JPH03505454A - 触媒作用によるフッ化水素化プロセス - Google Patents

触媒作用によるフッ化水素化プロセス

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 触媒作用によるフッ化水素化プロセス 参照関連出願 本出願は、1989年3月17日に出願された米国特許出願第07/324.7 18号(1988年7月23日に出願された米国特許出願第07/210.55 5号の継続出願)の継続出願である。
技術分野 ハロゲン化アルケンまたはアルカンと、フッ化水素(HF)とを、TaF  ま たはN b F sおよび過剰のフッ化水素(HF)の存在下において接触させ ることによって、高フツ素化アルカンを調製する方法。
背景技術 A、 E、フエイリング(A、 E、 Fciring)は、フッ素化字詰(J ournal of Fluorine Chemi−slr7)、13.7− 18  (1979)におイテ、フッ化水素をテトラクロロエテン(jejra Chloroelhene)トリクロロエテン(Irichloro!Ih!n s)、および関連化合物に添加する場合に用いる触媒として、五フ・ソ化タンタ ルを使用することを開示している。また該触媒は、フッ素−塩素交換反応におい て有用である。
フエイリングによる米国特許第4.258.225号には、フッ化水素を不飽和 化合物に添加する場合に用いる触媒として五フッ化タンタルを使用することが、 開示および権利請求されている。
あるハロゲン化炭素出発物質を、現在冷媒、発泡剤等に用いられている物質の代 替品として有用な高フツ素化された水素含有アルカンに転換させるプロセスを、 経済的に行う必要性がこの分野において興味深いものとなっている。例えば、フ ェイリングにより米国特許第4.258.225号、1欄62〜63行目の記載 で教示された条件下において、T a F 5またはNbF3を使用するには“ 1〜8モル当量のHF、およびTaF  またはNbF30.01〜0.25モ ル当量の存在下においてフッ素化アルカンを生成すること”が必要である。これ らの条件は、HFを出発ハロゲン化アルケンのオレフィン結合に付加させるため には有利であるが、最終付加物におけるハロゲン交換にとって全く好ましくない 。結果的に高ハロゲン化アルカンは生成されるが、その収率は経済的に好ましい 製造を行うためには小さ過ぎる。本発明によれば、特定の触媒とHFとを高い触 媒充填比率で組合せてハロゲン化炭素出発物質に用いることにより、多くの高フ ツ素化アルカンを、経済的に好ましい収率で直接調製できることが見出された。
本発明の特別な目的は、高収率で且つ他のモノマーの含量が少ない2.2−ジク ロロ−1,1,1−トリフルオロエタン(HCFC−123)を調製するための 液相方法を提供することであHFによってひきおこされる反応器の侵食、および コストの高い高圧装置の必要性を最小限にさせ得るような、高収率、高純度のC F  CHCl2製造プロセスを提供することである。
HCFC−123は、環境的に好ましいもので、発泡剤、溶剤、膨化剤、および 冷媒として、トリクロロフルオロメタン(CFC−11)の代替品となるもので ある。また、HCFC−123は、環境的に好ましい物質である2−クロロ−1 ゜1、1.2−テトラフルオロエタン(HCFC−124)およびペンタフルオ ロエタン(HFC−125)を調製するのに有用な原料である。HCFC−12 4は、発泡剤、殺菌剤キャリアガス、推進薬、冷媒、および1.1.1.2−テ トラフルオロエタン(RFC−134a)(オゾンの消耗力が全くなく、冷媒と してジクロロジフルオロメタン(CFC−12)の代替品となる)を調製するた めの原料として有用である。RFC−125は、オゾンの消耗力が全くなく、冷 媒としてR−502〔クロロジフルオロメタン(HCFC−22)およびクロロ ペンタフルオロメタン(CFC−115)の共沸混合物〕の代替品となる。また 、RFC−125は、テトラフルオロエチレン(TFE)を調製するための原料 として有用であり、以前からHCFC−22の代替品の候補である。
発明の概要 本発明は、下記一般式のフッ素化アルカンを調製する方法であって、 RIR2R3C−CR4R5R6 (但し、R、R、R3,R’、R5,およびR6は、夫々独立してH,F、およ びCIから選ばれ、R1,R2゜およびR3のうち少なくとも一つがHであり、 R4,R5,およびR6のうち少なくとも一つがFである)下記一般式のハロゲ ン化アルケン1モル当量と、R’ R2O−CR3R’ (但し、R1,R2,R3,およびR4は、夫々独立してH,F、およびCIか ら選ばれたもの)少なくとも化学量論的モル当量のHFとを、五フッ化タンタル (T a F s )および五フッ化ニオブ(N b、F’ s )より選ばれ た少なくとも一つの触媒最低0.25モル当量の存在下において、温度θ〜17 5℃、実質的に無水状態において接触させることによる方法を提供する。
但し、触媒のモル数*s HFのモル数y1およびノ\ロゲン化された出発物質 のモル数2の関係は、総フッ素対出発物質比(51+?)/!が少なくとも(6 −W)、好ましくは(10−W)に等しいものとする<IW″は出発物質1モル 中のフッ素原子数)。
また本発明は、下記一般式の塩素化アルカンを用い、実質的に同条件下において 、上記フッ素化アルカンを調製する方法を提供する。
HR’ R2O−CR3R’ CI 但し、R1およびR2は、夫々独立してHおよびFより選ばれ、R3およびR4 は、夫々独立してH,F、およびCIから選ばれたものである。
また本発明は、下記一般式のフッ素化アルカンを、R’ R2R3C−CR’  R5−CR6R7R8(但し、R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7,お よびR8は、夫々独立してH,F、およびCIから選ばれ、R4およびR5のう ち少なくとも一つがHであり、R6゜R7,およびR8のうち少なくとも一つが Fである)下記一般式のハロゲン化アルケンから、実質上同条件で調製する方法 を提供する。
R’ R2R3C−εR’−CR5R6(但し、R1,R2,R3,R4,R5 ,およびR6は、夫々独立してH,F、およびCIから選ばれたものである)ま た上記フッ素化アルカンは、実質上同条件を用いて、下記一般式の塩素化アルカ ンより調製することができる。
RIR2R3C−CR’ R5−R6R7R8(但し、R1,R2,R3,R4 ,R5,R6,R7,おおよびR8はCIであり、R4およびR5はFであり、 R6はHである) 本発明による全てのフッ素化アルカンは、少なくとも一以上の、更に好ましくは 原料として用いられるl\ロゲン化アルケンまたはアルカンより一以上多いフッ 素原子を有する点で特徴的であり、前記生成されたフッ素化アルカンにおいて存 在するフッ素原子のうち少なくとも一つが、ノ\ロゲン交換反応によるものであ る。
発明の詳細 炭素2個を有するハロゲン化アルケンよりフッ素化アルカンを提供する本発明の 典型的な態様においては、以下のように反応が進行する: CI  C−CCl  +HF −−−−CCI  F−CHCl2IF付加 CCI  F−CHCI  +HF  −−一呻 CCIF  −CMCI2+ HClハロゲン交換 CCIF  −CHCl  +HF  −−一呻 CF  −CMCI2+HC lハロゲン交換 CF3−CC12FHC−−−→CF3−CHCIF+HC1ハロゲン交換 上記に相応する炭素2個を有するアルカンを開始物質とする場合、以下のように 反応が進行する:HCl2C−CHCI2+HF  −−一呻 HCI FC− CHC12+HC1ハロゲン交換 MCIFC−CHCI  +HF  −−一呻 HF2C−CC12FHC1ハ ロゲン交換 HF2C−CC12FHC−−−→ F、 C−CM2C1+HC1化し得る。
特に、下起HFおよび触媒の配合量の変化によって変化する。ハロゲン交換の程 度を最適にするためには、T a F  、 N b F s 、またはそれら の混合物が、前記出発物質について少なくとも0.25モル当量、好ましくは0 .25〜5.0モル当量必要である。その効果および経済性のために好ましい範 囲は、0.27〜4.0モル当量である。前記触媒、好ましくは五フッ化タンタ ルは、商業的に入手可能な結晶固体であり、単独で、あるいは炭素またはフッ素 化アルミナ上に担持されて使用され得る。
ハロゲン交換を最適に行い、結果的に高フツ化アルカンを高収率で得るためには 、前記ハロゲン出発物質につき、少なくとも前記範囲の最小モル当量のIFを、 前記触媒と配合して用いることが必要である。
前記HF量は、比較的低い触媒濃度、例えば出発物質モル当り0.25〜約0゜ 5モルにおいて、通常出発物質モル当り8モル以上約30モル程度、好ましくは 出発物質モル当り15〜30モルであり得る。化学量論的に必要な比率に到達す れば、出発物質モル当り0.5モルを超えるモル当量の触媒に対しては、HFを 殆ど使用しなくてもよい。
このように、濃度が出発物質モル当り1〜5モルの五フッ化タンタルを用い、上 記のように触媒、IP、および出発物質の濃度が総フッ素対出発物質比を高くす るような条件で、HF量を化学量論的な量と同程度まで低くすることが可能であ る。即ち、(5x+y)を2″で割った値が、少なくとも(6−W)、好ましく は(10−w)に等しくなるであろう(但し、txs は五フッ化タンタルのモ ル数、′y1 は使用されたHFのモル数、z″はフッ素化された前記出発物質 のモル数、およびW″は出発物質中におけるフッ素原子数)。
反応物質の比率は、上記(5!+7) /!が15/1〜35/1の範囲にある ようにすることが好ましい。この比率が高くなると、効果が殆どなくなり、また 付与されなくなる。例えば、CCI  −CCI2からHCFC−123を製造 する場合には(出発物質にはフッ素が存在しないので、W・0)、TaF5、即 ち触媒約3〜4モル当量を、CCI  −CC12モル当りHF 3〜4モル当 量程度の少量組合せることによって、好ましい結果が得られ、こうしてIFをよ り高モル比率使用することに関連した製造上の問題を最小限にすることができる 。
TaおよびNbの五塩化物は、周囲状態下でのIFとの反応によって容易に五フ ッ化物に転化することも注目すべき点である。このため、五フッ化金属は、望ま しいポリフッ化有機生成物を調製するHF−出発物質反応の開始に先行し、本発 明のプロセスを使用して調製され得る。
本発明の好ましい条件において、出発ハロゲン化アルケンまたはアルカンが、 CCl2÷CCl2.C13CCHC12,CC12FCHCI 2 、または CCIF  CHCl2であるとき、好ましい生成物はCF CHCl2であり 、出発ハロゲン化アルケンまたはアルカンが、Cl2C−CHCI、FCIC− CHCI。
HCI  CCHCl  、HCIFCCHCI2.HF2CCHCI  、C I  CCHCl  、C13CCH2C1゜PCI  CCHC1,またはF 2CICCH2Clであるとき、好ましい生成物はCF3CH2Clである。出 発ハロゲン化アルケンまたはアルカンがCI  C−CH2,FClC−CH、 またはCI  C−CH3であるとき、生成物は、プロセスの条件によりCFC I  CH3,CF2ClCH3゜および/またはCF3CH3であり得る。
多くのハロゲン化アルケンおよびハロゲン化アルカン、またはこれらの混合物が 、本発明を実施するにおいて、出発物質として用いられ得る。
式R’ R2C=CR3R4の好ましいアルケンには、R1がHまたはCIであ り、R2,R3,およびR4がC1である場合、またはR1およびR2がHであ り、R3およびR4がCIである場合がある。式HR’ R2C−CR3R’  CIの好ましいハロゲン化アルケンでは、R1,R2,R3,およびR4がC1 である場合、R1がHであり、R2,R3,およびR4がCIである場合、また はR1およびR2がHであり、R3およびR4がCIである場合がある。
特に好ましいハロゲン化アルケンおよびアルカンは、CCI  =CC12,C HCl=CC12゜CM  =CC1、CCI  CHCl2゜CHCI  C HCl  、CCl3CH2Cl、およびCC13CH3である。
上記向れの前駆体からCF3CHCl2 (HCFC−123)を製造する場合 においても、比較的多量で好ましくない量のHCFC−123の異性体が生成さ れることが見出されている。該異性体は、主にCCI F2CHCI F (H CFC−123a)および極微量のCCI  FCHF2 (HCFC一123 b)から成る。前記反応生成物中の異性体含量は、反応生成物が異性体含量が好 ましい程度にまで低くなるのに充分な時間反応物と接触し続ける場合、充分に( 検出不能な程度にまで)減少され得る。この充分な時間には、自然発生的なの圧 力条件下における反応時間、および連続プロセス条件下における滞留時間が含ま れる。ここで、HFおよび原料は、五フッ化金属およびフッ素化反応生成物を含 む液体反応系に同時に供給され、また流出するガス量を制御することによって維 持された反応圧で、反応生成物流が該場所より連続して移動する。このようなプ ロセスにおいて、滞留時間は、HFおよび出発物質の供給速度、反応温度、およ び反応器から発するガスの温度によって、決定され且つ制御される。
無水状態または実質上の無水状態とは、反応に対して有害な水分が、可能な限り 反応領域から除外される状態を意味する。前記商業的に人手可能なHFは、前記 反応に直接使用することができる。前記ハロゲン化アルケン、ノ10ゲン化アル カン、および前記触媒も、水分をほとんどあるいは全く含有せず、また同様に直 接使用することができる。適切な水分トラップ等によって反応容器から水分を除 くことは、慣習的な技術であり、技術的に公知である。
前記反応は、0〜175℃、好ましくは60〜160℃の液相において、バッチ 方式または連続方式で行われ得る。反応温度が上記下限未満であると、前記反応 が遅くなり過ぎるために使用することができなくなり、また反応温度が上記上限 を超えると、副反応および高分子化によって、反応物の収率が低くなる。
本発明に使用される反応容器は、フッ化水素の挙動に対して耐性を有する材料に よって形成されている。この例には、ステンレス鋼と、モネル“ハステロイ(B astelloy)”および“インコネル(lnconn!l)”のような高ニ ッケル合金と、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリクロロトリフルオロエチレ ン、およびポリテトラフルオロエチレンのようなプラスチックとが含まれる。前 記高ニッケル合金は、T a F sおよびN b F sが、液体HFと混合 して超酸性を示すために好ましい。フッ化水素の沸点(19,5℃)未満、また は最も揮発性の高い反応物の沸点未満の何れかの温度における反応の場合には、 水分を除く準備として、前記反応容器を雰囲気に対して開閉できるようにする。
フッ化水素の沸点または最も揮発性の高い反応物の沸点を超える温度における反 応の場合には、反応物の損失を最小限にするために、閉じられた容器、または圧 力調整がなされ部分的に開口した反応器が使用される。
圧力は臨界的ではない。雰囲気および自然発生的な圧力状態が最も好都合であり 、それ故好ましい。置換反応において生成された塩化水素による過剰な圧力を逃 がすための手段を準備することが可能であり、この手段は副生成物の生成を最小 限にさせる点で好都合である。
一般的に、前記反応は前記試薬をどのような順序で前記反応容器に導入すること によっても行われる。通常、バッチ方式の自然状態の圧力操作においては、前記 触媒および出発物質が前記反応容器内に置かれ、次いで冷却され、該容器中で必 要量のフッ化水素が凝縮される。該容器をドライアイスまたは液体窒素内で冷却 してもよく、フッ化水素の導入に先立って真空排気し、フッ化水素の添加を助長 することもできる。
該容器の内容物は適切な反応温度にされ、前記反応がひき起こされるのに充分な 時間をかけて振とうまたは攪拌によって混合される。この反応時間は、1−17 時間であればよい;好ましい反応時間は1〜6時間である。
上述のように、HFおよびハロゲン化炭素出発物質を伴った、物質前記フッ素化 反応は連続的または半連続的方法によって行われる。このHFおよびハロゲン化 炭素出発物質は、最終的に該出発物質をフッ素化させ、望ましいポリフッ素化生 成物を得るのに効果的な温度および圧力において、五フッ化Taまたは五フッ化 Nbを含む反応容器に連続的または断続的に供給される。該温度および圧力は、 前記望ましい生成物がガス状になるような状態にしておくことが好ましい。こう して、反応生成物流が反応系より連続的または断続的に除去されることが可能で ある。前記反応器内での圧力は、圧力調整装置によって制御が可能であり、前記 反応生成物流の温度は、もし望ましいならば、凝縮器/デフレグメーター、周知 の全ての技術を使用することによって制御が可能である。
前記HF −出発物質の反応を、例えば五フッ化エーテルのような高沸点の不活 性液体である希釈剤の存在下での五ハロゲン化化金属で、または例えばHCFC −123の製造プロセスにおけるHCFC−123のような望ましい反応生成物 自身で、開始することは好都合である。使用可能な五ノ\ロゲン化金属が五塩化 物であるとき、HFを用いた処理および塩化水素副生成物の除去によって、容易 に五フッ化物に転化され、この後、五フッ化金属、好ましくは五フッ化タンタル の存在下におけるハロゲン化出発物質を用いてHFの反応を開始する。
生成物は、多くの公知技術の何れかによって単離される。
例えば、氷中への蒸留または浸漬、カセイ水、次いで水での洗浄、およびモレキ ュラーシーブでの乾燥といった技術が用いられる。特殊な単離方法としては、予 め一60℃まで冷却した20.7%のHCI水中でのスクラブ(scrub)が 含まれる。こうして氷点未満の沸点を有する生成物を収集することが可能となる 。前記スクラブされた生成物は、分別蒸留によって更に高純度にすることができ る。
本発明によって生成された高フツ素化アルカンは、冷媒、溶剤、発泡剤として有 用である。水素含む高フツ素化アルカンは、環境に与える影響が低減されており 特に有用である。
また、これらは他の有用な化合物を調製する出発物質としても使用され得る。
例 5以下に示す例において、部(parts)は全てモル分量であり、また温度は 全て摂氏である。反応は、全て市販の無水HFを使用し、また水を除去して行っ た。生成混合物を、ガスクロマトグラフィー(G C)および質量分析によって 分析し、各生成物を同定した。分析結果は特に断らない限り、面積%により算出 した。
例1 白金張りされたボンベ内において、T a F s  O,036モル、テトラ クロロエチレン0.097モル、およびHF2.0モルを150℃で3時間加熱 した。HF/テトラクロロエチレンのモル比は20.6であり、TaF5/テト ラクロロエチレンのモル比は0,37であった。液状の有機生成物はスクラブ系 内では単離されなかったが、排出されたガスは、CF3CHCl295.2%、 CF  CICHCl21.4%、およびCF2CHFCl  O,9%を含有 していた。
例2 テトラクロロエチレンの代わりにCF2ClCHCl20.100モルを使用す ることを除いて、例1と同様の操作を行った。HF10F  CICHCl2の モル比は20であり、T a F  / CF  CI CHCI 2のモル比 は0゜36であった。
排出されたガスは、CF CHCl295゜6%、CF  CICHCl    1.7%、およびCF3CHFCl  O,9%を含有していた。
例3 バルブによって閉じられたスチレンレス調圧力容器内において、T a F s   O,072モル、テトラクロロエチレン0.175モル、および無水HF  3.93モルを、約108℃に加熱しながら2時間攪拌した。HF/テトラクロ ロエチレンのモル比は22−5、T a F s /テトラクロロエチレンのモ ル比は0,41であった。次に、シリンダーを一70℃まで冷却し、存在するM CIを抜いた。残る揮発物をZ真空ライントランスファーによって、前記圧力容 器を加熱しながら一70℃に冷却したガスシリンダー内に収集した。これら揮発 物を、予め一60℃に冷却した20.7%MCI水溶液内でスクラブし、室温付 近に安定させた。前記スクラブおよび水洗後収集された無色のオイル17.Og は、CICHClルカン20.4%、CF  CICHCIFO66%、cF2 Ci CHC1277,9%、CFCI  CHCl20.5%、CF3CHF ClおよびCF  CICHF2の混合物0.2%を含有していた。
例4 前記例3の方法に従って、T a F s  O,071モル、テトラクロロエ チレン0.184モル、および無水HF 3.78モルを使用し、約130℃で 2時間反応させた。HF/テトラクロロエチレンのモル比は20.5であり、T aF5/テトラクロロエチレンのモル比は0,39であった。単離された有機液 体14.0gは、CF’  CHCl264.7%、CF2CI CHC123 4,0%、CFCI  CHC120j%、CICHClCF  CICHF2 の混合物0.3%を含有していた。
例5 前記例3の方法に従って、T a F s  O,063モル、ペンタクロロエ タン0.172モル、および無水HF 3.72モルを使用し、約110℃で2 時間反応させた。HF/ペンタクロロエタンのモル比は21.6であり、TaF 5/ペンタクロロエタンのモル比は0.36であった。単離された有機液体17 .0gは、CF  CHC1215,4%、CF2CI CHFC10,8%、 CF  CICHCl  82.5%、CFCI  CHCl20.5%、CF   CHFClおよびCF  CI CHF2の混合物0.5%を含有していた 。
例6 前記例3の方法に従って、T a F s  O,072モル、テトラクロロエ チレン0.194モル、および無水HF3.91モルを使用し、約150℃加熱 し2時間反応させた。HF/ペンタクロロエタンのモル比は20.2であり、T aF5/テトラクロロエチレンのモル比は0.37であった。単離された有機液 体10.0gは、CF  CMCI  97.2%、CF  CICHCl21 .2%、CF  CHFClおよびCF2ClCHF2の混合物1.0%から成 っていた。
例7 単離技術を除いて、例6の方法に従った。HF/ペンタクロロエタンのモル比は 19.8であり、TaF5/テトラクロロエチレンのモル比は0.36であった 。約150℃で2時間反応させた後、前記圧力容器内の揮発物を、−50℃MC I水溶液中に冷却せず直接抜き取った。収集された無色液体有機生成物は、CF  CHCl2を97.0%含有し、赤外分析によってCF2CI CHFC1を 最大1%含有することが示された。
例8 前記例3の方法に従って、TaF50.076モル、テトラクロロエチン類似物 (CC13CH2C1)0.283モル、およびHF 3.96モルを使用し、 約85℃で21/2時間反応させた。
HF/CCI  CHC1のモル比は14,0であり、T a F s/CCl 3CH2Clのモル比は0.27であった。単離された有機生成物10.0gは 、15℃を超えて気体であり、CF  CHC195,4%、CF2=CC12 0,9%、CC12−CHC10,7%から成っていた。
ロロエチレン0.296モル、およびHF4.12モルを使用し、約102℃で 2時間反応させた。HF/チオクロロエチレンのモル比は13.9であり、Ta F5/テトラクロロエチレンのモル比は0゜27であった。単離された揮発有機 生成物10.Orは、15℃を超えて気体であり、 CF  CM  Cl95.2%、CF3CH30,1%、CHCIF  異性 体3.9%、C3HCIF6異性体0.1%、C3H4F6異性体0.4%から 成っていた。
例10 容jt 150m1のステンレス調圧カシリンダ−内にT a F sO,09 3モルを置いた。次に、テトラクロロエチレン0.366モルおよびHF 3゜ 698モルを、約−70℃、真空下で前記シリンダーに添加した後、該シリンダ ーをバルブによって閉じた。
シリンダーを室温にまで加温し、次いで予め加熱されたオイルバス内に置いた。
シリンダーの内容物を、マグネティックスターラーを用いて攪拌し、15〜20 分間かけて反応温度にまで加熱した。この反応は、前記シリンダーを約−70℃ に冷却した後、反応温度143〜150℃で、2時間進められた。−70℃にお いて凝縮不能なシリンダー内の何れの内容物をも(主にHCI)抜き取った。次 に、反応シリンダーを約100℃に加熱しながら、揮発分(未反応のHFを加え た有機物)を−70℃のレシーバ−シリンダー内に減圧蒸留した。前記揮発分を 約−50℃の20.7%MCI水溶液中においてスクラブした。
分離した有機液体を収集し、4Aモレキユラーシーブを通して乾燥させた。該有 機液体をガスクロマトグラフィーおよび質量分析によって分析した結果を第1表 に示す。前記ステンレス鋼反応シリンダー内の残渣は、回収されたTa化合物お よび腐食生成物のみを含有していることが見出された。
比較例10A T a F s  O,034モル、テトラクロロエチレン0.383モル、お よびHF 3.838モルを使用することを除いて、例1oの方法に従った。第 1表に示さた結果では、HFが単独で多く存在しても、望ましい高フツ素化アル カン、この場合2.2−ジクロロ−1,1,1−トリフルオロエタン(CC3C HF2)、を高収率で得られないことが示さていれる。
HF/PCE  モル比  10.10/1  10.02/1TaF  /P CEモル比  0.25/1  0.09/1揮発分(g )       N 4.82  138.79反応器残渣(g)      21.5    9. 81回収率(%)        97.5   99.2有機液体(g)        48.1   51.84有機液体の分析(面積%) CF3CH31295,0147,84CF2CIC)fc12 3.85   50.35CF2CICHF2  0.17   0.07CF3CHFCl      O,170,03CF3C12C10,580,67 CFCI2CHF2  0.01   0.05CF  CICHFCl     ND       O,46CFCI   CF   CI    O,62 0,02CC13CHF2    ND     O,062検出されず 例11 乾燥N2下における乾燥ボックス内において、T a F 5(純度99%)  225 g (0,815モル)を、乾燥した容量150m1のステンレス鋼シ リンダー内に充填した。該シリンダーは、容量150m1のバルブによる開閉口 を備え、内部に“テフロン”ポリテトラフルオロエチレンで被覆された棒状のマ グネティクスターラーを有していた。該シリンダーを閉じ、N2で500ps  igまで圧力テストを行い、ドライアイス内で冷却し、真空排気した。次に、該 シリンダーにテトラクロロエチレン39、7sr ((1,239モル)および 無水HF 15.7tr ((1,785モル)を添加した。次に、該シリンダ ーを閉じて室温まで加温し、これを予め155℃まで加熱したオイルバス内に置 いた。マグネティックスターラーにより攪拌を開始した。反応混合物は30分で 平衡温度に達した。149〜150℃のオイルバスを用い、蒸気試料を反応器よ り120分間吸引し、予め約−50℃に冷却された20.7%HCI水溶液内に 送った。これら試料の有機液体を抜き取り、モレキュラーシーブで乾燥し、ガス クロマトグラフィーにより分析し、その組成を同定した。この分析によると、加 温中にテトラクロロエチレンの85%が、CCI  FCMCI2 (HCFC −121)5重量%、CCIF  CHCl2 (HCFC−122)40重量 %、およびCCI F 2 CHCI F (HCF C−123a ) 0. 45重量%を含むCF  CHCl2 (HCFC−123)40重量%の混合 物に転化していることが示された。
cct  −cct2は、149〜150℃において90分後、96%転化した 。得られた有機反応生成物は、CCI  FCMCI  2%、CClF2CH Cl218%、異柱体を伴ったCF  CMCI276%から成り、CCIF2 CHCIFは検出されなかった。反応混合物を連続して加熱しても、付加反応は 殆ど起こらなかった。明らかに、使用可能なHFは、前記フッ素化プロセス中お よびサンプリングのためのシリンダー抜きとり中に消費された。
上記操作中において、TaF5/C2Cl4のモル比は3.41、HF/C2C l4のモル比は3.29に過ぎず(化学量論的な比により約10%過剰)、総フ ッ素対02C14比は[5x0.815+0.785] 10.239または2 0.3であることが示されティる。また、このように総フッ素対02C14比が 高い条件下において、CF CHCl2が高収率で且つ異性体を実質上含まず得 られることは注目に値する。
例12 反応の初期段階中に、アジテータ−と、HFおよびCCl2−CCl2°を供給 する機能と、冷却器と、圧力安全弁とを備えた容量13.5ガロンの反応器に、 T a C1s 20.4ボンド(0,05アボンド−モル)および希釈剤とし て99.999%のCF  CHCl240ポンドを充填した。MCIが発生し なくなるまで攪拌し、約25℃で過剰の無水HFを加えることによって、前記T  a C1sはT a F sに転化した。
次に、得られたTaF /CF3CHCl2混合物を攪拌しながら125℃まで 加熱し、総反応時間150時間中、HFを2〜4.5ポンド/hrで、CC12 −CC12を3〜8.5ポンド/hrで同時に供給した。この時間中、反応器の 圧力は365psigから465psigまで変化し、冷却器の温度は80℃か ら100℃まで変化した。前記プロセス条件における上記の変化は、望ましいC F3CHCl2生成物の収率および性質に対する滞留時間の効果を測定するのに 採用される。操作開始後1.2〜30.6時間における、HFおよびC2Cl4 の供給速度、反応温度および圧力、排出ガス(冷却器)温度を変化させることに よって、該反応器における反応生成物の滞留時間を変化させた。
前記操作中において、反応器中に存在する蒸気生成物を採取し、ガスクロマトグ ラフィーによって分析したところ、CF3CHCl2 (HCFC−123)、 CCIF2CHCIF (HCFC−123a)、 −およびCCI  FCH F2 (HCFC−123b)が含有されており、この異性体の含量は生成され たHCFC−123の品質の尺度を示すものである。第2表は、前記分析結果を 滞留時間の関数として、それらが得られた順に示したものである。
第2表 HCFC−1231BCFC−123b滞留時悶1時間   HCFC−123 %     (!気中)%        (蒸気中)%3.0 82j    2.7  0.411.2 34,8  13.4  0.4118.7       97.8          0.07           存在せず 16.9      97.8          0.16            存在せず14.5      98.4          0.07            存在せず30.6      99.1           0.02           存在せず上記結果によると、連続供給プロ セスの条件下では、滞留時間が長くなるほど、CF3CHCl2生成物中の不要 な異性体含有量が少なくなることが示されている。
上記供給プロセスにおいて、HF/C2Cl4のモル比およびTaF5/C2C l4のモル比の両方は、操作中にかなり変化はするが、充分に高い値を示し、操 作中を通して要求される10をかなり超える高い総フッ素対C2Cl4比を与え た。これに伴い、CF3CHCl2が高い収率で生成された。
更に、滞留時間を制御することによって、実質的に異性体を含まないCF3CH C,12を得ることができた。
例13 滞留時間の増加に伴って異性体の生成が低減されること力(再実質上異性体を含 まないCF3CHCl2を生成するの書こ必要な滞留時間が短縮されることが見 出された。
国際調査報告 国際調査報告 特表千3−505454 (9)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.下記一般式のフッ素化アルカンを調製する方法であって、 R1R2R3C−CR4R5R6 (但し、R1,R2,R3,R4,R5,およびR6は、夫々独立してH,F, およびC1から選ばれ、R1,R2,およびR3のうち少なくとも一つがHであ り、R4,R5,およびR6のうち少なくとも一つがFである) 下記(1)または(2)からなる群より選ばれた出発物質1モル当量と、少なく とも化学量論的モル当量のHFとを、温度0〜175℃、実質的に無水状態にお いて五フッ化タンタル(TaF5)および五フッ化ニオブ(NbF5)より選ば れた少なくとも一つの触媒最低0.25モル当量の存在下において接触させ、実 質上フッ素含量が該出発物質よりも多い少なくとも一つのフッ素化アルカンを、 充分な収率で単離させることによって調製する方法。 (1)少なくとも一つの下記一段式のハロゲン化アルケン;R1R2C=CR3 R4 (但し、R1,R2,R3,およびR4は夫々独立してH,F,およびC1から 選ばれたものである) (2)少なくとも一つの下記一段式の塩素化アルカン;HR1R2C−CR3R 4C1 (但し、R1およびR2は、夫々独立してHおよびFより選ばれ、R3およびR 4は、夫々独立してH,F,およびC1から選ばれたものである) 但し、触媒のモル数x、HFのモル数y、およびハロゲン化された出発物質のモ ル数zの関係は、総フッ素対出発物質比(5x+y)/zが少なくとも(6−w )に等しいものとする(′w′は出発物質1モル中のフッ素原子数) 2.出発物質がCC12=CC12,CHC1=CC12,CH2=CC12, CC13CHC12,CC13CH2C1,CHC12CHC12,およびCC 13CH3より選ばれた少なくとも一つの化合物である請求の範囲1記載の方法 。 3.下記一般式のフッ素化アルカンを調製する方法であって、 R1R2R3C−CR4R5−CR6R7R8(但し、R1,R2,R3,R4 ,R5,R6,R7,およびR8は、夫々独立してH,F,およびC1から選ば れ、R4およびR5のうち少なくとも一つがHであり、R6,R7,およびR8 のうち少なくとも一つがFである) 下記(1)または(2)からなる群より選ばれた出発物質1モル当量と、少なく とも化学量論的モル当量のHFとを、五フッ化タンタル(TaF5)および五フ ッ化ニオブ(NbF5)より選ばれた少なくとも一つの触媒最低0.25モル当 量の存在下において、温度0〜175℃、実質的に無水状態において接触させ、 実質上フッ素含量が該出発物質よりも多い少なくとも一つのフッ素化アルカンを 、充分な収率で単離させることによって調製する方法。 (1)少なくとも一つの下記一般式のハロゲン化アルケン;R1R2R3C−C R4=CR5R6 (但し、R1,R2,R3,R4,R5,およびR6は、夫々独立してH,F, およびC1から選ばれたものである) (2)少なくとも一つの下記一般式の塩素化アルカン;R1R2R3C−CR4 R5−R6R7R8(但し、R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7,およ びR8は、夫々独立してH,F,およびC1から選ばれ、R1,R2,R3,R 4,R5,R6,R7,およびR8のうち少なくとも一つはC1である) 但し、触媒のモル数x、HFのモル数y、およびハロゲン化された出発物質のモ ル数zの関係は、総フッ素対出発物質比(5x+y)/zが少なくとも(6−w )に等しいものよする(但し′w′は出発物質1モル中のフッ素原子数)4.ア ルケン出発物質において、R1,R2,およびR3が、夫々独立してFおよびC 1から選ばれ、R4,R5,およびR6が、C1である請求の範囲3記載の方法 。 5.塩素化アルカン出発物質において、R3,R5,R6,R7,およびR8が 、C1であり、R4がHである請求の範囲3記載の方法。 6.総フッ素対出発物質比が、少なくとも(10−w)に等しい、請求の範囲1 記載の方法。 7.総フッ素対出発物質比が、少なくとも(10−w)に等しい、請求の範囲3 記載の方法。 8.触媒が前記出発物質1モルにつき0.25〜5.0モル当量存在する、請求 の範囲1記載の方法。 9.触媒が前記出発物質1モルにつき0.25〜5.0モル当量存在する、請求 の範囲3記載の方法。 10.触媒が前記出発物質1モルにつき0.27〜4.0モル当量存在する、請 求の範囲1記載の方法。 11.触媒が前記出発物質1モルにつき0.27〜4.0モル当量存在する、請 求の範囲3記載の方法。 12.触媒が五フッ化タンタルである請求の範囲1記載の方法。 13.触媒が五フッ化タンタルである請求の範囲3記載の方法。 14.接触温度が60〜160℃である請求の範囲1記載の方法。 15.接触温度が60〜160℃である請求の範囲3記載の方法。 16.出発物質がテトラクロロエチレンであり、且つCF3CHC12が充分な 収率で得られる請求の範囲1記載の方法。 17.出発物質がCF2C1CHC12であり、且つCF3CHC12が充分な 収率で得られる請求の範囲1記載の方法。 18.出発物質がCC13CHC12であり、且つCF3CHC12が充分な収 率で得られる請求の範囲1記載の方法。 19.出発物質がテトラクロロエチレンであり、且つCF2C1CHC12が充 分な収率で得られる請求の範囲1記載の方法。 20.出発物質がペンタクロロエタンであり、CF2C1CHC12が充分な収 率で得られる請求の範囲1記載の方法。 21.出発物質がテトラクロロエタン状であり、CF3CH2C1が充分な収率 で得られる請求の範囲1記載の方法。 22.出発物質がトリクロロエチレンであり、CF3CH2C1が充分な収率で 得られる請求の範囲1記載の方法。 23.前記出発物質1モル当量を、前記触媒0.25〜約5モルの存在下で、最 高約30モルまでのHFと接触させる請求の範囲1記載の方法。 24.前記出発物質1モル当量を、前記触媒0.25〜約0.5モルの存在下で 、少なくとも8モルのHFと接触させる請求の範囲1記載の方法。 25.前記出発物質1モル当量を、前記触媒約1〜約5モルの存在下で、最高約 30モルまでのHFと接触させ、且つ総フッ素対出発物質比が少なくとも(6− w)に等しい、請求の範囲1記載の方法。
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