JP3377438B2 - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

ゴルフクラブヘッド

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JP3377438B2
JP3377438B2 JP12559298A JP12559298A JP3377438B2 JP 3377438 B2 JP3377438 B2 JP 3377438B2 JP 12559298 A JP12559298 A JP 12559298A JP 12559298 A JP12559298 A JP 12559298A JP 3377438 B2 JP3377438 B2 JP 3377438B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフクラブヘッ
ドに関する。
【0002】
【従来の技術】図7及び図8は、従来のゴルフクラブヘ
ッドを示す。図7に於いて、ネック部材24はストレート
の円管状で、クラウン部材23の端部に形成された切欠き
部23a及びソール部材21の端部を、ネック部材24と溶接
により固着した後、溶接部Wの表面がクラウン部材23の
上面とネック部材24の上側円柱部とを滑らかに連続させ
る湾曲面27になるように研磨されている。図8は、ネッ
ク部材24が、クラウン部材23の切欠き部23aを埋めて位
置する(外端縁肉薄の)鍔部28を中間部に有し、この鍔
部28は、外側表面がクラウン部材23の上面とネック部材
24の上側円柱部とを滑らかに連続させる湾曲面に予めな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
図7に示したクラブヘッドでは、円管ストレート状のネ
ック部材24の外径が小さいため、溶接時に熱で歪みが生
じて、ネック部材24が曲ったり、シャフト挿入孔26が歪
みを生じてシャフト25が挿入困難となる等の問題を生じ
ていた。また、図8に示した従来のクラブヘッドでは、
ネック部材24は、鍔部28の最大径部でクラウン部材23の
切欠き部23aと溶接されるが、このとき、溶接部Wの溶
込み不足が生じ、強度的に問題が起きやすかった。
【0004】そこで、本発明は、溶接時に歪みが生じな
い、かつ、溶接部Wの溶込み不足が生じないネック部材
を有するゴルフクラブヘッドを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るゴルフクラブヘッドは、金属製中空
殻状のヘッド殻部のヒール側上端部位に隅肉溶接にて固
着されるネック部材は、上端に向かってしだいに縮径す
る上方縮径テーパ部を有し、かつ、該上方縮径テーパ部
の下端からは同一外径寸法の円柱部が形成され、該円柱
部が上記隅肉溶接を行う溶接部とされ、さらに、上記外
径寸法Dが、15mm≦D≦30mmである。また、上方縮径テ
ーパ部とシャフト軸心の成す角度をθとすると、10°≦
θ≦70°である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。
【0007】図1〜図4は本発明の実施の一形態を示
し、このゴルフクラブヘッドは、金属製のソール部材1
と、該ソール部材1に溶接されて上面を開口した容器形
状を形成するフェース部材2とを有し、さらに、これら
ソール部材1とフェース部材2によって形成される容器
形状の上面を覆って固着されるほぼ板状のクラウン部材
3を有する。ソール部材1、フェース部材2、及びクラ
ウン部材3は、相互接合位置を溶接することによって、
金属製中空殻状のヘッド殻部9を形成する。
【0008】4はネック部材であって、このネック部材
4は、下方の中空小径円筒部4a、中間部の中空大径円
筒部4b、及び上方の上方縮径テーパ部4cから成る。
なお、中空小径円筒部4a、中空大径円筒部4b、及び
上方縮径テーパ部4c夫々の中空部は、ひとつの円柱空
間(シャフト挿入孔6)を形成する。
【0009】言い換えると、ネック部材4は、上端に向
かってしだいに縮径する上方縮径テーパ部4cを有し、
かつ、このテーパ部4cの下端からは同一外径寸法Dの
円柱部14が形成されている。この円柱部14(中空大径円
筒部4b)が(後述の)溶接を行う溶接部とされる。こ
のネック部材4は、上記中空殻状のヘッド殻部9のヒー
ル側上端部位10に(隅肉)溶接によって固着される。そ
の溶接の順序は自由に選定できるが、一例として、図1
に於いては、ネック部材4の円柱部14の外周の一部を、
ソール部材1のヒール側上端内面にまず仮溶接し、次
に、フェース部材2とクラウン部材3を相互に仮溶接
し、かつネック部材4とクラウン部材3とを仮溶接し、
その後、全溶接部位を、本溶接する。
【0010】ところで、上記ネック部材4に於いて、上
方縮径テーパ部4cとシャフト軸心5の成す角度をθと
すると、10°≦θ≦70°とする。θが10°未満では、
(既述の図7のストレートの円筒状のネック部材24のよ
うな形状となって)溶接時にネック部材4が熱により歪
んでしまう。また、ネック部材4を、ソール部材1、フ
ェース部材2、及びクラウン部材3からなる金属製中空
殻状のヘッド殻部9に溶接した後、溶接部Wの表面がク
ラウン部材3の上面とネック部材4の上側円柱部とを滑
らかに連続させる湾曲面11になるように研磨するが、θ
が70°より大きいと、研磨量が多くなるので、研磨作業
に時間が掛かる(図4参照)。
【0011】また、ネック部材4の円柱部14(中空大径
円筒部4b)の径Dを、15mm≦D≦30mmに設定する。D
を15mm未満にすると、シャフト挿入孔6に近づきすぎ
て、ネック部材4の強度が低下する。また、Dを30mmよ
り大きくすると、クラウン部材3の切欠き部3a周辺の
熱容量に比べて、中空大径円筒部4bの熱容量が大きく
なりすぎて、溶接時、切欠き部3a側が加熱により変形
又は溶融による孔空きを発生してしまうとともに、中空
大径円筒部4bはほとんど金属が溶融せず、溶接が適切
に行われない。
【0012】図5は、本発明の第2の実施の形態を示
す。ネック部材4の中空小径円筒部4aの先端12が、ソ
ール部材1の底部1aに接している。(他の部分の詳細
は、第1の実施の形態と同様である。)これにより、ネ
ック部材4をヘッド殻部9のヒール側上端部位10と溶接
する前に、ネック部材4の中空小径円筒部4aの先端12
を底部1aと溶接して、位置決め及び傾斜角度設定を行
い、その後、ネック部材4とヒール側上端部位10とを容
易に溶接することができる。
【0013】また、図6は、本発明の第3の実施の形態
を示す。ネック部材4の中空小径円筒部4aと中空大径
円筒部4bとの段差部8がソール部材1及びクラウン部
材3に当接して溶接されている点で第1の実施の形態と
は相違している。この図6のようにすれば、溶接時の位
置決めが容易である。
【0014】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、種々の変形実施が可能である。例え
ば、ネック部材4のシャフト挿入孔6は貫通している場
合を示したが、必ずしも全長にわたらなくてもよい(即
ち盲孔状でもよい)。また、中空小径円筒部4aを有し
ないものであってもよい。また、ネック部材を含めた各
部材の材質は、好ましくはチタン及びチタン合金等であ
るが、他の材質でもよい。また、ヘッド殻部9を構成す
る各部材は、板金製部材の他に、鋳造部材や鍛造部材を
一部に(又は全体に)用いてもよい。また、ヘッド殻部
9が、ソール部材1とクラウン部材3が一体となった形
状の部材と、フェース部材2とから成ったり、ソール部
材1がふたつの部材から成るなど、他の様々な統合・分
割部材構成であってもよい。
【0015】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。
【0016】(請求項1によれば)ネック部材4の溶接
の際に、ヘッド殻部9を構成する各部材を(溶接すべき
付近で)合わせた相互の位置が少々ずれていたとして
も、ネック部材4とヘッド殻部9とを溶接することがで
きる。また、ネック部材4の円柱部14にてヘッド殻部9
と溶接するので、溶接部Wの長さが長くなり、結合強度
が大きくなる。また、ネック部材4の溶接部(円柱部1
4)の外径が大きいので、溶接時に熱で歪みが生じて、
ネック部材4が曲がったり、シャフト挿入孔6が歪みを
生じてシャフトが挿入困難となる等の問題を生じない。
また、ネック部材4とヘッド殻部9との溶接は隅肉溶接
であり、十分な肉盛りNができるので、溶接部Wの溶込
み不足が生じず、結合強度が大きい。
【0017】また、ネック部材4の強度が小さくなるこ
とがない。また、クラウン部材3の切欠き部3a周辺の
熱容量と円柱部14の熱容量の差がほとんどないので、溶
接時 、切欠き部側が加熱により変形や孔空きを生じてし
まうこともなく、しかも、円柱部14の金属がほとんど溶
融しないということもなく、溶接が適切に行われる。
【0018】(請求項2によれば)ネック部材4を歪め
ることなく、かつ、溶込み不足を生じることなく、溶接
を行うことができる。また、溶接部Wの研磨をするにあ
たって、研磨量が少ないので、研磨作業が容易かつ迅速
に行い得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴルフクラブヘッドの実施の一形態を
示す分解斜視図である。
【図2】ネック部材の断面図である。
【図3】研磨前の断面図である。
【図4】研磨後の断面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す断面図(研磨
前)である。
【図6】本発明の第3の実施の形態を示す断面図(研磨
前)である。
【図7】従来例を示す断面図である。
【図8】別の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
4 ネック部材 4c 上方縮径テーパ部 5 シャフト軸心 9 ヘッド殻部 10 ヒール側上端部位 14 円柱部 θ 角度 D 外径寸法

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製中空殻状のヘッド殻部9のヒール
    側上端部位10に隅肉溶接にて固着されるネック部材4
    は、上端に向かってしだいに縮径する上方縮径テーパ部
    4cを有し、かつ、該上方縮径テーパ部4cの下端から
    は同一外径寸法Dの円柱部14が形成され、該円柱部14が
    上記隅肉溶接を行う溶接部とされ、さらに、上記外径寸
    法Dが、15mm≦D≦30mmであることを特徴とするゴルフ
    クラブヘッド。
  2. 【請求項2】 上方縮径テーパ部4cとシャフト軸心5
    の成す角度をθとすると、10°≦θ≦70°である請求項
    1記載のゴルフクラブヘッド。
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