JPH0349819Y2 - - Google Patents

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JPH0349819Y2
JPH0349819Y2 JP14961887U JP14961887U JPH0349819Y2 JP H0349819 Y2 JPH0349819 Y2 JP H0349819Y2 JP 14961887 U JP14961887 U JP 14961887U JP 14961887 U JP14961887 U JP 14961887U JP H0349819 Y2 JPH0349819 Y2 JP H0349819Y2
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Japan
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spot welding
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welding
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は被加工物のフランジ部をハゼ折りし
た継手部をスポツト溶接するための裏当材の改良
に関するものである。
[従来の技術] 自動車ボデーのドア、フード、ラツゲージな
ど、一般に自動車用閉鎖体と称せられている被加
工物の見切り端部は見栄え、安全性、防錆性など
の面から、ハゼ折り加工が施されたのち、スポツ
ト溶接している。
従来、ハゼ折りしたフランジ継手部のスポツト
溶接は、外板面にスポツト溶接時に発生する熱の
影響を排除するためにシリーズ溶接が用いられ、
さらに溶接用電極に大きな加圧力が作用するた
め、裏当金(通称、バツクバーと呼ぶ)が必要
で、この裏当金は被加工物の外板面と溶着しない
よう被加工物とは異種金属(通常クローム鋼合金
などの銅系の高硬度材が用いられる)が使用され
ている。前記裏当金は電極から電流が流れると、
内板と外板の重ね部に電流抵抗が発生して溶融
し、外板面に著しい歪が発生し、面品質の向上を
妨げる欠点があり、歪発生を防止するために、裏
当金を保持する治具台との間に絶縁物を介在させ
て電流が流れないようにしている。
[考案が解決しようとする問題点] しかし、前記裏当金は銅系の硬質材を使用して
いるが、加圧力は常に小さな1点に集中するとと
もに、同時に高温に晒されるので、材料が軟化
し、裏当金の被加工物当り面に微小な凹みが出来
やすく、この微小な凹みにより被加工物の表面の
見栄えを低下させるため、常に補修を要するとと
もに、品質管理が大きな課題となつている。
この考案は前記問題点に鑑み、絶縁性および耐
摩耗性に秀れ、かつ高温強度が高く、しかも被加
工物を傷付けることのないスポツト溶接用裏当材
を提供することを課題とする。
[問題点を解決するための手段] この考案のスポツト溶接用裏当材は、被加工物
のフランジ部をハゼ折りした継手部をスポツト溶
接するための裏当材であつて、該裏当材本体をア
ルミナ系セラミツクス製絶縁部材で形成し、この
裏当材本体のスポツト溶接治具本体への支持部を
除く上部外周面にクローム銅合金製リングを焼き
ばめしたものである。
[実施例] この考案の実施例について、図面に従つて説明
する。図において1は治具台、2は図示省略の加
圧用導電ヨークに取付けられている溶接用電極で
ある。特に溶接機の構造そのものは公知であるの
で説明を省略する。3は裏当材で、前記治具台1
の上部に支持されており、調整用ボルト4により
上下方向に調整可能に取付けられている。前記裏
当材3は、その本体31を耐摩耗性と絶縁性に優
れたアルミナ系セラミツクスで形成するととも
に、該本体31には被加工物Wを溶接する際に、
その被加工物Wに接触し易い上部外周面にクロー
ム銅合金製のリング32を焼きばめして構成され
ている。
上記構成により、被加工物W裏当材3の上端に
降下載置されると、外板5、内板6のフランジ部
をハゼ折りした被加工物Wの継手部7の溶接部位
を溶接用電極2によつてシリーズ溶接を行なう。
この場合、裏当材本体31はアルミナ系セラミツ
クスとしたことにより、その絶縁性によつて溶接
用電極2から裏当材3に電流が流れず外板5のハ
ゼ折りフランジと内板6フランジとが溶着されて
も、外板5の外面側(裏当材3の受面側)に歪を
発生せず、また、溶接用電極2に大きな加圧力が
作用しても、耐摩耗性に優れた前記裏当材本体3
1によつて当り面に凹みを生ぜず外板5の外面側
に圧痕を退く酢こともない。さらに、前記裏当材
本体31の上部外周面に結合したクローム銅合金
製のリング32によつて、被加工物Wに対し裏当
材3が斜め状態で当接するような場合でも被加工
物Wに当り傷を付ける恐れもない。
[考案の効果] この考案のスポツト溶接用裏当材は、被加工物
のフランジ部をハゼ折りした継手部をスポツト溶
接するための裏当材であつて、該裏当材本体をア
ルミナ径セラミツクス製絶縁部材で形成し、この
裏当材本体のスポツト溶接治具本体への支持部を
除く上部外周面にクローム銅合金製リングを焼き
ばめした構造で、耐摩耗、軟化の防止により耐久
性を著しく向上させるとともに、セラミツクスの
絶縁製を利用して従来の裏当材と治具台との間に
介した絶縁部材を不要となし、治具本体の構造を
簡素化し、設備コストの低下に寄与することがで
きた。また、裏当材本体の上部外周面に銅系リン
グを焼きばめして裏当材を構成することによつ
て、被加工物への傷突きを防止するとともに、セ
ラミツクスの耐衝撃性能の難点を補完し、従来の
種々な問題点を一挙に解決し、溶接品質を著しく
向上させるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の裏当材の斜視図、第2図
は、その裏当材を含むスポツト溶接部の縦断面図
である。 1……治具台、2……溶接用電極、3……裏当
材、31……裏当材本体、32……リング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被加工物のフランジ部をハゼ折りした継手部を
    スポツト溶接するための裏当材であつて、該裏当
    材本体をアルミナ系セラミツクス製絶縁部材で形
    成し、この裏当材本体のスポツト溶接治具本体へ
    の支持部を除く上部外周面にクローム銅合金製リ
    ングを焼きばめしたことを特徴とするスポツト溶
    接用裏当材。
JP14961887U 1987-09-30 1987-09-30 Expired JPH0349819Y2 (ja)

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JPS6454984U JPS6454984U (ja) 1989-04-05
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