JPH03505945A - 家具等の製品の発光装飾体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、全体として家具及びその他同様の構造体用の発光装飾体、特に、光透 過性材料を使用して形成されたデザイン品に関する。

発明の背景 ある型式の透明プラスチック材料、特に、アクリルはその長さに沿うて光を透過 させると古くから考えられている。かかる光透過性プラスチックをシート状の形 態に形成し、光源によって照射したとき、光がそのシート内部に沿って伝わり、 その端縁から見ることが出来ることが分かっている。ある種のプラスチックの光 透過性の性質は、米国特許第２．３５９．５５９号及び第３，４６２、５９２号 に記載されたように従来、商業用ディスプレイ、及びその他の装飾用及び発光装 置に利用されたきた。又、可視光を吸収し、この光をある波長にて蛍光として再 放射する蛍光染料を加えたプラスチックも又公知である。シート形態にて使用し た場合、蛍光は集められてプラスチックシートの端縁に伝えられ、この端縁にて 明るい照射領域を形成する。かかるプラスチックは、商業用ディスプレイ、彫刻 、宝石等に使用されてきた。

典型的に、蛍光染料を加えたプラスチック材料は、インテリア製品に使用され、 既存の間接的な室内光を利用して所望の効果を得るものである。

上述のプラスチック材料の光透過性の性質は、従来、商業的ディスプレイの目的 に使用されていたが、かかる光透過性ブラスチックは、家具又はその他の同様の 構造体と共に使用して、その表面にかかる家具の通常の使用又は機能を妨害しな い発光装飾的デザインを形成することはなかった。

故に、本発明の全体的な目的は、家具の通常の使用又は機能を妨害しない発光装 飾的デザインをその表面に備える家具及び同様の構造体を提供することである。

本発明の別の目的は、形状及び形態の異なる発光装飾的デザインを備えた家具及 びその他同様の構造体を提供することである。

本発明の別の目的は、ある種の光透過性材料を利用し、家具及びその他同様の構 造体の表面に発光装飾的デザインを形成することである。

本発明の更に別の目的は、ある種の光透過性プラスチックを利用して、既存の室 内光を用いずに、家具及びその他同様の構造体の表面上に発光装飾的ザインを形 成することである。

発明の概要 上記及びその他の目的によると、本発明は、全体として、蛍光物質及び専用の光 源を有することが望ましい光透過性材料を利用して、その表面上に発光装飾的デ ザインを形成した備品、家具及びその他同様の構造体に関する。本発明の各実施 例において、蛍光染料を加えたプラスチックのような光透過性材料は、端縁部分 及び下方部分を備えている。該端縁部分は、装飾的デザインに望ましい形状を備 えており、家具の表面に略平らに埋め込み得るようにしである。該下方部分は、 家具の表面に対して略直角な方向に伸長する。可視波長の放射光を発生させる専 用の光源が設けられる。この光源は、構成要素の下方部分しか照射しない。この 光源からの光は、構成要素によって吸収されてその端縁部分に伝えられ、この端 縁部分から放出される。光。

透過性材料には、通常、所望の色が付されている。必要であれば、ファンのよう な冷却装置を光源と共に設け、余分な熱を除去して光透過性材料及び家具の損傷 を防止することが出来る。

光源は、少なくとも一部分遮蔽して、構成要素の端縁部分を除き、余分な光が見 えるようになるのを防止する。

好適な実施例において、光透過性材料は、細長いシート状にて提供される。シー トの一端縁は、下方部分を形成する。シートは、平坦とするか、又はシートの端 縁が所望の非直線状の形状となるように変形することが出来る。例としての形状 には、波状線、円形等が含まれる。他の構造体も本発明の範囲に含まれるが、一 実施例においては、全体としての構造をテーブルとする。シートの端縁部分は、 家具等の構造体の上面と同一平面となるように配置可能にされている一方、下方 部分は、上面の下側を下方に伸長する。光源が上面の下に設けられており、ハウ ジングに収容される。家具等の構造体の他の面に沿って同様のデザインを提供す ることも可能である。別の変形例において、光透過性材料シートをテーブルの上 面に対して略平行で、該上面から離間した位置に配設し、それにより、その端縁 がテーブルの端縁に沿って見えるようにする。別の変形例において、幾つかの光 透過性材料シートは相互に幾多の角度にて配置され、より複雑なデザインを提供 する。

本発明の別の変形例において、光透過性材料は、ロッドの形態とする。この実施 例において、ロッドの一端は、表面を通って伸長し、家具等の構造体の該表面と 平らになり、端縁部分を形成する。ロッドは、その側部に沿って照射されその下 方部分を形成する。該ロッドは、円形、又はその他所望の任意の断面を備えるこ とが出来る。一本のロッドを使用するか、又は複数のロッドを使用してもよく、 その両端が家具の表面と平らに位置決めされたとき、デザインを構成し得るよう にする。これらロッドは、単一の光源、又は複数の光源によって照射する。シー トの実施例について説明したように、光源は遮蔽しかつ冷却することが出来る。

好適な実施例において、本発明に使用される光透過性材料は、モーベイ・コーポ レーション（Ｍｏｂａｙ　Ｃｏｒｐｏｒａｔｉｏｎ）からリサ（ＬＩＳＡ）とい う登録商標名で販売されている蛍光染料入りのアクリル又はポリカーボネートで ある。蛍光源を使用してもよいが、白熱光源を使用することが望ましい。

光源が適正に遮蔽されるならば、本発明の装置は、テーブル又はその他同様の構 造体と一体であるように見える人目を引く発光デザインをテーブル表面に提供し 、その発光源は容易に識別されない。

図面の簡単な説明 本発明の目的は、利点及び特徴は、添付図面と共に、以下の詳細な説明を参照す ることによりより一層明確に理解されよう。

第１図は本発明の発光装飾装置を示す略図、第２図は第１図の発光装飾装置の一 実施例を示す一部切欠いた斜視図、 第３図は第２図の装置の一部切欠いた平面図、第４図は第３図の線４−４に沿っ た断面図、第５図は第２図に示した実施例のデザインの１つの変形例を示す斜視 図、 第６図は第２図に示した実施例のデザインの別の変形例を示す斜視図、 第７図は第２図に示した実施例のデザインの更に別の変形例を示す斜視図、 第８図は第２図に示した実施例のデザインの更に別のの変形例を示す斜視図、 第９図は本発明の発光装飾装置の光源の別の実施例を示す一部切欠いた斜視図、 第１０図は本発明の発光装飾装置の別の変形例を示す斜視図、第１１図は本発明 に使用される別の実施例を示す部分斜視図、第１１図Ａは第１１図の実施例の一 部切欠いた平面図、第１１図Ｂは第１１図の実施例の一部切欠いた斜視図、第１ ２図は本発明の発光装飾装置の更に別の実施例を示す斜視図である。

好適な実施例の詳細な説明 添付図面、特に第１図を参照しながら本発明の発光装飾装置について説明する。

本発明の装飾装置は、典型的に発光デザインを採用することの出来る家具又はそ の他の備品のような構造体と共に一般に使用される。説明の目的にのみ、本発明 は特に、テーブル又はテーブルトップについて説明する。しかし、本発明の範囲 は如何なる意味でもそのように限定されるものと解釈されるべきではない。本発 明は、椅子、事務机、本棚のようなその他の適当な家具、冷蔵庫、ストーブ、洗 濯機、乾燥装置等のような大型の家庭用品、及び時計、玩具等のような小型の家 庭用品と共に採用することが出来る。

第１図には、単一面と共に、又は２つの角度を成して配置した面と共に使用され る、本発明の構成要素が略図で示されている。装置１０は、第１図に図示するよ うに少なくとも１つ、及びおそらく２つの壁２１を有する構造体２０に取り付け られる。

本発明の装置１０は、光透過性材料から成る１又は２以上の構成要素１２と、１ 又は２以上の光源１４と、冷却装置１６と、及び光源１４及び構成要素１２を遮 蔽するハウジング１８とを備えている。各構成要素１２は、底部又は壁２１の非 露出側部２２から壁２１を通って壁２１の露出し又は見える側部２４まで伸長し ている。各構成要素１２は、端縁部分２６、及び下方部分２８を備えている。典 型的に、下方部分２８は、必ずしもそうする必要はないが、端縁部分２６に対し て略直角に配置される。構成要素１２は、典型的に、壁２１に対して方向法めさ れ、下方部分２８は、側部２４に対して、約略１０°より大きい任意の鋭角な角 度を形成し得るようにすることが出来るが、該下方部分２８は、側部２４に対し て略直角の方向に伸長している。端縁部分２６は、側部２４に沿って配置されて おり、側部２４から見ることが出来る。端縁部分２６は側部２４の面と平らにな るように配置することが望ましい。構成要素１２の下方部分２８は、側部２２を 越えて壁２１の下方のスペース内に伸長するのに十分な大きさの寸法を備えてい る。

光源１４は、該光源から放出された放射光が下方部分２８に当たるよう位置決め される。下方部分２８の全体は、光源１４により直接かつ均一に照射することが 望ましい。光源１４は、下方部分２８の照射にのみ専用的に使用する必要がある 。光源１４は、下方部分２８の下方端縁を照射し得るよう位置決めすることが出 来るが、光源は下方部分２８に対して略直角の方向に向は下方部分２８の広い露 出面を照射することが望ましい。

光源１４は、蛍光灯又は白熱灯のような任意の従来の光源とすることが出来る。

光源１４は、細長くかつ下方部分２８の全体に沿って側部２２に対して略平行に 伸長することが望ましい。

画構成要素が第１図に図示するように単一の光源により均一に照射されるならば 、画構成要素１２に対して１つの光源１４を使用すればよいことになる。しかし 、各構成要素１２に対して別個の光源１４を使用すべき場合のほうが多い。光源 １４は、下方部分２８を損傷しないよう該下方部分２８から十分に離間させる必 要がある一方、下方部分２８を十分にかつ均一に照射し得るように該下方部分２ ８に十分に近接させなければならない。殆どの適用例の場合、光源１４は下方部 分２８から約２５゜４ｍｍ乃至１５２．４ｍｍ（１インチ乃至約６インチ）の範 囲にて離間する必要がある。

ハウジング１８は、下方部分２８及び光源１４の双方を囲繞し、端縁部分２６を 除いて光が逃げないようにする。ハウジング１８を木、金属等のような可視光線 に対して不透明な任意の材料にて形成することが出来る。

冷却装置１６は、典型的に光源１４により発生された熱を除去し、光源１４に隣 接して熱が蓄積するのを阻止し、光源、構造体２０又は構成要素１２の損傷を防 止するファン又はその他の装置とする。典型的に、冷却装置１６は、通気管１７ を通じてハウジング１８から空気を排出する低出力の電動ファンとする。通気管 １７は、典型的に光に対しては不透過性であるが、空気は通ることの出来る連続 気泡発泡体のような材料にて形成されたカバー１６を備えている。本発明のある 適用例において、冷却装置１６は不要であり、省略することが出来る。例えば、 蛍光灯又はその他の同様のアーク放電型式の灯を使用する場合、これにより発生 された熱は白熱電球により発生される熱より著しく少なく、冷却手段１６は必要 とされない。更に、低出力の光源を使用する場合、又は単一の低出力の灯を設け る場合、これらから発生される熱は冷却を必要とする程多くない。

好適な実施例において、構成要素１２は、光透過性有機質ポリマー又は無機質材 料のような材料を包含する光透過性の蛍光物質にて形成する。好適な材料は、蛍 光染料入りのプラスチックである。これら光透過性の蛍光染料入りのプラスチッ クは、現在アクリル又はポリカーボネートとして利用可能であり、広範囲の色を 利用することが出来る。蛍光染料入りのプラスチックの許容可能な市販の製品の 例は、ペンシルバニア州１５２０５、ピッツバーグのモーベイコーポレーション が米国内でリサという登録商標名で販売している蛍光染料入りのプラスチックで ある。

かかる光透過性の蛍光物質を含有する材料は、直接光又は散乱光を環境から吸収 する。この材料の屈折率は空気よりも太きいため、下方部分２８の表面に当たる 入射光は屈折される。可視範囲（４００−７００ｎｍ）の光部分は材料中の蛍光 染料により吸収される。約１０９秒後、吸収された光エネルギは、材料内にて蛍 光として不規則な方向に放出される。吸収されない光の残りは、構成要素１２に 対してその色を付与する。全反射に必要とされる角度より小さい角度にて、材料 −空気境界面に達する再放出された光部分は屈折され、構成要素１２から出る。

再放出された光の残りは、材料−空気境界により全反射されて集められ、端縁に 送られる。端縁が極端に明るいのは、構成要素１２を下方部分２８の露出した広 い面に沿って照射する結果である。

光源１４から光を吸収する下方部分２８は、光を放出する端縁部分２６より大き い面積を有するため、大端縁部分に沿って放出された光は集中し、端縁１４より 大きい強さを呈する。材料中の染料の濃度が全体を通じて均一であるならば、構 成要素１２の色の濃さはその構成要素の肉厚の関数である。構成要素１２の肉厚 が厚ければ厚い程、色は暗くなる。光源１４を除去し、又はスイッチを切ったな らば、構成要素１２による吸収及び再放出のこの工程は停止する。

構成要素１２の端縁部分２６に沿って放出された光の強さは、次のことを関数と する。即ち、光源１４から構成要素１２に当たる光の強さ、光源１４からの光を 集める下方部分２８の面積対端縁部分２６の面積比、構成要素１２の表面質、構 成要素の加工中に生じた何らかの不純物質。

勿論、光源１４により放出される光の強さが大きければ大きい程、端縁物質２６ により放出される光の強さも増す。又、下方物質２８の表面積が大きければ大き い程、上述のように、端縁物質２６により放出される光の強さ増す。下方物質２ ８の表面は可能な限り滑らかに保ち、散乱光が最小であり、構成要素１２内に吸 収され、又透過する光量が最大であるようにする必要がある。又、表面が滑らか であればある程、光は構成要素１２内の材料−空気境界から一層良く反射され、 端縁部分２６内に一層良（透過することが出来る。最後に、不純物が少なければ 少ない程、端縁部分２６における光はより強力となる。

構成要素１２をシート材料として示す本発明の実施例について第２図乃至第４図 を参照しながら説明する。説明の目的にのみ、第２図乃至第４図にて、構成要素 １３２は単一の略平坦なシートとして示しである。しかしながら、構成要素１２ は以下に説明するように、多数のその他の形状を備えることが可能である。又、 第２図乃至第４図には、テーブル１３０と共に使用される本発明の装置が図示さ れている。しかし、上述のように、テーブル１３０は、説明の目的にのみ採用し たものである。

第２図乃至第４図には、内部にシート１３２を埋め込んだテーブル１３０が図示 されている。シート１３２の端縁部分１３４は、テーブル１３０の上面１３６に 沿って見ることが出来る。

端縁部分１３４は、表面１３６と略平らになるようにすることが望ましい。シー ト１３２は略平坦なシートとして図示されているため、端縁部分１３４は略直線 状の形状を備える。シート１３２は、典型的に、テーブル１３２の全体を横断し て一側部１３８からその反対側１４０に伸長している。シート１３２は、テーブ ル１３０の側部１３８．１４０に沿って見ることが出来るように示されており、 側部１３８．１４０に沿って伸長する付加的な端縁部分１３９を形成する。

シート１３２の下方部分１４４は、テーブル１３０の下面１４２の下方を所定の 距離だけ伸長する。下方部分１４４が下面１４２の下方を伸長する程度は、端縁 部分１３４に沿った光に要求される強さ程度に依存する。上述したように、下方 部分１４４が下面１４２の下方を伸長する距離が長ければ長い程、光源の所定強 さに対して端縁部分１３４に沿って放出される光の強さが増大し、又逆にその距 離が短ければ、光の強さは低下する。しかし、下方部分１４４は、テーブルの通 常の使用を妨害する程度まで下面１４２の下方を伸長するようにしてはならない 。典型的に殆どの適用例の場合、下方部分１４４は下面１４２の下方を約２５． ４ｍｍ乃至１５２．４ｍｍ　（１インチ乃至約６インチ）の範囲内で伸長する。

光源１４６が下方部分１４４の全長に沿って側部１３８から側部１４０に長して いる。光源１４６は、典型的に、１つの細長い電球１４８を備え、又は端部を合 わせた状態に伸長する複数の電球１４８を備えることが出来る。反射鏡１４７が 光源１４６と関係する。反射鏡１４７は、典型的に、研磨金属から形成され、光 源１４０の長さだけ伸長する。反射鏡１４７は、光を下方部分１４４の方向に向 け、光をより効率的に利用し得るようにし、ハウジング１５０から光が逃げるの を防止する。１つの反射鏡１４７が電球１４８の一側部に取り付けた状態が示さ れているが、電球１４８の各側部に１つずつ設けた２つの反射鏡１４７を使用す ることも出来る。又下方部分１４４に対向する側部にて光源１４６を囲繞する１ つの反射鏡を設けてもよい。

ハウジング１５０は、シート１３２の下方部分１４４の少なくとも一部分並びに 光源１４６を囲繞する。ハウジング１５０は、下面１４２と共に、光源１４６及 び下方部分１４４を完全に収容することが望ましい。ハウジング１５０は細長く 、下方部分１４４の全長、及び光源１４６に沿って側部１３８．１４０間を伸長 する。ハウジング１５０は、光源１４６及び下方部分１４４を覆うのに十分な程 度の幅とする。ハウジング１５０は、金属又は木のような可視光源に対して不透 過性の材料にて形成する必要がある。ハウジング１５０は、シート１３２の端縁 部分１３４に沿った部分を除き、光が光源１４６から逃げるのを防止する。この ようにして、光源１４６からの迷光は端縁部分１３４により生じるドラマチック な効果を妨害しない。

通気管１５２がハウジング１５０内に設けられており、空気がハウジング１５０ を通じて循環し、光源１４６から熱を除去する。通気管１５２は、白熱電球を使 用する場合、特に重要である。通気管１５２は、ハウジング１５０に沿った幾多 の箇所に配置され、通気管１５２を通って空気が通過するのは許容するが、光の 透過は許容しないカバー１５４を備えている。典型的に、カバー１５４は連続気 泡発泡体の層を備えている。ファン１５６は、必ずしも必要ではないが、ハウジ ング１５２内に設け、空気が光源１４６の周囲を循環し、熱を除去し得るように することが望ましい。ファン１５６は、典型的に隣接する通気管１５３を通じて ハウジング１５０内部から空気を排出し、通気管１５２を通じて、空気をハウジ ング１５０内に導入する。

ファン１５６は、任意の適当な低出力の電動ファンとすることが出来る。ハウジ ング１５０の長さいかんによって、１又は２以上のファンを使用することも出来 る。

光源１４６の強さを変化させる手段１５８を設けることが望ましい。光源１４６ が白熱電球を備える場合、典型的に一般的な調光器が使用される。このようにし て、端縁部分１３４によって放出される光の強さは、室内の周囲光、及び所望の 強さいかんにより、所望通りに変化させることが出来る。

光源１４６の別の実施例が第９図に図示されている。第９図の光源１６０は、シ ート１３２の伸長部分に沿って側部１３８から側部１４０まで等間隔に離間され かつシート１３２から所望の距離だけ離間された複数の別個の白熱電球１６２を 備えている。殆どの適用例の場合、その全長に沿って端縁部分１３４を均一に照 明するため、細長い一電球１４８を使用することが望ましい。しかし、ある適用 例の場合、端縁部分１３４に沿ってより明るくより強力な照明領域と暗く又は影 の領域とを交互に提供することが望ましい場合、別個の電球を使用することが望 ましい。更に、所望であれば、電球１６２は公知の方法の繰り返しパターンにて 連続的に点灯し、端縁部分１３４に沿つて進む光パルス幻影を提供し得るように するとも可能である。

第１０図に図示した別の実施例において、シτト１３２は、複数の層１６６を備 えることが出来る。層１６６は色又は肉厚を異にし、又は色あるいは肉厚を同一 にすることが出来る。しかし、全ての層１６６は、光透過性の蛍光物質を含有す る材料にて形成する必要がある。層１６６は、クランプのような手段で機械的に 相互に保持するか、又は光透過性接着剤にて相互に接着することが出来る。

シート材料を使用する実施例の変形例が第５図乃至第９図に図示されている。第 ５図には、複数のシートを使用してテーブル３０の表面上に矩形のデザインを形 成する本実施例の１つの変形例が図示されている。１つのデザインがテーブル１ ３０の上面３２上に形成される。別のデザインは、テーブル３０の両側面３４上 に形成される一方、第３のデザインはテーブル３０の両側面３６上に形成される 。これら各デザインは、同−又は異なるものとすることが出来る。テーブル３０ の面３２．３４．３６上の各デザインは、その関係する面３２．３４．３６と平 らに配置されることが望ましい可視端縁４０を有する垂直方向に方向決めした４ つのシート３８を利用する。シート３８の各々は全て、上述したように、光源（ 図示せず）により照射し、ハウジング（図示せず）により遮蔽する。

シート材料を使用するこの実施例の別の変形例について第６図を参照しながら説 明する。第６図のデザインは、テーブル５８の面５２．５４．５６の各々と交差 し、それぞれの端縁部分６０．６２．６４を形成する単一のシート５０により提 供することが出来る。シート５０は各面５２．５４．５６に対して鋭角な角度で 配置されているため、それぞれの端縁部分６０．６２．６４はシート５０の少な くとも１つの略平坦面に対して鋭角な角度で配置される。同様に、端縁部分６０ ．６２．６４は、必ずしもそうする必要はないものの、面５４２．５４．５６に 対して平らとなるようにすることが望ましい。典型的に、端縁部分６０．６２． ６４は、シート５０を各端縁に沿って所望の角度で切断し、端縁部分６０．６２ ．６４がそれぞれの面５２．５４．５６に対して平行に配置されるようにするこ とにより形成される。上述のように単一の照射源（図示せず）を提供して、全て の端縁部分６０．６２．６４を照射し、又、ハウジング（図示せず）を利用して 照射源を遮蔽する。

第７図及び第８図には、シート材料を使用する本発明の本実施例の別の変形例が 図示されている。第７図において、シート７０は、変形され、その最初の平坦な 形状と異なる形状となり、規則的な間隔にて繰り返す波を形成する。シート７０ は、シート７０の露出した端縁部分７２が所望の装飾的デザインを表示するよう にテーブル７５の上面７４に対して方向決めする。シ。

−ドア０は、端縁部分７２の所望の形状いかんにより、上面７４に対して任意の 角度にて整合させることが出来る。説明の目的にのみ、第７図において、シート ７０は上面７４に対して垂直に整合された状態で図示し、端縁部分７２は全ての 箇所にてシート７０に対して垂直でかつシート７０に形成された波の伝播方向に 対して略垂直である仮想面内にあり、露出した端縁部分７２は、略正弦波の形状 を有している。同様に、典型的に、端縁部分７２は表面７４と平らである。いず れも図示しないが、照射源、ハウジング及び冷却手段は、典型的に第１図乃至第 ４図に関して説明したように設けられる。

第８図において、単一の略平面状シート７６がテーブルの表面７８に対して略平 行に配置されており、上面７８の下方に離間した位置にてテーブルを切って進み 、テーブルの側面８２に沿って配置された端縁部分７９を形成する。シート７６ は、同様に第１図乃至第４図の実施例に従って照射し、遮蔽しかつ冷却する。

本発明の別の実施例について、第１１図、第１１図Ａ及び第１１図Ｂを参照しな がら説明する。第１１図の実施例において、装飾的効果は、上述のようにシート によるのではなく、上述の光透過性材料の構成要素を備えるシャフト又はロッド ９０により提供される。ロッド９０は、任意の直径とし、光ファイバ束又は単一 のガラスファイバを備えることさえ可能である。１又は複数のかかるロッド９０ を利用して所望の装飾的効果を生じさせることが出来る。かかるロッド９０は、 端部分９２、及び下方部分８９を備えている。各ロッド９０の下方部分８９は、 関係する面９４．９５又は９７の下方に伸長しかつこれら面から遮蔽されている 。各ロッド９０の端部分９２は、形成すべきデザインいかんにより、所望の断面 形状を備える。第１１図に図示した実施例において、ロッド９２は、円形の断面 形状に形成される。しかし、例えば、三角形、矩形、へ角形、六角形、楕円形、 又はその他の不規則な形状のような他の断面形状に形成することも出来る。各下 方部分８９は、関係する面９４．９５又は、９７に対して略垂直方向に伸長し、 各ロッド９０の端部分９２は、関係する面９４．９５又は９７にて見ることが出 来、かつこれら面と平らとなるようにすることが望ましい。端部分９２は、所望 の装飾的効果を生じさせる任意の所望のデザイン又は形状にて配置することが出 来る。第１１図に図示した配置は端に一例であり、本発明はここに図示した特定 の配置の−にのみ限定されるものではない。別の形態として、ロッド９０は、面 ９４．９５又は９７に対して鋭角な角度にて配置し、端部分９２に対して異なる 断面形状を付与し得るようにすることが出来る。

ロッド９０の下方部分８９は、図示するように１又は２以上の光源９６．９９． １０１により照射される。第１１図Ａ、第１１図Ｂに示した好適な実施例におい て、ロッド９０は、下方部分８９の長手方向に伸長する外面に沿って照射される 。しかし、ロッド９０は又下方部分８９の下端のみ照射されるようにしてもよい 。典型的に、各面９４．９５．９７においてロッドに対して別個の光源９６．９ ９．１０１を使用する。各光源９６．９９．１０１は、家具の特定の必要性に応 じて、単一の蛍光灯又は白熱灯、あるいは複数のかかる灯とすることが出来る。

光源９６．９９．１０１は、全てのロッド９０に対して強さの略等しい光を付与 し得るよう位置決めする必要がある。第１１図の実施例において、各光源９９． １０１は、それぞれの面９５．９７上にて整合されたロッド９０により形成され た線に沿ってかつ該線に対して平行に伸長する単一の細長い白熱電球を備えてい る。面９４上にてロッド９０を等しく照射するためには、多くの光源９６が必要 とされる。それは、ロッド９０の下方部分８９は、次々と影を生じる効果を有し 、単一の光源に対して別のロッドの後方に配置されたロッドは別のロッドよりも 少ない光を受けるからである。第１１図に図示するように、光源９６は、面９４ に沿って下方部分８９の周囲にかつ該かつ部分８９の間に配置された複数の白熱 光源を備え、全てのロッド９０を略等しく照射する。

各面９４．９５．９７上にてロッド９０の下方部分８９は、ハウジング１００に より囲繞され端部分９２を通る場合を除いて、光が逃げるのを防止する。各ハウ ジング１００は、関係する光源９６．９９．１０１の周囲にて空気を循環させ、 それから生じた熱を除去し、光源又はロッド９０の損傷を阻止するために使用さ れるファンのような冷却装置９８を備えている。

以下に、本発明の別の実施例について第１２図を参照市ながら説明する。第１２ 図には、時計１１０に対する本発明の適用例が図示されている。しかし、第１２ 図の時計は、単に説明のためのみであり、本発明は時計への適用にのみ限定され るものではなく、家庭用品等のようなその他の小型の備品にも適用可能なもので あることを理解すべきである。時計１１０には、時計１１０の全体を通じて伸長 する上述したような光透過性の傾向物質を含有する材料のシート１１２が設けら れる。シート１１２は、時計１１０のある選択した面に沿って現れる露出した端 縁部分１１４を有している。この実施例において、該端縁部分１１４は、時計１ １０の実質上全周に沿って伸長する。これは、時計１１０の一面１１６に対して 略平行にかつ面１１６を囲繞する面１１８に対して略垂直に配置されるシート１ １２の方向法めに起因する。シート１１２は、時計１１０内に配置されかつシー ト１１２の中心付近にて該シート１１２の一面に近接して位置決めされた単一の 光源（図示せず）により照射される。光は、シート１１２を通って光源から伝え られ、端縁部分１１４の全体に沿って光を見ることが出来る。光源１２０の中央 位置は、端縁部分１１４の大部分に対して略均−の強さを提供する低出力の光源 を使用し、熱発生源は最小限に軽減されるようにすることが望ましい。１つの冷 却装置は使用してもよいが、冷却装置は全（使用しないことが望ましい。時計１ １０の外側ケーシングが光源１２０に対する必要な遮蔽を提供する。

本発明を利用する場合、所望の形状又は断面を有するシート又はロッドを最初に 従来の方法にて形成する。その後、テーブル又はその他の家具に、露出されるシ ート又はロッドの端縁部分の形状に適合するスロット又は穴を開ける。次に、シ ート又はロッドを適所に固着し、端縁部分が家具の表面に開けた穴に沿って見え るようにする。典型的に、端縁部分は滑らかでかつ面と平らになるようパフ処理 をする。その後、ロッド又はシートは、典型的に接着剤を使用して適所に固着す る。支持手段をシート又はロッドの下方に設け、該シート又はロッドを適所に保 持することが出来る。その後、必要なハウジング及び冷却構成要素を取り付ける 。

上記の説明に鑑み、当業者には、本発明の範囲に包含される変形例及び改良例が 明らかであろう。このため、上記の説明は端に一例としてのみ掲げたものであり 、本発明の範囲は請求の範囲の記載及びその均等物によって判断されるべきであ る。

国際調査報告

Claims (23)

【特許請求の範囲】
1. １．その上面に照射されるデザインが形成された構造体にして、 光不透過性構造体部材であって、上面及び下面を有する前記構造体部材と、 前記構造体部材を通って前記下面から前記上面まで伸長する光透過性の蛍光性物 質を含有する材料にて形成された構成要素であって、前記上面とほぼ同一平面と された縁と、前記下面から、前記上面から離れる方向に伸長する下方部分とを有 する構成要素と、 前記下面に隣接して前記構造体部材の一側部に配置され、前記下方部分を照射す る手段と、 前記構成要素の前記下方部分の少なくとも一部分及び前記照射手段を囲繞し、前 記構成要素の前記縁に沿った部分を除き、前記照射手段からの光が見えるのを防 止するハウジングとを備えることを特徴とする構造体。
2. ２．請求の範囲第１項に記載の構造体にして、前記構成要素が蛍光染料入りのプ ラスチックから成ることを特徴とする構造体。
3. ３．請求の範囲第１項に記載の構造体にして、前記照射手段が、前記構造体の前 記上面に対して略直角な一面に沿って前記構成要素の前記下方部分を照射するこ とを特徴とする構造体。
4. ４．請求の範囲第１項に記載の構造体にして、前記照射手段から熱を除去する手 段を更に備えることを特徴とする構造体。
5. ５．請求の範囲第２項に記載の構造体にして、前記構成要素が所望の色で着色し た透明アクリルから成ることを特徴とする構造体。
6. ６．請求の範囲第２項に記載の構造体にして、前記構成要素が所望の色で着色し た透明ポリカーボネートから成ることを特徴とする構造体。
7. ７．請求の範囲第１項に記載の構造体にして、前記照射手段により放出される光 の強さを変化させる手段を更に備えることを特徴とする構造体。
8. ８．請求の範囲第１項に記載の構造体にして、前記構成要素がシートとして形成 され、該シートが、少なくとも一部分、前記構造体部材を横切って伸長し、これ により、前記縁が前記シートの１端縁から構成されることを特徴とする構造体。
9. ９．請求の範囲第８項に記載の構造体にして、前記照射手段が、前記上面に対し て略平行に伸長しかつ前記下方部分の伸長部と略同程度に伸長する細長い電球で あって、その長さに沿って前記構成要素の前記下方部分と対面状態で離間された 前記電球を備えることを特徴とする構造体。
10. １０．請求の範囲第８項に記載の構造体にして、前記照射手段が、前記下方部分 から離間されかつ前記構成要素の前記下方部分に沿って相互に間隔をあけて伸長 する複数の別個の白熱電球であって、前記下方部分の伸長部分と略同程度に伸長 する前記電球を備えることを特徴とする構造体。
11. １１．請求の範囲第４項に記載の構造体にして、前記熱除去手段が、 前記ハウジング内に配置された通気管と、前記通気管を覆い、空気が貫通して流 れるのを許容するが、光が透過するのは許容しない手段と、 前記ハウジング内に配置され、前記照射手段を通って空気を循環させるファンと を備えることを特徴とする構造体。
12. １２．請求の範囲第１１項に記載の構造体にして、前記覆い手段が連続気泡発泡 体を備えることを特徴とする構造体。
13. １３．請求の範囲第１項に記載の構造体にして、前記構成要素が前記上面に対し て略直角の伸長方向を有する細長いロッドであり、前記ロッドの端面が前記構成 要素の前記端縁を形成することを特徴とする構造体。
14. １４．請求の範囲第１３項に記載の構造体にして、複数の構成要素を備え、その 端部分が前記構造体の前記上面上に所望の装飾的デザインを形成し得るよう配置 されたことを特徴とする構造体。
15. １５．請求の範囲第１３項に記載の構造体にして、前記構成要素が蛍光染料入り のアクリル材料にて形成させることを特徴とする構造体。
16. １６．請求の範囲第１３項に記載の構造体にして、前記構成要素が蛍光染料入り のポリカーボネート材料にて形成されることを特徴とする構造体。
17. １７．請求の範囲第１項に記載の構造体にして、複数の構成要素を更に備え、そ の前記端縁が前記構造体の前記上面上に所望のデザインを形成し得るよう配設さ れることを特徴とする構造体。
18. １８．請求の範囲第１項に記載の構造体にして、前記構成要素が、相互に略平行 にかつ前記構造体の前記上面に対して略直角な方向に伸長する複数の層から成り 、これにより、前記各層が前記緑に沿って見ることが出来、前記層の少なくとも １つが別の層と異なる色にて着色されることを特徴とする構造体。
19. １９．請求の範囲第１項に記載の構造体にして、前記構造体部材が角度を成して 配置された２つの上面を有し、前記構成要素が前記両上面を通って伸長し、上面 の一方と略同一面に配置された一端縁、及び他方の上面と略同一面に配置された 別の端縁を有することを特徴とする構造体。
20. ２０．請求の範囲第１項に記載の構造体にして、単一の構成要素と、角度を成し て配置した３つの上面とを備え、前記構成要素が、前記構造体の前記各上面を通 って伸長し、前記構成要素が、前記上面の第１の面と略同一面に配置された第１ の端縁と、前記上面の第２の面と略同一面に配置された第２の端縁と、前記上面 の第３の面と略同一面に配置された第３の端縁とを備えることを特徴とする構造 体。
21. ２１．請求の範囲第１項に記載の構造体にして、前記構成要素の前記端縁に沿っ て放出される光の強さが、前記照射手段からの光が当たる前記構成要素の前記下 方部分の表面積の関数であることを特徴とする構造体。
22. ２２．請求の範囲第１項に記載の構造体にして、前記構成要素の前記下方部分が 、約２５．４ｍｍ乃至１５２．４ｍｍ（１乃至約６インチ）の範囲の距離だけ前 記構造体部材の前記下面の下方に伸長することを特徴とする構造体。
23. ２３．その上面に照射されたデザインが形成された構造体にして、 光不透過性構造体部材であって、形成された上面及び下面を有する前記構造体部 材と、 前記構造体部材を通って前記下面から前記上面まで伸長する蛍光染料入りの光透 過性プラスチック材料にて形成されたシートであって、前記上面及び下面と略同 一面に配置された縁と、前記下面から伸長して、前記上面から離れる方向に伸び る広い面を有する下方部分とを備える前記シートと、前記シートの前記下方部分 の前記広い面の全体を該面に対して略直角方向に照射する手段と、 前記シートの前記下方部分及び前記照射手段を囲繞するハウジングと、 全体ハウジングの内部から熱を除去する手段とを備えることを特徴とする構造体 。