JPH0350671Y2 - - Google Patents

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JPH0350671Y2
JPH0350671Y2 JP18075186U JP18075186U JPH0350671Y2 JP H0350671 Y2 JPH0350671 Y2 JP H0350671Y2 JP 18075186 U JP18075186 U JP 18075186U JP 18075186 U JP18075186 U JP 18075186U JP H0350671 Y2 JPH0350671 Y2 JP H0350671Y2
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  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 《考案の目的》 <産業上の利用分野> 本考案は茶樹の整枝を目的として使用される茶
樹剪枝機に関する。
<考案の背景> 茶畝は、機械による茶葉摘採の作業性や、茶葉
摘採時に生葉以外の異物の混入を防止するため、
その断面がきれいな円弧状になるように年3〜4
回程度の刈りならし作業が必要である。そしてこ
の作業には従来から茶樹剪枝機が使用されてい
る。この茶樹剪枝機の基本的な構造は、基板前端
縁にバリカン刃を有し、基板後方側には案内板を
具えるとともに、基板の一側端には案内板の上面
に吹出口を臨ませた送風機をエンジンとともに具
えて成るものであつて、その基本作業はバリカン
刃で刈り取られ案内板上に乗つた枝葉を送風機か
ら送られる風により茶畝間に吹き落とすというも
のである。
しかしながらこのような基本構造の茶樹剪枝機
では、刈り取られた枝葉のうち比較的軽いものは
送風機からの風で吹き飛ばされて隣の茶畝上に落
下することになる。この茶畝上の枝葉を放置すれ
ば、新芽の発育を阻害したり、茶摘採時にこのも
のが新芽に混入して茶の品質に悪影響を及ぼす。
そこで最近では刈り取られた枝葉が飛散しないよ
うに、本出願人は案内板の一部上部と後部とを覆
うような飛散防止板を案内板の上面側に設け、こ
れにより枝葉を茶畝間に案内するものが開発され
ている(実願昭61−121566号;実開昭63−28324
号参照)。このものは覆板の送風機と反対側の側
端を若干下向きに折り曲げ、送風機からの送風を
案内板に押さえ付けるように風向を調整すること
で枝葉が裾側上方へ飛散するのを防ぐものであ
る。
本出願人はその後更に研究を重ねた結果、前記
折り曲げ部分の傾斜角度αは、ある程度大きい方
が送風を下向きに押さえやすく、よつて枝葉の上
方への飛散の防止も確実となるという結論を得
た。しかしαが大きくなるほど折り曲げ部分の下
端と案内板との間は狭まり、その間に刈り取られ
た枝葉が詰まるおそれが生じる。そこでαは枝葉
の飛散を防止し、且つ枝葉が詰まらないような角
度にする必要がある。つまり刈りならし作業等、
刈り込みが浅い場合には剪枝された枝葉は比較的
細かくて軽いので飛散しやすいが詰まるおそれは
ない。よつて、αは大きい方がよい。一方、中刈
り作業のように茶樹を比較的深く刈り込む場合に
は、剪枝された枝葉は比較的大まかで重いので、
枝葉は飛散しにくいが詰まるおそれがある。よつ
て、αは小さい方がよい。
このように飛散防止は刈りならし、浅刈り、軽
剪枝、中刈り、刈り込み等の各作業や刈り取り時
期、茶畝の状態等によつても、この適度とする剪
枝機の折り曲げ部分の傾斜角度αが異なるため、
従来のように傾斜角度αが決められている茶樹剪
枝機では、剪枝作業の内容の相違や刈り取り時
期、茶畝の状態の相違に応じた良好な刈りならし
作業を行なうことは困難であつた。
また丘陵地等の斜面に茶畝が植樹され、茶畝の
両側で高さが異なる場合には、往路または復路で
どうしても送風が上向きになりやすく、枝葉上方
へ飛散しやすいという問題点もあつた。
<開発を試みた技術的事項> 本考案はこのような背景に鑑みなされたもので
あつて、剪枝作業において刈り取られた枝葉の飛
散を確実に防止するとともに、枝葉の飛散のおそ
れがない時は円滑な作業ができるようにし、あわ
せて種々の剪枝作業に対応できるようにした茶樹
剪枝機における枝葉飛散防止構造の開発を試みた
ものである。
《考案の構成》 <目的達成の手段> 即ち本出願に係る考案たる茶樹剪枝機における
枝葉飛散防止構造は、基板の前端縁にはバリカン
刃を有し、基板の後端側には案内板を具え、また
基板の一側端には吹出口を前記案内板の上端に臨
ませた送風機をエンジンとともに設け、更に基板
の両側端にはそれぞれハンドルを具えて成る茶樹
剪枝機において、前記案内板上面の後端からは後
方と上方とを遮るように覆板が立設され、この覆
板には前記送風機の反対側の端縁において、風向
調整板をその自由端が少なくとも送風機と反対側
に向くように回動固定自在に取り付けたことを特
徴として成り、もつて前記目的を達成するもので
ある。
<考案の作用> 本考案では、案内板の上面の後端から、後方と
上方とを遮るように覆板が立設され、この覆板に
は送風機の反対側の端縁に風向調整板をその自由
端が少なくとも送風機と反対側に向くように回動
固定自在に取り付けたから、剪枝作業の内容によ
り風向調整板の向きを調節して刈り取つた枝葉を
確実に茶畝間に案内できる。
<実施例> 以下本考案を図示の実施例に基づいて具体的に
説明する。符号1は本考案を適用した茶樹剪枝機
であつて、このものはやや上側に湾曲した基板2
に対して、茶樹剪枝機1の進行方向側には端縁に
沿つてバリカン刃3を有し、茶樹剪枝機1の進行
方向反対側には基板2の全長に亘つて一定の幅を
有し且つ基板2と同様に湾曲した案内板4を具
え、また茶樹剪枝機1の進行方向から見て基板2
の右手側端にはエンジン5と送風機6とを具え、
更に基板2の両側端にはハンドル7,8を取り付
けて成る。尚、茶樹剪枝機1の進行方向を前方、
反対側を後方、また基板2の送風機6側を右側、
反対側を左側と定義して以下説明する。もちろん
この定義は説明の便宜のためであつて、考案の構
成要件を限定するものではない。
まずバリカン刃3はのこぎり状の刃が形成され
た上下一対の摺動刃3a,3bが重なり合つて構
成されるものであつて、このものはエンジン5の
駆動により摺動刃3a,3bの両方が180°の位相
差で往復摺動するようになつている。尚、もちろ
ん摺動刃3a,3bのいずれか一方を往復摺動さ
せるようにしてもよい。
またエンジン5の下側に送風機6が設けられ、
エンジン5の下部に形成されたクラツチケース9
が送風機6のケーシングを兼ねる構造となつてお
り、図示はしないがこのクラツトケース9内に設
けたクラツチドラムに直接複数の羽根を取り付け
た構造を有する。そしてクラツチケース9からは
その接線方向へ向けて吹出口10が形成され、こ
の吹出口10が案内板4の上面に臨んでいる。更
に基板2の右側端にはハンドル取付板11が設け
られ、ここに枠型のハンドル7が、その把持角度
を調節できるように取り付けられ、一方基板2の
右側端には、ほぼ「て」の字形に曲がつたハンド
ル8が角度調節自在に設けられる。
次に本考案の特徴的構成について説明すると、
案内板4の上面側であつて、右寄りの後端からは
案内板4の後方及び上方を遮ぎるように断面がL
字状の覆板12が設けられる。そしてこの覆板1
2の上面左裾辺から後背面左裾辺には、L字型の
補強板13がタツピンネジ等により固定して設け
られ、この補強板13には蝶番14を介して風向
調整板15が回動自在に設けられる。またこの風
向調整板15の後方側の辺の中程には取付金具1
6が設けられ、この取付金具16には支持杆17
の端部が回動自在に取り付けられる。そしてこの
支持杆17には他端側からほぼ3分の2以上に亘
つて摺動用長孔19が形成されるとともに、座金
21を有する蝶ネジ20が、この摺動用長孔19
を貫いて補強板13の途中に形成されたネジ孔と
螺合することにより、座金21が支持杆17を締
め付けて支持杆17が固定される。そしてこのよ
うに支持杆17が固定された状態では、風向調整
板15がその自由端が送風機と反対側に向くよう
にして、覆板12の上面と一定の角度αを維持し
て覆板12の上面よりやや下向き状態で固定され
る。尚、実施例では断面がL字型の覆板12を案
内板4と別部材として構成したが、例えば覆板1
2と案内板4とを一体的な構成とし、その断面形
状がC字型となるような構造とすることもでき
る。また覆板12のうち、後背面の左側を延長形
成して風向調整板15の後側も覆うようにしても
よい。尚、覆板12と風向調整板との長さは、そ
れぞれ各作業用の剪枝機毎に適宜決定すればよ
い。また覆板12及び風向調整板15は、作業中
の視線が遮ぎられないようにプラスチツク等の透
明材料で構成することができる。
本考案を適用した茶樹剪枝機1は以上のような
構造を有するものであつて、以下その作動状態に
ついて説明する。まず剪枝作業に先立つて蝶ネジ
20を緩めて風向調整板15の傾斜角度αの調整
を行ない、適当なところで蝶ネジ20を締めて風
向調整板15を固定する。因みに傾斜角度αは、
剪枝する刈り込みの深さ、茶畝および枝葉の形
状、その時の風の具合等を考慮して、刈り取つた
枝葉を確実に茶畝間に吹き落とすことができ、枝
葉が案内板4と風向調整板15との間に詰まらな
い角度にする。尚、枝葉の飛散のおそれが全くな
いようであれば、第3図に示すように風向調整板
15を覆板12の上側に重ねるようにしておくこ
とにより、枝葉の詰まるおそれは全くなくなり、
また風向調整板15の端部が隣の茶畝に引つ掛か
り歩行の邪魔になることもないので円滑な作業が
行える。風向調整板15の角度調節が終わつたら
エンジン5を始動し、この状態で二人の作業者が
それぞれハンドル7、ハンドル8を把持して茶樹
剪枝機1を支持しながら畝間を進行しバリカン刃
3で枝葉を刈り取つていく。刈り取られた枝葉は
案内板4の上にのると、送風機6からの送風によ
り案内板4上を滑るようにして畝間へ吹き飛ばさ
れる。尚この状態で枝葉が他の茶畝上に飛散して
いるようであれば、風向調整板15の傾斜角度α
を更に大きくするように調整する。一方、運転状
態を見て枝葉の飛散のおそれが無かつたり、風向
調整板15と案内板4との間に枝葉が詰まるよう
であれば、風向調整板15の傾斜角度αを小さく
する。また丘陵地での剪枝作業等、茶畝の両側で
高さが異なる場合には、往路か復路のいずれか一
方で送風が上向きになりやすいが、この時には傾
斜角度αを大きめにすればよい。更に例えばバリ
カン刃の挟断力を向上させるためにエンジンの回
転数を上げるときには、これに伴つて送風力も増
加するので、この場合にも風向調整板15の傾斜
角度αを大きめに調整する。
《考案の効果》 本考案では、案内板上面の後端から後方と上方
とを遮るように覆板が立設され、この覆板には前
記送風機の反対側の端縁において、風向調整板を
その自由端が少なくとも送風機と反対側に向くよ
うに回動固定自在に取り付けたから、剪枝する刈
り込みの深さ、茶畝および枝葉の形状、送風機か
らの送風の量、その時の風の具合等、種々の異な
る条件下においても刈り取られた枝葉を他の茶畝
上に飛散させることなく、能率的な剪枝作業を行
なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の枝葉飛散防止構造を適用した
茶樹剪枝機を示す斜視図、第2図は枝葉飛散防止
構造を拡大して示す斜視図、第3図は枝葉の飛散
のおそれが全くない場合の風向調整板の状態を示
す斜視図である。 1;茶樹剪枝機、2;基板、3;バリカン刃、
3a,3b;摺動刃、4;案内板、5;エンジ
ン、6;送風機、7,8;ハンドル、9;クラツ
チケース、10;吹出口、11;ハンドル取付
板、12;覆板、13;補強板、14;蝶番、1
5;風向調整板、16;取付金具、17;支持
杆、18;ネジ、19;摺動用長孔、20;蝶ネ
ジ、21;座金、α;傾斜角度。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基板の前端縁にはバリカン刃を有し、基板の後
    端側には案内板を具え、また基板の一側端には吹
    出口を前記案内板の上端に臨ませた送風機をエン
    ジンとともに設け、更に基板の両側端にはそれぞ
    れハンドルを具えて成る茶樹剪枝機において、前
    記案内板上面の後端からは後方と上方とを遮るよ
    うに覆板が立設され、この覆板には前記送風機の
    反対側の端縁において、風向調整板をその自由端
    が少なくとも送風機と反対側に向くように回動固
    定自在に取り付けたことを特徴する茶樹剪枝機に
    おける枝葉飛散防止構造。
JP18075186U 1986-11-25 1986-11-25 Expired JPH0350671Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18075186U JPH0350671Y2 (ja) 1986-11-25 1986-11-25

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18075186U JPH0350671Y2 (ja) 1986-11-25 1986-11-25

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JPS6386726U JPS6386726U (ja) 1988-06-06
JPH0350671Y2 true JPH0350671Y2 (ja) 1991-10-29

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JP18075186U Expired JPH0350671Y2 (ja) 1986-11-25 1986-11-25

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JPH07108144B2 (ja) * 1990-06-07 1995-11-22 落合刃物工業株式会社 茶樹刈りならし機

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JPS6386726U (ja) 1988-06-06

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