JPH035023A - 脈動吸収部材の製造方法 - Google Patents

脈動吸収部材の製造方法

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JPH035023A
JPH035023A JP1136824A JP13682489A JPH035023A JP H035023 A JPH035023 A JP H035023A JP 1136824 A JP1136824 A JP 1136824A JP 13682489 A JP13682489 A JP 13682489A JP H035023 A JPH035023 A JP H035023A
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JP
Japan
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central
absorbing member
passage
pulsation absorbing
pulsation
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JP1136824A
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English (en)
Inventor
Kazuhiko Ogawa
和彦 小川
Takayuki Kodate
古立 孝幸
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は脈動吸収部材の製造方法に関する。この脈動吸
収部材は、例えば、パワーステアリング等の油圧回路で
発生する油圧の脈動を減衰するために、また液体中を伝
わる音を減衰させるために使用できる。
[従来の技術] 従来より、例えば、パワーステアリングの油圧回路で発
生した油圧の脈動を吸収するために使用される脈動吸収
部材では、第8図に示すように外筒部300の内部に同
軸的に配置された内管部301と、内管部301の外周
面と外筒部300の内周面との間の空間を遮蔽するゴム
製の遮壁302とからなるものが知られている。この脈
動吸収部材では、脈動吸収部材の入口側から出口側にか
けて油が流れる際に、遮壁302で油が反射される現象
が生じる。そのため脈動吸収部材の入口側から出口側に
向かって流れる油と、遮壁302で反射した油とが干渉
する。故に外筒部300の入口側で油圧の脈動が発生し
ても、その脈動を抑えることができる。
この脈動吸収部材を製造するにあたっては、遮壁302
を内管部301の外周部に取付ける工程と、遮壁302
を取付けた内管部300を外筒部300内に圧入する工
程と、遮壁302が挿入された位置の外筒部300の部
分をかしめて遮壁302を外筒部300の内周部に保持
する工程とを順に実施することにしている。
[発明が解決しようとする課題] 本発明は上記した外筒部300の内周面と内管部301
の外周面との間の空間を遮蔽する遮壁302で油を反射
させる方式とは異なり、流体が流れる通路を複数個に分
け、各通路の長さに長短の差を設け、再度合流するよう
にして、合流時に流体の脈動を抑える方式を採用した脈
動吸収部材の製造方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の脈動吸収部材の製造方法は、流体通路内に挿入
保持され、流体通路を中央通路と中央通路の外周側に形
成され中央通路を中心に螺旋状に伸びる少なくとも2個
の外通路とに分離し、中央通路と外通路との流路差によ
り流体の脈動を吸収する脈動吸収部材の製造方法であっ
て、−喘から他端にのびる中央通路を形成する中央管部
と中央管部の外周面に一体的に形成され中央通路の外側
で中央通路と平行にのびる少なくとも2個の外通路を形
成するための遠心方向に突出し軸方向に伸びる少なくと
も2個の突壁部とをもつ断面一定の金属製長尺材を押出
し成形で形成する第1工程と、 長尺材を軸芯を中心にねじって、突壁部を螺旋状に変形
させる第2工程とを順に実施することを特徴とするもの
である。
第1工程では、ダイス及びラムを用い、ダイス内に金属
を挿入した状態でその金属をラムにより押出し、金属を
ダイスのダイス孔に対応した形状に変形させて行うこと
ができる。第1工程で押出す材料としては例えばアルミ
ニウム、アルミニウム系合金、銅、銅系合金、マグネシ
ウム、マグネシウム系合金等の非鉄系金属が好ましい。
なお、炭素鋼、ステンレス鋼等の鉄系金属も押し出しが
可能であれば使用できる。第1工程における押出し法と
しては、例えば単動タイプ又は復動タイプの押出機が用
いられる。単動タイプの押出機は、所定の形状を押出せ
るようにしたポートホールダイスあるいはブリッジダイ
ス等のダイスを備えたもので1本のラムで押出すように
したものである。
復動タイプの押出機は、中央通路を形成するための固定
ラムと材料を押出すための可動ラムを同軸に配置したも
のである。尚、押出し法としては、ラムの押出し方向と
同じ方向へ金属を押出す前方押出し法、ラムの押出し方
向と逆の方向へ金属を押出す後方押出し法のいずれでも
よい。押出し速度、押出し圧力は金属の種類等に応じて
適宜設定できる。押出し温度は金属の種類等によって異
なり、熱間押出しでも、温間押出し、冷間押出しでもよ
いが、変形能を考慮すると熱間押出しとするのが容易で
ある。なお、押出し時の摩擦を少なくするため、黒鉛、
ガラス等の潤滑剤をダイスと金属との間に介在させるこ
とができる。
第2工程では、第1工程で形成した長尺材を軸芯を中心
にねじって、長尺材の突壁部を螺旋状に変形させ、外通
路を螺旋状に変形させる。この場合、中央通路はそれを
区画する中央管部がねじられても形状にほとんど変化が
でないので、ねじりにより変形を受けにくく真直ぐな状
態に維持されやすい。第2工程では、長尺材の両端部を
それぞれ逆の方向へねじってもよいし、長尺材の一端部
を固定具等で固定したままで他端部のみをねじってもよ
い。ねじる際に、長尺材の中央管部の中央通路に長い棒
またはパイプを挿入しておくこともできる。このように
すれば、長尺材をねじる際に、中央通路を真直ぐな状態
に維持するのに有利である。なお、所定のねじり量を与
えた後長尺材に弓つ張り力を作用することによりねじり
変形が均一化できかつ長尺材の曲がりを直すことができ
る。
突壁部を螺旋状にする際の螺旋ピッチは、脈動吸収部材
を流れる脈動の位相等に応じて適宜選択できる。
[発明の作用、効果] 本発明にかかる製造方法によれば、中央通路は軸芯に近
いので長尺材を螺旋状にねじる際に真直ぐに維持され易
く、従って、直状の中央通路よりも流路長が長い螺旋状
の外通路をもつ脈動吸収部材を容易に製造することがで
きる。
かかる脈動吸収部材を用いれば、中央通路から流出され
た流体の圧力位相と、螺旋状の外通路から流出された流
体の圧力位相とを異ならせて脈動吸収部材の出口側で合
流させることができ、脈動吸収部材の入口側で発生した
油等の流体の脈動を減衰するのに有利である。
[実施例] 本発明にかかる脈動吸収部材の製造方法について第1実
施例について第1図〜第4図を参照して説明する。
第1工程では、ダイス孔をもつダイスを用いる。
第1工程では、アルミニウム材Wをダイスの室内に挿入
した状態で、ラムを前方に強圧し、ダイス内のアルミニ
ウム材をラムにより押出す。すると、アルミニウム材は
ダイス孔に対応した形状となり、押出され、これにより
断面一定のアルミニウム製連続材が形成される。
なお、第1工程においてダイスに挿入したアルミニウム
材はアルミニウムーケイ素−マグネシウム系である。押
出し湿度は520’C1押出し速度は10m/分である
そして、上記のように形成したアルミニウム製連続材を
所定の長さに切断し、第1図に示す長尺材2を得る。長
尺材2は、第1図に示すように、−喘2 aから他端に
真直ぐのびる中央通路20形成する中央管部21と、中
央管部21の外周面に一体的に形成され遠心方向に突出
し軸方向に真直ぐ伸びる4個の突壁部22とをもつ。な
お突壁部22は、中央通路20の外側で中央通路20と
平行にのびる4個の外通路23を形成している。
第2工程では、長尺材2を軸芯24を中心に両端部をそ
れぞれ逆の方向へねじり、これにより中央通路20を非
螺旋状に維持しつつ突壁部22を螺旋状に変形させ、第
2図に示すように外通路23を螺旋状に変形させ、その
後引っ張り力を作用させ、長さ方向に約2%延伸させ、
脈動吸収部材3を形成する。更にねじった状態の脈動吸
収部材3を熱処理炉で所定温度域で加熱して溶体化処理
した後、時効硬化温度域に加熱して時効硬化させ、これ
により中央管部21、突壁部22の強度を向上させ、脈
動吸収部材3の形状の安定化を図る。
ところで本実施例では脈動吸収部材3を次のように使用
する。即ち、別途、未加硫配合ゴムを押出成形して外筒
部4を形成しておく。そして、その未加硫状態の外筒部
4のホース孔40の内に脈動吸収部材3を挿入する。そ
の状態で外筒部4を加硫処理して硬化させ、これにより
脈動吸収部材3と外筒部4とを一体化し、以て脈動吸収
部材3を内蔵した脈動吸収管5を形成する。脈動吸収管
5の要部は第3図に示されている。
この脈動吸収管5を使用するにあたっては、第4図に示
すように、外筒部4の端部のホース孔40の内面側にニ
ップル50を挿入するとともに、外筒部4の外面側に円
筒状のスリーブ51を取付け、更にスリーブ51をかし
めつCブ、外筒部4の壁部をニップル50とスリーブ5
1とで挟持する。
そして、上記したように脈動吸収部材3を内蔵した脈動
吸収管5を油圧回路に組み込み油圧源側とアクチュエー
タ側との間に介在させる。このように介在させた状態で
、油圧回路の油が外筒部4のホース孔40内を流れる。
このときホース孔40内を流れる油は、脈動吸収部材3
の中央通路20および螺旋状の外通路2.3の双方を流
れる。このとき中央通路20を流れる油は真っ直ぐ流れ
、螺旋状の外通路23を流れる油は螺旋状に旋回しつつ
流れる。
ここで、油圧源で発生した脈動を伴った油が脈動吸収部
材3の入口である一端3aに到達したとき、中央通路2
0に流入する油の圧力位相と、螺旋状の外通路23に流
入する油の圧力位相とは同じである。しかし本実施例の
脈動吸収部材3では外通路23は螺旋状にされており、
直状の中央通路20よりも流路長が長いので、脈動吸収
部材3の出口である他端3b側では、中央通路20から
0 流出された油の圧力位相は、螺旋状の外通路23から流
出された油の圧力位相とは異なってくる。
そして、脈動吸収部材3の出口である他端3b側で、中
央通路20から流出された油と、螺旋状の外通路23か
ら流出された油とが合流して混合する。そのため、合流
により油の圧力の脈動は減衰される。従って油圧の脈動
に起因する騒音、振動を抑制することができる。
本発明の第2実施例を第5図〜第7図に示す。
第2実施例の製造方法は基本的には第1実施例の場合と
同じ構成であり、以下具なる部分を中心に説明する。即
ち、長尺材6の断面形状は第1実施例とは異なる。第1
工程で形成した長尺材6は、一端6aから他端6bにか
けて真直ぐのびる中央通路60を形成する中央管部61
と、中央通路60と平行に真直ぐのびる外通路62を区
画する4個の突壁部63と、中央管部61と同軸的であ
り突壁部63と一体的な外管部64とで形成されている
。そして第2工程では、第1実施例の場合と同様に、長
尺材6の軸線65を中心として長尺材1 6をねじり変形させ、突壁部63および外通路62を螺
旋状に変形させ、第6図に示す脈動吸収部材7を得る。
その後、溶体化処理、時効硬化処理を経た後、第1実施
例の場合と同様に、未加硫配合ゴムを押出し成形した外
筒部4の内部に脈動吸収部材7を挿入し、その状態で外
筒部4を加硫処理して硬化させ、これにより脈動吸収部
材7と外筒部4とを一体化する。
第2実施例の脈動吸収部材7においても、第1実施例の
場合と同様に、外通路62は螺旋状にされており、直状
の中央通路60よりも流路長が長いので、出口である他
端側では、中央通路60から流出された油の圧力位相は
、螺旋状の外通路62から流出された油の圧力位相とは
異なってくる。
そのため、脈動吸収部材7の出口側である他端側におい
て、中央通路60から流出された油と、螺旋状の外通路
62から流出された油とが合流して混合すると、油の圧
力の脈動は減衰される。
【図面の簡単な説明】
2 第1図〜第4図は本発明の第1実施例を示し、第1図は
長尺材の斜視図、第2図は脈動吸収部材の斜視図、第3
図は脈動吸収部材を内蔵した脈動吸収管の要部を示す斜
視図、第4図は脈動吸収管の使用状態を示す要部の断面
図である。 第5図〜第7図は本発明の第2実施例を示し、第5図は
長尺材の斜視図、第6図は脈動吸収部材の斜視図、第7
図は脈動吸収管の使用状態を示す要部の断面図である。 第8図は従来用いられている脈動吸収部材の要部を示す
断面図である。 図中、2は長尺材、3は脈動吸収部材、20は中央通路
、21は中央管部、22は突壁部、23は外通路を示す

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)流体通路内に挿入保持され、流体通路を中央通路
    と該中央通路の外周側に形成され該中央通路を中心に螺
    旋状に伸びる少なくとも2個の外通路とに分離し、該中
    央通路と該外通路との流路差により流体の脈動を吸収す
    る脈動吸収部材の製造方法であつて、 一端から他端にのびる中央通路を形成する中央管部と該
    中央管部の外周面に一体的に形成され該中央通路の外側
    で該中央通路と平行にのびる少なくとも2個の外通路を
    形成するための遠心方向に突出し軸方向に伸びる少なく
    とも2個の突壁部とをもつ断面一定の金属製長尺材を押
    出し成形で形成する第1工程と、 該長尺材を軸芯を中心にねじって、該突壁部を螺旋状に
    変形させる第2工程とを順に実施することを特徴とする
    脈動吸収部材の製造方法。
JP1136824A 1989-05-30 1989-05-30 脈動吸収部材の製造方法 Pending JPH035023A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002025163A1 (fr) * 2000-09-22 2002-03-28 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Structure de conduite pour conduite d'embranchement
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JP2013233586A (ja) * 2012-05-10 2013-11-21 Sankyo Tateyama Inc 形材

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