JPH0351093Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0351093Y2 JPH0351093Y2 JP1985046935U JP4693585U JPH0351093Y2 JP H0351093 Y2 JPH0351093 Y2 JP H0351093Y2 JP 1985046935 U JP1985046935 U JP 1985046935U JP 4693585 U JP4693585 U JP 4693585U JP H0351093 Y2 JPH0351093 Y2 JP H0351093Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- wheel
- grinding wheel
- supporting blade
- grinding
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 claims description 6
- 229910000639 Spring steel Inorganic materials 0.000 claims description 4
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 14
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 4
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000002699 waste material Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この考案は、円筒状の被加工物の外周面を研削
するための心無し研削盤に関するものである。
するための心無し研削盤に関するものである。
従来の円筒状の被加工物を研削する心無し研削
盤としては、例えば第2図において符号1で示す
ものが知られている。この心無し研削盤1は互い
の軸線が水平かつ平行に配置された研削砥石車2
および調整車3と、これら研削砥石車2と調整車
3との間の下方に設置された支持刃4とを備えて
おり、支持刃4は、研削砥石車2および調整車3
の軸線方向両端側に配設された支持刃固定台5,
5にボルト(図示せず)で固定されている。
盤としては、例えば第2図において符号1で示す
ものが知られている。この心無し研削盤1は互い
の軸線が水平かつ平行に配置された研削砥石車2
および調整車3と、これら研削砥石車2と調整車
3との間の下方に設置された支持刃4とを備えて
おり、支持刃4は、研削砥石車2および調整車3
の軸線方向両端側に配設された支持刃固定台5,
5にボルト(図示せず)で固定されている。
ところで、このような心無し研削盤1で円筒状
の被加工物Wの外周面の研削をするには、被加工
物Wを研削砥石車2と調整車3とによつて両側か
ら挟み込むとともに、支持刃4によつて下方から
摺動自在に支持し、研削砥石車2を回転させて被
加工物Wを研削砥石車2と調整車3との間で転動
させることにより研削する。
の被加工物Wの外周面の研削をするには、被加工
物Wを研削砥石車2と調整車3とによつて両側か
ら挟み込むとともに、支持刃4によつて下方から
摺動自在に支持し、研削砥石車2を回転させて被
加工物Wを研削砥石車2と調整車3との間で転動
させることにより研削する。
このように、この心無し研削盤1においては、
被加工物Wを支持刃4の上端面上で回転させてい
るから、支持刃4が被加工物Wによつて擦過され
て摩耗する。したがつて、この摩耗した支持刃4
を交換する必要がある。
被加工物Wを支持刃4の上端面上で回転させてい
るから、支持刃4が被加工物Wによつて擦過され
て摩耗する。したがつて、この摩耗した支持刃4
を交換する必要がある。
しかしながら、この従来の心無し研削盤1にあ
つては、支持刃4が摩耗した場合、新旧の支持刃
をその都度着脱交換せねばならず、その交換作業
に多大な手間がかかるという問題点があつた。ま
た、支持刃4の費用が嵩むという問題点があつ
た。
つては、支持刃4が摩耗した場合、新旧の支持刃
をその都度着脱交換せねばならず、その交換作業
に多大な手間がかかるという問題点があつた。ま
た、支持刃4の費用が嵩むという問題点があつ
た。
この考案は、上記の問題点を解決するためにな
されたもので、支持刃を研削砥石車と調整車との
間を通つて長く延びるばね鋼からなる長尺の部材
で形成するとともに、前記支持刃の両端部に、こ
の支持刃を巻回された状態で収納する巻き取り装
置を備えた収納箱を設け、ベツド上に、前記支持
刃を前記ベツド上に固定する固定保持部材と、前
記支持刃を前記研削砥石車の軸線方向に移動可能
に保持する移動保持部材とを設けてなるものであ
る。
されたもので、支持刃を研削砥石車と調整車との
間を通つて長く延びるばね鋼からなる長尺の部材
で形成するとともに、前記支持刃の両端部に、こ
の支持刃を巻回された状態で収納する巻き取り装
置を備えた収納箱を設け、ベツド上に、前記支持
刃を前記ベツド上に固定する固定保持部材と、前
記支持刃を前記研削砥石車の軸線方向に移動可能
に保持する移動保持部材とを設けてなるものであ
る。
支持刃が摩耗した場合には、固定状態を緩めて
支持刃を移動可能にし、巻き取り装置により一方
の収納箱からまだ摩耗していない部分を引き出し
て研削砥石車と調整車との間に移動させ、摩耗し
た部分を他方の収納箱に収納させることができ
る。
支持刃を移動可能にし、巻き取り装置により一方
の収納箱からまだ摩耗していない部分を引き出し
て研削砥石車と調整車との間に移動させ、摩耗し
た部分を他方の収納箱に収納させることができ
る。
また、摩耗していない支持刃を前記研削砥石車
と前記調整車との間に移動させ保持部材で固定す
る際に、移動保持部材を前記研削砥石車の軸線方
向の後方に移動させて固定することにより、前記
支持刃に張力を加えて固定することができる。
と前記調整車との間に移動させ保持部材で固定す
る際に、移動保持部材を前記研削砥石車の軸線方
向の後方に移動させて固定することにより、前記
支持刃に張力を加えて固定することができる。
以下、この考案の実施例について、第1図を参
照して説明する。
照して説明する。
第1図は、この考案に係る心無し研削盤11を
示す斜視図であつて、図中符号12はベツドであ
る。このベツド12上には、従来の心無し研削盤
と同様に研削砥石車13および調整車14が互い
の軸線をほぼ平行かつ水平にした状態で配設され
ている。ただし、この実施例の心無し研削盤11
においては、被加工物に軸方向の送りを与えるた
め、研削砥石車13の軸線に対して調整車14の
軸線を僅かに傾け、通し送り法で研削できるよう
になつている。勿論、これら研削砥石車13およ
び調整車14は、互いに接近、離間し得るよう
に、移動可能に設けられている。
示す斜視図であつて、図中符号12はベツドであ
る。このベツド12上には、従来の心無し研削盤
と同様に研削砥石車13および調整車14が互い
の軸線をほぼ平行かつ水平にした状態で配設され
ている。ただし、この実施例の心無し研削盤11
においては、被加工物に軸方向の送りを与えるた
め、研削砥石車13の軸線に対して調整車14の
軸線を僅かに傾け、通し送り法で研削できるよう
になつている。勿論、これら研削砥石車13およ
び調整車14は、互いに接近、離間し得るよう
に、移動可能に設けられている。
また、ベツド12上の研削砥石車13からその
軸線方向に向つて若干離間した個所の一方には、
テンシヨン装置15が設置されている。このテン
シヨン装置15は、テンシヨンシリンダ16を有
しており、このテンシヨンシリンダ16によつて
その上部テーブル17を研削砥石車13の軸線方
向に移動させることができるようになつている。
このテンシヨン装置15の上部テーブル17上に
はクランプ装置(保持部材)18が固定されてい
る。このクランプ装置18は、固定クランプ爪1
9と、この固定クランプ爪19に対して前記研削
砥石車13の軸線と直交する方向において離接可
能に設けられた移動クランプ爪20と、この移動
クランプ爪20を固定クランプ爪19に対して離
接させるクランプシリンダ21とを具えており、
研削砥石車13の軸線方向に配置された後述する
支持刃を爪19,20によつて挟持するようにな
つている。一方、ベツド12上の研削砥石車13
からその軸線方向に若干離間した個所の他方に
は、前記クランプ装置18と同様に構成されたク
ランプ装置18がベツド12上に直接固定されて
いる。
軸線方向に向つて若干離間した個所の一方には、
テンシヨン装置15が設置されている。このテン
シヨン装置15は、テンシヨンシリンダ16を有
しており、このテンシヨンシリンダ16によつて
その上部テーブル17を研削砥石車13の軸線方
向に移動させることができるようになつている。
このテンシヨン装置15の上部テーブル17上に
はクランプ装置(保持部材)18が固定されてい
る。このクランプ装置18は、固定クランプ爪1
9と、この固定クランプ爪19に対して前記研削
砥石車13の軸線と直交する方向において離接可
能に設けられた移動クランプ爪20と、この移動
クランプ爪20を固定クランプ爪19に対して離
接させるクランプシリンダ21とを具えており、
研削砥石車13の軸線方向に配置された後述する
支持刃を爪19,20によつて挟持するようにな
つている。一方、ベツド12上の研削砥石車13
からその軸線方向に若干離間した個所の他方に
は、前記クランプ装置18と同様に構成されたク
ランプ装置18がベツド12上に直接固定されて
いる。
これら、双方のクランプ装置18の固定クラン
プ爪19と移動クランプ爪20との間には帯状の
支持刃22が挿入され、前記クランプシリンダ2
1の作用によつて両クランプ爪19,20によつ
て挟持されている。この支持刃22は、ばね鋼等
からなるものであつて、両クランプ爪19,20
によつて支持された状態において、それらの間の
部分が研削砥石車13と調整車14との間を通
り、被加工物Wを下方から摺動自在に支持するよ
うになつている。そして、支持刃22の各端部
は、ベツド12上に設置されたブレード収納箱2
3,23に巻回された状態でそれぞれ収納されて
いる。
プ爪19と移動クランプ爪20との間には帯状の
支持刃22が挿入され、前記クランプシリンダ2
1の作用によつて両クランプ爪19,20によつ
て挟持されている。この支持刃22は、ばね鋼等
からなるものであつて、両クランプ爪19,20
によつて支持された状態において、それらの間の
部分が研削砥石車13と調整車14との間を通
り、被加工物Wを下方から摺動自在に支持するよ
うになつている。そして、支持刃22の各端部
は、ベツド12上に設置されたブレード収納箱2
3,23に巻回された状態でそれぞれ収納されて
いる。
なお、前記支持刃22の上方近傍で前記研削砥
石車13および調整車14の一方の側にはワーク
供給装置(図示せず)が配置され、他方の側には
ワーク取り出し装置(図示せず)が配置されてお
り、被加工物Wを支持刃22上に直接供給した
り、該支持刃22上から取り出したりすることが
できるようになつている。また、前記支持刃22
上で、前記研削砥石車13および調整車14と前
期ワーク取り出し装置との間には、被加工物Wの
軸径を測定する測定装置(図示せず)が設けられ
ている。
石車13および調整車14の一方の側にはワーク
供給装置(図示せず)が配置され、他方の側には
ワーク取り出し装置(図示せず)が配置されてお
り、被加工物Wを支持刃22上に直接供給した
り、該支持刃22上から取り出したりすることが
できるようになつている。また、前記支持刃22
上で、前記研削砥石車13および調整車14と前
期ワーク取り出し装置との間には、被加工物Wの
軸径を測定する測定装置(図示せず)が設けられ
ている。
このような心無し研削盤11で円筒状の被加工
物Wの外周面を研削するには、まず被加工物Wを
前記ワーク供給装置(図示せず)によつて回転し
ている研削砥石車13の一方の側から供給する。
すると、この心無し研削盤11は通し送り法を採
用しているため、被加工物Wは、軸方向に送りを
与えられ、研削砥石車13と調整車14との間を
転動しながら移動してゆく。この間に、被加工物
Wは研削砥石車13と調整車14とによつて研削
される。この研削加工中、被加工物Wが支持刃2
2によつて支持されていることは勿論である。そ
して、被加工物Wは、研削されながら研削砥石車
13および調整車14の他方の側へ送り出され
る。こうして送り出されてきた被加工物Wをワー
ク取り出し装置(図示せず)で取り出し、この被
加工物Wの研削を終了する。
物Wの外周面を研削するには、まず被加工物Wを
前記ワーク供給装置(図示せず)によつて回転し
ている研削砥石車13の一方の側から供給する。
すると、この心無し研削盤11は通し送り法を採
用しているため、被加工物Wは、軸方向に送りを
与えられ、研削砥石車13と調整車14との間を
転動しながら移動してゆく。この間に、被加工物
Wは研削砥石車13と調整車14とによつて研削
される。この研削加工中、被加工物Wが支持刃2
2によつて支持されていることは勿論である。そ
して、被加工物Wは、研削されながら研削砥石車
13および調整車14の他方の側へ送り出され
る。こうして送り出されてきた被加工物Wをワー
ク取り出し装置(図示せず)で取り出し、この被
加工物Wの研削を終了する。
ところで、このような方法で研削をくり返すこ
とによつて支持刃22が摩耗してくると、被加工
物Wの回転軸心の位置がずれ、研削後の被加工物
Wの外径に変化を生ずる。この心無し研削盤11
は、この外径の変化を前記測定装置(図示せず)
で検知し、自動的に支持刃22を移動させるよう
にしている。
とによつて支持刃22が摩耗してくると、被加工
物Wの回転軸心の位置がずれ、研削後の被加工物
Wの外径に変化を生ずる。この心無し研削盤11
は、この外径の変化を前記測定装置(図示せず)
で検知し、自動的に支持刃22を移動させるよう
にしている。
すなわち、研削砥石車13と調整車14との間
から送り出されてきた被加工物Wの外径を測定装
置(図示せず)で測定し、その軸径の変化が許容
値を越えたら、図示しない制御装置がクランプシ
リンダ21を作動させ、両クランプ爪19,20
を広げて、支持刃22のクランプを解除する。次
に、ブレード収納箱23,23に設けられた巻き
取り装置(図示せず)を作動させて支持刃22を
移動させ、支持刃22の新たな摩耗していない部
分を研削砥石車13および調整車14の間に移動
させる。そして、再びクランプシリンダ21を作
動させて、両クランプ爪19,20で支持刃22
を固定する。さらに、研削力により生じる振動を
防止するため、テンシヨンシリンダ16を作動さ
せ、テンシヨン装置15上のクランプ装置18を
他方のクランプ装置18から引き離す方向に力を
加えて、支持刃22に張力を加える。このように
して、自動的に支持刃22が移動し、未使用の支
持刃22が研削砥石車13と調整車14との間に
配置される。
から送り出されてきた被加工物Wの外径を測定装
置(図示せず)で測定し、その軸径の変化が許容
値を越えたら、図示しない制御装置がクランプシ
リンダ21を作動させ、両クランプ爪19,20
を広げて、支持刃22のクランプを解除する。次
に、ブレード収納箱23,23に設けられた巻き
取り装置(図示せず)を作動させて支持刃22を
移動させ、支持刃22の新たな摩耗していない部
分を研削砥石車13および調整車14の間に移動
させる。そして、再びクランプシリンダ21を作
動させて、両クランプ爪19,20で支持刃22
を固定する。さらに、研削力により生じる振動を
防止するため、テンシヨンシリンダ16を作動さ
せ、テンシヨン装置15上のクランプ装置18を
他方のクランプ装置18から引き離す方向に力を
加えて、支持刃22に張力を加える。このように
して、自動的に支持刃22が移動し、未使用の支
持刃22が研削砥石車13と調整車14との間に
配置される。
上記のように、この実施例の心無し研削盤11
にあつては、支持刃22上に次々に被加工物Wを
直接供給することができるから、能率よく研削を
することができる。そして、支持刃22が被加工
物Wの摺動によつて摩耗しても、支持刃22を移
動させることにより新たな摩耗しない部分を被加
工物Wの支持に供することができるから、支持刃
の着脱による手間を省くことができる。また、支
持刃22としては、連続した長尺ものを使用して
いるから、短尺ものを多数製作する場合に比して
歩留りが向上し、支持刃22を安価に製造するこ
とができる。さらに、上記実施例にあつては、支
持刃22の摩耗を、被加工物Wの外径を測定する
ことによつて検知し、自動的に支持刃22の移動
をするようにし、また、被加工物Wの供給・取り
出しを自動的に行なつているから、研削作業を完
全に自動化することができる。
にあつては、支持刃22上に次々に被加工物Wを
直接供給することができるから、能率よく研削を
することができる。そして、支持刃22が被加工
物Wの摺動によつて摩耗しても、支持刃22を移
動させることにより新たな摩耗しない部分を被加
工物Wの支持に供することができるから、支持刃
の着脱による手間を省くことができる。また、支
持刃22としては、連続した長尺ものを使用して
いるから、短尺ものを多数製作する場合に比して
歩留りが向上し、支持刃22を安価に製造するこ
とができる。さらに、上記実施例にあつては、支
持刃22の摩耗を、被加工物Wの外径を測定する
ことによつて検知し、自動的に支持刃22の移動
をするようにし、また、被加工物Wの供給・取り
出しを自動的に行なつているから、研削作業を完
全に自動化することができる。
なお、上記実施例においては、クランプシリン
ダ21およびテンシヨンシリンダ16により、支
持刃22を固定する作業および支持刃22に張力
を加える作業を自動化しているが、これらの作業
をねじ機構によつて手動で行なうようにしてもよ
い。また、上記実施例においては、支持刃22
は、両クランプ爪19,20により固定され、テ
ンシヨン装置15により張力を付与されるように
構成されているが、これに限る必要はなく、支持
刃22の板厚が厚く両方のクランプ装置18,1
8間でたわむ恐れがなく、また荒研削等の精度を
要求されない場合には、両クランプ爪19,20
は、支持刃22がその帯状の面に対して垂直方向
に振れるのを防止するように、支持刃22をガイ
ドするようにしてもよい。また、支持刃22の上
下を逆にして用いることもでき、このようにすれ
ば、支持刃22の費用をより一層安価なものにす
ることができる。
ダ21およびテンシヨンシリンダ16により、支
持刃22を固定する作業および支持刃22に張力
を加える作業を自動化しているが、これらの作業
をねじ機構によつて手動で行なうようにしてもよ
い。また、上記実施例においては、支持刃22
は、両クランプ爪19,20により固定され、テ
ンシヨン装置15により張力を付与されるように
構成されているが、これに限る必要はなく、支持
刃22の板厚が厚く両方のクランプ装置18,1
8間でたわむ恐れがなく、また荒研削等の精度を
要求されない場合には、両クランプ爪19,20
は、支持刃22がその帯状の面に対して垂直方向
に振れるのを防止するように、支持刃22をガイ
ドするようにしてもよい。また、支持刃22の上
下を逆にして用いることもでき、このようにすれ
ば、支持刃22の費用をより一層安価なものにす
ることができる。
以上説明したように、この考案の心無し研削盤
によれば、支持刃を研削砥石車と調整車との間を
通つて長く延びるばね鋼からなる長尺の部材で形
成するとともに、前記支持刃の両端部に、この支
持刃を巻回された状態で収納する巻き取り装置を
具えた収納箱を設け、ベツド上に、前記支持刃を
前記ベツド上に固定する固定保持部材と、前記支
持刃を前記研削砥石車の軸線方向に移動可能に保
持する移動保持部材とを設けているため、支持刃
が摩耗した場合には、固定状態を緩めて前記支持
刃を移動可能にし、前記巻き取り装置により一方
の収納箱からまだ摩耗していない部分を引き出し
て前記研削砥石車と前記調整車との間に移動さ
せ、摩耗した部分を他方の収納箱に収納させるこ
とができるから、支持刃の着脱をする必要がな
く、着脱の手間を省くことができる。そして、支
持刃を移動するだけで支持刃の摩耗部分を迅速か
つ容易に未摩耗部分に変えることができ、したが
つて、支持刃の着脱をする必要がなく、着脱のた
めの手間を省くことができるという効果が得られ
る。また、支持刃として、連続した長尺の部材を
採用しているから、歩留が向上し、したがつて支
持刃を安価に製作することができ、さらに支持刃
を被加工物の長さだけ移動させることにより支持
刃の摩耗部分を未だ摩耗していない部分に変換で
きるため、支持刃の上側端面をムダなく利用で
き、したがつて経済的であるという効果が得られ
る。
によれば、支持刃を研削砥石車と調整車との間を
通つて長く延びるばね鋼からなる長尺の部材で形
成するとともに、前記支持刃の両端部に、この支
持刃を巻回された状態で収納する巻き取り装置を
具えた収納箱を設け、ベツド上に、前記支持刃を
前記ベツド上に固定する固定保持部材と、前記支
持刃を前記研削砥石車の軸線方向に移動可能に保
持する移動保持部材とを設けているため、支持刃
が摩耗した場合には、固定状態を緩めて前記支持
刃を移動可能にし、前記巻き取り装置により一方
の収納箱からまだ摩耗していない部分を引き出し
て前記研削砥石車と前記調整車との間に移動さ
せ、摩耗した部分を他方の収納箱に収納させるこ
とができるから、支持刃の着脱をする必要がな
く、着脱の手間を省くことができる。そして、支
持刃を移動するだけで支持刃の摩耗部分を迅速か
つ容易に未摩耗部分に変えることができ、したが
つて、支持刃の着脱をする必要がなく、着脱のた
めの手間を省くことができるという効果が得られ
る。また、支持刃として、連続した長尺の部材を
採用しているから、歩留が向上し、したがつて支
持刃を安価に製作することができ、さらに支持刃
を被加工物の長さだけ移動させることにより支持
刃の摩耗部分を未だ摩耗していない部分に変換で
きるため、支持刃の上側端面をムダなく利用で
き、したがつて経済的であるという効果が得られ
る。
さらに、摩耗していない支持刃を前記研削砥石
車と前記調整車との間に移動させ保持部材で固定
する際に、前記移動保持部材を前記研削砥石車の
軸線方向の後方に移動させて固定することによ
り、前記支持刃に張力を加えて固定することがで
き、研削力により生じる振動を防止することがで
きる。
車と前記調整車との間に移動させ保持部材で固定
する際に、前記移動保持部材を前記研削砥石車の
軸線方向の後方に移動させて固定することによ
り、前記支持刃に張力を加えて固定することがで
き、研削力により生じる振動を防止することがで
きる。
第1図は本考案の心無し研削盤の要部を示す斜
視図、第2図は従来の心無し研削盤の要部を示す
側面図である。 1……心無し研削盤、2……研削砥石車、3…
…調整車、W……被加工物、11……心無し研削
盤、13……研削砥石車、12……ベツド、14
……調整車、15……クランプ装置(保持部材)、
23……ブレード収納箱。
視図、第2図は従来の心無し研削盤の要部を示す
側面図である。 1……心無し研削盤、2……研削砥石車、3…
…調整車、W……被加工物、11……心無し研削
盤、13……研削砥石車、12……ベツド、14
……調整車、15……クランプ装置(保持部材)、
23……ブレード収納箱。
Claims (1)
- ベツド上に、互いの軸線がほぼ水平かつ平行に
配設された研削砥石車および調整車と、これら研
削砥石車と調整車との間の下方に設置された支持
刃とを備え、前記研削砥石車と前記調整車との少
なくともいずれか一方を回転駆動させてそれらの
間に挟み込まれた被加工物の外周を研削するとと
もに、前記支持刃によつて被加工物を下方から摺
動自在に支持するように構成した心無し研削盤に
おいて、前記支持刃を前記研削砥石車と前記調整
車との間を通つて長く延びるばね鋼からなる長尺
の部材で形成するとともに、前記支持刃の両端部
に、この支持刃を巻回された状態で収納する巻き
取り装置を備えた収納箱を設け、前記ベツド上
に、前記支持刃を前記ベツド上に固定する固定保
持部材と、前記支持刃を前記研削砥石車の軸線方
向に移動可能に保持する移動保持部材とを設けて
なることを特徴とする心無し研削盤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985046935U JPH0351093Y2 (ja) | 1985-03-30 | 1985-03-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985046935U JPH0351093Y2 (ja) | 1985-03-30 | 1985-03-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61163144U JPS61163144U (ja) | 1986-10-09 |
JPH0351093Y2 true JPH0351093Y2 (ja) | 1991-10-31 |
Family
ID=30561796
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985046935U Expired JPH0351093Y2 (ja) | 1985-03-30 | 1985-03-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0351093Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4879693U (ja) * | 1971-12-29 | 1973-09-29 | ||
JPS58106139U (ja) * | 1982-01-13 | 1983-07-19 | 株式会社昭和製作所 | 心無研削用工作物支持装置 |
-
1985
- 1985-03-30 JP JP1985046935U patent/JPH0351093Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61163144U (ja) | 1986-10-09 |
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