JPH03503885A - 配位子に促進された触媒不斉ジヒドロキシル化 - Google Patents

配位子に促進された触媒不斉ジヒドロキシル化

Info

Publication number
JPH03503885A
JPH03503885A JP1501814A JP50181489A JPH03503885A JP H03503885 A JPH03503885 A JP H03503885A JP 1501814 A JP1501814 A JP 1501814A JP 50181489 A JP50181489 A JP 50181489A JP H03503885 A JPH03503885 A JP H03503885A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
osmium
olefin
alkaloid
derivative
asymmetric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1501814A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3153540B2 (ja
Inventor
マルコ,イストヴァン・イー
シャープレス,ケー・バリー
Original Assignee
マサチューセッツ・インスティチュート・オブ・テクノロジー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from US07/159,068 external-priority patent/US4871855A/en
Priority claimed from US07/250,378 external-priority patent/US4965364A/en
Application filed by マサチューセッツ・インスティチュート・オブ・テクノロジー filed Critical マサチューセッツ・インスティチュート・オブ・テクノロジー
Publication of JPH03503885A publication Critical patent/JPH03503885A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3153540B2 publication Critical patent/JP3153540B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C31/00Saturated compounds having hydroxy or O-metal groups bound to acyclic carbon atoms
    • C07C31/18Polyhydroxylic acyclic alcohols
    • C07C31/20Dihydroxylic alcohols
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C29/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring
    • C07C29/48Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom not belonging to a six-membered aromatic ring by oxidation reactions with formation of hydroxy groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C33/00Unsaturated compounds having hydroxy or O-metal groups bound to acyclic carbon atoms
    • C07C33/26Polyhydroxylic alcohols containing only six-membered aromatic rings as cyclic part
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C35/00Compounds having at least one hydroxy or O-metal group bound to a carbon atom of a ring other than a six-membered aromatic ring
    • C07C35/21Compounds having at least one hydroxy or O-metal group bound to a carbon atom of a ring other than a six-membered aromatic ring polycyclic, at least one hydroxy group bound to a non-condensed ring
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters
    • C07C67/30Preparation of carboxylic acid esters by modifying the acid moiety of the ester, such modification not being an introduction of an ester group
    • C07C67/31Preparation of carboxylic acid esters by modifying the acid moiety of the ester, such modification not being an introduction of an ester group by introduction of functional groups containing oxygen only in singly bound form
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D453/00Heterocyclic compounds containing quinuclidine or iso-quinuclidine ring systems, e.g. quinine alkaloids
    • C07D453/02Heterocyclic compounds containing quinuclidine or iso-quinuclidine ring systems, e.g. quinine alkaloids containing not further condensed quinuclidine ring systems
    • C07D453/04Heterocyclic compounds containing quinuclidine or iso-quinuclidine ring systems, e.g. quinine alkaloids containing not further condensed quinuclidine ring systems having a quinolyl-4, a substituted quinolyl-4 or a alkylenedioxy-quinolyl-4 radical linked through only one carbon atom, attached in position 2, e.g. quinine
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07BGENERAL METHODS OF ORGANIC CHEMISTRY; APPARATUS THEREFOR
    • C07B2200/00Indexing scheme relating to specific properties of organic compounds
    • C07B2200/07Optical isomers
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2601/00Systems containing only non-condensed rings
    • C07C2601/12Systems containing only non-condensed rings with a six-membered ring
    • C07C2601/14The ring being saturated
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C2601/00Systems containing only non-condensed rings
    • C07C2601/18Systems containing only non-condensed rings with a ring being at least seven-membered

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Epoxy Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 配位子に促進された触媒不斉ジヒドロキジル化11皮1 天然において、動物、微生物および植物の有機成分は、キラル分子、または、左 右像を示す分子、から成り立っている。鏡像異性体は、その立体配置(成分原子 の配列)がお互いの鏡像である立体異性体またはキラル分子であり;キラル中心 での絶対立体配置は、優先性を各置換基に割り合でる一組の規則によって決定さ れ、RおよびSと呼ばれる。鏡像異性体の物理的性質は、それらが偏光面を回転 させる方向を除き、同一であって:1つの鏡像異性体は偏光面を右に回転させ、 他方の鏡像異性体はそれを左に回転させる。しかしながら、各々によってひき起 こされる回転の大きさは、同一である。
鏡像異性体の化学的性質もまた、それらの、光学的に活性な試薬との相互作用を 除けば同一である。光学的に活性な試薬は、結果として大きく変わり得る反応速 度を生じる異なる速度で、そしである場合には、1つの鏡像異性体または異性体 との反応が起こらないほど異なる速度で、鏡像異性体と相互作用する。
このことは特に生物学系において明らかであり、そこでは、酵素(生物学的触媒 )および酵素が働く基質のほとんどは光学的に活性であるので、立体化学的特異 性が通則である。
等量の両鏡像異性体を含有する混合物は、ラセミ化合物(またはラセミ変!’I りである。1つの異性体の分子によりひき起こされる偏光の回転が、その鏡像異 性体の分子によりひき起こされる回転に等しくて反対方向であるという事実の結 果として、ラセミ化合物は、光学的に不活性である。光学的に活性でない化合物 であるラセミ化合物は、はとんどの合成法の生成物である。鏡像異性体のほとん どの物理的特性の同一性のため、これらは、分別蒸留(それらが同一沸点を有す るため)、分別結晶(溶媒が光学的に活性でない限りこれらは溶媒に等しく溶解 し得るので)およびクロマトグラフィー(吸着剤が光学的に活性でない限り、与 えられた吸着剤上にこれらが等しくしっかりと保持されるため)のような通常使 用される方法によって分離することができない、その結果、ラセミ混合物の各鏡 像異性体への分割は容易には達成されず、費用と時間がかかるものであり得る。
最近では、昆虫ホルモン類およびフェロモン類、プロスタグランジン類、抗腫瘍 化合物、およびその他の薬のような高い光学的純度をもつ錯有機分子に対する需 要が増大しつつあるため、キラル化合物の合成における関心が大きくなってきて いる。このことは、生体系では、一方の鏡像異性体は有効に機能し、他方の鏡像 異性体は生物学的活性を持たない、および/または第一の鏡像異性体の生物学的 機能を妨げる、ということはしばしば起こるので、例えば薬については、特に重 大な考察である。
現実に、与えられた化学反応に包含される酵素触媒は、反応が不斉に進行して、 正しい鏡像異性体(すなわち、生物学的または生理学的に機能的である鏡像異性 体ンのみを生成することを確実にする。しかしながら、これは実験室合成には当 てはまらず、所望のキラル分子(例えば選択された鏡像異性体の)の不斉生成を 実施することができる方法を開発することにおける興味およびそれに費したエネ ルギーにもかかわらず、これまでには限られた成功しか得られていない。
2つの鏡像異性体のラセミ化合物から所望の分子を分割することに加えて、例え ば、キラルプール(Chiral  pool)または鋳型法(te+++pl ate  s+ethod)によって、選択された不斉分子を生成することも可 能であり、この方法では、その選択された分子を、先夜する天然に生じる不斉分 子から”造り上げる”、不斉均一水素化および不斉エポキシ化も、キラル分子を 生成するために使用されてきた。不斉水素化が、天然に起こる不斉反応を模擬す るための最初の人工反応とみられている。シャープレス。
ケイ・ビー(Sharpless、に、 B)、≧ストl−・イン・ブl−ンC he+m1str  in  Br1tain、1986年1月、第38−44 ベージ;モシャー、エイチ・ニス(Mosher、H,S、 )およびジェイ・ ディー・モリソン(J 、 D 、 Morrison)、9怪I」匹)、η1 .1013−1019(1983)、マウ・ティー・エイチ(Maugb、T、 H,)、  −(’I’yX 5cience)、荏1:351−354(19 83);スティンソン・ニス(Stinson、S、 )、ミスト1−・ ノド ・エンジニア1ン ・ニューズChemistr  and  En 1nee rinNシ幌>、   :24(6/2786)。
しかしながら、現在利用できる不斉合成法は、それらの適用性において制限され る。有効な触媒不斉合成反応は非常にまれであり;それらは指示基を必要とし、 このため基質によって制限される。このような反応はまれであり、キラリティが 、薬、フェロモン類および他の生物学的機能性組成物においては例外的に重要で あり得るので、触媒的な不斉ジヒドロキジル化法は、非常に有用であろう、さら に、多くの天然に生ずる生成物は、ジヒドロキジル化されあるいは、相当するビ シナルジオール誘導体から容易に誘導されることができる。
光呵ム鳳贋− 近接異種原子含有官能基をもつかまたはもたないオレフィン類またはアルケン類 は5本発明の主題であるオスミウム触媒法を用いて、不斉にジヒドロキジル化、 オキシアミノ化またはジアミノ化される。本発明の方法に有用な、新規アルカロ イド誘導体、特にジヒドロキニシン誘導体またはジヒドロキニーネ誘導体、であ るキラル配位子もまた、本発明の主題である。親アルカロイド顕、例えば、キニ ジンまたはキニーネも使用することができるが、触媒作用の速度はやや遅い7本 発明の不斉変形または付加法においては、オレフィン、選択されたキラル配位子 、有機溶媒、水、酸化体、オスミウム源および、場合により、オスミウム酸エス テル中間体の加水分解を促進する添加剤を、反応が起こるのに適当な条件下で合 わせる。本発明の配位子により促進された触媒作用法は、関心のあるオレフィン の不斉ジヒドロキジル化、不斉オキシアミノ化および不斉ジアミノ化を達成する のに有用である。この触媒不斉法の特別の利点は、少量のオスミウム触媒し、か 必要としないことである。
社団 第1図は、本発明の方法によって実施される、配位子に促進された触媒作用によ る不斉ジヒドロキジル化を図式的に表わしたものである。
第2図は、本発明の方法によって実施される、スチルベンの不斉触媒オキシアミ ノ化を図式的に表わしたものである。
第3図は、スチレンの触媒汀−ジヒドロキシル化についての二次反応速度定数K に対するアミン濃度のプロットである。
点aではアミンは加えなかった。従って点aは、加えられたアミン配位子の不在 における触媒法の速度を表わす。線すは、変化する量の、事実上触媒反応を遅延 させる配位子であるキヌクリジンの存在におけるこの触媒法の速度を表わす、線 Cは、第1図に表わされた安息香酸ジヒドロキニシン誘導体1の存在における、 この触媒法の速度を表わす、にはK obs / [Os O4]。と定義され 、ここで速度=−d[スチレン]/ dt = K obs[スチレン]である 。条件:25℃、 [Os O4コ0=4.X10−’M、[NMO]、=0. 2M[スチレン]。=0.IM。
第4図は、提案された触媒オレフィンジヒドロキジル化のメカニズムを、図式に よって表わしたものである。この図式は、本発明の配位子により促進された触媒 作用に関係すると考えられる2つのジオール生成サイクルを示す0式1は、アル カロイド−オスミウム錯体を表わし:式2は、モノグリコラートエステルを表わ し:式3は、オスミウム(■)−トリオキソグリコラート錯体を表わし;式4は 、ビスグリコラートオスミウムエステルを表わし;そして式5はジオキソビスグ リコラートを表わす。
4ル」I瞠1j− 不斉エポキシ化は、過去8年における多くの研究の主題であった。初期の仕事は 、チタン−酒石酸塩エポキシ化触媒が実際にお互いとの動的平衡にあるエポキシ 化触媒の錯混合物であること、および存在する主要な種(すなわち2:2構造) が最良の触媒であること(すなわち、酒石酸塩を帯びないチタンイソプロポキシ ドよりも約6倍活性)を証明した。この仕事はまた、この速度の有利さは、それ か、この触媒反応はキラル配位子を有する種含通して道を開かれることを確実に するので、この方法の成功には必須のものであることをも示した。
四酸化オスミウム(0504)とオレフィンとの反応は、高度に選択的で確かな 有機変形である。この反応が求核配位子によって促進されることは長い間知られ ていた。クリ−ジー、アール(Criegee、R)、Just、u工Lieb i工sA旦n、 Cj+eq−、、522ニア5(1936);クリ−ジー、ア ール(Criegee、 R、)外、ノニミジt、見sL、ユ[仁b−4旦4号 −−」へ」鼾1ニー4=」リリ町ニー、−クー上50:99(1942);ファ ンレーネン(V an  Rheenen)外、Te、trahedron   Lett、 。
1973(19”’/’6)、非常に有効なオスミウム−触媒法を、化学量論的 不斉オスミル化法のような先に公知のヘントゲスらの方法に置き換えるために使 用することができることが今示された。ヘントゲス、ニス・ジー(Hent&e s、 S 、 G 、 )およびゲイ・ビー・シャープレス(K、 B、 5h arpless)凌)!=1L二t1− ’、; −7−92ΣZ二−り−15 テ」!Qレリrna19ニー」j旦A*eriean  Chemieal   S想註倶1)、102:4263(1980)、本発明の方法は、選択された配 位子の結合によって不斉誘導および反応速度の増大という結果になる0本発明の 配位子に促進された触媒法の使用によって、不斉ジヒドロキジル化、不斉ジアミ ノ化または不斉オキシアミノ化を達成することができる。
この方法の結果としで、2個のヒドロキシル基は、立体特異的に、炭化水素の骨 組内に導入され(その中に埋込まれ)、その結果ニービシナルジヒドロキシル化 がおこる。本発明の新規な触媒法は5有用な不斉導入水準と同様に、事実上改良 された速度およびターンオーバー数(これまで利用可能であった方法と比較した とき)を達成する。さらに、この改良された反応速度およびターンオーバー数の ため、本発明の方法においてはこれまで公知の方法におけるよりもより少ないオ スミウム触媒が必要とされる。結果として、これまで公知の方法に付随する費用 および可能な毒性の問題が減少する。
本発明の方法を、特にE−スチルベン(Cs Hs CH:CHCs Hs ) およびトランス−3−ヘキセン(CH3CH2CH:CHCH2CH3)の不斉 ジヒドロキジル化におけるその使用に間して下に例示する。この方法は、下に示 したように一般的に説明することができ、この説明およびこれに続く例示は、配 位子に促進された触媒作用の劇的で予想外の結果を証明するばかりでなく、また 、この方法の平易性および有効性を明白にする。
本発明の不斉ジヒドロキジル化法は、第1図に具体的に示した図式によって表わ される3本発明の方法に従えば、選択されたオレフィ〉・の不斉ジヒドロキジル 化が、配位子に促進された触媒作用の結果として達成される。すなわち、本方法 に従えば、選択されたオレフィンを適当な条件下で、選択されたキラル配位子( これは一般にキラル置換されたキヌクリジンであろう)、有機溶媒、水、酸化体 および四酸化オスミウムおよび、場合により酢酸塩化合物と合わせる。一つの具 体化では、選択されたオレフィン、キラル配位子、有機溶媒、水および酸化体を 合わせ;オレフィンおよび他の成分を合わせた後、Os O<を加える。
こうして得られる組み自わせ物を、オレフィンのジヒドロキジル化が起こるのを 助ける条件(たとえば、温度、かきまぜなど)下に保持する。別法として、オレ フィン、有機溶媒、キラル配位子、水および0504を合わせ、酸化体を、こう して得られる組み合わせ物に加える。これらの添加は、時間的に非常に近接して (すなわち、続いて、または同時に)起こることができる。
本発明の好ましい具体化においては、最初の反応組み合わせ物を形成させるため に反応混合物の成分を合わせ、それに、一般に、かくはんのような、頻繁なまた は一定のかきまぜを行ないながら、オレフィンをゆっくり加える。この、“ゆっ くりした添加”法と呼ばれる具体化では、有機溶媒、キラル配位子、水、O2O 3および酸化体を合わせる0次にオレフィンを、他の反応体にゆっくり加えるこ とができる。かきまぜ、好ましくはかくはん、をオレフィンの添加中速用するこ とは重要である。
驚くべきことに、たとえ大部分のオレフィンではないとしても、多くのオレフィ ンについて、最初の組み合わせ物へのオレフィンのゆっくりした添加の結果、上 記の方法(すなわち5、反応のはじめに全部のす17フインが存在する方法)よ りもはるかに良好な鏡像異性体過剰(ee)およびより速い反応速度が得られる 9ゆっくりしたオレフィン添加の有益な効果(すなわち、より高いee)が、第 3表(第6欄)に示されている。このゆっくりし、た添加法の特別の利点は、不 斉ジヒドロキジル化法を適用することができるオレフィンの型の範囲が大きく広 げられることである。すなわち、それは、芳香族置換基または他の官能基をもた ない簡単な炭化水素オレフィンに適用することができる9この方法では、eeを 最大にするために必要に応じてオレフィンをゆっくり(例えば時間を超過して) 加える。この方法は、それがより高いeeおよびより速い反応時間をもたらすの で、特に有用である。 本方法のもう一つの具体化では、オスミウム酸エステル 中間体の加水分解を促進する添加剤を、場合により、反応組み合わせ物に加える ことができる。これらの添加剤は、可溶性の、有機−可溶化対イオン(例えばテ トラアルキルアンモニウムイオン)とのカルボン酸塩であることができる9本反 応で好ましいカルボン酸塩は、有機媒質中および有8!/水性補助溶媒系中に可 溶である0例えば、酢酸テトラエチルアンモニウムは、いくつかのオレフィンの 反応速度およびeeを増大させることが示された(第3表)。添加剤は、この反 応においてアルカロイドに置き換わらない、使用するごとができる化合物どして は、酢酸ベンジルトリメチルアンモニウム、酢酸テ1へラメチルアンモニウムお よび酢酸テトラエチルア〉・モニウムがある。しかしながら、その他のオキシア ニオン化合物(例えばスルホネート類またはホスフェート類)もまたオスミウム 酸エステル中間体を加水分解する際に有用である。この化合物は、2オレフイン の添加前に、反応容器中の有機溶媒、キラル配位子、水およびOs’、の反応組 み合わせ物に添加することができる。オレフィンの添加の間、反応組み合わせ物 をかきまぜる(例えばかくはんによって)ことが重要である。この添加剤はまた 、全部のオレフィンが反応の初めに加えられる上述の反応組み合わせ物に加える ことができる。一つの具体化では、添加剤の量は、一般゛にほぼ2当量でありニ 一般には、約1ないし約4当量が用いられるであろう。
本発明のもう一つの具体化では、この方法は、トルエンのような有機無極性溶媒 中で行なうことができる。この具体化は1、特に、ゆっくりした添加法において 有用である。好まし、くけ、オスミウム酸エステル中間体の加水分解を促進する カルボン酸塩化合物(例えば、酢酸・ア゛トラエチル−またはテトラアルキアン モニウム)を加える。この具体化は、“相間移動”法と呼ばれる。この具体化で は、7′七トン/水またはアセトニトリル/水の混合物中に可溶でないかまたは 限定された溶解度を有する固体オレフィンを、トルエン中に溶解させ、次に、ゆ っくり、有機溶媒、キラル配位子、水およびOS O,の混合物を添加する。
カルボン酸塩は、そこではそれがオスミウム酸エステルの加水分解を促進するこ とができる有機相中でアセテートイオンを可溶化すること、および加水分解のた めに必須である有機相内にそれを伴なった水を運ぶこと、という2つの機能を果 たす。より高いeeは5.二の方法を用いて、多くの基質について得られる。
本発明のさらに別の具体化では、ホウ酸それ自体くすなわちB(OH)z)また はフヱニルホウM(すなわち、ph−B(OH)2)のようなホウ酸またはホウ 酸誘導体(R−BcOH)2.R・−アルキル、アリールまたはOH)と、反応 混合物に加えることができる。ゆっくりした添加法では、ホウ酸を、第1/フイ ンの添加前に配位子−有機溶媒−〇 s 04混合物に添加する。加えるホウ酸 の量は、反応で生成されるジオールのホウ酸エステルを形成させるのに十分な量 である。理論でしばられることは望まないが、ホウ酸はオスミウムエステルを加 水分解し、反応中に発生するジオール類を捕えると考えられる、水も、カルボン 酸テトラアルキルアンモニウムのような可溶性カルボン酸塩も、本反応において オスミウムエステルを加水分解rることは必要でない、水の存在は、水溶性ジオ ール類の単離および回収を困難にし得るので、ホウ酸の添加は、これらのジオー ル類の単離をより容易にする。特に、アリールまたはアルキルホウ酸の場合には 、ジオールの代りに、生成物が7続いて加水分解さiてジオールとなることので きる環状ホウ酸エステルであるので、それは容易である。イワサワ(I was awa)外、)!X−ξ?−と一=史二二一り丁−名ゆ一及触匝町は1ニーLe jteび9〉−9第1721−1724ページ(1988)。ホウ酸の添加は、 ゆっくり1〜た添加法において特に有用である。
反応混合物に加えられる水の量は、本方法t7′、おいては重要な因子である。
加えられる水の最適Rは、経験に基づいて決定することができ、一般に6最大Q eをもたらす景である。一般に、はぼ10ないし16当量の水を加えることがで き、好まし7くは137:i:いし14当量を用いるべきである。
興味ある第1.フィンは、本発明に従って不斉ジしドロキシル化を受けることが できる。例えば、官1mMどし、て少なくとも1個の炭素−炭素二重結合を含有 するどの炭化水素でも、主題方法に従って不斉にジヒドロキジル化することがで きる。この方法は、興味あるどのオレフィンにも適用することができ、プロキラ ルオレフィン(すなわち5キラリテイまたは左右像を示す生成物に変換すること ができるオレフィン)の不斉ジヒドロキジル化を達成するのに特に適する。本発 明の方法を用いてキラルオレフインを不斉ジヒドロキジル化する場合には、一方 の鏡像異性体が、他方よりもより反応性て゛あろう、−r:の結果、鏡像異性体 を、分Mまたは動力学的に分別するごとが可能である8−イなわぢ、適当に選択 。された反応体の使用によって、不斉にン′しドロキシル化された生成物を未反 応の出発物質から分離す゛る不斉ジし)′:ロキ2・本化法で使用する。′N′ ラル配位配位子ζ−・・般に、7 /l、力1コイドまたは塩基性窒素性有機化 合物であり、この塩基性窒素性1機化合物は一般に複素環性て゛あり、広く天然 に生ずるc7’)が見られS。不斉ジヒドロキジル化法においてキシル配位ぞと し7て使用することがて゛きるアルカ1フイトの例は、キ:二一ネギニジン、ン ′:コニン5およびシン7:′−シ゛〉のようなキナ皮アルカロイドである。本 発明の方法で有用なアルカ口・イド誘導体力例を、第1表に示す。以するこ詳細 に述べるように、2つのキナ皮アルカローイド、キニ・−ネおよびキニジンは、 第1図に表わi−、7′:2図式においてジアステレオマーよりもより鏡像異性 体のように働く。
第1r3に表わすように、そして第2表に結果で示すように、ジヒドロキニシン 誘導体(D)(QDと表わす)およびジヒドロキ一−ネ誘導体< D 1−I  Qと表わす)は、本方法において疑似鏡像異性体間係を有している(DHQDお よびDHQは実際にはジアステレオマーである)。すなわぢ、これらは、反対の 、対立する面の選択を示す。他の形を使用することができるけれども、このよう な誘導体は、−iRにエステル類であろう。ジヒドロキ−″7ジンを配位子とし て使用するときは、2個のヒドロキシル基の配給は、ジヒドロキジル化されてい るオレフィンの上部または上側の面から起こる(第1図に表わすように)。すな わち、この堝・今には、「e−またはre−、re−面の直接攻撃が起こる。対 ″M的イ・二、ジヒドロキニーネ誘導体が使用される配位子であるときは 2個 のしドロキシル基は、これも第11図に表わすよ・うに、オレフィンの底部また は下側の面(si−またはsi−、si−面)から配給される。、′:のことは 、第2表のエントリー】、2および5を参照することにより最もよく説明される 。示す通り、DHQD<、、?ヒドロキニジンエステル類)を使用するときは、 得られるジオールは、RまたはR9R立体配置を有しており、配位子2(ジヒド ロキニーネニスデル類)を使用するときは、得られるジオールは、SまたはS、 S立体配置を有している。
第1表 アルカ口・イド誘導体 Rジヒドロキニシン誘導体 収率($)  gee3−CIC,H,3−クロロ ベンゾイル    89   96.52−MeOCdL     2−メトキ シベンゾイル   89963−MeOCsHn     3−メトキシベンゾ イル   87   96.72−C,o)I、      2−ナフ)−イル        95.4  98.6C8HI+       シクロヘキサノ イル    90914−PhCJ44−フェニルベンゾイル   89962 .8−(MeO)zcsHz  2.6−シメトキシベンゾイル 88924− MeOCslL    4−メトキシベンゾイル   91   97.64− CIC,H,4−クロロベンゾイル    93992−CZC,Ff、      2−クロロベンゾイル    87   94.44−NO□C,H,4− ニトロベンゾイル    7193C8)l、       ベンゾイル         9298第1表(つづき) He2N       ジメチルカルバモイル  9695He        アセチル        7294MeOCH2a−メトキシアセチル  66 93^cOcH2a−アセトキシアセチル  96   82.5肚パー      トリメ ルアセ ル   89   86.5下記の例は、ホスホリル誘導 体であり、そのため上に示したカルボン酸エステル誘導体とは異なっている;リ ン原子は、アルカロイドの酸素原子に直接結合している。
ph2p(o)     ジフェニルホスフィン酸 69   97.5エステ ル 第2表 オレフィン    配位子;eea; ジオールの立体配置 DI(Q、(60%、16h) ;ss、、Bu/Vn−Bu  DHQD:  (70g、IZOh)Cリヘ  D)IQD ;35%・(402・12h)a かっこ内の鏡像異性体過剰は、指示された時間をかけてオレフィンをゆっくり添 加して、他に説明がある場合を除き0℃でかくはんして得た。指示された通りの いくつかの場合には酢酸テトラエチルアンモニウム四水和物を添加した。
第2表(つづき) オレフィン    配位子;ee”; ジオールの立体配置 aかっこ内の鏡像異性体過剰は、指示された時間をかけてゆっくりオレフィンを 添加して、他に説明がある場合を除き0℃でかくはんして得た。指示された通り のいくつかの場きには、酢酸テトラエチルアンモニウム四水和物を添加した。
第2表(つづき) オレフィン    配位子;ee”; ジオールの立体配置 aかっこ内の鏡像異性体過剰は、指示した時間をかけてゆっくりオレフィンを添 加して、他に説明がある場合以外は0℃でかくはんして得た。指示した通りのい くつかの場合には、酢酸テトラエチルアンモニウム四水和物を添加した。
第2表(つづき) オレフィン      配位子;eeIL;n−C+ sH+rメ02EtDt lQD:47.41.(67%、31h)、/VCOzEtDHQD;53% aかっこ内の鏡像異性体過剰は、指示した時間をかけてゆっくりオレフィンを添 加して、他に説明がある場合以外は0℃でかくはんl−で得な。指示したような いくつかの場合には、酢酸テトラエチルアンモニウム四水和物を添加した。
第2表(′つづき) aかっこ内の鏡像異性体過剰は、指示された時間をかけてゆっくりオレフィンを 添加して、他に説明がある場合以外は0℃でかくはんして得た9指示された通り グ)いくつかの堝きには、酢酸テトラエチルアンモニウム四水和物を添加した。
第3表具なる条件下でのオレフィンの不斉ジヒドロキシ5   #69     20   64   70(10h)aすべでの化学量論的反応を、アセトン− 水、lQ:lV/V中、0°Cで各試薬中0.15Mの濃度で実施した。bすべ での反応を、引例1(a)に報告された原注に従って0℃で実施した。Cすべで の反応を、2当量のE’t 4 N OA c・4H20が存在することを除き 、厳密に、引例1 (a)に記載した通り(すなわち、ゆっくりした添加はしな い)に実施した。dすべでの反応を、アルカロイド濃度0.2.5Mでトランス −3−ヘキセ〉・に対する注2に記載した通りに、0℃で実施した。オレフィン のゆっくりした添加のための期間は、かっこ内に示している。表中に示したee は配位子としてp−クロロ安息香酸ジヒドロキニシンを用いて得た。同じ条件下 で、疑似鏡像異性体であるp−クロロ安息香酸ジヒドロキニーネは、eeが5− 10%低い生成物を与える。すべての場合に、拳離された収率は85−95%で あった。eこの反応は、完了するのに7日かかった。f添加期間16時間とする と、63および6526というeeが各々0℃および20℃で得られ;16時間 かけたゆっ・くりした添加と0℃での1当量のE t 4 N OA e・4H 20の存在とを組み合わせると、81%というeeが実現した。gこの反応は、 完了するのに5日かかった。
hこの反応を20℃で実施し、オレフィンを24時間かけて添加したとき 59 %というeeを得た。
この表面選択規則または現象のために、本方法および適当なキシル配位子の使用 により、ジヒドロキジル化生成物の絶対立体配置を予備決定することが可能であ る。
第2表でも明らかなように、広範囲にわたる種々のオレフィン不斉ジヒドロキジ ル化は、本発明によってうま〈実施された。
記載された各具体化は不斉ジヒドロキジル化を起こし、゛ゆっくりした添加”法 は、この目的のために特に有用である。絶対立体配置が確定された表中に表わさ れた場合の各々において、表面選択”規則”(第1図に表わされた配向に関連さ せて説明される通り)が適合した:すなわちDHQDの使用は、上部または上側 の面から起こる攻撃またはジヒドロキジル化を結果としてのことは各々、Rまた はR,R立体配置をもつ生成物およびSまたはS 、 S立体配置を有する生成 物の形成という結果ともならした。
一般に、使用されるキシル配位子の濃度は、0.0℃Mないし2.0Hの範囲で あろう。下に例示した一つの具体化では、溶液は、アルカロイド1(ジヒドロキ ニシン誘導体)中0.261Mである。室温で実施される方法の一つの具体化で は、第1図に表わされた両方のアルカロイドの濃度は、0.25Mである。この ようにして、使用する条件下で得られる鏡像異性体過剰が最大になる。本発明の 方法に必要なキシル配位子の量は、反応が起こる温度が変わるにつれて変えるこ とができる0例えば、反応が実施される温度が変えられるにつれて使用するアル カロイド(または他のキシル配位子)の量を減少させることが可能である。例え ば、もしそれが、ジヒドロキニシン誘導体を用いて0℃で実施されるならば、ア ルカロイド濃度は、0.15Mであることができる。0℃で実施されるもう−・ つの具体化では、アルカロイド濃度は0゜0625Mであった。
多くの酸化体くすなわち、事実上すべての酸素源)を、本発明に使用することが できる。例えば、アミンオキシド類(例えばトリメデルアミンオキシド頚)、t ert−ブチルヒドロペルオキシド、過酸化水素、および酸素プラス金属触媒( 例えば、銅(Cu” −Cu″’10?>、白金(Pt10□)、パラジウム( Pd102))を使用することができる。本発明の一つの具体化では、N−メチ ルモルホリンN−オキシド(NMO)を酸化体として使用する。
NMOは商業的に手に入れることができる[例えば、アルドリッチ、ケミカルズ (A 1drich  Chemicals> 、 97%NMO無水物、その 他の源(例えば三塩化オスミウム無水物、三塩化オスミウム水和物)を使用する ことができるけれども、オスミウムは一般に、本発明の方法においては、四酸化 オスミウム(Os’、)の形で提供されるであろう。Os’、は、固体としてま たは溶液で、加えることができる。
本発明の方法で使用するオスミウム触媒は、次に続く反応で再使用するために、 再循環させることができる。このことは、この方法の費用を減少させることばか りでなく、また有毒なオスミウム触媒を回収することをも可能にする。例えば、 オスミウム触媒は、次のようにして再循環させることができる二還元触媒(例え ばPd−C)を用いると、オスミウム4種が還元されて、還元触媒上に吸着され る。こうして得られる固体を濾過し、再懸濁させる。NMO(または酸化体)、 アルカロイドおよび基質(オレフィン)を加えると、その結果Pd−C固体に結 きしているオスミウムがOs O、まで再酸化されて溶液に再び入り、所望のジ オールの形成においてその通常の触媒の役割を演じる。
この方法(下に表わされる)は、いくつかのサイクルによって、すなわち、オス ミウム種を再使用して、実施することができる。
パラジウムまたは炭素は、例えば固定床中に、またはカートリッジ中に、固定さ せることができる。
酸化体/アルカロイド H 一つの具体化においては、再結晶させたトランス−スチルベン(C,H,CH: CHC6H5)のようなオレフィンを、キシル配位子(例えばp−タロロペンゾ イルヒドロキニジン)、アセトン、水およびNMOと合わせる。これらの成分は 、順次または同時に添加することができ、これらが合わせられる順序は変えるこ とができる。この具体化では、これらの成分を合わせた後、得られる組み会わせ 物を冷却しく例えば1〜ランス−スチルベンの場合にはほぼ0℃まで):冷却は 、氷−水浴を用いて実施することができる。次に、Os O4を、有機溶媒中( 例えばトルエン中)のOs’、の溶液の形で加える(例えば注入により)。Os ’、を添加した後、得られる組み合わせ物を、ジヒドロキジル化反応が進行する のに適した条件下に保持する9もう一つの好ましい具体化においては、キシル配 位子(例えば、4−クロロ安息香酸ジヒドロキニシン)、NMO、アセト〉・、 水およびOSo 4 (5M )ルエン溶液として)を合わせる。これらの成分 は、順次または同時に加えることができ、これらと合わせる順序は、変えること ができる。この具体化では、成分を自わせな後、得られる組み合わせ物を冷却( 例えばほぼ0℃まで)するが;冷却は、氷−水浴を用いて実施することができる 。この組み合わせ物をかきまぜる(例えばかくはんする)ことが特に好ましい。
この十分にかくはんした混合物にオレフィン(例えばトランス−3−ヘキセン) をゆっくり添加する(例えば注入により)。最適添加速度(すなわち最大eeを 与える)は、オレフィン性基質の性質によって変わるであろう。トランス−3− ヘキセンの場合には、このオレフィンを、約16−20時間かけて添加する。オ レフィン添加後、混合物を低温でさらに(トランス−3−ヘキセンの場合には1 時間)かくはんすることができる。より良好なeeおよびより速い反応時間をも たらすので、ゆっくりした添加法が好ましい。
もう一つの具体化では、オスミウム酸エステル中間体の加水分解を促進する化き 物(例えば、酢酸テトラエチルアンモニウムのような可溶性カルボン酸塩)を、 反応混合物に加える。この化合物(はぼ1−4当量)は、キシル配位子、水、溶 媒、酸化体およびオスミウム触媒およびオレフィンの混合物に加えるか、または 、もしもオレフィンのゆっくりした添加法が用いられるならば、オレフィンの添 加前に加えることができる。
オレフィンのゆっくりした添加法が用いられるときに働くと考えられるジオール 生成メカニズムの図式は、第4図に表わされる。提案されたメカニズムに従えば 、少なくとも2つのジオール−生成サイクルが存在する。第4図に示すように、 第1のサイクルだけが、高eeをもたらすと思われる。基本の中間体は、第4図 に式3として示されるオスミウム(■)トリオキソグリコラ−1−錯体であり、 これは下記の一般式を有する:(式中、■−はキシル配位子であり、R,、R2 ,R,およびR1は2第1.・フィンに相当する有機官能基である)。例えば、 R,、R,。
R3およびR2は、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、アリールオキシ基 または、反応工程に適合し7た他の有機官能基であることができた。使用するこ とができるオレフィンおよびそれらの官能基の例は、本明細書中の上記の第2表 に示されている。
この錯体は、2つのサイクルの闇の接合点で中枢の位置を占め、ジオール生成が どのように2つのサイクルの間に分削されるかを決定する。トリオキシグリコー ル酸オスミウムく■)錯体(第4図、弐3)が中間物であることを支持する証拠 は、第4図の結果が化学量論的条件下で段階的に工程を行なうことによって模写 されることができることを見出すことにより提供される。
これらの実験は、トルエン中で、無水条件下で行なった。第4図に示した方法で は、1当量のアルカロイドオスミウム錯体(第4図1式1として示した)を、オ レフィンと反応させて、エメラルドグリーンのモノグリコラートエステル(第4 図2式2)を得る0次に別のオレフィンを加えた後、当量の無水アミンN−オキ シドを加えると、迅速なビスグリコラートエステル(第4図1式4)の形成が観 察される。このビスグリコラートエステルを還元加水分解すると、正確に1当量 の各ジオールが遊離する。これらの実験は、おそらくオスミウムトリオキソグリ コラート錯体によって、第2のサイクルが、オレフィンからジオールを生成する 際に第1のものと同様に有効であることを示している。また、この直列の添加順 序を実施するために両方の段階に同じオレフィンを使用することもできる。オレ フィンとして1−フェニルシクロヘキセン登用いてこの方法を行なったときは、 第1段階についてのeeは、81%であり、第2段階についてのeeは、反対方 向で(すなわち、第1段階における重要でない鏡像異性体のために)7%であっ た。従って、この基質については第2のサイクルのどんな侵入も特に損傷を与え るものであり、原法の触媒条件下では1−フェニルシクロヘキセンは、8%ee を与えるだけであった(第3表、エントリー3)。
低下したeeはまさに、第2のサイクル上の回転の、意図とは逆の結果を招く部 分であって;低下したターンオーバーは、他の不利な点である。ビスオスミウム 酸エステルく第4図2式4)は、通常、再酸化および加水分解するのが遅く、こ のため、触媒と結びつく傾向がある。例えば、1−フェニルシクロヘキセンは、 原法の条件(上に挙げた8%ee)下で完了に到達するのに7日かかる。オレフ ィンをゆっくり添加すると、この酸化は、1日で完了し、95%収率および78 %eeでジオールが得られる(第3表、エントリー3)。
第4図に示したメカニズム図式から生ずる最も重要な予言は、もしオレフィンを ゆっくり加えるならば、第2のサイクルが最小になることである。オレフィンの ゆっくりした添加は多分、オスミウム(■)トリオキソグリコラート中間体に、 オレフィンと反応することによってオスミウム触媒が第2サイクル内に捕捉され ないような十分な加水分解時間を与える。繰り返すと、関係する錯体のあるもの は再酸化および/加水分解が遅いので、第2サイクルは、eeをひき下げるばか りでなく、ターンオーバーを妨げもする。最適供給速度は、オレフィンに依存し ;それは、本明細書中に記載したように経験に基づいて決定することができる。
触媒法において得ることができる最大eeは、オレフィン(すなわち、第3表の 最初の欄)へのアルカロイドオスミウム錯体く第4図2式1)の付加によって決 定される。従って、もし3(第4図)の加水分解を、第2のオレフィン分子との 別の反応を抑えて4(第4図)を生ずるように行なうことができるならば、化学 量論的付加は、触媒法において到達するかまたは近づくことができるee−最高 限度を人が決定するために使用することができる。末端オレフィンのスチレン( 第3表)の場合には、ゆっくりした添加、または、オスミウム酸エステル加水分 解用添加剤の効果は、eeをわずかに増大させるだけなので、トリオキングリコ ラートエステルは迅速に加水分解する。しかしながら、はとんどのオレフィンは 、オスミウム酸エステル中間体く第4図。
3)の加水分解を促進するいずれの改良からも大きな利益を得る(第3表、エン トリー2−5)、そして極端な場合には、オスミウム酸エステル−加水分解添加 剤の効果もゆっくりした添加も、単独では十分でない。ジイソプロピルエチレン (第3表、工なって、両方の効果を一斉に使用したときにのみ、その最高限度− eeに近づく。表中のその他のエントリーは、ゆっくりした添加だけによってそ の最適eeに達するが、しかしこれらの場合でさえ、もしも酢酸テトラアルキル アンモニウムのような化合物が存在するならば、添加時間を事実上短縮すること ができる。
多くの場合に、温度もまた、eeに影響を与える。eeが第2サイクルによって ひき下げられるときは、温度を上げることによってしばしばそれを増大させるこ とができる。例えば、ジイソプロピルエチレンは、0℃で46%eeを与え、そ して25℃で59%eeを与える(どちらの場合もゆっくりした添加時間24時 間)、オスミウムトリオキソグリコラート中間体の加水分解の速度は、明らかに 、そのオレフィンとの反応の速度よりもさらに温度依存性である。この温度効果 は、水をしばって加水分解を開始させるためにオスミウム錯体(3)からキシル 配位子を解離することの期待される必要性によって容易に説明されるが、配位子 はオレフィンの付加が起こるために解離する必要はない(事実、この第2サイク ルのオレフィン付加段階もまた配位子に促進されそうである)。
以下は、特定のオレフィンに対する最適条件をどのようにして決定することがで きるかについての説明である。オスミウムに触媒される不斉ジヒドロキジル化を 最適にするためには:1)もし公知の例から、最高限度eeが何でありそうかに ついて疑いがあるなら、アセトン/水中−10℃で、1当量の09O1−アルカ ロイド錯体を用いて化学量論的オスミル化を行うことによって決定することがで きる;2) 0℃でのゆっくりした添加:第1表の最後の欄を、与えられた温度 で各オレフィンはそれ自身の“最も速い”添加速度を有し、それを超えると、第 2のサイクルが始まるのでeeが損害を受けることを心に留めながら、添加時間 を選ぶための手引きとして使用することができる。オレフィンの添加速度が十分 遅いときは、反応混合物は黄−橙色(第4図、1の色)のままであり;速度が速 すぎるときは、溶液は黒味がかった色がつき、暗褐色から黒色のビスグリコラー ト錯体(第4図、4)が発生していることを示す;3)もし、最高限度eeが段 階1および2の後に到達されないときは、0℃で、ゆっくりした添加プラス酢酸 テトラアルキルアンモニウム(またはオスミウム酸エステル中間体の加水分解を 助ける他の化合物)を使用することができる:4)室温で、ゆっくりした添加プ ラス酢酸テトラアルキルアンモニウムのような可溶性カルボン酸塩を使用するこ ともできる。これらのすべての変化については、全反応期間中混合物をかきまぜ る(例えばかくはんする)ことが好ましい。
本発明の方法は、広い温度範囲にわたって実施することがでて決定されるであろ う。この方法は、例えば約40℃から約−30℃までの温度範囲で実施すること ができる。個々の反応体く例えば、キシル配位子、酸化体など)の濃度は、本発 明の方法を実施する温度とともに変えることができる。飽和点(例えば、結果が 最大になるキシル配位子の濃度)は、温度に依存する。
先に説明した通り、例えば、この方法を比較的低い温度で実施するときは、使用 するアルカロイドの量を減少させることが可能である。
本方法で使用する有機溶媒は、例えば、アセトン、アセトニトリル、THF、D ME、エタノール、メタノール、ビナコロン、tert−ブタノールまたは2以 上の有機溶媒の混合物、であることができる。
例に記載した方法を用いたとき、HPLC分析は、得られるジオールのM像異性 体過剰が78%であることを証明した。
本発明の別の具体化では、スチレンを、キシル配位子(DHQD)、アセトン、 水およびNMOおよびOs O4と合わせた。スチレンの触媒による乞&−ジヒ ドロキジル化についての、2次速度定数Kl−アミン濃度のスポットを第2図に 表わす。第2図の動力学データは明確に、本発明の方法の使用によって達成され る配位子に促進される触媒作用の劇的な効果を示している。第2図の点aは、ア ミン配位子のない触媒法の速度を表わす(tffi/2= 108分)。線すは 、変動量のキヌクリジン、すなわち、事実上触媒作用を妨げる配位子、の存在で のこの方法の速度を示している(0.IMより多いキヌクリジンでは、tl/2 は30時間より大きい)。観察されたキヌクリジンの妨害作用(配位子に減速さ せられる触媒作用)のため、I!cによって表わされる結果は、予想外のもので あった。すなわち、本方法が安息香酸ジヒドロキニシン誘導体1の存在で起こる ときく第1図参照)、アルカロイド成分はその構造中にキヌクリジン成分が存在 するにもかかわらず、すべての濃度で、触媒法を強力に促進する(配位子1 = 0.4M、tf/2・4.5分)。
スチレンの四酸化オスミウムとの化学量論的反応の速度および相当する触媒法の 速度を比較した。この比較は、両者が同一速度定数[Kstoic=(5,1± 0.1)x102M−’m1n−’およびKcat:(4,9±0.4)×10 2M−’+*in−’コを有すること、およびこれらが、配位子1を添加すると 同じ速度促進を受けることを示す。低下したオスミウム種の加水分解および再酸 化、すなわち触媒のターンオーバーを達成する段階は、スチレンに関する触媒法 においては、動力学的には重要ではない9M限段階は、両方の方法において同一 であり、オスミウム酸エステルを形成する最初の付加反応より成る(第1図、2 )。詳細なメカニズム的研究は、加えられた配位子1による観測速度促進が、ス チレンの場きには遊離の四酸化オスミウムよりも23倍反応性の四酸化オスミウ ム−アルカロイド錯体の形成によることを示す。速度は配位子1の(はぼ)0. 25M濃度を超える最大で一定の値に達する。この速度飽和の始まりは、むしろ 弱い結合定数(Keq=18±2 M−’)をもつDHQDと四酸化オスミウム との間の予備平衡に相当する。
DHQDの濃度を0.25士より上に増大させても、生成物ジオールのM像異性 体過剰の相当する増大は起こらない。事実、配位子−促進効果のため、この方法 のeeは、最大速度に到達するよりもはるかに速くその最大値に近づき、このこ とは最適eeは、むしろ低アルカロイド濃度で達成することができることを意味 する。
少なくともスチレンの場合には、アルカロイドの存在における速度促進は、最初 のオスミル化段階の促進によって説明される。触媒作用に関するキヌクリジンお よびDHQDの著しく反する効果は、キヌクリジンもオレフィンへの四酸化オス ミウムの付加を促進するけれども、それは非常に強く得られるオスミウム(W) エステル中間体に結合して、サイクルの加水分解/再酸化段階を妨害することに より触媒のターンオーバーを妨げる、という事実に関係づけることができる。対 照的に、アルカロイドは、そのジヒドロキジル化触媒作用の促進剤としての役割 についてそれをほとんど完全にする平衡作用を達成すると思われる。それは、オ レフィンへの付加を促進するのに十分なほど強く結合するが、それが触媒サイク ルの次に続く段階を妨げる(キヌクリジンがするように)はどしっかりとは結合 しない。
0.2Mのキレート第三アミン類[例えば、2.2−ビピリジンおよび(−)− (R,R)−N、N、N’、N’−テトラメチル−1,2−シクロヘキサンジア ミン)は、完全にこの触媒作用を阻害する。
0.2Mのピリジンも同じ作用をもつ。
第2表に表わしたように、本発明の方法は、多くのオレフィンに適用された。各 々の場合に、上に述べた表面選択規則が当てはまることが示されたく第1図に表 わされたようなオレフィンの配向に間して)9すなわち5ジヒドロキニシン誘導 体がキシル配位子である不斉ジヒドロキジル化反応の場合には、攻撃は、re− またはre 、 re−面上で起こり、ジヒドロキニーネ誘導体がキシル配位子 である場合には、攻撃は、si−またはsi、si−面上で起こる。従って、第 2表に示したデータにより証明されるように、本発明の方法は、触媒不斉ジヒド ロキジル化を達成する際に有効であり;すべでの場合に、ジオールの収率は80 −95%であって、ゆっくりした添加法を用いると、はとんどのオレフィンは4 0−90%の範囲のeeを与える。
本発明の方法は、薬のような、生物学的に活性なキシル分子のための重要な構成 単位であるキシル中間体を合成するために使用することができる。一つの具体化 では、本方法は、薬のディルティアズム(カルディゼムとしても公知である)を 合成するのに使用する光学的に純粋な中間体を生成するために用いられた。
この反応を、下記の反応工程に示す: 本発明の方法はまた、オレフィンの不斉ビシナルオキシアミ有用であることがで きる。2個の窒素または1個の窒素と酸素を置換する場合、アミノ誘導体は、ア ミノ転移剤としておよび酸化剤として用いられる。例えば、修飾するオレフィン 、有機溶媒、水、キシル配位子、アミノ誘導体およびオスミウム含有化合物を組 み合わせ、その組み合わせを、行なう反応に通した条件下で保持させる。アミン 誘導体は、例えばN−クロロカルバメートまたはクロロアミンTであることがで きる。本発明の方法による、再結晶化したトランス形スチルベンの不斉接触オキ シアミノ化を、第2図に示す。
結晶化したトランス形スチルベン(アルドリッチ(Aldorich)96%) を180.2 g (1,0モル)、ヒドロキニジンのp−クロロ安息香酸塩( 1)を62.4 g (0,134モル、 0.134当量)、アセトンを45 0−1水を86d (溶液はアルカロイド(1)中の0.261モルである)お よび固体のN−メチルモルホリン−N−オキシド(NMO、アルドリッチ97% )を187.2 g (1,6モル、1.6当量)。壜に蓋をして30秒間振と うし、氷水浴を用いてO″C〜4°Cまで冷却した。
03OL(トルエン中、03010.120 g / td : 0.002モ ル%、 0.002当足を用いて調製した溶液4.25mff1)を加えた。壜 を振とうし、約4°Cで冷蔵庫に置いて時々振とうを行なった。暗紫色に発色し 、徐々に深赤黄色のものに変わり、すなわち、不均一な反応混合が、次第に均一 になり、反応の最後に、透明な赤黄色の溶液を得た。反応は、薄層クロマトグラ フィー(TLC)によって好都合に観察を行なうことができる(シリカゲル;C H,C1zを用いて規定の移動率(Rf)での出発物質の消失を観察した)、1 7時間後、固体のメタ重亜硫酸ナトリウム(NazSzOs ) 100 gを 加え、反応混合物を振とうしく1分間)、20°Cで15分間放置した。次に、 反応混合物は、同量のCHzClzで希釈し、および無水NatSOa (10 0g)を加えた。更に15分後に、固形物は、セライトのパッドを通してが遇す ることによって除去し、CHtClz 250〆ずつで3回洗浄し、溶媒は、真 空下で蒸発させた(ロータリー・エバポレーターを用い、浴温度は30°C〜3 5°Cで行なった)。
この未精製油を酢酸エチル(750m)に溶解させ、500dずつの2.0モル H(Jで3回抽出し、2.0モルNaOHで1回抽出してNa25O。
上で乾燥させ、真空中で濃縮することにより粗ジオール190g(89%)が淡 黄色固形物として残った。粗R,R−ジオールの対掌体過剰量(enantio meric excess)は、誘導体の2酢酸塩の高速液体クロマトグラフィ ー(HPLC)分析を行なうことによって78%であると測定した(溶出液とし て5%イソプロパツール/ヘキサン混合物を用いるピルクル(Pirkle)  I Aカラムを用いた)。
保持時間は、t、が18.9分であり、t2が19.7分である。 CHzCJ z約1000−からの再結晶化により、精製ジオール(ee=90%)150g (70%)を得た。2度目の再結晶化によってee = 99%のジオール1. 15g(収率55%)を得た。ee (対7体過剰量(enantiomeri cexcess )は、例えば対掌体Rについての関係式%式% から計算する。
水性層をo ’cまで冷却し、2.0モルNaOH(約500d)でpH7にな るまで処理を行なった。塩化メチレン(500d)を加え、p)Iは、240モ ルNaOH(約500m)を更に用いて10〜11に調整した。水性層を分離し 、塩化メチレンで2回抽出しく2X300d)、合わせた有機層をNazSO− 上で乾燥させた。溶媒を真空中で除去して、黄色の泡沫としてアルカロイドを得 た。この粗アルカロ、イドをエーテル(1000d、)に溶解させ、0°Cまで (水浴で)冷却し、乾燥I C,lで酸性のpH(約1〜2)になるまで処理し た。p−クロロベンゾイルヒドロキニジン塩酸塩の薄黄色の沈殿を濾過して集め 、高度の真空下(0,01mHg)で乾燥させた。
遊離塩基は、酢酸エチル(500d)に塩を懸濁させることによって遊離させ、 0°Cまで冷却して28%NH,0)1をp)lが11になるまで加えた。分離 後、水性層を酢酸エチルで2回抽出し、合わせた有機層をNazSOa上で乾燥 させ、溶媒を真空中で除去して遊離塩基を白色の泡沫として生じた。
、…−72−2仕−%)Lt3.じイコ1しヨ刃うキヨ2ぞよ1−ト」2ヨ計り 、グ?イhスチル・・、ンの不斉ジヒドロキジル化は、NMOを1.2当量用い たことを除いては、実施例1に記載のように行なった。
L隨例−a−ス±Lざ一ン互斉乏ふ」ター糺λル孔−スチルベンの不斉ジヒドロ キジル化は、NMOを1.2当量を水中62重1%溶液として用いたことを除い ては、実施例1に記載のン(0,05モル)16.2gの溶液に、PdCj!、  0.2g (0,022当量−0,0011モル)を加えた。反応混合物は、 バール・シエイカー(Parr 5haker)中で圧力5Qps iで水素化 を行なった。2時間後、触媒を、セライトのパッドを通して濾過することによっ て除去し、水15011d!で洗浄した。このようにして得られた薄黄色溶液は 、攪拌したNaOH水性溶液(H,0150d中、NaOH15g )を徐々に 加えた。直ちに白色沈殿が生じた溶液のpi(を、過剰の15%水性Na0)[ を加えることによって10〜11にした。沈殿は、枦遇して集め、加圧乾燥して エタノール(175d)に懸濁させた。沸騰溶液を直ちに濾過し、室温まで冷却 することによって、白色の針状結晶が晶出した。結晶を集め、真空下で(90℃ 、0.05mHg)−夜乾燥させた。これにより、融点が169.5°C〜17 0°Cの精製ジヒドロキニシン8.6 g (52,7%)を得た。母液を一1 5°Cで冷凍庫中に一装置いた。濾過して結晶を乾燥させた後、別の精製物質4 .2 g (21,4%)を得て、ジヒドロキニシンの総量は12.8 g ( 74,1%)に増加した。
」−二3−■−町安、ツ香11景−)jtl−1−ヨえン−」に1に上−XJ− Wq製 ゛、2−堪ユJ c+ −1;  、丑ニジL)つ塩j讃4嘉ヨー(ニ ア]21佳−九−ムプ≦1−力さ−らし乾燥CHzCfz 300d中、ジヒド ロキニシン塩酸塩100 g (0,275モル)の冷t(J した(O″C) 懸濁液に、CHyCffiz 50idに溶解したトリエチルアミン05d(0 ,826モル;3当量)を、30分間を要して十分に攪拌しながら加えた。滴下 漏斗を、更にCH,C1□20dで洗浄しノ、・、0°Cで30分間攪拌した後 、cnxcpz 120dに溶解した塩化P−クロロベンゾイル42d (0, 33モル; 57.8g ;1.2当量)を2時間を要して滴加した。次に、不 均一な反応混合物を、0°Cで30分間および室温で1時間攪拌した後、3.0 モルNaOH熔液700mを、pHが10〜11になるまで徐々に加えた、分離 後、水性層をCHzCFz 100−ずつ3回抽出した。合わせた有機層を、N atSOn上で乾燥させ、溶媒を真空中(ロータリー ・コバボレーター)で除 去した、末債製油をエーテル1.f2に溶解させco″Cまで冷却し、エーテル 溶液のpiが湿ったpH試験紙を用いて約2になるまでHClガスで処理を行な った。僅かに黄色の沈殿を集酸塩126 g (91,5%)を得た。
この塩は、酢酸エチル500dに懸濁させてO’Cまで冷却し、pHが111. こなるまで28%N840Hで処理を行なった。分離後、水性層は、酢酸エチル 200雇ずつ2回抽出を行なった8合わせた有機層を、Nap、SO2上で乾浮 させ、溶媒を真空下で除去して、遊離塩基(1)が白色の泡沫として残った(1 12g ;全体で88%)。この物質は、更に精製することなく用いることがで き、または足少量の熱アセトニトリルから再結晶させて約70%へ・80%の回 収率で無色結晶を生じることができる。
融点: 102〜104℃r  [α] 昌D76.5° [c 1.11.エ タノール] ; rR(CH2C1z) 2940.2860.1720.16 20.1595.1520゜1115、1105.1095.102102O’  ;’HNMR(CDC1,) 8.72(d、XIl、J=5Hz)、 8. 05(br d、3H,J=9.7Hz>。
7.4(m、51()、 6.72(d、IH,J=7.2Hz)、 3.97 (s、3H)、 3.42(dd、1)1゜J=9.19.5Hz)、 2.9 −2.7(m、4)1)、 1.87(m、IH)、 1.’75(br s、  IH)。
1.64.45(m、6H)、 0.92(t、3H,J=7Hz>。
C27HzqCRNzOzについての 分析計算値:C169,74+ H,6゜28 ; Cj!、 7.62 ;  N、 6.02実測値: C,69,95; H,6,23; C1,7,81 ; N、 5.95jシ芸n o−先玉2χ涛ニーら− CHzCf、3Od中、ジヒドロキニシン1.22 g (0,0037モル) の0”Cの溶液乙に、トリエチルレアミニ10.78d(0゜0056モル;1 .5当量)を加え、続いてc1+、ce2の1扉中、塩化p−クロロベンゾイル 0.71a!i!(0,005モル;1.2当量)を加えた。Q7(’:で30 分間および室温で1時間攪拌し5た後、lO°%NazCOa (20d)を加 えるごとによ10.て反応を消失させた。分離後、水性層は、CH2C1z R od!ずつで3回抽出を行なった、合わせた有機層は、Na25O,上で乾燥さ 一1th′、溶媒を真空下で除去した。粗生成物は、前記のように精製ヲ行なっ た。P−クロロ安息香酸ジヒドロキニシン(1)を白色泡沫として収率91%( 1,5g)で得た。
エニーター朋見λ、V香、酸疋よ−、L聾先壬乏ノーQ劃収側水性の酸性抽出物 (実施例1を参照されたい)を合わせてO゛1′?まで冷却し、pHが7になる まで260モルNa0)!溶液(500d)で処理を行なうプン9塩化メ千l/ ン(500d )を加え、更に2.0モルNaOHを用いてpiを10・〜11 ムこ調整した。水性層を分離し、300dずつのC1hCj!zで2回抽出を行 なった。合わせた有機層は、NatSO,l上で乾燥させ、濃縮することにより 黄色泡沫として粗アルカロイドが残った。粗P−クロロ安息香酸ジヒドロキニジ 〕/(1)をエーテルllに溶解させてO″Cまで冷却し、湿ったpH試験紙を 用いて、pHが1へ・2になるまでHCeガスを溶液中に吹き込んだつ塩酸塩の 塩として(1)の淡黄色沈殿を濾過して集め、窩度の真空下(0,01mm1g )で乾燥さセた。遊離塩基は、酢酸エチル(500ad)に塩を懸濁させ、不均 一・混合物を0℃まで冷却(,7て、pH11ニなるまで28%NH,OH(ま たは15%Na0H)を加えることによって遊離させた。分離後、水性層は、酢 酸エチル100−ずつで2回抽出を行ない、合わせた有機層はNatSOn上で 乾燥させ、溶媒を真空中で除去することにより精製p−クロロ安に、香酸ジヒド ロキニシン(1)56g (回収率91%)を白色泡沫として得た。
実1割エ ジヒドロ先止乏−乙誘導潜」コ1製にl」」j」J■し4社ドロキニ ジンの]接触水素化およびP−クロロベンゾイル化は、P−クロロ安息香酸ジヒ ドロキニシンについて記載のように行なって、白色非晶質固形物を収率85%・ 〜90%で得た。この固形物は、更に精製することなく用いることができ、また は最少量の熱アセトニトリルから再結晶させて無色結晶を得ることができる。
融点: 130〜133℃; εt! ] ”D +J、50° [c 1.0 .エタノ・−ル1゜再結晶化前の固形物(すなわち「白色非晶質固形物」)の物 理的性質は、下記の通りである: [α] ”D+142.1 ’  [c=1.  j−タ)−ル];IR(CH zCfz) 2940.2860.1?20.1620.1595.1508. 1115゜1105、1095.102102O’ ;’H−NMR(CDCI !3) 8.72(d、IH,J=5Hz)、 8.05(br d、3H,J =81+z)。
7.4(m、58)、  6.7(d、18.J=8Hz)、  4.0(s、 311)、  3.48(dd、IH,J=8.5.15.Hz)、3.19( +*、IB)、 3.08(dd、1B、J=11. X5Hz)。
2.69(ddd、IH,J=5.12.15.8Hz)、 2.4(dt、1 )1.J=2.4.15.8)tz)。
1.85−1.3(m、8H)、 0.87(t、3)!、J=Hz)。
CzqlitqCINt(hについての分析計算値: C,69,7’4  ; H76,28; C1,7,62B N、 6.02゜実測値: C,69,l ’i5  ; H,6−42; C:fl、 ?、82; N、 5.98゜L ニア、−o、穎支息JLJtン占−ト只土三を玄1WΦ〜回、裂この方法は、( 1)の回収について前記に記載した方法と同様に宜乏旦上11文火、化すj方法 、4−クロロ安息香酸ジヒドロキニシン0.465g (1ミリモル、0.25 当量−1,ffi中0.25モル)(アルドリッチ、98%)と、N−メチルモ ルホリンN−オキシド(アルドリッチ、97%)0.7g(6ミリモル、1.5 当量)と、四酸化オスミウムの0.5モルのトランス−3−ヘキセン(ウィリー (縁11ey) 、99.9%)正味0.5d (0,34g、4ミリモル)を 、注射器ポンプで調節された気密注射器を用いて、注射針の先端を反応混合物に 浸漬させて16時間を要して徐々に加えた。混合物は、不均一から均一に徐々に 変化した。添加を完了し7た後、生じる透明な赤黄色液体を、0°Cで更に1時 間攪拌した。固体のメタ重亜硫酸ナトリウム(NazStOs 、1−2 g  )を加え、混合物を5分間撹拌し7た後、ジクロロメタン(8−)で希釈して乾 燥させた(NatSOn) *固形物を炉遇して除去し、ジクロロメタンで3回 洗浄した。合わせたが液を濃縮し、残留油は、シリカゲルのフラッシュカラムク ロマトグラフィー(25g、ジエチルエーテル:ジクロロメタン2:3v/νで 溶出、Rfは0.33)を行ない、適当な画分を集めることによりヘキサンジオ ール0.30〜0.32g (収率85〜92%)を得た。ジオールの対掌体過 剰量は、誘導されたビスーモシャー(Mosher)エステルの気液クロマトグ ラフィー分析(5%フェニル−メチルシリコン、フィルム0.25m、直径0. 317m+s、長さ29m)によって測定し、70%であった。
前記の反応をアセトン4d中、60%水性NMO(アルトリ・7チ)1.2m( 6ミリモル、1.5当量)を用いて繰り返し、ee 71%を得た。したがって 、この水性NMOにより、同等の結果が得られ、しかも97%固体級よりもほぼ 20倍経済的である。わずか0.1モル(すなわち0.186g)のアルカロイ ド濃度でしかもオレフィン添加に0℃で20時間を要すると、対掌体過剰量は、 65%であった。したがって、対掌体過剰量の少量の犠牲によって、アルカロイ ドを多量に節約することになる。0″Cで、トランス−3−ヘキセンおよびトラ ンス−β−メチルスチレンの両方ともが、アルカロイド濃度0.20〜0.25 モルでその最大のee値に達する。
化 1−フェニルシクロヘキセン(0,1モル)をトランス−スチルベンに置き換え ることを除いては、実施例1に示した方法を行なった。反応は、3日間行なうこ とを要した後、ジオールへの転化率はわずか40%であった(ee8%)。
前記の方法を、酢酸テトラエチルアンモニウム(EtaNOAc・4 H,0)  2当量を反応開始時に反応混合物に加えるという相違点をもって繰り返した。
この方法を用いてee52%を得て、この反応は、約1日で終了した。
1差」1 トルエン の「 −二二上土Zムユム±酉丘l坐玉済乏且上旦土之匹 化 ヒドロキニジンのP−クロロ安息香酸塩58.2■(0,125ミ1,1−F− ルミ0.25当量)、トルエンIW1、N−メチルモルホリン−N−オキシド8 8mg (0,75ミリモル;1.5当量)、水酸化テトラメチルアンモニウム 五水化物181■(1ミリモル;2当量)、酢酸57Ii(2ミリモル;2当量 )、水0.1dおよび0s04() JLtエフ中、0sO−121mg/ m l ; 0.004モル%、0.004当量を用いて調製した溶液4.2Ii) の室温で十分撹拌した混合物に、トランス−スチルベン90mg(0,4ミリモ ル)のトルエン溶液(ld)を、注射器ポンプで調節された気密注射器で、しか も注射針の先端を反応混合物に浸漬させて24時間を要して徐々に加えた。添加 完了後、10%NaHSOs溶液(2,5m)を混合物に加え、生じる混合物を 1時間攪拌した。有機物質を酢酸エチルで抽出し、合わせた抽出物をブラインで 洗浄し、NazSO4上で乾燥させた。溶媒は、減圧下で蒸発させ、残留物は、 シリカゲルのカラムクロマトグラフィー(5g、ヘキサン:酢酸エチルの2 :  1 v/vで溶出、Rfは0.17)を行なってジオール67.3■(63% )を得た。ジオールの対掌体過剰量は、誘導された二酢酸塩を高速液体クロマト グラフィー(HPLC)分析(溶出液として5%イソプロパツール/ヘキサン混 合物を用いるピルクルIAカラム、保持時間は、t、が22.6分間;t2が2 3.4分間)を行なうことによって測定し、94%であった。
遺」1督し乳 上、少エン  の  −ニドT:0)4エニ2署上」1ン2乙イ ]支怠」」ヒ乙入二、□LLヱρTJヒム!L旦まlヒドロキニジンの2−クロ ロ安息香酸塩116.3■(0,25当量)、水化物522a+g(2ミリモル ;2当量)、水0.2dおよび0804(トルエン中、0sOa 121mg/  III; 0.004モル%、0.004当量を用い°C調製した溶液8.4 td)の室温で十分攪拌した混合物に、4−メトキシケイ皮酸トランス−メチル 192mg (lミリモル)のトルエン溶液(1d)を、注射器ポンプで調節さ れた気密注射器で、しかも注射器の先端を反応混合物に浸漬させて24時間を要 して徐々に加えた。添加を完了した後、10%Na)lsOx溶液(5d)を混 合物に加え、生じる混合物を1時間攪拌した。有機物質を酢酸エチルで抽出し、 合わせた抽出物をブライユノで洗浄し、Na 、S−1で乾燥させた。溶媒は1 、減圧下で蒸発させ、残留物は、シリカゲルのカラムクロマトグラフィー(10 g、ヘキザン:酢酸エチルの2:j ν/νで溶出、Rfは0.09)を行なっ てジオール118、.8I1g(53%)を得た8ジオールの対掌体過剰量は、 mRされた二酢酸塩を高速液体クロマドグうフィー分析(溶出液として10%イ ソプロパツール/ヘキサン混合物を用いるピルクル共有結合性フェニルグリシン カラム、保持時間は、t、が25.9分間;t、が26,7分間)を行なうこと によって測定し、84%であ、た。
1差[10本文段存五王9」−シーZムニ入土火企ス曵不−斉一2旦皿見もZ先 止 ヒドロキニジ〉′のP−クロロ安息香酸塩58.2■(0゜125ミリモル;0 .25当量)、N−メチルモルホリンN−オキシド70■(0,6ミリモル;1 .2当量)、ホウ酸37■(0,6ミリモル;1.2当量)、ジクロロメタン0 .5d、および0sOa (トルエン中、0sOa 1.21■/戚; 0.0 04モル%、0.004当量を用いて調製した溶液4.2m)の室温で十分攪拌 した混合物に、トランス−スチルベン90mg(0,5ミリモル)のジクロロメ タン溶液(1−)を、注射器ポンプで調節された気密注射器で、しかも注射針の 先端を反応混合物に浸漬させて24時間を要して徐々に加えた。添加を完了した 後、10%NaHSO3溶液(2,5d)を混合物に加え、生じる混合物を1時 間攪拌した。有機物質を酢酸エチルで抽出し、合わせた抽出物をプラインで洗浄 し、NazSO,上で乾燥させた。溶媒は、減圧下で蒸発させ、残留物は、シリ カゲルのカラムクロマトグラフィー(5g、ヘキサン:酢酸エチルの2 : 1  v/vで溶出、I’lfは0.17)を行なってジオール78.3■(73% )を得た。ジオールの対掌体過剰量は、誘導されたビスーモシャーエステルをI H−核磁気共鳴法(NMR) (溶媒:CDCj!3)分析を行なうことによっ て測定し、94%であった。
遺」1例±土 土う」蛎存在玉(7)4ニノ一ト1文世敢」jつG(−ムチJJ 口ヨし弓祉ト旦まΔ囚h ヒドロキニジンのP−クロロ安息香酸塩116.3mg(0,25ミリモル;0 025当量)、N−メチルモルホリンN−オキシド175..8■(1,5ミリ モル;1.5当量)、ホウ酸74.411g(1,2ミリモルフ1.2当量)、 ジクロロメタンIIdl、および0sOa ()ルエン中、0504121■/ d ; 0.004モル%、0.004当量を用いて調製した溶液8.4I)の 室温で十分攪拌した混合物に、4−メトキシケイ皮酸トランス−メチル192■ (1ミリモル)のジクロロメタン溶液(1−)を、注射器ポンプで調節された気 密?j射器で、しかも注射針の先端を反応混合物jζ浸漬させて24時間を要し て徐々に加えた。添加を完了した後、lO%Ha)IsOs溶液(5mp)を混 合物に加え、生じる混合物を1時間置坤し、た。有機物質を酢酸エチルで抽出し 、合ね−IJだ抽出物をプラインで洗浄し、NazSO<上C乾燥させた。溶媒 は、減圧下で蒸発させ、残留油は、シリカゲルのカラムクロ7トグラフイ・−1 10g、ヘキサン二酢酸エチルの2 : 1  v、/vで溶出、訂は0.09 )を行なってジA−ル151.1g(67%)を得た。ジオールの対掌体過剰量 は、誘導された二酢酸塩を高速液体クロマトグラフィー分析(溶出液として10 %イソプロパツール/′ヘキサン混合物を用い之)ピルクル共有結合性フェニル グリシンカラム、保持時間は、1.が24.θ分間二t2が24.7分間)を行 なうことによって測定し、76%であった。
旦−乙 Δ!」存−召旺下’O)う]]ンーlエーーーβ二=−机ヨF1匹≦ダ テにニン(グちト旦F−0土2−ルー化 ヒドロキニジンのP−クロロ安息香酸塩58.2■(0,125ミリモル; 0 .25当ff1)、N〜メチルモルホリンN−オキシド70■(0,6ミリモル ;1.2当量)、フェニルホウ酸72mg(0,6ミリモル;1.2当量)、ジ クロロメタン0.5dおよびOsO,(トルエン中、Os0.121mg/ 1 llli!; 0.004モル%、0.004当量を用いて調製した溶液4.2 IJ1)のO″Cで十分攪拌(・た混合物C、トランス−β−ノチルスチ!ノン 651i(0,5ミリモル)のジクロ1コメタン溶液(0,5d)を、注射器ポ ンプで調節された気密注射器で、1.かも注射針の先端を反応混合物に浸漬させ て24時間を要して徐々に麿え込−0添加を完r L、た餞1.10%N a  )l S 03溶液(2o5〆)を混合物に加え、生じる混合物を1時間攬:↑ した。有機物質を酢酸エチルで抽出し、合わせた抽出物をプラインで洗浄し、N azSO4士で乾燥させた6溶媒は、減王下で蒸発させ、残留油は、シリカゲル のカラムクロマI・グラフィー(5g、ヘキサン:酢酸エチルの2: i  v /vで溶出、tifは0.62)を行なって永う酸フェニル10+og(91% )を得ノこ。ホウ酸フェールをアセトン(3−)および1゜3−プロパン・ジオ ール(0,5d)に熔解させ、生じる混合物を室温で2時装置いた。溶媒は減圧 下で蒸発させ、残留油は、シリカゲルのカラムクロ7トグラフイー(5g1ヘキ サン:酢酸エチルの2:1 ν/νで溶出、Iffは0.10)を行なってジオ ール48.6■(70%)を得た。ジオールの対を体過剰量は、誘導された二酢 酸塩を高速液体クロマトグラフィー分析(溶出液として0.5%イソプロパノ− ・ル/ヘキサン混合物を用いるビルクルIAカラム、保持時間は、tlが17. 1分間ittが18.1分間)を行なうことによって測定し、73%であった。
均等範囲 当該分野の技術者は、日常実験の内で本明細書に記載の具体的な物質および方法 についての多数の変形について理解し、または確認できるものである。このよう な均等範囲は本発明に含まれるものであり、且つ下記請求の範囲に包含される。
F工GURE  3 補正書の翻訳文提出書 (特許法184条の8) 平成 2年 7月l1日 1、特許出願の表示 PCT/US 89100086 2、発明の名称 配位子に促進された触媒不斉ジヒドロキジル化3、特許出願人 住 所 アメリカ合衆国マサチューセッツ州02139.ケンブリッジ。
マサチ、−セッツ・アベニュー 77 名 称 マサチ、−セッツ・インスティチュート・・オブ・テクノロジ・=4□ 代理人 住 所   東京都千代、田区大手町二丁目2番1号新大手町ビル206区 す、補正書の提出日 水も、カルボン酸テトラアルキルアンモニウムのような可溶性カルボン酸塩も、 本ホウ酸塩反応においてオみミウムエステルを加水分解することは必要でない。
水の存在は、水溶性ジオール類の単離および回収を困難にし得るので、ホウ酸の 添加は、これらのジオール類の単離をより容易にする。特に、アリールまたはア ルキルホウ酸の場合には、ジオールの代りに、生成物が、続いて加水分解されて ジオールとなることのできる環状ホウ酸エステルであるので、それは容易である 。イワサワ(1wasawa)外、l−えり6 レクニ−,<(Chemis↓ rl」徂tteニジ)、第1721−1724ページ(1988) 、ホウ酸の 添加はゆっくりした添加法において特に有用である。
反応混合物に加えられる水の量は、本方法においては重要な因子である。加えら れる水の最適量は、経験に基づいて決定することができ、一般に、最大eeをも たらす量である。一般に、はぼ10ないし16当量の水を加えることができ、好 ましくは】3ないし14当量を用いるべきである。
興味あるオレフィンは、本発明に従って不斉ジヒドロキジル化を受けることがで きる。例えば、官riとして少なくとも1個の炭素−炭素二重結合を含有するど の炭化水素でも、主題方法に゛従って不斉にジヒドロキジル化することができる 9この方法は、興味あるどのオレフィンにも適用することができ、プロキシルオ レフィン(すなわち、キラリティまたは左右像を示す生成物に変換することがで きるオレフィン)の不斉−゛クヒドロキシル化を達成するのに特に適する。本発 明の方法を用いてキシルオレフィンを不斉ジヒドロオシル化する場合には、一方 の鏡像異性体が、他方よりもより反応性であろう。
第3表 異なる条件下でのオレフィンの不斉ジヒドロキジル化で得た鏡像異性体 過剰 76(24h+OAc、) a すべでの化学量論的反応を、アセトン−水、10:1 シ/シ中、0℃で、 各試薬中0.15Mの濃度で実施した。b すべでの反応を、引例1(a)に報 告された療法に従ってO″Cで実施した。
Cすべでの反応を、2当量のEt#N0Ac・4H70が存在することを除き、 厳密に、引例1(a)に記載した通り(すなわち、ゆっくりした添加はしない) に実施した。d すべでの反応を、アルカロイド濃度0025Mでトランス−3 −ヘキセンに対する注2に記載した通りに、0°Cで実施した。オレフィンのゆ っくりした添加のための期間は、かっこ内に示している。表中に示したeeは、 配位子としてP−クロロ安息香酸ジヒドロキニシンを用い穐 て−た。同じ条件下で、疑似鏡像異性体であるP−クロロ安息香酸ジヒドロキニ ーネは、eeが5−io%低い生成物を与える。
すべての場合に、単離された収率は、85−95%であった。
e この反応は、完了するのに7日かかった。f ゛添加期間16時間とすると 、63および65%というeeが各々0′Cおよび20°Cで得られ;16時間 かけたゆっくりした添加と0°Cでの1当量のEt4NO^C・4H20の存在 とを組み合わせると、81%というeeが実現した。g この反応は、完了する のに5日かか、った。h この反応を20℃で実施し、オレフィンを24時間か けて添加したとき、59%というeeを得た。
文献1 (a) : facobsen et al、、  〃咀Lu1: 1 968(1988)以下は、特定のオレフィンに対する最適条件をどのようにし て決定することができるかについての説明である。オスミウムに触媒される不斉 ジヒドロキジル化を最適にするためには:1)もし、公知の例から、最高限度e eが何であるかについて疑いがあるなら、アセトン/水中1.0″Cで、1当量 のOsO,−アルカロイド錯体を用いて化学!論的オスミル化を行うことによっ て決定することができる;2)O”Cでのゆっくりした添加:第1表の最後の欄 を、与えられた温度で各オレフィンは、それ自身の“最も速い”添加速度を存し 0、それを超えると、第2のす・イクルが始まるのでeeが損害を受けることを 心に留めながら。
添加時間を選ぶための手引として使用することができる。オレフィンの添加速度 が十分遅いときは、反応混合物は黄橙色(第4図、10色)のままであり; 速 度が速すぎるときは、溶液は黒味がかった色が一つき、暗褐色から黒色のビスグ リコラート錯体(第4図、4)が発生していることを示す;3)もし、最高限度 eeが、段階lおよび2の後に到達されないときは、o′cで、ゆっくりした添 加プラス酢酸テトラアルキルアンモニウム(または、オスミウム酸エステル中間 体の加水分解を助ける他の化合物)を使用することができるっ 4)室温で、ゆ っくりした添加プラス酢酸テトラアルキルアンモニウムのような可溶性カルボン 酸塩を使用することもできる。これらのすべての変化については、全反応期間中 混合物をかきまぜる(例えばがくはんする)ことが好ましい。
本発明の方法は、広い温度範囲にわたって実施することができ、この範囲の限界 は、例えば使用する有機溶媒の限界によって決定されるであろう、この方法は、 例えば約40°Cから約−30°Cまでの温度範囲で実施することができる。個 々の反応体(例えば、キシル配位子、酸化体など)の濃度は、本発明の方法を実 施する温度とともに変えることができる。飽和点(例えば、結果が最大になるキ シル配位子の濃度)は、温度に依存する。
先に説明した通り、例えば、この方法を比較的低い温度で実施するときは、使用 するアルカロイドの量を減少させることが可能である。
本方法で使用する有機溶媒は、例えば、アセトン、アセトニトリル、THF、  DME、エタノール、ビナコロン、ter tブタノールまたは2以上の有機溶 媒の混合物であることができる。
例に記載した方法を用いたとき、HPLC分析は、得られるジオールの鏡像異性 体過剰が78%であることを証明した。
本発明の別の具体化では、スチレンを、キシル配位子(DHQD)、アセトン、 水およびNMOおよび0sesと合わせた。スチレンの触媒による之ムージヒド ロキシル化についての、2次速度定数に対アミン濃度のプロットを第3図に表わ す。第3図の動力学データは明確に、本発明の方法の使用によって達成される配 位子に促進される触媒作用の劇的な効果を示している。第3図の点aは、アミン 配位子のない触媒法の速度を表わす(tj2 / 2 =108分)。線すは、 変動量のキヌクリジン、すなわち、事実上触媒作用を妨げる配位子、の存在での この方法の速度を示している(0.1Mより多いキヌクリジンでは、t!/2は 30時間より太きい)。観察されたキヌクリジンの妨害作用(配位子に減速させ られる触媒作用)のため、線Cによって表わされる結果は、予想外のものであっ た。すなわち、本方法が安息香酸ジヒドロキニシン誘導体1の存在で起こるとき (第1図参照)、アルカlイド成分は、その構造中にキヌクリジン成分が存在す るにもかかわらず、すべての濃度で、触媒法を強力に促進する (配位子1=0 .4M、tl/2=4.5分)。
スチレンの四酸化オスミウムとの化学量論的反応の速度および相当する触媒法の 速度を比較した。この比較は、両者が同一速度定数[Kstoic=(5,1± 0.1) X10”M−’5in−’およびKcat−(4,9±0.4) X 10”M−’vin−’ 〕を有すること、およびこれらが、配位子1を添加す ると同じ速度促進を受けることを示す。低下したオスミウム種の加水分解および 再酸化、すなわち触媒のターンオーバーを達成する段階は、スチレンに関する触 媒法においては、動力学的には重要ではない。制限段階は、両方の方法において 同一であり、オスミウム酸エステルを形成する最初の付加反応より成る(第4図 、2)、詳細なメカニズム的研究は、加えられた配位子1による観測速度促進が 、スチレンの場合には遊離の四酸化オスミウムよりも23倍反応性の四酸化オス ミウム−アルカロイド錯体の形成によることを示す。速度は、配位子1の(はぼ ) 0.25M−濃度を超える最大で一定の値に達する。
この速度飽和の始まりは、むしろ弱い結合定数(Keq=18+2及び)をもつ DHQDと四酸化オスミウムとの間の予備平衡に相当する。DHQDの濃度を0 .25Mより上に増大させても、生成物ジオールの鏡像異性体過剰の相当する増 大は起こらない。
請求の範囲 1、配位子促進触媒作用の方法であって、キシル配位子、有機溶媒、水、酸化剤 およびオスミウム触媒を、反応が生ずるに適当な条件下で混合し、該混合物にオ レフィンを徐々に添加することから成る、方法。
2、オスミウムに触媒されるオレフィンへの不斉付加の方法であって、オレフィ ン、ジヒドロキノンまたはジヒドロキノン誘導体、有機溶媒、水、酸化剤および オスミウム触媒を、オレフィンへの不斉付加が生ずるに適当な条件下で混合する ことから成る、方法。
3、有機溶媒がアセトンであり、酸化剤がアミンオキシド、過酸化水素、t−ブ チルヒドロペルオキシド、金属触媒/酸素結合N−クロロ−N−金属カルバメー トおよびクロラミン−Tから成る群から選択され、且つオスミウム含有化合物が 四酸化オスミウムである、請求項2に記載の方法。
4、可溶性カルボン酸塩を加えることを更に含んで成る、請求項2に記載の方法 。
5、可溶性カルボン酸塩が、テトラアルキル酢酸アンモニウムである、請求項4 に記載の方法。
6、オスミウムに触媒されるオレフィンの不斉ジヒドロキジル化の方法であって 、選択されたキナ・アルカロイド、アセトン、水、アミンオキシドおよびオスミ ウムの触媒量を与えるのに十分な量のオスミウム含有化合物を混合し、該混合物 に不斉ジヒドロキジル化が生ずるに適当な条件下で徐々にオレフィンを添加する ことがらる、方法。
7、キナ・アルカロイドが、ジヒドロキノンまたはジヒドロキニシン誘導体であ り、アミンオキシドが、N−メチルモルホリンN−オキシドであり、且つオスミ ウム含有化合物が、四酸化オスミウムである、請求項6に記載の方法。
9、カルボン酸テトラアルキルアンモニウムを加えることを更に含んで成る、請 求項6に記載の方法。
10、カルボン酸テトラアルキルアンモニウムが、酢酸テトラアルキルアンモニ ウムである、請求項9に記載の方法。
11、オスミウムに触媒されるオレフィンの不斉ジヒドロキジル化の方法であっ て、選択されたキナ・アルカロイド、有機溶媒、ホウ酸誘導体、アミンオキシド およびオスミウムの触媒量を与えるのに十分な量のオスミウム含有化合物を混合 し、該混合物に、不斉ジヒドロキジル化が生ずるに適当な条件下で徐々にオレフ ィンを添加することから成る、方法。
12、キナ・アルカロイドが、ジヒドロキノンまたはジヒドロキニシン誘導体で あり、アミンオキシドが、N−メチルモルホリンN−キシドであり、且つオスミ ウム含有化合物が、四酸化オスミウムである、請求項11に記載の方法。
14、有機溶媒が、ジクロロメタンまたはクロロホルムである、請求項12に記 載の方法。
15、オレフィンの不斉ジヒドロキジル化のオスミウムに触媒される方法であっ て、 (a)  キナ・アルカロイドまたはその誘導体、有機溶媒、水および選択され たアミンオキシドを混合し、(b)  オスミウム含有触媒を、(a)で形成さ れた混合物に加え、(C)  (b)で生成されて生じる混合物に、オレフィン を徐々に添加 し1、 (ハ)(C)で生成されて生じる混合物を、ずし゛フィンの不斉ジヒドロキジル 化が生ずるに適当な条件下で保持することから成る、方法。
16、キナ・アルカロイド誘導体が、ジヒドロキュジン誘導体またはジヒドロキ ニシン誘導体であり、アミンオキシドが、N−メチルモルホリンN−オキシドで あり、且つオスミウム含有化合物が、四酸化オスミウムである、請求項15に記 載の方法。
17、不斉ジヒドロキジル化したオレフィンを製造するためのオスミウムに触媒 される方法であって、(a)  (1)キナ・アルカロイド誘導体、(2)有機 溶媒および(3)N−メチルモルホリンN−オキシドを混合し、C、キナ・アル カロイドが約0.01モル〜約2.0モルの濃度で存在する反応混合物を形成し 、 (b)  反応混合物に触媒量の四酸化オスミウムを加え、(C)  反応混合 物にオレフィンを徐々に添加し、(ロ)工程(C)の生成物を、オレフィンのジ ヒドロキジル化が生ずるに適当な条件下で保持すること から成る、方法。
18゜オレフィンの不斉オキシアミノ化のオスミウムに触媒される方法であって 、キナ・アルカロイド、有機溶媒、水、金属−クロラミン誘導体およびオスミウ ム含有化合物を混合し、該混合物に不斉オキシアミノ化が生ずるに適当な条件下 でオレフィンを徐々に添加することから成る、方法。
19、キナ・アルカロイドが、ジヒドロキニφンまたはジヒドロキニシン誘導体 である、請求項18に記載の方法。
20、オスミウムに触媒されるオレフィンの不斉ジ′アミノ化方法であっ゛C2 キナ・アルカロイド、有機溶媒、金属−クロラミン誘導体、アミンおよびオスミ ウム含有化合物を混合し、該混合物に不斉ジアミノ化が生ずるに適当な条件下で オレフィンを徐々に添加することから成る、方法。
21、キシル配位子が、ジヒドロキニ#ンまたはジヒドロキ、−ジン誘導体であ る、請求項20に記載の方法。
22、オスミウムに触媒されるオレフィンへの不斉付加の方法であって、オスミ ウム−アルカロイド触媒錯体(この錯体はオスミウム含有組成物とアルカロイド もしくはその誘導体とを含んで成る)および有機溶媒;水:および酸化剤を混合 し、該混合物にオレフィンへの不斉付加が生ずるに適当な条件下でオレフィンを 徐りに添加することから成る、方法。
23、キナ・オレフィンの子弁ジヒドロキジル化のオスミウムに触媒される方法 であって、 (a)  アルカロイドまたはアルカロイド誘導体、有機溶媒、(C)  (L +Iで形成された混合物に、オレフィンの不斉ジヒドロキジル化が生じるに適当 な条件下でオレフィンを徐々に加えること キニジンであり、アミンオキシドが、N−メチルモルホリンN−オキシドであり 、且つオスミウム含有化合物が、四酸化オスミウムである、請求項23に記載の 方法。
25、可溶性カルボン酸塩を加えることを更に含んで成る、請求項24に記載の 方法。
26、可溶性カルボン酸塩が、酢酸テトラアルキルアンモニウムである、請求項 25に記載の方法。
27、オレフィンを有機溶媒に溶解させてから、そのオレフィンを工程(C)で 徐々に加えることを更に含んで成る。請求項24に記載の方法。
28、オスミウムに触媒されるオレフィンの不斉ジヒドロキジル化方法であって 、 (a)  千十・アルカロイドまたはアルカロイド誘導体、有機溶媒、ホウ酸ま たはホウ酸誘導体および選択されたアミンオキシドを混合し、 (ト))オスミウム含有触媒を、(a)で形成された混合物に加え、(C)   (b)で形成された混合物に、オレフィンの不斉ジヒドロキジル化が生じるに適 当な条件下でオレフィンを徐々に加えること からなる、方法。
29、キナ・アルカロイドが、ジヒドロキシキニンまたはジヒド停ヤニジンであ り、アミンオキシドが、N−メチルモルホリンN−オキシドであり、且つオスミ ウム含有化合物が、四酸化オスミウムである、請求項28に記載の方法。
30、オレフィンを有機溶媒に溶解させてから、そのオレフィンを工程(c)で 徐々に加えることを更に含んで成る、請求項28に記載の方法。
31、不斉ジヒドロキジル化したオレフィンの製造のためのオスミウムに触媒さ れる方法でありで、 ca)(1)キナ・アルカロイド誘導体、(2)有機溶媒、(3)N−メチルモ ルホリントニーオキシド、(4)カルボン酸テトラアルキルアンモニウム化合物 、(5)水および(6)四酸化オスミウム触媒を混合して、 (b)  (a)で形成された混合物に、オレフィンのジヒドロキジル化が生ず るに適当な条件下でオレフィンを徐々に加えることから成る、方法。
32、キナ・アルカロイド誘導体が、ジヒドロキニシン誘導体またはジヒドロキ ュジン誘導体であり、テトラアルキルアンモニウム化合物が、酢酸テトラエチル アンモニウムである、請求項31に記載の方法。
33、オレフィンを有機溶媒に溶解させてから、そのオレフィンを工程■)で徐 々に加える。:とを更に含んで成る、請求項32に記載の方法。
34、次の群から選択されるキナ・アルカロイド誘導体:a、ジメチルカルバモ イルジヒドロキニシン;b、ベンゾイルジヒドロキニシン; e、4−メトキシベンゾイルジヒドロキニジン;d、4−クロロベンゾイルジヒ ドロキニシン;e、2−クロロベンゾイルジヒドロキニシン;f。4−ニトロベ ンゾイルジヒドロキニシン;j、2−ナフトイルジヒドロキニン; に、シクロヘキサノイルジヒドロキニシン:1、P−フェニルベンゾイルジヒド ロキニシン;m、ジメチルカルバモイルジヒドロキニン;o、4−メトキシベン ゾイルジヒドロキニン:p、4−クロロベンゾイルジヒドロキニン:(1,2− クロロベンゾイルジヒドロキニン;r、4−ニトロベンゾイルジヒドロキニン; s、3−クロロベンゾイルジヒドロキニン;t、2−メトキシベンゾイルジヒド ロキニン;u、3−メトキシベンゾイルジヒドロキニン;v、2−ナフトイルジ ヒドロキニン; W、シクロヘキサノイルジヒドロキニン;x、p−フェニルベンゾイルジヒドロ キニン;およびy、メトキシジヒドロキニシン。
35、式 (式中、R′は、P−クロロベンゾイルであり、Arは、である)を有するジヒ ドロキニシンエステル。
(式中、R′は、p−クロロベンゾイルであり、Arは、である)を有するジヒ ドロキニシンエステル。
37、四酸化オスミウムおよびアルカロイド誘導体を含んで成るオスミウム−ア ルカロイド触媒錯体であって、アルカロイド誘導体が、 a、ジメチルカルバモイルジヒドロキニシン;b、ベンゾイルジヒドロキニシン ; c、4−メトキシベンゾイルジヒドロキニジン;d、4−クロロベンゾイルジヒ ドロキニシン;e、2−クロロベンゾイルジヒドロキニシン;f、4−ニトロベ ンゾイルジヒドロキニシン;g、3−クロロベンゾイルジヒドロキニシン;h、 2−メトキシベンゾイノ火ドロキ=ジン;t、3−メトキシベンゾイルジヒドロ キニジン;に、シクロヘキサノイルジヒドロキニシン;1、P−フェニルベンゾ イルジヒドロキニシン;o、4−メトキシベンゾイルジヒドロキニン;P、4− クロロベンゾイルジヒドロキニン;r、4−ニトロベンゾイルジヒドロキニン; s、3−クロロベンゾイルジヒドロキニン;↓、2−メトキシベンゾイルジヒド ロキニン;u、3−メトキシベンゾイルジヒドロキニン;v、2−ナフトイルジ ヒドロキニン: W、シクロヘキサノイルジヒドロキニン;X、P−フェニルベンゾイルジヒドロ キニン;およびy、メトキシジヒドロキニシン から成る群から選択されるもの。
38、式: (式中、R′は、p−クロロベンゾイルであり、 Arは、である)を有するオ スミウム−ジヒドロキニシンエステル錯体。
(式中、R′は、p−クロロベンゾイルであり、Arは、である)を存するオス ミウム−ジヒドロキニンエステル錯体。
40、オレフィンの不斉ジヒドロキジル化の際に形成されるトリオキソグリコー ル酸オスミウム(■)錯体であって、式=(式中、Lは、請求項34のキナ・ア ルカロイドから選択されるキシル配位子であり、R1、R2、R1およびR4は 、オレフィンに相当する有機官能性基である)を有するもの。
国際調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.配位子促進触媒作用の方法であって、オレフィン、キラル配位子、有機溶媒 、水、酸化剤およびオスミウム触媒を、反応が生ずるに適当な条件下で混合する ことから成る、方法。 2.オスミウムに触媒されるオレフィンへの不斉付加の方法であって、オレフィ ン、キラル配位子、有機溶媒、水、酸化剤およびオスミウム触媒を、オレフィン への不斉付加が生ずるに適当な条件下で混合することから成る、方法。 3.キラル配位子がアルカロイドまたはアルカロイド誘導体であり、有機溶媒が アセトンであり、酸化剤がアミンオキシド、過酸化水素、t−ブチルヒドロペル オキシド、金属触媒/酸素結合N−クロロ−N−金属カルバメートおよびクロラ ミン−Tから成る群から選択され、且つオスミウム含有化合物が四酸化オスミウ ムである、請求項2に記載の方法。 4.可溶性カルボン酸塩を加えることを更に含んで成る、請求項2に記載の方法 。 5.可溶性カルボン酸塩が、テトラアルキル酢酸アンモニウムである、請求項4 に記載の方法。 6.オスミウムに触媒されるオレフィンの不斉ジヒドロキシル化の方法であって 、オレフィン、選択されたキラル配位子、アセトン、水、アミンオキシドおよび オスミウムの触媒量を与えるのに十分な量のオスミウム含有化合物を、不斉ジヒ ドロキシル化が生ずるに適当な条件下で混合することから成る、方法。 7.キラル配位子が、アルカロイドまたはアルカロイド誘導体であり、アミンオ キシドが、N−メチルモルホリンN−オキシドであり、且つオスミウム含有化合 物が、四酸化オスミウムである、請求項6に記載の方法。 8.アルカロイド誘導体が、ジヒドロキニジン誘導体またはジヒドロキニジン誘 導体である、請求項7に記載の方法。 9.カルボン酸テトラアルキルアンモニウムを加えることを更に含んで成る、請 求項6に記載の方法。 10.カルボン酸テトラアルキルアンモニウムが、酢酸テトラアルキルアンモニ ウムである、請求項9に記載の方法。 11.オスミウムに触媒されるオレフィンの不斉ジヒドロキシル化の方法であっ て、オレフィン、選択されたキラル配位子、有機溶媒、ホウ酸誘導体、アミンオ キシドおよびオスミウムの触媒量を与えるのに十分な量のオスミウム含有化合物 を、不斉ジヒドロキシル化が生ずるに適当な条件下で混合することから成る、方 法。 12.キラル配位子が、アルカロイドまたはアルカロイド誘導体であり、アミン オキシドが、N−メチルモルホリンN−オキシドであり、且つオスミウム含有化 合物が、四酸化オスミウムである、請求項11に記載の方法。 13.アルカロイド誘導体が、ジヒドロキニジン誘導体またはジヒドロキニ■ン 誘導体である、請求項12に記載の方法。 14.有機溶媒が、ジクロロメタンまたはクロロホルムである、請求項12に記 載の方法。 15.オレフィンの不斉ジヒドロキシル化のオスミウムに触媒される方法であっ て、 (a)オレフィン、キナ・アルカロイドまたはその誘導体、有機溶媒、水および 選択されたアミンオキシドを混合し、(b)オスミウム含有触媒を、(a)で形 成された混合物に加え、(c)(b)で生成されて生じる混合物を、オレフィン の不斉ジヒドロキシル化が生ずるに適当な条件下で保持することから成る、方法 。 16.キナ・アルカロイド誘導体が、ジヒドロキニジン誘導体またはジヒドロキ ニ■ン誘導体であり、アミンオキシドが、N−メチルモルホリンN−オキシドで あり、且つオスミウム含有化合物が、四酸化オスミウムである、請求項15に記 載の方法。 17.不斉ジヒドロキシル化したオレフィンを製造するためのオスミウムに触媒 される方法であって、(a)(1)オレフィン、(2)キナ・アルカロイド誘導 体、(3)有機溶媒および(4)N−メチルモルホリンN−オキシドを混合して 、キナ・アルカロイドが約0.01モル〜約2.0モルの濃度で存在する反応混 合物を形成し、 (b)反応混合物に触媒量の四酸化オスミウムを加え、(c)工程(b)の生成 物を、オレフィンのジヒドロキシル化が生ずるに適当な条件下で保持すること から成る、方法。 18.オレフィンの不斉オキシアミノ化のオスミウムに触媒される方法であって 、オレフィン、キラル配位子、有機溶媒、水、金属−クロラミン誘導体およびオ スミウム含有化合物を、不斉オキシアミノ化が生ずるに適当な条件下で混合する ことから成る、方法。 工9.キラル配位子が、アルカロイドまたはアルカロイド誘導体である、請求項 18に記載の方法。 20.オスミウムに触媒されるオレフィンの不斉ジアミノ化の方法であって、オ レフィン、キラル配位子、有機溶媒、金属−クロラミン誘導体、アミンおよびオ スミウム含有化合物を、不斉ジアミノ化が生ずるに適当な条件下で混合すること から成る、方法。 21.キラル配位子が、アルカロイドまたはアルカロイド誘導体である、請求項 20に記載の方法。 22.オスミウムに触媒されるオレフィンへの不斉付加の方法であって、オレフ ィン、オスミウムーアルカロイド触媒錯体(この錯体はオスミウム含有組成物と アルカロイドもしくはその誘導体とを含んで成る)および有機溶媒;水;および 酸化剤を、オレフィンへの不斉付加が生ずるに適当な条件下で混合することから 成る、方法。 23.オレフィンの不斉ジヒドロキシル化のオスミウムに触媒される方法であっ て、 (a)アルカロイドまたはアルカロイド誘導体、有機溶媒、水および選択された アミンオキシドを混合し、(b)オスミウム含有触媒を、(a)で形成された混 合物に加え、(c)(b)で形成された混合物に、オレフィンの不斉ジヒドロキ シル化が生じるに適当な条件下でオレフィンを徐々に加えること からなる、方法。 24.アルカロイドが、キナ・アルカロイドであり、アミンオキシドが、N−メ チルモルホリンN−オキシドであり、且つオスミウム含有化合物が、四酸化オス ミウムである、請求項23に記載の方法。 25.可溶性カルボン酸塩を加えることを更に含んで成る、請求項24に記載の 方法。 26.可溶性カルボン酸塩が、酢酸テトラアルキルアンモニウムである、請求項 25に記載の方法。 27.オレフィンを有機溶媒に溶解させてから、そのオレフィンを工程(c)で 徐々に加え、ることを更に含んで成る、請求項24に記載の方法。 28.オスミウムに触媒されるオレフィンの不斉ジヒドロキシル化方法であって 、 (a)アルカロイドまたはアルカロイド誘導体、有機溶媒、ホウ酸またはホウ酸 誘導体および選択されたアミンオキシドをを混合し、 (5)オスミウム含有触媒を、(a)で形成された混合物に加え、(c)(5) で形成された混合物に、オレフィンの不斉ジヒドロキシル化が生じるに適当な条 件下でオレフィンを徐々に加えること からなる、方法。 29.アルカロイドが、キナ・アルカロイドであり、アミンオキシドが、N−メ チルモルホリンN−分キシドであり、且つオスミウム含有化合物が、四酸化オス ミウムである、請求項28に記載の方法。 30.オレフィンを有機溶媒に溶解させてから、そのオレフィンを工程(c)で 徐々に加えることを更に含んで成る、請求項28に記載の方法。 31.不斉ジヒドロキシル化したオレフィンの製造のためのオスミウムに触媒さ れる方法であって、 (a)(11)キナ・アルカロイド誘導体、(2)有機溶媒、(3)N−メチル モルホリンN−オキシド、(4)カルボン酸テトラアルキルアンモニウム化合物 、(5)水および(6)四酸化オスミウム触媒を混合して、 (b)(a)で形成された混合物に、オレフィンのジヒドロキシル化が生ずるに 適当な条件下でオレフィンを徐々に加えることから成る、方法。 32.キナ・アルカロイド誘導体が、ジヒドロキニジン誘導体またはジヒドロキ ニン誘導体であり、テトラアルキルアンモニウム化合物が、酢酸テトラエチルア ンモニウムである、請求項31に記載の方法。 33.オレフィンを有機溶媒に溶解させてから、そのオレフィンを工程(b)で 徐々に加えることを更に含んで成る、請求項32に記載の方法。 34.次の群から選択されるアルカロイド誘導体:a.アセチルジヒドロキニジ ン; b.ジメチルカルバモイルジヒドロキニジン;c.ベンゾイルジヒドロキニジン ; d.4−メトキシベンゾイルジヒドロキニジン;e.4−クロロベンゾイルジヒ ドロキニジン;f.2−クロロベンゾイルジヒドロキニジン;g.4−ニトロベ ンゾイルジヒドロキニジン;h.3−クロロベンゾイルジヒドロキニジン;i. 2−メトキシベンゾイルジヒドロキニジン;j.3−メトキシベンゾイルジヒド ロキニジン;k.2−ナフトイルジヒドロキニジン;1.シクロヘキサノイルジ ヒドロキニジン;m.p−フェニルベンゾイルジヒドロキニジン;n.アセチル ジヒドロキニン; o.ジメチルカルバモイルジヒドロキニン;p.ベンゾイルジヒドロキニン; q.4−メトキシベンゾイルジヒドロキニン;r.4−クロロベンゾイルジヒド ロキニン;s.2−クロロベンゾイルジヒドロキニン;t.4−ニトロベンゾイ ルジヒドロキニン;u.3−クロロベンゾイルジヒドロキニン;v.2−メトキ シベンゾイルジヒドロキニン;w.3−メトキシベンゾイルジヒドロキニン;x .2−ナフトイルジヒドロキニン; y.シクロヘキサノイルジヒドロキニン;z.p−フェニルベンゾイルジヒドロ キニン;およびa′.メトキシジヒーロキニジン。 35.式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R′は、 P−クロロベンゾイルであり、Arは、▲数式、化学式、表等があります▼ である)を有するジヒドロキニジンエステル。 36.式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R′は、 p−クロロベンゾイルであり、 Arは、 ▲数式、化学式、表等があります▼ である)を有するジヒドロキニンエステル。 37.四酸化オスミウムおよびアルカロイド誘導体を含んで成るオスミウムーア ルカロイド触媒錯体であって、アルカロイド誘導体が、 a.アセチルジヒドロキニジン; b.ジメチルカルバモイルジヒドロキニジン;c.ベンゾイルジヒドロキニジン ; d.4−メトキシベンゾイルジヒドロキニジン;e.4−クロロベンゾイルジヒ ドロキニジン;f.2−クロロベンゾイルジヒドロキニジン;g.4−ニトロベ ンゾイルジヒドロキニジン;h.3−クロロベンゾイルジヒドロキニジン;i. 2−メトキシベンゾイルシンヒドロキニジン;j.3−メトキシベソゾイルジヒ ざロキニジン;k.2−ナフトイルジヒドロキニジン;l.シクロヘキサノイル ジヒドロキニジン;m.p−フェニルベンソイルジヒドロキニジン;n.アセチ ルジヒドロキニン, o.ジメチルカノレバモイルゾヒドロキニン;p.ベンゾイルジヒドロキニン q.4−メトキシベンゾイノレジヒジロキニン;r.4−クロロベンゾイノレジ ヒドロキニン;s.2−クロロベンゾイノレジヒドロキニン;t.4−ニトロベ ンゾイルジヒドロキニン;u.3−クロロベンゾイルジヒドロキニン;v.2− メトキシベンソイルジヒドボロキニン;w.3−メトキシベンゾイルジヒドロキ ニン;x.2−ナフトイルジヒドロキニン; y.シクロヘキサノイルジヒドロキニン;z.P−フェニルベンゾイルジヒドロ キニン;およびa′.メトキシジドロキニジン。 から成る群から選択されるもの。 38.式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R′は、P−クロロベンゾイルであり、Arは、▲数式、化学式、表等 があります▼ である)を有するオスミウムージヒドロキニジンエステル錯体。 39.式: ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R′は、 P−クロロベンゾイルであり、 Arは、 ▲数式、化学式、表等があります▼ である)を有するオスミウムージヒドロキニソエステル錯体。 40.オレフィンの不斉ジヒドロキシル化の際に形成されるトリオキングリコー ル酸オスミウム〔VIII)錯体であって、式:▲数式、化学式、表等がありま す▼ (式中、 Lは、キラル配位子であり・R1・R2・R3およびR4は〜オレフィンに帽当 する有機官能性基である)を有するもの。 41.キラル配位子が、キナ・アルカロイド誘導体である、討求項40に記載の 措体。 42.キナアルカロイド誘導体が、 a.アセチルジヒドロキニジン; b.ジメチルカルバモイルジヒドロキニジン;c.ベンソイルジヒドロキニジン ; d.4−メトキシベンゾイルジヒドロキニジン;e.4−クロロベンゾイルジヒ ドロキニジン;f.2−クロロベンゾイルジヒドロキニジン;g.4−ニトロベ ンゾイルジヒドロキニジン;h.3−クロロベンゾイルジヒドロキニジン;i. 2−メトキシベンゾイルジヒドロキニジン;j.3−メトキシベンゾイルジヒド ロキニジン;k.2−ナフトイルジヒドロキニジン;l.シクロヘキサノイルジ ヒドロキニジン;m.P−フェニルベンゾイルジヒドロキニジン;n.アセチル ジヒドロキニン; o.ジメチルカルバモイルジヒドロキニン;P.ベンゾイルジヒドロキニン; q.4−メトキシベンゾイルジヒドロキニン;r.4−クロロベンゾイルジヒド ロキニン;s.2−クロロベンゾイルジヒドロキニン;t.4−ニトロベンゾイ ルジヒドロキニン;u.3−クロロベンゾイルジヒドロキニン;v.2−メトキ シベンゾイルジヒドロキニン;w.3−メトキシベンゾイルジヒドロキニン;x .2−ナフトイルジヒドロキニン; y.シクロヘキサノイルジヒドロキニン;z.P−フェニルベンゾイルジヒドロ キニン;およびa′.メトキシジヒドロキニジン。 から成る群から選択される、請求項41に記載の錯体。
JP50181489A 1988-01-11 1989-01-10 配位子に促進された触媒不斉ジヒドロキシル化 Expired - Lifetime JP3153540B2 (ja)

Applications Claiming Priority (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US142,692 1980-05-05
US14269288A 1988-01-11 1988-01-11
US07/159,068 US4871855A (en) 1988-01-11 1988-02-23 Ligand-accelerated catalytic asymmetric dihydroxylation using dihydroquinidine and dihydroquinidine esters as ligands
US07/250,378 US4965364A (en) 1988-02-23 1988-09-28 Ligand-accelerated catalytic asymmetric dihydroxylation
US250,378 1988-09-28
US159,068 1988-09-28

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000335775A Division JP2001192383A (ja) 1988-01-11 2000-11-02 配位子に促進された触媒不斉ジヒドロキシル化

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03503885A true JPH03503885A (ja) 1991-08-29
JP3153540B2 JP3153540B2 (ja) 2001-04-09

Family

ID=27385846

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50181489A Expired - Lifetime JP3153540B2 (ja) 1988-01-11 1989-01-10 配位子に促進された触媒不斉ジヒドロキシル化
JP2000335775A Ceased JP2001192383A (ja) 1988-01-11 2000-11-02 配位子に促進された触媒不斉ジヒドロキシル化

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000335775A Ceased JP2001192383A (ja) 1988-01-11 2000-11-02 配位子に促進された触媒不斉ジヒドロキシル化

Country Status (6)

Country Link
EP (2) EP0395729B1 (ja)
JP (2) JP3153540B2 (ja)
AT (2) ATE128449T1 (ja)
CA (1) CA1338314C (ja)
DE (2) DE68924418T2 (ja)
WO (1) WO1989006225A1 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5260461A (en) * 1988-01-11 1993-11-09 Massachusetts Institute Of Technology Ligands for ADH: cinchona alkaloids and moderately sized organic substituents linked through a planar aromatic spacer group
US5126494A (en) * 1988-01-11 1992-06-30 Massachusetts Institute Of Technology Methods for catalytic asymmetric dihydroxylation of olefins
US5516929A (en) * 1988-01-11 1996-05-14 Massachusetts Institute Of Technology Method for catalytic asymmetric dihydroxylation of olefins using heterocyclic chiral ligands
US5227543A (en) * 1988-01-11 1993-07-13 Massachusetts Institute Of Technology Facilitation of turnover in the ADH by additives which catalyze the hydrolysis of the OS(VI) glycolate esters
EP0543969A1 (en) * 1991-05-13 1993-06-02 Massachusetts Institute Of Technology Heterocyclic chiral ligands and method for catalytic asymmetric dihydroxylation of olefins
US5491237A (en) 1994-05-03 1996-02-13 Glaxo Wellcome Inc. Intermediates in pharmaceutical camptothecin preparation
US6559309B2 (en) 1996-11-01 2003-05-06 Osi Pharmaceuticals, Inc. Preparation of a camptothecin derivative by intramolecular cyclisation
WO1998027051A2 (en) * 1996-12-18 1998-06-25 The Scripps Research Institute Catalytic asymmetric amidohydroxylation of olefins with n-halo carboxamides
AU3818900A (en) * 1999-04-14 2000-11-02 F. Hoffmann-La Roche Ag Process for the preparation of substituted piperidines
DE19920039A1 (de) 1999-04-25 2000-10-26 Bayer Ag Verfahren zur asymmetrischen Dihydroxylierung von Olefinen mittels Osmium-Katalysatoren
WO2011159177A1 (en) 2010-06-18 2011-12-22 Industrial Research Limited Improved aminohydroxylation of alkenes
WO2012092512A2 (en) * 2010-12-31 2012-07-05 California Institute Of Technology Catalytic anti-markovnikov oxidation and hydration of olefins
CN102531911B (zh) * 2011-12-22 2016-02-17 浙江工业大学 手性二环类化合物及其不对称合成方法
WO2019165350A1 (en) 2018-02-26 2019-08-29 Bischof Steven M Normal alpha olefin synthesis using dehydroformylation or dehydroxymethylation
US11123723B2 (en) 2018-02-26 2021-09-21 The Regents Of The University Of California Oxidative dehydroxymethylation of alcohols to produce olefins
EP3546447A1 (en) * 2018-03-29 2019-10-02 Heidelberg Pharma GmbH Synthesis of (2s,3r,4r)-4,5-dihydroxyisoleucine and derivatives

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
J AM CHEM SOC *

Also Published As

Publication number Publication date
WO1989006225A1 (en) 1989-07-13
CA1338314C (en) 1996-05-07
DE68924418D1 (de) 1995-11-02
JP2001192383A (ja) 2001-07-17
ATE178578T1 (de) 1999-04-15
DE68924418T2 (de) 1996-03-28
DE68928969D1 (de) 1999-05-12
EP0395729B1 (en) 1995-09-27
DE68928969T2 (de) 1999-12-16
ATE128449T1 (de) 1995-10-15
JP3153540B2 (ja) 2001-04-09
EP0658532A1 (en) 1995-06-21
EP0395729A1 (en) 1990-11-07
EP0658532B1 (en) 1999-04-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03503885A (ja) 配位子に促進された触媒不斉ジヒドロキシル化
US5126494A (en) Methods for catalytic asymmetric dihydroxylation of olefins
US4965364A (en) Ligand-accelerated catalytic asymmetric dihydroxylation
JP3982829B2 (ja) 不整ジヒドロキシル化のための新規リガンド:中心複素環状コアに結合した多重シンコナアルカロイド単位
US4871855A (en) Ligand-accelerated catalytic asymmetric dihydroxylation using dihydroquinidine and dihydroquinidine esters as ligands
US5227543A (en) Facilitation of turnover in the ADH by additives which catalyze the hydrolysis of the OS(VI) glycolate esters
CA2060787A1 (en) Production of bisphenol monoester
US5516929A (en) Method for catalytic asymmetric dihydroxylation of olefins using heterocyclic chiral ligands
ES2249830T3 (es) Procedidmientos y productos intermedios para preparar estereoisomeros de piperidinas 2-sustituidas.
JP3924282B2 (ja) オレフィン類の接触非対称性ジヒドロキシル化方法
KR101130818B1 (ko) 이작용성 비스 신코나 알칼로이드 티오우레아 유기 키랄 촉매 화합물을 이용한 아즈락톤으로부터의 키랄 아미노산 제조방법
Sidorowicz et al. Easy access to 9-epimers of Cinchona alkaloids: one-pot inversion by Mitsunobu esterification-saponification
JPH10245369A (ja) セリン誘導体の製造方法
TWI225480B (en) Process for producing t-butyl esters of bridged-ring polycarboxylic acids
US5801247A (en) Process for the enantioselective synthesis of hydroxypyrrolidines from amino acids and products thereof
JP4484897B2 (ja) アミノアルコール誘導体の製造方法
JPH1045689A (ja) Rs−,r−又はs−1−ベンジルアミノ−3−フェノキシ−2−プロパノールの製造方法
JPH0552837B2 (ja)
Mitchell The Directed Dihydroxylation of Homoallylic Trichloroacetamides and Trifluoroacetamides
JPS63192746A (ja) 3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウム・ジアセチル酒石酸塩及びその製造方法
JPS61277673A (ja) 新規チアゾリジン誘導体
JP2004262811A (ja) 光学活性なラクトールの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090126

Year of fee payment: 8

EXPY Cancellation because of completion of term