JPH03504449A - 針、ホルダおよび真空バイアルを有する血液試料採取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 針、ホルダおよび真空バイアル を有する血液試料採取装置 本発明は請求の範囲１の序文に記載された型の血液試料採取装置、すなわち皮下 注射針および針ホルダよりなる装置にして、さらに真空バイアル（注射薬などを 入れる小型のびん）に対する受入れシリンダを有する装置に関する。こりバイア ルは穿孔可能な端部キャップを有し、該キャップはバイアルをホルダの中に挿入 する時に、その中の内方針によって穿孔され、それによって標本バイアルと外方 試料採取針との間に吸引連結部分が形成されるようになっている。このようにな すことにより、血液の捕集が標本バイアル内の真空によって補佐され、普通のい わゆる開放系において使用されるものよりも有利な、実質的に細い試料採取針を 使用し得るようになる。

このような閉鎖系を使用する時には、普通は前記ホルダと共に保持部材を有する 釘が使用され、該保持部材はホルダ上の短管に接続することができ、かつ両側に おいて突出する針を有し、この針はその両端が尖り、試料採取針と、ホルダ内の ｒＩＡ達内方針にして、標本バイアルと共働する針との両方を構成するようにな っている。しかしながらこの簡単な設計においては神々の問題、特に前記双頭針 はその取扱いに危険が伴うと言う問題が生じる。

針から中間段階血液を自由に注出させる場合のように、試料採取針の同じ１回の 挿入によって複数のバイアルを充填せんとする時にも問題が生じる。しかしなが らこの問題に関しては、内方針に対して可撓性のライニングチューブを使用する ことによる対策が講じられ、該チューブはその自由状態においては針の外方、半 径方向出口孔を覆い、かつ標本バイアルの端部キャップに針を刺した時に、チュ ーブが軸線方向に圧縮されてこの孔を露出するようになっているが、バイアルを 引抜く時における孔の閉鎖は必ずしも効果的には行われない。

米国特許明細店第４，１６６．４５０号および４，３１２．３６２号によれば、 試料採取装置にして、外方固定または自由試料採取針と、バイアルに連結するた めの内方突出針との間が分離され、かつ中間室が透明な壁を有するように考えら れた装置が設けられ、試料採取針を挿入した時にこれが血管につき当たり、かつ 試料採取が無事終わったことが確認されるまではバイアルとの連結を持つべきで あることを、可視的に表示するようになっている。このようにすればある種の時 期尚早な試料採取と、多数のバイアルの無駄な使用とを軽減することができるが 、実際にはこのような問題はあまり起こらない。

この時は２方突出針の使用に関する環境問題を解決することが重要であり、すな わち分離部分を構成するホルダの内方針にして、使用の前後において、囲繞ホル ダに連結されかつこれによって保護されるようになった内方針による解決が重要 であるが、在米においてはこのこと自体は特別の利点としては認められていない ようであった。

前記特許明細書と比較して、内方および外方針の前記非連続部分に、該内方針の 上の前記可撓性被覆チューブの代わりに、特別の弁部分を設ける方が自然である ことがわかった。明細書の一つの（４，３１２，３６２）には弁スライドが、バ イアルの速結によって生じる真空に応答して、内方針の内端の横孔を開くように なることが記載されているが、このＩＭ′造は弁スライドをリセットするための 手段を有していないから、一つのバイフルに対して１回の充填しか行い得ないと いう制限がある。

前記米国特許明Ｉｆ書の他のもの、すなわち第４，１６６．４５０号には内方針 の使用が提案されており、該針は堅い案内の中を移動し得るように制限され、ホ ルダにバイアルを挿入した時に、これが前方に勤がされ、試料採取針の反対端が バイアルの挿入時に、その厚い端部キャップを穿孔する前に、同じ針の後端に連 結された前方室に近接する薄い分離ダイヤフラムを、穿孔するようになっている 。これはこのように移動し得る針部分が半径方向外方突出案内および端部停止部 分に連結されるようになっていることを必要とし、したがって必然的に囲繞、非 通風案内至内の自由可動性に関する問題を伴う。

本発明の目的は前記の型の血液標本捕集システムにして、所要の弁機能が適当な 、効果的なかつ構造的に簡単な態様で確実に得られるようになったシステムを供 することである。

本発明によれば、これは請求の範囲１の特徴部分に記載されているような血液標 本装置によって達成される。

この場合弁部材は内方針自体によって構成され、該針はバイアルに挿入する時に 開放位置に押圧され、針の閉鎖前端がシリンダの底端と係合せしめられ、バイア ルをさらに挿入した時に、針がその尖った端部において該バイアルの密封部分を 穿孔し得るようになっている。バイアルを後退させれば、針は如何なる変位問題 をも発生させることなく閉鎖位置に動かされ、したがって装置は新しいバイアル の挿入に対して再用することができる。構造を簡単にするためには、内方針およ び外方試料採取針またはその保持基部が相互に半径方向に偏倚するように位置決 めされることが重要である。その理由はこのようになすことにより内方針は連結 通路または試料採取針から偏倚されたストッパに対して押庄されることによって 開かれるようになるからで、この場合は内方針を、特に問題の発生し易い案内お よび停止部分に連結する必要が全く無くなる、米国特許明細Ｍ第４．１６６．４ ５０号参照。。

この場合内方および外方針が相互に半径方向に偏倚していること、すなわち内方 針が中央に位置し、かつ外方針が偏心的にまたは周囲方向に位置しているために 利点が得られるということは、他の理由から、非常に運の良いまたは意味のある 状況であると言える。内方針はこれを中央に位置決めすることによって、挿入さ れたバイアルの中央穿孔区域と共働し、穿孔区域の比較的狭いバイアルに対して も十分に作用し、かつ外方針が偏心的に位置しているために、嶽者に針を刺す時 に実際の体表面に対して浅い角度で挿入することができ、これは挿入を安全に行 うためにも、身体の部分にホルダを軽く固定し得るようにするためにも有利であ る。この利点自体は前記米国特許明細書第４．１６６．４５０号に明確に記載さ れており、この利点は外方針と同軸的に位置する内方針の案内および弁機能に関 して相当のｒＩａ題を発生させることを対価として得られるものである。

もし必要であれば、ホルダを透明な材料によって形成し、試料採取針から流出す る血液の痕跡がホルダの底部において確認されるまで、バイアルの挿入を時期す るようになすことができる。

バイアルの特に有利な設計を有する本発明を、次の図面を参照してさらに詳細に 説明する。

図面の簡単な説明 第１図は本発明による捕集システムの部分を構成する一組の捕集装置の展開透視 図、 第２図は二つの捕集部材の側部断面図、１実施例の断面図、 第６図はバイフルの他の実施例の断面図。

第１図には試料採取針２、ホルダ４およびバイアル６よりなる集合体が示されて いる。針２は注射針の様に普通に形成され、すなわち片側に突出針１０を有する ホルダ部分８と、かつカラー１４の他の側に位置するブツシュ１２とよりなって いる。ブツシュ１２はホルダ１４上の連結短管１６に挿入または螺合するように なっており、これはカバー１８を針に被せる時に容易に行われ、このカバー針１ ０を包埋し、かつ器具が必要となった時、その取付は後に除去される。

ホルダ４は管状を呈し、短管１６の側に閉鎖端を有し、かつ相対する開放端にお いては管は突出カラー２０を為している。ホルダー４の内側には、短管１６に連 結された中央針２２が位置し、咳針はホルダーの内部にわずかに突出しているが 、開放端の区域には近接せず、実際的にこの針には接触し得ないようになってい る。

バイアル６は空気を抜いたガラスであり、その口はキャップ２４によって被覆さ れ、このキャップはバイアルをホルダ４内に挿入した時に、針２２によって穿孔 されるようになっている。この穿孔にはある程度の圧力があるが、注射器ピスト ンを押戻す時のように、カラー２０をグリップとして使用すれば、バイアルを相 当の力で押圧することができる。

器具はこのようにして使用することができ、針１０をホルダ４と組立てて血管に 挿入した後、バイアル６をホルダ４に挿入して、その中に押入（る、針２２がキ ャップ２４を貫通した時に、バイアル６内の真空は前方の針１０に広がり、かつ 血液はバイアル６に吸引される。これは所要の如く充填された時には、ホルダか ら簡単に取外すことができ、バイアルは挿入位−においては実質的にホルダから 後方に突出しているから、これも容易に行われる。もしそれ以上試料を捕集する 必要がなければ、針１０を引抜き、カバー１８を被せ、然る後ユニット２゜４を 廃棄捕集物とする。

もし他の、またはそれ以上の試料を捕集すべき場合には、針を血管内に残し、バ イアル６を除去してから、新しいバイアル６をホルダに挿入する。前述の如くこ の場合は針２２の弁閉鎖部材を使用することが望ましい。原則としてこれは在来 使用された針２の後方突出部分の場合と同様に行われ、すなわち針２２を可撓性 の、細いケースによって被覆し、該ケースがキャップ２４に対して押圧される時 に穿孔され、かつ前方に押圧されて針を露出するようにされるが、本発明による 時は針の固定端において作動する弁′＠置を使用する方が望ましい。

これは針２２が、キャップの穿孔の行われる前に、すでにバイアル６の挿入によ って前向きの力を受番ブることによって可能となるもので、針はキャップの穿孔 部分と摩擦的に係合することによって、バイフルの除去時に外向き力の影響を受 け、かつこの時、このように輪線方向に移動し得る針を、バイアルの挿入および 除去時に、該針が二つの位置の問を移動し、針自体が適当な弁部材として働くよ うになすことができる。

このような配置は第２図、特に第３図にさらに詳細に示されている。針２２はホ ルダ４の閉鎖端に対する正しい位置に押入されたホルダプラグ２６内の通路内に 装架され、かつこの通路の外端はプラグ２６内の凹所２８と連通し、針は最初か らその後方カラ一部分３０が、咳針に対する前記通路の関連端部の凹所底部に衝 当するように装架される。凹所３０はその外周に近０所で、ホルダ４上の短管１ ６を通して中央通路３２と開放的に連通し、該短管は針２２がホルダ内の中央に 位置して０る時は、該ホルダの端部の上に偏心的に位置している。針の端部はカ ラー３０において３１によって示される如く、相互に押圧しかつ折り曲げること によって堅く閉鎖される。

短管１６の偏心位置は、ホルダ４の外壁部分の延長の近くに位置している外方針 １０とほぼ等しく、これは針を血管に挿入する場合に有利である。その理由はこ れによってホルダが、血管に対する針の鋭角挿入を可能にするからである。

プラグ２２内の通路に適合する内方針２２の部分は横孔３４を有し、この孔は第 ３図の実線によって示された通路軽より閉鎖位置に保持される。しかしながらバ イアル６を挿入する場合には、針はキャップ２４によってその先端が押圧された 時に優向きに押され、それによって横孔３４が凹所２８と連通し、したがって短 管１６を通る通路３２と連通し、すなわちそれによって釘２２は外方針１０と連 通ずる。この直後に針２２の先端は該針のそれ以上の移動が阻止されるために、 キャップ２４をｄ通し、かつバイアル内の真空が捕集計１０まで広がる。

バイアル６を引抜く時に、針２２はそのキャップ２４との摩Ｆ！Ｉ連結が、プラ グ２６を通る通路とのＦＪＩ！！！より強くなるようにされているために、第１ コースに沿って移動し、したがって引抜きによる第１の結果は針２２が、横孔３ ４を前記通路の内側、すなわち外方の近くに位置決めするような位置に復帰せし められ、したがってまた針の自由尾部が３１において閉鎖されているから、該針 の内部は完全に凹所２８および針１ｏとの連結が断たれるようになる。しかしな がらバイアル６内の残りの真空はキャップが針の先端を過ぎて外方に移動するま で、常時針２２の内部に影響をおよぼし、それによってキャップの中央外側に、 わずかではあるが血液の痕跡を残すという小さな危険が生じる。新規なバイアル ６を挿入する時には前記のような杼過が繰り返されるだけである。

穿孔されたキャップ２４に対する劃２２の摩擦が、プラグ２６内の通路に対する 摩擦より大となるような関係は重要であり、したがってバイアルのカバーがこの 条件を満たすようになっていることも重要である。この目的に使用されるバイア ルは針による貫通を容易にする中央凹所を備えた、簡単なゴムプラグよりなるキ ャップを有しているが、在来の技術においては摩擦に対する前記の如き特別の考 慮を払う必要はなく、したがってこれらプラグには特別に良く較正された有孔部 分は設けられていない。本発明による時は、新しく考えられた型のバイアルを使 用することが望ましく、この時穿孔可能部材をゴムまたは対応する材料よりなる 円板によって形成し、これをバイアルのガラスと堅く連結したねじ部材に装架し たねじキャップによって締着し、目的に対して安全に使用し得るようになすと共 に、他の利点が得られるようにする。

このようなバイアルの１例は第４−５図に示されており、図においてプラグ４０ はバイフルの口に挿入され、密封リング４２によってバイアルに対して密封され るようになっており、該プラグは雄ねじの切られた突出部分４３を有している。

プラグは完全に開放された中央通路４４を有し、かつプラグの頂部にはゴムの円 板４５が載置され、該円板はねじキャップ４６によってプラグに締着され、この キャップの上側には中央孔４８が設けられている。ユニット４０．４５．４６は バイアルを閉じる前、その空気を抜く時に組み立てられ、かつ使用時には針２２ が円板４５を貫通するようにすれば良い。この孔は正確に中央に開けるか否かは Ｍ要ではなく、針２２を中央に位置決めする方が構造的に便利である。

第４図に示される如く、密封リング４２は孔４９を有する円板として形成され、 その＆径はプラグ部分５０の外径より幾分小となるようにされ、リングはプラグ 部分４０の自由端から挿入することによって該プラグ部分の上に装架される。こ の挿入によって円板４２は第５図に示される如く変形し、すなわち上向きの円錐 状に延びる管部分を形成し、該管部分はバイアルの中に挿入した時に、このバイ アルの内径および密封リング４２の外径に対して許容の偏向を発生させるとして も、該バイフルの内側に対して堅く締着される。

組み立てられたプラグ体は、真空バイアル６を製造する時、該バイアルが真空状 態にある間にその中に挿入される。

バイアルは所要の程度まで充填された時に、なるべくはこれをホルダ４から引抜 くと同時に゛収縮“せしめ、その中の残りの真空を除去することが望ましい。こ れはねじキャップをわずかに弛め、これを再び元の位置に戻すことによってｍ１ １に行うことができ、密封円板４５はその縁においてねじキャップに装着され、 ねじを弛めることによって強制的に持ち上げられるようになっている。

血液試料はキャップ４６のねじを弛めた後、注出またはピペットによる吸出によ って取出すことができる。図示のプラグユニットはプラグを取出すことなく容易 に開けることができ、しかも該プラグは平滑な円筒形バイアルから取外すことが でき、このバイアルは遠心分離を行った後、血清分離器と共働せしめ得るという 大きな利点がある。以前にはバイアルガラス自体に、ねじキャップに対する雄ね じを設けることが試みられたが、これは平滑な円筒形内側の変形を伴わずに行う ことは困難であり、したがってバイアルを普通のｔｈ清分離器と共働させるには 適しない。

第６図にはバイアルの他の実施例が示されており、この場合は図示されていない ねじキャップに対する保持プラグはブツシュ部分５２を有し、該ブツシュ部分は バイアル装架部分の外側に載置され、かつ包埋された密封リング５４によって該 バイアル装架部分に締着される。同様に壁の平滑なバイアルと共働するこの実施 例は必要が生じた時に、容易に“収縮”し得る利点があり、これは部分５２の下 縁を押圧して、これをひつくり返すことができるからである。

国際調査報告

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. １．針と、ホルダと、いわゆる閉鎖系内に血液を捕集するための真空バイアルと を有する血液採取装置にして、針と、開放および閉鎖端を備えたシリンダの形を なすバイアルホルダとの組合わせよりなり、前記閉鎖端が外方に突出する試料採 取針を受入れるための保持ソケットに適合し、一方該端部から別の針がシリンダ の内方に自由に突出し、この別の針が関連する真空バイアルをシリンダ内に挿入 した時に、該バイアルの端部閉鎖部材を穿孔するようになっており、前記閉鎖さ れたシリンダ端部が、バイアルをシリンダに挿入した時に作動されるようになっ た弁装置を通して、内方針を試料採取針と連結せしめ得る通路を有している血液 試料採取装置において、前記弁装置が、ホルダ内に制限的に移動し得るように装 架された内方針が、それぞれバイアルの挿入および後退に応答して前方むよび後 方に移動し得るようになっていることと、内端が閉鎖されかつ該端部に近接して 横オリフィスを有するこの内方針が囲繞閉鎖ブッシュと共働し、該針の相対的移 動によって開放および閉鎖されるようになっていることとの組合わせによって構 成され、前記閉鎮ブッシュがホルダの前端部分の固定された中央部分であり、か つ内方針がその閉鎖前端に近接して該針の後退を阻止する半径方向広がりを有し 、さらに前方移動に対する対応ストッパがホルダの前方端壁の中央内側部分によ って形成され、この端壁が該壁に対する偏心位置に、試料採取針に対する前記保 持ソケットを備えていることを特徴とする血液試料採取装置。
2. ２．内方針に対する案内および閉鎖ブッシュがシリンダの端壁の内側に芸架され た阻止体であり、かつ円筒形凹所の形をなし、該凹所が十分な幅でこの壁に面し 、偏心的に配設された保持ソケットを通して取入れ通路と連通するようになって いることを特徴とする請求項１記載の血液試料採取装置。
3. ３．関連するバイアルがフラグまたはスカート部分を有するプラスチックフラグ を備え、該ブラグがバイアルガラスの、壁の平滑な装架部分と共働し、かつ単数 または複数の密封リングに適応し、さらにねじ付き円筒形部分を備え、該円筒形 部分が、バイアルガラスから突出しかつ蓋板部分中央孔を有するねじキャップを 保持し、該蓋板部分と円筒形部分の自由縁との間に穿孔自在の密封円板が位置し ていることを特徴とする請求項１記載の血液試料採取装置。