JPH0349722Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0349722Y2
JPH0349722Y2 JP1985155066U JP15506685U JPH0349722Y2 JP H0349722 Y2 JPH0349722 Y2 JP H0349722Y2 JP 1985155066 U JP1985155066 U JP 1985155066U JP 15506685 U JP15506685 U JP 15506685U JP H0349722 Y2 JPH0349722 Y2 JP H0349722Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grip
ring
tube
end member
baseball bat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985155066U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6264570U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985155066U priority Critical patent/JPH0349722Y2/ja
Publication of JPS6264570U publication Critical patent/JPS6264570U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0349722Y2 publication Critical patent/JPH0349722Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fishing Rods (AREA)
  • Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
  • Adornments (AREA)
  • Golf Clubs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はアルミニウム製野球バツトに関し、特
に、グリツプエンド部の改良に関する。
〔従来技術〕
第7図および第8図に従来技術によるアルミニ
ウム製野球バツトを示す。
図において、1はアルミニウム合金製の中空円
管からテーパスエージング等の方法によつて成形
されたバツト本体で、該バツト本体1は一端側に
位置して大径に形成され、その端面が絞り加工等
によつて閉塞された打球部1Aと、該打球部1A
から漸次縮径するように延設されたテーパ状の中
間部1Bと、他端側に位置し、該中間部1Bから
略円筒状に延設された小径のグリツプ部1Cとか
らなり、前記打球部1Aおよび中間部1B内には
半硬質発泡ウレタン等からなる詰め材2,2が充
填されている。
3は前記グリツプ部1Cの先端側に設けられた
グリツプエンド部材で、該グリツプエンド部材3
はいわゆるゲーリツク型グリツプエンドとなるよ
うに、その断面が略長円形状に形成され、一端が
開口し、他端が閉塞されている。そして、該グリ
ツプエンド部材3は第8図に示すように、その開
口端3Aを介して前記グリツプ部1Cの先端側に
被着され、該開口端3Aをグリツプ部1C外周に
溶接部4にて溶接することによつて図示の位置に
固着されている。
このように構成される野球バツトでは、バツト
本体1がアルミニウム合金材料によつて形成され
ているから、軽量で高強度な野球バツトを提供で
きる上に、打球部1Aおよび中間部1B内には半
硬質発泡ウレタン等からなる詰め材2,2を充填
しているから、全体の重心を打球部1A側にもつ
てゆくことができ、グリツプ部1Cの握り具合を
向上できると共に、木製バツトに近い打球音を得
ることができる。
しかし、上述した従来技術では、グリツプエン
ド部材3の開口端3Aをグリツプ部1Cの先端側
外周に溶接しているため、ブローホール、クレー
ターまたはアンダーカツト等の溶接欠陥が生じ、
この溶接部4近傍の強度が低下することがある。
特に、強力熱処理合金(Al−Zn−Mg−Cu系)
材料を用いてバツト本体1やグリツプエンド部材
3を形成した場合には、溶接入熱過多等の原因に
より、前記溶接部4近傍の再溶解された金属に共
晶融解や粒界微小割れ等が生じて強度が低下する
ことがある。
このため、従来技術では、バツト打撃時に最も
力が加わるグリツプ部1Cの強度が低下し、前記
溶接部4近傍でグリツプ部1Cが折損されるとい
う欠点がある。
一方、第9図に示すような従来技術も知られて
いるが、この場合、グリツプエンド部材5をゴム
または樹脂によつて形成したエンド部5Aと、該
エンド部5Aから軸方向に突設され、外周面にお
ねじを形成したねじ部5Bとで構成し、該ねじ部
5Bをグリツプ部1C内周面に形成しためねじに
螺着しているから、前記おねじやめねじの谷部に
切欠作用が働いて、この部分からグリツプ部1C
が折損されるという欠点がある。さらに、グリツ
プエンド部材5のエンド部5Aとねじ部5Bとを
一体成型する上に、前記おねじやめねじを形成す
る必要があるため、製造コストが嵩むという欠点
がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は上述した各従来技術の欠点に鑑みなさ
れたもので、本考案が解決しようとする問題点
は、溶接ねじ等の手段を用いることなくグリツプ
エンド部材をバツト本体のグリツプ部先端に固定
し、該グリツプ部の折損を防止でき、製造コスト
を低減化できるようにしたアルミニウム製野球バ
ツトを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕 上述した問題点を解決するために本考案が採用
する構成は、一端側が大径となつて閉塞され、他
端側が小径のグリツプ部となつた筒状のバツト本
体と、該バツト本体のグリツプ部先端に漸次拡管
するように設けられた拡管部と、該拡管部の基端
に嵌着された位置決め用リングと、該リングおよ
び拡管部を取囲み、その開口端が該リングの一端
側端面に当接するように被着されたグリツプエン
ド部材とからなる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図ないし第6図に
基づいて説明する。なお、実施例において、前述
した第7図に示す従来技術と同一の構成要素には
同一の符号を付しその説明を省略するものとす
る。
第1図ないし第5図は本考案の第1の実施例を
示している。
図において、11はアルミニウム合金製のバツ
ト本体で、該バツト本体11は第7図に示す従来
技術で用いたバツト本体1とほぼ同様に形成さ
れ、他端側には小径のグリツプ部11Cが設けら
れている。なお、該バツト本体11の打球部、中
間部および詰め材2,2は第7図中に示すバツト
本体1の打球部1A、中間部1Bおよび詰め材
2,2と同様に形成されているので、第1図中で
は省略する。そして、該グリツプ部11Cの先端
には漸次拡管するように拡管部11Dが設けられ
ている。ここで、該拡管部11Dは軸O−Oを回
転中心としてバツト本体11を回転させつつ、グ
リツプ部11Cの先端内周に拡管工具(図示せ
ず)を軸O−Oに沿つて挿入押圧することによ
り、所定の傾斜角をもつて成形されている。
12は該拡管部11Dの基端に嵌着された位置
決め用のリングで、該リング12は金属または樹
脂材料によつて、その断面が台形状に成形されて
いる。そして、該リング12の内周面12Aは前
記拡管部11Dの傾斜角に対応する傾斜角をもつ
てテーパ状に形成されている。ここで、該リング
12は前記グリツプ部11Cの先端に拡管部11
Dを形成する前に、該グリツプ部11C上に嵌挿
され、拡管部11Dの形成後に、該拡管部11D
の基部に圧入嵌合されている。
さらに、13は該リング12および拡管部11
Dを取囲み、その開口端13Aが該リング12の
一端側端面12Bに当接するように被着されたグ
リツプエンド部材で、該グリツプエンド部材13
はアルミニウム合金製の板材から、第4図、第5
図に示すように予めカツプ状に成形され、その底
部には前記拡管部11Dの先端内周に嵌合する円
形の段部13Bが突設されている。このとき、該
グリツプエンド部材13の開口端13Aは前記拡
管部11Dの先端外周よりも大径に形成され、該
開口端13Aを介してグリツプエンド部材13は
拡管部11D上に挿通されるようになつている。
その後、該グリツプエンド部材13は開口端13
Aを介して拡管部11D上に挿通され、段部13
Bを拡管部11Dの先端内周に嵌合させた状態
で、開口端13A側をプレスまたはスピニング加
工により丸く絞ることによつて、拡管部11Dお
よびリング12を取囲むように被着される。この
とき、開口端13Aは縮径され、リング12の一
端側端面12Bへと軸方向に押付けられるように
なつており、これによつて、該グリツプエンド部
材13はリング12を介して拡管部11D上に位
置決めされている。
次に、このように構成されるアルミニウム製野
球バツトの製造工程について説明する。
まず、バツト本体11をテーパースエージング
等の方法によつて第7図に示す従来技術で用いた
バツト本体1と同様に成形し、該該バツト本体1
1のグリツプ部11C上にリング12を嵌挿して
おく。
そして、該シリンダ12の嵌挿後に、O−Oを
回転中心としてバツト本体11を回転させつつ、
グリツプ部11Cの先端内周に拡管工具を軸O−
Oに沿つて挿入押圧し、グリツプ部11Cの先端
に拡管部11Dを形成する。そして、該拡管部1
1Dの成形後に、グリツプ部11Cの先端側にリ
ング12をスライドさせ、該リング12を拡管部
11Dの基部に圧入嵌合させる。
次に、第4図、第5図に示す形状に予め成形し
たグリツプエンド部材13を開口端13Aを介し
て前記拡管部11Dの先端側から挿通し、段部1
3Bを拡管部11Dの先端内周に嵌合させる。そ
して、この状態で、該グリツプエンド部材13の
開口端13A側にプレスまたはスピニング加工を
施し、該開口端13A側を丸く絞ることにより、
開口端13Aを縮径させると共に該開口端13A
の周囲部分をリング12の一端側端面12Bへと
軸方向に押付けるようにする。このとき、該リン
グ12が拡管部11Dの基部に対してゆるむこと
のないようにグリツプエンド部材13の開口端1
3A側を確実に丸く絞り込むようにし、開口端1
3Aの周囲部分をリング12の一端側端面12B
へと軸方向に強く押付けるようにする。この結
果、グリツプエンド部材13は拡管部11Dおよ
びリング12を取囲むように被着され、拡管部1
1D上にリング12を取囲むように被着され、拡
管部11D上にリング12を介して確実に位置決
めされる。
かくして、本実施例によれば、グリツプ部11
Cの先端に拡管部11Dを形成し、該拡管部11
Dの基部にリング12を嵌着し、該拡管部11D
およびリング12を取囲むように被着したグリツ
プエンド部材13の開口端13A側をリング12
によつて位置決めすると共に、該グリツプエンド
部材13の段部13Bを拡管部11Dの先端内周
に嵌合させているから、グリツプエンド部材13
をグリツプ部11Cの先端側に強固に固定するこ
とができる。そして、本実施例では、溶接やねじ
等の手段を用いることなくグリツプエンド部材1
3をグリツプ部11C先端に固定できるので、材
料の強度を低下させる要因を排除でき、グリツプ
部11Cの折損事故等を確実に防止できる。ま
た、溶接継手方式のように熟練工を必要とせず、
生産性の向上化や製造コストの低減化等を図るこ
とができる。
第6図は本考案の第2の実施例を示し、本実施
例において、前述した第1図ないし第5図に示す
第1の実施例と同一の構成要素には同一の符号を
付し、その説明を省略するものとする。
然るに、本実施例の特徴は、グリツプエンド部
材13と拡管部11D、リング12との間に形成
される円環状空間21内にゴムまたは樹脂材料か
らなる充填材22を挿入したことにある。ここ
で、該充填材22は、第4図、第5図に示すグリ
ツプエンド部材13を開口端13Aを介して拡管
部11D上に挿通した後、該開口端13A側をプ
レスまたはスピニング加工で丸く絞る前に、開口
端13Aを介してグリツプエンド部材13と拡管
部11D、リング12との間に挿入され、その
後、開口端13A側を丸く絞つたときに、第6図
に示すように前記円環状空間21を充填材22に
よつて埋めるようになつている。
かくして、本実施例においても、前記第1の実
施例とほぼ同様の作用効果を得ることができる
が、特に本実施例では、円環状空間21内に充填
材22を挿入しているから、バツト打撃時にグリ
ツプエンド部材13に付加される衝撃を充填材2
2によつて吸収でき、該グリツプエンド部材13
が拡管部11Dに対してゆるむ等の問題をさらに
確実に解消できる。
〔考案の効果〕
以上詳述した通り、本考案によれば、バツト本
体のグリツプ部先端に漸次拡管するように拡管部
を設けると共に、該拡管部の基部に位置決め用の
リングを嵌着し、該リングおよび拡管部をグリツ
プエンド部材で取囲み、該グリツプエンド部材の
開口端をリングの一端側端面に当接させるように
したから、溶接やねじ等の手段を用いることなく
グリツプエンド部材をグリツプ部先端に強固に固
定でき、溶接やねじ切り等に基づく強度の低下を
防止でき、グリツプ部の折損事故等を確実になく
すことができる。また、生産性の向上化、製造コ
ストの低減化等の効果も奏することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本考案の第1の実施例を
示し、第1図は野球バツトの要部を示す縦断面
図、第2図は第1図中に示すリングの左側面図、
第3図は第2図に示すリングの断面図、第4図は
第1図中のグリツプエンド部材を組込む前の状態
で示す内側面図、第5図は第4図に示すグリツプ
エンド部材の断面図、第6図は本考案の第2の実
施例を示す縦断面図、第7図および第8図は従来
技術を示し、第7図は野球バツトの縦断面図、第
8図は第7図中の要部を示す断面図、第9図は他
の従来技術を示す第8図と同様の断面図である。 11……バツト本体、11C……グリツプ部、
11D……拡管部、12……リング、12B……
一端側端面、13……グリツプエンド部材、13
A……開口端、13B……段部、22……充填
材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 一端側が大径となつて閉塞され、他端側が小
    径のグリツプ部となつた筒状のバツト本体と、
    該バツト本体のグリツプ部先端に漸次拡管する
    ように設けられた拡管部と、該拡管部の基端に
    嵌着された位置決め用のリングと、該リングお
    よび拡管部を取囲み、その開口端が該リングの
    一端側端面に当接するように被着されたグリツ
    プエンド部材とから構成してなるアルミニウム
    製野球バツト。 (2) 前記グリツプエンド部材の底部には、前記拡
    管部の先端内周に嵌合する段部を形成してなる
    実用新案登録請求の範囲(1)項記載のアルミニウ
    ム製野球バツト。 (3) 前記位置決め用リングの内周面を、前記拡管
    部に対応するテーパ状に形成してなる実用新案
    登録請求の範囲(1)項記載のアルミニウム製野球
    バツト。 (4) 前記グリツプエンド部材内に形成される円環
    状空間にゴムまたは樹脂材料からなる充填材を
    挿入してなる実用新案登録請求の範囲(1)項記載
    のアルミニウム製野球バツト。
JP1985155066U 1985-10-09 1985-10-09 Expired JPH0349722Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985155066U JPH0349722Y2 (ja) 1985-10-09 1985-10-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985155066U JPH0349722Y2 (ja) 1985-10-09 1985-10-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6264570U JPS6264570U (ja) 1987-04-22
JPH0349722Y2 true JPH0349722Y2 (ja) 1991-10-23

Family

ID=31075431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985155066U Expired JPH0349722Y2 (ja) 1985-10-09 1985-10-09

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0349722Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6264570U (ja) 1987-04-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5961394A (en) Golf club
EP0370978B1 (en) Constant wall shaft with reinforced tip
JPH08117364A (ja) ゴルフクラブ
JP2002177417A (ja) ゴルフクラブ
JPH0349722Y2 (ja)
JP3163240B2 (ja) ヘッドとシャフトとの接合構造
JPH0666724U (ja) ゴルフ用クラブ
JP2000042146A (ja) ゴルフ用クラブ
JP2002065913A (ja) ゴルフクラブヘッド及びその製造方法
JP3804922B2 (ja) ボール栓用圧入・かしめ治具
JPH0557042A (ja) 金属バツトの製造方法
JP2639863B2 (ja) ゴルフ用ウッドクラブヘッド
JP2748857B2 (ja) ゴルフクラブ
JP3377438B2 (ja) ゴルフクラブヘッド
JP2605252B2 (ja) ゴルフのクラブヘッド
JP2591063Y2 (ja) ゴルフ用クラブ
JP2000140162A (ja) ゴルフクラブ
JP3029421U (ja) ゴルフクラブのヘッドとシャフトとの結合構造
JPS581339Y2 (ja) ヤキユウヨウバツト
JPH0614795Y2 (ja) キュー
JP2526765B2 (ja) ゴルフクラブヘッドの製造方法
JPH11114101A (ja) ゴルフクラブおよびその製造方法
JPS5810010Y2 (ja) 先端内部に空洞を設けたボルト
JPH0349720Y2 (ja)
JPH1024135A (ja) バット用金属製中空体およびその製造方法