JPH03503410A - ヒト熱ショック因子 - Google Patents

ヒト熱ショック因子

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JPH03503410A
JPH03503410A JP1503364A JP50336489A JPH03503410A JP H03503410 A JPH03503410 A JP H03503410A JP 1503364 A JP1503364 A JP 1503364A JP 50336489 A JP50336489 A JP 50336489A JP H03503410 A JPH03503410 A JP H03503410A
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キングストン,ロバート・イー
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ヒ   ト  熱   /   :I   ノ   り   因  子関連出願 本願は1988年3月18日出願の米国特許出願第169,965の一部継続出 願である。
発明の技術分野 本発明はヒト熱シヨツク因子に関連し、さらには疾患およびストレスの診断およ び治療における該因子の使用に関する。本発明はまた組換えDNI:による該因 子の製造、並びに該因子をコードするDNA配列に関する。
発明の背景 高められた温度、またはある種の化学物質にさらされた細胞はそのようなストレ スに応答して少数のタン/ N+り質群の産生を増大する。
この細胞性の応答を“熱シ1.り応答”と称する。ストレスに応答して産生され るタンパク質を“熱ンヨ、クタン/ zHり質”または“HS P”と称する。
熱ンヨノク応答はユビキタスであると考えられており、それは真核性細胞と同様 、原核性細胞および生物にも観察されている(ヒトをも含む)。ストレスに応答 するこれらタンパク質か生産されないことは細胞の死に連り、組織および器官の 損傷に関連するので、この熱ンヨックタンパク質の産生は非常に重要である。熱 ンヨノクタンパク質はストレスの重篤性を軽減し、それにより、影響下にある細 胞を安静状態に復帰させる役割を担っていると考えられている。熱ンヨノク状況 に関する優れた総論がランクス[L anks、 K 、 W、。
Exper、Ce1l Res、、  16:) : 1−10(1986)] およびリンドキストJL 1ndQuist、 s−+  Ann、 Rev、  B iochem、、 二5:1151−1191(1986)コによって出 された。
熱ンヨノクタンパク質は熱ショ/り現象におけるそれらの役割と無関係な、また は独立した機能をも有することが見出たされた。熱シヨツクタンパク質をフード する遺伝子(即ちhsp遺伝子)は胚発達期に差水次的に「ベンソードら(Be nsaude、O,)、  Nature、  305: 331(1983) E、筋芽細胞細胞、胚@瘍細胞および赤血球系細胞等の特殊な細胞の分化期間中 に[アトキンソン(A tkinson、 BG)、去=q旦に且角其、灸旦  666(1986):アトキンソンら、  Can、 J、Biochem、C e11.Biol、、  61 : 404(1983);モラングら(Mor ange、M、 )、 Mo1ec、 Ce11. B iol、、  4 :  730 (1984):シングら(S ingh、M、 K、)、  Nat ure、  30旦:631(1984)(発現されることが見出だされた。新 生物形質転換もまた熱シヨツクタンパク質の濃度の変化をもたらすEランクス( Lanks、K。
W、)、  Exper、Ce1l Res、、  1炙−5: 1−10(1 986)]。
熱ショックタンパク質の遺伝子は高度に保存された5′配列を有し、それは“熱 ショ、クエレメンビまたは“HSE”と称する回転対称性のコンセンサス配列を 含有する。熱シヨツク転写因子(“H3TF”または“HSE”)はH3E配列 と結合すると共に、熱ンヨ・ツクタンパク質をコートする遺伝子の転写に加担す ると考えられるものと同定された[リンドキスト、  A nn、 Rev、  B iochem、 、 旦5:115]−1,191(1986);バーカー ら(Parker、C,S、)、  Celユ、纂286 : 854−860 (19801ウー(Wu、C,)、  Nature、  37 : 84−8 7(198511o従って、この因子は個体の熱ンヨ。
り応答を調節および促進し得る。
このように、該因子および該因子を活性化する物質は熱ンヨノク応答に関連した 疾患の治療手段を提供するものである。それらの疾患に該因子を用いる、あるい はその活性を促進する物質を同定するのに十分な程、該因子は特性化されていな いので、これまで、それら疾患の基礎にH3P(またはそれらの物質)を用いた ことはながった。即ち、H3Pおよびその誘導体、アンタゴニスト(拮抗物質) 、およびアゴニスト(作動薬)を精製並びに生産する手段が望まれていた。
発明の罠杓 本発明は熱シヨツク因子に関し、さらにその誘導体、アンタゴニスト、アゴニス トに関する。本発明はまた、それら化合物を天然および組換え起源から生産およ び精製することにも関する。本発明はさらにそれら化合物の診断および治療への 適用に関す2る。
詳細には、本発明は実質上、天然の不純物を伴わない熱ンジ、り因子またはその 誘導体を含む化合物に関する。
本発明はまた、熱ショック因子または熱シヨツク因子を活性化する物質を含有す る治療用医薬に関する。
本発明はまた、熱シヨツク因子をコードする配列を含有する組換え核酸分子に関 する。
本発明はまた、DNAアフィニティークロマトグラフィーを含む工程で調製され た上記化合物に関する。
本発明はまた、熱シヨツク因子の精製法であって、該因子を含有すると考えられ る試料をDNAアフィニティークロマトグラフィーに付すことからなる方法に関 する。
本発明はさらに、熱シヨツク応答に関連する疾患を治療する方法であって、その ような治療を必要とする個体に有効量の活性化熱シヨツク因子または熱シ=1. /り因子を活性化する物質を投与することからなる方法に関する。
また、本発明は患者のストレス状況を診断する方法であって、活性イヒ熱ショッ ク因子の存在を分析することを含む方法に関する。
好ましい態様の記載 熱シヨツク応答 本発明の一部は、外部環境の変化に対するヒト細胞の応答の研究から導かれた。
ヒト細胞は種々の環境の変化に対し、適当な遺伝子群の協調的な刺激、しばしば 転写因子の調節プロモータ一部位への配列−特異的結合を介して応答する[サー フリングら(S erfling。
E、)、  Trends in Genet、、  上: 224(1985 ):マノフナイトろ(McKnight、S、)、 Ce1l、  46 :  795(1986):マニアティスら(Maniatis、T、)、  5ci erHce、  236 : t 237(1987)]。
ある場合には、ヒト遺伝子の協調的な調節は既存の転写因子をプロモーターの調 節要素に結合し得る形・\変化させることに関するよう;ヘイニスら(Haye s、 T、 E、)、  Proc、 Natl、 Acad、 S’ci、  U S A。
旦: 1272(1987);キングストンら(K ingston、 R,E 、)。
Mo1ec、Ce11. Biol、、  7 : 1530(1987);ジ マリーノら(Zimarino、V、)、  Nature、  32ヱ: 7 27(1987)コ。このDNA結合能力の変化を起こす生化学的変化に関して は殆ど知られていない。これらの変化は明らかに環境シグナルの形質導入と、適 切な応答との基本的な連鎖:特異的な遺伝子群の誘導、である。従って、多くの 調節経路を理解する上で、転写因子の結合を誘導し得る機構を決定することは必 須である。
環境シグナルは哺乳類の幾つかの転写調節因子のDNA結合能力に、躬訳後変化 をもたらす。原核性生物系では環境シグナルはDNA−結合調節タンパク質のり ん酸化を導き得る。例えば、ntrB産物は窒素制限下でN trcタンパク質 をりん酸化し、NtrCを活性化する。同様に、酵母H3Fは熱に応答してりん 酸化される。
上記のごとく、細菌からヒトにおよぶ生物で起きる熱ショックはを誘導する。こ れらの遺伝子の転写は“熱/ヨノク因子”ぐ“HSF”)によって調節されてい る。通常、HSFは活動していない細胞においてさえ、低レベルで生産されてい る。ストレスに対する応答に際し、細胞内のH3F濃度が上昇し、活性形に変化 する。活性形H3FはH3E配列と結合し、それにより熱ンヨ、クタンパク質を コードする遺伝子の転写を促進し得る。このように、熱ンヨノク応答は協調的な 遺伝子調節の1例である。
ヒト細胞が43°Cに加熱されると各プロモーターの上流にある回文性熱ンヨノ クエレメント(HS E )[ペルハムら(P elham、 H、RJ、)、 Proc、Natl、Acad、Sci、USA、83 : 629(1986 )]を通して、熱ンヨ、り遺伝子の転写が刺激されることが分かった[す4;フ レイブ(Craig、E、A、)、 CRCCit、Rev、Biochem、 、上ショウジヨウバエにおいて、HSFのH3Eへの結合で、直接、転写が刺激 されることが認められ、他の生物においても同様に熱シヨツク遺伝子の発現が刺 激されると考えられるEキングストンら(Kingston R、E 、 )、  MolCell、B10)1.7 : 1530(1987);ウー、Nat ure、309 : 229(198’4):バーカーら、 Celユ、纂ch t、 G、 )、 Mo1. Cell、 B iol、 、  7 : 11 29(1987):ライ−は、ショウジヨウバエおよびヒト細胞において、転写 後の機構によ7)]。
ある因子に対する、熱シヨツク遺伝子のH3Eへの結合能力の誘導は、ショウジ ヨウバエおよびヒト細胞における熱シヨツク応答のコントロールに集中している と思われる。無傷の細胞とほぼ同様の温度状況で、細胞質抽出物において結合か 誘導されることから、結合能力の誘導は温度に対する直接応答である。この結合 能力における変化は細胞を加熱したときに起きる、単なるH S Fの変化では ない。加熱された細胞のHSFはインビトロで活性化されたHSFよりも有意に 多くりん酸化されている。ヒト細胞内でHSFは少なくとも2段階を経て活性化 される。即ち、結合能力の誘導、次いでりん酸化である。細胞質抽出物を加熱す るとこれらの工程の最初の工程のみか再生され、見掛は上、低分子量の因子が得 られる。この推定のりん酸化事象はHSFの転写活性化機能を増大するか、HS Fの機能にとって重要な他の幾つかの特性を変化させるもしれない。
要約すると、HSFは細胞が熱またはストレスにさらされることにより活性化さ れて炉」遺伝子の転写促進を仲介し、そのことにより熱ンヨノクタンパク質の細 胞内濃度を上昇させる転写因子である。
熱シヨツクタンパク質はストレスの悪影響を軽減する作用を有する。
HSFの精製 活性化H3FはHel、a細胞から好適に精製されるが、精製目的には他のヒト 細胞を用いることもてきる。適当な培養培地、好ましくは血清を補充した最少必 須培地(Joklikの改良培地)に細胞を培養する。所望の細胞濃度に達した 後、収穫し、核抽出物の調製に用いた。そのような抽出物はデイグナムらEDi gnam、D、、 Nucl、Acids−ドμm、↓1 : 1475(19 83:Bの方法で調製される。
次いて核抽出物を2本鎖DNA−セルロースカラムに通す。結合した物質を0. 3M KCf2を用いる段階的溶離てカラムから溶出させる。H3F活性の測定 は、キングストンら[K ingston R,E、。
\眼り月−B iolユ、工: 1.530(1987)]のゲル電気泳動アッ セイによって行うことが好ましい。HSF活性を含有する画分を分取し、以下の 精製に備える。
2本鎖DNAアフィニティーカラムは、配列5°−GATCCTAGAAGCT TCTAGAAGCTTCTAG −3゜て示される自己相補的、H3E含有の 28塩基オリゴヌクレオチドのコンカテマーを用いて調製することが好ましい。
そのようなカラムの調製はカドナガらCK adonaga、  P roc、  N at I、Δcadユ且aユ膓ジA、灸旦 5889(1986との方法 に従って行うことか好ましい。好ましくは、臭化シアンを用いてオリゴヌクレオ チドをセファロースCL−2B(ファルマンア)に共有結合によって結合させ、 アフィニティーカラムを調製する。
分取したH3’F含有画分を次いで、上記の特定配列に関する2本鎖D N A アフィニティーカラムに適用する。活性化H3Fはカラムに結合し0.75MK Cρ塩洗浄てカ予洗浄ら溶出する。H3F活性を示す画分を以後の精製のために 分取する。
次いで、分取した画分を好ましくは0.1MKCi7で希釈し、MoNo Q  FPLC力5ム(7アルマンア)に適用する。結合した物質を好ましくは線状K Cρグラジエン1−(0,1→1.OM)で溶離する。H3F活性を好ましくは 上記の方法で分析し活性画分を分取する。H3F活性は、01→0.6M KC (2でカラムがら溶出する。
上記方法を用い、DNAと結合し得る活性化H3Fを単離、精製することができ る。
HSFおよびその機能的な誘導体、アゴニストおよびアンタゴニスト 本発明は活性化熱シヨツク因子(“HSF”)、該因子の治療的フラグメント、 並びに機能的誘導体、および該因子のアゴニストおよびアンタゴニストに関する 。特に、本発明はHSFを活性化して活性形にすることができる物質に関する。
HSFの“機能的誘導体”とは、HSFの生物学的活性と実質上、同様の生物学 的活性(機能上または構造上)を有する物質を指す。
“機能的誘導体”という語句は、分子の“フラグメント(断片)”、“変異体” 、“同族体”または“化学的誘導体”を包含することを意図している。HSF等 の分子の“フラグメントとは分子のあらゆるペプチドサブセットを意味する。H SF等の分子の“変異体”とは分子全体またはそのフラグメントと実質上、構造 および機能が同様である分子を意味する。2分子が実質上、同様の構造を有する が、2分子が同様の生物学的活性を有するとき、ある分子は他の分子と“実質」 二同様”であるとされる。従って、2分子が同様の活性を有する場合には、たと え1方の分子の構造が他の分子には見いたされなtBものであったり、アミノ酸 残基配列が同一でなくとも、上記の本明細書中の語句を用いて変異体と考えられ る。HSF等の分子の“同族体”とは、機能は実質上同様であるか、構造は分子 全体またはそのフラグメントのいずれかにおいても同様でない分子を指す。本明 細書中、ある分子が正常分子の部分ではない、付加的な化学部分を有する場合、 他の分子の“化学的誘導体”であると言う。そのような部分は、分子の溶解性、 吸収性、生物学的半減期等の改善に寄与するものであり得る。そのような部分は また分子の毒性を減少し、分子の望ましくない副作用を、それが何であれ、消滅 させるものであってもよい。そのような効果をもたろし得る部分はレミングトン の基旦字(1980)に記載されている。それらの部分を分子に結合させる方法 は当業者にとって周知である。
HSFの“アンタゴニストとは、HS Fの機能を阻害し得る物質を指す。その ようなアンタゴニスト(j免疫グロブリン(例えば、モノクローナルまたはポリ クローナル抗体、そのような抗体の活性フラグメント)であってよい。本発明の アンタゴニストは非−免疫グロブリン化合物(ポリペプチド、有機化合物等)を 含む。
活性化H3Fと結合し、得るポリクローナル抗体は哺乳類を活性化H5F製品ま たは機能的なHSF誘導体製品によって免疫することで調製することができる。
そのような免疫の実施方法は当業者に周知である。特定の生物学的試料中の活性 化H3Fの存在(または量)の分析に、モノクローナル抗体(またはそのフラグ メント)も用い得る。そのような抗体は牌細胞を活性化H3Fで免疫することに より上記の方法に加えて、抗−イディオタイプ抗体を用いる2工程によっても活 性化H8Fと結合し得る抗体を産生ずることができる。
そのような方法は、抗体そのものが抗原であり、それ故、第2抗体と結合し得る 抗体を得ることができるという事実を利用している。
この方法によれば、活性化H3Fと結合し得る抗体を用いて動物を免疫する。次 いで、そのような動物の牌細胞を用い、ノ\イブリドーマ細胞を製し、このハイ ブリドーマ細胞をスクリーニングして、抗−活性化H3F抗体と結合する能力が 活性化H5Fタンパク質によって特異的に阻害される抗体を産生ずるクローンを 同定する。そのような抗体は抗−H3F抗体に対する抗−イディオタイプ抗体を 含んでいた。そのような抗体を用いて動物を免疫し、活性化H5Fと結合し得る 抗体の形成を促進することができる。
他のHSF(またはHSFの機能的な誘導体)を対象に与える外に、HSFアゴ ニストを対象に投与することで対象内でのHSFの効果を増大することができる 。本発明はまた、そのようなH3Fアゴニストを提供するものである。H8Fア ゴニストは、HSFの作用効果を増大し得る限り、いかなる化合物であってもよ い。アゴニストの例には、対象によるHSF産生を促進する物質、既に存在する HSFの活性を高める物質等が含まれる。既存のHSFの活性化を促進する物質 が好ましいアゴニストであり、本発明の治療用物質である。
HSFまたはHSFの活性化を促進する物質は組換えDNA技術を用いて合成す るか、タンパク分解的に得ることができる。そのような物質の治療上の利点は、 幾つかの物質を併用投与することで増大され得る。本発明は、1.2、またはそ れ以上のアミノ酸残基を欠く、あるいは異なるアミノ酸残基を含有している機能 的なH3F誘導体であって、それが熱シ:I/り応答に対して影響を及ぼす能力 を有する限り、そのような誘導体も発明の範囲に包含することを意図している。
本発明の化合物は、それを含有する標品がこれらの生産物に通常、および天然で 伴なっている物質を実質上、含有しない時には、“実質上、天然の不純物を含有 しない”と表す。
H3F調製法 本発明の熱シヨツク因子は天然工程(例えばヒトまたは動物細胞のHSF産生を 誘導する);合成法(例えば、Merrifieldのポリペプチド合成法を用 いてHSF、機能的なH3F誘導体、またはHSFのアゴニストまたはアンタゴ ニスト(免疫グロブリンまたは非−免疫グロブリン)を合成する);あるいは組 換え技術の適用(例え(f1本発明のHSFを多様な宿主(即ち、酵母、細菌、 真菌、培養哺乳類細胞等)で生産するか、組換えプラスミドまたはウィルスベク ターを用いて生産する))ことにより得られる。いずれの方法を選択するかは、 便宜性、所望の収量等の因子による。HSFの生産1;1マ、上記した方法、工 程、または技術の1つのみ用いることを必要としない。上記の工程、方法および 技術をHSFの製造のために組み合わせることができる。あらかじめ活性化され たHSFをコードする遺伝子またはCDNA配列をクローニングし、発現させる ことが好ましいH3F調製法である。そのような遺伝子CDNA配列を以後、“ HSF遺伝子”または“H3FcDNA配列”と称する。
H3F遺伝子(または、同等に、HSFをコードするCDNA配列)をクローニ ングするには、様々な方法のいずれを用いても良い。そのような方法の1つでは cDNA挿入体(H3F発現ベクターから導かれた)のシャトルベクターライブ ラリーをH3F遺伝子またはCDNA配列に関して分析することを含む。そのよ うな分析は細胞をベクターで形質転換し、HSFの発現に関して分析することに より行われる。
この遺伝子のクローニングでは、H3F分子のアミノ酸配列を決定することが好 ましい。この作業を行うには、上記のごと<H3Fタンパク質を精製し自動配列 決定機で分析する。または分子を臭化/アン、またはプロテアーゼ類、例えばパ パイン、キモトリプシンまたはトリプシン、好ましくはトリプシンで断片化して もよい[第1、て1:209−215(1983)E。HSFの全アミノ酸配列 を決定することは可能であるが、分子のペプチドフラグメントの配列を決定する ことが好ましい。ペプチドの大きさが10アミノ酸長さ以上であれば、通常、H 3F遺伝子等の遺伝子(またはH3F遺伝子のcDNA遺伝子配列)のクローニ ングに十分な配列情報が得られる。
1またはそれ以上の適当なペプチドフラグメントの配列が決定されれば、それら をコートし得るDNAを調へることかできる。遺伝コードには縮重かあるので、 特定のアミノ酸をコードするのに用いc、、Menlo Park、CA(19 77)、356−357頁]。ペプチドフラグメントを分析して最低の縮重間を 有するオリゴヌクレオチドによってツー1−されていると思われるアミノ酸配列 を同定する。
これは、ただ1個のコドンによってコードされているアミノ酸類を含有する配列 を同定することにより好適に行われる。そのようなアミノ酸配列は唯一のオリゴ ヌクレオチドによってコードされていることもあるか、アミノ酸配列は同様の1 セツトのオリゴヌクレオチドのいずれかでコードされていていることも多い。重 要なのは、そのセットの全メンバーがペプチドフラグメントをコードし得るオリ ゴヌクレオチドを含有しており、ペプチドフラグメントをコードする遺伝子配列 として同じヌクレオチド配列を含有している可能性があるが、この遺伝子配列の ヌクレオチド配列と同一のヌクレオチド配列を含有しているのはその内の1つの みだということである。これがセットに含まれており、しかもこのセットの他の メンバーの存在下でもDNAとハイブリダイズし得るので、分画されていないオ リゴヌクレオチドセットを、単一のオリゴヌクレオチドでペプチドをコートする 遺伝子(またはcDNA配列)をクローンすると同様の方法で用いることができ るのである。
上記と全く同様の方法で、ペプチドフラグメントをコードし得るオリゴヌクレオ チドまたは配列セントに相補的なオリゴヌクレオチド配列(またはオリゴヌクレ オチドセット)を用いることができる。
H8F遺伝子のフラグメントをコードし得る適当なオリゴヌクレオチド、または オリゴヌクレオチドセット(あるいはそのようなオリゴヌクレオチド、またはオ リゴヌクレオチドセットに相補的なもの)を同定しく上記の方法を用いて)、合 成し、当業者既知の方法でD N A、より好ましくはH3F遺伝子配列を発現 し得るヒト細胞から導かれたcDNA製品とハイブリダイズさせる。核酸ハイブ リダNY(1982)]およびヘイムスVLHaymes、 B 、 D 、  、上!! :、 Nucjejc −ノ5cid  Hybridizatio n、  、a  Practica↓−!〜pproach、   I  RL   Press。
Washington、 D C(1985)]によって示された。D N A またはcDNAの起源はH3F配列に富むものが好ましい。そのような富裕化は 、HSFの合成を刺激するような条件下で培養した細胞からRNAを抽出するこ とによって得られるcDNAを用いることにより容易に得られる。
上記の方法または同様の方法でヒトアルデヒドデヒドロゲナーゼ[スーら(Hs u、L、C,)、  Proc、Natl−Acad、Sci、USA、1名: 3771−3775(1985)]、フィブロネクチン[スズキら(Suzuk i、 S 、 )、  E ur、 Mo1一旦i蛙コヒuL見、、  4 :  2519−2524(1985)E、ヒトニストロジエンレセプター遺伝子[ ウオルターら(Waiter、 P、)、  Proc、NatlAcad、  Sci、USA、  82 : 7889−7893(1985)]、組織型プ ラスミノゲン活性化因子[ベニ力ら(Pennica、D、)、  Natur e、  301−: 214−22 ](198[カムら(Kam、W、)、   Proc、Natl−Acad、5ciJ7SA、1名:8715−8719 (1985)]をフツーする遺伝子が成功裏にクローニングされた。
HS F遺伝子配列クローニング法の好ましい変法では、DNAまたはH3Pを 発現し得る細胞から得たcDNAを発現ベクターにクローニングして発現ベクタ ーライブラリーを調製する。次いて、ライブラリーを抗H3F抗体と結合するタ ンパク質を発現し、H3PまたはH3Fフラグメントと同じアミノ酸配列を有す るポリペプチドをコードし得るヌクレオチド配列を有するメンバーに関してスク リーニングする。
上記の方法で得られたクローン化H3F遺伝子を操作可能に発現ベクターに結合 させ、細菌または真核性細胞に導入し、H3Fタンパク質を産生ずることができ る。そのような操作方法はマニアティス(前tl)によって示されており、当業 者に周知である。
H3P、その機能的誘導体、アコニストおよびアンタゴニストの使用 A9診断的使用 本発明化合物は器官または組織、あるいは器官または組織の抽出物または切片に おけるストレスの存在を診断するのに使用できる。
また、本発明化合物は、細胞また細胞抽出物中のストレスのレベルを診断するの に使用できる。そのような診断実施能力は、特に、器官または組織移植あるいは 置換治療における器官(例えば、腎臓、肝臓、心臓等)または組織(皮膚、骨髄 等)の適合性の評価において望ましい。
特定の生物学的試料中のストレスの存在またはストレスのレベルは試料中に存在 する活性化HSFの同定または量の測定によって行われる。このためには試料中 の活性化H3Fを同定(または定量)し得る任意の方法が用い得る。しかしなが ら、活性化H3Fと結合し得る抗体、特に、モノクローナル抗体(またはポリク ローナルまたはモノクローナル抗体のフラグメント)を用いて活性化H3Fを分 析することが好ましい。
活性化H3Fの診断分析はイメージングアッセイ(例えば、全身または器官イメ ージング)を含んでいるか、あるいは細胞の、または組織または器官切片の、生 検またはインシトウ(in 5ito)アッセイを含んでいることもある。上記 のごとく、そのようなでノセイは器官、組織、細胞などの細胞上抽出物に関して 行われ得る。
本発明の抗体(またはそのフラグメント)はそれらを溶液相に含有する、または 固相担体に結合させて用いるイムノア、セイに使用するのに好適である。
抗体またはそのフラグメントを櫟識法で用いられている様々なラベルの内、任意 のものを用いて標識することができる。本発明に用い得るラベル型の例として、 酵素標識、放射性同位体標識、非放射性同位体標識、蛍光標識および化学発光性 標識を挙げることができるが、これらに限定されない。
適当な酵素標識の例にはマレエートデヒドロゲナーゼ、スタフィロコッカスヌク レアーゼ、デルタ−5−ステロイドイソメラーゼ、酵母アルコールデヒドロゲナ ーゼ、アルファーグリセロール・ホスフェートデヒドロゲナーゼ、トリオースホ スフェートイソメラーゼ、ペルオキシダーゼ、アルカリホスファターゼ、アスパ ラギナーゼ、グルコースオキシダーゼ、ベーターガラクトシダーゼ、リボヌクレ アーゼ、ウレアーゼ、カタラーゼ、グルコース−6−ホスフェートデヒドロゲナ ーゼ、グルコアミラーゼ、アセチルコリンエステラーゼ等が含まれる。
適当な放射性同位体標識の例には、3)(、+11in、1251、+311. 3” P 1” S % ” C−、51C!’x 57T 0% ” C0%  ” F es 75S ez l5tE us”Y、”Cu、”’CiS”’ Ats ”Pb、 47Sc、””Pd等が含まれる。1′1は好ましい同位体 である。これを使用すると、+tsIまたは′31I標識、モノクローナル抗体 における肝臓での脱ハロゲン化を避けることができるので、実質的に有利である 。さらに、このラジオヌクレオチドはイメージングにおいてより好都合なガンマ 線数適当な非放射性同位体標識の例には、157Gd、” M n、IS!l) 、、 5t7r、5@Fe、適当な蛍光性標識の例には+5″Eu標識、フルオ レスセイン標識、イソチオシアネート標識、ローダミン標識、フィコエリスリン ILフィコシアニン標識、アロフィコンアニンLt識、0−フタルアルデヒド標 識、フルオレサミン標識等か含まれる。
化学発光物質標識の例には、ルミナール標識、イソルミナール標識、芳香性アク リジニウムエステル標識、イミダゾール標識、アクリンニウム塩標識、オキサレ ートエステル標識、ルシフェリン標識、エクオリン標識等が含まれる。
当業者は、本発明に用い得る他の適当な標識を知っているであろう。これら標識 と抗体またはそのフラグメントとの結合は当該技術分野によく知られた一般的手 法を用いて行うことか出来る。代表的な方法はケ不ティーJKennedy、  J 、 H,、Cfin、 Chit φA粋、  70後者の文献記載のカッ プリング法はグルタルアルテヒト法、ベルアイオテー+4、シマレイミド法、m −マレイミドヘン/ルーN−ヒドロキシースクンンイミドエステル法であり、本 明細書において引用している。
本発明の抗体(または抗体フラグメント)の検出は担体を用いることで改善され る。周知の担体には、ガラス、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、 テキストラン、ナイロン、アミラーゼ、天然および改変セルロース、ポリアクリ ルアミド、アガロース、マグネタイトなどが含まれる。本発明目的から、用いる 担体はある程度可溶から不溶性の性質を有する。支持体は、実際上、カップリン グした分子かHSFに結合するかぎり、取り得る立体配置構造のいずれであって もよい。即ち、支持体の立体配置はビーズの場合の球形、試験管の内側のような 円筒形、またはロフトの外表面等であってよい。あるいは、シート、テストスト リップ等のようにフラットであってもよい。当業者は、モノクローナル抗体を結 合させる上で適当な他の担体について知っており、あるいは日常的な実験で同様 のものを確認することかできる。
本発明の抗体または抗体フラグメントは、定量的または定性的に活性化H5Fを 検出するのに有用である。そのような検出は種々のイムノアッセイの内、任意の ものを用いて行う口とができる。例えば、抗体または抗体フラグメントを放射活 性に標識し、ラジオイムノアッセイで活性化HS Fを検出することかできる。
活性化H3Fは、HSE含有DNAとの結合能力に関して、“ブレ(未)活性化 ”HSFと識別することかできる。試料中に存在するそのような活性化H3Fの 量はラジオイム/アッセイを用いて測定し得る。う/オイムノアノセイ(RIA )に関する優れた論文がワークら+IWork、 T 。
S、、  Laboratory Techniques ancl Bioc hemistry in Mo!ecular」L掩1ogy、 North  Ho1land Publishing Company、 NY(1978) ]に見られ、とりわけ、チャード、T執筆の“ラジオイムノアッセイおよび関連 技術への導入”という標題を付した章に示されている。
本発明の抗体または抗体フラグメントは“2部位”または“サンドイッチ”アッ セイと称するイムノメトリックアッセイにも適用可能である。代表的なイム/メ トリ、クアノセイにおいては、ある量の非標識抗体(または抗体フラグメント) を被検溶液(例えば、血液、リンパ、液状化糞便、組織ホモンネート、細胞抽出 物等)に不溶性の固体支持体に結合させ、検出可能に標識した可溶性抗体を加え て固相抗体、活性化H3F、および標識抗体の3重複合体を検出および/または 定量する。
代表的なイムノメトリックアッセイには“類アッセイ”がある。このアッセイで は固相に結合した抗体をまず被検試料と接触させ、固相抗体−H3F2成分複合 体を形成させることにより試料から活性化HSFを抽出する。適当なインキュベ ーション時間の後、固相を洗浄して液体試料中に存在し得る、未反応抗原をも含 む残渣を除去し、未知量の標識抗体(これは“リポータ−分子”として働く)を 含有する溶液を接触させる。非標識抗体を介して固相に結合している活性化H3 Fと標識抗体とがコンプレックスを形成する第2のインキュベーション期間の経 過後、固相を再洗浄して未反応の標識抗体を除去する。この順型サンドイッチア ッセイは活性化H3Fが存在するか否かを単純に決定するイエス/ノーアッセイ か、あるいは標識抗体の測定を既知量のHSFを含有する標準試料から得られた 測定値と比較して定量するものであろう。そのような″2部位”または“サンド イッチ”アッセイはワイドらのラジオイムノアッセイ法(Radi。
immune As5ay Method)の199−206頁に記載されてい る。
本発明の活性化H3Fの分析に宵用な他の型の“サンドイッチ”アッセイはいわ ゆる“同時”および“逆”アッセイである。同時アッセイでは、インキュベーシ ョン工程は一回のみであり、固体支持体に抗体を結合させる時に標識抗体をも被 検試料と一緒に加える。インキ二ベーションが完了した後、固体支持体を洗浄し て液体試料中の残渣と複合体を形成しなかった標識抗体とを除去する。固体支持 体と結合した標識抗体を通常の“順”サンドイッチアッセイにおけあると同様に して決定する。
“逆”アッセイでは、標識抗体の溶液を液体試料に段階的に加え、適当なインキ ュベーション期間を用いた後、固体支持体と結合した非標識抗体を加える。2回 目のインキュベーンヨンの後、常法に従って固相を洗浄し、被検試料の残渣と未 反応の標識抗体とを除去する。
次いで、固相に結合した標識抗体を、“順”および“同時”サントイ。
チアッセイにおけると同様にして決定する。
上記のごと<、H3Pのイムノメトリックアッセイには“リポータ−分子”で標 識された特定の結合性分子を必要とする。これらリポータ−分子またはラベルは 上で明らかにしたように従来からあり、当業者周知である。本発明の実施におい ては酵素標識が好ましい態様である。考えられるかぎりのあらゆるイムノメトリ ックアッセイに、標識として用いられる理想的な単一酵素はない。むしろ、特定 のアッセイ系に適当な酵素を決定する必要がある。酵素選択に重要な判定基準は 純化酵素のターンオーバー数(回転数)(単位時間あたりに酵素部位ごとに生成 物に変換される基質分子の数)、酵素製品の純度、その生成物の検出感度、酵素 反応の検出の容易さおよび速度、干渉因子または被検溶液中の酵素様活性の非存 在、酵素およびその抱合体の安定性、酵素およびその抱合体の入手容易性および 価格等である。本発明のイムノメトリックアッセイに用いるのに標識として用い るのに好適な酵素は、ペルオキシダーゼ、アルカリホスファターゼ、ベータガラ クトシダーゼ、ウレアーゼ、グルコースオキシダーゼ、グリコアミラーゼ、マレ ニートデヒドロゲナーゼ、およびグルコース−6−ホスフェートデヒドロゲナー ゼである。より好ましい酵素1mとしてウレアーゼがあり、色素産生性pHイン ジケーターでその活性を肉眼で容易に観察することかできるので特に好ましい。
B、H3Pを活性化する物質の検出における本発明化合物の使用数に論じたよう に、細胞中の活性化H3Fの存在が熱ショックや他のストレス性状況下で細胞を 生存させる。従って、H3Pを活性化し得る物質、または天然のH3F活性化を 刺激または促進し得る物質が非常に望ましい。そのような物質を用いて細胞の死 滅を阻止する(即ち、器官、組織等を受容者に移植するための調整期間中にそれ らが死に至ることを防ぐ)か、ストレス状況下の個体であって、彼自身の固有の H3F活性化能力が、障害または死亡を免れるには不十分であるような個体を治 療することができる。
H3Pを活性化する物質は以下の方法で同定することができる。
H3Pを、適当量の、H3F活性化能力が決定されている物質の存在下でインキ ユベートする。インキュベーション混合物はH3Pの活性化が起きるのに必要な 酵素、補酵素、補助因子等を含有する。
好ましくは、そのようなインキュベーション混合物は哺乳類細胞の細胞抽出物か らなる。適当期間インキュベーションした後、インキュベーション混合物中のH 3PのDNAとの結合能力を試験する。H3Pは活性化された場合にのみDNA と結合するので、DNAと結合したH3Pの存在(またはDNAと結合したH3 P量の増加)は分析した物質がインキュベーション混合物中のH3Pを活性化し 得るということを示唆するものである。そのような物質の同定がなされたら、化 学的または生物学的な日常的手法でその構造を決定することができる。そのよう な活性化物質に関する上記分析は多数の潜在的な医薬物質をスクリーニングする のに特に適用される。
C0治療的用途 対象(ヒトまたは動物)におけるH3Fレベルを増大する物質は熱シヨツクスト レス応答に関連したあらゆる疾患の治療に用いることができる。上記のごとく、 熱シトンク応答は生物が種々のストレスに応答するのに用いる、極めて高度に進 化した保存的経路である。
これらストレスには低酸素およびエタノールも含まれる。
低酸素の病態生理学的現象は十分に議論されている。低酸素は心筋および脳梗塞 の両者の直接原因となる機構である。従って、ヒトまたは動物か低酸素発作に、 よりうまく応答することができれば、永久的な損傷がより少ないままに生き残り 得る可能性がある。心筋梗塞サイズの制限は患者の生存に直接的な影響を及ぼし た。従って、対象中での活性化HSFレベルを増大する物質は、そのようなスト レスの潜在化に有用である。そのような治療はまた、エタノール過剰摂取による 代謝障害を制限する能力により、エタノール誘発ストレスの治療にも価値かある 。
受容患者にH3Pと結合し得る抗体またはそのフラグメントを投与する場合、H 3P(またはそのフラグメント、変異体、または誘導体)、あるいはH3Pの活 性化を促進する物質を投与する場合、投与する物質の量は患者の年令、体重、身 長、性、全身の健康状態、以前の病歴等の因子によって変化する。一般に、患者 に抗体を投与する場合、患者の体重あたり約1pg/kgから10 mg/ k gの範囲の用量で投与することか望ましいか、それ以上または以下の投与量ても よい。上記化合物を患者に投与する場合、そのような化合物を患者の体重あたり 約1 pg/ kgから1. Omg/ kgの範囲の用量で投与することか望 ましいが、それ以上または以下の投与量でもよい。
本発明化合物は、静脈内、筋肉内、皮下、腸内、または非経口的に患者に投与さ れ得る。そのような化合物を注射によって投与する場合、連続注入、または−回 または多数回のポーラス注入で行われるであろう。
本発明化合物は受容対象に熱ンユソク応答を起こさせるに充分な量、投与するこ とを意図する。ある物質の投与量、投与経路等がそのような応答に影響するのに 充分であるとき、ある量を熱シヨツク応答を“起こさせる”に充分な量と言う。
本発明化合物は、ストレスによる症状の発現前(そのような状況から予期される 損傷を抑制するため)、または症状発現後に与えることができる。
ある組成物は、受容患者がその投与に耐え得るとき、“薬学的に許容し得る”と される。そのような物質は、投与した量が薬学的に有意であれば、“治療有効量 ”であると言う。もしもある物質の存在か患者の生理学に検出可能な変化をもた らす場合、それは生理学的に有意であるという。
本発明化合物は、これら物質またはその機能的な誘導体を薬学的に許容し得る担 体ビヒクルと混合することからなる、薬学的に有用な組成物の調製法に従って調 製することができる。池のヒトタンパク質、例えばヒト血清アルブミンをも含め て、適当なビヒクルがレミントンの薬科学[第16版、オソール(Osol、A 、)i、 Mack、  Easton P A(1980)]に記載されてい る。有効な投与のために適した薬学的に許容し得る組成物を調製するためには、 そのような組成物は有効量の上記化合物と適当量の担体ビヒクルとを含有するで あろう。
作用持続期間のコントロールのためにさらに薬学的な方法が用いられる。フント ロールリリース(放出制御)製剤は化合物と複合体を形成するか、化合物を吸収 するポリマーを用いて得られる。制御されたテリバリーは適当な高分子(例えば 、ポリエステル、ポリアミノ酸、ポリビニル、ピロリドン、エチレンビニルアセ テート、メチルセルロース、カルボキンメチルセルロース、プロタミン硫酸塩等 )の選択、高分子の濃度および放出制御のための導入法を選択することで行われ る得る。放出制御製剤による他の可能な作用持続化法は、ポリエステル、ポリア ミノ酸、ハイドロゲル、ポリ(乳酸)、またはエチレンビニルアセテート共重合 体の粒子に本発明化合物を導入することである。あるいは、これらの物質を高分 子粒子に導入するかわりに、これらの物質をコアセルベーション法または界面重 合で調製されるマイクロカプセル、例えば、それぞれ、ヒドロキンメチルセルロ ースマイクロカプセルまたはゼラチンマイクロカプセル、あるいはコロイド状薬 物デリバリ−システム、例えばりポゾーム、アルブミンミクロスフェア−、マイ クロエマルジョン、ナノ粒子、オよびナノカプセルまたはマクロエマルジョンに 捕獲(エントラップ)することができる。そのような方法はレミントンの薬科学 (1980)に記載されている。
以上、本発明を総合的に記載したが、本発明は以下の実施例により一層よく理解 されるてあろう。これらの実施例は例示にすぎず、特に明記しないかぎり、本発 明を制限することを意図しない。
実施例1 熱ンヨノク因子の分析 1(SEと結合するヒトH3Fは非−変性ポリアクリルアミドゲル上で特徴ある 移動度て泳動する[キングストンら、 Mo1. Cell、 B i。
1、.7 : 1 :1530(1987);ンーガーら、  Nature、   329 : 81(1987)]。43°Cで増殖しているHe1a細胞の 核抽出物は37°Cて増殖するH ela細胞から得た核抽出物のそれよりも有 意に高い結合活性を含有している。この誘導の研究用インビトロ系を開発するた めに、37°Cで培養したHe1a細胞の核および細胞質抽出物を調製した[デ ィグナムら(Dignam、D、)、  Nucl、Ac1ds Res、、   111475(1983)E。これらの抽出物を43°Cで1時間加熱し、バ ンド保持法によってH8E結合活性のレベルを測定した。
37°Cで増殖する4LのHeja細胞の核および細胞質抽8物(それぞれ、N Eおよび5100と称する)と43℃で1時間インキュベーションした直後のI LのHela細胞から得た核抽出物(H3NE)をディグナムの方法(ディグナ ム:)(Dignam、D、)、 Nucl、Ac1dsシ五、1上:1475 (1983乃で調製した。抽出物をバッファー(20mM Hepes、 pH 7,9,20%(vol/vol)グリセロール、100mM KCN、0−2 mM EDTA、0.5mMフェニルメチルスルホニルフルオリド、0.511 1M ジチオスレイトール)に対して透析し、何も添加せずにインキュベーショ ンした。タンパク質(NEタンパク質5.0μ9または3100タンパク質8. 5μ9、または両方)を0℃または43℃でインキュベーションした。次いで抽 出物をヒトhsp70プロモーターのHSE(塩基−11から−80)を含有す る、。P標識合成オリゴヌクレオチドと一緒に30℃で30分間インキュベーシ ョンした[センら(Sen、R,)、 Ce1l、  47 : 921(19 86);プリウェスら(Prywes、 R,)、 Ce1l、  47 :  777(1986);ヘイニスら(Hayes、T、E、)、  Proc、N atl、Acad、Sci、 U S A + 旦4: 1272(1987) コ。持合反応混合物(20ttI2)は20w+M Hepes、 pH7,9 ,12%(vol/ vol)グリセロール、60mM KC6,0,12mM  EDTA、0.3mM フェニルメチルスルホニルフルオリド、0.3mM  ジチオスレイトール、2mM MgCr2、モルあたり100μ9のpoly( dl−dC)・poly(dl −dC)および標識DNA約0.2ng、およ び抽出物を含有していた。反応混合物を4%非変性ポリアクリルアミドゲルによ る電気泳動にかけた。
HSE(ヒトhsp70プロモーターの塩基−80から−115)を含有する3 67−の2本鎖オリゴヌクレオチドを標識プローブとして用いた。核抽出物は加 熱の前後いずれにも結合活性を含有していなかったが細胞質抽出物は43°Cで 加熱した後にのみ、有意レベルの結合活性を有することが分かった。細胞質抽出 物に核抽出物を加えても誘導の程度には変化がなかった。
本実験の結果は、非熱誘導He1a細胞の細胞質抽出物がゲル移動度のシフトア ッセイで測定される、熱誘導可能な熱シヨツクエレメントの領域への結合活性を 有することを示17ている。
実施例2 熱ショ・/り因子の精製 A)核抽出物の調製 ヒhHela細胞を最少必須培地で支持した5%ウマ血清を補充した浮遊培地( J oklikの改良)で培養した。およそ500. O’OO細胞/mQの密 度に達するまで細胞を培養した。細胞を収穫し、実質上デイグナムらJDign am、  Nucl、Ac1ds Res、+  1ユニ1475(1983) コの方法に従って核抽出物を調製した。核抽出物をジグナムバソフy−(DiX naIIBuffer)D(20%(v/v)グリセロール、20mMHEPE S(pH7,9)、0.1M KCQ、0.5mM DTT、0.5n+M E DTA)に対して透析した。
B)分画ステップ#1 ジグナムバッファーD中のHela細胞核抽出物を予めバッファーD中で平衡化 したウシ胸腺2本鎖DNA−セルロースカラム(ファルマシア)に適用した。カ ラムをバッファーD中0.3M KCl2および1.5M KCl2の段階的増 加溶離で処した。H3F活性をゲル電気泳動による移動度シフトアッセイ[キン グストンら、 Mo1.Ce1l。
Biol、、  7 : 1530(1987)]によって監視した。HSF活 性は0.3M KC(で溶出した。H3F画分含有フラクションを分取し界面活 性剤NP−40を0.1%(v/v)まで加えた。
C)分画ステップ# 第2の精製工程はH3Pとその関連配列・・H3Eとの特異結合による。この工 程のために配列特異的2本鎖オJJフヌクレオチトアフイニテイーカラムをカド ナガらFK adonaga、  P roc、 N at 1. A cad 。
Sci、USA、83 : 5889(1986)2の方法に従って構築した。
下記の配列で示される自己相補的な28塩基オリコヌクレオチドを合成した。
5“ −GATCC丁AGAAGCTTCTAGAAGCTTCTAG  −3 ゜このオリコヌクレオチドを自己アニーリングさせてGATC5“突出を有する 2本鎖分子と2個のオーバーラツプH3Eの2本鎖分子を得た。これらの分子を りん酸化して平均長さ約5〜10単位のコンカテマーに結合(リケーション)さ せた。このD N ’AをセファロースCL−2B(ファルマ/ア)に、臭化7 アンを用いて共有結合させた。これは、アフィニティーカラムを構成している。
ステップ#lて分取したフラクションを、予め、バッファー〇3D’1ns(0 ,3M KCff、 O,1%v/v N P  40、O、l−rtr9/  mQウシインンユリンを補充した/ 匂ファーD)で平衡化してお(為テこアフ ィニティーカラムに適用した。H3F活性はノマノファ−0,8D’1ns(0 ,8M KCQ、 0.1%v/VNl’−40,0゜1 yny/ 1112 ウシインシユリンを補充したバッファーD)による1回の洗浄で溶離された。
D)分画化ステップ#3 上記ステップて分取したフラクションを0.1MKC+2+こ希釈しMONOQ   FPLCカラム(ファルマンア)に適用した。ノXI・/ファーD’ins 中KCl2の0.1 M−1、0Mの線状グラジェントで溶離した。H3F活性 を分析し、活性フラクションを分取した。溶出した物質はSDSゲル電気泳動分 析で2ノくンドを示した。こ1tらノくンIJの1方は他の分解産物と考えられ た。即ち、この物質(よ純度50%(2バンドが無関係であるとした場合)から 純度95%(2)くンドカく関連性を有するとした場合)の範囲にある。
実施例3 熱ンB’)り因子の特性化 細胞質の熱誘導可能な結合活性は熱ンヨノク細胞の核抽出物力1ら得られた2本 の遅いバンドの内、低い方と一緒に移動する、ただ1本の遅いバンドを与えた。
細胞質抽出物をホスホセルロースまたはB 1orex 70て分画化して得た フラクションは43°Cて加熱した後、適当な移動度の2バンドを形成する。従 って、未分画化細胞質抽出物を43℃で誘導した場合には、低い方の1本のパン l”Lか存在しないのは、抽出物中の不純物が原因であるのかもしれない。結合 かH3Eとの相互作用を表していることを証明するために、この結合の配列特異 性を調へた。
5100抽出物中に存在する熱誘導可能な結合活性を、熱誘導ノ・ンドと、熱シ ヨツク要素(エレメント)および非特異的フラグメントを含有するフラグメント との競合を調べることで特性化した。熱−誘導ハンドと、熱シヨツク要素および 非特異的フラグメントを含有するフラグメントとの競合を以下の方法で検査した 。DNAプローブとインキユヘーンヨンする前に、5100タンパク質8.5μ 9を43°Cで1時間インキコヘーシコンした(またはインキユヘーンヨンしな かった)。上記の方法に従って5100タンパク質の調製、D N Aとのイン キュベーション、および電気泳動を行った。インキユヘーシジン混合物はまた、 非放射活性競合DNA(5〜10倍モル過剰量のヒトhsp遺伝子の塩基−84 〜二5(これは熱シヨツク要素を含有しない)またはヒトhsp遺伝子の塩基− 148〜−74(塩基−100を中心とする熱シヨ、り要素を含有する)または り、mela、n。
gaster熱/:i/り遺伝子の、3個の熱シヨツク要素を含有する310塩 基対フラグメント(プラスミドpSP−H3−9のXhol[塩基−2001か らEcoRI[塩基+100]まで[ウームら(Wurm、 FM、)、  P roc、Natl、Acad、Sci、USA、  83 : 5415 (1 986)])であって(ホホルムブレら(Holmgren)、 C匣1 18 :1359(1979))記載のクローン化断片232から導かれたもの、また はCAAT配列を含有する39塩基対2本鎖合成オリコヌクレオチド(上側の鎖 : 5’ −CA CCG TCG ATT丁CCC丁T CTG AGCCA A TCA CCGAGCTCG A) :あるいは36塩基対の2本鎖合成オ リゴヌクレオチドプローブをも含有していた。D N A ia度はアガロース ゲル電気泳動で推測した。
さらに結合特異性を特性化するためにメチル化干渉分析を行った部分メチル化断 片を加熱した細胞質抽出物と一緒にインキュベーションし、結合した断片と遊離 断片を分離し、分析した。上方または下方の鎖のいずれかの放射能レベルによっ て分析した。細胞質抽出物を43℃で1.5時間加熱した。結合反応は上記の方 法で行った。
それらの分析では加熱した細胞質抽出物120μ9(インビトロ)またはH3N E 16μg(インビボ)を、プロモーターの塩基−148〜−74を含有する 標識断片20ngと一緒にインキュベーションした。非変性ゲルで結合した複合 体と遊離の複合体とを分離し、溶離し、ギルマンらjGilman、M、 Z、 、 Mo1. Ce11. Biol、、  6 : 4305(1986)l の方法で分析した。熱シff ’7クコンセンサス配列はC・・GAA・・TT C・・Gである。HSFを含有する全断片が結合に競合したが、HSFを含有し ない断片は競合しなかった。HSF内またはHSFに隣接する5個のG残基は結 合DNAには表れておらず、このことは結合因子がこれら残基と密接に関連して いるということを示唆している。同様のパターンが熱シヨツクHe1a細胞の核 抽出物にも認められた。競合データおよびこのDMS干渉データはインビトロで 誘導された結合活性が、全細胞のインキュベーション後に見られると同様の配列 特異性を有することを示唆している[キングストンら(K ingston、  R,E、)、 Mo1. Cell、 B iol 、ユ。
1530(1987)]。
実施例4 結合誘導の特性化 無傷のHe1a細胞と、細胞不含系(細胞抽出物)での結合活性の誘導を比較し た。無傷のHe1a細胞での結合活性の誘導における反応速度は速いが細胞不含 系での誘導の反応速度は遅いことが分かった。
8100抽出物での熱誘導性結合活性の反応速度と熱依存性を以下の方法で決定 した。上記のごと<5100抽出物を調製し、電気泳動した。試料は8100抽 出物に由来するタンパク質8゜5μ9を含有していた。試料を43時間で1時間 インキュベーションした後、結合反応を行った。幾つかの試料は、このインキュ ベーションの後、さらに1時間、37℃、30℃または0℃でインキュベーショ ンしてから結合反応に付した。結合反応の前に8100抽出物を43°Cでイン キュベーションした。結合レベルのピークは43℃で45〜60分間インキュベ ーションした後に認められた。結合活性誘導の至適温度は、He1a細胞が熱シ ヨツク応答を示す温度と密接な関係にあった。インビトロでの37℃は殆ど結合 活性を誘導せず、40°Cおよび43°Cでは誘導が増加し、50℃では誘導を 認めなかった。
−i結合活性が誘導されると、氷上、30℃または37℃でさらに1時間インキ ュベーションしても活性化因子の活性が除去されることはなかった。
実施例5−  He1a細胞からのHSFの誘導43°Cで1時間加熱された細 胞質抽出物中のHSFの量をH3F測定値がタンパク質の増加に伴って直線的に 増加するような条件下で、移動度シフトゲルを用いて測定した。Hela細胞の 核抽出物中のHSFの量を同様にして測定した。次いで、活性をそれぞれの抽出 物の調製に用いた細胞の数に関して補正した。加熱した細胞質抽出物中のHSF の雪は細胞108あたり12.200単位であり、加熱した細胞由来の核抽出物 は、細胞10aあたり11.800単位を含有していた。単位は移動度シフトゲ ル上に保持された標識H3Fプローブの量で定義される。
インビトロでのH3F結合活性誘導の特徴は、この活性化が、無傷のHela細 胞に熱ショックを与えた場合に見られる活性化を反映していることを強く示唆し ていた。インビトロでの誘導の温度プロフィルは無傷細胞で見られるそれと同様 である。さらに、インビトロでのH3e−結合活性の誘導は有効である。インビ トロにおける細胞質抽出物の誘導は108細胞あたりH3F12.2単位を誘導 し、熱ショックHela細胞の、核には108細胞あたり11,8単位のHSF が存在していた。
実施例6  H3F活性化における温度の影響° 加熱した細胞では変性タンパ ク質の量が増加しており、このことがタンパク分解経路を介するH3F活性化の 引金であると示唆された[アナンサムら(Anantham、 J、)、  5 cience、  232 : 522(185)]。このモデルから、43° Cでは37°Cにおけるよりも多くの変性タンパク質が存在するという理由で、 インビトロ系での活性化の発現は温度依存性であると予言される。対照的に、細 胞質抽出物に沸騰BSAを加えても、37°Cまたは43°Cのいずれにおいて もH3F誘導誘導灯上記参照)は変化せず、誘導程度も変化しなかった。また、 沸騰細胞質抽出物の添加も活性化に殆と影響しなかった。
これは、変性タンパク質か、H3PのDNA結合形への変化に11受を担ってい るのではなく、この変化は温度の直接作用によるものであることを示唆している 。
1JI7.、H3F活性化の分子機構 細胞質抽出物を幾つかのイオン交換カラムで分画上熱誘導可能な方法でH3Pを 活性化する能力を保持している各両分を得た。これら画分を用いてATPの添加 か結合活性の活性化速度や程度になんら影響しないことを示した。細胞質抽出物 をBiorex70カラムに適用し、0.1.0.2.0.5および1.OM  KC(!を含有する洗浄液で希釈した。フラクションを個別に、および−緒に、 43°Cでのインキュヘーションに際する活性化H3Fの形成能力に関して分析 した。全活性がO,IM KCQ、洗浄で溶出した。カラムに保持されたタンパ ク因子の1つく“X”)がH3Pよりも速(移動することが分かった。Xを形成 する活性は、0.5M KC(洗浄で溶出した。
0.5MKC(!洗浄液は活性H3F形成能力を持たず、これを0.1M KO ff洗浄液に加えても、HS F形成世は変化しなかった。この発見は、不活性 な各H3F分子が熱で誘導されてDNA結合形フンホメーションに変化するとい うモデルと一致する。しかしながらH3F活性化の程度は細胞質抽出物の希釈に 対して非常に敏感であり、H3Pの活性化には少なくとも2個の分子か必要であ る口とを示唆している。これらの結果は(1)フンホメーンヨン変化を受け21 体化して結合し得る活性種を与える無傷のモノマーHS Fか存在するか、(2 )H3PをDNA結合形に変化させる第2の熱感受性因子か存在する、のいずれ かであることを示唆している。
上記のように、H8F8F活性化によって、その濃度がH3FIに逆関係にある バンド(“X”)が存在することが判明した。この発見は、該バンドが活性H3 Fの前駆体であることを示唆している。しかしながら、負に荷電したカラムでは 、このハントを形成する活性と活性H3Fを形成する活性とは分離する。即ち、 Xが熱シヨツク応答の調節に関与している可能性はあるが、Xを産生ずる因子が 活性H3Fの前駆体であることないよってある。
実施例8 クロスリンキング研究 インビトロでのH3F活性化の特徴を、下記の操作の後に存在するH3Pの濃度 を、上記のH4Fを含む合成オリコヌクレオチトを用いるゲル移動度シフトアッ セイ(上記参照)で測定することにより、調査した。
A)S100タンパク質20μ9を沸騰ウシ血清アルブミンの存在下(BSAl 、Oμg/5100タンパク質20μ?)または非存在下て20分間インキユベ ーンヨンした。この実験で変性タンパク質を添加しても活性化は変化しないこと が分かった。
B)細胞質抽出物を沸騰した細胞質抽出物の等量、4倍量、および9倍量て希釈 してから、90分間インキユベーンヨンした。次いで、すべて、活性(非沸騰) 細胞質抽出物13μ9を含有する結合反応混合物20μa中で活性を測定した。
この実験で希釈によってインビトロでのH3F活性化が減少されることが分かっ た。バッファーによる希釈後にも同様の結果か得られた。
C)細胞質抽出物13μ9/屑Qを43°Cで1時間加熱する(”43°C抽出 物”)か、水上で1時間インキユベーンヨンした(“O′C抽出物”)。
43°C抽出物(1μg、3μρ、または0μρ)とある量のO′C抽出物(O μQ、 2μQ1または4μのとを30’Cで1時間インキコヘーンヨンした。
この実験で、加熱していない抽出物の添加はHS Eへの結合を阻害しないこと が分かった。
H3Fバンドは以下の特徴を有していた。それは対照(コントロール)核抽出物 には存在しない:それは移動度シフトゲル上、H3F−H3E複合体(コンプレ ックス)中に検出される;その形成はHSE含有オリゴヌクレオチドにより有効 に競合されるがCCAAT要素を特定する対照オリゴヌクレオチドでは競合され ない。
各因子の見掛けの大きさを決定するためにUVクロスリンキング研究を行った。
”P−CTPおよびプロモーデオキシウリジンで置換しておいた合成H3Eダイ マーと一緒に抽出物をインキュベーションし、アガロースゲル上、UV光の照射 によって、生成したH3F含有複合体を非特異的複合体から分離した。得られた 襟識タンパク質種をSDSポリアクリルアミドゲル上で分析し、加熱Hela細 胞からの核抽出物中に存在する、93kdに移動するバンドを認めた。
驚くべきことには、加熱細胞質抽出物を用いて行った同様の実験において、イン ビトロで活性化されたHSFは、ポリアクリルアミドゲル上で加熱細胞の核から 単離したHSFよりも速<(90kd)移動した。これは加熱されていない細胞 質中には存在しておらず、交差結合による複合体形成はHSFで競合されたが対 照CCAATオリゴヌクレオチドでは競合されなかった。このように、インビト ロでのHSFのDNA結合特異性への活性化は、熱ンヨノクを受けた細胞から単 離されたHSFのそれと幾分具なっている。核抽出物の存在下で細胞質抽出物を 加熱した後には93kdおよび90kdの両バンドが観察されることから、この 相異は、細胞質抽出物中の活性H3F修飾作用によるものではない。
この移動度の相異について可能なことは、酵母HSFからの類推により、リン酸 化である。酵母H3Fの見掛けの分子量は、酵母細胞の熱シヨツク後、増大し、 この増加はりん酸化によると思われる。
加熱Hela細胞から得たHSFおよびインビトロで活性化したHSFを酸ホス ファターゼ処理してから、因子とDNAとのクロスリンキングに付した。酸ホス ファターゼ処理によって加熱Hela細胞から単離されたHSFの見掛けの移動 度は増大したが、ウシ腸ホスファターゼ処理の効果には限界があった。加熱細胞 由来のHSFを両ホスファターゼで処理した結果、約9O+dから92kdに広 がるバンドが得られた。反対に、インビトロで活性化したHSFの移動度に対し 、酸ホスファターゼは検出し得る効果を示さなかった。ホスファターゼ処理によ る加熱細胞由来のHSFの移動度の変化は、インビトロで活性化されたHSFの それに正確に一致するほどではなかったが、これらの結果は無傷の加熱細胞中に 認められるHSFがインビトロで活性化されたHSFよりも広範なりん酸化を受 けることを暗示している。
このようにヒトH3FのH3E結合能力はHe1a細胞質抽出物を加熱すること によって活性化される。変性タンパク質はインビトロでのH8E結合活性を活性 化の速度または程度を変化させない。インビトロで活性化されたHSFは加熱ヒ ト細胞の核から単離されたHSFと同一のDNA結合能力を有するが、インビト ロで活性化されたHSFはポリアクリルアミドゲル上で、無傷の細胞中で活性化 されたHSFよりも速い移動度で泳動する。この移動度の相異はりん酸化の相異 によると思われる。即ち、ヒト細胞は、熱に対し、少なくとも2ステツプのH8 F活性化によって応答する:まず、ATP依存性の、熱誘導性のDNA−結き能 力における変化、次いでりん酸化である。
本発明をその特定の実施態様について説明したが、さらに改変することができ、 本願は、一般に、本発明の原理に従って行う発明の改変、使用、または適用のす べてを包含することを意図しており、本発明が属する技術分野で既知または通常 のブラクティスであり、そして既述の基本的な特徴に適用される、そして後述す る請求の範囲の記載に包含される、それらからの派生をも包含するものと理解さ れるであろう。
国際調査報告 栖”””4”’””””−”PCT/US89100963Internat5 .onal  Application  No、=   PCT/lゴSP○ 10oC63Additional  classirieation!

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.実質上、天然の不純物を伴っていない熱ショック因子を含有する化合物、ま たはその誘導体。
  2. 2.該化合物が熱ショック因子である請求項1記載の化合物。
  3. 3.該化合物が熱ショック因子の誘導体である請求項1記載の化合物。
  4. 4.請求項1記載の化合物を含有する治療用薬物。
  5. 5.請求項1記載の化合物をコードする配列を含有する組換え核酸分子。
  6. 6.請求項2記載の化合物をコードする配列を含有する組換え核酸分子。
  7. 7.該化合物がDNAアフィニティークロマトグラフィーを含む工程によって調 製されたものである請求項1記載の化合物。
  8. 8.該工程がさらにMONOQFPLCクロマトグラフィーをも含んでいる請求 項7記載の化合物。
  9. 9.熱ショック因子を活性化し得る物質。
  10. 10.請求項9記載の物質を含有する治療用薬物。
  11. 11.熱ショック因子を含有すると思われる試料をDNAアフィニティークロマ トグラフィーにかけることを含む該因子の精製法。
  12. 12.該因子を含有すると思われる試料をさらにMONOQFPLCクロマトグ ラフィーにかけることをも含んでいる請求項11記載の方法。
  13. 13.熱ショック応答に関連する疾患の治療法であって、そのような治療を必要 とする個体に有効量の請求項1記載の化合物を投与することを含む方法。
  14. 14.該疾患が、低酸素、エタノール誘導ストレス、心筋梗塞、および脳梗塞か らなる群から選択されるものである請求項13記載の方法。
  15. 15.熱ショック応答に関連する疾患の治療法であって、そのような治療を必要 とする個体に有効量の請求項9記載の化合物を投与することを含む方法。
  16. 16.該疾患が、低酸素、エタノール誘導ストレス、心筋梗塞、および脳梗塞か らなる群から選択されるものである請求項15記載の方法。
  17. 17.患者のストレス状態を診断する方法であって、個体の細胞中の活性化熱シ ョック因子の存在を分析することからなる方法。
  18. 18.該分析が熱ショック因子のアンタゴニストの使用を含んでいる請求項17 記載の方法。
  19. 19.該アンタゴニストを該個体に投与する、請求項18記載の方法。
  20. 20.該アンタゴニストが抗体または抗体フラグメントである請求項18記載の 方法。
  21. 21.該抗体がモノクローナル抗体である請求項18記載の方法。
  22. 22.該分析が生検を含むものである請求項17記載の方法。
  23. 23.該分析が全身または器官イメージングを含んでいる請求項17記載の方法 。
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