JPH03504553A - 携帯通信装置用アダプタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 携帯通信装置用アダプタ 技術分野 本発明は一般にコネクタに関するものであり、さらに詳細には携帯電話、トラン シーバ−、ページャ−等の携帯用通信装置を外部アンテナ、電源または外部通信 機器と結合するために用いるアダプタに関する。

（背景技術 内蔵電池を持つ携帯用通信装置は、外部周辺装置を利用可能にするための基地局 用アダプタまたは固定用アダプタ内に装着した状態においても使用可能なように 設計されている。アダプタを介して使用可能なように設計されている通信ａ器は アダプタから操作することができるようにアンテナ端子や、電源端子といった外 部端子をたいてい装備している。

アダプタを用いて携帯用通信装置を操作する上での従来からの問題点は、通信の 装置自体とアダプタの間の電気的接続の信頼性である。装置のコネクタとアダプ タとのほんのわずかな位置のずれが接続を切断し、操作不能にし、ひいては通信 装置自体のコネクタに損傷を与える可能性もある。実用上では、携帯用通信装置 は装置の使用寿命の間じゅう、何千回もアダプタに差し込まれたり、アダプタか ら引き抜がれたりする。

位置のずれた電気接点を繰り返し接続したり切り離したりしているうちに、接点 が消耗し、信頼性のある電気的接続は確立できなくなる。

携帯用通信装置におけるいくつかの先行技術によるアダプタにおいては軸のずれ た接触による問題を避けるために装置の接点の位置を工夫している。アダプタと 通信装置との間の接続における正確な位置合わせは寸法の公差によって、実現す ることが難しい。

他のアダプタでは複雑な機械リンクを用いて装置とアダプタのコネクタを自動的 に軸合わせしているが、高価であり、信頼性にはあまり期待できない。車両の中 で使用されるアダプタの従来がらの問題点は車両の振動に起因する電気的接触の 劣化であった。車両中における振動は通信機器のアダプタに伝わり、結果として 装置とアダプタとの間の電気的接触を悪化させる。

発明の開示 本発明の目的はトランシーバ−のような携帯用通信装置とこれらの装置用の固定 型アダプタとの間の信頼性の高い、かつ振動に強い接続を供給することである。

本発明の上記、又はその他の目的を達成するのに当たり、外部端子を備えた携帯 用通信装置を収容する奥行きのあるハウジングを持ったアダプタを提供する。本 アダプタは自動的に装置の接点と自分の接点を位置合わせをする自動整合式電気 接点を有し、装置とアダプタとの間の位置ずれを補償している。本アダプタはま た装置とアダプタの間の振動も吸収する。

本アダプタは基体、及びコネクタ組立体（基体に取付けられた電気接点を含む） 、及びコネクタ組立体の接点と通信装置の接点とを係合させるための回転可能に 取付けられたカムを含んでいる。このコネクタ組立体は、アダプタに差し込まれ た通信装置の接点に対して、少なくとも２次元的に自己整合を行なう。

図面の簡単な説明 第１図は本発明に従ったアダプタに組み込まれた無線機の斜視図を表わしている 。

第２図はアダプタの分解斜視図を表わしている。

第３図はアダプタ中の無線機の側面図であり、無線機の接点が対応するアダプタ 側の接点と係合していない状態を表わしている。

第４図はアダプタ中の無線機の側面図であり、無線機の接点が対応するアダプタ 側の接点と係合している状態を表わしている。

発明を実施するための最良の形態 第１図を参照すると、アダプタ（１０）内に挿入された携帯用通信装置または無 線機（５）の斜視図が示されている。無線機（５）およびアダプタ（ｌＯ）は、 第１図において車両のダツシュボードの下に位置して示されている。アダプタ内 に装着された状態においてこの無線機（５）は、車両の電気系がらの電力供給を 受けて操作することができる。

また同様にして外部アンテナや、外部スピーカー、外部マイクロボンなどを使用 することが可能である。

第２図を参照すると、本発明のアダプタ（１０）の分解斜視図が示されている。

アダプタ（１０）は、第２図において切欠いて示されている取付基体（１２）を 含んでいる。アダプタ（１ｏ）のその他の構成部材は取付基体に組み付けられて いる。

本発明のアダプタ（１ｏ）は可動なコネクタ組立体（１１）を持っており、この コネクタ組立体（１１）は接点支持台（１４）、電気接点（１６）、ケーブル（ ２４）および回路基板（２７）を含んでいる。

接点支持台（１４）は、一体的な位置決めガイド（２５’）と一体的な旋回軸棒 （１５）とを含んでいる。位置決めガイド（２５）は、無線機（５）側の対とな る表面に合致するように設計された「誘導」面を有している。旋回軸棒（１５） は、取付基体上の取付ボス（１３）の内部で回転するように設計されている。

通信装置の電気接点に接する電気接点（１６）は接点支持台（１４）内に取付け られており、支持台（１４）には電気接点（１６）を受は入れるだけの大きさを もった一体的な開口部が設けられている。電気接点（１６）は、接点支持台の適 所に適当な手段（例えば圧カ嵌め）を用いて保持される。電気接点（１６）は回 路基板（２７）上の伝導路と接触している。回路基板は伝導回路パターンを含み 、それによって回路基板に接続されるケーブル（２４）中の導体との電気伝導を 許している。

２つの軸をもつバネ（以下双軸バネという）　　（１８）は４つの位置合わせタ ブ（２０）を有しており、それらのうちの３つが第２図に示されている。各位置 合わせタブ（２ｏ）は固定用タブ（２２）に嵌合するように内部のくり抜きがさ れて製造されている。固定用タブ（２２）は完全に接点支持台（１４）の一部と して一体的に形成する。固定用タブ（２２）と位置合わせタブ（２ｏ）を相互に かみ合わせることにより、接点支持台（１４）、回路基板（２７）および双軸バ ネ（１８）はコネクタ組立体（１１）を構成する。

第２図に示される双軸バネ（１８）は波形バネ部（１９）を含んでいる。波形バ ネ部（１９）は２つの取付タブ（１９Ａ）を含んでおり、コネクタ組立体（１１ ）が、旋回軸棒（１５）および取付タブ（１９Ａ）の手段によって取付ボス（１ ３）に取付けられるように組み立てられ、位置決めされる。アダプタ　（１０） の組み立てのあいだ、取付タブ（１９Ａ）および旋回軸棒（１５）は、双軸バネ （１８）を拡張してカム（３０）に対抗してコネクタ組立体（１１）を維持して おくカを及ぼすように、取付ボス（１３）の中に位置される。コネクタ組立体（ １１）は取付ボス（１３）の中に位置され、その結果双軸バネ（１８）の旋回軸 棒（１５）と取付タブ（１９Ａ）が取付ボス（１３）に相対的にゅるく嵌め込ま ね、コネクタ組立体が取付基体（１２）に対して可動になる。

取付ボス内に嵌め込まれると、旋回軸棒、双軸バネ（１８）の取付タブ（１９Ａ ）と波形バネ部の相対的なゆるい嵌合が無線機とアダプタとの接点の間の整合ミ スを補償することを可能にしている。また同様に、位置決めガイド（２５）が無 線機の対応する表面と係合する際に取付ボス（１３）に対して移動することによ って、無線機または取付基体（１２）の振動を吸収するように機能する。

さらに第２図を参照して、接点支持台（１４）が一方の端に、一体的に形成され た位置決めガイド（２５）を含んでいることがわかる。位置決めガイド（２５） は傾斜した誘導表面を有しており、これによって位置決めガイド（２５）が通信 装置側の「保合」導入面を見つけることを可能にしている。　（「保合」導入面 は合致面を有する面であり、よって位置決めガイド（２５）の傾斜した誘導面は 電気接点（１６）を無線機（５）の電気接点に整合させる。）コネクタ組立体（ １１）が取付基体（１２）に自己装着型取付タブ（１９Ａ）および旋回軸棒（１ ５）の手段によって取付けられると、コネクタ組立体（１１）の全体部分が通信 装置および取付基体（１２）両方に対して可動になり、無線機上の接点を結合す ることによる電気接点の保合に先だって、位置決めガイド（２５）によりコネク タ組立体（１１）の無線機に対しての整合が可能になる。

カム（３０）を有するシャフト（３２）は、アクチュエータ（３４）によってそ の回転軸線の回りに可動である。シャフト　（３２）およびカム（３０）は、取 付基体（１２）の内部に双軸バネ（１８）のカンチレバ一部分（１８Ａ）と接す るように配置されている。アクチュエータ（３４）は、取付基体（１２）の外部 にユーザーが操作可能なように配置される。アクチュエータ　（３４）を回転さ せることにより、カム（３０）を含むシャフト（３２）がその軸線の回りに回転 する。完全なコネクタ組立体（１１）が取付基体（１２）に旋回軸棒（１５）お よび取付タブ（１９Ａ）の手段によって組み付けられたとき、シャフト（３２） の回転により、カム（３０）がコネクタ組立体（１１）をアダプタ（１０）内の 無線機の方向へと移動させる。ここでアクチュエータ（３４）、カム（３０）お よびシャフト（３２）はコネクタ組立体を動かすための作動手段として認識され る。

コネクタ組立体（１１）が無線機に向かって動くとき、接点支持台（１４）の位 置決めガイド（２５）の導入表面がアダプタ内にある無線機上の相手方の導入面 を「見つけ」、接点支持台上の電気接点を通信装置の電気接点に導き、整合させ る。無線機（５）に対するコネクタ組立体（１１）の整合ミスは双軸バネ（１８ ）の波形バネ部（１９）の手段によって補償される。これによって無線機の接点 に対する電気接点（１６）の整合を最高では直交する３つの次元まで可能にして いる。

もし無線機がアダプタ（１０）内に差し込まれたときに、その接点が初期的には 電気接点（１６）と整合しない場合には、波形バネ部（１９）がコネクタ組立体 （１１）の平行移動を可能にし、接点が完全に結合することを保障する。コネク タ組立体（１１）の垂直方向の移動もまた、コネクタ組立体（１１）がアダプタ 内の無線機（５）に向かって動くのにつれて伸張する波形バネ部（１９）によっ て可能となる。

波形バネ部の他の機能は、アクチュエータ　（３４）を回転してアダプタ（１０ ）から無線機（５）を開放するようにしたときにコネクタ組立体（１１）が無線 機（５）から離脱するのを保障することである。波形バネ部（１９）は無線機か ら離脱する方向の力を加える。

好適実施例の取付基体（１２）は鋳造のアルミニュームから得られるが、他の適 切な物質でも代替可能である。シャフト（３２）とアクチュエータ（３４）を含 んだカム（３０）は２ピースのプラスティック成型で、取付基体（１２）の穴に 合うように作られる。カム（３０）、シャフト（３２）およびアクチュエータ　 （３４）は適切な材料、金属またはプラスティックで製造可能である。コネクタ 組立体（１４）は、一体的要素としての固定用タブ（２２）を有する成型プラス ティック体である。

位置合わせタブ（２０）および固定用切り抜き（２１）と、取付タブ（１９Ａ） を備えた波形バネ部（１９）とを含む双軸バネ（１８）は、型抜きされた金属部 材であるが、バネに不可欠な弾性を有する適切な材料で代替可能である。　　第 ３図はアダプタ（１０）に挿入された無線機（５）の断面図であり、コネクタ組 立体（１１）が無線機（５）の電気接点から離れている状態を示したものである 。好適実施例においてはアクチュエータ（３４）は手動で操作される。

第４図はアダプタ（１０）に挿入された無線機（５）の断面図であり、コネクタ 組立体（１１）が無線機（５）の電気接点に係合している状態を示したものであ る。

前述のように改良された携帯用通信装置用のアダプタについて解説してきた。こ こでは本発明の特定の実施例が開示され、説明されたに過ぎず、さらに変形され 、改良されたものが当業者によってなされうる。ここに説明され、請求された基 本的かつ根本的原理に基づいてなされた変形は本発明の範囲のなかに入るもので ある。

ＦＺに、Ｊ 閑　昨　咽　杏　舖　牛

Claims (16)

【特許請求の範囲】
1. １．第１の組の電気接点を有する携帯用通信装置を受け入れるアダプタであって ： 前記携帯用通信装置を受けるようになっている取付基体；第１の組の電気接点に 接合するように配置された第２の組の電気接点を有するコネクタ組立体； 前記通信装置が当該アダプタに受け入れられているときに前記第２の組の接点が 前記通信装置に対して少なくとも２次元方向に動き、前記第１の組の接点との整 合を可能にするように、前記コネクタ組立体を前記取付基体に取付ける取付手段 ；ならびに前記第１および第２の組の電気接点を係合させるように、前記コネク タ組立体を前記取付基体に対し移動させるための作動手段；から構成されること を特徴とするアダプタ。
2. ２．前記コネクタ組立体が第１の位置にあるときに前記第１および第２の組の接 点が係合し、前記コネクタ組立体が第２の位置にあるときに離脱する、ことを特 徴とする請求項１記載のアダプタ。
3. ３．前記コネクタ組立体は、前記コネクタ組立体が前記第２の位置から前記第１ の位置に動くときに前記第１および第２の組の接点を整合させる誘導手段を含む 、ことを特徴とする請求項２記載のアダプタ。
4. ４．前記誘導手段が前記通信装置の対応する表面と係合する導入面を有する位置 決めガイドを含む、ことを特徴とする請求項３記載のアダプタ。
5. ５．前記第１の位置に向かって前記コネクタ組立体を偏倚させるように前記コネ クタ組立体に力を及ぼす手段から成る請求項２記載のアダプタ。
6. ６．前記コネクタ組立体に力を及ぼす前記の手段がバネであり、前記バネが前記 取付手段の少なくとも２次元における整合を可能とする、ことを特徴とする請求 項５記載のアダプタ。
7. ７．前記バネが少なくとも一つの波形部分を持つ、請求項６記載のアダプタ。
8. ８．前記作動手段が前記取付基体に取付けられた少なくとも１つの偏心カムを有 するシャフトを含む、ことを特徴とする請求項１記載のアダプタ。
9. ９．前記取付手段が前記第１の組の接点と前記第２の組の接点とを３次元方向に おいて整合する手段を含む、ことを特徴とする請求項１記載のアダプタ。
10. １０．前記携帯用通信装置が無線機である請求項１記載のアダプタ。
11. １１．携帯用通信装置と係合する電気コネクタであって、前記携帯用通信装置が 前記第１の組の電気接点を有し、当該電気コネクタが前記携帯用通信装置を受け 入れるアダプタ内に取付けられ：前記第１の組の電気接点に係合可能な第２の組 の電気接点を有するコネクタ組立体；および 前記携帯用装置が前記アダプタに受け入れられているときに、前記第２の組の電 気接点が前記携帯用通信装置に対して少なくとも２次元方向に可動であり、前記 第１の組の接点との整合を可能にするように、前記コネクタ組立体を前記アダプ タ内に取付ける取付手段；から構成される電気コネクタ。
12. １２．前記第１および第２の組の接点を整合させる誘導手段をさらに含む請求項 １１記載の電気コネクタ。
13. １３．前記第１および第２の組の接点を整合させるための前記誘導手段が位置決 めガイドである、ことを特徴とする請求項１１記載の電気コネクタ。
14. １４．前記取付手段が双軸バネである、ことを特徴とする請求項１１記載の電気 コネクタ。
15. １５．前記双軸バネが少なくとも１つの波形バネ部を有する、ことを特徴とする 請求項１３記載の電気コネクタ。
16. １６．前記取付手段が、前記第１の組の接点と前記第２の組の電気接点とを３次 元において整合させる手段を含む、ことを特徴とする請求項１１記載の電気コネ クタ。