JPH03501864A - ポリ(アリーレンエーテルケトン)の製法 - Google Patents

ポリ(アリーレンエーテルケトン)の製法

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JPH03501864A JP63509087A JP50908788A JPH03501864A JP H03501864 A JPH03501864 A JP H03501864A JP 63509087 A JP63509087 A JP 63509087A JP 50908788 A JP50908788 A JP 50908788A JP H03501864 A JPH03501864 A JP H03501864A
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トール、イアン・デイビッド・ヘンダーソン
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリ(アリーレンエーテルケトン)の製法本発明は、新規なポリ(アリーレンケ トン)および該ポリマーの製法に関する。
ポリ(アリーレンエーテルケトン)、特に全バラ結合ポリ(アリーレンエーテル ケトン)は、多くの望ましい性質、例えば高温安定性、機微的強度および通常の 溶媒に対する耐性を有する。2種の異なった手法によるポリ(アリーレンエーテ ルケトン)の製造が文献に記載されている。第1の手法は、アリールケトン結合 を形成する電子合成である。第2は、アリールエーテル結合を形成する核合成で ある請求電子合成は本発明の新規なポリ(アリーレンエーテルケトン)を製造す るために好ましく、以下の記載は新規ポリマーの理解の助けとなる。
そのような電子合成において重合段階は、カルボン酸ハライド、酸または他の酸 誘導体基(これら全てを本明細書において酸誘導体という。)ならびに活性水素 原子、即ち請求電子反応条件下で置換可能な水素原子を持つ芳香族炭素を有する 芳香族化合物からのアリールケトン基の形成を包含する。重合で用いられるモノ マー系は例えば、(a)酸誘導体基および芳香族炭素上の活性水素原子の両方を 有する単一の芳香族化合物、例えば、p−フェノキシベンゾイルクロライド二ま たは(b)ジカルボン酸もしくは酸誘導体および2つの活性水素原子を有する芳 香族化合物の2成分系、例えば1.4−ジフェノキシベンゼンおよびテレフタロ イルクロライドであってよい。
この種の電子重合は、フリーデル−クラフッ重合とよく呼ばれている。典型的に は、そのような重合は、反応体、ルイス酸触媒(例えば、無水玉塩化アルミニウ ム)、溶媒(例えば、メチレンクロライド、二硫化炭素、ニトロメタン、ニトロ ベンゼンまたは0−ジクロロベンゼン)を含んで成る反応媒体中で実施される。
反応体および生成物のカルボニル基は三塩化アルミニウムと錯体を形成して三塩 化アルミニウムを失活させるので、一般に三塩化アルミニウム触媒は反応媒体中 のカルボニル基1当量当たり1当量よりも多い量で用いられる。他の無機ハライ ド、例えば塩化第二鉄を触媒として用いてよい。
そのようなフリーデル−クラフッ重合によって反応容器から取出して精製するの が困難な取り扱いにくい反応生成物か生成する。更に、望ましくない低分子量お よび/または熱不安定であるポリマーが生成する傾向にある。全バラ結合ポリ( アリーレンエーテルケトン)は、そのようなフリーデル−クラフッ条件下におい て製造するのが特に困難である。これらの不満足な結果の原因となっているらし い1つの要因は、バラ結合ポリマーが、このポリマーのオルト、メタまたは混合 異性体よりもずっと高く結晶性であり、よってそのようなフリーデル−クラフッ 反応で典型的に用いられる反応媒体に対して一般に更に不溶性であることである と、文献に報告されている。
よって、低分子量状態でのポリマーの尚早な沈殿が生じ易い。これらの不満足な 結果を導き得る他の要因は、ポリマー鎖の追加的な成長を妨害する末端基のアル キル化である。更に、(特に、活性芳香環のオルト位での)副反応によって、高 温(例えば、ポリマー溶融加工で要求されるような高’l’/A )で架橋する 可能性の高いおよび/または枝分れしたポリマーが生成する。かなりの長時間お よび/または高温でフリーデル−クラフッ反応を行う場合、ポリマーのオルト置 換が起こる可能性が高くなることは一般に知られている。アメリカ合衆国特許第 3,065,205号、同第3,767.620号、同第3,516,966号 、同第3,791,890号、同第4,008゜203号、ならびにイギリス国 特許第971,227号および栃第1.086,021号には、フリーデル−ク ラフッ重合によるポリ(アリーレンケトン)の製造が開示されており、扱い5い 溶融安定なポリマーの製造の困難さが一般的に認められている。例えば、アメリ カ合衆国特許第3,791,890号は、反応混合物を特別に処理することによ る粒状ポリマーの製法を提案し、アメリカ合衆国特許第3.767.620号は 、重合時に副反応によって生じポリマーの熱不安定性の原因となる望ましくない 末端基を減少させるためのポリマー処理方法を提案している。
上記フリーデル−クラフッ重合によってポリ(アリーレンケトン)を製造する時 に生じる不都合を解消するため、無水フッ化水素中で三フッ化ホウ素触媒を使用 することが提案されている。例えば、アメリカ合衆国特許第3.441,538 号、同第3.442.857号、同第3,953,400号および同第3,95 6,240号を参照していただきたい。この一般的方法は、所望の熱安定性高分 子量ポリマーを工業的に製造するために使用されている。しかし、三フッ化ホウ 素およびフッ化水素の使用には、工業的規模でこの方法を実際に行うのを因難に する特別な技術および装置が必要である。
ヨーロッパ特許出願公開第0124276号には、工業的規模において容易に取 り扱える反応媒体を使用して、高分子量熱安定性ポリマーを与える電子合成によ ってポリ(アリーレンエーテルケトン)を製造する改良された方法が記載されて いる。
改良された方法の1つの要旨において、ルイス酸触媒は、かなり低い温度および かなり短い時間で反応を行うことを可能にする高い反応速度を与えるためにルイ ス塩基制御剤によって制御され、生成ポリマーは、ポリマー主鎖に芳香環のオル ト置換がほとんどなく、本質的に線状である。さらに、ポリマーは、高分子量ポ リマーが得られるまで、反応媒体中、例えば、溶液中または反応性ゲル状態で保 持され、よってポリマーの回収および精製が大いに促進される。
この方法によって製造されるポリマーは、一般式:%式% [式中、それぞれのArは、該方法の開示において規定されているように、置換 および非置換のフェニレンならびに置換および非置換の多環芳香族残基から独立 的に選択されたものである。〕で示される繰返単位を宵する。多環芳香族残基と いう用語は、少なくとも2つの芳香環を含有する芳香族残基を意味する。環は縮 合していてよく、直接結合によってまたは結合基によって結合していてよい。い くつかのモノマー、例えば、多環芳香族モノマー、酸ハライドモノマーおよび二 数シバライドにおいて、芳香環の少なくとも2つがエーテル酸素結合によって結 合している。芳香族残基において芳香環を結合できる他の結合基は、例えば、カ ルボニル、スルホン、スルフィド、エステル、アミド、イミド、アゾ、アルキレ ンおよびフルオロアルキレンなどを包含する。
フェニレンおよび多環芳香族残基は芳香環上の置換基を含有してよい。これら置 換基は、重合反応を顕著な程度まで妨害してはならない。そのような許容可能な 置換基は、例えば、フェニル、ハロゲン、ニトロ、シアノ、アルキル、2−アラ ルキルおよびハロアルキルなどを包含する。
この方法によって製造される熱可塑性ポリマーは、非常に高い工学的性質要求に 合致するが、前記の幾つかは、幾つかの目的において、例えば、高性能繊維/ポ リマー複合物の溶融圧縮において、不都合に高い溶融粘度および/または結晶融 点を有する。本発明は、この点に関して不都合ではない新規なコポリマーおよび ホモポリマーを提供する。
、したがって、本発明は、 (a)99〜lOモル%の式: で示される繰返単位、および (b) 1〜90モル%の式: %式%() で示される繰返単位 [式中、それぞれのArは、独立的に、山−もしくはp−フェニレンあるいはフ ェニレン環が直接結合または一〇−もしくは−co−基によって結合したジーも しくはポリ−m−および/またはp−フェニレン残基である。] を有して成るアリーレンエーテルケトンコポリマーを提供する。
コポリマーは、ルイス酸触媒のためのルイス塩基制御剤を使用してヨーロッパ特 許出願公開第0124276号の前記改良された方法によって調製することが好 ましいが、許容される生成物が得られるならば他の方法、例えば核合成を使用し てもよい。
最も好ましいコポリマーは、(I)を90〜10モル%、好ましくは50〜10 モル%、(n)を10〜90モル%、好ましくは50〜90モル%含んで成る。
これら範囲内の特に有用なコポリマーは、(1)を40〜20モル%、好ましく は35〜25モル%、(If)を60〜80モル%、好ましくは65〜75モル %含んで成るものであ好ましい種類のそのようなコポリマーは、それぞれのAr がp−フェニレンまたはジーもしくはポリ−p−フェニレン残基であり、(1) のナフチル残基が2.6−位でカルボニル基に結合しているものを含んで成る。
生成コポリマーの性能が満足のゆくものであるならば、他の異性体を使用してよ い。
例えば、(1)が であり、(n)が −Ph−0−Ph7CO−Ph−0−Ph−CO−Ph−CO−[式中、それぞ れのPhは、独立的にm−またはp−フェニレンである。コ であるコポリマーは、モノマー4,4“−ジフェノキシベンゾフェノンと、ナフ タレンとベンゼンの二数ハライドの好ましい異性体の等モル量の混合物とを反応 させることによって好都合に製造される。
ベンゼンとナフタレンニ酸ハライドのモル割合は、生成コポリマーにおいて要求 されるそれぞれのモル%に応じて選択される。このコポリマーは、(It)のみ のホモポリマーとほぼ同様のガラス転移温度(Tg)を有するが、ホモポリマー の385℃に比較して、ずっと低い結晶融点(Tm)、例えば、35%のナフタ レンニ酸ハライド含量において約350℃の融点を有するという利点を持つ。
他の種類のコポリマー、(+)が であり、(n)が −Ph’−0−Ph−Co−Ph−Co÷ph−o−ph−co÷であるものは 、 [式中、mはOまたは1、B / N構造はベンゼンまたはナフタレン環残基で あり、それぞれのPhは独立的にm−ま1こはp−フェニレンである。] 式: [式中、それぞれのphは、独立的にm−またはp−フェニレンである。] で示される新規なモノマーと、ジフェニルエーテル(mが0の場合)または4, 4゛−ジフェノキシベンゾフェノン(mが1の場合)およびナフタレンまたはベ ンゼンの適切な二数ハライドから、これらのどれまたはどのような混合物がB/ N残基に必要であるかに応じて製造できる。
本発明は、前記のような繰返単位(1)[但し、それぞれのArは独立的にp− )ユニレン、またはp−フェニレン環が直接結合または一〇−もしくは一〇〇− 基によって結合したポリ−p−フェニレン残基である。コを有し、ポリマー主鎖 のm−および〇−分岐が実質的に無い、0.6よりも大きい、好ましくは0.8 よりも大きい、より好ましくはl 、Oclρ/gよりも大きい固有粘度(濃硫 酸中0.1%溶液)を有するホモポリマーをも提供する。
好ましいホモポリマーは、繰返単位; を有するもの、および繰返単位: 口式中、nはOまたはlである。] を有するものである。
前記改良重合反応においてモノマーの1つとして対応二数ハライまたは式: [式中、それぞれのPhはm−またはp−フェニレンである。]で示される化合 物の適切な異性体を、1種またはそれ以上のアリールニ酸ハライドとの改良重合 反応におけるモノマーの1種として、によって本発明の新規なポリマー(ホモポ リマーまたはコポリマー)を調製することが好ましい。重合は、ルイス酸触媒の ためのルイス塩基制御剤の存在下で前記改良方法にしたがって実施することが好 ましい。
新規な中間化合物(M)は本発明の一部分であり、好ましい化合物(M)は、そ れぞれのPhがp−フェニレンであり、ナフチル残基が2゜6−位で結合してい るものである。この新規な化合物は、式:[式中、Xはハロゲンである。] で示される二数ハライドをフリーデル−クラフッ条件下でジフェニルエーテルと 反応させることによって調製でき、このモノマー調製においてルイス塩基制御剤 を省略することが好ましい。
ルイス酸なる用語は、本明細書において、他の分子から非共有電子対を受容し得 る物質を意味する。本発明の新規モノマーおよびポリマーの製造において使用で きるルイス酸は、例えば、三塩化アルミニウム、三臭化アルミニウム、五塩化ア ンチモン、五フッ化アンチモン、三塩化インジウム、三塩化ガリウム、三塩化ホ ウ素、三フッ化ホウ素、塩化亜鉛、塩化第二鉄、塩化第二スズ、四塩化チタンお よび五塩化モリブデンを包含する。実質的に無水の三塩化アルミニウムをルイス 酸として使用することか好ましい。
使用されるルイス酸の量は、選択された特定のモノマーおよび反応媒体に応じて 変化する。使用するルイス酸の量は、モノマーに存在するカルボニル基1当量当 たり少なくとも約1当量、反応媒体中に存在するルイス塩基1当量当たり1当量 、および重合触媒として働くのに充分な量(これは触媒量ともいう。)である。
塩化アルミニウムをルイス酸として使用する場合、1当量をAKQsと考える。
一般に、添加触媒量は、反応混合物中の酸ハライド1当量当たりルイス数的0. 05〜0.3当量である。さらに、スルホン基などの他の塩基種を有するコモノ マーを使用する場合に、追加のルイス酸が必要になることがある。
改良フリーデル−クラフッ重合に対するルイス塩基制御剤の好ましい添加は、就 中、好ましくない副反応、特に活性アリールオキシ基のオルト置換を抑制する。
副反応の抑制は、熱的に安定であるポリマーを生じさせる。すなわち、ポリマー は、高温、例えば、ポリマーの融点よりも高い温度に、ある時間さらされた場合 に、分解ま1;は架橋しない。溶融加工に適したこの種のポリマーにおいて、ポ リマーは、必要な加工時間にわたって加工温度に耐えなければならない。典型的 には、これら条件は、好ましくないゲル形成または固有粘度の実質的変化が無い 状態で、ポリマーがポリマーの融点または軟化点よりも約30℃までで高い温度 に少なくとも30分間、好ましくは少なくとも60分間、最も好ましくは少なく とも90分間にわたつて耐え得ることを必要とする。
「ルイス塩基」という用語は、本明細書において、ルイス酸に非共有電子対を供 与できる物質を意味する。従って、ルイス塩基は、反応媒体中で使用されるルイ ス酸と錯体を形成する。ルイス酸とジフェニルエーテルのものに少なくともほぼ 等しい会合熱を有するl:l錯体を形成するルイス塩基が好ましい。例えば、三 塩化アルミニウムがルイス酸である場合、使用ルイス塩基は、少なくとも約63 kJ (15kcal)1モル、好ましくは少なくとも約83.5kJ(20k ca])1モル、最も好ましくは少なくとも約125 kJ (30kcal) 1モルの会合熱を有する1:1錯体を形成すべきである。会合熱は、ルイス酸お よびルイス塩基の2成分のみからなる1:1ルイス酸/ルイス塩基錯体から生じ るものであるが、反応媒体中で形成される実際の錯体は1:1錯体である必要は ない。ルイス酸/ルイス塩基錯体の会合熱に関する説明は、ジャーナル・オブ・ ザ・ケミカル・ソサイエティ(J 、 Chem、 Soc、XA) 197’  1年、3132−3135頁(D、E、H,Jones et al)に見ら れる。使用ルイス塩基は、アシル化、アルキル化またはアリール化剤であっては ならず、反応条件下でアシル化可能であってはならない。しかし、ヨーロッパ特 許出願第87308245.7号に記載されているプロトン性ルイス塩基を使用 してもよ゛い。
要すれば、2種またはそれ以上のルイス塩基の混合物を使用できる。本発明にお いて制御剤として使用するルイス塩基は、反応媒体に追加される付加的成分であ る。これは、重合中にその場で形成される塩基種を包含しない。
使用できる典型的なルイス塩基は、例えば、アミド、アミン、エステル、エーテ ル、ケトン、ニトリル、ニトロ化合物、ホスフィン、ホスフィンオキシド、リン アミド、スルフィド、スルホン、スルホンアミド、スルホキシド、ハライド塩、 安息香酸、酢酸、線状脂肪族アルコールを包含する。使用できる特定宵機ルイス 塩基の例は前記ヨーロッパ特許出願公開第0124276号に記載されている。
本発明の新規なコポリマー、ホモポリマーおよびモノマーの調製の例を以下に示 し、本発明をより詳細に説明する。
実施例1 撹拌器を備え乾燥呈素ガス雰囲気下にあるIQジャケット付反応容器にジクロロ メタン20011112を仕込んだ。−25℃に冷却した後、無水塩化アルミニ ウム156.65g(1,175モル)を加えた。スラリーを一25℃に再冷却 した後、反応体の温度が一15°Cよりも上昇しないような速度でジメチルスル ホン38.33g(0,407モル)を添加した。混合物を一20℃に冷却した 後、反応体の温度を一15℃以下に保ちながら、4.4’−ジフェノキシベンゾ フェノン73.284g(0,2モル)を加えた。残ったモノマーを新鮮なジク ロロメタン40πgで反応容器中に洗い流した。−20℃で、テレフタロイルク ロライド26.8677g(0,1323モル)および2.6−ナフタレンジカ ルボン酸クロライド18.0345g(0,07126モル)の混合物を添加し た。残った酸クロライドを新鮮なジクロロメタン50πQで反応容器中に洗い流 した。最後に、4−フェノキシベンゾフェノン末端キャツピング剤1.8578 g(0,0072モル)を添加し、新鮮なジクロロメタン10xQで洗い流した 。反応体の温度を25分間で+10℃に増加させ、60分間保ち、反応体を溶解 し、部分的に反応させた。次いで温度を30分間かけて+20℃に上昇させ、反 応持続のため保った。反応時間は、典型的には+20℃で6〜10時間である。
錯体形成ポリマーゲルを、氷水中で高速ブレンダーにより分解することによって 解離する。ブレンド後、ポリマーを白色繊維状固形物として濾集する。80%水 性メタノールIQを含む2ρフラスコに固形物を移し、スラリーを一晩撹拌する 。濾過し、新鮮な20%水性メタノール中に再分散し、全体を加熱して沸騰させ 、残留ジクロロメタンを除去する。羽毛状ポリマーを新鮮なメタノール/水(1 :4)中でさらに2回煮沸させる。羽毛状ポリマーを100℃で一晩乾燥し、次 いで250℃でさらに8時間乾燥する。
得られたポリマーの固有粘度は、濃硫酸中0.1%溶液として測定して1.00 dρ/gであった。ポリマーのTgは177℃であり、Tlnは355℃であっ た。
コポリマーの構造が、繰返単位: (Ph = P−フェニレン)を含有するものであることを′Hおよび”CNM Hによって確認した。
実施例2〜8 実施例1に記載された方法iこ従い、4.4°−ジフェノキシベンゾフェノン、 テレフタロイルクロライドおよび2.6−ナフタレンジカルボン酸クロライドか らコポリマーを調製した。テレフタロイルクロライドと2.6−ナフタレンジカ ルボン酸クロライドの比を変えた。結果を以下の表に示す。
実施例 TPC: 2,6−NDACTg(℃) Tll1(”C) 固有粘度 (dI2/g)2 100:0 170 380 1.103 80:20 1 69 370 0.934 75:25 170 353 0.975 70: 30 169 353 1.176 65:35 171 346 1.007  60:40 170 350 0.898 0:100 170 397 0 .88寒亘烈且 実施例1に記載された方法に従い、以下の試剤を用いて、固有粘度1.88dQ /g%Tg173℃およびTm355℃を有するコポリマーを調製した。
4.4−ジフェノキシベンゾフェノン 5.8313g 0.01537モル2 .6−ビス(4−フェノキシベンゾイル)ナフタレン2g 3.8421XlO −’モル テレフタロイルクロライド 3.9004g 0.01921モルジメチルスル ホン 5.64g 0.06モル三塩化アルミニウム 19.747g 0.1 481モルジクロロメタン 10Dij コポリマーの構造が、繰返単位: (Ph = p−フェニレン)を含有するものであることをIHおよび”CNM Rによって確認した。
ジメチルスルホンに代えてn−ブタノール4.44g(0,06モル)を使用し て、固有粘度2.OOd+2/gの同様の物質を調製した。
実施例10 モノマーの調製 撹拌器およびガス入口/出口を備えたIQフラスコに、ジクロロメタン250翼 12を仕込み、−25℃に冷却した。冷溶媒に塩化アルミニウム66.67g( 0,5モル)を添加した。−25℃で、この冷スラリーにジフェニルエーテル2 00g(1,175モル)を徐々に加え、容器内の温度を一10℃以下に保った 。フラスコ内容物を一25℃に冷却した後、2.6−ナフタレンジカルボン酸ク ロライド50g(0,+970モル)を反応混合物に加え、残った酸クロライド を新鮮なジクロロメタン50xCでフラスコ内に洗い流した。次いで反応混合物 を+22℃に温め、6時間保った。氷]、5kgに注ぐことによって橙黄色分散 物を解離した。濾過後、白色固形物を脱イオン水で洗浄し、120℃で一晩乾燥 した。粗生成物をトルエン(2,2g)で結晶化し、純粋な白色結晶生成物90 g(88%)を得た。
この物質の純度はDSCによってめたが、99.67モル%であり、融点は21 4℃であった。
実施例11 実施例1に記載された方法に従い、以下の試剤を用いて、固有粘度1.83dQ /g、Tgl 88℃およびTm390℃を有するホモポリマーを調製した。
2.6−ビス(4−フェノキシベンゾイル)ナフタレン3g 5.7631xl O″″3モル テレフタロイルクロライド 1.1700g 5.763’1lX10−コモル ジメチルスルホン 2.167g 0.023モル三塩化アルミニウム 7.3 7g 0.055モルジクロロメタン 50j112 ホモポリマーの構造が、繰返単位: (Ph = p−フェニレン)を含有するものであることをIHおよび”CNM RによっT−Nmしt:。
実施例12 実施例1に記載された方法に従い、以下の試剤を用いて、固有粘度1 、90  dL’gSTg209℃およびTm395℃を有するホモポリマーを調製した。
2.6−ビス(4−フェノキシベンゾイル)ナフタレン5g 9.6052X1 0″″3モル 2.6−ナフタレンジカルボン酸クロライド2.3&7!Ig 9.4354X ID−”モルジメチルアセトアミド 3.34g 0.0384モル三塩化アル ミニウム 12.24g 0.0918モルジクロロメタン 50震g ホモポリマーの構造が、繰返単位; (Ph = p−フェニレン)を含有するものであることを1Hおよび13CN MRによって確認した。
国際調査報告 国際調査報告 GS a8e】cxz

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.(a)99〜10モル%の式: ▲数式、化学式、表等があります▼(I)で示される繰返単位、および (b)1〜90モル%の式: −Ar−O−Ar−CO−(II) で示される繰返単位 〔式中、それぞれのArは、独立的に、m−もしくはp−フェニレンあるいはフ ェニレン環が直接結合または−O−もしくは−CO−基によって結合したジ−も しくはポリ−m−および/またはp−フェニレン残基である。〕 を有して成るアリーレンエーテルケトンコポリマー。
  2. 2.(I)を90〜10モル%、(II)を10〜90モル%含んで成る請求の 範囲第1項記載のコポリマー。
  3. 3.(I)を50〜10モル%、(II)を50〜90モル%含んで成る請求の 範囲第2項記載のコポリマー。
  4. 4.(1)を40〜20モル%、(II)を60〜80モル%含んで成る請求の 範囲第3項記載のコポリマー。
  5. 5.(I)を35〜25モル%、(II)を65〜75モル%含んで成る請求の 範囲第4項記載のコポリマー。
  6. 6.それぞれのArが独立的にp−フェニレンあるいはジ−またはポリ−p−フ ェニレン残基である請求の範囲第1〜5項のいずれかに記載のコポリマー。
  7. 7.(I)が ▲数式、化学式、表等があります▼ である請求の範囲第1〜6項のいずれかに記載のコポリマー。
  8. 8.(I)が ▲数式、化学式、表等があります▼ であり、(II)が−Ph−O−Ph−CO−Ph−O−Ph−CO−Ph−C O−である[但し、Phは独立的にm−またはp−フェニレンである。]請求の 範囲第1〜5項のいずれかに記載のコポリマー。
  9. 9.(I)が ▲数式、化学式、表等があります▼ であり、(II)が ▲数式、化学式、表等があります▼ である請求の範囲第1〜5項のいずれかに記載のコポリマー[式中、mは0また は1、B/N構造はベンゼンまたはナフタレン環残基であり、それぞれのPhは 独立的にm−またはp−フェニレンである。]
  10. 10.mが0であり、B/N構造がベンゼン環残基である請求の範囲第9項記載 のコポリマー。
  11. 11.それぞれのPhがp−フェニレンである請求の範囲第8〜10項のいずれ かに記載のコポリマー。
  12. 12.▲数式、化学式、表等があります▼として示される残基が▲数式、化学式 、表等があります▼である請求の範囲第8〜11項のいずれかに記載のコポリマ ー。
  13. 13.請求の範囲第1項に記載された繰返単位(I)[但し、それぞれのArは 独立的にp−フェニレン、またはp−フェニレン環が直接結合または−O−もし くは−CO−基によって結合したポリ−p−フェニレン残基である。〕を有し、 ポリマー主鎖のm−およびo−分岐が実質的に無い、0.6よりも大きい固有粘 度を有するホモポリマー。
  14. 14.繰返単位: ▲数式、化学式、表等があります▼ を有する請求の範囲第13項記載のホモポリマー。
  15. 15.繰返単位: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、nは0または1である。〕 を有する請求の範囲第13項記載のホモポリマー。
  16. 16.残基▲数式、化学式、表等があります▼供給するにあたって、フリーデル −クラフツ重合反応においてモノマーの1種として対応二酸ハライドを使用する 請求の範囲第1〜15項のいずれかに記載のポリマーを製造する方法。
  17. 17.残基▲数式、化学式、表等があります▼を供給するにあたって、1種また はそれ以上のアリールニ酸ハライドとのフリーデル−クラフツ重合反応における モノマーの1種として、式:▲数式、化学式、表等があります▼(M)[式中、 それぞれのPhは、独立的にm−またはp−フェニレンである。] で示される化合物の適切な異性体を使用する請求の範囲第1〜15項のいずれか に記載のポリマーを製造する方法。
  18. 18.ルイス酸触媒およびルイス塩基制御剤の存在下でフリーデル−クラフツ重 合を行う請求の範囲第16項または第17項記載の方法。
  19. 19.請求の範囲第17項に規定された式(M)で示される化合物。
  20. 20.それぞれのPhがp−フェニレンであり、ナフチル残基が2,6−位で結 合している請求の範囲第19項記載の化合物。
  21. 21.式: ▲数式、化学式、表等があります▼ [式中、Xはハロゲンである。] で示される二酸ハライドを、フリーデル−クラフツ条件下でジフェニルエーテル と反応させることを含んで成る請求の範囲第19項または第20項に記載の化合 物を製造する方法。
  22. 22.ルイス塩基の実質的な不存在下でルイス酸触媒によりフリーデル−クラフ ツ反応を行う請求の範囲第21項記載の方法。
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