JPH034978Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH034978Y2 JPH034978Y2 JP1983114324U JP11432483U JPH034978Y2 JP H034978 Y2 JPH034978 Y2 JP H034978Y2 JP 1983114324 U JP1983114324 U JP 1983114324U JP 11432483 U JP11432483 U JP 11432483U JP H034978 Y2 JPH034978 Y2 JP H034978Y2
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- Japan
- Prior art keywords
- information storage
- adhesive
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- optical disk
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- Expired
Links
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Landscapes
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の利用分野〕
本考案は光デイスクに係り、２枚の光方式情報
記憶部材を貼合せるのに好適な光方式情報記憶部
材を有する光デイスクに関する。
記憶部材を貼合せるのに好適な光方式情報記憶部
材を有する光デイスクに関する。
この種の従来技術では、第１図に示すように、
情報記憶部材（いわゆる情報レプリカ板）２を情
報信号記憶部面を内側にして貼合せて両面から情
報を再生、記録できるいわゆる光デイスク１が完
成される。情報記憶部材２は一般に透明樹脂によ
りなり、第２図に示すように情報信号記憶面に厚
さ1000Å程度のAl蒸着による反射膜８を形成し、
その上に反射膜８の保護膜９を形成した後、ゴム
系ホツトメルト等の接着剤１０を用いて、２枚の
情報記憶部材２を貼合す。この際、接着剤１０は
貼合せ後の該接着剤の厚みが20〜50μmになるよ
うに予じめ計算した量を情報記憶部材に塗布する
が、接着時は高温にして接着剤を流動状態にし
て、情報記憶部材２に圧力をかけて接着させるた
め接着剤が光デイスク１の内円周貼合せ部５と外
円周貼合せ部６に該接着剤が流れ出る。そのた
め、外円周部６については貼合せ後、外円周の面
取り加工をする。内円周については、外周円のよ
うな加工をしないように、接着剤流出防止のため
の接着剤流出防止溜１１が形成されている。通
常、この接着剤流出防止溜の大きさは、段差0.1
〜0.2mm、半径方向巾１〜２mm程度である。しか
し、このような流出防止溜形状では、第４図に示
すように貼合せ後接着剤の完全な流出を防止でき
ず、流出物１２によつて内径が狂つたり、また流
出防止溜１１に接着剤が流出しない場合は空隙１
３を生じ、記情部材２のはがれ原因やゴミ溜りに
なつてしまうという欠点があつた。
情報記憶部材（いわゆる情報レプリカ板）２を情
報信号記憶部面を内側にして貼合せて両面から情
報を再生、記録できるいわゆる光デイスク１が完
成される。情報記憶部材２は一般に透明樹脂によ
りなり、第２図に示すように情報信号記憶面に厚
さ1000Å程度のAl蒸着による反射膜８を形成し、
その上に反射膜８の保護膜９を形成した後、ゴム
系ホツトメルト等の接着剤１０を用いて、２枚の
情報記憶部材２を貼合す。この際、接着剤１０は
貼合せ後の該接着剤の厚みが20〜50μmになるよ
うに予じめ計算した量を情報記憶部材に塗布する
が、接着時は高温にして接着剤を流動状態にし
て、情報記憶部材２に圧力をかけて接着させるた
め接着剤が光デイスク１の内円周貼合せ部５と外
円周貼合せ部６に該接着剤が流れ出る。そのた
め、外円周部６については貼合せ後、外円周の面
取り加工をする。内円周については、外周円のよ
うな加工をしないように、接着剤流出防止のため
の接着剤流出防止溜１１が形成されている。通
常、この接着剤流出防止溜の大きさは、段差0.1
〜0.2mm、半径方向巾１〜２mm程度である。しか
し、このような流出防止溜形状では、第４図に示
すように貼合せ後接着剤の完全な流出を防止でき
ず、流出物１２によつて内径が狂つたり、また流
出防止溜１１に接着剤が流出しない場合は空隙１
３を生じ、記情部材２のはがれ原因やゴミ溜りに
なつてしまうという欠点があつた。
本考案の目的は、光デイスクの円周部に接着剤
の流出のない、また貼合せ内周部に空隙のない貼
合せを可能にする光方式情報記憶部材を有する光
デイスクを提供するにある。
の流出のない、また貼合せ内周部に空隙のない貼
合せを可能にする光方式情報記憶部材を有する光
デイスクを提供するにある。
本考案の要点は、接着剤流出防止溜を設けると
とももに接着剤流出防止せきを該記憶部材に設け
たことにある。
とももに接着剤流出防止せきを該記憶部材に設け
たことにある。
以下、本考案の実施例を第５図以下によつて説
明する。光デイスクのうち、光方式ビデオデイス
クについて本考案を実施した。PMMA樹脂の射
出成形によつて情報記憶部材２を形成する過程
で、成形金型のキヤビテイ形状の変更によつて、
第５図に示すような接着剤流出防止のためのせき
１４をもつ接着剤流出防止溜１１′を形成した。
該流出防止溜１１′は内円１４の円周沿いに設け、
その半径巾は1.5mmとし、最大深さを0.2mmとし
た。また該流出防止せき１４の高さは該情報記憶
部材の厚みと同じになるようにした。このように
して得られた該情報記憶部材２′の情報面に前述
したAl蒸着による約1000Åの反射膜を形成し、
その上にパラフインワツクスによる約10μmの保
護膜を形成して、ゴム系ホツトメルトの接着剤を
ロールコータにより、情報記憶部材に塗布し、２
枚の該情報記憶部材を貼合わせた。このとき、せ
き１４の先端部の断面形状は頂点を有しており、
接着剤は先端部に塗布されず。従つて、先端部に
塗布された接着剤がせき１４の内円部に流出する
ことを防止することが出来るのである。接着時の
接着剤の温度は約120℃であつた。このようにし
て貼合された光方式ビデオデイスクの内円部の断
面は第６図のようになり、接着層厚み約30μmで、
接着剤の内円部への流出もなく、内円径精度を低
下させることはなかつた。また内円周貼合せ部５
での隙間はわずか30μm程度であつた。
明する。光デイスクのうち、光方式ビデオデイス
クについて本考案を実施した。PMMA樹脂の射
出成形によつて情報記憶部材２を形成する過程
で、成形金型のキヤビテイ形状の変更によつて、
第５図に示すような接着剤流出防止のためのせき
１４をもつ接着剤流出防止溜１１′を形成した。
該流出防止溜１１′は内円１４の円周沿いに設け、
その半径巾は1.5mmとし、最大深さを0.2mmとし
た。また該流出防止せき１４の高さは該情報記憶
部材の厚みと同じになるようにした。このように
して得られた該情報記憶部材２′の情報面に前述
したAl蒸着による約1000Åの反射膜を形成し、
その上にパラフインワツクスによる約10μmの保
護膜を形成して、ゴム系ホツトメルトの接着剤を
ロールコータにより、情報記憶部材に塗布し、２
枚の該情報記憶部材を貼合わせた。このとき、せ
き１４の先端部の断面形状は頂点を有しており、
接着剤は先端部に塗布されず。従つて、先端部に
塗布された接着剤がせき１４の内円部に流出する
ことを防止することが出来るのである。接着時の
接着剤の温度は約120℃であつた。このようにし
て貼合された光方式ビデオデイスクの内円部の断
面は第６図のようになり、接着層厚み約30μmで、
接着剤の内円部への流出もなく、内円径精度を低
下させることはなかつた。また内円周貼合せ部５
での隙間はわずか30μm程度であつた。
以上述べたように、接着剤流出防止溜の大きさ
は、接着剤塗布量、塗布むら、ならびに接着剤の
最終厚み等の接着条件によつて定まるものであ
り、またその形状も何ら規定されるものでない。
は、接着剤塗布量、塗布むら、ならびに接着剤の
最終厚み等の接着条件によつて定まるものであ
り、またその形状も何ら規定されるものでない。
以上のように、本考案によれば情報記憶部材貼
合せに用いる接着剤が、貼合せによつて該記憶部
材の内円周貼合せ部に流出することがなく内円径
の精度を低下させることはない。また、貼合せ後
の該内円周貼り合せ部の隙間が小さくなり、はが
れの原因となることは避けられ、ゴミ等の混入も
なくなる効果がある。
合せに用いる接着剤が、貼合せによつて該記憶部
材の内円周貼合せ部に流出することがなく内円径
の精度を低下させることはない。また、貼合せ後
の該内円周貼り合せ部の隙間が小さくなり、はが
れの原因となることは避けられ、ゴミ等の混入も
なくなる効果がある。
第１図は光デイスクの外観および断面図、第２
図、及び第３図は従来技術による光方式情報記憶
部材の断面図、第４図は従来技術による光デイス
クの内円部の断面図、第５図は本考案の一実施例
の光方式情報記憶部材の断面図、第６図は同じく
光デイスクの内円部の断面図である。 １……光デイスク、２……光方式情報記憶部
材、４……内円、５……内円周貼合せ部、６……
外円周貼合せ部、１０……接着剤、１１……接着
剤流出防止溜、１４……接着剤流出防止せき。
図、及び第３図は従来技術による光方式情報記憶
部材の断面図、第４図は従来技術による光デイス
クの内円部の断面図、第５図は本考案の一実施例
の光方式情報記憶部材の断面図、第６図は同じく
光デイスクの内円部の断面図である。 １……光デイスク、２……光方式情報記憶部
材、４……内円、５……内円周貼合せ部、６……
外円周貼合せ部、１０……接着剤、１１……接着
剤流出防止溜、１４……接着剤流出防止せき。
Claims (1)
- 円環状の光方式情報記憶部材を２枚貼合せてな
る光デイスクにおいて、先端部の断面形状が頂点
を有し、且つ高さが該光方式情報記憶部材の厚さ
とほぼ同じである接着剤流出防止せきを内周円部
に有する円環状の接着剤流出防止溜を該光方式情
報記憶部材の内周円部に設けたことを特徴とする
光デイスク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1983114324U JPS6023935U (ja) | 1983-07-25 | 1983-07-25 | 光ディスク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1983114324U JPS6023935U (ja) | 1983-07-25 | 1983-07-25 | 光ディスク |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6023935U JPS6023935U (ja) | 1985-02-19 |
| JPH034978Y2 true JPH034978Y2 (ja) | 1991-02-08 |
Family
ID=30264315
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1983114324U Granted JPS6023935U (ja) | 1983-07-25 | 1983-07-25 | 光ディスク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6023935U (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0753129Y2 (ja) * | 1988-02-25 | 1995-12-06 | ティーディーケイ株式会社 | 光記録ディスク |
| JP2530637Y2 (ja) * | 1990-09-18 | 1997-03-26 | 三洋電機株式会社 | ノイズ低減装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5788538A (en) * | 1980-11-19 | 1982-06-02 | Toshiba Corp | Optical disc |
| JPS58108044A (ja) * | 1981-12-22 | 1983-06-28 | Pioneer Electronic Corp | 光学式デイスク |
-
1983
- 1983-07-25 JP JP1983114324U patent/JPS6023935U/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5788538A (en) * | 1980-11-19 | 1982-06-02 | Toshiba Corp | Optical disc |
| JPS58108044A (ja) * | 1981-12-22 | 1983-06-28 | Pioneer Electronic Corp | 光学式デイスク |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6023935U (ja) | 1985-02-19 |
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