JPH0350852Y2 - - Google Patents

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JPH0350852Y2
JPH0350852Y2 JP6880287U JP6880287U JPH0350852Y2 JP H0350852 Y2 JPH0350852 Y2 JP H0350852Y2 JP 6880287 U JP6880287 U JP 6880287U JP 6880287 U JP6880287 U JP 6880287U JP H0350852 Y2 JPH0350852 Y2 JP H0350852Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、表装材の表面に洗浄液を散布し、こ
の散布された洗浄液を空気と共に吸引して表装材
の表面の洗浄を行なうと同時に、洗浄液を瞬間的
に除去する洗浄機に関する。
(従来の技術) 本考案者は先の出願(実願昭61−067107号公
報)で、表装材の表面に洗浄液を散布し、この散
布された洗浄液を空気と共に吸引して表装材の表
面の洗浄を行なうと同時に、洗浄液を瞬間的に除
去する洗浄機について提案している。この従来の
洗浄機は、吸引した洗浄液を貯える吸引タンク
と、洗浄液を供給する供給タンクとを1つずつ備
えている。
(考案が解決しようとする問題点) 一般に、被洗浄面の汚れの程度、あるいは被洗
浄面の材質が異なる場合には、その汚れの程度あ
るいは材質に応じた各種の洗浄液が使用されてい
る。例えば、自動車内の表装材を洗浄する場合に
は、天井、シート、床のそれぞれを被つている表
装材の汚れの程度、あるいは材質に応じた複数種
類の洗浄液を用いなければならない。
したがつて、本考案者が先の出願で提案してい
る従来の洗浄機を用いて自動車内の表装材を洗浄
する場合には、従来の洗浄機は洗浄液を供給する
供給タンクが1つしか備えられていないため、天
井、シート、床のそれぞれを被つている表装材を
洗浄するのに必要な洗浄液の数だけ洗浄機を用意
するか、被洗浄面の汚れの程度あるいは被洗浄面
の材質が変わるごとに洗浄液を供給する供給タン
ク内の洗浄液を交換しなければならなかつた。こ
のため、洗浄作業の効率が著しく低下するばかり
か、洗浄液を被洗浄面の状態に応じて交換するこ
とが非常に面倒であるという問題点があつた。
また、洗浄作業中に洗浄液がなくなる場合もあ
りえるが、このような場合に、作業者が供給タン
ク内の洗浄液がなくなつたことを知らずに洗浄作
業を続けると、供給タンクから散布ノズルへ洗浄
液を供給する供給管の管内に空気が入り、その気
泡が緩衝材として働くため、洗浄液の供給圧力は
低下し、洗浄液を散布ノズルに供給できなくなる
という所謂ベーパーロツク現象が表われ、また、
この気泡が微小であつても洗浄液の供給効率は低
下してしまう。さらに、供給すべき洗浄液がなく
なると、供給ポンプは無負荷状態で作動すること
となり、このような流体用ポンプの無負荷状態で
の作動は、その破損というゆゆしき事態を招く恐
れがある。そこで、このような場合に対処するた
めに、洗浄液の残量が少なくなつてくるとブザー
等を鳴らし作業者に警報を発し、残量不足を知ら
しめるような手段を構じることがある。ところ
が、このような機能を有する洗浄機を用いて洗浄
作業を行なつていても、吸引機の騒音等により、
作業者は警報音を聞き取ることができず洗浄液の
残量が不足していることを知らずに作業を続ける
こともある。さらに、その警報音を感知した作業
者が洗浄液の残量が不足していることを知つては
いても、洗浄液の補給は煩雑であるため、警報音
発生後の多少の時間内は作業を続行することもあ
る。その結果、洗浄液が完全になくなつてしまつ
た場合には、前述の様なベーパーロツク現象や、
供給ポンプの破損という事態を招く恐れもあり問
題となつていた。
さらに、従来の洗浄機を用いて洗浄作業を行な
うと、吸引装置により吸引された使用済みの洗浄
液は、吸引タンク内に順次貯えられていくが、作
業者がその貯水状況を知らずにいると、吸引タン
クの貯蔵容量を超えてしまい吸引タンクから洗浄
液が溢れ出たり、或は、浸水による電気系統の故
障が生ずるといつた問題点もあつた。
本考案は以上のような実状に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、被洗浄面の汚れの
程度あるいは被洗浄面の材質に応じた洗浄液の種
類を容易に変更し用いることができ、かつ、いず
れか一種類の洗浄液の残量が不足すると供給ポン
プの作動を停止すると共に警報を発し、さらに、
吸引された使用済みの洗浄液で吸引タンクが満水
になると吸引を停止する機能を備えた洗浄機を簡
単な構成により提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 以上のような問題点を解決するために本考案の
採つた手段は、 表装材の表面に洗浄液を散布し、この散布され
た洗浄液を空気と共に吸引して表装材の表面の洗
浄を行なうと同時に、洗浄液を瞬間的に除去する
洗浄機1であつて、吸引した洗浄液を貯える吸引
タンク10と、吸引した洗浄液で前記吸引タンク
10が満水になると吸引を停止する吸引装置20
と、数種類の洗浄液を供給する複数の供給タンク
30と、該供給タンク30から散布ノズル40に
供給すべき洗浄液の種類を選択する選択スイツチ
51と、該選択スイツチ51の操作に連動して各
洗浄液の供給管52の通路を開閉する弁53と、
選択された洗浄液を散布ノズル40に供給する供
給ポンプ54と、いずれか1つの供給タンク30
内の洗浄液の残量が少なくなると供給ポンプ54
の作動を停止させると共に警報器55を駆動する
制御回路56を備えたことを特徴とする洗浄機 をその要旨とするものである。
(実施例) 以下、本考案の手段を図面に示す具体例に従つ
て説明する。
なお、以下には、A液、B液、C液なる3種類
の洗浄液が記述されるが、これらは本洗浄機の説
明のために便宜上与えた名称にすぎないものであ
る。
本実施例に係る洗浄機1は、第1図に示すよう
に、散布ガン60、吸引ダクト70及び洗浄機本
体2から構成されている。
散布ガン60は、後述する洗浄機本体2に備え
た選択スイツチ51により、洗浄液をA液、また
は、C液に切り替えて表装材に散布することがで
きるA液又はC液用散布ノズル40aと、引くこ
とにより散布を開始する散布レバー61とを有し
ており、A液又はC液の洗浄液を散布ノズル40
aに供給する供給管52aにて洗浄機本体2に連
結されている。
吸引ダクト70は、本考案者が先の出願(実願
昭61−067107号公報)で提案した吸引ダクトと同
様に形成されている。すなわち、この吸引ダクト
70は、B液用散布ノズル40bと、押すことに
よりB液の散布を開始する押ボタン73と、散布
された洗浄液を吸引する吸引口71と、吸引作動
を制御する吸引スイツチ72とを備えた吸引ダク
ト70であつて、B液の洗浄液を散布ノズル40
bに供給する供給管52bが挿通された吸引管7
4にて洗浄機本体2に連結されている。また、A
液又はC液用散布ノズル40a及びB液用散布ノ
ズル40bにはそれぞれ200メツシユ程の流体用
フイルタが設けられており、後述する供給ポンプ
の流体用フイルタと供給タンク内の流体フイルタ
と共に、ごみ等が散布ノズルの噴霧孔に詰まつて
故障原因となるのを防止する作用を有する。
洗浄機本体2は、第2図に示すように、吸引装
置20及び制御装置50とから成る蓋部3と吸引
タンク10及び供給タンク30とから成るタンク
部4とから形成されており、蓋部3はタンク部4
側部に開閉自在に蝶着されている。
吸引装置20は、表装材の表面に散布された洗
浄液を空気と共に吸引除去する機能を有する装置
であつて、第3図に示すように、その下部には浮
動栓21を有している。該浮動栓21は、吸引タ
ンク10内の洗浄液が満水になるとその浮力によ
り吸引装置20の吸引通路22をふさぐものであ
る。
吸引タンク10は、前記吸引装置20で吸引さ
れた使用済みの洗浄液を貯えるいわば排液貯蔵タ
ンクであつて、洗浄機本体2から着脱自在に円筒
状に形成されており、その開口側には吸引装置2
0に塵やほこりが入らないよう吸引用フイルタ1
1が設けられている。
供給タンク30は、異種類の洗浄液を貯蔵でき
るように、本実施例では、第3図に示すような3
つの室に形成されている。各供給タンク30に
は、その底部から2〜3cm程離れた位置の側壁に
洗浄液の残量を検知する残量センサー31が各々
設けられている。この残量センサー31は2つの
電極と金属片を有する浮動子から構成されたいわ
ゆるフロート・センサーであつて、供給タンク3
0内に洗浄機が充分に補給されている場合には、
浮動子の浮力により浮動子に設けられた金属片に
よつて前記2つの電極を導通させる作用を有する
ものである。また、各供給タンク30の側壁に
は、それぞれ誘導管32が固着されており、この
誘導管32には洗浄液を散布ノズル40a,40
bに供給する供給管52がそれぞれ挿通されてい
る。この供給管52の先端には、50メツシユ程の
流体用フイルタ33が装着されており、その先端
は供給タンク30の底部に当接している。この流
体用フイルタ33は、供給タンク30から洗浄液
を供給する際に、供給管52にごみ等が入り込み
供給管52が詰つたり、或は、散布ノズル40の
噴霧孔が詰まつて故障したりするのを防止せんと
するものである。なお、本実施例においては、A
液用、B液用及びC液用の3つの供給タンク30
を設けているが、その数は限定されるものではな
く、切替て使用したい洗浄液の種類に応じた数だ
け設ければよい。また、残量センサー31も、本
実施例に限定されるものではなく、電導率測定型
センサーや反射型光センサーを応用したものなど
洗浄液の残量を検出できるものであれば良い。
制御装置50は、第4図(本実施例に係る洗浄
機の配管系統図を示す)の一点鎖線で示す部分で
あつて、電磁弁53、供給ポンプ54、選択スイ
ツチ51、警報器55及び制御回路56などから
構成されている。
電磁弁53は、前記供給タンク30と供給ポン
プ54との間の供給管52に設けられており、本
実施例においては、2種類の洗浄液を交換して使
用できるように各供給管52に各々1個づつ計2
個備えている。この電磁弁53は、後述する選択
スイツチ51の選択により、各供給管52の通路
を開閉することにより、供給ポンプ54から散布
ノズル40へ供給すべき洗浄液の種類を選択する
作用を有するものであるが、その選択の機構は、
後述する制御回路56によつて行なわれる。
なお、本実施例においては、散布ノズル40
a,40bを散布ガン60と吸引ダクト70の2
箇所に分離して設けたため、この電磁弁53を2
個のみ有しているが、複数の供給タンク30から
配管される供給管52のそれぞれにこの電磁弁5
3を設けることにより、1個の散布ノズル40に
て複数種類の洗浄液を選択して散布できるように
することも可能である。
また、本実施例においては、制御回路56によ
り、この電磁弁53の開閉を行なつているが、機
械的な弁53として作業者が手動で切り替えるも
のであつてもよい。
供給ポンプ54は、前記電磁弁53で選択され
た洗浄液を散布ノズル40に供給するものであ
り、供給圧力が3〜6Kg/cm2の範囲内に保たれる
ように構成されている。この供給圧力は、供給ポ
ンプ54と散布ノズル40との間に設けられたプ
レツシヤー・スイツチ57が供給ポンプ54を制
御することによつて前記範囲内に保たれるような
つているが、その制御手段はいわゆる負帰還とい
う一般的手段である。また、この供給ポンプに
は、50メツシユ程の流体用フイルタが設けられて
おり、供給タンク30から洗浄液を供給する際
に、供給管52にごみ等が入り込み供給管52が
詰つたり、或は、散布ノズル40の噴霧孔が詰ま
つて故障したりするのを防止している。
選択スイツチ51は、洗浄機本体2の上面に設
けられており、この選択スイツチ51の操作に連
動して前記電磁弁53を後述する制御回路56に
より作動させ散布すべき洗浄液を選択するもので
ある。なお、本実施例においては、切り替えるべ
き洗浄液の種類を2種類としているため、この選
択スイツチ51は、3回路2接点で構成されたト
グル・スイツチで充分であるが、切り替えるべき
洗浄液が3種類以上となつた場合には、ロータ
リ・スイツチ等の多回路多接点のスイツチにすべ
き事はいうまでもない。
警報器55は、各洗浄液の残量不足を作業者に
知らしめるものであり、本実施例では警報ブザー
55としているが、ブザーに限らず、ベル又は発
光体のような作業者に注意を促す機能を有するも
のであればよい。
制御回路56は第5図のような回路構成であつ
て、各構成部品は、制御装置50内に定着固定さ
れている。
以下に、この回路の略号の主なものについて説
明する。
SW1…洗浄機1全体を制御する電源スイツチ SW2…3回路2接点であるトグル・スイツチ
からなる選択スイツチ51 SW3…A液又はC液用供給ポンプ54aの電
源スイツチ SW4…B液用供給ポンプ54bの電源スイツ
チ SW5…吸引装置20の作動停止を制御する吸
引スイツチ72 CR0…吸引装置20の作動停止を制御するリ
レー CR1…A液の残量が充分に残つている時に励
磁状態にあるリレー CR2…B液の残量が充分に残つている時に励
磁状態にあるリレー CR3…C液の残量が充分に残つている時に励
磁状態にあるリレー FS1…A液の残量を検知する残量センサー3
1aの接点 FS2…B液の残量を検知する残量センサー3
1bの接点 FS3…C液の残量を検知する残量センサー3
1cの接点 PS1…A液又はC液用供給ポンプ54aのプ
レツシヤー・スイツチ57a PS2…B液用供給用ポンプ54bのプレツシ
ヤー・スイツチ57b SOL1…A液用電磁弁53a SCL2…C液用電磁弁53c M1…吸引装置20に備えられたモーター BZ…警報ブザー55 PE…A液又はC液用供給ポンプ54a PS…B液用供給ポンプ54b なお、この図において、〓記号は、リレーCR
0〜CR3が励磁されるとその接点が導通状態と
なるいわゆるa接点であり、〓記号はリレーCR
0〜CR3が励磁されるとその接点が非導通とな
るいわゆるb接点である。また、各残量センサー
FS1〜FS3は、各洗浄液の残量が不足するとそ
の接点を非導通状態にするよう作用するものであ
る。
以上のように構成された本考案に係る洗浄機1
の作用を、第4図及び第5図に従つて説明する。
先ず、作業者が洗浄作業をする前に洗浄機本体
2の制御装置50上にある電源スイツチSW1を
ONにする。この操作により本洗浄機1は作動可
能状態となる。
今、A液、B液及びC液の各供給タンク30
a,30b,30c内には、規定以上の洗浄液が
残つているものとする。この状態では、各残量セ
ンサーFS1〜FS3は全てONとなり、リレーCR
1〜CR3が励磁状態で保持されているため、電
源電圧が警報ブザーBZに供給されず警報音は発
せられていない。
次に、作業者が、自動車内の天井を被つている
表装材の汚れの程度及び材者にあつた洗浄液とし
てA液を選択するとする。これは、作業者が選択
スイツチ51,SW2をA液側に倒す操作によつ
て行なわれる。次に、作業者がA液又はC液用供
給ポンプ54,PEの電源スイツチSW3をONに
すると、A液用電磁弁53a,SOL1が開き、
A液の洗浄液を供給タンク30aから散布ガン6
0の散布ノズル40aにA液又はC液用供給ポン
プ54a,PEを介して供給可能となる。この状
態で作業者が散布ガン60を表装材の汚れ部分に
持つていき、散布レバー61を引くことにより洗
浄液が散布され洗浄が開始される。A液での洗浄
作業が終了すると、B液による仕上効果を伴なつ
た洗浄作業に移行する。この移行作業は、前記A
液又はC液用供給ポンプ54a,PEの電源スイ
ツチSW3をOFFにし、B液用供給ポンプ54
b,PSの電源スイツチSW4をONとすることに
より開始される。この操作により、B液は、供給
タンク30bからB液用散布ノズル40bにB液
用供給ポンプ54b,PSを介して供給可能とな
る。この状態で作業者が吸引ダクト70を表装材
の汚れ部分に持つていき、吸引ダクト70に装備
された吸引スイツチ72,SW5をONにし、さ
らに、散布用押ボタン73を押すと、吸引装置2
0のモーターM1が作動し、B液の散布が始まり
洗浄作業が開始される。
次に、別の表装材の汚れ及び材質にあつた洗浄
液としてC液を選択する場合について説明する。
C液の選択は前述の如く選択スイツチ51,SW
2をC液側に倒すことにより得られ、この操作に
よりC液用電磁弁53c,SOL2が開き、A液
又はC液用供給ポンプ54a,PEの電源スイツ
チSW3をONとすることにより、C液は、供給
タンク30cから散布ガン60の散布ノズル40
aにA液又はC液用供給ポンプ54a,PEを介
して供給可能となる。その後は、A液を用いて洗
浄作業を進める場合と全く同様の手順で行なう。
なお、A液からC液へ切り替える際に及び洗浄作
業を終了する際に、洗浄機本体2の外部の供給管
52に残つていた洗浄液を抜取るために、或は、
前述のベーパーロツク現象が生じるのを回避する
ため各供給管52にはドレーン・バルブ58が設
けられている。
以上のような手順により洗浄作業を進めて行く
と、供給タンク30内の洗浄液がなくなつてしま
う場合があるが、その際の本洗浄機1の作動態様
を以下に説明する。
洗浄作業中にA液、B液及びC液の洗浄液のう
ち、今、仮にA液の残量が規定値以下になつたと
する。この時、A液用供給タンク30a内に備え
られた残量センサー31a,FS1は、OFFとな
り、これに対応してリレーCR1がOFFとなる。
すると、電源電圧が選択スイツチ51,SW2及
びリレーCR1のb接点を介して警報ブザー55,
BZに供給され、、警報音を発してA液の残量不足
を作業者に知らせる。この作動と同時にA液又は
C液用供給ポンプ54a,PEの電源スイツチSW
3、選択スイツチ51,SW2の各接点及びリレ
ーCR1のa接点を介してA液又はC液用供給ポ
ンプ54a,PEに供給されていた電源電圧は遮
断され、散布ガン60の散布ノズル40aへのA
液の供給を停止する。同様に、B液又はC液を用
いた洗浄作業中に、供給タンク30内のB液又は
C液の残量が規定値以下になると、警報音を発
し、各供給ポンプ54の作動を停止する。
以上のように、本洗浄機1は、洗浄作業中にA
液、B液又はC液のいずれか一種類の洗浄液の残
量が不足すると、第5図に示す回路上の各残量セ
ンサー31,FS1〜FS3から構成されるOR回
路の論理状態により、作業者に警報音を発すると
共に供給ポンプ54,PE,PSの作動を停止させ
るよう作用するものである。この結果、作業者が
残量不足の洗浄液を供給タンク30に補充しない
限り警報音は鳴り続け、また、供給ポンプ54は
停止したままである。このため、作業者は煩雑で
あつても、洗浄液の補充を行なわなければ洗浄作
業を続行することができず、洗浄液のない無負荷
状態での供給ポンプ54の作動を防止して、供給
ポンプ54の破損を確実に防止することができる
こととなる。
次に、吸引装置20の作用を説明する。
吸引装置20は、前記散布ガン60又は吸引ダ
クト70の散布ノズル40から散布された洗浄液
を空気と共に吸引除去するものである。このよう
な洗浄作業を続けていくと、吸引タンク10内に
は使用済みの洗浄液が順次貯えられていくが、第
2図に示すように、この吸引装置20には、その
下部には浮動栓21を有しているため、吸引タン
ク10内が洗浄液で満水になると、この浮動栓2
1がその浮力によつて吸引装置20の吸引通路2
2をふさぎ、吸引装置20の吸引を停止させるよ
う作用する。従つて、本洗浄機1は、吸引タンク
10の貯蔵容量以上の洗浄液が吸引タンク10内
に流入するのを防止することができるため、吸引
タンク10から使用済みの洗浄液が溢れ出るとい
う事態を回避することができる。
なお、本実施例においては、A液又はC液の散
布の切換ができる散布ノズル40を有する散布ガ
ン60と切換不能の散布ノズル40bを有する吸
引ダクト70とに分離している。これは、A液及
びC液は、表装材の汚れがひどい部分に散布して
洗浄するいわばスポツト洗浄という用途に使わ
れ、一方、B液は、仕上効果を伴なつた洗浄作業
に使われるので、その使い分けを効率良く行なう
ため、その用途に応じた散布ノズルに分離して、
操作性の向上を図らんとしたものである。
従つて、本考案は、吸引ダクト70の散布ノズ
ル40のみを散布すべき洗浄液の種類に切換でき
るようにして、散布ガン60を設けなくてもよい
ことは勿論である。
(考案の効果) 以上のように本考案に係る洗浄機は、、複数の
供給タンクを有しているため、供給タンクに補給
する洗浄液の種類をいちいち交換することなく、
被洗浄面の汚れの程度あるいは材質に応じた洗浄
液を容易に選択して用いることができる。
また、本考案に係る洗浄機は、洗浄作業中に、
いずれかの洗浄液の残量が不足すると、作業者に
警報を発して洗浄液の残量不足を知らせると共に
供給ポンプの作動を停止させる構造であるため、
洗浄液のない無負荷状態での供給ポンプの作動を
防止して、供給ポンプの破損を確実に防止するこ
とができる。
さらに、本考案に係る洗浄機は、吸引タンク内
の洗浄液が満水になると、吸引を停止する吸引装
置を有しているため、吸引タンクの貯蔵容量以上
の洗浄液が吸引タンク内に流入するのを防止し、
吸引タンクから使用済みの洗浄液が溢れ出るとい
う事態を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る洗浄機の一実施例を示す
斜視図、第2図は実施例の横断面図、第3図は実
施例の一部切欠いた左側面図、第4図は実施例の
配管系統図、第5図は実施例に係る制御回路の回
路図である。 符号の説明、1……洗浄機、2……洗浄機本
体、10……吸引タンク、20……吸引装置、3
0……供給タンク、40……散布ノズル、50…
…制御装置、51……選択スイツチ、52……供
給管、53……弁、54……供給ポンプ、55…
…警報器、56……制御回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表装材の表面に洗浄液を散布し、この散布され
    た洗浄液を空気と共に吸引して表装材の表面の洗
    浄を行なうと同時に、洗浄液を瞬間的に除去する
    洗浄機であつて、吸引した洗浄液を貯える吸引タ
    ンクと、吸引した洗浄液で前記吸引タンクが満水
    になると吸引を停止する吸引装置と、数種類の洗
    浄液を供給する複数の供給タンクと、該供給タン
    クから散布ノズルに供給すべき洗浄液の種類を選
    択する選択スイツチと、該選択スイツチの操作に
    連動して各洗浄液の供給管の通路を開閉する弁
    と、選択された洗浄液を散布ノズルに供給する供
    給ポンプと、いずれか1つの供給タンク内の洗浄
    液の残量が少なくなると供給ポンプの作動を停止
    させると共に警報器を駆動する制御回路とを備え
    たことを特徴とする洗浄機。
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