JPH0349744B2 - - Google Patents
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- JPH0349744B2 JPH0349744B2 JP14705285A JP14705285A JPH0349744B2 JP H0349744 B2 JPH0349744 B2 JP H0349744B2 JP 14705285 A JP14705285 A JP 14705285A JP 14705285 A JP14705285 A JP 14705285A JP H0349744 B2 JPH0349744 B2 JP H0349744B2
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- Japan
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- tube
- box
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- lining
- sewer pipe
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Landscapes
- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、下水管等の既設管やその他の管体の
管内面をライニングする装置に関する。
管内面をライニングする装置に関する。
従来、大口径の管内面のライニングは、ポリエ
ステル樹脂とガラス繊維を交互に積層脱泡した後
に硬化させてFRPの被覆層を形成する方法が考
えられた。
ステル樹脂とガラス繊維を交互に積層脱泡した後
に硬化させてFRPの被覆層を形成する方法が考
えられた。
しかし、上記の方法は積層脱泡作業に手間がか
かる上、FRPの溶剤であるスチレンが多量に発
生して作業環境を悪化させる懸念があつた。ま
た、この方法は管内へ作業員が入れない状況の下
では適用できない難点があつた。
かる上、FRPの溶剤であるスチレンが多量に発
生して作業環境を悪化させる懸念があつた。ま
た、この方法は管内へ作業員が入れない状況の下
では適用できない難点があつた。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたも
ので、作業環境が損なわれず、しかも管口径の大
小にかかわらず管内面のライニングが容易に可能
になる管内面のライニング装置を提供することを
目的としている。
ので、作業環境が損なわれず、しかも管口径の大
小にかかわらず管内面のライニングが容易に可能
になる管内面のライニング装置を提供することを
目的としている。
上記問題点を解決するため、本発明のライニン
グ装置は、管内に挿通された紫外線硬化性合成樹
脂よりなる未硬化のチユーブの両端部にそれぞれ
取り付けられて該チユーブの両端部を塞ぐ一対の
箱形部材と、チユーブ内へ給気して該チユーブを
膨らませると共に管内面に密着させる給気手段
と、チユーブ内を走行しながら該チユーブに紫外
線を照射する紫外線照射装置とを備えてなる点に
要旨を有する。
グ装置は、管内に挿通された紫外線硬化性合成樹
脂よりなる未硬化のチユーブの両端部にそれぞれ
取り付けられて該チユーブの両端部を塞ぐ一対の
箱形部材と、チユーブ内へ給気して該チユーブを
膨らませると共に管内面に密着させる給気手段
と、チユーブ内を走行しながら該チユーブに紫外
線を照射する紫外線照射装置とを備えてなる点に
要旨を有する。
上記手段において、管内に挿通された未硬化の
チユーブの両端部にそれぞれ一対の箱形部材を取
り付けることによつて該チユーブが塞がれる。こ
うして塞がれた未硬化のチユーブ内へ給気手段に
より給気すると、該チユーブが膨らんで管内面に
密着する。この後、チユーブ内で紫外線照射装置
を走行させチユーブに紫外線を照射すると、チユ
ーブが硬化して管内面にライニング層が形成され
る。
チユーブの両端部にそれぞれ一対の箱形部材を取
り付けることによつて該チユーブが塞がれる。こ
うして塞がれた未硬化のチユーブ内へ給気手段に
より給気すると、該チユーブが膨らんで管内面に
密着する。この後、チユーブ内で紫外線照射装置
を走行させチユーブに紫外線を照射すると、チユ
ーブが硬化して管内面にライニング層が形成され
る。
以下、本発明を既設管の内面ライニングに適用
した場合の実施例を図面を参照して説明する。な
お、第1〜3図において、100は地下埋設ヒユ
ーム管よりなる下水管、120,130はマンホ
ール、121,131はマンホール120,13
0の底部に設けられたピツトを示す。
した場合の実施例を図面を参照して説明する。な
お、第1〜3図において、100は地下埋設ヒユ
ーム管よりなる下水管、120,130はマンホ
ール、121,131はマンホール120,13
0の底部に設けられたピツトを示す。
下水管100にはライニング材としての紫外線
硬化性合成樹脂よりなるチユーブ1が挿通されて
いる。本考案で使用されるチユーブの材料となる
紫外線硬化性の合成樹脂としては、例えば西独
BASF社製の商品名パラタル(PALATAL)が
ある。このものは不飽和ポリエステル系の樹脂で
あつて、一般の不飽和ポリエステル系の樹脂と異
なるところは、一般のものが硬化剤の添加によつ
て液状から固状に硬化するのに対して、パラタル
は紫外線照射のみによつて硬化する点である。上
記したチユーブの材料としてパラタルを使用する
場合、硬化のために照射する紫外線の波長は365
〜400nmが適当であり、この波長域の紫外線照射
によりスチレンを殆ど放出することなく直ちに硬
化する。
硬化性合成樹脂よりなるチユーブ1が挿通されて
いる。本考案で使用されるチユーブの材料となる
紫外線硬化性の合成樹脂としては、例えば西独
BASF社製の商品名パラタル(PALATAL)が
ある。このものは不飽和ポリエステル系の樹脂で
あつて、一般の不飽和ポリエステル系の樹脂と異
なるところは、一般のものが硬化剤の添加によつ
て液状から固状に硬化するのに対して、パラタル
は紫外線照射のみによつて硬化する点である。上
記したチユーブの材料としてパラタルを使用する
場合、硬化のために照射する紫外線の波長は365
〜400nmが適当であり、この波長域の紫外線照射
によりスチレンを殆ど放出することなく直ちに硬
化する。
また、上記したパラタルにガラス繊維等の増量
材を添加したものをチユーブの材料にしてもよ
い。この場合はガラス繊維によつて硬化したチユ
ーブが補強される利点がある。上記BASF社製の
商品名パラプレグ(PALAPREG)LHZシート
はパラタルにガラス繊維を添加してシート状に成
形したものである。この物は、肉厚が4mmの場
合、365〜400nm波長の紫外線照射により30〜40
秒で硬化する。未硬化のチユーブ1はべとつくの
で、その内外両面をPVA(ポバール)等の剥離性
に富む薄膜で被覆することによつてその取扱性が
高められる。このようなチユーブ1は例えばシー
トを折畳み加工することによつて形成される。第
8図はその加工装置を略示したものである。即
ち、紫外線硬化性合成樹脂よりなるシート200
を未硬化の状態で矢印X方向に移動させながらガ
イドロール201によつてその左右端部を折り返
して対向させ、これを芯体202の外周に沿わせ
ると共に、左右端部の重ね合わせ部に紫外線を透
過させる透明なテープ203を送給し、これを押
えロール204で押さえて上記の左右端部を貼り
合わせることによりチユーブ状とし、さらに押え
ロール205によつて偏平にする。こうして偏平
状に形成されたチユーブ1が第7図仮想線で示し
たように下水管100に挿通される。
材を添加したものをチユーブの材料にしてもよ
い。この場合はガラス繊維によつて硬化したチユ
ーブが補強される利点がある。上記BASF社製の
商品名パラプレグ(PALAPREG)LHZシート
はパラタルにガラス繊維を添加してシート状に成
形したものである。この物は、肉厚が4mmの場
合、365〜400nm波長の紫外線照射により30〜40
秒で硬化する。未硬化のチユーブ1はべとつくの
で、その内外両面をPVA(ポバール)等の剥離性
に富む薄膜で被覆することによつてその取扱性が
高められる。このようなチユーブ1は例えばシー
トを折畳み加工することによつて形成される。第
8図はその加工装置を略示したものである。即
ち、紫外線硬化性合成樹脂よりなるシート200
を未硬化の状態で矢印X方向に移動させながらガ
イドロール201によつてその左右端部を折り返
して対向させ、これを芯体202の外周に沿わせ
ると共に、左右端部の重ね合わせ部に紫外線を透
過させる透明なテープ203を送給し、これを押
えロール204で押さえて上記の左右端部を貼り
合わせることによりチユーブ状とし、さらに押え
ロール205によつて偏平にする。こうして偏平
状に形成されたチユーブ1が第7図仮想線で示し
たように下水管100に挿通される。
第1図に示したように、未硬化のチユーブ1の
両端部1a,1bはマンホール120,130内
へ導出されている。そしてその一端部1aは伸縮
性のカバー2によつてそれぞれ覆われている。カ
バー2にはゴムチユーブ等が使用され、その一端
部が下水管の開口周縁部に固定されている。ま
た、カバー2の他端部はチユーブ1の一端部と重
ね合わされて有底筒状の箱形部材3に結合されて
いる。カバー2の一端部を固定する手段として、
第1図にはマンホール120内に配備した複数の
突つ張り杆4を示しているが、この手段は同図の
ように下水管100の端部がマンホール120内
へ突出していない場合に有効である。第5図又は
第6図のように下水管100の端部がマンホール
120内へ突出している場合には、同図のように
カバー2の端部を下水管100の端部に締め輪5
で締め付ける手段によつてもよい。また、カバー
2としては第6図に示すように蛇腹状の可撓管を
用いてもよい。さらに、カバー2の他端部とチユ
ーブ1の一端部を重ね合わせて箱形部材3に結合
する手段としては、第5図又は第6図に示した締
め輪6の他、ゴムリング等を使用することができ
る。締め輪6やゴムリングを使用する場合、第4
図のように箱形部材3の外周に溝3aを形成して
おき、この溝3aの部分でカバー2及びチユーブ
1を締め付ければ、箱形部材3からチユーブ1及
びカバー2が離脱しにくくなる。上記はチユーブ
1の一端部についての説明であるが、チユーブ1
の他端部についても同様である。即ち、他端部1
bは伸縮性のカバー7によつて覆われ、カバー7
の一端部が下水管の開口周縁部に固定され、カバ
ー7の他端部はチユーブ1の他端部と重ね合わさ
れて有底筒状の箱形部材8に結合されている。9
はカバー7の一端部を固定する手段としての突つ
張り杆である。
両端部1a,1bはマンホール120,130内
へ導出されている。そしてその一端部1aは伸縮
性のカバー2によつてそれぞれ覆われている。カ
バー2にはゴムチユーブ等が使用され、その一端
部が下水管の開口周縁部に固定されている。ま
た、カバー2の他端部はチユーブ1の一端部と重
ね合わされて有底筒状の箱形部材3に結合されて
いる。カバー2の一端部を固定する手段として、
第1図にはマンホール120内に配備した複数の
突つ張り杆4を示しているが、この手段は同図の
ように下水管100の端部がマンホール120内
へ突出していない場合に有効である。第5図又は
第6図のように下水管100の端部がマンホール
120内へ突出している場合には、同図のように
カバー2の端部を下水管100の端部に締め輪5
で締め付ける手段によつてもよい。また、カバー
2としては第6図に示すように蛇腹状の可撓管を
用いてもよい。さらに、カバー2の他端部とチユ
ーブ1の一端部を重ね合わせて箱形部材3に結合
する手段としては、第5図又は第6図に示した締
め輪6の他、ゴムリング等を使用することができ
る。締め輪6やゴムリングを使用する場合、第4
図のように箱形部材3の外周に溝3aを形成して
おき、この溝3aの部分でカバー2及びチユーブ
1を締め付ければ、箱形部材3からチユーブ1及
びカバー2が離脱しにくくなる。上記はチユーブ
1の一端部についての説明であるが、チユーブ1
の他端部についても同様である。即ち、他端部1
bは伸縮性のカバー7によつて覆われ、カバー7
の一端部が下水管の開口周縁部に固定され、カバ
ー7の他端部はチユーブ1の他端部と重ね合わさ
れて有底筒状の箱形部材8に結合されている。9
はカバー7の一端部を固定する手段としての突つ
張り杆である。
第1図及び第2図において、10はブロワーよ
りなる給気手段を示す。給気手段10は地上に設
置されており、その吐出口に連結された給気パイ
プ11が一方の箱形部材3内に導入されている。
これに対し、他方の箱形部材8には排気パイプ1
2が連結されて、次回にライニングを行う下水管
100′内に排気される。なお、給気パイプ11
及び排気パイプ12には空圧制御に必要なバルブ
類、圧力計、安全弁等が付設されている。
りなる給気手段を示す。給気手段10は地上に設
置されており、その吐出口に連結された給気パイ
プ11が一方の箱形部材3内に導入されている。
これに対し、他方の箱形部材8には排気パイプ1
2が連結されて、次回にライニングを行う下水管
100′内に排気される。なお、給気パイプ11
及び排気パイプ12には空圧制御に必要なバルブ
類、圧力計、安全弁等が付設されている。
13は紫外線照射装置である。図示例の紫外線
照射装置13は紐14で引つ張られて一方の箱形
部材3からチユーブ1内を通つて他方の箱形部材
8内まで走行される。そして、その走行を滑らか
に行わせるためのスライダー15を備える。な
お、16は地上の電源ボツクス17と紫外線照射
装置13とを電気的に接続するコードを示す。
照射装置13は紐14で引つ張られて一方の箱形
部材3からチユーブ1内を通つて他方の箱形部材
8内まで走行される。そして、その走行を滑らか
に行わせるためのスライダー15を備える。な
お、16は地上の電源ボツクス17と紫外線照射
装置13とを電気的に接続するコードを示す。
次にライニング手順を説明する。
第1図のようにチユーブ1を下水管100内に
挿通させ、紫外線照射装置1を一方の箱形部材3
内に設置した状態で、チユーブ両端部1a,1b
を箱形部材3,8に結合させた後に給気手段10
によつて未硬化のチユーブ1内へ給気し、該チユ
ーブ1を第2図のように膨らませ、下水管100
の内面に密着させる。このとき、マンホール12
0,130内へ突出しているチユーブ1の端部1
a,1bは下水管1によつてバツクアツプされな
いので大きく膨出するが、その膨出幅はカバー
2,7によつて規制される。そのため、チユーブ
1内への給気圧力が高くてもチユーブ1が破れる
ことはない。また、上記給気圧力を適正に制御す
れば、カバー2,7を無くしても下水管1に対す
る未硬化のチユーブ1の密着性を確保しつつ、チ
ユーブ1の端部1a,1bの膨出を破れない程度
に小さく抑えることが可能である。この場合はカ
バー2,7を省略できる利点がある。上記のよう
にチユーブ1を下水管100に密着させた後、紐
14を引つ張つて同図矢印Aのように紫外線照射
装置13を走行させると同時に、該装置13によ
つてチユーブ1に紫外線を照射する。こうしてチ
ユーブ1を硬化させると、その硬化に伴つてチユ
ーブ1が長手方向に膨脹するが、この膨脹と共に
箱形部材3,8も一体となつて動く。そのため、
チユーブ1の膨脹が許容されて該チユーブ1に皺
が生じるおそれはない。紫外線照射装置13が箱
形部材8内に移動してチユーブ1の硬化が完了し
た後、箱形部材3,8、紫外線照射装置13、カ
バー2,7、給気手段10等の付帯設備を撤去
し、第3図のように下水管1からはみ出したチユ
ーブ1の端部1a,1bを切除する。これにより
下水管100の内面に紫外線硬化したチユーブ1
よりなるライニング層が形成される。
挿通させ、紫外線照射装置1を一方の箱形部材3
内に設置した状態で、チユーブ両端部1a,1b
を箱形部材3,8に結合させた後に給気手段10
によつて未硬化のチユーブ1内へ給気し、該チユ
ーブ1を第2図のように膨らませ、下水管100
の内面に密着させる。このとき、マンホール12
0,130内へ突出しているチユーブ1の端部1
a,1bは下水管1によつてバツクアツプされな
いので大きく膨出するが、その膨出幅はカバー
2,7によつて規制される。そのため、チユーブ
1内への給気圧力が高くてもチユーブ1が破れる
ことはない。また、上記給気圧力を適正に制御す
れば、カバー2,7を無くしても下水管1に対す
る未硬化のチユーブ1の密着性を確保しつつ、チ
ユーブ1の端部1a,1bの膨出を破れない程度
に小さく抑えることが可能である。この場合はカ
バー2,7を省略できる利点がある。上記のよう
にチユーブ1を下水管100に密着させた後、紐
14を引つ張つて同図矢印Aのように紫外線照射
装置13を走行させると同時に、該装置13によ
つてチユーブ1に紫外線を照射する。こうしてチ
ユーブ1を硬化させると、その硬化に伴つてチユ
ーブ1が長手方向に膨脹するが、この膨脹と共に
箱形部材3,8も一体となつて動く。そのため、
チユーブ1の膨脹が許容されて該チユーブ1に皺
が生じるおそれはない。紫外線照射装置13が箱
形部材8内に移動してチユーブ1の硬化が完了し
た後、箱形部材3,8、紫外線照射装置13、カ
バー2,7、給気手段10等の付帯設備を撤去
し、第3図のように下水管1からはみ出したチユ
ーブ1の端部1a,1bを切除する。これにより
下水管100の内面に紫外線硬化したチユーブ1
よりなるライニング層が形成される。
上記において、紫外線照射装置13をチユーブ
1内で走行させる場合は、紐14を手で引つ張つ
ても、自動巻取り機で引つ張つてもよいが、その
走行速度は照射する紫外線量やチユーブ1の硬化
速度との関係で適正なものに定めるべきである。
1内で走行させる場合は、紐14を手で引つ張つ
ても、自動巻取り機で引つ張つてもよいが、その
走行速度は照射する紫外線量やチユーブ1の硬化
速度との関係で適正なものに定めるべきである。
また、未硬化のチユーブ1を下水管100に嵌
挿する前に、チユーブ1の重ね合わせ部や端部1
a,1bを半硬化状態にしておけば、重ね合わせ
部の離脱や端部の破れ(特にカバー2,7を用い
ない場合)を防止できる。
挿する前に、チユーブ1の重ね合わせ部や端部1
a,1bを半硬化状態にしておけば、重ね合わせ
部の離脱や端部の破れ(特にカバー2,7を用い
ない場合)を防止できる。
上記実施例は既設管の内面ライニングについて
説明したが、他のPVC管や鉄管や鋳鉄管等の管
体内面をライニングする場合にも同様の装置で行
える。これらの場合、管体と箱形部材とカバーと
の結合は第4,5,6図の給合手段が好ましく採
用される。
説明したが、他のPVC管や鉄管や鋳鉄管等の管
体内面をライニングする場合にも同様の装置で行
える。これらの場合、管体と箱形部材とカバーと
の結合は第4,5,6図の給合手段が好ましく採
用される。
本発明は上記のように実施でき、管内に作業員
が入る必要が無いので、従来のようにライニング
時に発生する多量の溶剤によつて作業環境が悪化
する懸念が無くなり、また、管内へ作業員が入れ
ないような小口径管の内面をライニングする場合
でもライニングが容易に可能になる等の効果があ
る。
が入る必要が無いので、従来のようにライニング
時に発生する多量の溶剤によつて作業環境が悪化
する懸念が無くなり、また、管内へ作業員が入れ
ないような小口径管の内面をライニングする場合
でもライニングが容易に可能になる等の効果があ
る。
第1〜3図は本発明の実施例装置を用いて下水
管の内面をライニングする場合の手順を示す断面
図、第4〜6図は箱形部材とカバー及びチユーブ
との連結状態を示す断面図、第7図は下水管に嵌
挿されたチユーブの嵌挿直後の状態と硬化後の状
態を示す断面図、第8図はチユーブの加工装置を
示す概略斜視図である。 1…チユーブ、3,8…箱形部材、10…給気
手段、13…紫外線照射装置、100…下水管。
管の内面をライニングする場合の手順を示す断面
図、第4〜6図は箱形部材とカバー及びチユーブ
との連結状態を示す断面図、第7図は下水管に嵌
挿されたチユーブの嵌挿直後の状態と硬化後の状
態を示す断面図、第8図はチユーブの加工装置を
示す概略斜視図である。 1…チユーブ、3,8…箱形部材、10…給気
手段、13…紫外線照射装置、100…下水管。
Claims (1)
- 1 管内に挿通された紫外線硬化性合成樹脂より
なる未硬化のチユーブの両端部にそれぞれ取り付
けられて該チユーブの両端部を塞ぐ一対の箱形部
材と、チユーブ内へ給気して該チユーブを膨らま
せると共に管内面に密着させる給気手段と、チユ
ーブ内を走行しながら該チユーブに紫外線を照射
する紫外線照射装置とを備えてなる管内面ライニ
ング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14705285A JPS627527A (ja) | 1985-07-03 | 1985-07-03 | 管内面ライニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14705285A JPS627527A (ja) | 1985-07-03 | 1985-07-03 | 管内面ライニング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS627527A JPS627527A (ja) | 1987-01-14 |
JPH0349744B2 true JPH0349744B2 (ja) | 1991-07-30 |
Family
ID=15421412
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14705285A Granted JPS627527A (ja) | 1985-07-03 | 1985-07-03 | 管内面ライニング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS627527A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2004089829A1 (ja) | 2003-04-01 | 2006-07-06 | 日立マクセル株式会社 | 複合化酸化インジウム粒子およびその製造方法ならびに導電性塗料、導電性塗膜および導電性シート |
JP6376651B2 (ja) * | 2014-07-10 | 2018-08-22 | 芦森工業株式会社 | 管路の内張り方法および内張り材のサンプル採取方法 |
KR102613658B1 (ko) * | 2023-06-05 | 2023-12-14 | 주식회사 힘센기술 | 광조사 장치 삽입용 가이드 패커 및 이를 이용한 광조사 장치 삽입과 관로의 비굴착 전체 보수 보강 공법 |
-
1985
- 1985-07-03 JP JP14705285A patent/JPS627527A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS627527A (ja) | 1987-01-14 |
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