JPH0350115A - ろ過性のよい擬ベーマイトスラリーの製造方法 - Google Patents

ろ過性のよい擬ベーマイトスラリーの製造方法

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JPH0350115A
JPH0350115A JP1184514A JP18451489A JPH0350115A JP H0350115 A JPH0350115 A JP H0350115A JP 1184514 A JP1184514 A JP 1184514A JP 18451489 A JP18451489 A JP 18451489A JP H0350115 A JPH0350115 A JP H0350115A
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JP
Japan
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slurry
added
alumina
filterability
rehydration
Prior art date
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Pending
Application number
JP1184514A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Kanehara
金原 幹夫
Susumu Watanabe
進 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Light Metal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Light Metal Co Ltd
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Publication date
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  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、触媒担体または吸着剤として有用なT−アル
ミナ製造に適した凝ベーマイトスラリーの製造法に関し
、詳しくはバイヤー法アルミナ・3水和物を瞬間焼成し
て得られる中間アルミナの再水和に際し酒石酸ナトリウ
ムを添加する再水和処理法に関する。
〔従来の技術〕
バイヤー法のアルミナ・3水和物を瞬間焼成して得られ
る中間アルミナは、通常ρ−およびχアルミナを含み水
を加えて再水和処理すると擬ベーマイトが得られるのは
公知であるが、水のみで再水和しても実質的に擬ベーマ
イトのみを得ることはできない0例えば、特公昭50−
21319号公報に開示のごとく結晶性パイヤライトが
多く含まれ、瞬間焼成した中間アルミナを成形しても機
械的強度が小さいなどの問題がある。
その改良として、特開昭62−171917号公報に示
すように中間アルミナを再水和する際にスラリー中に擬
ベーマイトを種子として添加する方法が開示されている
が上記種子製造にはアルミニウム塩水溶液と塩基性水溶
液との中和反応が必要で、必然的にその副生物が含まれ
、その除去は容易ではなかった。
また、特公昭59−13446号公報には上記中間アル
ミナの再水和時に酸を加えてpH9以下で処理する方法
が開示されているが、再水和後の擬ベーマイトスラリー
はろ過性が悪く、また最適pHも0.5〜3程度と小さ
く強酸で装置腐食上問題があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
バイヤー法で製造されたアルミナ・3水和物を瞬間焼成
して得られた中間アルミナを加えてスラリー化し酒石酸
ナトリウムの存在下に加熱・再水和処理して沈降性、ろ
過性のよい凝ベーマイトスラリーを得るもので、従来法
の欠点を改良し効率的な製法を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は以上の問題点を解決するために鋭意研究を重ね
て得られたもので、バイヤー法アルミナ3水和物(ジブ
サイト)を瞬間焼成して得られる中間アルミナを出発原
料とし、具体的には、400〜1000℃の高温気流に
数秒以内接触させ急速加熱分解させたものを用いる。こ
の中間アルミナに40−t%を超えない範囲で水を加え
てスラリー化し、これに酒石酸ナトリウムを添加する。
添加量は中間アルミナ1モルに対して0.5X10−’
モル以下では効果がなく、0.02モル以上では添加効
果を増大できず経済的ではない。酒石酸ナトリウムを上
記スラリーに添加する時点はスラリー調整時が好ましい
が、一部途中で加えてもよい。pl+は9〜11がよく
、9以下では得られた擬ベーマイトスラリーのろ過性が
悪く、11以上では一次粒子径の増大やパイヤライトの
生成で好ましくない。pH測定は再水和中に行うのが好
ましいが測定上困難なので再水和終了後に行なうのが実
用的である。
なお、前記スラリーは再水和中、振動ミル、ボールミル
、ビーズミル等で湿式粉砕しながら行いスラリー中の擬
ベーマイトの平均粒径を10μ以下に保つことがバイヤ
ライト発生防止のために必要である。
その他、再水和温度は80〜150℃の範囲がよく、8
0℃以下では再水和速度が小さく実用的ではなく、15
0℃以上では生成擬ベーマイトの一次粒子径が大きくな
り過ぎ、触媒担体や吸着材として不適となる。再水和時
間は処理温度にもよるが、5〜50時間程度を必要とし
、処理温度が高ければ短く処理温度が低ければ長くなる
傾向がある。前記スラリーはろ過性がよく常法でろ過乾
燥した後450〜700℃で加熱して触媒担体や吸着材
に好適なγ−アルミナを得る。
なお、酒石酸ナトリウムは添加後や粉砕後、中間アルミ
ナ中の含有Na、0と共存し所定のplfになるが含有
NazOが多(pHを下げる必要があるときは酒石酸や
他の酸を加えてもよい。また、酒石酸のカリウム塩やカ
ルシウム塩を添加してもよい。さらに、グルコン酸のN
a、 K、 Ca塩を添加しても同様の効果がある。
〔作 用〕
以上述べたごとく、本発明の再水和処理によって凝ベー
マイト以外のアルミナ水和物をほとんど含まず、しかも
沈降性・ろ過性のよい擬ベーマイトスラリーを得ること
ができることがわかったがその理由は明らかではない、
pH9〜11の範囲では酒石酸アニオンやグルコン酸ア
ニオン等分子中に2個の水酸基を有する酸またはその塩
が再水和処理時にパイヤライト等凝ベーマイト以外の結
晶成長面に作用し生成を阻害するものと思われる。
〔実施例〕
実施例1〜5 バイヤー法アルミナ・3水和吻(ジブサイト)を急速加
熱して得られた中間アルミナ(ρ−およびχ−アルミナ
、平均粒径50μ、全Naz00.25−t%)158
gを用意し、これに370gの水を加えて30wt%の
スラリーを得た。スラリー化の直後に酒石酸ナトリウム
を所定量添加し、全体を所定温度に保ちながらボールミ
ルで湿式粉砕し平均粒径を10μ以下、好ましくは5μ
以下とし再水和処理し、再水和後に各々のpl+を測定
した。
さらに、スラリーをろ過洗浄しケーキを110℃で乾燥
してX線回折分析を行った。その結果を表1および第1
〜3図に示す。
実施例6 酒石酸ナトリウムの代わりに酒石酸カルシウムを用いた
以外は実施例1と同様に行なった。酒石酸カルシウムは
2.83X10−’モル添加した。そのX線回折分析を
第4図に示す。ろ退化抵抗α=3、2 X 10 ”m
7kgであった。
実施例7 酒石酸ナトリウムの代わりにグルコン酸ナトリウムを用
いた以外は実施例1と同様に実験した。
グルコン酸ナトリウムは2.83X10−’モル添加し
た。そのX線回折分析は第4図とほぼ同じだがピーク高
さは85%であり、ろ退化抵抗α=4.0X 10 ”
m7kgであった。
比較例1 実施例1の酒石酸ナトリウムの代わりに硝酸0.1モル
を添加しpH1,2とし、再水和温度120℃に保持し
24時間ボールミルで粉砕しなから再水和した。ろ過洗
浄しケーキを110℃で乾燥しX線回折分析を行ったと
ころ第1図とほぼ同じ結果を得た。ろ退化抵抗α=1.
82 X 10”a/kgでろ過性は悪かった。
比較例2 実施例1と同様酒石酸を用いてpl+4.5、再水和温
度90℃に保ちながら処理した。その他は比較例1と同
様に行いX線回折分析を実施した。その結果を第5図に
示すように、一部パイヤライトのピークが認められる。
ろ退化抵抗、α=0.95X10 l!m/kgであっ
た・ 比較例3 実施例1の酒石酸ナトリウムを使わず中間アルミナに含
まれるナトリウム分のみで、24時間ボールミルで湿式
粉砕しながら水和処理した。その際のpH9,8、水和
温度90℃で、その他は比較例1と同様に行いX線回折
分析を実施した。その結果を第6図に示す。殆どがバイ
ヤライトで擬ベーマイトのピークはわずかである。ろ退
化砥抗α=1、98 X 1012m7kgであった。
〔効 果〕
本発明は、弱アルカリ性水性媒体中で再水和処理するた
め装置腐食の心配がなく、またろ過性がよいのでろ過・
洗浄が容易にでき効率よく付着水分の少ないろ過ケーキ
を得ることができる。得られたケーキは実質的に凝ベー
マイトのみである。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は、本発明により得られた擬ベーマイスラリ
ーを乾燥し得られたX線回折図を示す。 第5.6図は、比較例に示した方法によるものである。 以上 0 口 0  o   O ψ  ?   N

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. バイヤー法アルミナ・3水和物を瞬間焼成して得られる
    中間アルミナに水を加えてスラリー化し再水和処理して
    擬ベーマイトスラリーを得る方法において、前記スラリ
    ー中の中間アルミナ1モルに対して0.5×10^−^
    3モル以上の酒石酸ナトリウムを添加し、pH9〜11
    、80〜150℃、5〜50時間、水性媒体中で粉砕し
    ながら再水和処理することを特徴とするろ過性のよい擬
    ベーマイトスラリーの製造方法。
JP1184514A 1989-07-19 1989-07-19 ろ過性のよい擬ベーマイトスラリーの製造方法 Pending JPH0350115A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003507298A (ja) * 1999-08-11 2003-02-25 アクゾ ノーベル ナムローゼ フェンノートシャップ 安価な前駆体から擬結晶性ベーマイトを製造する方法
JP2003507297A (ja) * 1999-08-11 2003-02-25 アクゾ ノーベル ナムローゼ フェンノートシャップ 添加物を含有する微結晶性べーマイト及び斯かる微結晶性べーマイトを含む成形粒子及び触媒組成物
WO2016171094A1 (ja) * 2015-04-21 2016-10-27 東亞合成株式会社 消臭剤、消臭剤組成物及び消臭性加工品

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