JPH03501844A - 生物防除剤のデンプン包蔵 - Google Patents

生物防除剤のデンプン包蔵

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JPH03501844A JP63506147A JP50614788A JPH03501844A JP H03501844 A JPH03501844 A JP H03501844A JP 63506147 A JP63506147 A JP 63506147A JP 50614788 A JP50614788 A JP 50614788A JP H03501844 A JPH03501844 A JP H03501844A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 生物防除剤のデンプン包蔵 包蔵技術は急速に、生物活性剤を配合するための主要な技術になりつつある。包 蔵は、農薬の環境露出とその結果としての化学的および生物学的劣化から農薬を 保護する事により農薬の有効期間を著しく延長させた。さらに多くの農薬を低用 量と低頻度で使用する事を可能とし、従って環境汚染を低下させ、また残留活性 を延長させた。
化学農薬について開発された技術と同様の包蔵技術をバシラス・チューリンギエ ンシス(B、 T、 ) 、核多角体病ウィルス、小胞子菌などの昆虫病原体お よびその他の生物防除剤の防護のために使用する事ができよう。多くの生物防除 剤は紫外線、熱、乾燥、基質pH,およびその実際的有効性を著しく制限する微 生物競争によって急速な環境劣化を受ける。
環境劣化から生物防除剤を長期防護し、目標害虫の感染を促進するための経済的 な配合技術は害虫防除において緊急に必要とされている。本発明はこれらの必要 を満たす新規な包蔵技術に関するものである。
従来技術の説明 820−622(19[i6):S、H,Ahmed et al、、Pe5t ic、5cie、419−23(1973)) 、UV−吸収化合物((R,P 、Jaques、Can、Entomol 。
104:1985−1994(1972);D、L、Ho5tetter et  al、、J、KnasasEntoaol 、Soc、48:189−193 (1975))および包蔵を使用する技術は昆虫病原体の短期的環境防護のため に開発された。
この場合、核多角体病ウィルスのポリビニルアルコール、エチルセルローズまた はその他の重合体によるマイクロ包蔵とUV−スクリーニング剤とが結合された (C,M、 Igno−しこれらの防除剤による農場テストは病原体の生存率と 目標害虫に対する効率において相異なる結果を生じた。
スタイナーネマチドおよびヘテロラブジチド ネマトーダの包蔵に使用されたア ルギン酸ナトリウムは有望であるが、アルギン酸塩がネマトーダの生存を誘導す る水分を保持する能力については問題がある()1.に、Kaya et at 、。
Envlron、Entomaol 、 14: 572−574(1985) )。
デンプンは生物防除剤の包蔵に関しては多くの有望な特性を有する。第1にデン プンは不活性であって、多くの生存微生物の休止段階において変質せず、第2に 粒状または液状Uv−スクリーニング剤を容易に添加する事ができ、第3にその 主成分がアミロペクチンであって、α−アミラーゼ酵素を有する多くの食植性害 虫によって容易に消化され(G、M、Chippendle et at、、J 、1nsect Physi−めに現在一般に使用されている他の多くの材料と 比較して豊富にあり安価である(B、S、5hasha、In Control ledRelease Technologies:Methods、Theo ry、and Applica−tons、Vol、2.A、P、Kyodon iens(ed、)、CRCPress、Inc、、BocaRaton、PL )。
最近、はう酸塩、カルシウムまたはキサンチドによって橋かけ結合されて所望の サイズ、密度または多孔度の粒子状に処理されうる基質を生じるデンプンの中に 農薬が包蔵されている(B、S、5hasha et al、、J、Appl、 Po1yo。
:121−140(1983乃。不幸にして、この包蔵法はその橋かけ結合工程 の試薬と条件が多くの生物防除剤の生存にとって厳しすぎるので生物防除剤には 不適当である。
化学釣橋かけ結合反応を使用しないで、デンプン包蔵材料による制御された放出 が可能である。米国特許第2゜876.160号において、不水溶性材料の着床 のために65%固体濃度までのアミロースフリー変性デンプンを使用する方法が 開示されている。
PCT国際出願WO8510474においては、殺虫剤を含をするデンプンゲル 基質を製造する2方法が開示されている。殺虫剤は希釈されたデンプン水性分散 系と共に共押しだしされ、あるいはデンプンを殺虫剤と冷間配合する前にデンプ ンを部分的に押しだし器の中で煮沸する。いずれの場合にもデンプンは水性ゲル として回収され使用される。
米国特許第4.230,687号においては、化学的に変性されたデンプン、ゴ ムまたはタンパク質の包蔵基質の中に制限量の水の存在において活性剤を分布さ せるために剪断応力、強い機械的作用および熱を加える方法が開示されている。
緩徐放出基質としてはタンパク質が使用され、急速放出のためには変性デンプン が使用される。
米国特許第3,922,354号は、部分的にゼラチン化された非変性デンプン から製造された低水分高固体基質の中に活性剤を導入するために高剪断混合を実 施する方法を開示している。活性剤の放出を制御するため、変性デキストリン、 モノグリセリドとジグリセリドとの混合物、焼かれた穀類粉末および着色剤など の添加剤が使用される。
米国特許第3.666.557号においては、ビタミンおよび食用油などの敏感 な材料の各層をマイクロ包蔵するために低脂肪デンプン材料を使用する方法が開 示されている。デンプンは88℃で30分間加熱し、つぎにホモゲナイザーの中 を通過させて分子の劣化を伴う事なく粒子を破壊する事によって包蔵のために準 備される。
〔発明の概要〕
出願人は予想外に、化学的橋掛は結合試薬を使用する事なく非破壊条件のもとに デンプン系の中に実質的にあらゆる型の生物防除剤を実質的に完全に包蔵する方 法を。
発見した。これらの生物防除剤は、アミロースを含有し予ゼラチン化されたデン プンの水性分散系の中に混合され、水性系の中に分散される際にアミロース分子 の再会合が生じる。この再会合は、再会合連鎖の分子間に生物防除剤の不連続ド メインを捕捉した連続不溶性基質を形成する。
この発見により、本発明の目的は敏感な生物防除剤の容易な、一般的な、工業的 に可能な包蔵法を提供するにある。また本発明の目的は、−次基質形成材料が天 然の更新可能資源から誘導されるにある。
本発明の他の目的は、活性剤の高生存率を特徴とする包蔵法を提供するにある。
本発明のさらに他の目的は、この方法を応用する生成物が自由流動性粒子でも噴 霧性液体でも可能な適応性のある包蔵システムを提供するにある。
本発明の他の目的は、包蔵された物質が安全に取扱われ、各種の環境に対して制 御自在に放出され、また環境条件による損失に対して抵抗できる程度に保護され る製特表千3−501844 (3) 品を提供するにある。
本発明の他の目的および利点は下記の説明から明らかデンプンはアミロースとア ミロペクチンとから成る低価格の豊富な天然重合体である。アミロースは100 .000−500,000の範囲の分子量を有する線状重合体であるが、アミロ ペクチンは数百万に達する分子量を有する高度に枝分れした重合体である。デン プンが水中でゼラチン化され冷却される時、アミロースはアミロペクチン成分よ り多く凝集する。凝集とは、分散系の中のデンプン連鎖が会合して不溶性となり 沈殿する現象をいう。凝集の比率と程度は分散系の特性(pH。
温度、濃度)と分散系中に存在するアミロースの量とに依存している。通常のコ ーンスターチ(パール)は約25%のアミロースと75%のアミロペクチンとを 含有するが、ワキシーコーンスターチはアミロペクチンのみを含有し、また高ア ミロースデンプンと呼ばれるものは75%ものアミロースを含有する。
本発明において使用される原料としての包蔵材料は、水性媒質中において再水和 した時に凝集してゲルを形成しその後アミラーゼ消化性となる任意の予ゼラチン 化されたデンプンを含むi予ゼラチン化デンプンは市販されており、デンプンを 低アルコールの存在において高温高圧で煮沸する事によって製造する事ができる 。予ゼラチン化されたデンプンが冷水膨潤性である事が望ましく、特にこのデン プンが化学的に変性されない事が好ましい。
このようなデンプンの例は米国特許第4,465,702号において開示されて いる。デンプン中のアミロースレベルは約5%以上でなければならず、これ以下 ではデンプンは水の存在において凝集性ゲルを形成しない。
イーストマンほかの製品は規則的なバール型コーンスターチから誘導されるが、 その他の天然粒状デンプンも本発明の目的のために予ゼラチン化する事ができる 。すなわち、その他の穀物デンプン、ジャガイモデンプン、タピオカデンプン、 これらのデンプンを含有する粉末、およびこれらの混合物とワキシーコーンスタ ーチおよび高アミロースコーンスターチとの混合物を含む。
本発明において使用される生物防除剤は、目標害虫に対して病原性のすべてのバ クテリヤ、菌類、イースト、ウィルス、小胞子菌、原生動物および目標害虫に対 して病原性のその他の下級微生物を含む。もちろん、消化に際して宿主に対して 感染するライフサイクルの一定段階における微生物の成分も本発明の主旨の範囲 内にある。
例えば、B、t、の場合、その栄養細胞、胞子およびタンパク質結晶はすべて直 接または間接にB、t、に対して感性の宿主害虫を殺す事ができる。また、プラ スミド、ファージニおよびその他のDNA/RNA成分などの天然または合成ベ クターは高級微生物の機能を変性する能力を有するので、「生物防除剤(blo control agent)Jの範囲内に含まれる。農業上重要なり、t、以 外の害虫病原体の例はB、5phaericus、 B、popHlae、 V alrlmorphaHeliothis 5pI)、ウィルスである。
本発明の包蔵された生物防除剤によって切除される目標害虫は吸引口部分とアミ ラーゼ消化酵素を有するあらゆる種類の昆虫を含む。このような特徴は多くの食 植性毘虫、特に穀−または樹木害虫と見なされる昆虫に特徴的なものである。
本発明の組成物の中に、生物防除剤そのものの他に他の添加剤およびアジャンク ツ(adjunct)を配合する事ができる。その例は、分散剤、食刺激剤、U 、V、保護剤、粘着剤、保存剤および中性充填剤を含む。またさらに生物防除剤 または包蔵組成物中に配合されたその他の成分の農業的に使用可能のキャリアま たはビヒクルも含有する事ができる。約5〜10重量%のコーン油は生物防除剤 を分散するのに役立ち、予ゼラチン化デンプンの凝結を最小限に成し、ヨーロッ パコーンボアラなどの一部の昆虫に対して穏和な食刺激剤として作用をする事を 発見した。υV−スクリーンの例はコンゴレッド、葉酸、パラアミノ安息香酸お よびアゾベンゼンを含む。
デンプン基質中への生物防除剤の包蔵は、まず予ゼラチン化デンプンの水性分散 系の中全体に生物防除剤を均一に分散させる事から開始される。各種成分の結合 順序は重要でなく、工程の実施に最も都合の良いように実施される。適当な予ゼ ラチン化条件においては水性媒質中に分散されたデンプンが凝集してゼラチン塊 を形成しはじめる。下記において詳細に述べるような適当な配合により、分散系 は常温において約5〜60秒でゲル化し、その後乾燥処理する事ができる。デン プンのアミロース成分の再会合により、前駆体混合物に類似の実質均−塊を生じ 、その中において活性成分の不連続ドメインが連続デンプン基質の中に全体に均 一に分散される。この工程は別々の粒子が包蔵剤のフィルムまたは被覆によって 包囲され生物防除剤の一部を含有するマイクロ包蔵と相違している。
生物防除剤に対するデンプン固体の相対量はデンプン基質内部に生物防除剤を捕 捉するのに十分でなければならない。粒状製品の製造に際しては、急速なゲル化 のためにデンプン濃度は約25〜40重量%の範囲内とする事が好ましい。生物 防除剤の生存率を保存するため、温度は約40℃以下に保持し、pHは約4〜8 の範囲内でなければならない。
回収手順は物質塊をバラバラの自由流動性、非凝結性粒子に変換するにある。本 発明の1つの回収法によれば、デンプン−生物防除剤ゲル混合物をトレーの上に 載置し、約30分間常温で静置する。その結果得られた非粘着性情を適当な手段 によって非凝結性粒子状に粉砕する。粉砕前にパール型コーンスターチ粉末をゲ ル塊に被覆すれば粒状化を容易にする。乾燥粒子は溶解する事なく、相互に付着 する事なく、また水を加えた後に当接表面に付着する事はない。
本発明の目的から、デンプン分散系は水相の中にあり、これが包蔵系の連続相を 成すと見なされる。混合物の不連続相または分散相を成す生物防除剤のドメイン またはその他の添加剤は、アミロース成分が相互に再会合して分散材料を捕捉す るまで混合物を安定に保持する程度に小さくなければならない。特定の生物防除 剤または添加剤を分散系の中に有効に装入する事のできる最高レベルの決定は当 業者に公知である。「有効量」とは、所望の結果(例えば害虫の感染と殺害、配 合物の保存など)を得る事のできる成分量をいう。
それぞれ生物防除剤、目標害虫の種類、生物防除剤の濃度およびその施用方法に 対応して、本発明の包蔵生物防除剤は害虫を単数または複数のメカニズムに゛よ って防除するように作用する。このメカニズムは例えば、死亡誘導、摂食抑止、 成長制御、殺菌、および代謝機能その他の形態形成機能を含む。従って、活性剤 の施用レベルはルーチンテストによって測定されたこれらの応答のいずれかを誘 発する有効量である。最終応答が害虫の死亡である場合、「殺虫有効量」は、未 処理グループと比較してテストグループの顕著な死亡率を生じる生物防除剤の量 と定義される。実際使用量は特定の生物防除剤、害虫の種類、幼虫の成長段階、 ビヒクルまたはキャリヤの型その他の関連要因によって変化する。
生物防除剤が有効であるためには、防除される害虫の居場所またはその近傍に施 用されなければならない。害虫の飼料が穀物植物または樹木の場合、組成物は代 表的には葉群に施用される。水分のある場合、デンプン粒子は再分散する事なく 可逆的に膨潤する。環境条件に対する生物防除剤とデンプン基質の安定性は前記 のように各種の添加剤を添加する事によって調節される。従って包蔵生物防除剤 は、目標昆虫によって消化されるまで農場の条件に耐え、デンプン基質の消化に よって生物防除剤を害虫の消化器官の中に放出するように配合される。
本発明の他の実施態様において、生物防除剤は噴霧液状に配合される。噴霧配合 においては、予ゼラチン化デンプンまたは粉末は、水性分散状態で約1000c ps以下の低い安定した粘度を有しなければならない。このような特性は、分散 系中のデンプンまたは粉末の濃度が噴霧配合物の濃度以上に上昇するまではアミ ロース連鎖が自発的に再会合しない程度に化学手段または物理手段によって部分 的に減成されたデンプンおよび粉末の特徴である。故に、噴霧組成物からの水分 の蒸発が減成されたデンプン粒子の濃度を所定の閾値以上に上昇させるまで、ゲ ルの形成が遅らされる。噴霧配合物中のデンプンの初期濃度は約1乃至10重量 %の範囲内になければならない。農場で施用する場合、液層は葉群に付着し、ゲ ル化後にも葉群に結合している。
本発明の他の実施態様において、メタノールなどの極性有機溶媒の存在において 包蔵生物防除剤を水中に分散させる際に、前記水性溶媒の一部がゲル化した生成 物から濾過によって除去されうる事を発見した。しかも回収された生成物は非常 に細かな粒状または粉末状を成す。
以下において本発明を二、三の実施例について説明するが、これは本発明の範囲 を限定するものではない。
実施例1−3 本発明のデンプン包蔵生物防除剤の効率を評価するため、生物防除剤の不存在に おいて精製コーン油(「マゾラ」)を下記のようにして包蔵した。コーン油(2 g)をA、E、5taley Manufacturing CorApany 、Decatur、lLによって商標rMi rage 1 463Jで市販さ れている予ゼラチン化デンプン粉末(25g)と混合した。つぎに2℃まで冷却 された蒸留水(60ml)をデンプン−油混合物の中に攪拌して導入し、10〜 15秒以内にゼラチン状塩を形成した。次にこの混合物を30分間常温に静置し て、非粘着性情を形成し、これをlIaringブレンダの中で25gのバール 型デンプン粉末をもって処理して、14メツシニスクリーンを通過する粒子(1 410ミクロン)を生じた。24時間常温で空気乾燥した後に、粒子を種々のメ ツシュサイズにふるい分けした。得られた粒子は、予ゼラチン化デンプン基質中 に均一に分散され捕捉されたコーン油部分を含み、これをさらにパール型コーン デンプンの薄い被覆によって包囲されていた。
2gの50m1のクロロホルムによって30分間浸漬した後に最終生成物中に保 持される油の量を定量する事によって基質の包蔵特性を評価した。クロロホルム 溶媒をサンプルから分離し、溶媒を蒸発させ、残留油を計量する事によって包蔵 から脱出した油の量を測定した。抽出されたサンプルを次にα−アミラーゼ (rTe rmamy 1 120J )によって処理して、包蔵された油を放 出させ、これもクロロホルム中に取った。溶媒を除去した後に、包蔵油を計量し 、包蔵された油の%を計算した。その結果を別表1に示す。
実施例4 バシラス・チューリンギエンシス(B、t、)の増殖イーストエキストラクト( 0,5%)、モルトエキストラクト(0,5%)、トリプトン(0,5%)、ペ プトン(0,5%)、グルコース(0,5%)およびKHPO4(0,1%)を 含有する変性YMG媒質を使用する以外はニツカーソンなどの方法によって(L ν、N1−ckerson et at、、Appl、Microblol、2 8:129−132(1974))、バシラス・チューリンギエンシスHDI  (NRRL B−3792)を増殖させた。この手順によって、B、t。
胞子と結晶を含有する350g (湿潤重量)の細胞ベーストが得られ、これを 使用するまで2℃で貯蔵した。
包蔵手順 50−55g(乾燥重量)の包蔵B、t、の実験サンプルを下記のようにして調 製した。精製コーン油([マゾラJ)(2g)を^、E、5taley Man ufacturing Company、Decatur、 ILによって商標 rMiragel 463Jで市販されている予ゼラチン化デンプン粉末(25 g)と混合した。つぎに158Il1gのB、t、胞子と結晶の懸濁液を含有す る2℃まで冷却された蒸留水(60ml)をデンプン−油混合物の中に攪拌して 導入し、10〜15秒以内にゼラチン軟塊を形成した。次にこの混合物を30分 間常温に静置して、非粘着性塊を形成し、これをWaringブレンダの中で2 5gのパール型デンプン粉末ををもって処理して、14メツシユスクリーンを通 過する粒子(1410ミクロン)を生じた。24時間常温で空気乾燥した後に、 粒子を種々のメツシュサイズにふるい分けした。得られた粒子は、予ゼラチン化 デンプン基質中に均一に分散され捕捉された0、3重量%のレベルのB、t、胞 子と結晶ドメインを含み、これはさらにバール型コーンデンプンの薄い被覆によ って包囲されていた。
実施例5 実施例4の包蔵B、t、生成物の選別粒子を0,1Mリン酸ナトリウム緩衝液( pH7,2)の中で8時間、常温で2gのグルタルアルデヒドの中に固定した。
1晩、緩衝液で洗浄した後に、同一の緩衝液中において4時間、1%四酸化オス ミウムをもって後固定し、水で洗浄し、アセトンシリーズ中で脱水し、「エフア ポキシ樹脂」中にゆっくり(3日以上)着床させた。重合反応後に、ガラスナイ フで断片(厚さ2μm)を切断し、ゼラチン被覆スライド上に載置し、トルイデ ンブルー〇をもって着色し、rPermaountJ上に載置し、1200xで 顕微鏡撮影した。この顕微鏡写真は、粒子全体にランダムに分布された多数の成 長中のB、t、バラ胞子嚢、胞子および結晶を示した。
実施例4の包蔵B、t、生成物粒子を蒸留水中に24時間浸漬した。浸漬液の顕 微鏡検査は粒子外部のB、t。
胞子または結晶を示さず、これはB、t、のほとんど全量が捕捉された事を示す 。
実施例6−16 飼料含有テスト これらのテストにおいては、予混合された麦芽、ヨーロッパコーンボアラ(0, nubllalis )人工飼料(kg078、Bioserv、French tovn、NJ)を使用した。本発明の実験培養B、t、の感染力の予備的情報 を得るため、包蔵されていない胞子と結晶を調製された幼虫飼料(50〜55℃ に冷却)の中に、それぞれ15gB、t、7g飼料(LD50)と!50g/g 飼料の割合で導入した。飼料−B、t、混合物(15ml)をそれぞれ3−ml のカップの中に分散させた。飼料の冷却後に、初生2〜3時間時間切虫を各カッ プの中に滅菌ブラシをもって移し、このカップのワックス被覆紙フタをかぶせた 。すべてのテストは27℃と60%RHで実施され、死亡率を7日および/また は12日に記録した。
包蔵法が胞子と結晶を不活性化するかいなかを決定するため、初生ヨーロッパコ ーンボアラについて飼料含有テストを実施した。実施例6と7において、B、t 、胞子は実施例4と同様にして0. 2ffi量%の濃度で、12−20メツシ ニの粒径(1700−850ミクロン)をもって包蔵され、飼料中に0.005 %と0.0015%の濃度で混合された。その結果を実施例8において、B、t 、を含有しない対照と比較する事ができる。実施例9と実施例10の場合、実施 例6と7の場合と同一の用量レベルの包蔵B、t、飼料を基質ダラムあたり4m lの0.1%rTe rmamy IJをもって処理した。実施例11は対照で あった。得られた液状基質を前記のようにして飼料の中に混入させた。前記実施 例6−11の結果を実施例12−14の自由懸濁B、t、 と比較した。
実施例15の場合、0.3%レベルで包蔵されたB、t。
について実施例9の方法を繰り返した。4力月間常温で貯蔵した後に、このアミ ラーゼ処理生成物を対照(実施例16)と比較した。この実験シリーズの結果を 別表■に示す。包蔵後にB、t、が毒性である事は明白である。
しかし、実施例6−8の結果は、飼料自存テストにおいて飼料の予混合成分はB 、t、包蔵粒子以上に好ましい事を示している。
実施例17−25ψ B、t、を実施例4の方法によって0.3重量%のレベルで包蔵し、得られた粒 子を3メツシニサイズまでふるい分けした。各スクリーンサイズについて、包蔵 されたB、t、をヨーロッパコーンボアラ飼料の中に混入し、実施例6−16に 記載のようにしてテストした。7日および12日における死亡率%と12日にお ける平均生存生重量とを表■に記録した。
実施例26−31 実施例4の手順によりB、t、を0.3重量%のレベルで包蔵し回収された粒子 を2メツシニサイズにふるい分けた。各メッシニサイズの粒子と対照粒子とを初 生ヨーロッパコーンボアラと第2齢(6日)ヨーロッハコーンボアラについてテ ストした。それぞれ水で飽和された硬化焼き石膏−木炭混合物(15:1)’z r (約1cmの深さ)を収容したポリエチレンカップ(30ml)を使用して 、幼虫をB、t、 に対して露出した。幼虫(カップあたり15〜30匹)は2 4時間で包蔵B、t、の250+agの用量を摂取させられた。同時にB、t、 含有しないデンプン粒子を幼虫に摂取させた対照テストを実施した。各処理は合 計5露出カツプから成る。24時間露出後に、死亡率を記録し、ランダムに選ば れた生存幼虫(各カップから6匹−合計30匹)をそれぞれ飼料を収容したカッ プに移した。サブサンプリングされた30匹の幼虫の死亡率を7日後に記録し、 その処理についての全死亡率を計算した。12日後にすべての生存幼虫をそれぞ れ計量し、対照幼虫と比較した。その結果を別表■に示した。2日または2日以 上で死亡した幼虫の死体の顕微鏡検査は、多数のB、t、栄養細胞と胞子の存在 を示した。B、t、処理幼虫と対照幼虫との間に2倍乃至6倍の平均体重差が見 られ、これは致死量以下の昆虫病原体が消費された時の摂取停止反応を示す。
実施例32 大規模包蔵手順を実施するため、予ゼラチン化コーンスターチ(1820g)を 実験ミキサ中において、水(3640g)、コーン油(145g)、およびB、 t。
(728ml水中懸濁9.78g)と混合した。混合物を10℃で18時間保持 すると非粘着性塊を生じ、これをバール型デンプン(1092g)で被覆し、W aringブレンダの中で処理して14メツシニを通過させた。
乾燥生成物の収量は3100gであり、そのうち600gは40メツシユを通過 し、2500gは20−40メツシユを通過した。
実施例33 本発明の他の実施態様においては、コーン油(2ml)とB、t、(158oI g)とを含有する水(50ml)−メタノール(10ml)混合物に対して予ゼ ラチン化コーンスターチ(25g)を配合した。この混合物を10℃で48時間 保持し、濾過して溶媒の約1/3を除去して乾燥し、包蔵B、t、を含有し40 メツシ声を通過する非粘着性粉末を得た。
実施例34−39 予ゲル化された小麦粉(イリノイスセリアルミルス)を3−10%の濃度に水と 混合する事によって、本発明の生物防除剤を包蔵するための一連の噴霧配合物を 調製した。6 rpsの「ブルックフィールドLVFJ粘度計を使用してペース トの粘度を24時間測定した。10%小麦粉レベルにおいて、ペーストは市販の 噴霧器による農場散布の実際的粘度限界に近づいた。初濃度に保持した場合、ペ ーストは時間と共に濃化する事なく、これは凝集が殆どまたは全く生じない事を 示す。その結果を別表Vに示す。
実施例40 実施例の方法によって0. 3重量%で包蔵されたB。
t、の長期貯蔵安定性を下記のようにして測定した。粒状配合物を実験室の容器 中に常温で約10カ月貯蔵した。
貯蔵された生成物の100mgサンプルを6mlの0. 1%α−アミラーゼに よって処理し、1時間均質化処理し、約24時間静置した。4mlの水の添加後 に、均質体を連続的に希釈し、選択的寒天(100μg)上に展張した。
初サンプルの1年目の胞子カウントは、胞子生存率の低下が生じなかったことを 示す。
実施例41 実施例4の方法によりて調製された包蔵B、t。
(0,3重量%)を水中に7力月間貯蔵した。胞子と結晶の浸出物を除去するた めに水を間欠的に取り替えた。
貯蔵された生成物のサンプルを実施例26−31に記載の24時間露出法によっ てヨーロッパコーンボアラに対してテストした。テストされた158幼虫のうち 、109匹が24時間以内に死んだ。次のテスト段階において取られた30幼虫 のうち、24匹が4日以内に死んだ。
実施例42−47 A42−47Auto calirornia多核多角病ウィルスを実施例4の 方法によって包蔵しく3X106多角封入体/基質g)、実施例26−31に記 載の24時間露出法によってヨーロッパコーンボアラに対してテストした。7回 の各テストにおける30匹の幼虫の7日後の死亡率を下表■に示す。
表■ 実施例 7日月の死亡率% 本発明は前記の説明のみに限定されるものでなく、その主旨の範囲内において任 意に変更実施できる。
表 1 油保持効率 配合 実施例 油/デンプン重量% 保持% 表 ■ 処理 7日後 12日後 包蔵B、t、 <0.2%) 6 50μg/g飼料 27 0 33.3m7 15μg/g飼料 25 0  12*8 対照粒子 30 0 0 アミラーゼ処理包蔵B、t、 (0,2%)9 50μg/g飼料 30 10 0#* −1015μg/g飼料 30 60*# 86.7m11 対照粒子  30 0 0 B、t、の水性懸濁液 12 50μtr/g飼料 30 96.7柑 100#*13 15μg/g 飼料 30 66.7*# 801#14 飼料ノミ(*=jt) 30 0  04力月サンプル 15 50utr/g飼料 30 100琳 016 対照粒子 30 0 0 *P≦0.05:***P<0.001、X2各処理の適当対照に対するテスト 。
表 ■ 実施例 処 理 死亡率% 12日口の平均(各25昆虫) 7日後 12日後 生存虫重量包蔵B、t、(0,3%) 17 50ttg/g8料、10−201ツシユ” 0 16* 5.0#*1 8 15μg/g飼14.10−20メツシユa 4 20* 15.0*19  50μg/g飼料、20 35メツシニa 4 32* 6.0*#20 1 5μg/g飼料、20−35メツシニa 0 16* 11.5林21 50μ g/lr飼料、35メツシニa 4 16* 5.5*22 15 u g/  gfhm、35メyシニ” 0 24# 5.8#t23 対照粒子 0029 .1 飼料中に懸濁した遊郭田、t。
24 50μg/it飼料 44*#72#* 0. 別#a 10メツシュー 2000μ;20メッシニ−850μ:35メツシニー500μ。
*P≦0.05;**p≦0.’01 ;***P<0.001、対数変換デー タの分析に基づく。
表 ■ えヨ例 包蔵B、t、(O407日目の 122日目平均処 理 死亡率% 生 存生重量(■) 初生幼虫 28 <35メツシニa 43.3#* 28.728 対照粒子 0 40. 3 第2齢幼虫 29 <35メツシニa 13.3* 36.O*・ a 30 20−35メツシユ 43.3#* 25.l#a 20メツシュー85 0μ;35メツシユー500μ。
*P≦0.05:**P≦0.01 ;***P<0.001、対数変換データ の分析に基づく。
表 V 粘 度(c p s) 実施例 小麦粉濃度 初期 3時間後 6時間後 24時間後手続補正書(方式 ) %式% 2 発明の名称 生物防除剤のデンプン包蔵 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 アメリカ合衆国 5 補正命令の日付 発送日 平成 2年 11月 6日 6 補正の対象 国際調査報告

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.a.予ゼラチン化デンプンと有効量の生物防除剤との水性分散系を調製し、 前記生物防除剤に対する前記デンプンの相対量は、前記生物防除剤をデンプン基 質の中に捕捉するのに十分とする段階と、b.前記混合物にゲル化条件を加えて アミロース成分を相互に再会合させる事によって前記生物防除剤の均一分散不連 続ドメインを捕捉した連続不溶化基質状に前記混合物を変換する段階とを含む生 物防除剤包蔵法。 2.デンプンは化学的不変性デンプンである事を特徴とする請求項1に記載の方 法。 2.デンプンはパール型コーンスターチである事を特徴とする請求項2に記載の 方法。 4.前記生物防除剤は、バクテリア、菌類、イースト、ウイルス、小胞子菌およ び原生動物から成るグループから選定された生きた病原体である事を特徴とする 請求項1に記載の方法。 5.分散系の固体デンプン含有分は約25乃至40重量%であり、前記基質は乾 燥粒子として回収される事を特徴とする請求項1に記載の方法。 6.デンプンは分散系中の1乃至10%の範囲中の固体含有量の化学的減成デン プンである事を特徴とする請求項1に記載の方法。 7.請求項1の方法によって製造された生成物。 8.請求項2の方法によって製造された生成物。 9.請求項3の方法によって製造された生成物。 10.請求項4の方法によって製造された生成物。 11.請求項5の方法によって製造された生成物。 12.請求項6の方法によって製造された生成物。
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