JPH07108144B2 - 茶樹刈りならし機 - Google Patents

茶樹刈りならし機

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JPH07108144B2
JPH07108144B2 JP2149599A JP14959990A JPH07108144B2 JP H07108144 B2 JPH07108144 B2 JP H07108144B2 JP 2149599 A JP2149599 A JP 2149599A JP 14959990 A JP14959990 A JP 14959990A JP H07108144 B2 JPH07108144 B2 JP H07108144B2
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JP
Japan
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machine
tea tree
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tea
prime mover
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鋼司 松村
学 鈴木
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落合刃物工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主として茶樹畝の上面を所定の形状,高さに
成形する茶樹刈りならし機に関し、特に刈り取られた枝
葉を茶樹畝間に吹き落とすようにしたシリンダ型回転刃
を備えた茶樹刈りならし機に関するものである。
〔従来の技術〕
茶樹は、その幅方向において概ね円弧状に成形されてお
り、例年、2月から10月頃にかけて3〜4回程度の刈り
ならし作業を行っている。このような刈りならし作業を
行う茶樹刈りならし機として、例えば特開昭60-114121
号公報に開示されたものが知られている。この先行技術
のものは、円弧状に弯曲した茶樹畝の上面に沿うように
して弯曲形成したフレームに、このフレームの前縁側に
位置して、フレームの長さ方向に沿って往復動するバリ
カン刃を設け、フレームの一側端部に原動機および送風
機を搭載すると共に、フレームの上側に、フレームの長
手方向両側に延びる手持ちハンドルを設けたものであ
る。そして、バリカン刃によって刈り取られた枝葉を、
送風機からの圧力風によって茶樹畝間に吹き落とすよう
にしていた。
また、第3図に示すように、茶樹刈りならし機Aを、円
弧状に弯曲した茶樹畝の上面に沿うようにして弯曲形成
し、前後を開放した機筺Bの底部B′前端側に受刃(図
示せず)を固定し、機筺B内に左右の側板C,Cと中間支
持枠C′との間に受刃と摺接するシリンダ型回転刃D,D
を軸支し、機筺の左右の側板C,Cの一方に原動機Eを搭
載すると共に、機筺Bの上側に支持フレームF,Fを設け
て、この支持フレームF,Fに機筺Bの長手方向両側に延
びる手持ちハンドルG,Hを設けて構成したものがある。
そして、後部開口Iに枝葉回収袋Jを取り付けて、左右
の手持ちハンドルG,Hを2人の作業者によって持って茶
樹畝に沿って移動させ、刈り取った枝葉を回収袋Jに収
容しながら刈りならし作業を行うようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記バリカン刃式の茶樹刈りならし機は、機体重量が9k
m程度と軽量にできるので最も多く使用されているが、
バリカン刃は毎分1600〜1800回も往復動するので、刈り
取らない茶葉に傷をつけ易く、また、寝ている葉は刈れ
ないので、新芽が出て来る時期には、刈りならし作業時
に刈れなかった茶葉が大きくなって、新芽と共に刈り取
られて混入し、茶の品質を落とすという問題点があっ
た。また、枝葉の切口から輪斑病等の病気を引き起こし
易いといった問題点もあった。
また、上記シリンダ型回転刃式の茶樹刈りならし機は、
機体重量が14km前後と重い上、枝葉収容袋を引きずるよ
うにして移動させながら作業をするので重労働であっ
た。また、左右の支持ハンドルを、機筺の長さ方向ほぼ
半分位置に設けた支持フレームに取り付けているので、
機筺が歪み易いといった問題点もあった。
本発明は、上記いろいろの問題点を解決するようにした
シリンダ型回転刃式の茶樹刈りならし機を提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本発明は、 (1) 円弧状に弯曲した茶樹畝の上面に沿うようにし
て弯曲形成し、前側を開放した機筺2の底部3前端側に
受刃5′を固定し、機筺2内に受刃5′と摺接するシリ
ンダ型回転刃5を軸支し、機筺2の一側端部に原動機6
を搭載すると共に、機筺2の上側に、機筺2の長手方向
両側に延びる手持ちハンドル9,10を設けた茶樹刈りなら
し機1において、 上記機筺2の左右両側に側板4を設け後ろ側全体をカバ
ー体11で覆い、このカバー体11の原動機6側に吸入口、
原動機6と反対側の機体側方に排出口12を開口すると共
に、上記吸入口側に送風機16を設けてその送風口17を排
出口12側に向け開口させ、受刃5′およびシリンダ型回
転刃5により刈り取られた枝葉Tを、送風機16からの圧
力風により原動機6側から機体側方に向け送出して排出
口12より茶樹畝の畝間に向け排出するようにしたこと、 (2) 上記機筺2の上面前側に機筺2のほぼ全長にわ
たる補強枠7を設け、機筺2の上面後ろ側に補強枠7よ
り長さの短いハンドル取付け枠8を設けて、この補強枠
7とハンドル取付け枠8とで手持ちハンドル9,10を支持
したこと、 をそれぞれ特徴とするものである。
〔作用〕
上記の構成によって本発明は、 .受刃5′およびシリンダ型回転刃5により刈り取ら
れた枝葉Tは、送風機16からの圧力風によってカバー体
11に案内されて排出口12に向け送出され、排出口12から
茶樹畝間に排出される。また、機体が軽量に構成される
上、枝葉収容袋を必要としないから、刈りならし作業が
重労働にならず作業性が安定する。さらに、シリンダ型
回転刃5により刈り取るので、寝ている葉も刈り取られ
て新芽に混入することがなく、茶葉に傷をつけることが
少なくなり、病気の発生も少なくなる。
.機筺2にそのほぼ全長にわたる補強枠7と、補強枠
7より短いハンドル取付け枠8とを設けて、この補強枠
7とハンドル取付け枠8に手持ちハンドル9,10を取り付
けるようにしているので、機筺2の強度が増して機筺2
に歪みを生じるようなことがなく、円滑な作業が行われ
る。また、機体の耐久性も向上する。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の実施例について説明す
る。
第1図および第2図において、符号1は茶樹刈りならし
機で、この茶樹刈りならし機1は、円弧状に弯曲した茶
樹畝の上面に沿うようにして弯曲形成し、前側を開放し
た機筺2の底板3前端側に受刃5′を固定し、機筺2の
左右両側に側板4,4と、その中間部に設けた中間支持枠
4′との間に受刃5′と摺接するシリンダ型回転刃5,5
を軸支し、機筺2の左右の側板4,4の一方(茶樹畝上
側)にエンジン6を搭載している。
上記機筺2の上面前側に機筺2のほぼ全長にわたる補強
枠7を設け、機筺2の上面後ろ側に補強枠7より長さの
短い(ほぼ半分の長さ)ハンドル取付け枠8を設けて、
この補強枠7とハンドル取付け枠8の端部にエンジン側
の手持ちハンドル9を支持し、補強枠7とハンドル取付
け枠8の他端に手持ちハンドル10を支持させている。機
筺2の後ろ側全体はカバー体11で覆われ、このカバー体
11のエンジン6と反対側に位置して、受刃5′およびシ
リンダ型回転刃5,5により刈り取られた枝葉Tを機体側
方に排出する排出口12を開口させている。
エンジン6側の側板4において、エンジン6に付設した
ミッション13からベルト伝動系14を介してシリンダ型回
転刃5,5に動力伝達され、また、エンジン6の下側に小
型軽量の送風機16を設けてエンジン6からベルト伝動系
15を介して動力伝達し、送風機16の送風口17を上記排出
口12側に向け開口している。そして、受刃5′およびシ
リンダ型回転刃5,5により刈り取られた枝葉Tを排出口1
2に向け送出して、茶樹の畝間に向け排出するようにし
ている。
上記の各構成部材は、マグネシウム合金、強化樹脂材
(FRP)等を随所に用いて極力軽量化し、従来14km前後
あった重量を10km程度まで下げることができた。
このような構成の茶樹刈りならし機1においては、作業
を行うとき、2人の作業者は茶樹畝を挟んで一方の畝間
に位置する作業者が手持ちハンドル9を持ち、反対側の
畝間に位置する作業者が手持ちハンドル10を持って、受
刃5′を刈取り深さに位置させ、ハンドル10側の端部を
茶樹畝の裾端縁に合わせ、エンジン6側を茶樹畝の幅方
向ほぼ中央部に位置させて、茶樹畝の長さ方向に移動さ
せて往行程でほぼ半分、復行程で残りの半分の刈りなら
し作業を行う。
このとき、シリンダ型回転刃5,5および受刃5′によっ
て刈り取られた枝葉Tは、送風機16によって起風され送
風口17から吹き出している圧力風により底板3およびカ
バー体11に沿って排出口12に向け送出され、排出口12か
ら機外に吹き飛ばされて茶樹畝間に落下する。
従って、本発明の茶樹刈りならし機は、機体重量が軽い
上、従来のように枝葉収容袋を後部に取り付けて茶樹畝
上または茶樹畝を引きずりながら作業するようなことが
ないから、刈りならし作業が重労働とはならず、また、
作業性が安定して高精度の作業を行うことができる。さ
らに、シリンダ型回転刃5,5により一度に刈り取るの
で、寝ている葉も起こすようにして刈り取られて、新芽
を刈り取るときに古い葉が混入することが少なくなり、
また、刈りならし作業中にバリカン刃のように茶葉に傷
をつけることが少なくなり、病気の発生も少なくなる。
また、機筺1にそのほぼ全長にわたる補強枠7と、補強
枠7より短いハンドル取付け枠8とを設けて、この補強
枠7とハンドル取付け枠8に手持ちハンドル9,10を取り
付けているので、機筺1の強度が増して機筺1に歪みを
生じるのが防止され、円滑な作業を行うことができる。
また、機体全体の耐久性も向上させることになる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明の茶樹刈りならし機は、上記
の構成を有することによって、以下のような効果を奏す
ることができる。
.シリンダ型回転刃5,5および受刃5′により刈り取
られた枝葉は、送風機16からの圧力風によってカバー体
11に案内されて排出口12に向け送出され、排出口12から
茶樹畝間に吹き落とされる。従って、機体が軽量に構成
される上、枝葉収容袋を必要としないから、刈りならし
作業が重労働になることがなく、しかも作業性が安定し
て高精度の作業を行うことができる。さらに、シリンダ
型回転刃5,5および受刃5′により一度に刈り取るの
で、寝ている葉も起こして刈り取り、新芽を刈り取ると
きに刈りならし作業時に刈り残した古い葉が混入するこ
とが少なく、また、バリカン刃のように茶葉に傷をつけ
ることが少なくなり、病気の発生も少なくすることがで
きる。
機筺2にそのほぼ全長にわたる補強枠7と、補強枠
7より短いハンドル取付け枠8とを設けて、この補強枠
7とハンドル取付け枠8に手持ちハンドル9,10を取り付
けるようにしたから、機筺2の強度が増して機筺2の歪
みを防止して、円滑な刈りならし作業を行うことができ
る。また、機体全体の耐久性も向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す茶樹刈りならし機全体
の斜視図、第2図は同エンジン側から見た側面図、第3
図は実施例の全体斜視図である。 1……茶樹刈りならし機、2……機筺、3……底板、4
……側板、5……シリンダ型回転刃、5′……受刃、6
……エンジン、7……補強枠、8……ハンドル取付け
枠、9,10……手持ちハンドル、11……カバー体、12……
排出口、13……ミッション、14,15……ベルト伝動系、1
6……送風機、17……送風口。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円弧状に弯曲した茶樹畝の上面に沿うよう
    にして弯曲形成し、前側を開放した機筺(2)の底部
    (3)前端側に受刃(5′)を固定し、機筺(2)内に
    受刃(5′)と摺接するシリンダ型回転刃(5)を軸支
    し、機筺(2)の一側端部に原動機(6)を搭載すると
    共に、機筺(2)の上側に、機筺(2)の長手方向両側
    に延びる手持ちハンドル(9,10)を設けた茶樹刈りなら
    し機(1)において、 上記機筺(2)の左右両側に側板(4)を設け後ろ側全
    体をカバー体(11)で覆い、このカバー体(11)の原動
    機(6)側に吸入口、原動機(6)と反対側の機体側方
    に排出口(12)を開口すると共に、上記吸入口側に送風
    機(16)を設けてその送風口(17)を排出口(12)側に
    向け開口させ、受刃(5′)およびシリンダ型回転刃
    (5)により刈り取られた枝葉(T)を、送風機(16)
    からの圧力風により原動機(6)側から機体側方に向け
    送出して排出口(12)より茶樹畝の畝間に向け排出する
    ようにしたことを特徴とする茶樹刈りならし機。
  2. 【請求項2】上記機筺(2)の上面前側に機筺(2)の
    ほぼ全長にわたる補強枠(7)を設け、機筺(2)の上
    面後ろ側に補強枠(7)より長さの短いハンドル取付け
    枠(8)を設けて、この補強枠(7)とハンドル取付け
    枠(8)とで手持ちハンドル(9,10)を支持したことを
    特徴とする請求項1記載の茶樹刈りならし機。
JP2149599A 1990-06-07 1990-06-07 茶樹刈りならし機 Expired - Fee Related JPH07108144B2 (ja)

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