JPH03500805A - 少なくとも１個の回転ホイールを有する流体流動機械の軸とハウジングとの間に設けられる密封装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 少なくと６１個の回転ホイールを有する流体流動機械の軸とハウジングとの間に 設けられる密封装置亀」 本発明は、請求の範囲第１項の上位概念に記載のように少なくとも１個の回転ホ イールを備えた流体流動機械の軸とハウジングとの間に設けられる密封’１２　 ｔｊ４に関する。

円周方向に移動しない密封リングが、回転軸に形成された関連の環状溝と組合せ られてラビリンス・シールを形成しているこの種の密封装置の目的は、軸の軸受 箇所からの潤滑油の損失並びに回転ホイール室から軸受箇所への送給媒体の越流 （溢流）を阻止することにある。

西独特許願ＤＥ　３２１１９１２７　Ｃ２から、１つの密封リングが、封止ガス 室内のｆＥ力により、回転ホイールに面しない環状）１ηの側面に対して圧接さ れる冒頭に述べた形式の密封装置が知られている。環状溝の側面に対する密封リ ングの初期の摩耗後に、該密封リングは軸貫通孔の直角の段部に当接するように 変位される。それにより、密封リングの爾後の摩耗は生じない。

回転ホイール室に対し封止ガス室を画成している密封リングは、通常、封止ガス 室内の圧力と回転ホイール室内の圧力との間で軸方向において平衡状態にあって 環状溝の側面もしくは側壁と接触せず、従って、この密封リングには摩耗は生じ ない。

しかしながら、封止ガス供給機能に不全が生ずると、回転ホイール室に隣接する 密封リングは、該回転ホイール室内の送給媒体の圧力により、封止ガス室に向か って軸方向に変位されて、回転ホイール室とは反対側の環状ｉＲの溝側面に当接 する。軸貫通孔には密封リングに対する軸方向ストッパが存在しないので、封止 ガス供給機能の不全で、運転を危険にする摩耗が生じ、最終的には、密封リング の完全な消失に至り得る。

従って、本発明の課題は、流体流動機械の軸とハウジングとの間に封止ガス室を 画成する密封装置であって、運転を危険にするような密封リングの摩耗が回避さ れ、しかも封止ガス供給機能不全の影響に対する不感性が改善された密封装置を 提供することにある。

この課題は、本発明によれば、請求の範Ｗ第１項の特徴項に記載の構成により解 決される。

本発明で達成される利点は、特に、回転ホイール側の密封リングも軸貫通孔の段 部で当接支持可能であり、それにより、封止ガス圧力が本充分な場合でも運転を 危険にする完全摩耗から保護されること、挿入される密封リングと軸との組立て が簡単であること、密封装置は、変動する封止ガス圧力に対して改善された不感 性を有すること、密封リングが同一の構成形態であることから製造及び交換部品 保守の面で費用が軽減されること、及び２つの密封リングに対し１つの共通の環 状溝しか設けられないので、被加工！ｆ’７側面の数が減少し、軸の製造費用が 低減されることにある。

本発明の一実施例を図面に示し、以下詳細に説明する。

２つの密封箇所からなる密封装置は、回転ホイール１１を担持する軸Ｉ２と、詳 細には図示されていない流体流動機械のハウジング１３との間に配設されている 。軸１２は、油潤滑軸受２２内で走転する。密封装置は、潤滑油放出室２３から 回転ホイール室２４内への潤滑油損失並びに回転ホイール室２４から潤滑油放出 室２３への送給媒体の越流を阻止する。各密封箇所に対して、矩形の断面を有し 半径方向に分割されている密封リング１４．１５が配設される。これら非回転密 封リング１４．１５は、それらの外周面が、軸貫通孔１８に密着するように外向 きの張力下で配設され、軸１２の共通の環状溝１９内に並置される。

密封リング】４．１５は、軸貫通孔１８の周溝として形成されている封止ガス分 配室２０を画成しており、この室２０には通路２】を介して封止ガスを供給する ことができる。密封リング１４．１５の互いに対向する側面間に存在する継目２ ９は、封止ガス分配室２０に対しほぼ中央に位置する。密封リング１４、］５の 互いに対向する側面には、それぞれ半径方向の溝１６、＋７が形成されており、 これら溝により、封止ガスが、密封リング１４．１５の内径部と環状溝１９の溝 基底直径面との間に設けられている封止ガス室３２に流入することが保証される 。

密封リング＋４、＋５に対する半径方向の溝１６．１７は、突合せ継目２７．２ ８の領域において、互いに対向する半径方向の縁部の面取りにより簡単に形成す ることができる。

潤滑油放出室２３に隣接する密封リング１４は、軸貫通孔１８内で、小径部２５ に至る直角の段部２６に而して配設されている。図面に示しである状態に対応す る流体流動機械の運転開始時点においては、密封リング１４は封止ガスの圧力に より環状溝１９の溝側面３０に当接されている。この時点においては、密封リン グ１４と段部２５との間には僅な半径方向の間隔が生じている。

環状溝１９の関連の片側面３０に対する密封リング１４の初期の摩耗後には、密 封リング１４は軸貫通孔１８の直角の段ｉ第２５に接触するように変位される。

かくして、密封リング１４は軸方向に当接支持されることになり、密封リング１ ４の爾後の摩耗は生じない。

回転ホイール室２４に隣接する密封リング１５は、流体流動機械の通常の運転に おいては、封止ガス圧力と、回転ホイール室２４内の送給媒体の圧力とを受けて 平衡状態にある。封止ガス供給機能不全により過度に低い封止ガス圧力が生ずる と、密封リング１５の軸方向の平衡状態は崩れる。従って、回転ホイール室２４ 内の送給媒体の過圧で密封リング１５は、密封リング１４に向かい軸方向に変位 される。密封リング１４が段部２６に未だ当接していない場合には、密封リング １４には、環状溝１９の側面３０による摩耗が生ずる。密封リング１４の摩耗が 、環状溝１９の側面３０と直角段部２６との間の差に相当する大きさに達すると 直ちに２つの密封リング１４及び１５は、段部２６により軸方向において支持さ れることになり、密封リング１４．１５のそれ以」−の摩耗は最早や生じない。

国際調査報告 −一−−−＾−一−１昧ＰＣＴ／ＤＥ８９１００５１８国際調介報告 ＤＥ　８９００５１８

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. １．互いに軸方向に間隔をあけて配設された２つの密封箇所を備え、該密封箇所 のうちの１つの密封箇所は封止ガスを供給することができる封止ガス室を画成し 、各密封箇所には軸の環状溝内に挿入され軸貫通孔に対し半径方向に密封状態で 当接する密封リングが配設され、前記軸貫通孔には、一方の密封リングの前記回 転ホイールに面しない側で、小径部に至る直角の段部が形成され、運転開始時点 においては、一方の密封リングが、前記環状溝の前記回転ホイールに面しない側 の側面に当接して前記段部から小さい軸方向間隔で離間している、少なくとも１ つの回転ホイールを備えた流体流動機械の軸とハウジングとの間に設けられる密 封装置において、前記２つの密封リング（１４、１５）を、前記軸（１２）の共 通の環状溝（１９）内に互いに並置して配設し、前記密封リング（１４、１５） の互いに対向する側面に、それぞれ、少なくとも１つの半径方向の溝（１６、１ ７）を形成し、前記密封リング（１４、１５）の互いに対向する側面間の継目２ ９が、前記軸貫通孔（１８）内で封止ガス分配室（２０）を形成する周溝の領域 に位置することを特徴とする密封装置。
2. ２．半径方向の溝（１６、１７）が、突合せ継目（２７、２８）の領域において 、半径方向に分割された密封リング（１４、１５）の互いに向かい合う半径方向 の縁部を面取りすることにより形成されることを特徴とする請求の範囲第１項に 記載の密封装置。