JPH03503046A - 抗腫瘍剤として有用なアミノアントラセンジオン‐ビス白金錯体 - Google Patents

抗腫瘍剤として有用なアミノアントラセンジオン‐ビス白金錯体

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JPH03503046A JP1500325A JP50032588A JPH03503046A JP H03503046 A JPH03503046 A JP H03503046A JP 1500325 A JP1500325 A JP 1500325A JP 50032588 A JP50032588 A JP 50032588A JP H03503046 A JPH03503046 A JP H03503046A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 抗腫瘍剤として有用なアミノアントラセンジオン−ビス白金錯体 本発明は新規ビス−白金錯体、その製造方法及びこれら錯体を含有する製剤組成 物に関する。
本発明の目的は次の一般式■で表されるビス−シス−白金錯体を提供することI ICある。
CH,80CH,−CJ、 CH,80CH,−Br及びCH380CH,−O Hからなる群から選択する配位子を示すかあるいは一緒になって、場合によって は置換された線形又は環式ジカルボン酸のアニオンを形成し、 エチルアセテートからなる群から選択し大結晶化溶剤を水素又はヒドロキシであ る)で表される二置換1.4−アントラセンジオンを示し、 又はスルホン基で置換された線状又は枝分かれ01〜C−アルキル残基を示すか 、あるいはそれぞれ次式a及びbニル又はアミノメチル基であ’) ; R鵞、  Rs及びR,は、そのうちの少なくとも一つが水素で、かつR1、R1及びR 3のうち一つのみがアミノ基であればよいという条件で、アミノ、ヒドロキシ又 は水素でh ”) 、Rsはヒドロキシsc1〜C,アルコキシ又はベンジルオ キシであるが、但し、′EL11がヒドロキシの場合には、練武a及びbは環式 へミアセタール形及び開放アルデヒド形が平衡状態にある同じ構造を呈するが、 R1がアルコキシ又はベンジルオキシの場合には、α−オロシドかβ−オロシド のbずれでもよい〕で表されるアセタール形か線形のモノアミノ糖の残基を(C Hz CHx O) p OCH@又は(CH,CH,0) pC,H,を示し 、本発明は該錯体の非毒性でかつ薬剤上許容できる酸との塩も含む。
化合物lの薬剤上許容できる塩とは、塩酸、臭化水素酸やヨウ化水素識等のへロ ゲン化水素酸との塩及び酢酸、琥珀酸、酒石酸やフマル酸等の有機酸との塩であ る。
本発明化合物の配位子として好ましいアミノ糖の例は次の通シである。
2−7ミノーデソキシーD−グルコース(D−グルコースアミン)、 α−D−キシロ−ピラノシルアきン、 α−D−リキンービラノキシルアミン、α−D−マンノ−ピラノシルアミン、 α−D−リボ−ピラノシルアミン、 1−ダウノスアミン、 1−アコスアミン、 1−リスドースアミン、 2−アミノル2−デツキシーD−ガ2クトース(ガ2クトースアミン、D−コン ドロースアミン〕、α−り一72ピノ−ピラノシルアミン・、6−アミノ−6− デソキシーα−D−グルコビラノース、 2−アミノ−2,6−シデオキシーL−グルコース、3−アミノ−3−デオキシ −D−グルコース、2−アミノ−2,6−シデオキシーD−グルコース、そして 5−アミノ3,6−シデオキシー〇−マンノース(ミコスアミ/)。
本発明の化合物は、適当な溶剤中で、遊離塩基か塩のいずれかの形を取る、アン トラセンジオン配位子I:の溶液を、適当な溶剤に溶解した少なくとも2モル当 量の白金錯体1 : M”[Ptx’、H,N4bコ0(式中、M”dフルカリ 金属や第四ホスホニウム塩のカチオン等のカチオリなアミノ糖のアルキル残基を 示す)と混合して、化合物1a ” (式−中、5olv、 X“、Ra%Rb1n及び人の意味は前述の通シである )を生成すると得られる。
場合によりては、化合物1iを適当な媒体中で水を反応させると、化合物lbに なる。
(式中、8o1v、X’、Ra、Rh%n及びAO定義n前述c。
通シであり、X″はヒドロキシである)。所望ならば、最後に該化合物(i、l bをジメチルスルホキシドと反応させると、本発明の別な化合物が得られる。
また、場合によりては置換されたマロン酸や琥珀酸等のジカルボン酸のアルカリ 、アルカリ土類又は銀塩で骸化合物を処理して、X%X′が一緒になりてマ尊ン 酸塩、ヒドロキシマロン駿塩や1,2−ジカルボン酸塩等のジカルボン酸のアニ オン管形成する化合物■を得ても嵐い。
配位子が塩の場合、本発明の化合物も塩であ)、所望ならば、これを等モル量の 塩基で処理して中性錯体に転化してもよい。
また、所望ならば、一般式!の中性化合物は、化学量論量の1薬剤上許容できる 非毒性塩で処理して、対応する塩に転化できる。
試薬の製造に好適な溶剤は水、−価又は多価の01〜C4アルコール、%にエタ ノール、エチレングリコール類、ポリグリコール類、アセトニトリル、ジメチル ホルムアルデヒド、ホルムアミド、ジメチルアセトアミドやこれらの混合物であ る。配位子及び試薬の溶液は一10℃〜40℃から50℃、好ましくは一り℃〜 室温までの温度で混合するのが好適である。
反応時間は数分から数日であるが、通常は8時間以下である。反応完結には、数 分〜2.5時間あれば十分である。
一般式lbのアクオ錯体が錯体isから得られるが、一般式1mの化合物を水又 は水溶液で長時間処理してから、不安定なCjを配位子OHとゆりくシ交換する ことによって生成する。
次に、好ましくは低分子量アルコールを用いて、沈澱処理すると、化合物1bの 水溶液からアクオ錯体が生成する。
錯体1a%lbのうち一部のもののみが水溶性が高い。
化合物1a、 IbDIPftIkはジメチk X kホキシト(DM80 ) への溶解性が著しい点にある。これら溶液を水で直接希釈すると、本発明化合物 の安定な水溶液が得られる。また、錯体■1、l b Q DM80溶液を室温 で長時間、即ち10分間から数日間、好ましくは数時間維持すると、白金属・子 に配位し7’jDM80分子が錯体に導入される。
Xの少なくとも一つがCH,80CH,・Cj又はCH,80CH,・OHであ る一般式10錯体は、例えば、DM80の蒸発処理か、あるいは適当な溶剤で析 出処理してから、適宜し結晶化することによシ単離する。
DM80の蒸発処理は一般に真空下で行う。また、上記の全反応は不活性ガス雰 囲気で行うのが好ましい。不安定表記位子が白金原子1つKつき一つ及び/又は 二つのDM80分子を含む本発明の化合物は完全に水溶性であ)、水に可溶化す るために、ジメチルスルホキシド及び/又はジメチルホルムアきド等の補助溶剤 は必要ない。
本発明の好適な化合物は、少なくとも1当量の一価の酸、好ましくt!2当量の 一価の酸によって造塩した化合物である。
特に好適な化合物は次の通〕である。
本発明で使用する一般式■のアミノアント2センジオンは公知化合物であ〕、文 献に記載されている方法で製造できる。例えば、R,K、 Y、 Zee−ch eng等OJ、Me(1゜R,K、 Hohnson等)Cancer Che motherap、 Rep、 6’4 。
425(1970) ;凡、 K、 J、 Zee−cheng等のDurg@ of thefuture II、 229.191H及び米国特許1!494 4007号公報を参照。
般式Iのアントラセンジオン化合物は新規であ’)、ps=1の公知化合物と同 様な方法で、試薬H,N−CH,CH,NH−(CHs CHs O)T’s  Z  (式中、Z FiH、CH2、C5Hs テある)の代わ)K対応する試 薬)1.N−CH,C)l、−N)l−(CH,CH,0)PtZC式中、ps  s Pg及び2の意味は前述の通〕である)を使用して製造できるものである 。
−M式1 : Mm[PtX’、H,−Rb−] H(D a全錯体tt−v− /アき)白金I錯体にりいて知られている方法に従りて製造する。詳細は、Mm かに+で、Rh−NH,がt−ブチルアきン(tba)である化合物層の製造に ついて説明するさいに述ぺである。例えば、錯体K [PtCj3 tba ] の製法はE、 Bersanette等のInorg、 Chin、人cta、  95.167(1114)  に記載されている。
ごく最近になりて、白金アミノトリク両口錯体について別な製法がF、 D、  Rochon等によj) Inorg、 Chem、、 26゜3045、 1 987に、そして8. Jaworski等によJ) Inorg。
Chim、 Acta、 153.31. 1?88 に発表されている。
以下、アミノ配位子が7ミノ糖であるアミノトリクロロ白金錯体の製法を詳しく 説明する。
米国特許第4587j31号公報の開示によれば、式:[PtCJd am)1 コ(amはアミノ糖である)の中性ジク党口i金錯体は哺乳動物腫瘍を治療する さいの抑制剤及び/又は緩和剤として有効な化合物である。
アミノトリクOn錯体の式: [PtCj2(am) (ammココ混合ジアミ ノジクロロ錯体への転化例は8. JaworiklKよル上紀文献に1そして F、 D、 Ronchon等によ1can。
J、 Chem、 44.1894に報告されている。しかし、これら文献は、 少なくとも配位子がアミノ糖である化合物については何も述べていない。
カチオンM がトリフェニルホスホニウムであるモノアミノ化合物の製法は、例 えば、C,M、 Abrams等Oこの方法に従って製造した化合物の代表例は [(CsHs)aPコ[PtCj、−(Nu、)]である。
また、該ホスホニウム錯体の製法に関して、 F、 D。
Rochon等がInorg、 Chem、 26.5065. (1987) においてより簡単な単離法について有用な言及をしている。さらに、白金用及び V化合物、特にアミノ白金■錯体の抗腫瘍剤としての有効性について、Rose nberg(B、Rosenbarg該錯体の抗腫瘍活性は、腫瘍をもつ幾つか の動物について証明されている。これら化合物は腹水性白血病、Wailker  254癌肉重、ジメチルベンズアントラセン誘導乳癌や腹水性黒色腫B−16 等の腫瘍を抑制する。これら化合物のなかでは、シス−ジアミノジクロロ白金I (CDDP )が最も研究され、現実の臨床に使用されている。他の白金I錯体 についても動物実験が行なわれ、成功している。例えば、”Platinum、  gold and othermetat chemotherapeuti c agents ; chemistry aaab 4 ochemi s  t ry ’、8. J、、 Lippard Ed、、人、 C,S、 S ymp。
8eries、 20? Washington D、 C,(t98! )を 参照。
現在使用されているシス白金化合物は次の一般式:配位子を示す)の錯体に対応 する。該配位子は一座配位子(NH,、R−NH,、R−NH−Kl又は二車配 位子、例えば1.2−ジアミノエタンであればよい。また、Xは一座配位子(例 えば、Cj−)又は二車配位子、例えばあれはよい残基である。F、 R,M、  Leh and W、 Wolf、 J。
Pharmac、 Sc、 65.515. LP014C発表されている“P latinum complexes :and a new class o f antineopla−stic agents” K示されているように 、キャリヤ配位子は、錯体の特に立体特性及び電子特性を付与する活性や分子の 塩基性の決定性に作用する。また、これは、残°基上において、錯体の加水分解 性に作用し、従って生体配位子中におけるその存在に作用する。換言すれば、残 基は化合物が、選択的放出が生じる作用位置に到達する可能性に影響をもたなけ ればならない。
一方、キャリヤ配位子は、作用位置において白金原子に永久結合する傾向がある ことが認められている。(例えば、Caradomna等q5’ Platin um coordination comp−1exes’ $914頁、M、 ’ P、 Hacher等、M、’N1jhoffPubl 、 、 Bost on 、 1 ? 84を参照)。
CDDPの場合、その活性は尿生殖器腫瘍、頭部/脛部腫瘍や骨肉腫の治療に効 果を発揮する。°多くは他の化学治療剤と併用した場合に、多数の辷ト腫瘍に効 果を示すことが臨床的に確認されている。ところが、胃腸や腎臓への副作用が強 く、また血液学/神経学的(耳毒性)な合併症を併発するため、治療係数に優れ 、広い作用をもつ新規な誘導体を製造することを目的として、広範な化学的研究 が行われている。
これを目的として、例えば米国特許第4,283,542号公報等には、シス白 金錯体が記載されている。この場合には、多環式キノン等に存在するような、次 式二のように、該キノン環に融合したベリ位置にヒドロキシ基をもつ、白金原子 に対するキレート化系によって、あるいは別なヒドロキシケトン系キレート化系 によって残基を形成する。
この極の化合物の他の例は米国特許第!、871,675号公報及び同第a、s ea、854号公報に記載がある。
特に、米国特許第4,296,050号公報には、一般式V:(式中、ト及びh は水素、C1−C,アルキル基又はC。
〜4である)で示される多数の1,4−ビス(アミノ−置換)51B−ジヒドロ キシアントラセンジオンの製法が記載されている。また、鉄、白金、銅、亜鉛、 り誼ム、ジルコニウム、コバルト、パラジウム等の金属を用いて、これらキレー ト化合物を製造することについても記載されている。
これらキレート化合物を製造するには、適当な金属塩と共に、(白金塩の場合に は、塩化白金かテトラクロロ白金酸カリウムを使用〕、式Vのジアミノ−ジヒド ロキシアントラセンジオンを水、アルコールやジオキサン、又はこれらの混合物 等の適当な溶剤中で還流温度に1〜6時間加熱して、式■: (式中、MXはビス(塩化白金キレート)又はトリス(塩化白金キレートである )の化合物を得る。
EP人1G?752には、式■: (式中、Rc%Rd%p%Xν、8o1マの定義は前述の通〕であシ、R1’、 R3′、R1′、R4′  は同一か異なりていてよく、低級水素アルキル、( CHs)p−OHを示すか、あるいは−緒になりてモリホリン等の窒素環式置換 基を形成し、かつ白金はキノン系にキレート化しないで、1.4鎖の末端N原子 とシス錯体を形成する)の特殊なシス−白金錯体の製法が記載されている。
該製法では、室温で少なくとも1モル当量のKsPtCJ4と1.4−ジアミノ ージヒド四キシアントクセンジオンの溶液とを反応させる。
式■の錯体は、他の公知シス−白金錯体に比較した場合、その驚くはと高い細胞 毒性に特徴がある。この効果は、比較的高投与量で治療した場合に、腫瘍をもつ 動物が長期間生存を続けたことからも明らかである。
化合物■の高活性及び予測できなかりた程の長期間生存率はその媒介活性(マe hicula+ting actiマ1tyL即ちアントラセンジオン配位子の 抗腫瘍活性とは別に、該配位子に対してキャリヤとして挙動する特性によるもの である。この場合、分子の試験自活性(’ 1n−1est activity )は窒素ベクターの“キャリヤ1としての特殊な特性の結果である。
なお、この場合、アントラセンジオン自体は、単独では殆ど抗腫瘍活性を示さな い、弐■のモノアミノ白金錯体を反応して、共通のアントラセンジオンキャリヤ をもつ新規なシス−ジアミノ−白金錯体を形成し、これは低投与量で、腫瘍をも つ動物の長期間生存率を向上できる。
本発明の化合物、特に次式: %式% 19!?)をEP 1097$2の化合物と比較検討したところ、驚くべき結果 を示した。
例えば、参照化合物としてシス−白金及びミトキナンスロン(DI−IAQ・2 )ICj)を使用して、ラットCD、F、の白血病Psas Kりいて化合物B BR1734及びBBRI!!?を比較してみた。10白血性細胞を0日に注入 し、化合物を次の日に(実験第1日と定義)腹腔内に投与した。
データを第1表に示すが、これから明らかなように、電トキサンスロン単独及び シス−白金に比較した場合、BBR1?!I?の活性ははるかに高い。
第  1  表 さらに、直ちに明らかなように、BBR1?!i?は低投与量でも、例えばt2 5’l/−でも、モノ白金錯体BBR17!!4に比較し九場合、動物生存率が 高い。ま、た、投与量を4倍にすると、s25というT/C−値が得られた。
本発明化合物の重要性は、シス−白金に対して耐性を示す、ある形態の実験的な 自車性新形成において、例えば11210/CDDP白血病において得られた結 果が示している。
ここでも同ように、約5q/ktの投与量で、324というT/C饅値が得られ た。
データを第2表にまとめる。
第2表 BBRI ? S 9 O白1flLfi ヘO作用a)L 1210 /CD DP、  9 y )CD、F I  CDDPとの比較 a)  0日に10細胞/ラツトをi、p、注入。
化合物はその1日後に投与。
従って、本発明の化合物は、シス−白金錯体、特にシス−ジアミノ−ジクロロ− 白金(cDDP)に耐性を示す新形成の治療に特に有効である。さらに、cDD Pを用いたインビトロ比較実験では、本発明化合物の効力を確認できた。
さらに、本発明化合物の広範な作用及びシス−白金と比較した場合の高い効力を 示す証拠として、他の白崩病形態、例えばヒト赤白血病についてのインビトロ実 験のデータを幾つか第3表に示す。
第5表 ネズミ白血病”L 1210/CDDP及びヒト赤白血病に562bに対するイ ンビトロ生長b)に対するBBRの作用一対照DDP a)時刻0で10’細胞をぺ)17皿で3倍に培養した。
b)手使用手段: RPMi1640+10Y、 F’cs(温水不活性化)+ 2−メルカプトエタノール。
c)  IC%: (対照に対する被験動物の細胞生長抑制率。
これら実験結果から、本発明化合物の活性をさらに確認できる。また、その効力 は毒性とは相関関係がないと認められる。          ′ Rbがアミノ糖の残基である本発明化合物は親水性が高いので、薬理特性も高い 。
本発明化合物は、ヒトに投与する場合、その1日の投与量が、体面積1rr?に つき約α05キ〜約200岬あれば効力があると認められる。体重が701qの 患者については、24時間で活性成分を144〜約42(19投与すればよい。
投与量は、個別に決定して、最適な治療結果を得るようKする。
従って、例えば、1日に数回にわけて投与してもよい。
正確な投与量は、年令、体重や患者の総合的な症状によシ決定する。また、特殊 な治療状態に応じて投与量は加減できる。
また、活性成分は静脈内、筋肉内、皮下又は腹腔内に投与できる。
投与は、1日おきに、及び/又は2日連続して投与した後、2.5日以上投与を 中断する形で行ってよい。
また、本発明化合物は経口投与も可能で、その投与量は非経口の場合の少なくと も3〜10倍である。
本発明化合物はアントランクリン、シクロホス7アミド、プレオマイシンやビン ブラスチン等の他の抗腫瘍剤と併用して、化学療法の実験プロトコルで投与して もよい。
また、BE9’04717及びイタリア特許出願第21.9.25人786号( 1984年10月7日出願)に従って08Hと併用することも可能である。
本発明化合物を含有する、動物用薬剤を含む薬剤組成・物は、シス−白金誘導体 を含有する薬剤組成物を製造するさいに使用されている常法によって製造でき、 希釈剤や通常の付形剤を含むものである。
例えば、静脈投与の場合には、輸液、筋肉内注射液、皮下注射液、等張渡、水性 又は非水性付形・剤の殺菌溶液や懸濁液が使用できる。また、好ましくは、使用 直前に、常法で製造され、かつ本発明の活性成分を含有する親水性化物から製造 する。以下、本発明を実施例によシ説明□するが、本発明はこれらに制限されな い。
実施例1 N、N、N’、N’−テトラメチレンジアミン5a−に溶解した2 [(S、6 .9− トリオキサ)ウンデシル)−ア之ノコ−エチルアミン27tの溶液をア ルゴン発泡によシ20分間脱気する。次に、攪拌しながら、1(L2Fのロイコ −1,4,5,8−テトラヒドロキシアントラキノンを添加する。
一定の速度で攪拌しながら、50〜52℃の温度に不活性ガス雰囲気下で溶液を 加熱してから、室温に冷却する。
暗赤色の分離結晶質固体を濾過し、低温エタノールで洗浄して、17.5fのロ イコ−1,4−ビス[2(5,4,9−トリオキサ)−クンデシル−アミノ−エ チル−アきノコ−5,8−ジヒドロキシアントラキノンを得る。この化合物を2 00−のニトロベンゼン中で20分間還流し、高温溶液を濾過する。沸点まで濾 液を加熱し、冷却後、析出した固体を濾過し、エタノール洗浄して、 ICL4 2tの1゜4−ビス[2(S、6.9− )リオキサ)ウンデシルアミノ−エチ ルアミノ]−S、a−ジヒドロキシアントラキノンを得る。
2−メトキシエタノールに溶解した化合物(t2F)の溶液に過剰量の8NHC Jの2−エトキシエタノール溶液を加え、0〜5℃に冷却後、分離した結晶質化 合物を濾過して、1.4−ビス[2(!S、4.9− )リオキナ)ウンデシル プミノーエチルアミノコ−5,8−ジヒドロキシアントラキノン・fHCjを得 る。
5g!施例2 0イコー1.4−ジヒドロキシアントラキノンを用いて、実施例嘔を繰)返して 、1.4−ビス[2(i%、!、?−トリオ命す)ウンデシルアミノーエチルア きノコアントラキノンを得る。
実施例5 実施例1−2において下記のアミンを使用して、以下の化合物を製造する。
2(11−ヒドロキシ−5,4,9−)リオキサークンデシルアミノ)−エチル アミン及び2(11−メトキシ−5,4,9−)リオdPt−クンデシルアミノ )−エチルアミン。
1.4−ビス[2−(11−ヒドロキシ−5,6,9−)リオキサ)ウンデシル アミノ−エチルアミノコ−5,8−ジヒドロキシアントラキノン・2HCj、及 01,4− ヒス[2−(11−ヒドロキシ−5,6,9−)ジオ中す)ウンデ シルアミノ−エチルアミノコ−アントラキノン・2攪拌しながら暗所で、20− の水に溶解した1、4−ビス[−(ヒドロキシエチルアミノンーエチルアζノコ −5,S−ジヒドロキシアントラキノン・2HCJ((L!7■ol)の溶液を 20−の脱イオン水に溶解したK[PtCJs を−プチルアミンコ2441q (+L44w01 )の溶液に加える。
添加は15分間行う。結晶質析出物が分離し始める。
析出は2時間で完了する。結晶質析出物を濾過し、エタノール、ジエチルエーテ ルで洗浄し、真空乾燥して、140Qのビス−ジアミノ−白金錯体を得る。即ち 、ビス(シス−t−ブチルアミン−ジクロロ−Elm)−N、N−1,4−ビス [−(ヒト田キシエチルアミノ)−エチルアミノコー5.a−ジヒドロキシ−ア ントツキノン・2HCJ・zn、o。
実測値%2t?5、H444、N4?@。
Pt1SL1、Cjl&? 計算値嘩2−97、H455、N492、Pt311、csly、s C,・H,4N、O,Pt、CJ。
IRI!Of、154148III!ドW J? / $ / 7構造=s25 ゜307、  結合間隔、シス−PtC1m構造に特徴的なPi−CJ錯結合 実施例5 実施例4に従って、2114qの錯体K[PtCJ、t−プチルアミンコ及び1 84wl01.4−ビス[−(ヒドロキシエチルアミ〕)−エチルアミノコアン トラキノンを用いて、14019のビス(シスーーープチルアζンージクロロー 白金)−N、N−1,4−ビス[2−(kドロキシエチルアミノ)−エチルアミ ノコアントラキノン・2HCJ・2H80を得る。
Cs、H,4N@O,Pt、Cj@ 実測値@cscts、H457、H7,02Pt 52.2.Cj IZ5 計算値sC!!a44、H457、N111Pt Mlo、ICJ 15LO IR15?5aw  キノ7g 525,305.  Pt−Cj。
実施例6 実施例1.2、!$、 4.5に従りて製造したアントラキノンを置換すること Kよって、以下のビス−ジアミノ白金錯体を得た。
・ビス(シス−t−ブチルアミン−ジクロロ−白金>−N、N−(1,4−ビx 〔2−(S、4.9− ) u#*t−f)ンデシルアミノン一二チルアミノ] −5,8−ジヒドロキシ−アント2キノン)2)1cJ・2H諺0゜・ビス(シ ス−1−ブチルアミン−ジクロ闘−白金>−N 、 N −(1、4−ビス(:  2−(S、4.9− )リオ中す−クンデシルアミノ)−エチルアミノコアン トラキノン〕2HCJ −2H,O。
・ビス(シス−1−ブチルアミン−ジクロロ−白金)−N、N−(1,4−t’ x[2−(11−?:)’a*シー4,4゜9−ウンデシルアミノ)−二チルア ミノコアントラキノン)2HCj・zn=o。
・ビス(シス−t−ブチルアミン−ツク諺ローe金)−N、N−(1,4−ビス [2−(1唱−メトキシ−3,6,9−トリオキサ−ウンデシルアミノ)−エチ ルアζノ]−S、S−ジヒド四キシアントラキノン)2HCJ・2H80゜Oビ ス(シス−1−プチルアミンージクμロー白金)−N、N−(1,4−ビス[2 −(11−ヒドロキシ−5,6゜9−トリオキサ−ウンデシルアミノ)−エチル アミノコ−5,8−ジヒドロキシアントラキノン)2HCJ・2H30゜15s dの脱イオン水に溶解したLOlFの硝酸銀の溶液にビス−(アきンジョード白 金) [Pt11NHz凡bコj%例えば[Pt I、 (H,N−C)l、C H,CHコ、  ((L??f)を懸濁し、遮光する。
暗所において、室温で混合物を2日間攪拌する。次に、セライトで濾過し、cL btの塩化カリウムをアクオ硝酸白金エタノールアミン錯体O澄明な溶液に加え る。
この溶液に過剰量の塩化テトラフェニルーホスホニウムを加えると、結晶質析出 物としてテトラフェニルホスホニウム[ヒドロキシエチルアミ/トリクロロ白金 コー[(C5Hs)sPコ [PtCl、−(H,N−(CH,)、−CHコ、 C,、H,、NCj、0PPtが得られる。
実測値−C44,55、H&75、NtqsCjISJ8゜ 計算値%C44,47、H五85、N2.OOCjlalg。
実施例8 実施例7に従い、3−ヒドロキシプロピルアミン、1゜1−ジメチル−2−ヒド ロキシエチルアミン及びトリヒドロキシ−メタきンからなる群からアミノ結合を 選択する適当などスージアミノージョードー白金錯体を使用して、下記の白金錯 体を得る。
・テトラフェニルホスホニウム[トリクロロ−3−ヒドロキシメチループロピル ーアミンープラチネートコ。
・テトラフェニルホスホニウム[トリクロロ−1,1−ジメチル−2−ヒドロキ シ一二チルアミンープクチネート]。
・テトラフェニルホスホニウム[トリクロロートリヒドロキシメチルーメタンア f/−プラチネートコ。
実施例9 攪拌しながら、2011Llの水に溶解した1、4−ビス[2−(ヒドロキシプ ロルアζ〕)エチルアミノコ−5,8−ジヒドロキシアントクキノン・2HCJ (15(+v%127mol)の溶液に、アセトンに溶解した450岬のテトラ 7エニルホスホニウム[トリクロローヒドロキシエチルーアミンープラチネート ](α4411@ol)をゆつ〈シ加える。
攪拌しながら、24時間暗所に維持してから、濾過し、溶液をその容量のに倍ア セトンで希釈する。2時間攪拌を続けた後、濾過し、濾液を6容量のアセトンで 希釈する。
5〜0℃で12時間放置する。結晶質析出物(8011F)トシて、ビスロジク ロロ(2−ヒドロキシ−エチル−アミン−白金)]]’N、N−1.4−ビス2 −ヒドロキシエチルアミノ)−エチルアミノコ−5,8−ジヒドロキシ−アント ラキノンが得られる。
同様に、実施例8で製造したテトラ7エニルホスホニウム塩を使用して、以下の ビス−(ジアミノージクaCt−白金錯体)を得る。
・ビス−(ヒドロキシプロピルアミン−ジクロロ−白金)−N、N−(1,4− ビス−[2−ヒドロキシエチルアミ))エチルアミノコ−5,8−ジヒドロキシ −アントラキノン〕。
・ビス−(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチルアミン−ジクロロ−白金) −N、N−[1,4−ビス−[2−ヒドロキシエチルアミノ)エチルアミノコ− 5,8−ジヒドロキシ−アントラキノン〕。
・ビス−(トリヒドロキシメチルメタミンージク四ロー白金)−N、N−(1, 4−ビス−[2−ヒドロキシエチルアミノ)エチルアミノコ−5,8−ジヒドロ キシ−アントフキノン〕。
実施例1a 不活性ガス雰囲気中で攪拌しながら、あらかじめ脱気したジメチルホルムアミド (40−)に懸濁したに、PtCl4(Q、85 t 、 21110t )  0Jlli液KD(e//L’コース7 i 7HCJ(α451,2■ol) 及びに、CO,(α85 f 、 2 smmol )を加える。不活性雰囲気 下60℃で7時間、反応混合液を加熱してから、減圧下、5saJまで濃縮する 。無機析出物を遠心分離し、濾過する。澄明な溶液をヘキサン/エチル酢酸混合 物(s/1、マ/マ;20d)で希釈し、オイル状物質を分離する。
上澄みをデカンテーシw/してから、オイル状物質を5X20dのヘキサン/エ チル酢酸混合物で処理して、ジメチルホルムアきドを除去する。残留黄色オイル を真空乾燥してから、エタノールから結晶化する。
CL89fのカリウムD(+3)リクロローグルコースアミンープラチネートを 得る。
K[PtCl3  (グルコースアミン)] 1/2DMFについての計算値: (C? −5Hts ・sNx −5os −sP tcjmK  )Cl6・ 意H,,ON、、。
実測値−C11l ・4H8−1Nm −1Pt−04:528,325.!1 20ePR(KBK)該化合物は水溶液中で一価の電解質である。
実施例11 実施例10の方法においてD(ト)グルコースアミンの代わシに、5−アさノー 5−デオキシ−グルコース、1−ダウノスアミン、1−アコスアミン、1−リス トースアさン、6−アミノ−6−ゾオキシーα−D−グルコビラノース、α−D −マンノーピラノシルアiン、2−アミノ−2,6−ジデオシキーD−グルコー ス、ミコスアミン、α−D−リボピラノシル−アミン、α−D−キノローピラノ シルアミン及びα−D−リキソ−ピラノシルアミンからなる群から選択したアミ ノ糖を使用して、下記の錯体を製造する。
・カリウム−トリクロロ−N−(5−アミノ−5−デオキシ−グルコース)−フ ラチネート。
・カリウム−トリクロロ−1−ダウノスアミンープラチネート。
・カリウム−トリクロロ−1−アコスアミンープラチネート。
・カリウム−トリクロロ−1−リストースアミンープラチネート。
・カリウム−トリクロロ−N−(6−アミノ−6−ゾオキシーα−D−グルコビ ラノース)−プラチネート。
・カリウム−トリクロロ−N−(α−D−アラビノーピラノシルアミ/)−プラ チネート。
・カリウム−トリクロロ−N−(ガラクトースアミン)−プラチネート。
・カリウム−トリクロロ−N−(α−D−アミノ−ピラノシルアミン)−プラチ ネート。
・カリウム−トリクロロ−N−(2−アミン−2,6−ジf、4−dF’/−D −グルコース)−プツチネート、又は・カリウム−トリクロa−N−(!−デソ キシーグルコースアきン)−プツチネート。
・カリウム−トリクロ■−N−(ミコスアミン)−プツチネート。
・カリウム−トリクミロ−N−(α−D−リポ−ピラノシルアミン)−プツチネ ート。
・カリウム−トリクロロ−、N−(α−D−キシ党−ビラノシルアミン)−プツ チネート。
・カリウム−トリクロロ−N−、(α−リキソ−ピラノシルアミン)−プツチネ ート。  9     、実施例12 カリウム−トリクロロ−D(ホ)−グルコースアミン−プツチネートの溶液に1 水(20m)に溶解した1、4−ビス−[2−(ヒドロキシエチルアミノ)エチ ル−アミノコ−アントラセン−9,10−ジオン・2)ICJ(α24t。
α5■ol)の溶液をゆり〈シ加える。この添加は水20dに溶解した1 /  2 DMF ((L54 t 、 1 mol )中で不活性ガス雰囲気下にお いて攪拌しながら行う。不活性ガス雰囲気中で室温に18時間維持した後、減圧 下、混合物を乾固するまで蒸発処理する。次に、残留物をメタノール/、 /  o C1* k A混合物(4/1、v / v、S OIIj)で抽出し、濾 過し、過剰量のジエチルエーテルで希釈する。
結晶質の固体析出物を濾過し、真空乾燥すると、α62tのビス−[シス−ジク ロロ−D・(ト)−グルコースアミン−白金1−N、N−1,,4−ビス−[2 −(ヒドロキシエチル−アミノ)エチルアミノコアントラセン−9,10−ジオ ン・2l−1cJ−Hツ0が得られる。
Pt−CJ 320−315eIR 実測値%C29,8、H,L!!、N五9CJf&1゜ C14)1i41N@014PtICj@についての計算値C29,7、H41 、N1&1、 CJ 1五5゜ 実施例13 攪拌しながら、不活性ガス雰囲気中で、水(18d)に溶解したカリウ4ムトリ クロロー1−ダウ、ノスアミンープラチネー)((L4?f)の溶液に、”水( 20s+j)に溶解した(125!fの1,4−ビス−[2−(ヒドロキシエチ ルアミノ)エチルアミノコ−5,8−ジヒドロキシ−アントラセン−9,10− ジオンの溶液をゆり〈シ加える。溶液を24時間放置してから1、真空下で蒸発 する。   21G・−のジメチルホルムアミドに残留物を懸濁し、KCJ濾過 後、溶液を、エタノール(49d)で希釈する。
得られた結晶質の析出物を濾過すると、141Fのビ・ス、−[シス−ジクロロ −(1)−ダウシスアミンー白金]−,N。
N−,1,4−ビス−[2−(ヒドロキシエチル、−アミノ)エチルアミノコ− 5,8−ジヒド党キシ−アントラセン−9,10−ジオ/が得られる。このもの は非塩散塩で、IRスペクトルで確認した構造は、 1、R,:  (Pt−、CJ)320e!105I である。
実施例1..4−1゜ 実施例12及び13に従い、実施例10及び11で製造したのと同様なカリウム アミノ−糖−トリクロロ−プツチネートを適当なアントラセンジオンと反応させ て、以下の錯体を製造する。
・ビス−[シス−D(ト)グルコースアミ・ンージクロロー白金コーN、N−1 ,4−ビス−[2−(ヒドロキシエチルアミノ)エチルチオノコ−5,8−ジヒ ドロキシ−アントラセン−9,10−ジオン・2HCJ。
・ビス−[シス−1−ダウノスアミンージクaロー白金コ−N、N−1,4−ビ ス−[2−(ヒドロキシエチルアミノ)エチルアミノコ−アントラセン−9,1 0−ジオン・2HCJ。
・ビス−[シス−(6−アミノ−6−ゾオキシーーーグルコピラノース)−ジク ロロ−白金]−N、N−1,4−ビス−[2−(ヒドロキシエチルアミノ)エチ ルアミノコ・ビス−[シス−(6−アミノ−6−ジオキシ−α−ゲルコピ2ノー ス)−ジクロロ−白金]−N、N−t、4−ビス−[2−(ヒドロキシエチルア ミノ)エチルアミノ」−?、10−ジオン・2Hcj。
・ビス−[シス−(5−アミノ−3−デオキシ−グルコース)−ジクロロ−白金 コーペ、N−1,4−ビス−[2−(ヒドロキシエチルアミノ)エチルアミノコ −アントラセン−9,10−ジオン・z HCj 6   、・ビス−[シ、ス 〜、(3−アミノ−3−デオキシ、−グルコース)−ジクロ40−白、金コーN 、N、−1.4.7ビスー[,2−(ヒドロキシエチルアミノ)巴チルアミノ] −5,8−ジン)−ジクロa +、白金]−N、N−1,4−ビス−、、[2− (ヒドロキシエチルアミノ)エチルアミ/、]−5,Q−ジヒドロキシ−アント ラセン−9,10−ジオン・2HCJ。
・ビス−[シス−(α−D−アラビノ−ピラノシルアミン)−ジクロロ−白金コ ーN、N−1.4−ビス−[2−(ヒドロキシエチルアミノ)エチルアミノコ− アントラセン−9,10−ジオン・2HCJ。
・ビス−[シス−(ガラクトースアミン)−シクロロー白金コーN、N−1,4 −ビス−[2−(ヒドロキシエチルアミノ)エチルアミノコ−5,8−ジヒドロ キシ−アントラ七ノー9.10−ジオン・2HCJ。
・ビス−[シス−(アコスアミン)−ジクロロ−白金コーN、N−1.4−ビス −[2−(ヒドロキシエチルアミノ)エチルアミノコ−アントラセン−9,10 −ジオン・2HCJ。
・ビス−[シス−(アコス・アミン)−ジクロ4−白金]−N、N−1,4−ビ ス−[2−(ヒドロキシエチルアミノ)エチルアミノコ−5,8−ジヒドロキシ −7ントラセンー9.10−ジオン・2HCj。
・ビスーロシスー(リスドースアミン)−ジクロロ−白金]−N、N−1,4− ビス−[2−(ヒドロキシエチルアミン)エチルアミノコ−アントラセン−?、 10−ジオン・2 HCJ 。
・ビスーロシス−(リスドースアミン)−ジクロロ−白金コーN、N−1.4− ビス−[2−(ヒドロキシエチルアミノ)エチルアミノコ−5,11−ジヒドロ キシ−アントラセン−9,10−ジオン・2HCJ。
・ビス−[シス−(α−マンノ−ピラノシルアミン)−ジクロロ−白金コーN、 N−1.4−ビスーロ2−(ヒドロキシエチルアミノ)エチルアミノコ−アント ラセン−9゜10−ジオン・2HCj。
・ビス−[シス−(α−マンノ−ピラノシルアミン)−ジクロロ−白金コーN、 N−1.4−ビス−[2−(ヒドロキシエチルアミノ)エチルアミノコ−5,8 −ジヒドロキシ−アントラセン−9,10−ジオン・2HCJ。
・ビス−[シス−(ミコスアミン)−ジクロロ−白金]−N、N−1,4−ビス −[2−(ヒドロキシエチルアミノ)エチルアミノコ−アント2セン−9,10 −ジオン・2HCJ。
・ビス−[シス−(ミコスアミン)−ジクはロー白金コーN、N−1.4−ビス −[2−(ヒドロキシエチルアi〕)エチルアミノコ−5,8−ジヒドロキシ− アントラセン−?、10−ジオン・2)1cj。
及びこれらの非塩酸塩。
前記各実施例に従い、以下の化合物を製造する。
・ビス−[シス−(6−ジオキシ−グルコースアミン)−ジクロロー白金]−N 、N−1,4−ビス−[2−アミノ−エチルアミノコ−アントラセン−?、10 −ジオン・2HCJ。
・ビス−[シス−(6−ジオキシ−グルコースアミン)−ジクロロ−白金コーN 、N−1.4−ビス−[2−(ヒドロキシエチルアミノ)エチルアミノコ−5, 8−ジヒドロキシ−アントラセン−9,10−ジオン・2HCJ。
・ビス−[シス−(α−D−リキノービラノシルアミン)−ジクロロー白金コー N、N−1,4−ビス−[2−エチルアミノエチルアミノコ−アントラセン−9 ,10−ジオン−2HCj。
・ビス−[シス−(α−D−キシロ−ピラノシルアミン)−ジクロロー白金コー N、N−1,4−ビス−[2−(ヒドロキシエチルアミノ)エチルアミノコ−5 ,8−ジヒドロキシ−アントラセン−?、10−ジオン・2HCj。
・ビス−[シス−(α−D−リポ−ピラノシルアミン)−ジクロロ−白金コーN  、 N −1、4−ビス−[2−イソプqピルアミノエチルアミノ]−アント ラセン−?、10−ジオン・2)1Cj。
・ビス−[シス−(α−D−リボ−ピラノシルアミン)−ジクロロー白金コーN 、N−1,4−ビス−[2−(ヒドロキシエチルアミノ)エチルアミノコ−5, 8−ジヒドロキシ−アントラセン−9,10−ジオン・2l−ICj。
及びこれらの非塩酸塩。
実施例16 40gJのDMF K、溶解した(L2(lのビス−[シス−グルコースアミン −ジクロロ−白金]−N、N−1,4−ビx−[(2−ヒドロキシエチルアミノ )エチルアミノコ−アントラセン−9,10−ジオン((L15■ol)の溶液 に、最小量の水に溶解したα044fのジンジウムマロネート(α30−)の溶 液を加える。不活性雰囲気中で混合物を40℃に4時間加熱し、真空濃縮してか ら、濾過する。
エーテルの添加後、117Fのビス−[グルコースアきンマロネート]−アント ラセン−9,10−ジオンが得られる。
分析値:C3t9、)iZ2、NA3、PtZal。
C4゜H,、N、0□Pt、についての計算値C312、H2,1、NA3、P t2a6゜実施例17 前記実施例に従って、ビス(シス−1−ブチルアきンージクロロー白金)−N、 N−1,4−ビス[(2−ヒドロキシエチルアξ〕)エチルアミノコ−5,8− ジヒドロキシ−アントラキノンを重炭酸ナトリウムで処理し、濾過後、琥珀酸の ジソジウム塩を用いて、DMFに再溶解して、ビス口(2−ヒドロキシエチルア ミン)エチルアミノコ−5,8−ジヒドロキシアントラキノ/を得る。
補正書の写しく翻訳文)提出書 (特許法第184条の8) 平成2年6月15日

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.次の一般式1で表される化合物及びこれらの、非毒性てかつ薬剤上許容でき る酸との塩。 ▲数式、化学式、表等があります▼(I)x、x′は同じか異なつてよく、C4 、Br、QH、CHaSOCH3・C4、CH3SOCH3・Br及びCH3S OCH3・OHからなる群から選択する配位子を示すか、あるいは一緒になつて 、場合によつては置換された線形又は環式ジカルボン酸のアニオンを形成し、 nは0、05又は1〜5の整数を示し、Solvは水、C1〜C5アルコール、 アセトニトリル及びエチルアセテートからなる詳から選択した結晶化溶剤を示し 、そして Aは次式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rc及びRdはそれぞれ同じか異なつていてよく、水素又はヒドロキシ である)で表される二置換1.4−アントラセンジオンを示し、 Rbは場合によつてヒドロキシ、C1〜C3アルコキシ基又はスルホン基で置換 された線状又は枝分かれC1〜C4アルキル残基を示すか、あるいはそれぞれ次 式a及びb:▲数式、化学式、表等があります▼(a)▲数式、化学式、表等が あります▼(b)(式中、R1は水素、C1〜C3アルキル、ヒドロキシメチル 又はアミノメチル基であり;R2、R3及びR4は、そのワちの少なくとも一つ が水素で、かつR1、R2及びR3のワち一つのみがアミノ基であればよいとい ワ条件で、アミノ、ヒドロキシ又は水素であり、R5はヒドロキシ、C1〜C3 アルコキシ又はベンジルオキシであるが、但し、R5がヒドロキシの場合には、 該式a及びbは環式へミアセタール形及び開放アルデヒド形が平衝状態にある同 じ構造を呈するが、R5がアルコキシ又はベンジルオキシの場合には、α−オロ シドかβ−オロシドのいずれでもよい)で表されるアセタール形か線形のモノア ミノ糖の残基を示し、 Raは水素、C1〜C5アルキル、−(CH2CH2O)pH、(CH2CH2 O)POCH3又は(CH2CH2O)pC2H5を示し、nは2〜3の整数を 示し、そして Pは1〜6の整数を示す。
  2. 2.Rc及びRdが水素てある請求項第1項記載の化合物。
  3. 3.Rc及びRdがヒドロキシである請求項第1項記載の化合物。
  4. 4.X及びX′が共に塩素である請求項第1〜3項のいずれか1項に記載の化合 物。
  5. 5.nが2である請求項第1〜4項のいずれ1項に記載の化合物。
  6. 6.Rbがt−ブチルで、Raがヒドロキシエチルである請求項第1〜5項のい ずれか1項に記載の化合物。
  7. 7.Rbがアミノ糖の残基である請求項第1〜5項のいずれか1項に記載の化合 物。
  8. 8.Rbが 2−アミノ−デソキシーD−グルコース(D−グルコースアミン)、 a−D−キシロ−ピラノシルアミン、 a−D−リキソ−ピラノキシルアミン、a−D−マンノ−ピラノシルアミン、 a−D−リポ−ピラノシルフミン、 1−ダウノスアミン、 1−アコスアミン、 1−リストースアミン、 2−アミノ−2−デソキシ−D−ガラクトース(ガラクトースアミン、D−コン ドロースアミン)、a−D−アラビノ−ピラノシルアミン、b−アミノ−6−デ ソキシ−a−D−グルコピラノース、 2−アミノ−2,6−ジデオキシ−L−グルコース、3−アミノ−3−デオキシ −D−グルコース、2−アミノ−2,6−ジデオキシ−D−グルコース、及び 3−アミノ3,6−ジデオキシ−D−マンノース(ミコスアミン) からなる群から選択するアミノ糖の残基である請求項第7項記載の化合物。
  9. 9.適当を溶剤中て、遊離塩基か塩のいずれかの形を取る、一般式Iのアントラ センジオン配位子:▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Ra、Rc、Rd、及びnの定義は前述の通りである)を、適当な溶剤 に溶解した少なくとも2モル当量の白金錯体II:M(+)[Ptx′′2H2 N−Rb](−)(式中、M(+)はアルカリ金属や第四ホスホニウム塩のカチ オン等のカチオンを、X′′は一価のアニオン、好ましくはハロゲン(塩素、臭 素、ヨウ素)を、そしてRbはアミンや上記のよワなアミノ糖のアルキル残基を 示す)と反応させた後、結晶化し、引き結き場合によつてはジメチルスルホキシ ジの水と反応させ、及び/又は造塩することからなる請求項第1〜6項のいずれ か1項に記載の化合物の製法。
  10. 10.適当な付形剤と混合した請求項第1〜7項のいずれか1項に記載の化合物 を活性成分として含有する、抗腫瘍活性を示す薬剤組成物。
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