JPH0350001A - 空気入りラジアルタイヤ - Google Patents
空気入りラジアルタイヤInfo
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- Tires In General (AREA)
Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
タイヤのうちでもとくに乗用車用タイヤで強く要請され
、それというのは、乗用車における装備、性能の著しい
充実に加わる、道路網の拡充発展のもと、常に安定な操
縦が確保されなければならないからであり、このような
要請に応えることができる、連動性能に優れる空気入り
ラジアルタイヤを従業しようとするものである。
トレッド部及びビード部の剛性が必要であり、そのため
にはトレッド部及びビード部の補強を強化するか、ある
いはタイヤ内部の充てん空気圧を高めるか、のような対
策が考えられる。
部材の使用量増加分につきコスト高となる不利がある一
方、高い充てん内圧にすればする程、トレッド路面間の
接地面積が減るため、必要な力の伝達が害されて操縦性
能、駆動および制動性能が低下する。
化によるデメリットが許容され得るバランスを保つよう
な内圧光てん下にタイヤを供用することが必要なので、
コストの増加を伴わずに、上記剛性の増強を図ることは
従来の技術による限り達成できなかったのである。
るトレッド部及びビード部の補強を、これまでに通常採
用された限度をこえる補強材の過剰使用なしに、また充
てん内圧の増加をも要せずして有利に実現達成する新規
手法を与えることが、この発明の目的である。
なすラジアル配列コードプライよりなるカーカスを、上
記ビード部と連なるサイドウオール部及びトレッド部に
対するボディ補強としてそなえ、このカーカスはそのう
ちの少なくとも1コードプライをビード部のビードコア
のまわりにタイヤの内側から外側へ向けて巻上げたター
ンアップ構造として、このカーカスのクラウン部のまわ
りに沿う複数のコード配列層よりなるベルトを、トレッ
ド補強としてそなえている空気入りラジアルタイヤにし
て、このタイヤの標準リムへの組付けと、標準内圧の5
%に相当する内圧の充てんとによる無負荷の自立姿勢に
おけるタイヤの放射方向断面で上記カーカスラインが、
最大幅ベルトの幅端と対応する位置をA、正規リムのリ
ム幅に対応する位置をB、そしてカーカスが最も広がっ
た位置をCとして、位置A−Cの相互間及び/又は位置
B−Cの相互間にて少な(とも2力所以上の変曲点をも
つことを特徴とする、連動性能に優れる空気入りラジア
ルタイヤであり、位置A、B及びCのリム径ラインから
測った高さHl、H,及びMは、それぞれ同様に測った
カーカス最大高さHとの比が0.80〜1.0. 0.
10〜0.25及び0.35〜0.70の範囲であるこ
とがのぞましい。
タイヤの、リム組みをしてから標準内圧の5%の内圧を
充てんした無負荷の自立姿勢でのタイヤ放射方向の左半
断面を示し、このタイヤは赤道面の両側で左右対称であ
る。
ド部であり、4はビードコア、5はカーカス、そして6
はヘルド、また7はビード部1を緊密にはめ合わせた正
規リムを示す。
状をなすラジアル配列コードプライよりなり、この例で
は1コードプライの例で示したがせいせいい2,3ブラ
イ程度の複数とする場合にあってもその少なくともlコ
ードプライをビートコア4のまわりにタイヤの内側から
外側へ向けて巻上げたターンアップ構造とするのは通例
どおりである。
ト6のうち、最大の幅のコート配列層の幅端にて、正規
リム7のリム径ラインRLに下ろした垂線がカーカス5
と交わる点を位置Aとし、また正規リム7のリム幅位置
でリム径ラインRLと直交する直線がカーカスと交わる
点を位置Bとし、さらにカーカスが最も広がった点を位
置Cとそれぞれ定め、位置Cを通るリム径ラインRLと
平行な直線をCLとして、この直線CL上に中心をもち
位置A及びCを通る円弧の半径をRA、同じく位置B及
びCを通る円弧の半径をRBとし、またカーカス5の図
に蛇行曲線で示したカーカスラインの変曲点にX印を付
して示すこととして位置A若しくは同Bと変曲点×、並
びに隣り合う変曲点×の相互間を結んだ線分から最も離
れたカーカスライン上の点にΔ印を付して示すとき、位
置A若しくはBと変曲点又は隣り合う二つの変曲点と、
それらの間の点Δとを通る円弧を考えて、これら円弧の
うちまずタイヤの内側方向に中心を有し、その円弧に属
する点Δが直線CLを基準にしてベルト6の側にある円
弧の半径は 次にタイヤの内側方向に中心を有しその円弧に属する点
Δが直線CLを基準にして正規リム7の側にある円弧の
半径は 他方タイヤの外側方向に中心を有しその円弧に属する点
Δが直線CLを基準にしてベルト6の側にある円弧の半
径は 1 (t =1 + −− 〕 そしてタイヤの外側方向に中心を有しその円弧に属する
点Δが直線CLを基準にして正規リム7の側にある円弧
の半径は r @ (1=l、−−−11) でそれぞれあられし、上記RA、RBに対し次式(1)
〜(4)の範囲とするのが好適である。
れぞれ少なくとも2力所以上の変曲点を有するカーカス
ラインを採用することにより、タイヤの構造はもちろん
トレッド部及びビード部の補強部材などを新たに付加又
は変更する必要なく、従来通りの使用部材そのままとし
てタイヤの連動性能を向上させることができるので、タ
イヤの品質上、また生産性の面でもメリットは大きい。
イヤ成形加硫の際に、タイヤの回転軸心の方向へモール
ド内壁からカーカスプライに至るまでのゴムゲージの分
布を制御することで得られる。
ラインの変動、ばらつきについて厳密に抑制することが
必要なときには、次の手法が有効である。
相互間にわたるカーカス5のコードプライは単にタイヤ
内面形状に沿うように構成されているのに対して、第2
図に示すように、たとえばインナーライナ8として局部
的に厚さの異なる部分8′を形成して使用することがで
きる。
硫用プラダ−にブラダ−周上で連続した突条を設けるこ
とによりカーカスラインの曲率変化を適切に制御するこ
ともできる。
ーカスラインは格別生産上の変動やばらつきを伴うこと
な(適切に抑制をすることができるのである。
内圧光てんをした自立姿勢で、その放射方向断面におけ
るカーカスラインが位IAC間及び/又は同BC間でそ
れぞれ少なくともそれぞれ2力所以上の変曲点を持って
いる。
イヤの標準内圧充てん前後のカーカス形状を、第37図
(b)には位置BC間に2カ所の変曲点を持つタイヤの
標準内圧充てん前後のカーカス形状を、第3図(c)に
は位置AC間及び位置BC間にそれぞれ2カ所の変曲点
を持つタイヤの標準内圧充てん前後のカーカス形状をそ
れぞれ示す。次に変曲点を有する部分のカーカス形状が
どのような作用により連動性能を向上させるかを述べる
。
タイヤ内側方向に曲率中心を有するカーカスラインの部
分が、曲率中心を内側のままタイヤ内側方向に変形する
。そしてその下のタイヤ外側方向に曲率中心を有するカ
ーカスの部分が曲率中心をタイヤ内側に変えてタイヤの
外側に変形する。
中心を有するカーカスラインの部分が曲率中心を内側に
変えてタイヤの外側に変形する。
カスラインの部分が曲率中心を内側のままタイヤ外側に
変形する。
、次の様に考えられる。
カスラインが最初に内圧充てん前に、変形に対する余裕
があるので内圧充てん後のカーカスライン方向の歪が小
さくなり、その結果張力も小さい。同様にカーカスライ
ンの曲率中心が内圧充てん前後でタイヤ内側のままの部
分に関しては、カーカスラインが内圧充てん時に内側に
変形すると変形に対する余裕から張力が小さく、カーカ
スラインが内圧充てん時に外側に変形するとある程度の
大きい張力となる。
圧充てんによって曲率中心方向は内側のまま内側に変形
するので張力は小さい。その下側のカーカスラインは内
圧充てんによって曲率中心位置がタイヤ外側方向からタ
イヤ内側方向へ変わるため張力は小さい。
で内圧及びカーカス張力とベルト張力の合計に関する力
のつり合いから、カーカス張力が減少した分ベルト張力
は増えることとなる。
圧充てんによって曲率中心方向が内圧充てんによって外
側から内側に変わるので張力は小さい。その下側のカー
カスラインは内圧充てんによって曲率中心が内側のまま
外側に変形するので張力は小さくならない。また、ビー
ド部での内圧とカーカス張力のつり合いから、Cの下部
で減ったカーカス張力はその下側の部分に移り、ますま
すビード付近の張力が高められるわけである。
布することによって、路面をグリップするのに必要なト
レッド部とリムに力を伝達するのに必要なビード部とで
ともに大きな張力を与えることができ連動性能が著しく
上昇する。
るため、カーカスラインの曲率半径と変曲点の位置の適
切な配置つまり第1図につきすでに述べたRA、RB、
対比でR= (i=1.−−−n )。
l、−−−11)r i (i=1+ −−−ra )
の半径を下記の範囲にすることが好ましいわけである。
厚さを局部的に変化させる場合にケースラインの変動を
十分に抑制するにはインナーライナー8の平均厚さの1
.7倍から8倍より望ましくは2倍から4倍の厚さを第
2図の8′部分にもたせることが一層望ましい。
従いスチールベルト2枚、カーカスプライ1枚を有する
乗用車タイヤ(サイズ1655R13)においてRA t<A の関係のカーカスラインを持つこの発明のタイヤをカー
カスラインを従来通りとした比較タイヤとともに試作し
実車走行試験をしたところ次表の結果を得た。
質的な相違は生じない。
がいを第4図(a) 、 (b) 、 (c)に比較し
て示し、また従来のカーカス形状のタイヤ対比の内圧充
てん時におけるベルト張力分布の比較を第5図に、カー
カスプライの張力分布の比較を第6図に示した。
、ベルト、ビード部補強の強化やタイヤ内圧の上昇によ
らずして有利に増強し、走行安定性の向上に寄与するこ
とができる。
図はこの発明に従うラジアルタイヤの断面図であり、 第3図(a) 、 (b) 、 (c)は内圧充てんに
よる変形挙動説明図、 第4図(a) 、 (b) 、 (c)は第5図、第6
図の比較に供したカーカス形状の比較図、 第5図はベルト張力分布の比較図、 第6図はカーカスのプライ張力分布の比較図である。 1・・・ビード部 2・・・サイドウオール部
3・・・トレッF部 4・・・ビードコア5・・
・カーカス 6・・・ベルト7・・・正規リ
ム 第1図 第3図(bン 第4図 (C)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、一対のビード部間にまたがってトロイド状をなすラ
ジアル配列コードプライよりなるカーカスを、上記ビー
ド部と連なるサイドウォール部及びトレッド部に対する
ボディ補強としてそなえ、このカーカスはそのうちの少
なくとも1コードプライをビード部のビードコアのまわ
りにタイヤの内側から外側へ向けて巻上げたターンアッ
プ構造として、このカーカスのクラウン部のまわりに沿
う複数のコード配列層よりなるベルトを、トレッド補強
としてそなえている空気入りラジアルタイヤにして、 このタイヤの標準リムへの組付けと、標準内圧の5%に
相当する内圧の充てんとによる無負荷の自立姿勢におけ
るタイヤの放射方向断面で上記カーカスラインが、 最大幅ベルトの幅端と対応する位置をA、正規リムのリ
ム幅に対応する位置をB、そしてカーカスが最も広がっ
た位置をCとして、位置A−Cの相互間及び/又は位置
B−Cの相互間にて少なくとも2カ所以上の変曲点を持
つ ことを特徴とする、連動性能に優れる空気入りラジアル
タイヤ。 2、位置A、B及びCのリム径ラインから測った高さH
_1、H_2及びMは、それぞれ同様に測ったカーカス
最大高さHとの比が0.80〜1.0、0.10〜0.
25及び0.35〜0.70の範囲である請求項第1項
に記載したタイヤ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2096775A JP2604879B2 (ja) | 1989-04-17 | 1990-04-12 | 空気入りラジアルタイヤ |
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JP9532789 | 1989-04-17 | ||
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Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0350001A true JPH0350001A (ja) | 1991-03-04 |
JP2604879B2 JP2604879B2 (ja) | 1997-04-30 |
Family
ID=26436576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2096775A Expired - Lifetime JP2604879B2 (ja) | 1989-04-17 | 1990-04-12 | 空気入りラジアルタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2604879B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5205978A (en) * | 1991-03-05 | 1993-04-27 | Bridgestone Corporation | Method of making pneumatic radial tires |
US5373884A (en) * | 1990-12-19 | 1994-12-20 | Bridgestone Corporation | Pneumatic tires with spaced sidewall recesses |
US5906693A (en) * | 1995-06-28 | 1999-05-25 | Bridgestone Corporation | Pneumatic radial tire with specified organic fiber carcass cords |
JP2007161116A (ja) * | 2005-12-14 | 2007-06-28 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
-
1990
- 1990-04-12 JP JP2096775A patent/JP2604879B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5373884A (en) * | 1990-12-19 | 1994-12-20 | Bridgestone Corporation | Pneumatic tires with spaced sidewall recesses |
US5205978A (en) * | 1991-03-05 | 1993-04-27 | Bridgestone Corporation | Method of making pneumatic radial tires |
US5403174A (en) * | 1991-03-05 | 1995-04-04 | Bridgestone Corporation | Pneumatic radial tires |
US5906693A (en) * | 1995-06-28 | 1999-05-25 | Bridgestone Corporation | Pneumatic radial tire with specified organic fiber carcass cords |
JP2007161116A (ja) * | 2005-12-14 | 2007-06-28 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 空気入りタイヤ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2604879B2 (ja) | 1997-04-30 |
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