JPS63192746A - 3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウム・ジアセチル酒石酸塩及びその製造方法 - Google Patents

3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウム・ジアセチル酒石酸塩及びその製造方法

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JPS63192746A
JPS63192746A JP2481887A JP2481887A JPS63192746A JP S63192746 A JPS63192746 A JP S63192746A JP 2481887 A JP2481887 A JP 2481887A JP 2481887 A JP2481887 A JP 2481887A JP S63192746 A JPS63192746 A JP S63192746A
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cyano
hydroxypropyltrimethylammonium
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tartaric acid
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JP2481887A
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Masatsune Kurono
昌庸 黒野
Hitoshi Noda
倫 野田
Katsuhiro Hayashi
勝廣 林
Kunio Yagi
國夫 八木
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BITAMIN KENKYUSHO KK
Original Assignee
BITAMIN KENKYUSHO KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルト
リメチルアンモニウム・ジアセチル酒石酸塩及びその製
造方法に係る。本発明による塩は医薬特に心疾患、高脂
血症等の治療剤として有用なし一力ルニチン合成用の中
間体として利用することができる。
〔従来の技術〕
従来、カルニチンの臨床応用にはり、L−カルニチン(
ラセミ体)が用いられてきたが最近ではラセミ体として
でなくL−カルニチンのみを用いる方が、より効果的で
あることが明らかにされ、治療剤としてのし一カルニチ
ンの重要性が注目されてきている。
従来知られている一般的なり、L−カルニチンの合成法
として、先ずく±)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロ
ピルトリメチルアンモニウム塩(−船名=D、L−カル
ニチンニトリル塩)を合成し、これを加水分解してり、
L−力ルニチンとする方法がある。DまたはL−カルニ
チンを得るには、上記合成経路のある段階で光学分割す
ることが必要である。そのうち、D、L−カルニチンニ
トリルの段階での分割方法としては、次のものが知られ
ている。
1、分割剤としてD−酒石酸または、ジベンゾイル−D
−酒石酸を用いる方法(綾田等「日本薬学雑誌」第81
巻、第778頁、昭和36年)、2、  D−ショウノ
ウ−10−スルホン酸およびジベンゾイル−D−酒石酸
を順次用いる方法(E。
5track等rZ、 Physiol、 Chew、
 J第318巻、第129頁(1960年)〕、 3、  L−ショウノウ−10−スルホン酸を用いた方
法(特公昭40−3891公報)、4、D、L−カルニ
チンニトリル・シュウ酸塩の優先晶出法による分割法(
フランス国特許出願公開第2529545号公報)。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記公知の方法のうちで、光学活性な分割剤を用いてジ
アステレオマー塩として光学分割を行っている方法では
、いずれも分割剤が高価であり、また光学分割の効率も
工業的規模の生産に見合うには至っていない。また、上
記の優先晶出法の場合には1回の晶出操作で得られる結
晶の割合が少なく、晶出操作の工程が煩雑となる点に問
題がある。
従って、本発明が解決しようとする問題点は、光学活性
カルニチンを廉価に且つ工業的規模で製造することを可
能にする、その中間体及び該中間体の製法を提供するこ
とにある。
C問題点を解決する手段及び作用〕 本発明の一観点によれば、上記の問題点は3−シアノ−
2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウム・ジア
セチル酒石酸塩(以下単に「カルニチンニトリル・ジア
セチル酒石酸塩」と称する)により解決される。
本発明方法の内で簡便な方法によれば、カルニチンニト
リル・ジアセチル酒石酸塩は、水酸化3−ジアツー2−
ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウム(以下単に
[水酸化カルニチンニトリル」と称する)と光学活性な
ジアセチル酒石酸を溶媒中で混合し、その溶液を濃縮乾
固することにより製造することができる。この場合に水
酸化カルニチンニトリルの水溶液に光学活性なジアセチ
ル酒石酸を等モル量添加し混合して得られた水溶液を濃
縮乾固させることも、或いは水酸化カルニチンニトリル
の水溶液と等モル量のジアセチル酒石酸無水物を含有す
る水溶液とを混合し、次いでこの混合水溶液を濃縮乾固
させることもできる。
尚、水酸化カルニチンニトリルの水溶液は、安価なカル
ニチンニトリル塩(例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸等と
の塩)を強塩基性陰イオン交換樹脂(OH型)のカラム
に通すことにより容易に調製することができる。
上記の方法に用いられる光学活性なジアセチル酒石酸と
しては(−)−ジアセチル−L−酒石酸と(+)−ジア
セチル−D−酒石酸とがあり、これらの化合物はL−(
+)−酒石酸又はD−(−)−酒石酸と無水酢酸とを酸
触媒下で反応させてジアセチル−し−酒石酸無水物又は
ジアセチル−〇−酒石酸無水物となし、次いで水等によ
り加水分解させることにより好収率で得ることができる
CF、D、 Chattaway等rJ、 Ches+
、 Soc、 J第123巻第663頁(1923年)
 、P、 C,Au5tin等rJ。
Cheae、 5ocJ第127巻、第1933頁(1
925年)〕。
本発明方法の内の第2方法によれば、光学活性なカルニ
チンニトリル・ジアセチル酒石酸塩は、水酸化り、 L
−カルニチンニトリルと光学活性なジアセチル酒石酸と
のジアステレオマー塩を再結晶溶媒中で分別結晶させる
ことにより製造することができる。この場合に光学分割
剤である上記のジアセチル酒石酸として(−)−ジアセ
チル−L−酒石酸を用いればL−力ルニチンニトリル・
ジアセチル酒石酸塩が得られ、又(+)−ジアセチル−
D−酒石酸を用いればD−カルニチンニトリル・ジアセ
チル酒石酸塩が得られる。この第2方法に用いられるり
、  L−カルニチンニトリル・ジアセチル酒石酸塩は
既述の第1方法により容易に製造することができる。
分別再結晶に用いられる溶媒としては水、及びアルコー
ル類例えばメタノール、エタノール、プロパツール、イ
ソプロパツール、2−メトキシエタノール等を挙げるこ
とができるが、これらの溶媒を適当な割合で混合した溶
媒でも可能である。
更には、これらの極性溶媒と他の極性の低い溶媒例えば
、エーテル類、クロロホルム、アセトン、酢酸エチル、
ベンゼン等の芳香族炭化水素系溶媒、ヘキサン等の脂肪
族炭化水素系溶媒との混合溶媒も用いることができる。
これらの内でメタノール又はメタノールと他の溶媒との
適当な割合での混合溶媒が殊に好ましい。
分別再結晶の温度操作では、用いる溶媒の沸点付近の温
度で溶解させその後冷却して結晶を晶出させることが可
能であるが、高温で操作する場合再結晶母液中において
分割剤であるジアセチル酒石酸のアセチル基が一部加水
分解する場合があるので、50℃以下の温和な条件ズの
操作が好ましい。
得られたカルニチンニトリル・ジアセチル酒石酸塩から
カルニチンニトリルとジアセチル酒石酸塩への分離は、
この塩の水溶液を強酸性陽イオン交換樹脂(H型)のカ
ラムに通してジアセチル酒石酸を回収し、さらにこのイ
オン交換樹脂から塩酸等の酸によってカルニチンニトリ
ルを溶出させる操作により容易に行うことができる。ま
た、強塩基性陰イオン交換樹脂等の利用や、強酸による
分離も可能である。
尚、本発明により製造されたカルニチンニトリル・ジア
セチル酒石酸塩は、前述のイオン交換樹脂を用いた方法
によりカルニチンニトリルの他の塩(例えば、塩酸塩等
)に容易に変換され、これを下式に示した特開昭59−
199666に記載の方法によって高収率でカルニチン
の塩に変換できる。
塩酸塩 〔発明の効果〕 本発明によれば医薬品として有用なし一力ルニチンの合
成用中間体が提供され、また本発明方法によればこの中
間体が、天然物由来であって廉価な光学活性ジアセチル
酒石酸を光学分割剤として用いることにより得られ、且
っ晶出操作が2工程に簡素化されるので、その製造コス
トを低減することができる。
〔実施例等〕
次に、製造例及び参考例に関連して本発明を更に詳細に
説明する。
11ピ生1 (±)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチ
ルアンモニウム・ (−)−ジアセチル−L−酒石酸塩
の製造 (±)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチ
ルアンモニウムクロライド18.9 g(106ミリモ
ル)を強塩基性陰イオン交換樹脂(OH型)(318ミ
リモル交換容量)のカラムに通し、その流出液に(−)
−ジアセチル−L−酒石酸24.9g(106ミリモル
)を加える(p)l =2.2)。この水溶液を濃縮乾
固することにより、40.5g(収率101%)の(±
)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルア
ンモニウム・ (=)−ジアセチル−L−酒石酸塩が得
られる。この塩は下記の諸物性を有する。
融点 140−141℃(分解)、〔α〕。=−13,
3゜(cm5.5.HzO) 、IR(KBr):32
40,1690.1220cm−’、’H−NMR90
Mc(DzO)  δppm: 5.53(2H,s)
 、4.70(IH,m)、3.58(IH,dd) 
、3.50(1B、dd) 、3.25(911゜S)
、2.87(Hl、dd) 、2.81(IH,dd)
 、2.19(6H,s)l1已生1 (−)−ジアセチル−L−酒石酸無水物を用いたく±)
−3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアン
モニウム・ (−)−ジアセチル−L−酒石酸塩の製造 (−)−ジアセチル−L−酒石酸無水物2.00g(9
,26ミリモル)を蒸留水30mj!に室温で溶解させ
る。この水溶液に、製造例1と同様な方法で調製した水
酸化(±)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリ
メチルアンモニウム水溶液(9,26ミリモル当量)を
加え(pH−2,2) 、濃縮乾固することにより、3
.57g(収率102%)の(±)−3−シアノ−2−
ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウム・ (−)
−ジアセチル−L−酒石酸塩が得られる。この塩の比施
光度は(α) 、 =−13,3°(c=5.5.Hz
O)であった。
製造炭ユ (−)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチ
ルアンモニウム・ (−)−ジアセチル−L−酒石酸塩
の製造 (−)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチ
ルアンモニウムクロライド2.50 g[14,0ミリ
モル)を強塩基性陰イオン交換樹脂(OH型)(42,
0ミリモル交換容量)のカラムに通し、その流出液に(
−)−ジアセチル−L−酒石酸3.27g(14,0ミ
リモル)を加える(pH=2.2)、この水溶液を濃縮
乾固することにより、5.39g(収率102%)の(
−)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチル
アンモニウム・ (−)−ジアセチル−L−酒石酸塩を
得る。
さらにこの粗結晶を70%2−メトキシエタノール水溶
液で再結晶することにより3.00 gの結晶が得られ
る。この結晶は下記の諸物性を有する。
融点 150℃(分解)、〔α〕。=−26,6°(c
=3.6.H2O)、IR(KBr):3260.17
00.1225cm−’、′II−NMR90Mc(I
hO)  δppm: 5.55(2H,s) 、4.
68(IH,n+)、3.57(1)1.dd) 、3
.50(IH,dd) 、3.25(9H,s)、2.
87(IH,dd) 、2.81(IH,dd) 、2
.19(6H,s)l遣■± (+)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチ
ルアンモニウム・ (−)−ジアセチル−L−酒石酸塩
の製造 (+)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチ
ルアンモニウムクロライド9.49 g(53,1ミリ
モル)を強塩基性陰イオン交換樹脂(OH型)  (1
59ミリモル交換容量)のカラムに通し、その流出液に
(−)−ジアセチル−L−酒石酸12.4g(53,1
ミリモル)を加える(pH−2,2)。この水溶液を濃
縮乾固することにより、20.1g(収率100%)の
(+)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチ
ルアンモニウム・ (−)−ジアセチル−L−酒石酸塩
を得る。
さらにこの粗結晶をメタノールで再結晶することにより
15.9 gの結晶が得られる。この結晶は下記の諸物
性を有する。
融点 144℃(分解)、(α) 、 =−0,5°(
c=2、6. HzO)、IR(KBr):3250.
1700.1210cm−’、ll−NMR90Mc(
IhO)  δppm: 5.53(2H,s) 、4
.70(IH,m)、3.57(IH,dd) 、3.
50<LH,dd) 、3.25(9H,s)、2.8
7(IH,dd) 、2.81(IH,dd) 、2.
19(6H,5)111生i (±)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチ
ルアンモニウム・ (−)−ジアセチル−L−酒石酸塩
のメタノールによる分別再結晶製造例1の方法で得た(
±)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチル
アンモニウム・(−)−ジアセチル−L−酒石酸塩3.
 OOg(7,97ミリモル)を22.5mj7のメタ
ノールに50℃で加熱溶解し、その後(−)−3−シア
ノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウム・
 (−)−ジアセチル−L−酒石酸塩の結晶を接種して
分別再結晶を行う。晶出する結晶を濾別してメタノール
1lllで洗浄後、減圧乾燥させ、1、08 gの結晶
を得る。この結晶の比施光度はC(XJ o −24,
7°(c=2.5.HzO)であった。
袈盈■亙 (±)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチ
ルアンモニウム・ (−)−ジアセチル−L−酒石酸塩
のメタノールによる分別再結晶(±)−3−シアノ−2
−ヒドロキシプロビルトリメチルアンモニウム・ (−
)−ジアセチル−L−酒石酸塩10.0g(26,6ミ
リモル)を22.3IIlのメタノールに75℃の湯浴
中で加熱溶解し、その後(−)−3−シアノ−2−ヒド
ロキシプロピルトリメチルアンモニウム・ (−)−ジ
アセチル−L−酒石酸塩の結晶を接種して分別再結晶を
行う。晶出する結晶を濾別してメタノール2 tall
で洗浄後、減圧乾燥させ、3.83 gの結晶を得る。
この結晶の比施光度は〔α〕。=−24,8°(c=2
.3゜H2O)。
上記で得られる結晶3.55gを26.2II11のメ
タノールに75℃の湯浴中で加熱溶解し、その後(−)
−3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアン
モニウム・ (−)−ジアセチル−L−酒石酸塩の結晶
を接種して分別再結晶を行う。
晶出する結晶を濾葉し、メタノール1 valで洗浄後
、減圧乾燥させ、2.63 gの結晶を得る。この結晶
の比施光度はCCX〕n =−26,6°(cm2.8
.HzO)であった。
製造例7 (±)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチ
ルアンモニウム・ (−)−ジアセチル−L−酒石酸塩
の90%メタノール−10%エタノール溶液による分別
再結晶 (±)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチ
ルアンモニウム・ (−)−ジアセチル−L−酒石酸塩
3.00 g (7,97ミリモル)を90%メタノー
ル−1O%エタノール溶液35+wj!に50℃で加熱
溶解し、その後(−)−3−シアノ−2−ヒドロキシプ
ロピルトリメチルアンモニウム・ (−)−ジアセチル
−L−酒石酸塩の結晶を接種して分別再結晶を行う。晶
出する結晶を濾葉し、メタノール1 mlで洗浄後、減
圧乾燥させ、1.09gの結晶を得る。この結晶の比施
光度は(α) o =  24.9°(C=2.4.H
2O)であった。
1遺桝l (±)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチ
ルアンモニウム・ (−)−ジアセチル−L−酒石酸塩
の80%メタノール−20%2−メトキシエタノール溶
液による分別再結晶(±)−3−シアノ−2−ヒドロキ
シプロピルトリメチルアンモニウム・ (=)−ジアセ
チル−L−酒石酸塩3.00 g (7,97ミリモル
)を80%メタノール−20%2−メトキシエタノール
溶液25m!!に50℃で加熱溶解し、その後(−)−
3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモ
ニウム・ (−)−ジアセチル−L−酒石酸塩の結晶を
接種して分別再結晶を行う。晶出する結晶を濾葉し、メ
タノールll1llで洗浄後、減圧乾燥させ、1.06
gの結晶を得る。この結晶の比施光度は(α〕o = 
 25.5°(c=2.6.8zO)であった。
、製産±度 (±)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチ
ルアンモニウム・ (=)−ジアセチル−L−酒石酸塩
の80%メタノール−20%アセトン溶液による分別再
結晶 (±)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチ
ルアンモニウム・ (−)−ジアセチル−L−酒石酸塩
3.00 g (7,97ミリモル)を80%メタノー
ル−20%アセトン溶液30n+j’に50℃で加熱溶
解し、その後(−)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロ
ピルトリメチルアンモニウム・ (−)−ジアセチル−
L−酒石酸塩の結晶を接種して分別再結晶を行う。晶出
する結晶を濾葉し、メタノール1 ralで洗浄後、減
圧乾燥させ、1.03gの結晶を得る。この結晶の比施
光度は〔α)D=25.4°(c=2.3.H!0)で
あった。
薯遺桝上皇 (±)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチ
ルアンモニウム・ (−)−ジアセチル−L−酒石酸塩
の80%メタノール−20%2−プロパツール溶液によ
る分別再結晶 (±)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチ
ルアンモニウム・ (−)−ジアセチル−L−酒石酸塩
3.00 g (7,97ミリモル)を80%メタノー
ル−20%2−プロパツール:IwIlに50℃で加熱
溶解し、その後(−)−3−シアノ−2−ヒドロキシプ
ロピルトリメチルアンモニウム・ (−)−ジアセチル
−L−酒石酸塩の結晶を接種して分別再結晶を行う、晶
出する結晶を濾葉し、メタノール1 mlで洗浄後、減
圧乾燥させ、1.37gの結晶を得る。この結晶の比施
光度は〔α) o =  22.0°(c=3.5.H
zO)であった。
1考勇 (−)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチ
ルアンモニウムクロライドの製造製造例6で得た(−)
−3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアン
モニウム・ (−)−ジアセチル−L−酒石酸塩2.0
0 g (5,31ミリモル)を強塩基性陰イオン交換
樹脂(OH型)(16,0ミリモル交換容量)のカラム
に通し、その流出液に1規定塩酸水溶液を加えて中和す
る(pH= 7.0 ”)。この水溶液を濃縮乾固する
ことにより、0.940 g (収率99.6%)の(
−)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチル
アンモニウムクロライドが得られる。この塩の比施光度
は〔α) 、 =−26,1°(cm3.4.HzO)
であって文献値は〔αID−=  26.2°(R20
)、”(E、 5track。
1、 Lorenz; rZ、 Physiol、 C
hem、J第318巻、第129頁(1960年)]で
ある。この塩のLH−NMR値は1H−NMR90Mc
 (Dad)δPpm: 4−66 (IL m)、3
.57(IH,dd)、3.51 (IH,dd)、3
.26 (9H,s)、2.88(IH,dd)、2.
82 (IH,dd)であった。
い、;・、゛ 手続補正書(自発) 昭和63年1月20日

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチル
    アンモニウム・ジアセチル酒石酸塩。
  2. (2)3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチル
    アンモニウム・ジアセチル酒石酸塩がa)(±)−3−
    シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニウ
    ム・(−)−ジアセチル−L−酒石酸塩 b)(−)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリ
    メチルアンモニウム・(−)−ジアセチル−L−酒石酸
    塩 c)(+)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリ
    メチルアンモニウム・(−)−ジアセチル−L−酒石酸
    塩 から選択されたものであることを特徴とする、特許請求
    の範囲第1項に記載の塩。
  3. (3)水酸化(±)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロ
    ピルトリメチルアンモニウムと、光学活性なジアセチル
    酒石酸とのジアステレオマー塩を再結晶溶媒中で分別再
    結晶することにより、光学活性な(+)または(−)−
    3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモ
    ニウムのジアセチル酒石酸塩を晶出させることを特徴と
    する、3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチル
    アンモニウム・ジアセチル酒石酸塩を製造する方法。
  4. (4)光学活性なジアセチル酒石酸が(−)−ジアセチ
    ル−L−酒石酸または(+)−ジアセチル−D−酒石酸
    であることを特徴とする、特許請求の範囲第3項に記載
    の方法。
  5. (5)水酸化(±)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロ
    ピルトリメチルアンモニウムと(−)−ジアセチル−L
    −酒石酸との塩を再結晶溶媒中で分別再結晶することに
    より(−)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリ
    メチルアンモニウム・(−)−ジアセチル−L−酒石酸
    塩を晶出させることを特徴とする、特許請求の範囲第3
    または第4項に記載の方法。
  6. (6)水酸化(±)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロ
    ピルトリメチルアンモニウムと(+)−ジアセチル−D
    −酒石酸との塩を再結晶溶媒中で分別再結晶することに
    より(+)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリ
    メチルアンモニウム・(+)−ジアセチル−D−酒石酸
    塩を晶出させることを特徴とする、特許請求の範囲第3
    または第4項に記載の方法。
  7. (7)水酸化3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリ
    メチルアンモニウムと、光学活性なジアセチル酒石酸を
    溶媒中で混合し、その溶液を濃縮乾固させることを特徴
    とする、3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチ
    ルアンモニウム・ジアセチル酒石酸塩を製造する方法。
  8. (8)光学活性なジアセチル酒石酸が(−)−ジアセチ
    ル−L−酒石酸または(+)−ジアセチル−D−酒石酸
    であることを特徴とする、特許請求の範囲第7項に記載
    の方法。
  9. (9)水酸化(±)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロ
    ピルトリメチルアンモニウムと(−)−ジアセチル−L
    −酒石酸を溶媒中で混合し、その溶液を濃縮乾固させて
    (±)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメチ
    ルアンモニウム・(−)−ジアセチル−L−酒石酸塩と
    なすことを特徴とする、特許請求の範囲第7または第8
    項に記載の方法。
  10. (10)水酸化(−)−3−シアノ−2−ヒドロキシプ
    ロピルトリメチルアンモニウムと(−)−ジアセチル−
    L−酒石酸を溶媒中で混合し、その溶液を濃縮乾固させ
    て(−)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメ
    チルアンモニウム・(−)−ジアセチル−L−酒石酸塩
    となすことを特徴とする、特許請求の範囲第7または第
    8項に記載の方法。
  11. (11)水酸化(+)−3−シアノ−2−ヒドロキシプ
    ロピルトリメチルアンモニウムと(−)−ジアセチル−
    L−酒石酸を溶媒中で混合し、その溶液を濃縮乾固させ
    て(+)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメ
    チルアンモニウム・(−)−ジアセチル−L−酒石酸塩
    となすことを特徴とする、特許請求の範囲第7または第
    8項に記載の方法。
  12. (12)水酸化(±)−3−シアノ−2−ヒドロキシプ
    ロピルトリメチルアンモニウムと(+)−ジアセチル−
    D−酒石酸を溶媒中で混合し、その溶液を濃縮乾固させ
    て(±)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメ
    チルアンモニウム・(+)−ジアセチル−D−酒石酸塩
    となすことを特徴とする、特許請求の範囲第7または第
    8項に記載の方法。
  13. (13)水酸化(+)−3−シアノ−2−ヒドロキシプ
    ロピルトリメチルアンモニウムと(+)−ジアセチル−
    D−酒石酸を溶媒中で混合し、その溶液を濃縮乾固させ
    て(+)−3−シアノ−2−ヒドロキシプロピルトリメ
    チルアンモニウム・(+)−ジアセチル−D−酒石酸塩
    となすことを特徴とする、特許請求の範囲第7または第
    8項に記載の方法。
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