す
ることも当然あり得る(第3図e,f)。
第2のケーブルガイド24は、第1のケーブル
ガイド23で案内されたケーブル22を第1のケ
ーブルガイド23から離れた引出し方向の固定位
置でそのケーブル22を緩く案内するために容器
21に固定する機能を果している。第2のケーブ
ルガイド24の機能および変形例は第2図で説明
した通りである。
具体的には、第3図dは水中灯を給電ケーブル
以外のケーブルで支持するような場合に相当す
る。第3図fは水中ポンプなどのケーブル引出し
に応用できる例である。
また、本発明によるケーブル引出し部の保護装
置は、工作機械の往復台に装置されたランプのケ
ーブル、アイロンのコード、海底に沈めた重りの
ケーブル引出し部等種々の構造に適用できるもの
である。
(発明の効果) 以上詳しい説明したように、本発明によれば、
容器から引き出されたケーブルに繰り返し曲げ荷
重により生ずる疲労を複数の位置に分散できるの
で、ケーブル引出し部の破断事故をなくすことが
できる。また、ゴムやばねなどの弾性に頼らずに
剛体で構成できるので、半永久的に使用できる
し、製造原価も他の構造に比べて小さくすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるケーブル引出し部の保護
装置の実施例を示した図であつて、同図aは一部
破断して示した側面図、同図bは平面図、第2図
は第2のケーブルガイドを説明するための図であ
る。第3図は本発明によるケーブル引出し部の保
護装置の変形例を示した図である。第4図はケー
ブル引出し部の保護装置の従来例を示した図であ
る。 1,21……容器、11……ランプハウス、
2,12,22……ケーブル、13……パツキン
押え、13a……ケーブル引出し口、23……第
1のケーブルガイド、14,24……第2のケー
ブルガイド、14a……案内部、15……パツキ
ン、25……ケーブル固定部、6……さや。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ケーブルの少なくとも引張方向の移動を阻止
    するように対象物体にそのケーブルを固定する固
    定部と、 前記対象物体に設けられており、前記ケーブル
    のその対象物体に対する方向を規定する第1のケ
    ーブルガイドと、 前記対象物体に固定されている棒状の軸と一体
    で前記第1のケーブルガイドから離れた位置に前
    記ケーブルよりも十分に大きい内径をもち傾けて
    設けられた環状部分からなり前記ケーブルをゆる
    く案内する第2のケーブルガイドとからなり、 前記ケーブルが前記対象物体に対して振れたと
    きに第1および第2のケーブルガイドでその曲げ
    られる角度を分散させ第2のケーブルガイドでケ
    ーブルの曲がり位置を分散させるように構成した
    ケーブル引出し部の保護位置。 2 前記第1のケーブルガイドは、前記固定部と
    一体に設けられている特許請求の範囲第1項記載
    のケーブル引出し部の保護装置。 3 前記第2のケーブルガイドは1本の丸棒を曲
    げ加工したものであり、前記ケーブルの振れの方
    向によりこの第2のケーブルガイドの環状部分と
    の接触位置が変わりそのケーブルの曲げられる部
    分が変わるようにした特許請求の範囲第1項記載
    のケーブル引出し部の保護装置。
JP12406784A 1984-06-15 1984-06-15 ケ−ブル引出し部の保護装置 Granted JPS613500A (ja)

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JP12406784A JPS613500A (ja) 1984-06-15 1984-06-15 ケ−ブル引出し部の保護装置

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JP12406784A JPS613500A (ja) 1984-06-15 1984-06-15 ケ−ブル引出し部の保護装置

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Publication Number Publication Date
JPS613500A JPS613500A (ja) 1986-01-09
JPH0351120B2 true JPH0351120B2 (ja) 1991-08-05

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ID=14876126

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JP12406784A Granted JPS613500A (ja) 1984-06-15 1984-06-15 ケ−ブル引出し部の保護装置

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JPS63212355A (ja) * 1987-02-20 1988-09-05 勝島 明 コンド−ム用保湿潤滑粘膜保護剤
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JPS5014993B2 (ja) * 1971-11-24 1975-05-31
JPS516500B2 (ja) * 1971-12-08 1976-02-28

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