JPH0350037Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0350037Y2
JPH0350037Y2 JP3100787U JP3100787U JPH0350037Y2 JP H0350037 Y2 JPH0350037 Y2 JP H0350037Y2 JP 3100787 U JP3100787 U JP 3100787U JP 3100787 U JP3100787 U JP 3100787U JP H0350037 Y2 JPH0350037 Y2 JP H0350037Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rib
container
cap
packing
inner stopper
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP3100787U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63137754U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP3100787U priority Critical patent/JPH0350037Y2/ja
Publication of JPS63137754U publication Critical patent/JPS63137754U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0350037Y2 publication Critical patent/JPH0350037Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、液体洗剤や柔軟仕上げ剤等を収容す
る容器、特にそのシール構造に関するものであ
る。
「従来の技術」 第6図は、従来の容器を示すものである。この
容器は、内容液を収容する容器本体1と、その口
部(以下、本体口部と略称する)2に装着された
中栓3と、この中栓3を閉塞するキヤツプ4とに
よつて構成されている。この種の中栓3を備えた
容器にあつては、中栓3・キヤツプ4間から内容
液が流出する恐れがある。
そこで、この種の容器にあつては、一般に中栓
3の胴部3aの上端に外方に延びるフランジ3b
を設け、キヤツプ4にフランジ3bの上面に当接
するシール突条7を設けることによつて、シール
を行つていた。
「考案が解決しようとする問題点」 このようなシール構造の容器にあつては、中栓
3のフランジ3bおよびキヤツプ4のシール突条
7を十分平滑に形成して、互いがすき間なく接す
るようにしなければ、中栓3・キヤツプ4間を確
実にシールできない。このため、上記従来の容器
で、高度なシールを行うには高い精度で中栓3お
よびキヤツプ4を製造する必要があつた。
しかしながら上記のような構造の容器では、口
径が大きくなることにより、中栓3のフランジ3
bと突条7との接触面積が大きくなり、その面積
全体が接触しないことによる液漏れを起こし易
い。このため、口径の大きな容器の場合は、パツ
キンシールを用いて、シールを行わなければなら
ず、容器が高価なものになつていた。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、大
口径であつても、パツキンシールを用いずに確実
なシールを実現できるキヤツプと中栓とからなる
容器を提供することを目的とする。
「問題点を解決するための手段」 そこで、本考案の容器では、キヤツプの全周に
渡つてキヤツプの装着方向に閉塞リングを立設
し、中栓にキヤツプ装着時閉塞リングの内周面あ
るいは外周面によつて押圧されると共に押圧時内
周側あるいは外周側に変形可能なパツキンリブを
立設すると共に、該パツキンリブから離間して該
パツキンリブが前記閉塞リングに押圧されて変形
する側にパツキンリブの変形を防害するホールド
リブを設けることにより、上記目的を達成した。
「作用」 本考案の容器では、キヤツプを装着すると、ま
ず、閉止リングの内周面あるいは外周面がパツキ
ンリブに当接する。すると、パツキンリブは閉塞
リングの内周面あるいは外周面の形状に対応しつ
つ内周側あるいは外周側に変形してゆく。そし
て、パツキンリブの変形がある程度に達すると、
パツキンリブが離間して設けられたホールドリブ
に当接して、それ以上の変形を妨害される。その
結果、パツキンリブは、閉塞リングの内周面ある
いは外周面にすき間なくかつ強く圧着されること
となる。
「実施例」 以下、本考案の実施例を説明する。なお、上記
従来例と同一構成部分には同一符号を付して、説
明を簡略化する。
(実施例 1) 第1図ないし第3図は、本考案の容器の第1実
施例を示すものである。
この容器のキヤツプ4は、本体部分4aと計量
カツプ部分4bとからなるもので、本体部分4a
は筒部4cと頂板部4dによつて形成されてい
る。そして前記計量カツプ部分4bは、頂板部4
dを貫通して設けられている。筒部4cには、本
体口部2の外周に設けられた螺子に係合する螺子
が形成されている。
このキヤツプ4の頂板部4dの内面(以下頂板
部内面と略称する)4eは、後述する中栓3のフ
ランジ3b上面3cと対向している。この頂板部
内面4eには全周に渡つて閉塞リング10が立設
されている。この閉塞リング10は、キヤツプ4
の装着方向Aに延びるように設けられており、そ
の肉厚は後述する中栓3のパツキンリブ11に当
接したとき変形しないように比較的厚く設定され
ている。第2図に示すように、この閉塞リング1
0の内周面10aは、下側約半分が下方に向かつ
て漸次拡径するテーパ状に形成されている。ま
た、この閉塞リング10は、キヤツプ4を本体口
部2に完全に装着したとき、その先端が中栓3の
フランジ3bの上面3cに当接するような高さに
形成されている。
この容器の中栓3は、本体口部2に挿入された
胴部3aとその上端縁から外方に延びて本体口部
2の上端に被さるフランジ3bとから形成されて
いる。この中栓3のフランジ3bの上面(以下、
フランジ上面と略称する)3cは、上記キヤツプ
4の頂板部内面4eと互いに全周に渡つて対向し
ている。このフランジ上面3cには、全周に渡つ
てパツキンリブ11が立設されている。このパツ
キンリブ11は、前記キヤツプ4に設けられた閉
塞リング10の内周面10aの最大径部よりも小
さく、最小径部よりも大きな外径に形成されてお
り、キヤツプ4を装着した時、キヤツプ4の閉塞
リング10の内周面10aによつてその外周面1
1a側が強く内側に押圧されるようになつてい
る。このパツキンリブ11はキヤツプ4の閉塞リ
ング10に押圧されたとき柔軟に変形するよう
に、薄肉に形成されている。このパツキンリブ1
1の高さは、前記閉塞リング10よりも低く設定
されている。
中栓4のフランジ上面3cには、さらにホール
ドリブ12が立設されている。このホールドリブ
12は、閉塞リング10に押圧されて変形するパ
ツキンリブ11の変形を妨害するもので、前記パ
ツキンリブ11が変形する側に設けられている。
この例の容器では、パツキンリブ11の内側に設
けられている。このホールドリブ12は、パツキ
ンリブ11の変形を十分妨害し得るように、前記
パツキンリブ11と同程度あるいはそれ以上の肉
厚に形成されている。このホールドリブ12の高
さは、前記パツキンリブ11とほぼ同程度の高さ
に設定されている。
このホールドリブ12は、パツキンリブ11か
ら若干離間して設けられており、パツキンリブ1
1との間隙は逃げ溝13とされている。この逃げ
溝13の幅は、閉塞リング10に押圧されてパツ
キンリブ11が変形したとき、パツキンリブ11
の少なくとも一部がホールドリブ12に当接する
ような寸法に設定されている。この例では、第3
図に示すように、閉塞リング10の最小内径を
a、ホールドリブ12の外径をb、パツキンリブ
11の肉厚をtとすると、逃げ溝13の幅wは、
w≦(a−b−t)となるように設定されている。
以上のようにパツキンリブ11、ホールドリブ
12および逃げ溝13が設けられたフランジ3b
の下面には、容器本体1・中栓3間をシールする
シール突条8が設けられている。このシール突条
8は、前記キヤツプ4を本体口部2に装着したと
き、キヤツプ4に設けられた閉塞リング10の先
端が当接する部分の下に設けられている。
この容器の中栓3およびキヤツプ4は、嵌合時
のなじみ易さを考慮して、中栓3を最も柔軟な材
料で、キヤツプ4をそれより硬質な材料で形成す
ることが望ましい。具体的には、中栓3は低密度
ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレンあるい
はエラストマー等によつて、またキヤツプ4は、
ポリプロピレン、ポリカーボネート等によつて形
成することが望ましい。
この例の容器では、本体口部2にキヤツプ4を
螺着してゆくと、まずキヤツプ4に設けられた閉
塞リング10の内周面10aのテーパ部分が、中
栓3に設けられたパツキンリブ11の外周面11
aの上端に当たる。そしてパツキンリブ11は、
閉塞リング10の内周面10aに押されて、徐々
に内方に傾くように変形する。この過程で、パツ
キンリブ11は閉塞リング10の内周面10aに
合致する形状に変形される。
そして、キヤツプ3をさらに本体口部2に螺着
すると、パツキンリブ11はホールドリブ12に
当接して、それ以上の変形を妨害される。その結
果、パツキンリブ11は、閉塞リング10の内周
面10aに沿つた状態で閉塞リング10に強く圧
接され、中栓3・キヤツプ4間を高度にシールす
る。
(実施例 2) 第4図は、本考案の容器の第2実施例を示すも
のである。
この例の容器にあつては、本体口部2の厚肉化
された上端部分2aに係止するフツク16が、中
栓3のフランジ3b外周に連設されている。
この例の容器にあつては、上記第1実施例の容
器と同様の作用効果を得られる他、フツク16に
よつて中栓3が本体口部2に機械的に固定されて
いるので、中栓3のフランジ3bのシール突条8
がより強く容器本体1の口部2の上面に当接され
て、容器本体1・中栓3間を高度にシールする。
また、中栓3がフツク16によつて本体口部2
に固定されているので、内容液注出時の取り扱い
がかなり乱暴で、中栓3に対する内容液の衝突衝
撃が極めて大きくとも、中栓3が脱落する危険が
ない利点がある。
(実施例 3) 第5図に示す第3実施例の容器は、キヤツプ4
の閉塞リング10の外周面10bが、下方に向か
つて漸次縮径するテーパー状に形成されている。
また、パツキンリブ11はその内周面11bが閉
塞リング10の外周面10bに当接する径に形成
されており、ホールドリブ12はパツキンリブ1
1の外周側に設けられている。
この例の容器にあつても、上記第1実施例の容
器と同様の作用効果を得ることができる。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案の容器では、閉塞
リングの内周面あるいは外周面によつてパツキン
リブを押圧して変形せしめると共に、該パツキン
リブの変形を離間して設けたホールドリブで妨害
するようにしたので、パツキンリブは閉塞リング
の内周面あるいは外周面の形状に合致する形状に
柔軟に変形し、そのうえでホールドリブによつて
変形を妨害されて閉塞リングに強く圧着される。
このように本考案の容器では、パツキンリブを
柔軟に変形させて閉塞リングの形状に合致させた
うえで閉塞リングに強く圧接するので、中栓・キ
ヤツプ間を高度にシールすることができる。
しかも、本考案の容器にあつては、パツキンリ
ブとホールドリブとが離間して設けられているの
で、この間隙によつて閉塞リング、パツキンリブ
等の寸法および形状のバラツキを吸収することが
できる。従つて、本考案の容器にあつては、寸
法、形状の精度を緩和することができ、嵌合部分
の寸法、形状精度を十分向上できないような大口
径の容器であつても、高度な密封性を達成でき
る。よつて、本考案によれば、大口径の容器でも
パツキンシールを用いずに高度なシールを達成で
き、密封性の良い大口径容器を安価に提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の容器の第1実施例を示す断面
図、第2図および第3図は同実施例の要部を示す
断面図、第4図および第5図はそれぞれ本考案の
容器の第2および第3実施例の要部を示す断面
図、第6図は従来の容器を示す断面図である。 2……口部(本体口部)、3……中栓、3c…
…上面(フランジ上面)、4……キヤツプ、4e
……内面(頂板部内面)、10……閉塞リング、
10a……内周面、10b……外周面、11……
パツキンリブ、12……ホールドリブ、13……
逃げ溝。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 内容液を収容する容器本体と、その口部に装着
    された中栓と、この中栓を閉塞するキヤツプとか
    らなる容器において、 キヤツプの全周に渡つて閉塞リングがキヤツプ
    の装着方向に立設され、中栓にキヤツプ装着時閉
    塞リングの内周面あるいは外周面によつて押圧さ
    れると共に押圧時内周側あるいは外周側に変形可
    能なパツキンリブが立設されると共に、該パツキ
    ンリブから離間して該パツキンリブが前記閉塞リ
    ングに押圧されて変形する側にパツキンリブの変
    形を防害するホールドリブが設けられたことを特
    徴とする容器。
JP3100787U 1987-03-03 1987-03-03 Expired JPH0350037Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3100787U JPH0350037Y2 (ja) 1987-03-03 1987-03-03

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3100787U JPH0350037Y2 (ja) 1987-03-03 1987-03-03

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63137754U JPS63137754U (ja) 1988-09-12
JPH0350037Y2 true JPH0350037Y2 (ja) 1991-10-25

Family

ID=30836341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3100787U Expired JPH0350037Y2 (ja) 1987-03-03 1987-03-03

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0350037Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS63137754U (ja) 1988-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS63293467A (ja) テストストリツプ用の容器
US4394923A (en) Threaded cap with inner plug
US3650270A (en) Nipple-retaining ring assembly
SA92130126B1 (ar) سدادة غير مبطنة لحاوية مشروب غازي
JPS5912542B2 (ja) ネジブタツキヨウキ
JPH0350037Y2 (ja)
JPH0350038Y2 (ja)
JPH0524123Y2 (ja)
JPH0454118Y2 (ja)
JPH0322139Y2 (ja)
JPS63135641U (ja)
JPH0628459Y2 (ja) パツキン
JPH0331723Y2 (ja)
JPH1191817A (ja) 吐出容器のキャップ
JP2546607Y2 (ja) 化粧品容器
CN218987464U (zh) 一种防潮药瓶及瓶盖
JPH0424803Y2 (ja)
JP3836292B2 (ja) 薄板小片状チップ振り出し容器
JPH024905Y2 (ja)
JPH0725731Y2 (ja) 試料管用キャップ
JPS6122848Y2 (ja)
JPS6220216Y2 (ja)
US4007405A (en) Vent for electrolytic capacitor housing
JPS5937473Y2 (ja) キャツプ付き容器
JPS6221567Y2 (ja)