JPH0350925Y2 - - Google Patents

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JPH0350925Y2
JPH0350925Y2 JP9090889U JP9090889U JPH0350925Y2 JP H0350925 Y2 JPH0350925 Y2 JP H0350925Y2 JP 9090889 U JP9090889 U JP 9090889U JP 9090889 U JP9090889 U JP 9090889U JP H0350925 Y2 JPH0350925 Y2 JP H0350925Y2
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JP
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dialysate
temperature
flow path
temperature sensor
liquid flow
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、人工透析に用いられる透析液の供給
装置に関するものである。
<従来の技術> 人工透析装置(人工腎臓)に透析液を供給する
場合、透析液を加圧(圧送)或いは減圧(吸引)
するため、並びに外気による液温変化の影響を受
けて、透析膜の表面などに気泡が発生付着し、透
析効率が低下する不具合があつた。
そこで、気泡が発生しないように透析液中の溶
存気体を予め取り除いてやれば良い訳であるが、
透析液中の溶存気体を取り除き過ぎると溶存酸素
濃度も同時に低下してしまうため人体に悪影響を
及ぼす惧れがあり、しかも透析液中に溶込む気体
の溶解度は温度すなわち液温の変化による影響を
受けやすいため、実際問題として透析液中の溶存
気体濃度を適正にコントロールすることは非常に
難しかつた。
<考案が解決しようとする課題> 本考案はこの様な従来の不具合に鑑みてなされ
たものであり、人工透析装置の透析膜表面などに
気泡が発生付着しないように透析液中の溶存気体
濃度を適正にコントロールしながら透析液を供給
することが出来る人工透析液の供給装置を提供せ
んとするものである。
<課題を解決するための手段> 斯る目的を達成する本考案人工透析液の供給装
置は、減圧容器内に、気体のみを通し液体の透過
を阻止する膜材で区画された液流路を形成せし
め、該液流路内に透析液を通すと共に温度センサ
ーを設置し、該温度センサーからの信号でもつて
前記減圧容器内を減圧するための減圧ポンプをコ
ントロールするようにした事を特徴としたもので
ある。
<作用> 液流路内に透析液を通して、その時の透析液の
液温を温度センサーで検知し、温度センサーから
の制御信号でもつて減圧ポンプをコントロールし
て減圧容器内の減圧度を制御することにより、膜
材を透過する透析液中の溶存気体の透過量を制御
し、その結果透析液中の溶存気体濃度が一定に保
持されるものである。
<実施例> 以下、本考案実施の一例を図面に基づいて説明
する。
図中Aは透析液aのタンクであり、この透析液
タンクA内の透析液aは本考案供給装置Bを通し
て、人工透析装置(人工腎臓)Cに供給される。
本考案供給装置Bは、減圧容器1と、気体のみ
を通し液体の透過を阻止する膜材2と、減圧容器
1内を減圧するための減圧ポンプ3と、上記膜材
2で区画された液流路4内の透析液の液温を検知
して上記減圧ポンプ3をコントロールするための
温度センサー5とで構成される。尚、図中6は上
記温度センサー5からの信号に基づいて減圧ポン
プ3を直接制御するための制御器であり、また7
は上記膜材2で区画形成された液流路4の入口、
8はその出口である。
膜材2は透析液を人工透析装置Cに送る液流路
4を区画形成するためのものであり、気体のみを
通し液体の透過を阻止する材質であれば、多孔性
か非多孔性か、或いは結晶性か非結晶性かの性状
は問わず、例えばふつ素樹脂やシリコン樹脂、カ
ーボン樹脂等の合成樹脂材、或いは金属薄膜材等
の無機質材などで成形される。又、この膜材2の
形状としては、図示実施例の如く中空管状に形成
しても良いし、薄膜平板状に形成しても良い。そ
して、膜材2を中空管状に形成した場合、減圧容
器1内に1本でも図示実施例の如く複数本を並列
させて使用しても良いし、複数の中空管を束ねて
両端末のみ外壁同士を接着や熔着により一体化さ
せたものでも良く、更に減圧容器1内に収容設置
するに際してコイル状に巻回させても良いし、図
示実施例の如く直線状に設置させても良い。
又、温度センサー5は膜材2で区画形成された
液流路4の入口7側に設置せしめ、制御器6を介
して減圧ポンプ3と電気的に接続させ、液流路4
の入口7側で透析液の液温を検知し、その時の透
析液の液温に応じて減圧ポンプ3をコントロール
するようになすものである。
而して、透析液タンクAから透析液aを液流路
4内に流通又は貯留させると共に、減圧ポンプ3
を動作させて減圧容器1内を減圧すると、液流路
4内の透析液中に溶解している溶存気体が膜材2
を浸透透過して減圧容器1内に排出され、液流路
4内の透析液中から溶存気体が取り除かれる。こ
の時、減圧容器1内を必要以上に減圧すると、透
析液中の溶存気体を取り除き過ぎて必要な溶存酸
素濃度も低下させてしまい、しかも同じ減圧程度
でも透析液の液温が高いと溶存気体の溶解度が低
くなり気泡が発生しやすくなるので、液流路4内
の透析液の液温を温度センサー5で常時検知し、
温度センサー5からの制御信号でもつて減圧ポン
プ3をコントロールして、減圧容器1内の減圧度
を、透析液の液温が高い時には低め液温が低い時
には高めるように制御し、膜材2を透過する透析
液中の溶存気体の透過量をその溶存気体濃度が一
定になるようにコントロールするものである。実
験の結果では、通常透析液タンクA内の透析液中
には常温(25℃)状態で7〜8PPMの溶存酸素が
溶解しているので、液流路4の出口8を通る透析
液の溶存酸素濃度が約4〜5PPMとなるように減
圧容器1内の減圧度を制御すれば、必要な溶存酸
素濃度が維持できると共に、人工腎臓の透析膜表
面に気泡が発生付着することがなかつた。
<考案の効果> 本考案に係る人工透析液の供給装置は斯様に構
成したので、人工透析装置(人工腎臓)に透析液
を供給する際に、気温や透析液の液温に関係な
く、人工透析装置の透析膜表面などに気泡が発生
付着することがなくなると共に、透析液中の溶存
気体濃度(特に溶存酸素濃度)を一定に維持しな
がら供給することが出来る。
よつて、所期の目的を達成し得る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案実施の一例を示す断面模式図であ
る。 図中、A:透析液タンク、a:透析液、1:減
圧容器、2:膜材、3:減圧ポンプ、4:液流
路、5:温度センサー、6:制御器、7:液流路
の入口、8:液流路の出口、C:人工透析装置
(人工腎臓)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 減圧容器内に、気体のみを通し液体の透過を阻
    止する膜材で区画された液流路を形成し、該液流
    路内に透析液を通すと共に温度センサーを設置
    し、該温度センサーを上記減圧容器内を減圧する
    ための減圧ポンプに電気的に接続せしめ、該温度
    センサーからの信号でもつて、前記減圧容器内の
    減圧度を透析液の液温が高いときには低め液温が
    低いときには高めるように上記減圧ポンプをコン
    トロールした事を特徴とする人工透析液の供給装
    置。
JP9090889U 1989-07-31 1989-07-31 Expired JPH0350925Y2 (ja)

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JP9090889U JPH0350925Y2 (ja) 1989-07-31 1989-07-31

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JPH0329144U JPH0329144U (ja) 1991-03-22
JPH0350925Y2 true JPH0350925Y2 (ja) 1991-10-30

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ID=31640419

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