JPH0440820A

JPH0440820A - 茶樹刈りならし機

Info

Publication number: JPH0440820A
Application number: JP14959990A
Authority: JP
Inventors: Kouji Matsumura; 松村　鋼司; Manabu Suzuki; 学鈴木
Original assignee: OCHIAI HAMONO KOGYO KK
Current assignee: OCHIAI HAMONO KOGYO KK
Priority date: 1990-06-07
Filing date: 1990-06-07
Publication date: 1992-02-12
Anticipated expiration: 2010-11-22
Also published as: JPH07108144B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、主として茶樹畝の上面を所定の形状。

高さに成形する茶樹刈りならし機に関し、特に刈り取ら
れた枝葉を茶樹畝間に吹き落とすようにしたシリンダ型
回転刃を備えた茶樹刈りならし機に関するものである。

〔従来の技術〕

茶樹は、その幅方向において概ね円弧状に成形されてお
り、例年、２月から１０月頃にかけて３〜４回程度の刈
りならし作業を行っている。このような刈りならし作業
を行う茶樹刈りならし機として、例えば特開昭６０−１
１４１２１号公報に開示されたものが知られている。こ
の先行技術のものは、円弧状に弯曲した茶樹畝の上面に
沿うようにして弯曲形成したフレームに、このフレーム
の前縁側に位置して、フレームの長さ方向に沿って往復
動するバリカン刃を設け、フレームの一側端部に原動機
および送風機を搭載すると共に、フレームの上側に、フ
レームの長手方向両側に延びる手持ちハンドルを設けた
ものである。そして、バリカン刃によって刈り取られた
枝葉を、送風機からの圧力風によって茶樹散開に吹き落
とすようにしていた。

また、第３図に示すように、茶樹刈りならし機Ａを、円
弧状に弯曲した茶樹畝の上面に沿うようにして弯曲形成
し、前後を開放した機筺Ｂの底部Ｂ′前端側に受刃（図
示せず）を固定し、機筺Ｂ内に左右の側板Ｃ１Ｃと中間
支持枠Ｃ′との間に受刃と摺接するシリンダ型回転刃り
、Ｄを軸支し、機筺の左右の側板Ｃ２Ｃの一方に原動機
Ｅを搭載すると共に、機筺Ｂの上側に支持フレームＦ、
　Ｆを設けて、この支持フレームＦ、Ｆに機筺Ｂの長手
方向両側に延びる手持ちハンドルＧ、Ｈを設けて構成し
たものがある。そして、後部開口Ｉに枝葉回収袋Ｊを取
り付けて、左右の手持ちハンドルＧ、Ｈを２人の作業者
によって持って茶樹畝に沿って移動させ、刈り取った枝
葉を回収袋Ｊに収容しながら刈りならし作業を行うよう
にしている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記バリカン刃式の茶樹刈りならし機は、機体重量が９
　ｋｖ程度と軽量にできるので最も多く使用されている
が、バリカン刃は毎分１６００〜１８００回も往復動す
るので、刈り取らない茶葉に傷をつけ易く、また、寝て
いる葉は刈れないので、新芽が出て来る時期には、刈り
ならし作業時に刈れなかった茶菓が大きくなって、新芽
と共に刈り取られて混入し、茶の品質を落とすという問
題点があった。また、枝葉の切口から輪班病等の病気を
引き起こし易いといった問題点もあった。　シリンダ型
回転刃式の茶樹刈りならし機は、機体重量が１４ｋｍ前
後と重い上、枝葉収容袋を、茶樹畝上を引きするように
して移動させながら作業をするので牽引抵抗が大きくな
って重労働であるばがりでなく、作業性も悪かった。ま
た、左右の支持ハンドルを、機筺の長さ方向けぼ半分位
置に設けた支持フレームに取り付けているので、機筺が
歪み易いといった問題点もあった。

本発明は、上記の諸問題を解決するようにしたシリンダ
型回転刃式の茶樹刈りならし機を提供することを目的と
する。

〔課題を解決するための手段〕

上記の目的を達成するために本発明は、（１）円弧状に
弯曲した茶樹畝の上面に沿うようにして弯曲形成し、前
側を開放した機筺の底部前端側に受刃を固定し、機筺内
に受刃と摺接するシリンダ型回転刃を軸支し、機筺の一
側端部に原動機を搭載すると共に、機筺の上側に、機筺
の長手方向両側に延びる手持ちハンドルを設けた茶樹刈
りならし機において、上記機筺の後ろ側をカバー体で覆い、このカバー体の原
動機と反対側に位置して、受刃およびシリンダ型回転刃
により刈り取られた枝葉を機体側方に排出する排出口を
開口すると共に、原動機側に送風機を設けて刈り取られ
た枝葉を排出口に向け送出して排出するようにしたこと
、（２）上記機筺の上面前側に機筺のほぼ全長にわたる
補強枠を設け、機筺の上面後ろ側に補強枠より短いハン
ドル取付は枠を設けて、この補強枠とハンドル取付は枠
とで手持ちハンドルを支持するようにしたこと、をそれぞれ特徴とするものである。

〔作　　用〕

上記の構成によって本発明は、 ■　受刃およびシリンダ型回転刃により刈り取られた枝
葉は、送風機からの圧力風によってカバー体に案内され
て排出口に向け送出され、排出口から茶樹散開に排出さ
れる。また、機体が軽量に構成される上、枝葉収容袋を
必要としないから刈りならし作業が重労働にならず作業
性が安定する。さらに、シリンダ型回転刃により刈り取
るので、寝ている葉も刈り取られて新芽に混入すること
がなく、茶葉に傷をつけることが少なくなり、病気の発
生も少なくなる。

■　機筺にそのほぼ全長にわたる補強枠と、補強枠より
短いハンドル取付は枠とを設けて、この補強枠とハンド
ル取付は枠に手持ちハンドルを取り付けるようにしてい
るので、機筺の強度が増して機筺に歪みを生じるような
ことがなく、円滑な作業が行われる。また、機体の耐久
性も向上する。

〔実　施　例〕

以下、図面を参照して本発明の実施例について説明する
。

第１図および第２図において、符号ｌは茶樹刈りならし
機で、この茶樹刈りならし機１は、円弧状に弯曲した茶
樹畝の上面に沿うようにして弯曲形成し、前側を開放し
た機筺２の底板３前端側に受刃５′を固定し、機筺２内
に左右の側板４，４と中間支持枠４′との間に受刃５′
と摺接するシリンダ型回転刃５，５を軸支し、機筺２の
左右の側板４，４の一方（茶樹裾側）にエンジン６を搭
載している。上記機筺２の上面前側に機筺２のほぼ全長
にわたる補強枠７を設け、機筺２の上面後ろ側に補強枠
７より短い（はぼ半分の長さ）ハンドル取付は枠８を設
けて、この補強枠７とハンドル取付は枠８の端部にエン
ジン側の手持ちハンドル９を支持し、ハンドル取付は枠
８の他端に手持ちハンドルｌＯを支持させている。機筺
２の後ろ側カバー体１１で覆われ、このカバー体１１の
エンジン６と反対側に位置して、受刃５′およびシリン
ダ型回転刃５，５により刈り取られた枝葉Ｔを機体側方
に排出する排出口１２を開口させている。

エンジン６側の側板４において、エンジン６に付設した
ミッシジン１３からベルト伝動系１４を介してシリンダ
型回転刃５，５に動力伝達され、また、エンジン６の下
側に小型軽量の送風機１６を設けてエンジン６からベル
ト伝動系１５を介して動力伝達し、送風機１６の送風口
１７を上記排出口１２に向け開口している。そして、受
刃５′およびシリンダ型回転刃５，５により刈り取られ
た枝葉Ｔを排出口Ｉ２に向け送出して排出するようにし
ている。

上記の各構成部材は、マグネシウム合金、強化樹脂材（
ＦＲＰ）等を随所に用いて極力軽量化し、従来１４に＋
ｎ前後あった重量を１０ｋｍ程度まで下げることができ
た。

このような構成の茶樹刈りならし機ｌにおいては、作業
を行うとき、２人の作業者は茶樹畝の裾側の散開に位置
する人が手持ちハンドル９を持ち、反対側の散開に位置
する人が手持ちハンドルＩＯを持って、受刃５′を刈取
り深さに位置させ、エンジン６側の端部を茶樹畝の裾端
縁に合わせ、反対側端縁を茶樹畝の幅方向けぼ中央部に
位置させて、茶樹畝の長さ方向に移動させて往行程でほ
ぼ半分、復行程で残りの灰分の刈りならし作業を行う。

このとき、シリンダ型回転刃５，５および受刃５′によ
って刈り取られた枝葉Ｔは、送風機１６によって紅玉さ
れ送風口１７から吹き出している圧力風により底板３お
よびカバー体１１に沿って排出口１２に向け送出され、
排出口１２から機外に吹き飛ばされて茶樹軟量に落下す
る。

従って、本発明の茶樹刈りならし機は、機体重量が軽い
上、従来のように枝葉収容袋を後部に取り付けて茶樹畝
上または茶樹畝を引きずりながら作業するようなことが
ないから、刈りならし作業が重労働とはならず、また、
作業性が安定して高精度の作業を行うことができる。さ
らに、シリンダ型回転刃により一度に刈り取るので、寝
ている葉も起こすようにして刈り取られて、新芽を刈り
取るときに古い葉が混入することが少なくなり、また、
刈りならし作業中にバリカン刃のように茶葉に傷をつけ
ることが少なくなり、病気の発生も少なくなる。

また、機筺Ｉにそのほぼ全長にわたる補強枠７と、補強
枠７より短いハンドル取付は枠８とを設けて、この補強
枠７とハンドル取付は枠８に手持ちハンドル９，１０を
取り付けるようにしているので、機筺１の強度が増して
機筺Ｉに歪みを生じるのが防止され、円滑な作業を行う
ことができる。

また、機体の耐久性も向上させることになる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明の茶樹刈りならし機は、上記
の構成を有することによって、以下のような効果を奏す
ることができる。

■　シリンダ型回転刃および受刃により刈り取られた枝
葉は、送風機からの圧力風によってカバー体に案内され
て排出口に向け送出され、排出口から茶樹散開に吹き落
とされる。従って、機体が軽量に構成される上、枝葉収
容袋を必要としないから、刈りならし作業が重労働にな
ることがなく、しかも作業性が安定して高精度の作業を
行うことができる。さらに、シリンダ型回転刃および受
刃により一度に刈り取るので、寝ている葉も起こして刈
り取られ、新芽を刈り取るときに刈りならし作業時に刈
り残した古い葉が混入することが少なく、バリカン刃の
ように茶葉に傷をつけることが少なくなり、病気の発生
も少なくすることができる。

■　機筺にそのほぼ全長にわたる補強枠と、補強枠より
短いハンドル取付は枠とを設けて、この補強枠とハンド
ル取付は枠に手持ちハンドルを取り付けるようにしたか
ら、機筺の強度が増して機筺に歪みを防止して、円滑な
刈りならし作業を行うことができる。また、機体の耐久
性も向上させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す茶樹刈りならし機全体
の斜視図、第２図は同エンジン側から見た側面図、第３
図は実施例の全体斜視図である。 ■・・・茶樹刈りならし機、２・・・機筺、３・・・底
板、４・・・側板、５・・・シリンダ型回転刃、５′・
・・受刃、６・・・エンジン、７・・・補強枠、８・・
・ハンドル取付は枠、９１１Ｏ・・・手持ちハンドル、
ｌｌ・・・カバー体、１２・・・排出口、１３・・・ミ
ッション、１４．１５・・・ベルト伝動系、１６・・・
送風機、Ｉ７・・・送風口。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）円弧状に弯曲した茶樹畝の上面に沿うようにして
弯曲形成し、前側を開放した機筺の底部前端側に受刃を
固定し、機筺内に受刃と摺接するシリンダ型回転刃を軸
支し、機筺の一側端部に原動機を搭載すると共に、機筺
の上側に、機筺の長手方向両側に延びる手持ちハンドル
を設けた茶樹刈りならし機において、上記機筺の後ろ側をカバー体で覆い、このカバー体の原
動機と反対側に位置して、受刃およびシリンダ型回転刃
により刈り取られた枝葉を機体側方に排出する排出口を
開口すると共に、原動機側に送風機を設けて刈り取られ
た枝葉を排出口に向け送出して排出するようにしたこと
を特徴とする茶樹刈りならし機。
（２）上記機筺の上面前側に機筺のほぼ全長にわたる補
強枠を設け、機筺の上面後ろ側に補強枠より短いハンド
ル取付け枠を設けて、この補強枠とハンドル取付け枠と
で手持ちハンドルを支持するようにしたことを特徴とす
る請求項（１）記載の茶樹刈りならし機。