JPH03501836A - 捩りキャップおよびその形成方法ならびに容器−キャップ組合せ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 容器用のクロージャ、並びにクロージャを形成する方法および装置 発明の分野 本発明は、容器用の捩りクロージャ、並びに−貫したレベルの封止性能および使 用と脱キャッピングトルクを確保する手段に関するものである。さらけ本発明は 、この種のキャップの形成方法および子供保護用クロージャに関するものである 。

発明の背景 包装工業によれば捩りキャップを用いて一貫したクロージャ封止性能と一貫した レベルのキャッピングトルクとを達成するための努力に多くの注意が集中してい る。

クロージャの作成、並びにキャップを容器に施こすために使用される方法および 装置に関し基本的問題が存在する。この問題はこの種のキャップを外すべく消費 者により必要とされるトルクの大きい変動をもたらし、したがって成るものは異 常な強度もしくは特殊な用具を要求するのに対し、他のものはシールの効果が低 下する程、ゆるく施こされることがある。

ネジ付クロージャの場合、これらは充分なシールを確保するのに要する所定のト ルクレベルが得られるまでキャップを容器首部に対し回転させるキャッピング装 置により施こすのが典型的である。所要のトルクレベルは、ネジが互いに圧縮さ れてさらに係合するのに抗するレベルまで容器首リムによりライナーもしくは無 ライナー封止面が圧縮される個所にクロージャのネジ係合が達した際に得られる 。典型的には、キャッピング装置を調節して、所定のキャッピングトルクレベル を与えることができる。しかしながら、殆んどのキャッピング装置は一貫したレ ベルのトルクを検出して脱着する感度が制限されている。成る種の装置（たとえ ば磁力クラッチを有するもの）は、この点に関し優秀であるが、まだ一貫性が欠 如し、かつ高価である。キャッピング装置における一貫性の欠如の主たる理由は 、製造の際にその品質管理に用いられる仕様の範囲内でキャップと容器首仕上部 との両者において寸法、表面潤滑性などに一般的変動が生ずることにある。

典型的には、金属ラグ捩りキャップは積極的停止部を備えた首仕上部に施こされ 、キャップを捩りえなくなる限界を設ける。これを設ける理由は、この種のラグ 係合が短い間隔にあり、かつシール圧縮が生ずるセグメントにおいてはピッチが 小さいため積極的な停止部なしにはラグ係合を越えてキャップが係合しなくなる からである。

しかしながら、積極的な停止部を設けても、封止力および脱キャッピングトルク における大きい変動がまだ経験される。この状態は、ラグキャップにつき典型的 に用いられる金属容器およびガラス容器の高い剛性により一層重大となる。

一般に、ラグ係合を有するプラスチック捩りキャップは、高いシール一体性が必 要とされる場合は滅多に使用されない。何故なら、極めて高レベルの局部的応力 とその結果としての常温流れもしくはクリープとが生じて、キャップを丸味から 外すと共にその封止力を喪失させるからである。しかしながら、プラグシールと 、容器リムに対し作用するバネ部分と、積極的停止部とを組込んでクロージャ係 合に極めて小さい応力しか必要とされないようにする特殊形状の別のライナーを 用いることにより、ラグ型プラスチックキャップの成る種の用途が開発されてい る。何故なら、プラグシールはその封止係合に関し積極的な軸方向の応力を必要 としないからである。この種のキャップは乾燥製品を包装するため、主として処 方薬剤のための用途があり、その設計はキャップを外しうるためにはキャップを 下方向に押圧して回転させることを必要とする積極的な締付手段を設けることに より、クロージャを子供保護用にすることに向けられる。一体的ライナーがさら にバネ部として作用するワンピース型クロージャを開発する試み（米国特許第４ ，０９１，９４８号参照）は、主としてこれらが一体的ライナーにおいて必要と されるレベルの可撓性および回復可能な変形を達成しえないという事実により、 成功を収めていない。

現存するツーピース型のプッシユ・アンド・ターン式子供保護用クロージャにつ いては、多くの大人がその指の強さを欠如しているため、この種のクロージャを 開放しえないという問題が存在する。この事実は同じ包装品につき別のキャップ の使用をもたらし、すなわち一方は子供保護用でありかつ他方は子供保護用でな く、或いは各側が異なる特徴を有する二面型キャップの使用をもたらす。これら 雨対策は高価かつ不便である。

このように、公知の捩りクロージャは、幅広い寸法許容度と表面潤滑性とを有す る共同表面を備えながら行なう必要性と、制限されたキャッピング装置の感度と 、特殊形状かつ高価なライナーをもたらす非可撓性材料と、貧弱な封止性能と開 放の困難性とに関する問題および欠点を有する。

発明の要点 本発明によれば、均一レベルのキャッピングおよび脱キャッピングトルクと封止 力とを生ぜしめる手段を備えた容器と一体的捩りキャップとよりなる新規かつ独 特なりロージャが提供される。キャップは実質的に剛性であってプラスチック材 料を包含し、さらに容器開口部を覆う頂壁部を備える。頂壁部は容器の仕上部に 係合してこれを閉鎖する懸垂スカートを備え、これは積極的停止手段を有して容 器の首仕上部に対し積極的停止手段と共同作用する。スカートから内方向に離間 しかつキャップの頂壁部から懸垂して一体的なバネ部分が存在し、これは容器首 部に対し作用すると共にクロージャの積極的停止手段と同調して使用され、キャ ップと容器の首仕上部とを停止させると共に所定レベルの封止力およびキャッピ ングトルクに整合させる。一体的バネ部分は高レベルの回復可能な変形もしくは 弾力性を有し、これはフープ方向にその強度を顕著に減少すると共に半径方向に その強度を維持する手段をその設計に設けた結果である。キャップを容器首部に ネジ付けて閉鎖すると、バネ部分が圧縮されて積極的力を加えることにより、所 定レベルの封止力およびキャッピングトルクにてクロージャ停止手段の係合を行 なう。好ましくは、クロージャ係合手段はネジもしくはラグで構成され、かつク ロージャ停止手段は首仕上部とスカート内壁とにおける適当な共同作用する突出 部および凹部で構成される。

好適具体例において、キャップのバネ部分は環状壁部であって、蓋から懸垂する と共に外方向にカールされて少なくともほぼ四半円の半径方向断面を形成する自 由端部を備え、前記断面は容器のリムと軸方向の圧縮係合にて係合する。このバ ネ部分は、容器リムおよびその頂壁部における取付部位に対し係合する領域また はその中間にほぼ水平な部材を備え、その結果これは高レベルの弾力性を軸方向 に発生する。必要に応じ、バネ部分の半径方向断面は一層充分カールしたｒＵＪ 形状もしくはｒＯＪ形状とすることができる。これは、前記はぼ水平な中間部材 の領域にて実質的に非円孤状とすることもできる。

必要に応じ、バネ部分は半径方向スリットを備えてその使用を容易化させ、或い は同じ理由で周方向の波状部を有することもできる。必要に応じバネ部分は、さ らに無ライナーリムシールとして作用することもてき、或いはこれは頂壁部から 懸垂して容器首部の穴に封止係合する別の無ライナープラグシールと共に使用す ることもできる。代案として懸垂環状壁部は、半径方向スリットを備えかつ外方 向に屈曲して一連の周方向の片持バネとして作用するほぼ水平なフラップを形成 する自由端部を備えることもできる。この具体例のキャップおよびバネ部分を形 成する方法において、キャップは好ましくは先ず最初に、たとえば射出もしくは 圧縮成形のような慣用の成形技術によりバネ部分のための内部プレフォームを用 いて形成される。プレフォームは、外周スカートから内方向に離間しかつ蓋と一 体となって、そこから懸垂する環状壁部を備える。その後、自由端部を再形成手 段によって外方向に変向させて、そのリップに圧縮係合させる。

はぼ四半円断面を形成するには、縁曲工具を用いることができる。ｒＵＪ形状を 形成するには、縁曲工具は自由端部のリップをさらに圧縮する際に上方向に変向 させる手段を有する。「０」形状を形成するには、プレフォームをさらに縁曲工 具により圧縮し、自由端部のリップを内方向にカールさせ、その可塑性記憶によ り加えられる応力の結果として「０」形状を完成する。必要に応じ、スリットを カールしたバネ部分にその初期成形に際し或いは縁曲工具に含まれる切断縁部に よりカールさせる際に形成することができ、或いはその後の操作で形成すること もできる。はぼ水平なフラップを形成するには、自由端部はその外周にスリット を備え、かつ少なくともスリット部分を再形成工具との圧縮係合により外方向に 変向させる。必要に応じ、スリットは再形成の際に工具自身によって形成するこ とができる。必要に応じ、周方向の波状部は、成形の際にバネ部分で形成したり 或いは適する成形工具表面を用いて形成することもできる。

他の好適具体例において、キャップのバネ部分は、頂壁部から下方向かつ外方向 に懸垂する環状壁部である。

その半径方向断面は直線状もしくは円弧状とすることができる。この具体例にお いて、バネ部分のフープ強度を減少させることによりその軸方向における弾力性 レベルグシールを頂壁部から懸垂させて、封止目的で容器首部の穴に係合させる こともできる。必要に応じ、バネ部分は周方向波状部を備えて、その機能を向上 させることもできる。この具体例のキャップを形成する方法において、好ましく はキャップは、成形時に所望のスロットを形成する手段を備えた金型にて慣用の 成形技術により成形される。必要に応じ、所望のスリットは適当な切断刃を備え た工具を用いて成形後に形成することもできる。

本発明の他の具体例において、クロージャはさらにキャップをゆるめて取外すた めに捩るだけでなく他のクロージャ操作をも必要とする積極的な固定手段を備え る。

クロージャは、捩りによりキャップを取外す前にその係合をゆるめるべく容器に 対しキャップを軸方向に変位させることを必要とする。好ましくは、キャップの 軸方向変位は、キャップ蓋の制限部分を固定メカニズムにより押圧して行なわれ 、かくしてより低レベルのゆるめ圧力を用いうると共に最大の封止圧力を可能に する。

他の具体例において、クロージャは１つの係合位置に固定メカニズムを備え、か つ他の固定されない係合位置を有することもできる。好ましくは、キャップは単 一穴部を備えると共に頂部および係合手段と固定手段とを備えた懸垂スカートを 有する。必要に応じ、固定手段は容器首仕上部に位置することもできる。必要な らば、キャップは２個の孔部を有しかつ頂部と上方向に突出するスカートおよび 下方向に懸垂するスカートとを備え、一方のスカートは固定手段を備えるがその 対向スカートはこれを備えず、さらにキャップを転倒させて容器との固定係合か らゆるめ係合まで切換える。

他の具体例において、容器にはそのリムにＵ形状断面を有しうるカール部分を設 ける。さらに、リムには懸垂環状リングを設けることもでき、このリングはカー ル部分を押し下げることにより顕著な軸方向圧縮を与えて、容器に対するキャッ プの係合および脱着を行なう。首部リップもしくはリムにはさらに水平方向フラ ンジを設けて、キャップの懸垂壁部により押し下げることもできる。

図面の簡単な説明 以下、添付図面を参照して本発明の実施例につき詳細に説明する。本発明はその 思想および範囲内において改変をなしうろことが当業者には理解されよう。

第１図は本発明によるキャップの１実施例の縦断面図であり、 第２図は第１図のキャップの平面図であり、第３図は第１図のキャップを施こし うる瓶首のような容器の縦断面図であり、 第４図は第３図の４−４線断面図であり、第５図は第３図の容器に対する第１図 のキャップの閉鎖を示し、 第６図は本発明による方法の１実施例の縦断面図であって、本発明のプレフォー ムキャップと、このキャップの懸垂壁部の自由端部をカールさせる工具とを示し 、第７図は第６図とほぼ同じであるが、ただし工具は本発明によるキャップの懸 垂壁部における自由端部に係合してカールした自由端部を形成しており、第８図 はキャップがカール自由端部を持ったプラグシールをも備える本発明によるキャ ップの他の実施例の部分縦面図であり、 第９図は本発明のキャップと組合せて使用しうる他の瓶首の縦断面図であり、 第１０図は第９図の１０−１０線断面図であり、第１１図は第９図の容器に対す る第８図のキャップの部分縦断面図であり、 第１２図は本発明のキャップと組合せて使用しうる容器の実施例の縦断面図であ り、 第１３図は第１２図の容器首部につき使用しうる本発明のキャップの縦断面図で あり、 第１４図は本発明の形成工具と係合しつつある他のキャッププレフォームの実施 例の１部を示す縦断面図であり、 第１５図は第１４図と同様であるが、ただし成形工具はキャップの懸垂壁部をカ ールさせかつスリットさせており、 第１６図は第１５図の１６−１６線平面図であり、第１７図は容器と係合した第 １５図の形成キャップの１部を示す縦断面図であり、 第１８図は本発明による子供保護用キャップの縦断面図であり、 第１９図は本発明の子供保護用キャップに関する容器の１部を示す縦断面図であ り、 第２０図は第１９図の容器に対する第１８図のキャップの縦断面図であり、 第２１図は本発明によるキャップと容器との組合せの縦断面図であり、 第２２図および第２３図は第２１図のキャップの形成を示す縦断面図であり、 第２４図は本発明によるキャップの他の実施例を示す縦断面図であり・、 第２５図は第２４図のキャップと容器との係合を示す縦断面図であり、 第２６図は本発明の子供保護用または容易に使用しうる容器の縦断面図であり、 第２７図は第２６図と同様であるが、ただし第２６図の容器と第２４図のキャッ プとの操作を示し、第２８図は本発明による子供保護用かつ容易に使用しうるキ ャップの組合せを示す縦断面図であり、第２９図は本発明による他の子供保護用 、かつ容易に使用しうるキャップの縦断面図であり、 第３０図は外方向にカールした壁部で形成された容器のリップにおける環状凹部 を示す部分断面図であり、第３１図は第３０図に示された容器首部に係合したキ ャップの縦断面図であり、 第３２図は容器のリップから延在しかつキャップの壁部に係合した水平フランジ の縦断面図であり、第３３図は容器のリップから延在すると共にキャップの壁部 と係合した湾曲フランジを示す縦断面図であり、第３４図は懸垂スカートと一体 的な水平部材を有するキャップの縦断面図である。

発明の詳細な説明 第１〜４図を参照すれば、本発明のキャップ１０および共同作用する容器首部３ ８が示されている。

先ず最初に第１図および第２図を参照すれば、蓋１２と導入部６０および凹部３ ６を有する内ネジ３４を備えた懸垂外周スカート１４とカールしたもしくは湾曲 した一体的なバネ部分１６とを有するプラスチック製の半硬質キャップ１０が示 され、これはさらに封止表面３２をも有する。図示したバネ部分１６は蓋１２と 一体的な上端部２０と自由端部２２と中間部材４４とを備え、この中間部分はほ ぼ水平であって大きい圧縮程度を有する。

ネジ３４における凹部３６はほぼ垂直または周方向の停止面４８を有する。第３ 図および第４図はトランスファビード５８を有する容器首部３８と外ネジ５２を 有する側壁５６とを示し、外ネジ５２はその下に突出部５４を有する。

第５図は、第１図および第２図のキャップ１０を第３図および第４図の容器首部 ３８に閉鎖かつ封止係合して示す。キャップ１０および首部３８の閉鎖係合を形 成するため、キャップネジ３４の導入部６０は首ネジ５２と係合しかつ変向して 首ネジ突出部５４に達するまで下方向に移動し、ここではキャップバネ部分１６ の圧縮が殆んどまたは全く存在しない。このような圧縮が存在せずかつ首部分６ ２にはこれが重なる首ネジ５２の間に充分なりリアランスが存在するため、キャ ップネジ導入部６０は首ネジ突出部５４を越えてその停止面６４と共に移動する 。この接合部において、キャップバネ部分１６は顕著な圧縮を発生し始め、かつ キャップネジ３４により顕著な圧力を首突出部５４に加え始める。キャッピング 操作を持続すると、この圧縮および圧力が適当な封正に要求されるより充分高い レベルに達した際、キャップネジ間隙部３６が首ネジ突出部５４に達し、かつ両 ネジが特定の所望の封止力にて連続した外周係合まで嵌合し、次いでキャップネ ジ停止面４８が首ネジ停止面６４に合致するとキャッピング操作が積極的に停止 する。バネ部分１６の圧縮程度は、首突出停止面６４に対し充分な高さを付与し てキャップ停止面４８に対し一貫した支持表面を形成すると共にさらに圧縮を与 えて顕著な封止力とシール一体性とを形成するのに充分大である。回復可能な圧 縮性の好適レベルは典型的なキャップライナーおよび無ライナーリムシールによ って得られるよりもずっと大であり、０．０２０〜０．１００インチもしくはそ れ以上の範囲である。このような高レベルの圧縮性は、バネ部分１６の湾曲断面 から生ずると共に、水平部材４４に接近し或いはそれを越えた表面３２にて封止 圧力が加えられるという事実から生ずる。このようなバネ部分１６の形状は、使 用に際し大きい軸方向の変形をもたらすと共にバネ部分１６の有利な操作および 有意な封止力の発生に必要とされるレベルの局部的歪みもしくは弾力性を可能に する。

第６図および第７図を参照すれば、湾曲バネ部分１６のカール部分２４を形成す る好適方法が示されている。

第６図において、キャップ１０は既にたとえば射出成形のような慣用の成形技術 により形成されており、垂直円筒状もしくはチューブ状壁部１８はその上端部２ ０を蓋１２に一体化させると共にその下側自由端部２２を図示した縁曲工具２６ により既にカールさせている。第６図に示したように、下端部２２はリム３０か ら延びるテーパーが存在して、カール２４の開始を容易化させると共に、壁部１ ８およびカール２４はその厚さを急激に変化させない。

シール］、６のカール部分２４は縁曲工具２６で形成され、この工具は第６図に おいてキャップ１０内に位置し、そのリップもしくはリム３０にて既にプレフォ ーム壁部１８と係合している。縁曲工具２６は、カール部分２４を成形しかつ寸 法決定するのに適した凹状断面の円形もしくは環状溝部２８を備える。

第６図および第７図に示したように、成形操作は工具２６の溝部２８を壁部１８ のリム３０に対し押圧することにより行なわれる。この実施例において、凹部の 中心を示す溝部２８の最深部分３３は壁部１８の円筒平面の外方に位置する。さ らに溝部２８は傾斜部分３９を内方向かつその凹部に対し接線方向に備えて、工 具およびキャップのセンタリングを容易化させる。壁部１８に対する工具２６の 運動が傾斜部分３９により溝部２８内でセンタリングされ、次いで外方向および 次いで上方向に押圧されて、約９０〜３６０°好ましくは約１８０〜２４０°の 湾曲断面を有する所望の湾曲形状となるが、全ての場合、カールバネ部分１６の ほぼ水平な部材４４は測定可能な半径方向間隔を有する。

カール操作を容易化させるため、ポリプロピレンの場合は工具２６をほぼ室温〜 約３００″Ｆの温度としうるが、好ましくは約０．５〜２秒間の巻付サイクルに つき約１５０〜約３００’Ｆである。溝部２８および得られるバネ部分１６０カ ール半径は、約０．００５〜０．０８０インチの厚さの壁部１８と共に使用する 場合には、０．０４０〜ｏ、ｔｏｏインチもしくはそれ以上の範囲とすることが できる。壁部１８の厚さを望ましくは傾斜させて、約０．００５〜０．０１５イ ンチの自由端部２２と０．０１５−７０．０３０インチの上端部２０とを設ける 。

第８図には本出願人による米国特許第８０９．０５８号に記載された別のカール した無ライナープラグシール８０を備える第１図、第２図および第５図のキャッ プ１０が示され、前記米国特許出願の全開示を参照のためここに引用する。プラ グシール８０は外側封止面８０を有するカールした自由端部８４を形成すべく巻 付によって形成されると共に、その取付上端部８６により蓋１２から懸垂させる 。シール８０を用いて適当な首内側表面４６を有する容器に対しバネシール１６ を形成する。

第９〜１１図を参照すれば、第３〜５図に示した首部３８と同様な首仕上部３７ が示され、ただし積極的固定手段７０が首停止用突出手段５４に設けられている 。第１．２および５図のキャップ１０を首仕上部３７に施こす際、首停止面６４ が、キャップ停止面４８との係合により首固定手段７０がキャップ固定手段５０ に対向してネジ移動を停止するまでネジ付操作を持続する。キャップを脱着させ るには、キャップ１０を首３７に対し軸方向に押圧し、次いで湾曲バネ部分１６ を圧縮してキャップ固定手段５０を回転に際し首固定手段７０に通さねばならな い。

第１２図および第１３図を参照すれば、停止係合に使用される別の突出部５４ａ と、キャップ１０における同様な凹部手段３６に対し固定係合させるべく使用す る突出部５４ｂとを備えた容器首部３８ａが示され、キャップ１０はキャップ停 止面４８と固定面５０とを有する。

突出部５４ａおよび５４ｂはネジ部分６６により首ネジ５２に沿って離間する。

キャップ１０は、第９図におけると同様に施こされかつ首仕上部３８ａから外さ れる。

しかしながら、この実施例において、キャップ１０は、これを導入部６０が突出 部５４ａと５４ｂとの間で首ネジ部分６６に沿って位置するまで再び施こすこと により、ゆるいが固定の位置に施こすことができる。この位置において、バネ部 分１６は充分圧縮されてシールと首ネジ５２に対するキャップネジ３４の積極的 着座とをもたらす。しかしながら、対向する固定面は存在せず、かつキャップ１ ０は特殊な操作なしに容易に外すことができる。

代案として、所望ならばキャップ１０は固定位置に施こ゛すこともできる。必要 に応じ、キャップ蓋１２は固定面５０より上の上表面に表示手段３１を備えて、 キャップをゆるめる個所においてのみキャップ蓋１２を下方向に押圧することが できる。このようにして、その目的とする子供保護用途に外れることなくキャッ プをゆるめるべくずっと少ない圧力しか必要とされない。

第１４〜１６図を参照すれば、キャップ１０のバネ部分１６を形成する代案方法 が示され、ここでは縁曲工具２６ａは溝部２８に位置する周方向に離間した切断 刃７２を備える。第１５図に示したように、プレフォーム壁部１８のリム３０が 溝部３８中に突入すると、これは切断刃７２に遭遇して、これを軸方向にスリッ トし、カール２４が形成された後にそのフープ強度のほぼ全てが周方向離間した スリット７４により除去される。このようにして、バネ１６の弾力性を封止用の 別の無ライナープラグシールに依存してさらに向上させることができる。

第１７図にはバネ部分１６に外周スリットを形成するための代案方法が記載され 、カール２４は第６図および第７図に示したように形成されかつ順次の操作で第 １４〜１６図の工具２６ａを既に形成されたカール２４に押圧し、かくしてスリ ット７４を中間バネ部分７６にのみ生ぜしめる。

次に第１８〜２０図を参照すれば、一体的バネ部分１６を備えたキャップ１０が 示され、バネ部分１６はカールした自由端部２４を備えると共に封止部分３２と ラグ９０とを用いてキャップを容器首部３８に固定する。首部３８におけるリム ４０の外周にはラグ９２を配置して、これにキャップ１０のラグ９０を収容する と共にこれと共働する凹部９６を成形する。凹部９６は停止面９４と固定面９８ とを備えて、先ず最初にキャップを下方向に押圧することにより容器ラグ凹部９ ６からキャップラグ９０を外さなければキャップが外れないようにする。

第２１〜２３図は第１８〜２０図に示したキャップ１０に対する代案のバネ部分 １６を示し、ここではほぼ水平なフラップ７８を短い環状壁部２０により蓋１２ に装着して、これを容器首部３８のリム４０と片持式に共働させる。フラップ７ ８はスロット７４により分離され、これらスロットは同時成形したり或いはその 後に形成することができる。第２２図および第２３図は、はぼ円錐状の構造体７ ９を形成する成形時の位置からフラップ７８を工具２６ｂにより外方向かつ上方 向に屈曲することにより、バネ部分１６が形成される様子を示している。

必要に応じ熱を加えて、ヒンジ部分７５にて屈曲することにより生じた歪みを減 少させることができる。さらにフラップ７８は、そのリム３０をスカート１４に 当接させることによりほぼ水平位置に保たれるよう充分長くすることもできる。

好ましくは、バネ部分１６のほぼ水平なフラップは水平から０〜３０ｅの範囲で あるが、この範囲から充分外れてもよい。

第２４図および第２５図は、第２１〜２３図の成形時の円錐構造体７９をどのよ うにしてほぼ水平位置まで再形成することなくバネ部分１６として用いうるかを 示している。スリット７４はフープ強度およびしたがって円錐構造体７９の延伸 変形に対する耐性がほぼ全て除去されているので、この構造体は水平からずっと 大きい角度でバネ部分１６として効果的に作用することができる。

その結果、円錐構造体７９は、成形しかつその後の屈曲もしくはカールなしに金 型から引抜くのに適した形状および壁角度にてバネ部分１６として使用するのに 適し、これはスリット７５を設けなければ可能でない。これは円錐壁部が一方向 に垂直かつ他方向に水平に一層接近することを可能にする。スリット７４を有す 、る円錐構造体７９に対する好適な壁角度は、成形時のバネ部分１６として再形 成なしに使用する場合、好ましくは水平から約０〜７０＠とすることができる。

同じく第２４図および第２５図にはカールしたプラグシール８０が示され、これ はバネ部分１６により上壁部２０を介して蓋１２に取付けられる。プラグシール ８０を形成するカール操作に際し、フラップ７８を上方向に一層水平な位置まで 屈曲させることができ、これはプラグシール８０のカール８４による、これが形 成される際の上方向圧力の結果である。或いは、縁曲工具２６はプラグシールカ ール８４の形成に際しフラップ７８を上方向に直接的げることもできる。

第２６図および第２７図を参照すれば、第１８〜２０図に示したと同様な容器首 部３８が示されているが、ラグ９２は２個の凹部９６および９７を備える。凹部 ９６は第１８〜２０図に示した固定ラグであって、停止面９４および固定面９８ を備える。これに対し、凹部９７は傾斜した拘束面９１および９３を備えて、第 １８図のキャップ１０を容器首部３８に固定係合させるが、脱キャッピングする 前にこれをゆるめるべく軸方向の圧力を必要としない。このようにして、クロー ジャは代案として或いは必要に応じ個々に所望されれば、固定型もしくはゆるみ 型で使用することができる。

第２８図は２サイドキヤツプの１面として第１８〜２０図に示したキャップ１０ を示し、ここで対向側部はビード９５を備えるスナップキャップであり、これを 用いて第１９図に示した容器首部３８のラグ９２と係合する。

第２９図は２サイドキヤツプの１面として第１８〜２０図に示したキャップ１０ を示し、ここでは対向側部は同様であるが、そのラグ９０ａは拘束面９９を備え 、これは傾斜されるが容器首部３８における対向固定面９８により固定されない 。

次に第３０図および第３１図を参照すれば、第９図に示した容器首部３７がカー ル部分１６をリム部に備えるようにした本発明の実施例が示されている。カール 部分１６はｒＵＪ字形断面を有し、首仕上部の頂部４ｏと一体的な端部２０およ び湾曲中間部分２１を介して自由端部２２を備えて軸方向の圧縮に際しバネ作用 を与える。

第３１図は首３７と蓋１２および１個の懸垂環状リング１８を有するキャップ１ ０との係合を示し、リング１８は渦巻（ｃｕｒｌｅｄ）バネ部１６の中間部分２ １と係合するプラグシールであり、さらに第２懸垂環状リング４１をも備え、こ のリング４１は自由端部２２をバネ係合す葛まで押し下げてキャップネジ３４を 首ネジ５２からゆるめる。このようにして、容器の渦巻バネ部分１６は本発明の 実施に際し効果的なシールと効果的なバネ作用との両者を付与する。或いは、渦 巻バネ部分１６は、第６図および第７図における渦巻バネ部分１６につき説明し たようなその後のカール操作なしに、適当な吹込、射出もしくはその他の成形金 型を用いて容器首部３７の初期の成形で形成することもできる。

カール部分は少なくとも約０．０３０インチ、好ましくは約０．０８０〜０．０ ７０インチの顕著な軸方向圧縮を与えて、固定用および停止用の表面に対し顕著 な支持領域を付与すると共に顕著な軸方向運動をも与えてその係合および脱着を 行なう。

次に第３２図を参照すれば、第３０図および第３１図の瓶首部３７と同様な本発 明による他の瓶首部３７が示され、ただしこれは首リップ４０と一体的な内方向 に指向した水平フランジ４３であるバネ部分１６を備える。

キャップ蓋１２は、バネ部分１６と係合してシールを形成する懸垂壁部４１を備 え、これによりバネ部分１６はキャップおよび首ネジ３４および５２を一緒に押 圧する。

これらネジは、キャップが押し下げられかつバネ部分１６が撓んだ際に、分離し てキャップをゆるめる。

第３３図を参照すれば、第３０図および第３１図１こ示されたと同様な他の瓶首 部３７が示され、を二？、ｆｆしそのノくネ部分１６は内方向にカールされる。

キヤンプ１０を押し下げると、バネ部分１６が撓みかつ下方向に移動してキャッ プ１０を首３７からゆるめる。

次に第３４図を参照すれば、キヤ・ツブ１０が第２２図に示したと同様である他 の実施例が示され、ただしノくネ部分として使用されるほぼ水平なフラップ７８ はキャップスカート１４に対し一体的である。これらフラップはスロット７４に より分離されて、フラップ７８の列におけるほぼ円錐状の構造体７９のフープ強 度を顕著に低下せる。首リム４０を下方向かつ外方向に傾斜させて、フラップの 支持表面７１をさらにスカート１４にて取付部位２０から外すことによりバネ作 用を容易化させる。

本発明の製造において、キャップの寸法は典型的には約２０〜１２０　ｙｎｍの 範囲とすることができ、瓶および／またはジャーの寸法は約２〜１２８オンスの 容量の範囲である。たとえばドラムもしくは樽のようなそれより大きい容量の容 器も本発明の実施に適しており、同様に小型瓶およびその他の容器も適している 。

本発明のキャップを形成するために使用しうる有用なプラスチックはポリプロピ レン、ポリエチレン、ポリスチレン、アクリロニトリル−スチレン−ブタジェン 重合体、並びにその他の半硬質〜硬質プラスチック材料を包含する。

さらにキャップは諸材料の組合せをも包含し、たとえば金属蓋部分または異なる プラスチックを利用する部分を有するキャップを包含する。本発明のキャップは 、広範な種類の下記する製品および食品のための広範な種類の容器を閉鎖しかつ 封止する目的で使用することができる： 炭酸ソフト飲料および殺菌飲料、たとえばビールを包含する飲料； 食品、特にたとえばマヨネーズ、ピーナツツバターおよびサラダ油のような酸素 感受性食品およびたとえば食酢、レモンジニースなどの腐食性食品を包含する容 器の封止性能が重要な食品；並びに 漂白剤および洗剤、薬物、化粧品、並びに最も広範囲の分配および使用条件の下 で最も高い一体的シールおよび再シールを必要とする他の製品を包含する家庭用 薬品。

さらに本発明のキャップは、たとえば引張りングのような他の特徴を有するキャ ップ、たとえば本出願人による米国特許出願節８０９．０５７号に開示された引 裂もしくは分離可能なリングを有するキャップと組合せて使用することもでき、 上記米国特許出願の開示全体をここに参考のため引用する。

以上、本発明を特定実施例につき説明したが、広義における本発明は上記特定実 施例のみに限定されず、本発明の範囲内においてその原理から逸脱せずかつ主た る利点を失なうことなく改変が可能である。

ＦＩＧ、　１６ ＦＩＧ、　［７ ＦＩＧ、　２１ ＦＩＧ、２２ ＦＩＧ、　２０　ＦＩｏ、　２３ ＦＩＧ、　２６ ＦＩＧ、３１ ＦＫＧ、　３３ 補正書の翻訳文提出書 （特許法１８４条の７第１功 平成１年１２月１８日

Claims (33)

【特許請求の範囲】
1. １．係合手段を備えた容器のためのキャップを形成するに際し、 頂壁部と、係合手段を有する懸垂スカートとを備えたキャップを形成すると共に 、懸垂壁部をスカートから離間させかつ頂壁部から自由端部まで延在させてキャ ップと容器とに対し係合手段をそれらの間での係合に際し常に押圧する ことを特徴とするキャップの形成方法。
2. ２．係合手段を備えた容器用のキャップを形成するに際し、 頂壁部と、係合手段を有する懸垂外周スカートとを備えたキャップを形成すると 共に、懸垂壁部をスカートから離間させかつ頂壁部から自由端部まで延在させ、 下側自由端部を係合させると共に内部にバネ手段を形成して、係合手段をキャッ プと容器とに対しそれらの間での係合に際し常に押圧する ことを特徴とするキャップの形成方法。
3. ３．軸方向の圧縮に際し、低フープ応力を有する自由端部を形成することからな る請求の範囲第１項または第２項記載の方法。
4. ４．一端部をキャップに取付けかつ他端部をキャップおよび実質的に水平な中間 部材に対し移動自在とするよう懸垂壁部を係合させかつ形成することからなる請 求の範囲第１項または第２項記載の方法。
5. ５．支持表面を有するバネ部材を形成して、実質的に水平な部材にてまたはそれ を越えて容器に係合させることからなる請求の範囲第４項記載の方法。
6. ６．自由端部を係合させかつカールさせて、カールした自由端部を形成すること からなる請求の範囲第１項または第２項記載の方法。
7. ７．自由端部を係合させかつ折曲げて蝶着自由端部を形成することからなる請求 の範囲第１項または第２項記載の方法。
8. ８．自由端部には軸方向または半径方向にスリットを入れることからなる請求の 範囲第１項または第２項記載の方法。
9. ９．自由端部を備えて、これをさらに容器との係合に際し封止させることからな る請求の範囲第１項または第２項記載の方法。
10. １０．請求の範囲第１項または第２項記載の方法により形成されだキャップ。
11. １１．請求の範囲第１項または第２項記載の方法により形成された子供保護用キ ャップ。
12. １２．係合手段を有する容器用のキャップにおいて、頂壁部と、 係合手段を有する懸垂スカートと、 スカートから離間すると共に頂壁部から自由端部まで延在して、係合手段をキャ ップと容器とに対しそれらの間での係合に際し常に押圧する懸垂壁部とからなる ことを特徴とするキャップ。
13. １３．係合手段を有する容器用のキャップにおいて、頂壁部と、 係合手段を有する懸垂外周スカートと、内部で前記スカートから離間すると共に 頂壁部と一体化してこの頂壁部から自由端部まで延在し、係合手段をキャップと 容器とに対しそれらの間で係合する際に常に押圧するバネ手段を備えた懸垂壁部 とからなることを特徴とするキャップ。
14. １４．前記自由端部が軸方向の圧縮に際し低フープ応力を有する請求の範囲第１ ２項または第１３項記載のキャップ。
15. １５．前記自由端部が中間水平部材を有する請求の範囲第１２項または第１３項 記載のキャップ。
16. １６．前記自由端部が支持表面を備えて、前記実質的に水平な部材にてまたはそ れを越えて容器に係合する請求の範囲第１５項記載のキャップ。
17. １７．前記自由端部をカールされてなる請求の範囲第１２項または第１３項記載 のキャップ。
18. １８．前記自由端部が折曲げられてヒンジを形成する請求の範囲第１２項または 第１３項記載のキャップ。
19. １９．前記自由端部には軸方向または半径方向にスリットを入れてなる請求の範 囲第１２項または第１３項記載のキャップ。
20. ２０．前記自由端部がさらに容器による係合に際し封止する請求の範囲第１２項 または第１３項記載のキャップ。
21. ２１．前記キャップが子供保護用である請求の範囲第１２項または第１３項記載 のキャップ。
22. ２２．容器と組合せた請求の範囲第１２項または第１３項記載のキャップ。
23. ２３．製品を収容するための装置において、（ａ）前記製品を受入れまたは放出 するための開口部と、リップを備えた開口部を包囲する首部と、リップに一体的 であってリップに加えられた軸方向の圧縮荷重に呼応して可逆的に圧縮されるよ うにした環状の可撓性部材と からなる容器と、 （ｂ）頂壁部と、 係合手段を有する懸垂スカートと、 このスカートから離間すると共に頂壁部から自由端部まで延在して、容器の前記 環状の可撓性部材に係合しかつ係合手段をキャップと容器とに対しそれらの間の 係合に際し常に押圧するようにした懸垂壁部とからなるキャップと を備えることを特徴とする製品を収容する装置。
24. ２４．リップにおける環状の可撓性部材が首部に一体的な第１端部と自由端部と を備え、さらに前記第１端部および自由端部に対し中間的な軸方向に圧縮しうる 壁部を備えてなる請求の範囲第２３項記載の装置。
25. ２５．キャップが懸垂環状壁部をさらに備えて、容器における環状の可撓性部材 の中間部分に係合することにより、キャップが容器に固定される際にシールを形 成する請求の範囲第２４項記載の装置。
26. ２６．キャップが第２環状リングをさらに備えて、容器における環状の可撓性部 材の自由端部を押し下げる請求の範囲第２５項記載の装置。
27. ２７．環状の可撓性部材の自由端部が部分圧縮位置から圧縮位置まで移動自在で あり、これによりキャップと容器との係合手段を脱着させ、さらに自由端部が部 分圧縮位置から前記圧縮位置まで移動する距離が約０．０３０〜０．０７０イン チである請求の範囲第２６項記載の装置。
28. ２８．環状の可撓性部材が水平部材からなり、かつキャップの懸垂壁部が水平部 材に対し下方向の圧力を加える請求の範囲第２３項記載の装置。
29. ２９．中間部分が容器の開口部から外方向に湾曲してなる請求の範囲第２４項記 載の装置。
30. ３０．中間部分が容器の開口部の方向へ内方向に湾曲してなる請求の範囲第２４ 項記載の装置。
31. ３１．係合手段を有する容器用のキャップにおいて、頂壁部と、 係合手段を有する懸垂スカートおよびそこから延在する少なくとも１個の実質的 に水平な部材とからなり、前記部材は容器に当接してキャップおよび容器の係合 手段をそれらの間での係合に際し抑圧することを特徴とする容器用のキャップ。
32. ３２．懸垂スカートと水平部材との接合部が湾曲してなる請求の範囲第３１項記 載のキャップ。
33. ３３．少なくとも２個の離間した実質的に水平な部材を備える請求の範囲第３１ 項記載のキャップ。