JPH03503884A - 非常に長鎖のアルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメート類を含有する燃料組成物及び潤滑油組成物 - Google Patents

非常に長鎖のアルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメート類を含有する燃料組成物及び潤滑油組成物

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(1)技術分野 炭化水素燃料には本質的に沈澱切形成性の物質が非常に多く存在する。これらの 物質は内燃エンジン中で使用すると、燃料が接触する千ンジンの圧縮部分の上又 はその回りに沈澱を形成しやすい。沈澱物の形成によりしばしば影響を受け、そ してときに重大な影響を受ける代表的な場所は気化器の出入口、スロットル部分 、ベンチュリー、エンジンの吸気弁などである。 沈澱物は乗り物の性能に悪影響を与える。例えば気化器、スロットル部分及びベ ンチュリー上の沈澱物は燃焼室に入る混合気の燃料対空気の比率を増加させ燃焼 室から排出される未燃焼の炭化水素と一酸化炭素の量を増加させる。この高い燃 料−空気比はまた乗り物の燃費を低下させる。 一方、エンジンの吸気弁士に沈澱物がたくさんたまると、燃焼室への混合気の流 入が制限される。このためエンジン中の空気と燃料が不足し、パワーが落ちる。 弁上の沈澱物は燃焼しまた弁が正しく収まらないようにするため、弁が故障する 確率が増加する。さらにこれらの沈グ、エンジンヘッドなどに機械的損傷を与え やすくなる。 燃料に活性洗浄剤を導入することにより、これらの沈澱物の形成を阻止すること ができる。これらの洗浄剤は、沈澱物のたまりやすい場所から有害な沈澱物を除 去し、エンジンの性能と寿命をのばすように働く。程度は異なるがこの作用をす る非常に多くの洗浄剤型のガソリンの添加物が、現在入手可能である。 このような洗浄剤型のガソリンの添加物の使用を複雑にしている要因が2つある 。まず第一に無鉛ガソリン(排ガスを減少させるために使用する触媒コンバータ ーが使えなくなるのを防ぐ)の使用が必要な自動車エンジンでは、ノッキングと 、それと同時にノッキングが引き起こす障害を防ぐためのオクタン量が充分多い ガソリンを供給することは困難であることがわかった。その大きな問題は市販の ガソリンにより形成される沈澱物が引き起こすオクタン要求量の増加(ここでは rORIJと呼ぶ)の程度である。 ORI問題の基本は以下の如くである:各エンジンは新品のときノック音やノッ キングなしに作動させるためには、ある一定の最少量のオクタン燃料が必要なこ とである。あるガソリンでエンジンを運転しているとこの最少オクタン量が上昇 し、同じ燃料で長期間運転していると多くの場合ある平衡に達する。これは明ら かに燃焼室の沈澱物の量により引き起こされる。典型的には5,000から15 ,000マイル自動車を運転するとこの平衡に達する。 市販のガソリンを使用している特定のエンジンのオクタン要求量の増加は、ガソ リンの組成、エンジンの設計そして運転の仕方などにより変わり、平衡状態で5 から6オクタン単位から12又は15単位まで変化する。従って問題の深刻さは 明らかである。研究オクタン要求量が85の典型的な新品の自動車は、数カ月の 運転後には正常な運転のために97単位の研究オクタンが必要であるが、このオ クタン価のガソリンはほとんど入手できない。このORI問題は鉛含有燃料で運 転するエンジンにもある程度存在する。米国特許第3,144.311号;3. 146,203号;及び4,247,301号では、ORI性が減少した鉛含有 燃料組成物が開示されている。 無鉛ガソリンのオクタン価を上昇させる最も一般的なという事実により、このO RI問題はより複雑になる。 しかしこれは最終的にはオクタン要求量をさらに増加させる。さらに現在一般的 に使用されている、沈澱物調節添加物として用いられる窒素含有化合物や鉱物油 又はポリマー担体のいくつかは、無鉛燃料を使用するエンジンのORIの発生に 有意に寄与している。 従ってそれ自身が最終的にこの問題を引き起こすことなく、エンジンの吸気系の 沈澱物を有効に調節する沈澱物調節添加物を供給することは特に好ましい。 この点において市販のハイドロカルビルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバ メートは、燃焼室の沈澱物を調節しORIを最小限にする優れた燃料添加物であ る02つ目の複雑な要因は燃料添加物の潤滑油との混和性に関する。燃料添加物 はガソリンより沸点が高いために、エンジンの燃焼室の表面に蓄積しやすい。こ の添加物は「ブローバイJ  (blow−by )プロセス及び/又はシリン ダー璧/ピストンリング「ワイプダウンJ  (wipe−down )により 、最終的にはエンジンのクランク室に入る。ある場合には25%−30%もの非 揮発性燃料成分(即ち燃料添加物を含む)が潤滑油中に蓄積する。いくつかのエ ンジンのドレーン(drain )間隔は7,500マイル又はそれ以上である から、この間にこのような添加物は潤滑油中−に多量に蓄積する。燃料添加物が 充分な潤滑油混和性を有していない場合は、このような油−非混和性燃料添加物 の蓄積はクランク室沈澱物(即ちシーケンスV−り試験(Sequence V −D test )で測定したニス状物質とスラッジ)となる。 いくつかの燃料添加物は潤滑油分散剤であることが公知であるにもかかわらず、 潤滑油(即ち他の添加物を含む油)中で、ある燃料添加物は非混和性であるとい う問題が発生する。 ある種の燃料添加物の潤滑油非混和性の原因に関17てはいくつかの理論が存在 する。理論に限定されなくても、潤滑油中のこれらの燃料添加物のいくつかは、 潤滑油中に含まれる他の添加物と干渉し、これらの添加物の効果を相殺するか又 は燃料添加物自身を含む1つ又はそれ以上の添加物の分解を引き起こすというこ とは考えられる。 いずれにしても潤滑油中の燃料添加物の他の添加物との非混和性は、決して好ま しくないクランク室沈澱物(シーケンスV−Dエンジン試験で測定される)とし て表われる。 別の理論では、ドレーン間隔の間に潤滑油中の燃料添加物の蓄積量が、潤滑油中 の最大溶解度以上になってしまうことが考えられる。この理論では、潤滑油中の この燃料添加物の過剰量が不溶性であり、クランク室沈澱物の増加を引き起こす とされている。 また別の理論では、エンジンの作動中に燃料添加物が分解し、この分解生成物が クランク室沈澱物の増加を引き起こすことが考えられている。 いずれにしても潤滑油に非混和性の燃料添加物は、エンジンの作動中に使用する とクランク室沈澱物の増加を引き起こすため、決して好ましくなく、この問題は 深刻である。従ってORIを引き起こすことがな(、且つ追加的に潤滑油混和性 を有する優れた沈殿物調節燃料添加物を開発することはきわめて有用であろう。 本発明は、燃料添加物として燃焼室沈澱物を調節しORIを最小にして、a滑油 中で潤滑油組成物の混和性の改良された、新規クラスのアルキルフェニルポリ( オキシアルキレン)アミノカルバメートを含有する燃料lfl成物酸物する。本 発明のこの新規添加物は、分子量が約800から6,000の非常に長いアルキ ルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメート鎖であり、ここでアル キルフェニル基のアルキル基は少なくとも40個の炭素原子を有する。 本発明はまた、潤滑油中で混和性を有する分散剤に関する。特に本発明は、潤滑 油中で改良された混和性を有する、少なくとも1つの塩基性窒素を有し、アルキ ルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのアルキル基は少なく とも40個の炭素原子育するアルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノ カルバメートである、分散剤添加物に関する。 潤滑油(即ち他の添加物を含有する油)中のある分散剤添加物の非混和性は、当 該分野で公知であり、これらの添加物のいくつかは公知の潤滑油分散剤であるに もかかわらず非混和性の問題は発生する。 ある種の燃料添加物の潤滑油非混和性の原因に関してはいくつかの理論が存在す る。理論に限定されな(でも、潤滑油中のこれらの添加物のいくつかは、潤滑油 中に含まれる他の添加物と干渉し、これらの添加物の効果を相殺するか又は該分 散剤添加物自身を含む1つ又はそれ以上の添加物の分解を引き起こすということ が考えられる。 別の理論では、エンジンの作動中に潤滑油中の添加物が分解し、この分解生成物 がクランク室沈澱物の増加を引き起こすことが考えられている。 また別の理論では、添加物の非混和性は油の溶解度に関係しでいることが考えら れている。 潤滑油に非混和性の添加物は、エンジンの作動中に使用する。!!クランク室中 のクランク室沈澱物(シーゲンスV−D試験で測定したニス状物質とスラッジ) の増加を引き起こすため決して好ましくなく、この間層は深刻となある。 本発明は、潤滑油組成物中で改良された融和性を与える、新規クラスの非常に長 いアルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメート鎖に関ずろ。 本発明のこの新規添加物は、分子量が約800〜6,000のアルキルフェニル ポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートであり、ここでアルキルフェニル ポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのアルキル基は少なくとも40個 の炭素原子を有する。 (2)先行技術 多くの文献が燃料添加物として、Cから030のハイドロカルビルポリ(オキシ アルキレン)アミノカルバメートを開示している。この中には以下の番号の米国 特許がある: 4.160.648;4.191,537;4.197.409,4,236, 020;4,243,798;4.270.930;4.274,837;4, 288゜612;4,521,610;4,568,358;特に関係があるの が、米国特許第4.274,837号であり、ここではいくつかのポリ(オキシ アルキレン)鎮(即らオキシプロピレン)を含有するハイドロカルビルポリ(オ キシアルキレン)アミノカルバメートを、いくつかの潤滑油とともに使用される 燃料中で使用するとき、クランク室にニス状の物質を産生ずることを開示してい る。この文献はさらに、潤滑油融和性のハイドロカルビルポリ(オキシプロピレ ン)アミノカルバメートは、1から5個のC9Caoオキシアルキレン単位を有 する共重合体としてポリ(オキシプロピレン)を使用することにより改良される ことを開示している。 米国特許第4.160,648号は、ハイドロカルビルポリ(オキシアルキレン )アミノカルバメート(ここでハイドロカルビル基はアルキル又はアルキルフェ ニル基を含む1から30個の炭素原子である)である、燃料用の唱気系沈澱物調 節添加物を開示している。具体的に開示されているハイドロカルビル基は、テト ラプロペニルフェニル、オレイル及びCCそしてC2oアルキ1G’    1 B ル基である。同様に米国特許第4,288,612号は、ハ、イドロ力ルビルボ リ(オキシアルキレン)アミノカルバメートであるガソリンエンジン用の沈殿物 調節添加物を開示しており、ここでハイドロカルビル基は、アルキルフェニル基 (ここでアルキル基は1から約24個の炭素原子の直鎖又は分岐鎖である)を含 む1から約30個の炭素原子を含む。米国特許第4..568,358号は、ハ イドロカルビルポリ(オキシアルキレン)アミノカルを開示している。この文献 は、ハイドロカルビル基(例えば1から30個の炭素原子のアルキル基;6から 30個の炭素原子のアリール基、7から30個の炭素原子のアルカリ基など)を 開示している。 米国特許第4,332,595号は、ハイドロカルビルポリ(オキシアルキレン )ポリアミン(ここでハイドロカルビル基は、線状−級アルコールから得られる 8から18個の炭素原子のハイドロカルビルラジカルである)を開示している。 米国特許第4,233,168号と第4,329.240号は、分散剤としての 量のハイドロカルビルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートを含有する 潤滑油組成物を特に開示している。 これらの先行技術の文献はCからC3oのハイドロ力ルビルポリ(オキシアルキ レン)アミノカルバメートを含有する燃料組成物を開示しているが、本発明の独 得のアルキルフェニル基を開示している文献はひとつもなく、またこの独特のア ルキルフェニル基を使用すると潤滑油組成物中での混和性が改良されるであろう ことを示唆する文献もない。 発明の要約 本発明は、潤滑油組成物との混和性の改良された新規クラスのアルキルフェニル ポリ(オキシアルキレン)ア、  ミノカルバメートに関する、特に本発明は、 少なくとも1つの塩基性窒素を有し分子量が約800から6.000のアルキル フェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートに関し、ここでもしポリ (オキシアルキレン)重合体がオキシエチレンのホモ重合体である場合、ポリ( オキシエチレン)1!I合体は25より多いオキシエチレン単位は含まないとい う条件下で、アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートの アルキル基は少なくとも40個の炭素原子を含有し、ポリ(オキシアルキレン) 重合体はCから05オキシアルキレン単位から得られる。本発明は、独得のアル キルフェニル基(即ちそのアルキル基は少なくとも40個の炭素原子を含有する アルキルフェニル基)の使用は、アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)ア ミノカルバメートに改良された潤滑油混和性を与えるという発見に基づく。 本発明の化合物は潤滑油中で有用な分散剤である。即ちその組成物の点から、本 発明は、潤滑性の粘度を有する油と分散剤として有効量の本発明のアルキルフェ ニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートよりなる潤滑油組成物に関す る。 本発明はまた、燃料添加物として燃焼室沈澱物を調節することによりORIを最 小にし、潤滑油中で潤滑油組成物との改良された混和性を与える新規クラスのア ルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートを含有する燃料組 成物に関する。特に本発明は、ガソリン又はジーゼルの範囲で沸騰する炭化水素 と、少なくとも1つの塩基性窒素を有する平均分子量が約800から6,000 の約30から約5,0OOppsの燃料溶解性アルキルフェニルポリ(オキシア ルキレン)アミノカルバメートよりなる燃料組成物に関し、ここでポリ(オキシ アルキレン)11合体がオキシエチレンのホモ重合体であるときポリ(オキシエ チレン)重合体は25より多いオキシエチレン単位を含まないという条件下で、 アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメート重合体のアルキ ル基は少なくとも40個の炭素原子を有し、ポリ(オキシアルキレン)重合体は C2から05オキシアルキレン単位より得られる。本発明は、独得のアルキルフ ェニル基(即ちそのアルキル基は少なくとも40個の炭素原子を含有するアルキ ルフェニル基)の使用は、ORIを引き起こすことなく、アルキルフェニルポリ (オキシアルキレン)アミノカルバメートに改良された潤滑油混和性を与えると いう発見に基づく。 発明の詳細な説明 本発明のアルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートは、カ ルバメート結合(即ち、−QC(0)N<)により結合したアミノ部分とアルキ ルフェニルポリ(オキシアルキレン)重合体よりなる。 アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)重合体中の本発明に使用される具体 的なアルキルフェニル基は、アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノ カルバメートの改良された潤滑油混和性を達成するのに決定的に重要である。特 に本発明の、そのアルキル基が少なくとも40個の炭素原子を有するアルキルフ ェニル基を使用すると、潤滑油混和性の改良されたアルキルフェニルポリ(オキ シアルキレン)アミノカルバメートが得られることがわかった。 好適なアルキルフェニル基 本発明で使用されるアルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメ ートの好適なアルキルフェニル基は、下記の式lの対応するアルキルフェノール より得られる: H (式中、Rは少なくとも40個の炭素原子のアルキル基でありmは1から2の整 数である)。 好ましくはmは1である。 好ましくはRは50から200個の炭素原子のアルキル基である。さらに好まし くはRは60から100個の炭素原子のアルキル基である。 mが1のとき、アルキルフェニルはモノアルキルフェニルであり;mが2のとき 、アルキルフェニルはジアルキルフェニルである。 上記の式lのアルキルフェニルルは、適当なオレフイン又はオレフィン混合物を フェノールとともにアルキル化触媒の存在下で、約60℃から200℃、好まし くは125℃から180℃で、そのまま又は基本的に不活性の溶媒中で大気圧下 で反応させることにより調製する。 好適なアルキル化触媒は、アンバーリスト15■(Asbcrlyst 15)   (0−ムアノドハース社(Rohm and)1aas)  (ペンシルバ ニア州、フィラデルフィア)より入手できる)のようなスルホン酸触媒、又は三 フッ化ホウ素(又は三フッ化ホウ素のエーテル)のような触媒である。反応物質 のモル比を利用してもよい。モル比を利用する場合は、反応によりジアルキルフ ェニル、モノアルキルフェニル、そして未反応のフェノールの混合物が得られる 。前記したようにジアルキルフェニルとモノアルキルフェニルは、本発明の組成 物中の添加物を調製するのに利用され、未反応のフェノールは好ましくは従来法 に従い反応後の反応混合物から除去される。又は各当量のオレフィンについて過 剰量のフェノール(即ち2から2.5当量)を使用し、未反応のフェノールを再 使用することができる。後者の反応によりモノアルキルフェニルの産生が最大に なる。不活性溶媒の例とし、では、ベンゼン、トルエン、クロロベンゼン、そし て芳香族物質、パラフィン類及びナフテン類の混合物である250シンナー(2 50thinner)がある。 本発明で使用される特に好適なアルキルフェノールは下記の式■で表わされるモ ノアルキルフェノールである:H (式中、Rは前記したものである)。 本発明に有用なアルキルフェノールを調製するのに使用される特に好適なりラス のオレフィンは、ポリオレフィン重合体である。ポリオレフィン重合体は、多量 のCから05モノオレフイン(例えばエチレン、プロピレン、ブチレン、イソブ チレン及びペンテン)よりなる重合体である。重合体はポリイソブチレンのよう なホモ重合体や、2つ又はそれ以上のオレフィンの共重合体(例えばエチレンと プロピレン、ブチレン、そしてイソブチレンなどとの共重合体)でもよい。他の 共重合体としては、少量の共重合体モノマー(例えば1から20モル%)がCか ら08非結合ジオレフィン(例えばイソブチレンとブタジェンの共重合体、又は エチレン、プロピレンそして1.4−へキサジエンの共重合体など)であるもの がある。 ポリオリフイン重合体は普通少なくとも40個の炭素原子を含むが、好ましくは 50から200個の炭素原子、さらに好ましくは60から100個の炭素原子を 含む。 特に好適なりラスのオレフィン重合体は、1つ又はそれ以上の1−ブテン、2− ブテンそしてイソブチンの重合により調製されるポリブタンよりなる。特に好適 なものは、イソブチンより得られる相当な比率の単位を含むポリブテンである。 このポリブテンは重合体に取り込まれているか又は取り込まれていない少量のブ タジェンを含むことができる。多くの場合イソブチン単位は、重合体中の単位の 80%、好ましくは少なくとも90%を構成する。これらのポリブテンは市販品 が容易に入手可能であり、当業者に公知である。これらは、例えば米国特許第3 .215,707号;3,231,587号;3゜515.669号;3,57 9,450号、及び3,912.764号に開示されている。こわらは適当なポ リブテンの開示のために本明細書に引用されている。 ポリオレフィンとフェノールの反応以外に、他の多くのアルキル化炭化水素を同 様に使用してアルキルフェノールを産生ずることができる。他の適当なアルキル 化炭化水素としては、分子量が少なくとも約560である環状、線状、分岐及び 内部又はアルファオレフィンがある。 例えばエチレン増殖工程から得られるアルファオレフィンは、偶数個の炭素のオ レフィンを与える。オレフィンを得る他の方法は、適当な触媒(例えば公知のジ −グラ−(Ziegler )触媒)上でアルファオレフィンを二量体化するこ とである。内部オレフィンはアルファオレフィンを適当な触媒(例えばシリカ) 上で異性体化することにより容易に得られる。 好適なポリ(オキシアルキレン)成分 本発明のカルバメ−1・を調製するのに使用されるアルキルフェニルポリ(オキ シアルキレン)重合体は、モノヒドロキシ化合物(即ちアルコール)である、し ばしばアルキルフェニルで「キャップ」された(“capped” )ポリ(オ キシアルキレン)グリコールと呼ばれ、アルキルフェニルが末端にない(即ちキ ャップをされていない)ポリ(オキシアルキレン)グリコール(ジオール)から は区別される。アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アルコールは、重合 条件で式Iのアルキルフェノールに、低級酸化アルキレン(例えば酸化エチレン 、酸化プロピレン、酸化ブチlノン、又は酸化ベンチレン)を添加することによ り製造される: H (式中、Rとmは前記したものと同様である)。好適なポリ(オキシアルキレン )重合体はC3から04オキシアルキレン単位から得られるもの;さらに好まし くは03オキシプロピレン単位から得られるものである。これらの重合体の製造 法と性質は、米国特許第2,841゜479号と第2,782,240号及びカ ークオスマー(Kirk−Orhser )の「化学技術百科辞典」(’Enc yclopedia or Che++1cal Technology −) 第19巻、507頁に開示されている。重合反応では1つのタイプの酸化アルキ レンが使用される(例えば酸化プロピレンであり、この場合生成物はホモ重合体 、例えばポリ(オキシアルキレン)プロパツールである)。しかし共重合体も同 様に満足できるものであり、ヒドロキシル含有化合物を酸化アルキレンの混合物 (例えば酸化プロピレンと酸化ブチレンの混合物)と接触させることにより容易 に調製できる。オキシアルキレン単位のブロック共重合体も本発明の実施におい て、満足できるポリ(オキシアルキレン)重合体を与える。 ポリ(オキシアルキレン)重合体のホモ重合体は、C3−05ポリ(オキシアル キレン)重合体のホモ重合体より遥かに親水性である。従ってポリ(オキシエチ レン)重合体のホモ重合体を使用する場合、最終カルバメートの燃料分散性/洗 浄性と潤滑油混和性を確保するため、ポリ(オキシエチレン)の量を制限する必 要がある。 一般的にこれは、ポリ(オキシエチレン)重合体を約25オキシエチレン単位又 はそれ以下;好ましくは約10オキシエチレン単位又はそれ以下;最も好ましく は約5オキシエチレン単位又はそれ以下に限定することにより達成される。 同様にオキシエチレン単位とC−C5オキシアルキレン単位の混合物を含有する 共重合体は、共重合体が燃料溶解性と潤滑油融和性を有するように調製される。 一般的にポリ(オキシアルキレン)重合体は、重合体鎖の長さが異なる化合物の 混合物である。しかしこれらの性質は、その平均組成と平均分子量を有する重合 体の性質ときわめてよく似ている。 一般的に、本発明のアルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメ ート上の非常に長い鎖であるアルキルフェニル末端基を使用すると、先行技術の カルバメート燃料添加物を使用する場合よりも、ポリ(オキシアルキレン)重合 体中でより少ないオキシアルキレン単位を使用して、燃料分散性/洗浄性、溶解 性そして潤滑油混和性を確保することができる。従って、本発明においては、よ り長いポリ(オキシアルキレン)重合体は機能するが、このような長い重合体は 必要ではない。従って本発明において使用される各ポリ(オキシアルキレン)重 合体は、少なくとも1オキシアルキレン単位、好ましくは1から約100オキシ アルキレン単位、さらに好ましくは約1から約25オキシアルキレン単位、さら に好ましくは約1から約10オキシアルキレン単位、そして最も好ましくは約5 オキシアルキレン単位又はそれ以下を有する。ポリ(オキシアルキレン)重合体 がポリ(オキシエチレン)のホモ重合体であるとき、重合体の長さは上記制限に より支配される。 1.2又は3オキシアルキレン単位を有するアルキルフェニルポリ(オキシアル キレン)重合体を調製する別の方法は、以下の式■の化合物を使用することであ る:(式中、qは1から3の整数であり、R1は水素又はCから03のアルキル 基である)。式■の化合物を使用する場合、アルキルフェノール(1)のフェノ キシトをまず調製し、次に式■の化合物と反応させて、1から3のオキシアルキ レン単位を有する目的のアルキルフェノールポリ(オキシアルキレン)M合体を 得る。式■の化合物は市販品を用いるか又は当業者に公知の方法で調製できる。 好適なアミン成分 本発明で使用されるアルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメ ートのアミン部分は好ましくは、2から約12個のアミン窒素原子と2から約4 0個の炭素原子を有するポリアミンから得られる。このポリアミンは好ましくは 、アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)クロロホルメートと反応させて、 アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメート添加物を製造し 、その使用は本発明の範囲に含まれる。クロロホルメートはホスゲンとの反応に よりそれ自身アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アルコールより害られ る。ポリアミン(ジアミンを含む)は、カルバメート1分子当り平均して少なく とも約1個の塩基性窒素原子(即ち強酸で滴定できる窒素原子)を有する生成物 アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートを与える。この ポリアミンの炭素対窒素比は、好ましくは約1:1から約10:1である。 ポリアミンは以下から選択される置換基で置換されていてもよい: (A)水素 、(B)1から約10個の炭素原子を有するハイドロカルビル基、(C)2から 約10個の炭素原子を有するアシル基、そして(D)(B)と(C)のモノケト 、モノヒドロキシ、モノニトロ、モノシアノ、低級アルキル及び低級アルコキシ 誘導体。低級アルキル又は低級アルコキシで使用される「低級」という用語は、 1から約6個の炭素原子を含有する基を意味する。ポリアミンの塩基性窒素原子 の上にある少なくとも1つの置換基は、水素であり、例えばポリアミンの少なく とも1つの塩基性窒素原子は一級又は二級アミノ窒本発明の全ての成分の説明に 使用されるハイドロカルビルは、脂肪族、脂環式、芳香族又はそれらの組合せ( 例えばアラルキル)の炭素と水素よりなる有機ラジカルを意味する。ハイドロカ ルビル基は脂肪族不飽和(即ちエチレンやアセチレン、特にアセチレン性不飽和 )が比較的少ないことが好ましい。本発明の置換ポリアミンは一般的にN−置換 ポリアミンであるが、必ずしもこれである必要はない。ハイドロカルビル基及び 置換ハイドロカルビル基の例としては、アルキル(例えばメチル、エチル、プロ ピル、ブチル、イソブチル、ペンチル、ヘキシル、オクチルなど)、アルケニル (例えばプロベニル、イソブテニル、ヘキセニル、オクテニルなど)、ヒドロキ シアルキル(例えば2−ヒドロキシエチル、3−ヒドロキシプロピル、ヒドロキ シイソプロピル、4−ヒドロキシブチルなど)、ケトアルキル(例えば2−ケト プロピル、6−ケトオクチルなど)、アルコキシ及び低級アルケノキシア′ルキ ル(例えばエトキシエチル、エトキシプロピル、プロポキシエチル、プロポキシ プロピル、2−(2−エトキシエトキシ)エチル、2− (2−(2−エトキシ エトキシ)エトキシ)エチル、3.6.9.12−テトラオキサテトラデシル、 2− (2−エトキシエトキシ)ヘキシルなど)がある。前記置換基のアシル基 (C)はプロピオニル、アセチルなどである。さらに好ましい置換基は水素、C −C4アルキル及びC−C4ヒドロキシアルキルである。 置換ポリアミンにおいて、置換基はそれらを受は取ることができる任意の原子の 上に見いだされる。置換原子(例えば置換窒素原子)は一般的に幾何学的に等価 ではなく、従って本発明において使用される置換アミンは、置換基が等価及び/ 又は非等価の原子上に存在するモノ−及びポリー置換ポリアミンの混合物でもよ い。 本発明の範囲内で使用されるさらに好ましいポリアミンは、アルキレンジアミン と置換ポリアミン(例えばアルキル及びヒドロキシアルキル置換ポリアルキレン ポリアミン)を含むポリアルキレンポリアミンである。アルキレン基は好ましく は2から6個の炭素原子を含有し、2から3個の炭素原子は窒素原子の間にある 。このような基の例は、エチレン、1,2−プロピレン、2.2−ジメチルプロ ピレントリメチレン、1.3.2−ヒドロキシプロピレンなどがある。このよう なポリアミンの例としては、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、ジ(ト リメチレン)トリアミン、ジプロピレントリアミン、トリエチレンテトラミン、 トリプロピレンテトラミン、テトラエチレンペンタミン、及びペンタエチレンへ キサミンなどがある。このようなアミンは分岐鎖ポリアミンや前述した置換ポリ アミン(ヒドロキシ−及びハイドロカルビル置換ポリアミンを含む)のような異 性体を含む。ポリアルキレンポリアミンのうちで、2から12個のアミン窒素原 子と2から24個の炭素原子を含むもの(例えばエチレンジアミン、プロピレン ジアミン、ブチレンジアミン、ベンチレンジアミン、ヘキシレンジアミン、ジエ チレントリアミン、ジプロピレントリアミン)が特に好ましく、C−C3アルキ レンポリアミンが最も好ましい(特にエチレンジアミン、ジエチレントリアミン 、プロピレンジアミン、ジプロピレントリアミンなど)。 アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのアミン成分は 、複素環式ポリアミン、複素環式置換アミン及び置換複素環式化合物(ここで複 素環は酸素及び/又は窒素を含む1つ又はそれ以上の5−6員環よりなる)から 選択される複素環式ポリアミンから得られてもよい。このような複素環は飽和又 は不飽和であり、前記の(A)、(B)、(C)そして(D)から構成される装 置換されている。複素環の例としては、ピペラジン(例えば2−メチルピペラジ ン、N−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン、1.2−ビス−(N−ピペラジ ニル)エタン、及びN%N′ ビス−(N−ピペラジニル)ピペラジン)、2− メチルイミダシリン、3−アミノビペリジン、2−アミノピリジン、2− (3 −アミノエチル)3−ピロリン、3−アミノピロリジン、N−(3−アミノプロ ピル)モルホリンなどがある。複素環式化合物の中ではピペラジンが好ましい。 別のクラスの適当なポリアミンは式■で示されるジアミノエーテルである: HN−X1→OH+−rNH2■ (式中、X とX2は独立に2から5個の炭素原子のアルキレンでありrは1か ら約10の整数である)。弐■のジアミンは米国特許第4,521,610号に 開示されており、参考のため本明細書に引用しである。 ポリ(オキシアルキレン)クロロホルメートとの反応により本発明の化合物を作 成するのに使用される代表的なポリアミンは以下のものがある:エチレンジアミ ン、1.2−プロピレンジアミン、1.3−プロピレンジアミン、ジエチレント リアミン、トリエチレンテトラミン、ヘキサメチレンジアミン、テトラエチレン ペンタミン、ジメチルアミノプロピレンジアミン、N−(ベーターアミノエチル )ピペラジン、N−(ベーターアミノエチル)ピペリジン、3−アミノ−N−エ チレンピペリジン、N−(ベーターアミノエチル)モルホリン、N%N′ −ジ (ベーターアミノエチル)ピペラジン、N、N’ −ジ(ベーターアミノエチル イミダゾリドン−2;N−(ベーターシアノエチル)エタン−1,2−ジアミン 、1−アミノ−3,6,9−トリアザオクタデカン、1−アミノ−3,6−ジア ザ−9−オキサデカン、N−(ベーターアミノエチル)−ジェタノールアミン  N t −アセチル−N′−メチル−N−(ベーターアミノエチル)エタン−1 ,2−ジアミン、N−アセトニル−1,2−プロパンジアミン、N−(ベーター ニトロエチル)、−1,3−プロパンジアミン、1.3−ジメチル−5−(ベー ターアミノエチル)へキサヒドロトリアジン、N−(ベーターアミノエチル)へ キサヒドロトリアジン、5−(ベーターアミノエチル)−1,3,5−ジオキサ ジン、2−(2−アミノエチルアミノ)−エタノール、2 [2−(2−アミノ エチルアミノ)エチルアミノコ−エタノール。 アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのアミノ成分は また、アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アルコールと反応して、少な くとも1つの塩基性窒素原子を有するアルキルフェニルポリ(オキシアルキレン )アミノカルバメートを産生ずることができるアミン含有化合物から得られる。 例えば置換アミノイソシアネート(例えば(R3)2NCH2CH2NCO(こ こでR3は例えばハイドロカルビル基である))はアルコールと反応してアミノ カルバメート添加物を産生じ、その使用は本発明の範囲に含まれる。ハイドロカ ルビルポリ(オキシアルキレン)アルコールとの反応により本発明の燃料添加物 化合物を生成するのに使用される代表的なアミノイソシアネートには、以下のも のがある:N5N−(ジメチル)−アミノイソシアネートエタン、一般的には、 N、N−(ジヒドロカルビル)−アミノイソシアネートアルカン、さらに一般的 にはN−(パーヒドロカルビル)−イソシアネートポリアルキレンポリアミン、 N、N−(ジメチル)アミノイソシアネートベンゼンなど。 多くの例で本発明のカルバメートの生産で反応物として使用されるアミンは、単 一の化合物ではなく混合物であり、そのうち1つ又は数個の化合物が記載され1 こ組成で優先的に多く存在する。例えばアジリジンの重合又はジクロロエチレン とアンモニアの反応によりR製されるテトラエチレンペンタミンは、低級アミン 及び高級アミ1 ンをともに含む(例えばトリエチレンテトラミン、置換ピペラ ジンそしてペンタエチレンへ、キサミン)が、該組成物は主にテトラエチレンペ ンタミンであり、この全アミン組成の経験式はテトラエチレンペンタミンに非常 によく似ている。最後にポリアミンの種々の窒素原子は幾何学的に等価ではない 本発明の化合物の調製において、いくつかの置換異性体が可能であり、最終製品 に含まれる。アミン、イソシアネートの調製法及びその反応は、シッジエウィッ ク(Sldgevlck )の「窒素の有機化学」(The Organic  Chemistry of’ Nltrogen ’ ) 、クラレノドンプレ ス社(C1arendon Press )  (オックスフォード)、196 6年;ノラーズ(Nollers )の「有機化合物の化学J  (’Chem 1stry or Organlc Compounds″″)、ソーンダーズ 社(5aunders) (フィラデルフィア)、第2版、1957年;そして カークオス? −(Kirk−Othmer )の「化学技術の百科辞典J   (’Encyclopedia ofChcmica! Technology  ” ) 、第2版、特に第2巻、99−116頁に詳述されている。 好適なアルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)成分と好適なポリアミン成分 について記載(7たので、本発明の好適なアルキルフェニルポリ(オキシアルキ レン)アミノカルバメート添加物は、これらの成分をカルバメート結合、即ち、 により結合させることにより得られる(ここでエーテル酸素は、アルキルフェニ ルポリ(オキシアルキレン)アルコール成分の末端ヒドロキシ酸素と見なされ、 カルボニル基−C(0)−は好ましくはカップリング剤(例えばホスゲン)によ り与えられる)。 本発明で使用されるアルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメ ートは、1分子当り少なくとも1つの塩基性窒素原子を有する。「塩基性窒素原 子」とは強酸で滴定できるものであり、例えば−級、二級又は三級アミノ窒素で あり、これは例えばそれほど滴定が可能ではないアミド窒素、即ち、 とは区別される。好ましくはこの塩基性窒素は一級又は二級アミノ基である。 好適なアルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートは分子量 が約800から6;000であり;好ましくは平均分子量は800から3.00 0であり;最も好ましくは平均分子量は1,000から2゜500である。 アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミ、ノカルバメートの好適なりラ スは下記の式Vで表わすことができる: (式中、Rは少なくとも40個の慶素原子を有するアル。 アルキルであり;R2は2から約6個の炭素原子のアルキレンであり二mは]か ら2の整数であり;口は化合物の分子量が約800から6,000であるような 整数であり;R1が水素であるならnは1から25の整数であるという条件下で 、l)は1から約6の整数である)。 本発明で使用される添加物は、まず適当なアルキルフェニルポリ(オキシアルキ レン)アルコールをホスゲンと反応させてアルキルフェニルポリ(オキシアルキ レン)クロロホルメートを作成することにより最も便利に調製できる。次にこの クロロホルメートをポリアミンと反応させて目的のアルキルフェニルポリ(オキ シアルキレン)アミノカルバメートを作成する。 アミノカルバメートの調製は米国特許第4.160゜648号;4゜1.91, 537号;4,197.409号、4,236,020号、4,243,798 号:4゜270.930号、4,274,837号、4,288゜612号;4 ,512,610号、4,568,358号に開示されており、これらは参考の ため本明細書に引用しである。一般的にポリ(オキシアルキレン)化合物とホス ゲンの反応は普通、基本的に等モル量で実施されるが、反応の程度を改良するた めに過剰のホスゲンを使用することもできる。反応は一10℃から100℃の温 度、好ましくは0℃から50℃の温度範囲で実施される。 反応は通常15分から5時間以内に完了する。反応時間は普通2から4時間の範 囲である。 このクロロホルメート化反応では溶媒を使用してもよく、適当な溶媒はベンゼン 、トルエンなどである。 得られるクロロホルメートとアミンの反応はそのままで、又は好ましくは溶液中 で行われる。−10℃から200℃の温度が使用され、目的の生成物は水から得 られ、通常真空を用いて残存する溶媒を除去する。 ポリアミンとポリエーテルクロロホルメートのモル比は一般的にクロロホルメー ト1モルにつきポリアミンが約2から20モルの範囲であり、さらに一般的には クロロホルメート1モルにつきポリアミンが5から15モルである。ポリアミノ の重置換は抑制することが好ましいため大量のモル過剰量のポリアミンが使用さ れる。さらに好適な追加物はモノカルバメート化合物であり、ビス(カルバメー ト)又は2置換アミノエーテルではない。 反応は反応溶媒の存在下で又は存在なしで行われる。 反応生成物の粘度を下げる必要がある場合は普通反応溶媒が使用される。これら の溶媒は安定であり、かつ反応物や反応生成物に対して不活性でなければならな い。反応の温度により、使用されるクロロホルメート、モル比、そして反応物の 濃度は異なり、反応時間も1分未満から3時間まで変わる。 充分な時間反応させた後に、反応混合物を炭化水素水又は炭化水素アルコール水 媒体で抽出して、生成した低分子量アミン塩と未反応のジアミンを生成物から除 去する。次に溶媒を蒸発させて生成物を単離する。シリカゲルのカラムクロマト グラフィーでさらに精製してもよい。 具体的に本発明のどの組成物を応用するかにより、反応は最終的に使用される媒 体(例えばポリエーテル担体又はオレフィン性有機溶媒又はそれらの混合物)で 実施され、洗浄剤組成物の濃縮液を与える濃度で作成する。 従って最終混合物は、燃料中で直接混合される形になる。 本発明で使用されるアルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメ ートを調製する別の方法は、アリールカーボネート中間体を使用する。即ちアル キルフェニルポリ(オキシアルキレン)アルコールをアリールクロロホルメート を反応させてアリールカーボネートを作成した後、これをポリアミンを反応させ て、本発明に使用するアミノカルバメートを作成する。特に有用な 。 アリールクロロホルメートには、フェニルクロロホルメート、p−ニトロフェニ ルクロロホルメート、2.4−ジニトロフェニルクロロホルメート、p−クロロ フェニルクロロホルメート、2.4−ジクロフェニルクロロホルメート、及びp −t−リフルオロメチルフェニルクロロホルメートなどがある。アリールカーボ ネート中間体の使用により、それほど過剰でないポリアミン(即ち、ポリアミン 対アリールカーボネートのモル比が一般的に1=1から約5:1)で、しかもさ らに塩化水素の生成を避けながらアミノカルバメートを生成して、理論的塩基性 窒素に近い量を含むアミノカルバメートへの変換が可能になる。アリールカーボ ネート中間体を経由してハイドロカルビルキャップしたポリ(オキシアルキレン )アミノカルバメートの調製法については、米国特許明細書第586.533号 及び689.616号に記載されており、これらは参考のため本明細書に引用し である。 さらに本発明の範囲に含まれるものは、分散剤として有効量のアルキルフェニル ポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートを含む完全に調製された潤滑油で ある。 完全に調製された潤滑油には以下のものが含まれる:l、 アルケニルサクシニ ミド、 2、 ジヒドロカルビルジチオリン酸の■属金属塩、3、中性又は過度に塩基性 のアルカリ又はアルカリ土類金属ハイドロカルビルスルホネート又はそれらの混 合物、そして 4、中性又は過度に塩基性のアルカリ又はアルカリ土類金属アルキル基フェネー ト又はそれらの混合物、5、粘度指数(Vl)改良剤。 アルケニルサクシニミドは分散剤として作用し、エンジンの作動中に形成される 沈澱物の形成を防ぐ。アルケニルサクシニミドは当該分野で公知である。アルケ ニルサクシニミドはポリオレフィン重合体置換無水コハク酸とアミン(好ましく はポリアルキレンポリアミン)との反応生成物である。ポリオレフィン重合体置 換無水コハク酸は、ポリオレフィン重合体又はその誘導体と無水マレイン酸との 反応により得られる。こうして得られる無水マレイン酸をアミン化合物と反応さ せる。アルケニルサクシニミドの調製法は当該分野でたびたび記載されている。 例えば米国特許第3.390,082号;3,219.666号;及び3,17 2,892号に開示されており、これらは参考のため本明細書に引用されている 。 アルケニル置換無水フハク酸の還元により、対応するアルキル誘導体が得られる 。アルキルサクシニミドは「アルケニルサクシニミド」という用語の範囲にに含 まれると考えられる。主にモノ又はビスサクシニミドよりなる生成物は、反応物 質のモル比を調節することにより調製できる。即ち、例えば1モルのアミンを1 モルのアルケニル又はアルキル置換無水コハク酸と反応させると、主にモノサク シニミドよりなる生成物が調製できる。もし2モルの無水コハク酸を1モルのポ リアミンと反応させると、ビスサクシニミドが調製される。 アルケニルサクシニミドがポリアルキレンポリアミンのポリイソブチン置換無水 コハク酸の場合、本発明の潤滑油組成物について特に良好な結果が得られる。 イソブチンを重合することによりポリイソブチン置換無水コハク酸を得るための ポリイソブチンは、その組成が大きく変化する。平均の炭素数は30個又はそれ 以下から250個又はそれ以上の範囲にあり、その結果平均分子量は約400又 はそれ以下から3,000又はそれ以上の範囲になる。好ましくはポリイソブチ ン1分子あたりの炭素原子の平均数は約50から約100の範囲であり、平均分 子量は、約600から約1,500である。 さらに好ましくはポリイソブチン1分子あたりの炭素原子の平均数は約60から 約90の範囲であり、平均分子量は、約800から約1,300である。ポリイ ソブチン置換無水コハク酸を得るために公知の方法に従い、ポリイソブチンは無 水マレイン酸と反応される。 アルケニルサクシニミドを調製するには、置換無水コハク酸をポリアルキレンポ リアミンと反応させて対応するサクシニミドを得る。ポリアルキレンポリアミン の各アルキレンラジカルは普通2から8個の炭素原子を有する。アルキレンラジ カルの数は約8以下である。アルキレンラジカルの例はエチレン、プロピレン、 ブチ1/ン、トリメチレン、テトラメチレン、ペンタメチレン、ヘキサメチレン 、オクタメチレンなどがある。アミノ基の数は一般的に、アミン中に存在するア ルキレンラジカルの数より1つ多く、ポリアルキレンポリアミンが3つのアルキ レンラジカルを含む場合、普通4つのアミノラジカルを含有するが、必ずしもそ うである必要はない。アミノラジカルの数は約9までである。好まし、くはアル キレンラジカルは約2から約4個の炭素原子を@何し、すべての7ミノ基は一級 又は二級である。この場合、アミン基の数ははアルキレンの数より1つ多い。好 ましくはポリアルキレンポリアミンは、3から5のアミン基を有する。ポリアル キレンポリアミンの具体例は、エチレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリ エチレンテトラミン、プロピレンジアミン、トリプロピレンテトラミン、テトラ エチレンペンタミン、トリメチレンジアミン、ペンタエチレンへキサミン、ジ( トリメチレン)トリアミン、トリ(ヘキサメチレン)テトラミンなどがある。 本発明で有用なアルケニルサクシニミドの調製に適切な他のアミンには、環状ア ミン(例えばピペラジン、モルホリン及びジビベラジン)がある。 好ましくは本発明の組成物に使用されるアルケニルサクシニミドは以下の式を有 する; a 、  R1はアルケニル基であり、好ましくは脂肪族モノオレフィンを重合 することにより調製される実質的に飽和された炭化水素である。好ましくはR1 はイソブチンから調製され、前記した平均炭素原子数と平均分子量を有する; b、「アルキレン」う、′)カルとは2から8個の炭素原子を有する実質的にハ イドロカルビル基であり、前記したよ・うに約24個の炭素原子を有する;c、   Aはハイドロカルビル基、アミン置換ハイドロカルビル基、又は水素である 。ハイドロカルビル基とアミン置換ハイドロカルビル基は一般的に、上記のアル キレンラジカルのアミノ置換アルキル類似体である。好ましくはAは水素であろ ; d、  nは1から約8の整数であり、好ましくは約3−5である。 さらにアルケニルサクシニミドという用語に含まれているのは改質サクシニミド であり、これらは米国特許第4.612.132号に開示されており、参考のた め本明細書に引用されている。 アルケニルサクシニミドは分散剤として、またエンジンの作動中に形成される沈 澱物を防ぐのに有効な量で、本発明の潤滑油組成物中に含まれる。アルケニルサ クシニミドの量は潤滑油組成物の総量の約1重量%から約20重量%の範囲であ る。好ましくは本発明の潤滑油組成物中のアルケニルサクシニミドの量は、潤滑 油組成物の総量の約11重量%から約10重量%の範囲である。 アルカリ又はアルカリ土類金属ハ・イドロ力ルビルスルホネートは、石油スルホ ネート、芳香族スルホネート、又は脂肪族スルホネート(例えばポリイソブチレ ンより得られるもの)がある。スルホネートのもう1つの重要な機能は洗浄剤そ して分散剤としての作用である。これらのスルホネートは当該分野で公知である 。スルホネート分子が脂溶性であるためにはハイドロカルビル基は充分な数の炭 素原子を有していなければならない。好ましくはハイドロカルビル基は少なくと も20個の炭素原子を有し、芳香族又は脂肪族であるが、普通はアルキル芳香族 である。使用に最も好適なものは、芳香族の性質を有するカルシウムスルホネー ト、マグネシウムスルホネート、又はバリウムスルホネートである。 いくつかのスルホネートは典型的には、芳香族基(普通モアノー又はジアルキル ベンゼン基)を有する石油画分をスルホネート化することにより調製され、次に スルホン酸物質の金属塩を形成させる。これらのスルホネートを調製するのに使 用される他の原料は、合成アルキル化ベンゼンや、七ノー又はジオレフィンを重 合することにより調製される脂肪族炭化水素(例えばイソブチンを重合すること により調製されるポリイソブテニル基)がある。金属塩は公知の方法を使用して 直接又は複分解により作成される。 スルホネート・は中性であるか、又は塩基数的400又はそれ以上を有して過剰 に塩基性である。二酸化炭素と水酸化カルシウム又は酸化カルシウムは、塩基性 又は過剰に塩基性の物質を作成するのに最もよく使用される物質である。中性又 は過剰に塩基性のスルホネートの混合物も使用可能である。スルホネートは普通 、総組酸物の0.3重量%から10ffl量%を与えるように使用される。 好ましくは中性スルホネートは総組酸物量の0.4重量%から5重量%の量で存 在し、過剰に塩基性のスルホネ−トは総組成物量の0.3重量%から3重量%で 存在する。 本発明で使用されるフェネートは、アルキルフェノールのアルカリ又はアルカリ 土類金属塩である既存の生成物である。フェネートの機能の1つは洗浄剤又は分 散剤としての作用である。これは特にエンジンの高温での作動中に形成される汚 染物質の分解を防ぐ。フェノールは七ノー又はポリアルキル化されている。 アルキルフェネートのアルキル部分はフェネートを脂溶性とするために存在する 。アルキル部分は天然に存在する物質又は合成物質から得られる。天然の物質と しては石油炭化水素(例えば白色油又は蝋)がある。石油から得られるため、炭 化水素部分は異なるハイドロカルビル基の混合物であり、その具体的な組成は出 発物質として使用された特定の油源により異なる。適当な合成資源としては、種 々の市販のアルケンやアルカン誘導体があり、これはフェノールと反応させると アルキルフェノールを与える。得られる適当なラジカルとしては、ブチル、ヘキ シル、オクチル、デシル、ドデシル、ヘキサデシル、エイコシル、トリコンチル などがある。アルキルラジカルの他の適当な合成資源としては、ポリプロピレン 、ポリブチレン、ポリイソブチレンなどがある。 アルキル基は直鎖又は分枝鎖であり、飽和又は不飽和である(不飽和の場合は好 ましくは2より大きいオレフィン不飽和は含まず、一般的に1より大きくない) 。アルキルラジカルは一般的に4から30個の炭素原子を含む。一般的にフェノ ールがモノアルキル置換されている場合、アルキルラジカルは少なくとも8個の 炭素原子を有する。必要な場合はフェネートは硫化されていてもよい。これは中 性、又は塩基数が200から300又はそれ以上の場合過剰に塩基性でもよい。 中性及び過剰に塩基性のフェネートの混合物を使用してもよい。 フェネートは普通組成物の総量の0.2から27重量%を与えるように油中に存 在する。好ましくは中性フェネートは組成物の総量の0.2から9重量%の量で 存在し、過剰に塩基性のフェネートは組成物の総量の0.2から13重量%の量 で存在する。最も好ましくは過剰に塩基性のフェネートは組成物の総量の0.2 から5重量%の量で存在する。好適な金属はカルシウム、マグネシウム、ストロ ンチウム又はバリウムである。 硫化アルカリ土類金属アルキルフェネートが好ましい。 これらの塩は、アルカリ土類金属塩基やアルキルフェノールの中和生成物をイオ ウと処理するなどの種々の方法で得られる。元素型のイオウを中和生成物に添加 し、高温で反応させることにより硫化アルカリ土類金属アルキルフェネートを便 利に作成できる。 中和反応中にフェノール中和に必要以上の量のアルカリ土類金属塩基を加えると 、塩基性硫化アルカリ土類金属アルキルフェノールが得られる。例えばウォーカ ー(Walker)らの米国特許第2,680.096号を参照のこと。塩基性 硫化アルカリ土類金属アルキルフェネートに二酸化炭素を添加することにより部 分の塩基性が得られる。硫化段階の後に過剰のアルカリ土類金属塩基を加えるこ ともできるが、フェノールの中和にアルカリ土類金属塩基を加えるのと同時に加 えるのが便利である。 塩基性又は「過剰に塩基性の」フェネートを作成するのに、二酸化炭素と水酸化 カルシウム又は酸化カルシウムが最も普通に使用される物質である。二酸化炭素 を加えることにより塩基性硫化アルカリ土類金属アルキルフェネートを作成する 方法は、米国特許第3.178,368号(ハネマン(Hannewan) ) に記載されている。 ジヒドロカルビルジチオリン酸の■属金属塩は、対摩耗性、抗酸化性及び熱安定 性を示す。ホスホロジチオ酸の■属金属塩についてはすでに記載されている。例 えば米国特許第3,390,080号、カラム6と7を参照のこと(これらの化 合物とその調整法が一般的に記載されている)。本発明の潤滑油組成物に有用な ジヒドロカルビルジチオリン酸の■属金属塩は各ハイドロカルビルラジカルにつ き約4から約12個の炭素原子を含むことが適切であり、これらは同じであるか 又は異なり、芳香族、アルキル又はシクロアルキルである。好適なハイドロカル ビル基は4から8個の炭素原子を存するアルキル基であり、ブチル、イソブチル 、二級ブチル、ヘキシル、イソへキシルオクチル、2−エチルヘキシルなどがあ る。 これらの塩を形成するのに適した金属はバリウム、カルシウム、ストロンチウム 、亜鉛そしてカドミウムがあり、その中で亜鉛が最も好ましい。 好ましくはジヒドロカルビルジチオリン酸の■属金属塩は以下の式を有する: e、  R2とR3はそれぞれ独立に前記のハイドロカルビルラジカルであり、 l  Mlは前記の■属金属陽イオンである。 ジチオリン酸塩は、潤滑油の摩耗と酸化を防ぐのに有効な量で本発明の潤滑油組 成物中に存在する。この量は組成物の総量の約0.1から約4重量%であり、好 ましくはこの塩は潤滑油組成物の総量の約0.2から2.5重量%の量で存在す る。最終潤滑油組成物は普通0.025から0.25重量%のリンを、好ましく は0.05から0.15重量%のリンを含む。 粘度指数(VI)改良剤は非分散性か又は分散性の改良剤である。非分散性■改 良剤は代表的には共重合体と三量体を含むハイドロカルビル共重合体である。代 表的なハイドロカルビル共重合体はエチレンとプロピレンの共重合体である。こ のような非分散性■改良剤は米国特許第2.700.633;2,276.23 1号;2,792.288号、2,933,480号;3.00.866号、3 ,06,3973号;及び3.093.621号に記載されており、この非分散 剤■改良剤については参考のため本明細書に引用されている。 分散性■改良剤は非分散性■改良剤をより機能的にすることにより調製される。 例えば非分散性ハイドロカルビル共重合体と三量体■改良剤を機能的にして、分 散剤の性質と1.500から20,000の平均分子量を有するアミノ化した酸 化■改良剤を作成する。このような機能化分散性■改良剤は米国特許第3,86 4,268号;3,769,216号、及び3,316.177号に開示されて おり、この分散性■改良剤については参考のため本明細書に引用されている。 他の分散性■改良剤には、1つのモノマーが少なくとも1つのアミノ基を含む、 アミン付加アクリル重合体と共重合体がある。代表的組成物は英国特許第1,4 88゜382号;米国特許第4,089,794号及び4,025.452号に 開示されており、この分散性■改良剤については参考のため本発明に引用されて いる。 非分散性■改良剤及び分散性■改良剤は一般的に潤滑油組成物中で5から20重 量%で使用される。 潤滑油組成物 本発明のアルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートは、潤 滑油中で使用するとき分散剤添加物として有用である。こうして使用するとき、 この添加物は組成物の総量の0.2から10重z%で存在し、好ましくは約0. 5から8重量%で、さらに好ましくは約1から6重量%で存在する。本発明の添 加物組成物とともに使用される潤滑油は、潤滑性の粘度を有する鉱物油又は合成 油であり、好ましくは内燃エンジンのクランク室での使用に適している。クラン ク室潤滑油は普通、0″Fで約1300C8tから210 ”F (99℃)で 22.7C8tの粘度を有する。この潤滑油は合成又は天然物起源である。本発 明のベース油として使用される鉱物油は、潤滑油組成物中で普通に使用されるパ ラフィン性、ナフテン性及び他の油がある。合成油としては炭化水素合成油や合 成エステルがある。有用な合成炭化水素油としては、適当な粘度を有するアルフ ァオレフィンの液体重合体がある。特に有用なのは、C6からC12アルファオ レフィンの水素化液体オリゴマー(例えば1−デセントリマー)がある。同様に 適当な粘度を有するアルキルベンゼン(例えばジドデシルベンゼン)を使用する こともできる。有用な合成エステルとしては、モノカルボッ酸やポリカルボン酸 のエステル、そしてモノヒドロキシアルカノールやポリオールのエステルがある 。代表的な例としては、アジピン酸ジドデシル、テトラカプロン酸ペンタエリス リトール、アジピン酸ジー2−エチルへ。 牛シル、ジラウリルセバケートなどがある。モノ及びジカルボン酸やモノ及びジ ヒドロキシアルカノールの混合物から得られる複合コステルを使用することもで きる。 炭化水素油と合成油との混合物も有用である。例えば、10から25重1%の水 素化1−デセントリマーと75から90重量%の15OSUS (100”F) 鉱物油との混合物も優れた潤滑油ベースを与える。 添加物濃縮物も本発明の範囲に含まれる。本発明の濃縮物は普通的90から50 重量%の潤滑性の粘度の油と約10から50重量%の本発明の添加物を含む。代 表的には、この濃縮物は、出荷や佛存時の取扱いが容易なように充分な量の稀釈 剤を含む。潤滑油組成物を調製するために濃縮物を潤滑油と容易に混合できるよ うに、濃縮物の適当な稀釈剤としては、不活性稀釈剤、好ましくは潤滑性の粘度 の油を含む。稀釈剤として使用できる適当な潤滑油は、代表的には100’Fで 約35から約500セイボルトユニバーサルセカンド(Saybolt 1ln iversalSeconds(SO8))の範囲の粘度を有するが、潤滑性の 粘度の油を使用することもできる。 製剤物中に存在する他の添加物としては、ザビ阻止剤、発泡阻止剤、腐食阻止剤 、金属不活性化剤、流動点低下剤(pour point depressan t ) 、抗酸化剤、そして種々の池の公知の添加物がある。 燃料組成物 本発明のアルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートは、一 般的に炭化水素流出物燃料中で使用される。所期の洗浄性と分散性を得るために 必要なこの添加物の正しい濃度は、使用する燃料のタイプ、他の洗浄剤、分散剤 及び他の添加物の存在などにより異なる。しかし最高の結果を得るためには、一 般的にはベース燃料一部当り30から5,000ppm  (百万分の1単位) 、好ましくは100から500ppm、さらに好ましくは200から300pρ 騨のアルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートが必要であ る。 他の洗浄剤が存在する場合は、もっと少ない量のアルキルフェニルポリ(オキシ アルキレン)アミノカルバメートを使用することもできる。気化器洗浄剤として のみの性能であれば、もっと少ない量、例えば30から1100ppを使用する こともできる。より高濃度(即ち2,000から5,000ppm)を使用する と、燃焼室沈澱物や全吸気系の洗浄効果が得られる。 fI:J150から400”Fの範囲で沸騰する不活性で安定なオレフィン系有 機溶媒を使用することにより、沈殿物調節添加物を濃縮物として調製することが できる。好ましくは脂肪族又は芳香族炭化水素溶媒(例えばベンゼン、トルエン 、キシレン又は高沸点の芳香族化合物又は芳香族シンナー)を使用することがで きる。約3から8個の炭素原子を有する脂肪族アルコール(例えばインプロパツ ール、イソブチルカルピトール、n−ブタノールなど)を炭化水素溶媒と組合せ て使用することも、洗浄剤−分散剤添加物と一緒に使用するのに適している。′ a縮物中では、添加物の量は普通少なくとも5重量%であり、一般的には50重 量%を越えず、好ましくは10から30重量%である。 本発明のいくつかのアルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメ ート(特に2個以上の塩基性窒素を有1−るもの)を使用する場合、ガソリン又 はジーゼル燃料組成物に抗乳化剤を追加的に加えることが好ま
【7い。これらの 抗乳化剤は一般的に燃料組成物中に1から15ppmで加入られる。適当な抗乳 化剤と【2ては、例えばL −15627高分子量グリコールキャップされたフ ェノ・−ル(ペトロライトH: (Petrollte Corp、 ) 、) レトリト部門(Tre+、oilte旧vision)  (ミズーリ州セント ルイス)から入手できる))や、0LOA  2503Z■(ンエ゛プロー、化 学社(Chevron Chpileal Company)(カリフ丁ルニア 州、す゛/フランシスコ)から入手できる))がある。 ガソリン燃11ては、ア:、、・千ノック剤(例えばメチル、・・クロペンタジ ー)4.二“ルトリカルボニルマンガン、四メチル鉛又は四エチル鉛、ヨ級イ千 ル過酸化メチル)又は他の分散611や洗浄剤(汐1j7:−ば種、−の置換ザ ・クシニミド、ア゛ミンなど)などの他の添加物を含めることもできる。まl: 鉛油足剤(lead scavenger)  (例えばジク(i 0 ヘ’、 /ゼ゛/のJ゛うなハロゲー化Tリー・ル2.ニジ;つ化エナトンのン)なハ[ 、・ゲン化アルキル)を含め乙ことも7′きる。さらにIJ”1.酸イ1.剤2 .企属不活性p+ ’γ・して抗乳化剤などが存在lこいて◇)欠い。 ジードル燃岑−3′T5は、他のう′:剰1の添加物(flfli大−は冷、動 点低下#]、、a動改5i 削(f It>v i*prpver ) 、セク ン改質剤(cetane improver )など)を使用することもできる 。 Jス下の実施例により本発明を具体的に説明する。これらの例や説明は決して本 発明を限定するものではない。 実施例 実施fj’lJ 1 アルコールの調製 乾燥した5リヴトルの三つ首フラスコ中に窒素雰囲気下で、1,5リツトルの無 水トルエンと1125グラムのH−100(アルキルフェロノールの1種であり 、ヒドロキシ数的34と、アルキルフェノ・−ルのアル千ル部分に平均炭素原子 数約65−70を含むポリブテン−24から調製される)を加えた。H−100 ?はまた約3分の1の不活性化合物を含む。H−100はアモコベトロ1ノウム アデイテ・11社(Aioco PetrO1eum^dditivesC0i l)a n y )  (ミズール州、クレイトン)から入手できる。 この系を約60℃に加熱し、小さく切った金属カリウム505グラム(0,14 モル)を、激しく撹拌しながらゆっくり加えた。この添加中に反応系の温度は上 袢し、約105℃1こ違1.た。2−0.5時間後に全ての金属カリウムは溶解 tた。次に反応系を40℃に冷却17た。次に酸化プロビレ〕・1.31.5グ ラム(アルキルフェノール1当量につき約5当二にm当)を、添加ロートを使用 して、然気a縮系があふれるのを寄けるのに充分1′:遅い速度で系に加えj; 。次(−この系を13時間ゆっくり還流?i′り、14、温度(よ1〕うχ゛に 一1Hし51.さI゛・に3.5時間こ(7)温l朗にゑ猪持り入量12次に糸 庖60 ’I’、” i:二ンC却(,2、(J、0ン“千5す・+1・+1z の2 bl  11C19を加ズ1−反応5停止さ汁た。ξ公に−()占、τ\ 管7に71、;)系ぐ・斬、夕′う+2、粗生成物のi・ルー・−゛2瀉府・タ ー1人t−4,Σ(7で浜を11ソ)□ 、、i1=の!・ル・−ンで>D ( ’、1小ルヌルメート参) 窓翠つτgg: :’1いijさ)ミj・・・) Jl、、−17)′〕つ首、 −12うλj中に上記14ζ 触ら DJ  、1  ()゛)  jHJ−、 嘱す−: j二、コ !云 3・” イ“・ づし′ 、乙  I・ リ・ j  @/ #  *也I 3≧: 、  I〜t; 拌 (、なンバう釣札べL− ・(Hr%、、、 f(l L 、;一つイ〜Hしなゲふ]・、ト・ノド天二中 でン1(’+ 9:; ”、) ’i、:ζr、t 7I;4浦で〔゛(つぐパ ・−7二、・訃、−〕tに反応系に力11ス−7′へ71、・・、虻、1.−・ j6゛jハ・:〕侃(+′ニーz(゛+ゾ合“・、′、シ λ暗p=5的っくり 撹拌1−r” a Jl”i、tJ+ 1.’、’l F’、l’; 、’、2 .1.f 、y、J: 、:l)Z 、iL、+ I 1−4シll=@、hE  j=たHCfiを除去ツ゛ ろ7−: ?−’v I(、、′(−(−タく烏さ敦iりn:):き込・1.i ′″′。反応終j四1で少産 〆分 1佼 ・ 1]\  赤 り) Xち【: 「へ゛ミニ1\!、 、’)”f Ill’ 4j−丁 −) 1λ−ど7 S  5 Eズ、噴“ i I’::  、、。 1層−に!・ンis’ 、;+4、、、−) /フ畳)ミい1人’i’4 ’; : ;::! ’檀)、“C7↓50・潮】−(の5・−ルニ−! ・1.、=  (プ)1歴1〜!”(弐;そ、す1きれ八、パ・)・j:、。 、 、:(:、、 i−ソ′−!、ン・7,2弔バl−・1. f丁)ぶフ梨〒 2’1% i″“II 、:’−”、”) :’ r’、U 1Eホルメー ( ・、・′i・ル、−・:・4伯戒の9.7を、i 1.! □+・l−メ1、i j、) ’、、qt7k )ルr゛で希セセ(I:、 、、ト111の75 ス ’−’1中Q 4 <’r、”77−f 、I−、(’、’:) 、’:l、− r、、 +7 :、、’ 、1りし −、シ (8,1そル、クロ1″Iホルメ ート1当辺に−)き約20当塁)を4リツトルの無水トルエンで希釈t7た。2 スピード可変テフロンギアボシブと〕0−インチのケニックススタΣ−イックミ キサー (Kenics 5tatue m1xer )を使用して、室温でこ の2つの溶液を急速に汀、合した。15分後粗反応混、合液を取り出12.10 リツトルのへキサンで希釈し、水で1回、続いて弱塩基性(pH約9)の食塩水 で3回洗浄し7だ。必要に応じイソプロパツールを加えて食塩水とベキ4j;− 溶液の相分離を改皇1−た6、\4サン溶液を分離12、無水硫酸ナトリウム」 −で乾燥I−2、濾過l−で、アルカリ性値17.7でC044M m %ベー スの窒素を含む濃いオレンジ色の標mの化合物を得f:。 (〜レン)ジエチレントリラ゛ミニ/カル・バメートの調製実施例1、と実り例 218:記4載の2む法とrili1様に1.て調製した(二 からC7oフル キル7 s−、:’、−、小ポリ(オキジアルキ17ン)クロロホノpノメート (1168グフムのH−100?アルキルフェノール、[1)、73モルから調 製(、ノニ)を、実施4441 ’3 iこt己載の、η/坪くテ、814グラ ム(7,139モル、りn D 7:: )kター・;・1当’RA l’:  フu約2(,1当量)のジ1チl/ントリアミンと脱化(させて、アルカリ性値 21′5.7で0.64虫貴96ベーλの窒素を含む標題の化合物を得た、撹拌 器、ディーンスターク(Dean 5tark)  )ラップ、コンデンサーそ して窒素用入り口と出口を備えた2リツトルのフラスコに、567グラムのテト ラプロピレン、540グラムのフェノール、72グラムのスルホン酸陽イオン交 換樹脂(ジビニルベンゼンで架橋したポリスチレン)触媒(アン′/<−リスト 15■(Aaberllst 15)、ロームアンドハース社(Rohs an d Haas )  (ペンシルレバニア州、フィラデルフィア)より入手可能 )を加えた。 窒素雰囲気中で撹拌しながら、反応混合液を110℃で約3時間加熱した。真空 下で加熱して反応混合液を得て、得られた生成物を熱いままケイソウ上上で濾過 し、626グラムのテトラプロペニルフェノール(ヒドロキシ数205で96% パラアルキルフェノールを含む)を得た。 対照アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートは、上記実 施例1−4の方法と同様にして、対照例Aのテトラプロペニルアルキルフェノー ルから調製した。表1の対照例BからDは、こうして調製した異なるテトラプロ ペニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートを要約したものである。 式の化合物 例       Ra            RI     R2n   p 完全に調剤化した潤滑油中での異なる添加物の脂溶性/混和性を求めるためにこ の実験を計画した。「ブローパイ」及び/又はシリンダー璧/ピストンリング「 ワイプダウン」によりクランク室に入ることができるのはガソリン添加物の25 −30%以下であるため、これは重要な性能基準である。 潤滑油組成物は以下のものを含有させて10w401m剤油を与えるように調剤 化した二6重量%のモノーポリイソブテニルサクシニミド;20ミリモル/kg の過剰に’A’Jfs性の硫化したカルシウムフェネート:30ミリモル/ k gの過剰ζ塩基性の硫化したカルシウムハイドロカルビルスルホネート;22. 5ミリモル/ kgのジチオホスフェート亜鉛;13重量%の市販非分散性C− C3共重合体粘度指数改良剤;15ONエクソン(Exxon )ベース油中5  ppmの発泡阻止剤。 添加物の脂溶性は次のようにして求めた二上記の完全に調剤化した潤滑油の加熱 した溶液(50グラム)に、添加物のみを50グラム加えた。次に混合液を撹拌 しながら170Fに加熱し、15分間この温度に維持した。目的の溶解度試験範 囲に従い、新鮮な熱対照油を希釈液として希釈系列を作成した。それぞれについ て完全に溶解するように試料を10分間170Fで撹拌した。次に溶液を密封し て、代表的には室温で1−5日間静置した。各試料の油の連続性(contin uity)を目で観察して採点した。 この調剤液にわずかにしか溶けない添加物は高密度の第2の層として分離し、遠 心分離をしなくても肉眼で明瞭に観察できた。しかし油非混和性の問題を有する 添加物は本質的に脂溶性であり、■改良剤と思われるものを追い出す傾向があっ た。この現象は■改良剤の油全体より低密度の?a澄な濃い上層の分離として現 れた。従ってガソリン添加物の溶解性/混和性は、不溶性の添加物の下層又は不 溶性の■改良剤の上層の形成を起こさない最へ濃度41基準)と定義した。 以下の表2はハイドロカルビルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートの 融和性データを含む。油混和性は潤滑油組成物中の添加物の重量パーセントとし て記載した。 表  2 実施例    油混和性(重量%) 上記のデータは本発明の添加物は先行技術の化合物に対して改良された油混和性 を有することを示している。 手 続  補  正  書 (方式) 平成3年4月 1日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.少なくとも1つの塩基性窒素と約800から6,000の平均分子量を有す る潤滑油融和性アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメート において、ポリ(オキシアルキレン)重合体がオキシエチレンのホモ重合体であ るときポリ(オキシエチレン)重合体は25より多いオキシエチレン単位を含ま ないという条件下で、アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバ メートのアルキル基は少なくとも40個の炭素原子を有し、ポリ(オキシアルキ レン)重合体はC2からC5オキシアルキレン単位より得られる、上記潤滑油融 和性アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメート。 2.アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのアルキル 基は約50から約200個の炭素原子を含有する、請求の範囲第1項に記載のア ルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメート。 3.アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのアルキル 基は約60から100個の炭素原子を含有する、請求の範囲第2項に記載のアル キルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメート。 4.ポリ(オキシアルキレン)重合体はC3からC4オキシアルキレン単位より 得られる、請求の範囲第1項に記載のアルキルフェニルポリ(オキシアルキレン )アミノカルバメート。 5.アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのポリ(オ キシアルキレン)基は1から約100個のオキシアルキレン単位を含有する、請 求の範囲第1項に記載のアルキルフエニルポリ(オキシアルキレン)アミノカル バメート。 6.アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのポリ(オ キシアルキレン)基は1から約25個のオキシアルキレン単位を含有する、請求 の範囲第5項に記載のアルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバ メート。 7.アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのオキシア ルキレン基は1から約10個のオキシアルキレン単位を含有する、請求の範囲第 6項に記載のアルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメート。 8.アルキルフエニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのアミノカ ルバメート基は、2から12個のアミノ窒素原子と2から40個の炭素原子を有 するポリアミンより得られる、請求の範囲第1項に記載のアルキルフエニルポリ (オキシアルキレン)アミノカルバメート。 9.ポリアミンは、2から12個のアミノ窒素原子と2から24個の炭素原子を 有するポリアルキレンポリアミンである、請求の範囲第8項に記載のアルキルフ ェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメート。 10.ポリアルキレンポリアミンは、エチレンジアミン、ブロピレンジミン、ブ チレンジアミン、ベンチレンジアミン、ヘキシレンジアミン、ジエチレントリア ミン及びジプロピレントリアミンよりなる群から選択きれる、請求の範囲第9項 に記載のアルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメート。 11.ポリアルキレンポリアミンは、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、 ジエチレントリアミン及びジプロピレントリアミンよりなる群から選択される、 請求の範囲第10項に記載のアルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノ カルバメート。 12.アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートの平均分 子量は約1,000から約2,500である、請求の範囲第1項に記載のアルキ ルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメート。 13.式Vの化合物 ▲数式、化学式、表等があります▼V (式中、Rは少なくとも40個の炭素原子を有するアルキル基であり;R1は水 素又は1から3個の炭素原子のアルキルであり;R2は2から6個の炭素原子の アルキレンであり;mは1から2の整数であり;nは化合物の分子量が約800 から6,000であるような整数であり;R1が水素であるならnは1から25 の整数であるという条件下で、pは1から6の整数である)。 14.Rは約50から約200個の炭素原子のアルキル基である、請求の範囲第 13項に記載の化合物。 15.Rは約60から約100個の炭素原子のアルキル基である、請求の範囲第 14項に記載の化合物。 16.R1はメチル又はエチルである、請求の範囲第13項に記載の化合物。 17.nは1から約100の整数である、請求の範囲第13項に記載の化合物。 18.nは1から約25の整数である、請求の範囲第17項に記載の化合物。 19.nは1から約10の整数である、請求の範囲第18項に記載の化合物。 20.式Vの化合物は平均分子量が約1,000から2,500である、請求の 範囲第13項に記載の化合物。 21.潤滑性の粘性を有する油と分散剤として有効量のアルキルフェニルポリ( オキシアルキレン)アミノカルバメートよりなる潤滑油組成物において、アルキ ルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートは、少なくとも1つの 塩基性窒素と約800から6,000の平均分子量を有し、ポリ(オキシアルキ レン)重合体がオキシエチレンのホモ重合体であるときポリ(オキシエチレン) 重合体は25より多いオキシエチレン単位を含まないという条件下で、アルキル フェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのアルキル基は少なくと も40個の炭素原子を有し、ポリ(オキシアルキレン)重合体はC2からC5オ キシアルキレン単位より得られる、上記潤滑油組成物。 22.アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのアルキ ル基は約50から約200個の炭素原子を含有する、請求の範囲第21項に記載 の潤滑油組成物。 23.アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのアルキ ル基は約60から100個の炭素原子を含有する、請求の範囲第22項に記載の 潤滑油組成物。 24.ポリ(オキシアルキレン)重合体はC3からC4オキシアルキレン単位よ り得られる、請求の範囲第21項に記載の潤滑油組成物。 25.アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのポリ( オキシアルキレン)基は1から約100個のオキシアルキレン単位を含有する、 請求の範囲第21項に記載の潤滑油組成物。 26.アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのポリ( オキシアルキレン)基は1から約25個のオキシアルキレン単位を含有する、請 求の範囲第25項に記載の潤滑油組成物。 27.アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのポリ( オキシアルキレン)基は1から約10個のオキシアルキレン単位を含有する、請 求の範囲第26項に記載の潤滑油組成物。 28.アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのアミノ カルバメート基は、2から12個のアミノ窒素原子と2から40個の炭素原子を 有するポリアミンより得られる、請求の範囲第21項に記載の潤滑油組成物。 29.ポリアミンは、2から12個のアミノ窒素原子と2から24個の炭素原子 を有するポリアルキレンポリアミンである、請求の範囲第28項に記載の潤滑油 組成物。 30.ポリアルキレンポリアミンは、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、 ブチレンジアミン、ベンチレンジアミン、ヘキシレンジアミン、ジエチレントリ アミン及びジプロビレントリアミンよりなる群から選択される、請求の範囲第2 9項に記載の潤滑油組成物。 31.ポリアルキレンポリアミンは、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、 ジエチレントリアミン及びジプロピレントリアミンよりなる群から選択される、 請求の範囲第30項に記載の潤滑油組成物。 32.アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートの平均分 子量は約1,000から約2,500である、請求の範囲第21項に記載の潤滑 油組成物。 33.潤滑性の粘性を有する油と分散剤として有効量の式Vの化合物よりなる潤 滑油組成物:▲数式、化学式、表等があります▼V (式中、Rは少なくとも40個の炭素原子を有するアルキル基であり;R1は水 素又は1から3個の炭素原子のアルキルであり:R2は2から6個の炭素原子の アルキレンであり;mは1から2の整数であり;nは化合物の分子量が約800 から6,000であるような整数であり;R1が水素であるならnは1から25 の整数であるという条件下で、pは1から6の整数である)。 34.Rは約50から約200個の炭素原子のアルキル基である、請求の範囲第 33項に記載の潤滑油組成物。 35.Rは約60から約100個の炭素原子のアルキル基である、請求の範囲第 34項に記載の潤滑油組成物。 36.R1はメチル又はエチルである、請求の範囲第33項に記載の潤滑油組成 物。 37.nは1から約100の整数である、請求の範囲第33項に記載の潤滑油組 成物。 38.nは1から約25の整数である、請求の範囲第37項に記載の潤滑油組成 物。 39.nは1から約10の整数である、請求の範囲第38項に記載の潤滑油組成 物。 40.式Vの化合物は平均分子量が約1,000から2,500である、請求の 範囲第33項に記載の潤滑油組成物。 41.潤滑性の粘性を有する90から50重量%の油と、少なくとも1つの塩基 性窒素と約800から6,000の平均分子量を有する10から50重量%のア ルキルフェニポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートよりなる潤滑油濃縮 物において、ポリ(オキシアルキレン)重合体がオキシエチレンのホモ重合体で あるどきポリ(オキシエチレン)重合体は25より多いオキシエチレン単位を含 まないという条件下で、アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカル バメートのアルキル基は少なくとも40個の炭素原子を有し、ポリ(オキシアル キレン)重合体はC2からC5オキシアルキレン単位より得られる、上記潤滑油 組成物。 42.アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのアルキ ル基は約50から約200個の炭素原子を含有する、請求の範囲第41項に記載 の潤滑油濃縮物。 43.アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのアルキ ル基は約60から100個の炭素原子を含有する、請求の範囲第42項に記載の 潤滑油濃縮物。 44.ポリ(オキシアルキレン)重合体はC3からC4オキシアルキレン単位よ り得られる、請求の範囲第41項に記載の潤滑油濃縮物。 45.アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのポリ( オキシアルキレン)基は1から約100個のオキシアルキレン単位を含有する、 請求の範囲第41項に記載の潤滑油濃縮物。 46.アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのポリ( オキシアルキレン)基は1から約25個のオキシアルキレン単位を含有する、請 求の範囲第45項に記載の潤滑油濃縮物。 47.アルキノレフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのポリ (オキシアルキレン)基は1から約10個のオキシアルキレン単位を含有する、 請求の範囲第46項に記載の潤滑油濃縮物。 48.アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのアミノ カルバメート基は、2から12個のアミノ窒素原子と2から40個の炭素原子を 有するポリアミンより得られる、請求の範囲第41項に記載の潤滑油濃縮物。 49.ポリアミンは、2から12個のアミノ窒素原子と2から24個の炭素原子 を有するポリアルキレンポリアミンである、請求の範囲第48項に記載の潤滑油 濃縮物。 50.ポリアルキレンポリアミンは、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、 ブチレンジアミン、ベンチレンジアミン、ヘキシレンジアミン、ジエチレントリ アミン及びジプロビレントリアミンよりなる群から選択される、請求の範囲第4 9項に記載の潤滑油濃縮物。 51.ポリアルキレンポリアミンは、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、 ジエチレントリアミン及びジプロピレントリアミンよりなる群から選択される、 請求の範囲第50項に記載の潤滑油濃縮物。 52.アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートの平均分 子量は約1,000から約2,500である、請求の範囲第41項に記載の潤滑 油濃縮物。 53.潤滑性の粘性を有する90から50重量%の油と10から50重量%の式 Vの化合物よりなる潤滑油濃縮物: ▲数式、化学式、表等があります▼V (式中、Rは少なくとも40個の炭素原子を有するアルキル基であり;R1は水 素又は1から3個の炭素原子のアルキルであり;R2は2から約6個の炭素原子 のアルキレンであり;mは1から2の整数であり;nは化合物の分子量が約80 0から6,000であるような整数であり;R1が水素であるならnは1から2 5の整数であるという条件下で、pは1から6の整数である)。 54,Rは約50から約200個の炭素原子のアルキル基である、請求の範囲第 53項に記載の潤滑油濃縮物。 55.Rは約60から約100個の炭素原子のアルキル基である、請求の範囲第 54項に記載の潤滑油濃縮物。 56.R1はメチル又はエチルである、請求の範囲第53項に記載の潤滑油濃縮 物。 57.nは1から約100の整数である、請求の範囲第53項に記載の潤滑油濃 縮物。 58.nは1から約25の整数である、請求の範囲第57項に記載の潤滑油濃縮 物。 59.nは1から約10の整数である、請求の範囲第58項に記載の潤滑油濃縮 物。 60.式Vの化合物は平均分子量が約1,000から2,500である、請求の 範囲第53項に記載の潤滑油濃縮物。 61.ガソリンからジーゼルの範囲で沸騰する炭化水素と、少なくとも1つの塩 基性窒素と約800から6,000の平均分子量を有する約30から約5,00 0ppmの燃料可溶性アルキルフェニポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメ ートよりなる燃料組成物において、ポリ(オキシアルキレン)重合体がオキシエ チレンのホモ重合体であるときポリ(オキシエチレン)重合体は25より多いオ キシエチレン単位を含まないという条件下で、アルキルフェニルポリ(オキシア ルキレン)アミノカルバメートのアルキル基は少なくとも40個の炭素原子を有 し、ポリ(オキシアルキレン)重合体はC2からC5オキシアルキレン単位より 得られる、上記燃料組成物。 62.アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのアルキ ル基は約50から約200個の炭素原子を含有する、請求の範囲第61項に記載 の燃料組成物。 63.アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのアルキ ル基は約60から100個の炭素原子を含有する、請求の範囲第62項に記載の 燃料組成物。 64.アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのポリ( オキシアルキレン)基は1から約100個のオキシアルキレン単位を含有する、 請求の範囲第61項に記載の燃料組成物。 65.アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのポリ( オキシアルキレン)基は1から約25個のオキシアルキレン単位を含有する、請 求の範囲第64項に記載の燃料組成物。 66.アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのポリ( オキシアルキレン)基は1から約10個のオキシアルキレン単位を含有する、請 求の範囲第65項に記載の燃料組成物。 67.ポリ(オキシアルキレン)重合体はC3からC4オキシアルキレン単位よ り得られる、請求の範囲第61項に記載の燃料組成物。 68.アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのアミノ カルバメート基は、2から12個のアミノ窒素原子と2から40個の炭素原子を 有するポリアミンより得られる、請求の範囲第61項に記載の燃料組成物。 69.ポリアミンは、2から12個のアミノ窒業原子と2から24個の炭素原子 を有するポリアルキレンポリアミンである、請求の範囲第68項に記載の燃料組 成物。 70.ポリアルキレンポリアミンは、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、 ブチレンジアミン、ベンチレンジアミン、ヘキシレンジアミン、ジエチレントリ アミン及びジプロピレントリアミンよりなる群から選択される、請求の範囲第6 9項に記載の燃料組成物。 71.ポリアルキレンポリアミンは、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、 ジエチレントリアミン及びジプロピレントリアミンよりなる群から選択される、 請求の範囲第70項に記載の燃料組成物。 72.アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートの平均分 子量は約1,000から約2,500である、請求の範囲第61項に記載の燃料 組成物。 73.ガソリンからジーゼルの範囲で沸騰する炭化水素と、約30から約5,0 00ppmの式Vの燃料可溶性化合物よりなる燃料組成物。 ▲数式、化学式、表等があります▼V (式中、Rは少なくとも40個の炭素原子を有するアルキル基であり;R1は水 素又は1から3個の炭素原子のアルキルであり;R2は2から6個の炭素原子の アルキレンであり;mは1から2の整数であり;nは化合物の分子量が約800 から6,000であるような整数であり;R1が水素であるならnは1から25 の整数であるという条件下で、pは1から6の整数である)。 74.Rは約50から約200個の炭素原子のアルキル基である、請求の範囲第 73項に記載の燃料組成物。 75.Rは約60から約100個の炭素原子のアルキル基である、請求の範囲第 74項に記載の燃料組成物。 76.nは1から約100の整数である、請求の範囲第73項に記載の燃料組成 物。 77.nは1から約25の整数である、請求の範囲第76項に記載の燃料組成物 。 78.nは1から約10の整数である、請求の範囲第77項に記載の燃料組成物 。 79.R1はメチル又はエチルである、請求の範囲第73項に記載の燃料組成物 。 80.式Vの化合物は平均分子量が約1,000から2,500である、請求の 範囲第73項に記載の燃料組成物。 81.150°Fと400°Fの範囲で沸騰する不活性で安定なオレフィン性有 機溶媒と、少なくとも1つの塩基性窒素と約800から6,000の平均分子量 を有する約5から約50重重%の燃料可溶性アルキルフェニルポリ(オキシアル キレン)アミノカルバメートりなる燃料濃縮物において、ポリ(オキシアルキレ ン)重合体がオキシエチレンのホモ重合体であるときポリ(オキシエチレン)重 合体は25より多いオキシエチレン単位を含まないという条件下で、アルキルフ ェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのアルキル基は少なくとも 40個の炭素原子を有し、ポリ(オキシアルキレン)重合体はC2からC5オキ シアルキレン単位より得られる、上記燃料濃縮物。 82.アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのアルキ ル基は約50から約200個の炭素原子を含有する、請求の範囲第81項に記載 の燃料濃縮物。 83.アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのアルキ ル基は約60から100個の炭素原子を含有する、請求の範囲第82項に記載の 燃料濃縮物。 84.アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのポリ( オキシアルキレン)基は1から約100個のオキシアルキレン単位を含有する、 請求の範囲第81項に記載の燃料濃縮物。 85.アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのポリ( オキシアルキレン)基は1から約25個のオキシアルキレン単位を含有する、請 求の範囲第84項に記載の燃料濃縮物。 86.アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのポリ( オキシアルキレン)基は1から約10個のオキシアルキレン単位を含有する、請 求の範囲第85項に記載の燃料濃縮物。 87.ポリ(オキシアルキレン)重合体はC3からC4オキシアルキレン単位よ り得られる、請求の範囲第81項に記載の燃料濃縮物。 88.アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートのアミノ カルバメート基は、2から12個のアミノ窒素原子と2から40個の炭素原子を 有するポリアミンより得られる、請求の範囲第81項に記載の燃料濃縮物。 89.ポリアミンは、2から12個のアミノ窒素原子と2から24個の炭素原子 を有するポリアルキレンポリアミンである、請求の範囲第88項に記載の燃料濃 縮物。 90.ポリアルキレンポリアミンは、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、 ブチレンジアミン、ベンチレンジアミン、ヘキシレンジアミン、ジエチレントリ アミン及びジプロピレントリアミンよりなる群から選択される、請求の範囲第8 9項に記載の燃料濃縮物。 91.ポリアルキレンポリアミンは、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、 ジエチレントリアミン及びジプロビレントリアミンよりなる群から選択される、 請求の範囲第90項に記載の燃料濃縮物。 92.アルキルフェニルポリ(オキシアルキレン)アミノカルバメートの平均分 子量は約1,000から約2,500である、請求の範囲第81項に記載の燃料 濃縮物。 93.150°Fと400°Fの範囲で沸騰する不活性で安定なオレフィン性有 機溶媒と、約5から約50重量%の式Vの燃料可溶性化合物よりなる燃料濃縮物 :▲数式、化学式、表等があります▼V 96.R1はメチル又はエチルである、請求の範囲第93項に記載の燃料濃縮物 。 97.nは1から約100の整数である、請求の範囲第93項に記載の燃料濃縮 物。 98.nは1から約25の整数である、請求の範囲第97項に記載の燃料濃縮物 。 99.nは1から約10の整数である、請求の範囲第98項に記載の燃料濃縮物 。 100.式Vの化合物は平均分子量が約1,000から2,500である、請求 の範囲第93項に記載の燃料濃縮物。 (式中、Rは少なくとも40個の炭素原子を有するアルキル基であり;R1は水 素又は1から3個の炭素原子のアルキルであり;R2は2から6個の炭素原子の アルキレンであり;mは1から2の整数であり;nは化合物の分子量が約800 から6,000であるような整数であり;R1が水素であるならnは1から25 の整数であるという条件下で、pは1から6の整数である)。 94.Rは約50から約200個の炭素原子のアルキル基である、請求の範囲第 93項に記載の燃料濃縮物。 95.Rは約60から約100個の炭素原子のアルキル基である、請求の範囲第 94項に記載の燃料濃縮物。
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