JPH03501340A - 筒状外科切開装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 筒状外科切開装置 技術分野 本発明は外科手術のための切開装置に係り、より詳しくは細長い筒状の器具を患 部に挿入し、複雑な手術を行なう場合に威力を発揮する切開装置に関する。本発 明の特別な用途として眼の手術への適用がある。

背景技術 眼の硝子体手術においては、硝子体に一対の細長い円筒体を近づけ、互いの間で 相対的な運動をさせな力くら切り開く器具が用いられることが知られている。米 国特許第３８１５６０４号には硝子体の手術の際に使用される円筒体の軸方向に 内側の円筒体が往復動作する切開装置が示されている。この内側円筒体の端部が 細長い円筒体の内部で窓を横切って往復するとき、剪断作用が生じ、患部が切り 開かれる。この装置による切開動作では、２体の円筒部材の間で高い精度の嵌め 合いが保たれており、朝顔形内側円筒体の働きにより切れ味は一層高くなる。

米国特許第４０１１８６９号で取上げられている問題は狭い機械加工公差であり 、また内側円筒部材の往復運動中に部材同士の間に生じる摩擦の問題である。

この形式の切開器具には、執刀にあたる人に容易に扱える器具であること、細長 い軸が圧縮されてもそれに耐える強さを備えていること、長手方向の軸に沿って 弾力性を失わず、撓むことができること、内側円筒部材の往復運動を損なわない 効率のよい構造であって、しかも目的の手術を完全に果たすのに有効なものであ ることなどが要求される。

本発明の装置はこれらのすべての要求に応えられるものである。医療における最 近の傾向は１回使われた器具については使い捨ての方向にある。しかしながら、 このような使い方は１回限りの器具の使用に伴う費用の増加を受け入れねばなら ない。１回だけ使われる器具が数回使用される器具と同じ感覚で入念な注意を払 い、精密なものに仕上げられると、これを使う人は繰り返し使用する器具前みの 費用をその１回だけ使用する器具のために支払わねばならなくなる。器具が１回 の使用の後で壊れてしまえば、手術費用の一部でその壊れた器具の代金を負担し なければならず、費用は高額になる。幾つかの使い捨て用に作られる器具は材料 コストと構造にまつわるコストとを切り詰めることで適正な価格が維持されてい る。こうしたとき、使用回数を１回以上に引き延ばす観点から材料の寿命にも相 応の注意を向けながら、器具の構造をそれに適したものとすること、さらに器具 の内部での摩擦に伴なって生じる磨耗に対しても一層の関心を払うことは意味の あることである。

本発明の手術用切開装置は、使用回数につき１回以上の使用に耐えることに意を 尽くすと共に、部材間の摩擦を減少させる材料の適用にも注意を払いながら、数 回の使用を経ても刃の切れ味を保ち続けることができるようにしたものである。

発明の開示 本発明の一つに従うならば、切開装置は開放部と密閉部とを有する外側円筒部材 と、この外側円筒部材の密閉部に隣接して外側円筒部材の中空部に達するように 形成された切り欠き部と、外側円筒部材の中空部に設けられ、開放部と刃部とを 有する内側スリーブと、この内側スリーブの刃部から開放部の方向に軸方向に延 在する溝部とを備え、内側スリーブは外側円筒部材の内部で軸方向に往復自在に 設けられ、開放部は外側円筒部材の開放部に隣接し、また刃部は外側円筒部材の 密閉部に隣接してそれぞれ配置され、刃部の切れ刃部は内側スリーブの全周にわ たり、かつ、その軸芯に対して垂直方向を向くようにした構成した切開装置にお いて、溝部は内側スリーブの刃部から開放部の方向に内側スリーブに沿ってらせ ん状に形成されることを特徴とするものである。

本発明は内側の円筒部材が外側の円筒部材の内部で往復運動するとき、これらの 部材の間に生じる摩擦を減少させるようにした内側および外側円筒部材を備える 切開装置を提供するものである。

また、本発明は、好ましくは外側円筒部材と内側スリーブとの間で切開中の双方 の部材の効果的な接触を保ち、同時に双方の部材の往復運動の際に生じる摩擦を 減少させる内側スリーブを提供するものである。

内側スリーブは刃先の拡大された直径領域と、外側円筒部材の内面と切開中に接 触している拡大された直径領域とを備えている。

好ましくは、切開装置はスリーブ本体に倣いその軸方向に形成されるらせん溝を 有する内側スリーブを備えている。

図面の簡単な説明 第１図は本発明による切開装置の実施例を示す断面図である。

第２図は第１図に示される装置の刃部を拡大して示す断面図である。

第３図は第２図の３−３線に沿う断面図である。

第４図は本発明の実施例にかかる外側円筒部材の平面図である。

第５図は本発明の他の実施例に係る外側円筒部材の平面図である。

第６図は第１図に示される装置における内側スリーブの斜視図である。

第７図は内側スリーブの刃部を拡大して示す側面図である。

第８図、第９図、第１０図および第１１図は素材から完成形状に至るまでの内側 スリーブのそれぞれの工程における形を示す断面図である。

発明を実施するための最良の形態 図面の第１図を参照すると、符号１０は細長い円筒状の刃部１２と、固定ないし 握り部（以下、駆動部と称する）１４とを有する本発明に係る切開装置を示して いる。

往復運動はこの固定して保たれる駆動部１４の領域にて刃部１２の内部に備えら れる部材の方向に及ぶように展開される。切開装置１０は第１図に示される実施 例においては断面して示され、刃部１２および駆動部１４が組立てられたところ を示すために中間を省略して描かれているが、長手方向にある寸法をもつもので ある。刃部１２の長さは３０■程度であり、駆動部１４は握りとして手で扱うと きの感触をよくする必要な長さを備えている。装置は全体としてみれば手術用に 取扱いの容品なものとすべきである。刃部１２の断面寸法はここでは図の見易さ のために拡大しているが、外側円筒部材１６の外径寸法で０．０５ｃｍからＯ， １ａＩ１１の範囲である。

第１図に示されるように、切開装！ｔ１０は駆動部１４のハウジング１７に固定 された開放部およびその反対側の密閉部を有する外側円筒部材１６と、この外側 円筒部材１６の内部で往復運動を行なわせる開放部および刃部を有する内側スリ ーブ１８とを備えている。これらの要素はこの明細書で述べられた型式の器具に は馴じみのもので、しばしばプローブと呼ばれ、外側円筒部材１６は針部、内側 スリーブ１８は刃部と称されることがある。

これら用語はこれらの要素のために使用される他の用語と共に用語“外側円筒部 材ゝおよび“内側スリーブの内に包含されることになる。この内側スリーブ１８ の開放部は駆動部１４のハウジング１７の内部に備えられるピストン１９に固定 され、−刀刃部は刃部１２の近くで外側円筒部材１６の内部に収容される。ハウ ジング１７は図に示されるように円筒状であり、内部の気密が保たれ、ピストン １９を内部に収容するためにキャップ２１が取付けられる。駆動用圧縮空気ない し他の駆動用気体はキャップ２１の方向にピストン１９を押し付けるスプリング ２２に抗して刃部１２の方向にピストン１９を動かすため、キャップ２１に装着 された管２０を通して供給される。ピストン１９に固定された内側スリーブ１８ はピストン１９の往復運動に合わせて外側円筒部材１６の内部を往復する。また 、内側スリーブ１８は駆動部１４の端部を超えてさらに先まで管としての形状を 保ちながら延長され、外部の真空源（図示せず）と結ばれている。この真空源は 刃部１２から駆動部１４の方向へ内部スリーブ１８を通して材料を抽出するもの である。内側スリーブ１８を通して抽出される材料はこの種の手術装置には馴じ みのよく知られたものである。

第２図は外側円筒部材１６と内側スリーブ１８とを示している刃部１２の先端の 拡大断面図である。外側円筒部材１６は後記される特別の形状を保って入口ポー ト２４を形成する切り欠き部を備えている。内側スリーブ１８は開放部に切れ刃 ２８と、この切れ刃２８から駆動部１４の方向に延びるらせん溝３０とを備えて いる。内側スリーブ１８の刃部は第１図中に誇張した形状が描かれているが、そ の形については後の方でさらに詳しく説明される。切れ刃２８と内側スリーブ１ ８の本体の形状については、少なくとも入口ポート２４の位置では、内側スリー ブ１８の外面と外側円筒部材１６の内面との間における切開中のぐらつきのない 、かつ滑らかな接触を与えることに特別な注意が払われる。この形は内側スリー ブ１８と外側円筒部材１６とが接触するときに生じる摩擦を少なくするように決 めるもので、好ましくは部材同士の接触が刃部を除いてほぼなくなるように両者 の形を決める。例えば、外側円筒部材１６内に沿って間隙の大きさは刃部と外側 円筒部材１６の内面との間の切開中の接触を保つと同時に、滑らかな動きを得る ためには部材の主要な部分において互いに０．００２５４ａｍ（０，００１イン チ）を与える。

第３図、第７図そして内側スリーブ１８の形状および構造についての詳細を示す 第８図ないし第１１図を参照すると、第８図に示されるような円筒状の素材１８ ａから内側スリーブ１８を形成する考えであることが分る。

内側スリーブ１８のための素材として使用される材料にめられる点は幾つかの状 況下においてこれを果たすのに有用なもでなければならない。この材料は手術中 で切開に使用されるとき最良の結果が得られなければならず、外側円筒部材１６ の内部で内側スリーブ１８が往復運動する際に、圧縮に充分に強く、しかも以下 に説明される形に仕上げるために材料が成形加工されるとき、これを可能とする ものでなくてはならない。

第９図に示されるように、円筒状の素材１８ａの端部は筒体としての形を保つと 同時に、素材１８ａに倣って内外径を拡げて拡大部１８ｂとして形成される。拡 大部１８ｂの長さは後に詳細に説明されているが、少なくとも外側円筒部材１６ の内部で運動する内側スリーブ１８の軸方向往復距離と同じ長さとなる程度に適 当な長さを与える。

第１０図に示されるように、第９図の形ができた後で拡大部１８ｂはその外面を 滑らかな面とするために光沢剤あるいは被覆剤を使って覆い、その後、この覆わ れた面に硬さと併せて耐磨耗性を与えるために特に選択された硬質材料からなる 膜１８ｃを被せる。この膜１８ｃを施す目的は切開中の滑らかな動きの確保と共 に、刃先を持続させて能力が低下しないようにするためである。

第１１図は内側スリーブ１８の刃部の最終形状を示している。硬質材料の膜１８ ｃを被せている拡大部１８ｂは再度滑り易くするために適当な材料を使って被覆 が施される。それから、内側スリーブ］８の先端には切れ刃２８が装置され、さ らにらせん溝３０が拡大部１８ｂと膜１８ｃを被せた部分を貫いて切られる。好 ましくは、このらせん溝３０は拡大部１８ｂの領域を超えて内側スリーブ１８の 素材１８ａのままの領域まで延ばされる。

内側スリーブ１８の刃部を形成するときの好ましい手順は第９図に示されるよう な、拡大部１８ｂの形成であり、この拡大部１８ｂの外面を光沢剤か被覆剤で覆 い、第１０図に示されるように、硬化材料からなる膜１８Ｃを被せ、再びこの表 面に被覆剤を使って滑らかな面を形成し、らせん溝３０を軸方向にらせん状に切 り、この後、切れ刃２８を装着する。内側スリーブ１８の刃はその軸芯に対して 垂直方向に形成される。

第３図には外側円筒部材１６の内部に完成した内側スリーブ１８を挿入したとこ ろが示され、素材１８ａの元の直径、拡大部１８ｂのそれよりも大きい直径、膜 １８ｃにより厚さを増した部分とがそれぞれ描き分けられている。

第７図は内側スリーブ１８の形を各々の部分に寸法を記載してより正確に描き表 わしたものである。この寸法は素材の製造、あるいはその加工ないし表面処理加 工において見込むべき全寸法を対象とする通常の公差があることを前提として読 み取るべきものである。素材１８ａの直径は０．０６３５ＣＩ！ｌである。この 素材１８ａがスリーブの軸芯に沿って縁端から約１．３９７（至）の長さにわた り拡げられる。この後、この拡げられた部分、つまり拡大部１８ｂは約０．００ ０７６ｃｍ程度表面処理加工（膜１８ｃの厚さ）を含めて０．０６９ａｎの直径 寸法をもつことになる。内側スリーブ１８の縁端は約３０″の角度を取って切り 取り、切れ刃２８のための座を形成する。らせん溝３０はスリーブの軸芯に対し て２０１の角度を与えて切り込まれ、軸方向に約１．９０５ｃｍ切り進んで仕上 げられる。らせん溝３０の幅は約０．０１２７（至）である。

第７図に示される内側スリーブ１８は内径寸法が約０．０６９ｃｍ、壁の厚さが ０．０１２７０！１１の外側円筒部材１６と組み合わせて使用することを前提と している。

内側スリーブ１８の刃部が外側円筒部材１６の内部にガタのない状態で収まると き、刃部の直径が縮まねばならないことは明らかである。らせん溝３０は刃部を 縮ませて内側スリーブ１８の滑らかな動きの確保と同時に、外側円筒部材１６の 内面にほぼ連続した円周上の接触を与えることを可能にするものである。内側ス リーブ１８の素材および刃部の外面に施される表面処理は刃部の拡大部１８ｂに 作用する外力を支えるためにある剛さのある材料でなければならない。表面処理 は内側スリーブ１８の刃部にこの強さをもたらす。その外力は外側円筒部材１６ の内側縁端と内側スリーブ１８の拡大部１８ｂの外側縁端との間に切開中の関係 を持続させるために充分なものである。表面処理用の硬質材料は素材１８ａより も硬い材料とし、滑らかな面と繰り返しの使用にも損なわない切れ味とを持たせ るために最も相応しい材料から選択される。硬質クロムによる表面処理はこの目 的に適う材料として推奨される。

第６図は拡大部１８ｂ、膜１８ｃおよびらせん溝３０を示している内側スリーブ １８の斜視図である。

第２図および第４図は外側円筒部材１６に備えられる入口ボート２４を示してい る外側円筒部材１６の断面図および平面図である。入口ボート２４は外側円筒部 材１６の壁を貫いて卵形の口を開けたものである。入口ボート２４から軸方向に スリット４０が延びている。このスリット４０は外側円筒部材１６の端部に可撓 性を与え、かつ内側スリーブ１８が外側円筒部材１６の内部に収まったときに外 側円筒部材１６が半径方向に少し膨らむことを可能にするために形成される。

第１図に示されるような切開装置１０が手術用の器具として組み立てられたとき 、外側円筒部材１６は入口ボート２４とスリット４０とを上面にもつことになる 。内側スリーブ１８は、好ましくはらせん溝３０がスリット４０に対し反対側で 双方が向き合うように置かれる。内側スリーブ１８のらせん溝３０は外側円筒部 材１６のスリット４０よりも軸方向の寸法が長く、このため、切開装置１０の使 用中、内側スリーブ１８が外側円筒部材１６の内部で軸方向に往復運動するとき も内側スリーブ１８は外側円筒部材１６の内面と常に接触が保たれる。

スリット４０の長さは少なくとも内側スリーブ１８の拡大部１８ｂの長さよりも 小さい値になるようにする。

この寸法関係を保つことにより、拡大部１８ｂよりも一段細い内側スリーブ１８ の素材１８ａの外面領域に生じる半径方向の空間がスリット４０の部分から露出 するのを防止することができる。

第５図には上述した入口ポート２４とスリット４０の形を変えたところの実施例 が示されている。スリット４０はこの実施例において、入口ボート２４から外側 円筒部材１６を回りながら延びているらせんスリット４１として示される。この らせんの向きはらせんスリット４１がより好都合な刃部における良好な接触およ び内側スリーブ１８の外面と外側円筒部材１６の内面との間の摩擦を減少させる 働きをもつならば限定はされない。

外側円筒部材１６と内側スリーブ１８とはいずれも半径方向に加えられる圧縮に は相応に強い特性を有する。

内側スリーブ３０に形成されるらせん溝３０は内側スリーブ１８が縮むことによ り外側円筒部材１６の内部への挿入をやり易くしている。外側円筒部材１６のス リット４０ないしらせんスリット４１は内側スリーブ１８が入口ポート２４に対 して移動するときに良好な接触を果たすように僅かに拡がることができる。これ と同時に部材同士の接触による摩擦を減少させる働きもある。

本発明による手術用切開装置１０は移動する部材間の摩擦を減少させるのに好都 合な設計であり、しかも材料および構造は装置が何回か繰り返し使用されても性 能を持続させることに意を尽くしたものになっている。装置の各要素は使用の際 に無駄に順応する部分をもつことになるが、繰り返し使用するうちにその結果の 伴なわない部分も有用な働きを奏することができる。内側スリーブ１８の刃部の 形は何回かの使用を経た後も刃先きは鋭い形を保つようになっている。内側スリ ーブ１８の外面と外側円筒部材１６の内面との間の接触は特に摩擦を減少させる べく設計され、これにより、これらの部材間の磨耗は抑えられる。刃部を超えて 装置の本体方向に延びる内側スリーブ１８０本体部分と、外側円筒部材１６との 間には接触のない領域があり、これにより摩擦が減少し、入口ポート２４での切 れ刃２８による切開動作の利き方に大きな働きを及ぼしている。内側スリーブ１ ８のらせん溝３０は外側円筒部材１６の内部に挿入される内側スリーブ１８の容 易な組立てを可能にし、さらに、これは刃部における内側スリーブ１８と外側円 筒部材１６との間の滑らかな滑り、さらには効果的な刃の接触を与えるのである 。

入口ポート２４と装着の本体部分との間にある外側円筒部材１６のスリットは、 真直ぐに形成したスリット４０またはらせん状に切られたスリット４１のいずれ の形でも、内側スリーブ１８と外側円筒部材１６との間で刃部の効果的な接触を 果たすと同時に、これらの二つの部材間に生じる摩擦を減少させる働きがある。

も　本発明の好ましい実施例は上記のように詳細に開示されているが、この実施 例は発明を理解するためのものでしかなく、本発明はこれに限定されるものでは ない。

当業者は必要に応じて様々な態様で本発明を実施することが可能であり、以下の 請求の範囲の記載で使用された用語の解釈には許される限り広い解釈を与えるの が相当と解される。

補正書の翻訳文提出書（特許法第１８４条の８）平成２年３月ｌＺ日 特許庁長官　吉　１）文　毅　殿 １、　国際出願の表示 ＰＣＴ／ＵＳ　８８１０２９９７ ３、特許出願人 住　所　アメリカ合衆国カリフォルニア用、ウォルナット、クリーク、ダウナム 、コート、３２８ 氏　名　シャピロ、ヘンリー ４、代　理　人 （郵便番号１００） 東京都千代田区丸の内三丁目２番３号 ５、　補正書の提出年月日 １９８９年８月９日 ６、　添付書類の目録 （１）　補正書の翻訳文　１　通 添附の請求の範囲の中でその第１項、第８項が補正されており、さらに第１０項 、第１１項が追加されている旨上申します。

請求の範囲 １、　開放部と密閉部とを有する外側円筒部材と、この外側円筒部材の前記密閉 部に隣接して該外側円筒部材の中空部に達するように形成された切り欠き部と、 前記外側円筒部材の中空部に設けられ、開放部と刃部とを有する内側スリーブと 、この内側スリーブの前記刃部から前記開放部の方向に軸方向に延在する溝部と を備え、前記内側スリーブは前記外側円筒部材の内部で軸方向に往復自在に設け られ、前記開放部は前記外側円筒部材の開放部に隣接し、また前記刃部は前記外 側円筒部材の密閉部に隣接してそれぞれ配置され、前記刃部の切れ刃は前記内側 スリーブの全周にわたり、かつその軸芯に対して垂直方向を向くように構成した 切開装置において、前記溝部は前記内側スリーブの刃部から前記開放部の方向に 該内側スリーブに沿ってらせん状に形成されると共に、前記内側スリーブが該内 側スリーブに倣い少なくとも前記溝部の軸方向の長さと同じ長さに形成される直 径の拡大した領域を備えることを特徴とする切開装置。

２、　前記内側スリーブが該内側スリーブに倣い少なくとも前記溝部の軸方向の 長さと同じ長さに形成される直径を拡大した領域を備えることを特徴とする請求 の範囲第１項記載の切開装置。

３、　前記内側スリーブが該内側スリーブの刃部に隣接する外面に被せられる外 面被覆膜を有し、前記外面被覆膜は前記外側円筒部材を貫いて形成される前記切 り欠き部の軸方向の寸法よりも長い範囲にわたり、かつ少なくとも前記内側スリ ーブに形成される前記溝部の軸方向の長さと同じ長さに形成されることを特徴と する請求の範囲第１項記載の切開装置。

４、　前記内側スリーブが少なくとも前記外面被覆膜の被せられる部分に沿って 直径を拡大した領域を備えることを特徴とする請求の範囲第３項記載の切開装置 。

５、　前記外面被覆膜が約０．０００７６ｃｍの厚さの膜であることを特徴とす る請求の範囲第３項記載の切開装置。

６、　前記厚さの膜がその外面に倣って覆われていることを特徴とする請求の範 囲第５項記載の切開装置。

７、　前記外側円筒部材が撓むことのできる金属材料から、さらに前記内側スリ ーブが撓むことのできる金属材料からなり、前記らせん溝に倣って、刃部に施さ れる外面被覆膜が刃部を覆い、かつ鋭い角度を与える硬質金属材料からなること を特徴とする請求の範囲第１項記載の切開装置。

８、　前記切り欠き部が前記外側円筒部材の前記密閉部の近くに穿設された開口 と、該開口の縁を起点として前記密閉部から離れ、前記開放部の方向に延在する 幅の狭いスリットとを備え、前記スリットは前記外側円筒部材の軸方向に倣いほ ぼ一定した幅を保って形成されることを特徴とする請求の範囲第１項記載の切開 装置。

９、　前記スリットが前記外側円筒部材に倣いらせん状に形成されることを特徴 とする請求の範囲第８項記載の切開装置。

１０、開放部と密閉部とを有する外側円筒部材と、この外側円筒部材の前記密閉 端部に隣接して該外側円筒部材の中空部に達するように形成された切り欠き部と 、前記外側円筒部材の中空部に設けられ、開放部と刃部とを有する内側スリーブ と、この内側スリーブの前記刃部から前記開放部の方向に軸方向に延在する溝部 とを備え、前記内側スリーブは前記外側円筒部材の内部で軸方向に往復自在に設 けられ、前記開放部は前記外側円筒部材の開放部に隣接し、また、前記刃部は前 記外側円筒部材の密閉部に隣接してそれぞれ配置され、前記刃部の切れ刃部は前 記内側スリーブの全周にわたり、かつその軸芯に対して垂直方向を向くように構 成した切開装置において、前記溝部は前記内側スリーブの刃部から前記開放部の 方向に該内側スリーブに沿ってらせん状に形成されると共に、前記内側スリーブ が該内側スリーブに倣い少なくとも前記溝部の軸方向の長さと同じ長さに形成さ れる直径の拡大した領域を備えることを特徴とする切開装置。

１１、　前記切り欠き部は前記外側円筒部材の前記密閉部の近くに穿設された開 口と、該開口の縁を起点として前記密閉部から離れ、前記開放部の方向に延在す る幅の狭いスリットとを備え、前記スリットは前記外側円筒部材の軸方向に倣い ほぼ一定した幅を保って形成されることを特徴とする請求の範囲第１０項記載の 切開装置。

国際調査報告 １ａｌｅ＋ｎ５１ｉｏｎａｌ＾ｅｓｌ−ｃａ＋□ｏｎ＋ｉａ、ＰＣＴ／ＵＳ　８ ８１０２９９７

Claims (9)

【特許請求の範囲】
1. １．開放部と密閉部とを有する外側円筒部材と、この外側円筒部材の前記密閉部 に隣接して該外側円筒部材の中空部に達するように形成された切り欠き部と、前 記外側円筒部材の中空部に設けられ、開放部と刃部とを有する内側スリーブと、 この内側スリーブの前記刃部から前記開放部の方向に軸方向に延在する溝部とを 備え、前記内側スリーブは前記外側円筒部材の内部で軸方向に往復自在に設けら れ、前記開放部は前記外側円筒部材の開放部に隣接し、また、前記刃部は前記外 側円筒部材の密閉部に隣接してそれぞれ配置され、前記刃部の切れ刃部は前記内 側スリーブの全周にわたり、かつその軸芯に対して垂直方向を向くように構成し た切開装置において、前記溝部は前記内側スリーブの刃部から前記開放部の方向 に該内側スリーブ沿ってらせん状に形成されることを特徴とする切開装置。
2. ２．前記内側スリーブが該内側スリーブに倣い少なくとも前記溝部の軸方向の長 さと同じ長さに形成される直径を拡大した領域を備えることを特徴とする請求の 範囲第１項記載の切開装置。
3. ３．前記内側スリーブが該内側スリーブの刃部に隣接する外面に被せられる外面 被覆膜を有し、前記外面被覆膜は前記外側円筒部材を貫いて形成される前記切り 欠き部の軸方向の寸法よりも長い範囲にわたり、かつ少なくとも前記内側スリー ブに形成される前記溝部の軸方向の長さと同じ長さに形成されることを特徴とす る請求の範囲第１項記載の切開装置。
4. ４．前記内側スリーブが少なくとも前記外面被覆膜の被せられる範囲に沿って直 径を拡大した領域を備えることを特徴とする請求の範囲第３項記載の切開装置。
5. ５．前記外面被覆膜が約０．０００７６ｃｍの厚さの膜であることを特徴とする 請求の範囲第３項記載の切開装置。
6. ６．前記厚さの膜がその外面に倣って覆われていることを特徴とする請求の範囲 第５項記載の切開装置。
7. ７．前記外側円筒部材が撓むことのできる金属材料から、さらに前記内側スリー ブが撓むことのできる金属材料からなり、前記らせん溝に倣って刃部に施される 外面被覆膜が刃部を覆い、かつ鋭い角度を与える硬質金属材料からなることを特 徴とする請求の範囲第１項記載の切開装置。
8. ８．前記切り欠き部が前記外側円筒部材の前記密閉部の近くに穿設された開口と 、該開口から前記密閉部より離れる方向に延びる幅の狭いスリットとを備え、前 記スリットは該外側円筒部材に倣いほぼ一定した幅を保って軸方向に形成される ことを特徴とする請求の範囲第１項記載の切開装置。
9. ９．前記スリットが前記円筒外側部材に倣いらせん状に形成されることを特徴と する請求の範囲第８項記載の切開装置。