JPH0729892B2 - 生物防除剤のデンプン包蔵 - Google Patents

生物防除剤のデンプン包蔵

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JPH0729892B2
JPH0729892B2 JP63506147A JP50614788A JPH0729892B2 JP H0729892 B2 JPH0729892 B2 JP H0729892B2 JP 63506147 A JP63506147 A JP 63506147A JP 50614788 A JP50614788 A JP 50614788A JP H0729892 B2 JPH0729892 B2 JP H0729892B2
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US Department of Agriculture USDA
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    • C12N11/00Carrier-bound or immobilised enzymes; Carrier-bound or immobilised microbial cells; Preparation thereof
    • C12N11/02Enzymes or microbial cells immobilised on or in an organic carrier
    • C12N11/10Enzymes or microbial cells immobilised on or in an organic carrier the carrier being a carbohydrate
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N25/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests
    • A01N25/26Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators, characterised by their forms, or by their non-active ingredients or by their methods of application, e.g. seed treatment or sequential application; Substances for reducing the noxious effect of the active ingredients to organisms other than pests in coated particulate form

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 発明の分野 包蔵(カプセル化)技術は急速に、生物活性剤を配合す
るための主要な技術になりつつある。包蔵は、農薬の環
境露出とその結果としての化学的および生物学的劣化か
ら農薬を保護する事により農薬の有効期間を著しく延長
させた。さらに多くの農薬を低用量と低頻度で使用する
事を可能とし、従って環境汚染を低下させ、また残留活
性を延長させた。
化学農薬について開発された技術と同様の包蔵技術をバ
チルス・チューリンゲンシス(B.T.)、核多角体病ウイ
ルス、小胞子菌などの昆虫病原体およびその他の生物防
除剤の防護のために使用する事ができよう。多くの生物
防除剤は紫外線、熱、乾燥、基質pH、およびその実際的
有効性を著しく制限する微生物競争によって急速な環境
劣化を受ける。
環境劣化から生物防除剤を長期防護し、目標害虫の感染
を促進するための経済的な配合技術は害虫防除において
緊急に必要とされている。本発明はこれらの必要を満た
す新規な包蔵技術に関するものである。
従来技術の説明 粘土粒子(E.S.Raun et al.,J.Econ.Entomol.59:620−6
22(1966);S.M.Ahmed et al.,Pestic.Scie.4 19−23
(1973))、UV−吸収化合物((R.P.Jaques,Can.Entom
ol.104:1985−1994(1972);D.L.Hostetter et al.,J.K
nasas Entomol.Soc.48:189−193(1975))および包蔵
を使用する技術は昆虫病原体の短期的環境防護のために
開発された。この場合、核多角体病ウイルスのポリビニ
ルアルコール、エチルセルローズまたはその他の重合体
によるマイクロ包蔵とUV−スクリーニング剤とが結合さ
れた(C.M.Ignoffo et al.,J.Econ.Entomol.64:850−85
3(1971);D.L.Bull et al.,J.Econ.Entomol.69:731−7
36(1976))。しかしこれらの防除剤による農場テスト
は病原体の生存率と目標害虫に対する効率において相異
なる結果を生じた。スタイナーネマチドおよびヘテロラ
ブジチド ネマトーダの包蔵に使用されたアルギン酸ナ
トリウムは有望であるが、アルギン酸塩がネマトーダの
生存を誘導する水分を保持する能力については問題があ
る(H.K.Kaya et at.,Environ.Entomaol.14:572−574
(1985))。
デンプンは生物防除剤の包蔵に関しては多くの有望な特
性を有する。第1にデンプンは不活性であって、多くの
生存微生物の休止段階において変質せず、第2に粒状ま
たは液状UV−スクリーニング剤を容易に添加する事がで
き、第3にその主成分がアミロペクチンであって、α−
アミラーゼ酵素を有する多くの食植性害虫によって容易
に消化され(G.M.Chippendle et at.,J.Insect Physio
l.20:751−759(1974);K.Nishide et al.,J.Fac.Agri
c.Tottori Univ.11:12−22(1976))、また第4の包蔵
のために現在一般に使用されている他の多くの材料と比
較して豊富にあり安価である(B.S.Shasha,In Controll
ed Release Technologies:Methods,Theory,and Applica
tons,Vol.2,A.F.Kyodoniens(ed.),CRC Press.Inc.,Bo
ca Raton,FL)。
最近、ほう酸塩、カルシウムまたはキサンチドによって
橋かけ結合されて所望のサイズ、密度または多孔度の粒
子状に処理されうる基質を生じるデンプンの中に農薬が
包蔵されている(B.S.Shasha et al.,J.Appl.Polym,Sc
i.29:67−73(1984);D.Trimnell et al.,J.Polym.Sci.
27:3919−3928(1982);R.E.Wing et al.,J.Polym.Sci.
21:121−140(1983))。不幸にして、この包蔵法はそ
の橋かけ結合工程の試薬と条件が多くの生物防除剤の生
存にとって厳しすぎるので生物防除剤には不適当であ
る。
化学的橋かけ結合反応を使用しないで、デンプン包蔵材
料による制御された放出が可能である。米国特許第2,87
6,160号において、不水溶性材料の着床のために65%固
体濃度までのアミロースフリー変性デンプンを使用する
方法が開示されている。
PCT国際出願WO 85/0474においては、殺虫剤を含有する
デンプンゲル基質を製造する2方法が開示されている。
殺虫剤は希釈されたデンプン水性分散系と共に共押しだ
しされ、あるいはデンプンを殺虫剤と冷間配合する前に
デンプンを部分的に押しだし器の中で煮沸する。いずれ
の場合にもデンプンは水性ゲルとして回収され使用され
る。
米国特許第4,230,687号においては、化学的に変性され
たデンプン、ゴムまたはタンパク質の包蔵基質の中に制
限量の水の存在において活性剤を分布させるために剪断
応力、強い機械的作用および熱を加える方法が開示され
ている。緩徐放出基質としてはタンパク質が使用され、
急速放出のためには変性デンプンが使用される。
米国特許第3,922,354号は、部分的にゼラチン化された
非変性デンプンから製造された低水分高固体基質の中に
活性剤を導入するために高剪断混合を実施する方法を開
示している。活性剤の放出を制御するため、変性デキス
トリン、モノグリセリドとジグリセリドとの混合物、焼
かれた穀類粉末および着色剤などの添加剤が使用され
る。
米国特許第3,666,557号においては、ビタミンおよび食
用油などの敏感な材料の各滴をマイクロ包蔵するために
低脂肪デンプン材料を使用する方法が開示されている。
デンプンは88℃で30分間加熱し、つぎにホモゲナイザー
の中を通過させて分子の劣化を伴う事なく粒子を破壊す
る事によって包蔵のために準備される。
〔発明の概要〕
出願人は予想外に、化学的橋掛け結合試薬を使用する事
なく非破壊条件のもとにデンプン系の中に実質的にあら
ゆる型の生物防除剤を実質的に完全に包蔵する方法を発
見した。これらの生物防除剤は、アミロースを含有し予
ゼラチン化されたデンプンの水性分散系の中に混合さ
れ、水性系の中に分散される際にアミロース分子の再会
合が生じる。この再会合は、再会合連鎖の分子間に生物
防除剤の不連続ドメインを捕捉した連続不溶性基質(マ
トリックス)を形成する。
この発見により、本発明の目的は敏感な生物防除剤の容
易な、一般的な、工業的に可能な包蔵法を提供するにあ
る。また本発明の目的は、一次基質形成材料が天然の更
新可能資源から誘導されるにある。
本発明の他の目的は、活性剤の高生存率を特徴とする包
蔵法を提供するにある。
本発明のさらに他の目的は、この方法を応用する生成物
が自由流動性粒子でも噴霧性液体でも可能な適応性のあ
る包蔵システムを提供するにある。
本発明の他の目的は、包蔵された物質が安全に取扱わ
れ、各種の環境に対して制御自在に放出され、また環境
条件による損失に対して抵抗できる程度に保護される製
品を提供するにある。
本発明の他の目的および利点は下記の説明から明らかと
なろう。
発明の詳細な説明 デンプンはアミロースとアミロペクチンとから成る低価
格の豊富な天然重合体である。アミロースは100,000−5
00,000の範囲の分子量を有する線状重合体であるが、ア
ミロペクチンは数百万に達する分子量を有する高度に枝
分れした重合体である。デンプンが水中でゼラチン化さ
れ冷却される時、アミロースはアミロペクチン成分より
多く凝集する。凝集とは、分散系の中のデンプン連鎖が
会合して不溶性となり沈殿する現象をいう。凝集の比率
と程度は分散系の特性(pH、温度、濃度)と分散系中に
存在するアミロースの量とに依存している。通常のコー
ンスターチ(パール)は約25%のアミロースと75%のア
ミロペクチンとを含有するが、ワキシーコーンスターチ
はアミロペクチンのみを含有し、また高アミロースデン
プンと呼ばれるものは75%ものアミロースを含有する。
本発明において使用される原料としての包蔵材料は、水
性媒質中において再水和した時に凝集してゲルを形成し
その後アミラーゼ消化性となる任意の予ゼラチン化され
たデンプンを含む。予ゼラチン化デンプンは市販されて
おり、デンプンを低アルコールの存在において高温高圧
で煮沸する事によって製造する事ができる。予ゼラチン
化されたデンプンが冷水膨潤性である事が望ましく、特
にこのデンプンが化学的に変性されない事が好ましい。
このようなデンプンの例は米国特許第4,465,702号にお
いて開示されている。デンプン中のアミロースレベルは
約5%以上でなければならず、これ以下ではデンプンは
水の存在において凝集性ゲルを形成しない。
イーストマンほかの製品は規則的なパール型コーンスタ
ーチから誘導されるが、その他の天然粒状デンプンも本
発明の目的のために予ゼラチン化する事ができる。すな
わち、その他の穀物デンプン、ジャガイモデンプン、タ
ピオカデンプン、これらのデンプンを含有する粉末、お
よびこれらの混合物とワキシーコーンスターチおよび高
アミロースコーンスターチとの混合物を含む。
本発明において使用される生物防除剤は、目標害虫に対
して病原性のすべてのバクテリヤ、菌類、イースト、ウ
イルス、小胞子菌、原生動物および目標害虫に対して病
原性のその他の下級微生物を含む。もちろん、消化に際
して宿主に対して感染するライフサイクルの一定段階に
おける微生物の成分も本発明の主旨の範囲内にある。例
えば、B.t.の場合、その栄養細胞、胞子およびタンパク
質結晶はすべて直接または間接にB.t.に対して完成の宿
主害虫を殺す事ができる。また、プラスミド、ファージ
ュおよびその他のDNA/RNA成分などの天然または合成ベ
クターは高級微生物の機能を変性する能力を有するの
で、「生物防除剤(biocontrol agent)」の範囲内に含
まれる。農業上重要なB.t.以外の害虫病原体の例はB.sp
haericus,B.popillae,Vairimorpha necatrixおよびNose
ma locustaeなどの小胞子体、Autographa californica
核多角体ウイルス、およびHeliothis spp.ウイルスであ
る。
本発明の包蔵された生物防除剤によって切除される目標
害虫は吸引口部分とアミラーゼ消化酵素を有するあらゆ
る種類の昆虫を含む。このような特徴は多くの食植性昆
虫、特に穀類または樹木害虫と見なされる昆虫に特徴的
なものである。
本発明の組成物の中に、生物防除剤そのものの他に他の
添加剤およびアジャンクツ(adjunct)を配合する事が
できる。その例は、分散剤、食刺激剤、U.V.保護剤、粘
着剤、保存剤および中性充填剤を含む。またさらに生物
防除剤または包蔵組成物中に配合されたその他の成分の
農業的に使用可能なキャリアまたはビヒクルも含有する
事ができる。約5〜10重量%のコーン油は生物防除剤を
分散するのに役立ち、予ゼラチン化デンプンの凝結を最
小限に成し、ヨーロッパコーンボアラなどの一部の昆虫
に対して穏和な食刺激剤として作用する事を発見した。
UV−スクリーンの例はコンゴレット、葉酸、パラアミノ
安息香酸およびアゾベンゼンを含む。
デンプン基質中への生物防除剤の包蔵は、まず予ゼラチ
ン化デンプンの水性分散系の中全体に生物防除剤を均一
に分散させる事から開始される。各種成分の結合順序は
重要でなく、工程の実施に最も都合の良いように実施さ
れる。適当な予ゼラチン化条件においては水性媒質中に
分散されたデンプンが凝集してゼラチン塊を形成しはじ
める。下記において詳細に述べるような適当な配合によ
り、分散系は常温において約5〜60秒でゲル化し、その
後乾燥処理する事ができる。デンプンのアミロース成分
の再会合により、前駆体混合物に類似の実質的均一塊を
生じ、その中において活性成分の不連続ドメインが連続
デンプン基質の中に全体に均一に分散される。この工程
は別々の粒子が包蔵剤のフィルムまたは被覆によって包
囲され生物防除剤の一部を含有するマイクロ包蔵と相違
している。
生物防除剤に対するデンプン固体の相対量はデンプン基
質内部に生物防除剤を捕捉するのに十分でなければなら
ない。粒状製品の製造に際しては、急速なゲル化のため
にデンプン濃度は約25〜40重量%の範囲内とする事が好
ましい。生物防除剤の生存率を保存するため、温度は約
40℃以下に保持し、pHは約4〜8の範囲内でなければな
らない。
回収手順は均質塊をバラバラの自由流動性、非凝結性粒
子に変換するにある。本発明の1つの回収法によれば、
デンプン−生物防除剤ゲル混合物をトレーの上に載置
し、約30分間常温で静置する。その結果得られた非粘着
性塊を適当な手段によって非凝結性粒子状に粉砕する。
粉砕前にパール型コーンスターチ粉末をゲル塊に被覆す
れば粒状化を容易にする。乾燥粒子は溶解する事なく、
相互に付着する事なく、また水を加えた後に当接表面に
付着する事はない。
本発明の目的から、デンプン分散系は水相の中にあり、
これが包蔵系の連続相を成すと見なされている。混合物
の不連続相または分散相を成す生物防除剤のドメインま
たはその他の添加剤は、アミロース成分が相互に再会合
して分散材料を捕捉するまで混合物を安定に保持する程
度に小さくなければならない。特定の生物防除剤または
添加剤を分散系の中に有効に装入する事のできる最高レ
ベルの決定は当業者に公知である。「有効量」とは、所
望の結果(例えば害虫の感染と殺害、配合物の保存な
ど)を得る事ができる成分量という。
それぞれ生物防除剤、目標害虫の種類、生物防除剤の濃
度およびその施用方法に対応して、本発明の包蔵生物防
除剤は害虫を単数または複数のメカニズムによって防除
するように作用する。このメカニズムは例えば、死亡誘
導、摂食抑止、成長制御、殺菌、および代謝機能その他
の形態形成機能を含む。従って、活性剤の施用レベルは
ルーチンテストによって測定されたこれらの応答のいず
れかを誘発する有効量である。最終応答が害虫の死亡で
ある場合、「殺虫有効量」は、未処理グループと比較し
てテストグループの顕著な死亡率を生じる生物防除剤の
量と定義される。実際使用量は特定の生物防除剤、害虫
の種類、幼虫の成長段階、ビヒクルまたはキャリヤの型
その他の関連要因によって変化する。
生物防除剤が有効であるためには、防除される害虫の居
場所またはその近傍に施用されなければならない。害虫
の飼料が穀物植物または樹木の場合、組成物は代表的に
は葉群に施用される。水分のある場合、デンプン粒子は
再分散する事なく可逆的に膨潤する。環境条件に対する
成分防除剤とデンプン基質の安定性は前記のように各種
の添加剤を添加する事によって調節される。従って包蔵
生物防除剤は、目標昆虫によって消化されるまで農場の
条件に耐え、デンプン基質の消化によって生物防除剤を
害虫の消化器官の中に放出するように配合される。
本発明の他の実施態様において、生物防除剤は噴霧液状
に配合される。噴霧配合においては、予ゼラチン化デン
プンまたは粉末は、水性分散状態で約1000cps以下の低
い安定した粘度を有しなければならない。このような特
性は、分散系中のデンプンまたは粉末の濃度が噴霧配合
物の濃度以上に上昇するまではアミロース連鎖が自発的
に再会合しない程度に化学手段または物理手段によって
部分的に減成されたデンプンおよび粉末の特徴である。
故に、噴霧組成物からの水分の蒸発が減成されたデンプ
ン粒子の濃度を所定の閾値以上に上昇させるまで、ゲル
の形成が遅らされる。噴霧配合物中のデンプンの初期濃
度は約1乃至10重量%の範囲内になければならない。農
場で施用する場合、液滴は葉群に付着し、ゲル化後にも
葉群に結合している。
本発明の他の実施態様において、メタノールなどの極性
有機溶媒の存在において包蔵生物防除剤を水中に分散さ
せる際に、前記水性溶媒の一部がゲル化した生成物から
濾過によって除去されうる事を発見した。しかも回収さ
れた生成物は非常に細かな粒状または粉末状を成す。
以下において本発明を二、三の実施例について説明する
が、これは本発明の範囲を限定するものではない。
実施例1−3 本発明のデンプン包蔵生物防除剤の効率を評価するた
め、生物防除剤の不存在において精製コーン油(「マゾ
ラ」)を下記のようにして包蔵した。コーン油(2g)を
A.E.Staley Manufacturing Company,Decatur,ILによっ
て商標「Miragel 463」で市販されている予ゼラチン化
デンプン粉末(25g)と混合した。つぎに2℃まで冷却
された蒸留水(60ml)をデンプン−油混合物の中に撹拌
して導入し、10〜15秒以内にゼラチン状塊を形成した。
次にこの混合物を30分間常温に静置して、非粘着性塊を
形成し、これをWaringブレンダの中で25gのパール型デ
ンプン粉末をもって処理して、14メッシュスクリーンを
通過する粒子(1410ミクロン)を生じた。24時間常温で
空気乾燥した後に、粒子を種々のメッシュサイズにふる
い分けした。得られた粒子は、予ゼラチン化デンプン基
質中に均一に分散され捕捉されたコーン油部分を含み、
これをさらにパール型コーンデンプンの薄い被覆によっ
て包囲されていた。
2gの50mlのクロロホルムによって30分間浸漬した後に最
終生成物中に保持される油の量を定量する事によって基
質の包蔵特性を評価した。クロロホルム溶媒をサンプル
から分離し、溶媒を蒸発させ、残留油を計量する事によ
って包蔵から脱出した油の量を測定した。抽出されたサ
ンプルを次にα−アミラーゼ(「Termamyl 120」)に
よって処理して、包蔵された油を放出させ、これもクロ
ロホルム中に取った。溶媒を除去した後に、包蔵油を計
量し、包蔵された油の%を計算した。その結果を別表1
に示す。
実施例4 バシラス・チューリンギエンシス(B.t.)の増殖 イーストエキストラクト(0.5%)、モルトエキストラ
クト(0.5%)、トリプトン(0.5%)、ペプトン(0.5
%)、グルコース(0.5%)およびKHPO4(0.1%)を含
有する変性YMGの媒質を使用する以外はニッカーソンな
どの方法によって(K.W.Nickerson et at.,Appl.Microb
iol.28:129−132(1974))、バシラス・チューリンギ
エンシスHDI(NRRL B−3792)を増殖させた。この手
順によって、B.t.胞子と結晶を含有する350g(湿潤重
量)の細胞ペーストが得られ、これを使用するまで2℃
で貯蔵した。
包蔵手順 50−55g(乾燥重量)の包蔵B.t.の実験サンプルを下記
のようにして調製した。精製コーン油(「マゾラ」)
(2g)をA.E.Staley Manufacturing Company,Decatur,I
Lによって商標「Miragel 463」で市販されている予ゼ
ラチン化デンプン粉末(25g)と混合した。つぎに158mg
のB.t.胞子と結晶の懸濁液を含有する2℃まで冷却され
た蒸留水(60ml)をデンプン−油混合物の中に撹拌して
導入し、10〜15秒以内にゼラチン状塊を形成した。次に
この混合物を30分間常温に静置して、非粘着性塊を形成
し、これをWaringブレンダの中で25gのパール型デンプ
ン粉末をもって処理して、14メッシュスクリーンを通過
する粒子(1410ミクロン)を生じた。24時間常温で空気
乾燥した後に、粒子を種々のメッシュサイズにふるい分
けした。得られた粒子は、予ゼラチン化デンプン基質中
に均一に分散され捕捉された0.3重量%のレベルのB.t.
胞子と結晶ドメインを含み、これはさらにパール型コー
ンデンプンの薄い被覆によって包囲されていた。
実施例5 実施例4の包蔵B.t.生成物の選別粒子を0.1Mリン酸ナト
リウム緩衝液(pH7.2)の中で8時間、常温で2gのグル
タルアルデヒドの中に固定した。1晩、緩衝液で洗浄し
た後に、同一の緩衝液中において4時間、1%四酸化オ
スミウムをもって後固定し、水で洗浄し、アセトンシリ
ーズ中で脱水し、「エファポキシ樹脂」中にゆっくり
(3日以上)着床させた。重合反応後に、ガラスナイフ
で断片(厚さ2μm)を切断し、ゼラチン被覆スライド
上に載置し、トルイデンブル−0をもって着色し、「Pe
rmaount」上に載置し、1200×で顕微鏡撮影した。この
顕微鏡写真は、粒子全体にランダムに分布された多数の
成長中のB.t.パラ胞子嚢、胞子および結晶を示した。
実施例4の包蔵B.t.生成物粒子を蒸留水中に24時間浸漬
した。浸漬液の顕微鏡検査は粒子外部のB.t.胞子または
結晶を示さず、これはB.t.のほとんど全量が捕捉された
事を示す。
実施例6−16 飼料含有テスト これらのテストにおいては、予混合された麦芽、ヨーロ
ッパコーンボアラ(O.nubilalis)人工飼料(No.9078,B
ioserv,Frenchtown,NJ)を使用した。本発明の実験培養
B.t.の感染力の予備的情報を得るため、包蔵されていな
い胞子と結晶を調製された幼虫飼料(50〜55℃に冷却)
の中に、それぞれ15gB.t./g飼料(LD50)と50g/g飼料の
割合で導入した。飼料−B.t.混合物(15ml)をそれぞれ
3−mlのカップの中に分散させた。飼料の冷却後に、初
生2〜3時間齢の幼虫を各カップの中に滅菌ブラシをも
って移し、このカップのワックス被覆紙フタをかぶせ
た。すべてのテストは27℃と60%RHで実施され、死亡率
を7日および/または12日に記録した。
包蔵法が胞子と結晶を不活性化するかいないかを決定す
るため、初生ヨーロッパコーンボアラについて飼料含有
テストを実施した。実施例6と7において、B.t.胞子は
実施例4と同様にして0.2重量%の濃度で、12−20メッ
シュの粒径(1700−850ミクロン)をもって包蔵され、
飼料中に0.005%と0.0015%の濃度で混合された。その
結果を実施例8において、B,t.を含有しない対照と比較
する事ができる。実施例9と実施例10の場合、実施例6
と7の場合と同一の用量レベルの包蔵B.t.飼料を基質グ
ラムあたり4mlの0.1%「Termamyl」をもって処理した。
実施例11は対照であった。得られた液状基質を前記のよ
うにして飼料の中に混入させた。前記実施例6−11の結
果を実施例12−14の自由懸濁B.t.と比較した。実施例15
の場合、0.3%レベルで包蔵したB.t.について実施例9
の方法を繰り返した。4ヵ月間常温で貯蔵した後に、こ
のアミラーゼ処理生成物を対照(実施例16)と比較し
た。この実験シリーズの結果を別表IIに示す。包蔵後に
B.t.が毒性である事は明白である。しかし、実施例6−
8の結果は、飼料含有テストにおいて飼料の予混合成分
はB.t.包蔵粒子以上に好ましい事を示している。
実施例17−25 B.t.を実施例4の方法によって0.3重量%のレベルで包
蔵し、得られた粒子を3メッシュサイズまでふるい分け
した。各スクリーンサイズについて、包蔵されたB.t.を
ヨーロッパコーンボアラ飼料の中に混入し、実施例6−
16に記載のようにしてテストした。7日および12日にお
ける死亡率%と12日における平均生存虫重量と表IIIに
記録した。
実施例26−31 実施例4の手順によりB.t.を0.3重量%のレベルで包蔵
し回収された粒子を2メッシュサイズにふるい分けた。
各メッシュサイズの粒子と対照粒子とを初生ヨーロッパ
コーンボアラと第2齢(6日)ヨーロッパコーンボアラ
についてテストした。それぞれ水で飽和された硬化焼き
石膏−木炭混合物(15:1)5g(約1cmの深さ)を収容し
たポリエチレンカップ(30ml)を使用して、幼虫をB.t.
に対して露出した。幼虫(カップあたり15〜30匹)は24
時間で包蔵B.t.の250mgの用量を摂取させられた。同時
にB.t.含有しないデンプン粒子を幼虫に摂取させた対照
テストを実施した。各処理は合計5露出カップから成
る。24時間露出後に、死亡率を記録し、ランダムに選ば
れた生存幼虫(各カップから6匹−合計30匹)をそれぞ
れ飼料を収容したカップに移した。サブサンプリングさ
れた30匹の幼虫の死亡率を7日後に記録し、その処理に
ついての全死亡率を計算した。12日後にすべての生存幼
虫をそれぞれ計量し、対照幼虫と比較した。その結果を
別表IVに示した。2日または2日以上で死亡した幼虫の
死体の顕微鏡検査は、多数のB.t.栄養細胞と胞子の存在
を示した。B.t.処理幼虫との間に2倍乃至6倍の平均体
重差が見られ、これは致死量以下の昆虫病原体が消費さ
れた時の摂取停止反応を示す。
実施例32 大規模包蔵手順を実施するため、予ゼラチン化コーンス
ターチ(1820g)を実験ミキサ中において、水(3640
g)、コーン油(145g)、およびB.t.(728ml水中懸濁9.
78g)と混合した。混合物を10℃で18時間保持すると非
粘着性塊を生じ、これをパール型デンプン(1092g)で
被覆し、Waringブレンダの中で処理して14メッシュを通
過させた。乾燥生成物の収量は3100gであり、そのうち6
00gは40メッシュを通過し、2500gは20−40メッシュを通
過した。
実施例33 本発明の他の実施態様においては、コーン油(2ml)と
B.t.(158mg)とを含有する水(50ml)−メタノール(1
0ml)混合物に対して予ゼラチン化コーンスターチ(25
g)を配合した。この混合物を10℃で48時間保持し、濾
過して溶媒の約1/3を除去して乾燥し、包蔵B.t.を含有
し40メッシュを通過する非粘着性粉末を得た。
実施例34−39 予ゲル化された小麦粉(イリノイスセリアルミルス)を
3−10%の濃度に水と混合する事によって、本発明の生
物防除剤を包蔵するための一連の噴霧配合物を調製し
た。6rpmの「ブルックフィールドLVF」粘度計を使用し
てペーストの粘度を24時間測定した。10%小麦粉レベル
において、ペーストは市販の噴霧器による農場散布の実
際的粘度限界に近づいた。初濃度に保持した場合、ペー
ストは時間と共に濃化する事なく、これは凝集が殆どま
たは全く生じない事を示す。この結果を別表Vに示す。
実施例40 実施例の方法によって0.3重量%で包蔵されたB.t.の長
期貯蔵安定性を下記のようにして測定した。粒状配合物
を実験室の容器中に常温で約10カ月貯蔵した。貯蔵され
た生成物の100mgサンプルを6mlの0.1%α−アミラーゼ
によって処理し、1時間均質化処理し、約24時間静置し
た。4mlの水の添加後に、均質体を連続的に希釈し、選
択的寒天(100μ)上に展張した。初サンプルの1年
目の胞子カウントは、胞子生存率の低下が生じなかった
ことを示す。
実施例41 実施例4の方法によって調製された包蔵B.t.(0.3重量
%)を水中に7カ月間貯蔵した。胞子と結晶の浸出物を
除去するために水を間欠的に取り替えた。貯蔵された生
成物のサンプルを実施例26−31に記載の24時間露出法に
よってヨーロッパコーンボアラに対してテストした。テ
ストされた158幼虫のうち、109匹が24時間以内に死ん
だ。次のテスト段階において取られた30幼虫のうち、24
匹が4日以内に死んだ。
実施例42−47 Autographa california多核多角病ウイルスを実施例4
の方法によって包蔵し(3×106多角封入体/基質
g)、実施例26−31に記載の24時間露出法によってヨー
ロッパコーンボアラに対してテストした。7回の各テス
トにおける30匹の幼虫の7日後の死亡率を下表VIに示
す。
表 VI 実施例 7日目の死亡率% 42 83 43 90 44 93 45 93 46 93 47 70 本発明は前記の説明のみに限定されるものでなく、その
主旨の範囲内において任意に変更実施できる。
表 I 油保持効率 配 合 実施例 油/デンプン重量% 保持% 1 4 84 2 6 79 3 8 63

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】昆虫病原性生物防除剤をカプセル化する方
    法であって、 a.約5%以上のアミロース含有量を有する凝集性−アミ
    ラーゼ消化性予ゼラチン化デンプンと、有効量の前記防
    除剤との水性分散系を調製する段階であって、ここで前
    記昆虫病原性生物防除剤はバクテリア、菌類、イース
    ト、ウイルス、小胞子菌、および原生動物からなる群か
    ら選択されるものであり、また前記生物防除剤に対する
    前記デンプンの相対量はそのゲル化に際して前記生物防
    除剤をデンプンマトリックスの中に捕捉するのに十分な
    量であり、また前記有効量は生物を防除するのに適当な
    量である段階と、 b.前記混合物をゲル化条件に付してアミロース成分を相
    互に再会合させ、それによって前記防除剤の不連続ドメ
    インをその中に捕捉しかつ均一に分散し保持する連続し
    た不溶性マトリックスに、前記混合物を変換する段階 とを含んでなる、方法。
  2. 【請求項2】デンプンが化学的不変性デンプンである、
    請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】デンプンがパール型コーンスターチであ
    る、請求項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】分散系の固体デンプン含有分が約25〜40重
    量%であり、前記マトリックスが乾燥粒子として回収さ
    れる、請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】分散系中のデンプンが化学的減成デンプン
    であり、かつその濃度が前記分散系中の固体含有量を1
    〜10%の範囲内とするものであり、それは前記分散系を
    噴霧可能な液体とするものであり、さらに前記ゲル化条
    件が前記液体が噴霧される環境における条件である、請
    求項1に記載の方法。
  6. 【請求項6】前記マトリックスを、独立した自由流動性
    でかつ非凝集性の粒子にさらに変換する工程を含んでな
    る、請求項1に記載の方法。
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