JP4112969B2 - ゴルフクラブヘッド - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゴルフクラブヘッドに関し、特に、複数の部材を、互いに対向する接合部を溶接することにより、接合して形成したゴルフクラブヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、互いに対向する接合部を溶接してゴルフクラブヘッドに形成する部材の多くは、それぞれの厚さおよび材質等が互いに異なる場合が多く、溶接の際の熱による不具合が生じ易い。
このような不具合の一つに、溶接の際の熱で溶接部がへこむことがある。この溶接部のへこみは溶接ビードで埋めることが可能であるとしても、その近傍まで変形が伝わる。
他の不具合として、溶接ビードの縁部に沿って「ひけ」が生じることである。このひけは、その上に溶接ビードを重ねることで、修復することが可能であるとしても、繰り返し熱負荷を与えることにより、部材の物性が変化する。
【0003】
このような不具合を解消するために、溶接する部位すなわち互いに隣接する周縁部に沿って、その周縁部を肉厚に形成し、この肉厚の周縁部同士を溶接することで、溶接のひけによる割れを防止するものがある(例えば特許文献1参照)。
【0004】
また、溶接する部材の周縁部に凸部を形成し、レーザ溶接時にこの凸部を溶融させ、溶接個所に生じるひけを凸部の溶融金属で埋めるものがある(例えば特許文献2参照)。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−312034
【0006】
【特許文献2】
特開2001−246030(第5頁、図10)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、溶接する部材の周縁部を肉厚に形成する場合には、この周縁部の熱容量が大きくなり、溶接しようとする部材と溶接ビードとの結合が不十分となる虞がある。一方、過度に加熱すると、部材の物性が変化し、所望の特性が得られなくなったり、溶接位置の近傍にひけや割れが生じる虞がある。
【0008】
また、部材の周縁部に形成した凸部を溶融することで、溶接個所に生じるひけを埋めるものにあっては、ヘッド本体の肉厚の厚いフェース取付部に、薄いフェース部材を溶接する場合、厚肉のヘッド本体側に突出部を形成するため、ヘッド本体にひけ等が形成されるのは防止できるものの、薄肉のフェース部材には、溶融熱の影響が大きく作用するため、フェース部材に所要の物性を確保することができなくなる。
【0009】
本発明は、このような事情に基づいてなされたもので、溶接するときに、溶接位置近傍に溶接熱が与える影響を可能な限り抑制し、所要の物性あるいは形状を確実に得ることができるゴルフクラブヘッドを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明のゴルフクラブヘッドは、複数の部材を、互いに対向する接合部を溶接することにより、接合して形成されるゴルフクラブヘッドであって、互いに接合される前記部材のうち肉厚の薄い一方の部材に、この一方の部材の接合部に隣接した位置でこの一方の部材のベース部の外面よりも盛上げられ、互いに対向する接合部に形成される溶接ビードの縁部の移動を防止する厚肉部を形成し、互いに対向配置された各部材の接合部に形成される溶接ビードと前記厚肉部とを、各部材のベース部の外面に揃えて研削して形成したことを特徴とする。
【0011】
前記厚肉部は、接合部から離間する方向にしたがって肉厚が減少するものであってもよく、ベース部の外面に対して接合部側が急斜面に形成され、反対側が緩傾斜面に形成されてもよい。
また、前記一方の部材が接合される相手方の部材は、フェース部を形成するフェース部材であることが好ましい。
【0012】
図1から図5は、本発明の好ましい実施形態によるクラブヘッド10を示す。本実施形態のクラブヘッド10は、鋼材あるいはチタン材等の金属材から鋳造あるいは鍛造により中空構造に形成されたヘッド本体12と、ボールを打球するフェース部14を形成する板状のフェース部材14Aとを備える。このクラブヘッド10は、バック部16を後方に突出させた中空の外殻構造を持つ金属製中空ウッドヘッドとして形成されている。これに代え、クラブヘッド10は中実構造に形成してもよい。
【0013】
このヘッド本体12は、ヒール18側のクラウン部20からシャフト止着部22を突出させた構造を備えている。このシャフト止着部22は、ヒール18方向にわずかに傾斜した筒状部で形成されており、このシャフト止着部22に、図1に示すステンレス等の金属あるいは繊維強化樹脂で形成したシャフト8の先端を挿入して接着することにより、シャフト8をクラブヘッド10に止着することができる。このシャフト止着部22のクラウン部20からの突出長さは、適宜に調整することができ、図示のようにクラウン部20から僅かに突出させた構造に限らず、これと同一面に形成し、あるいは、凹設させることも可能である。
【0014】
本実施形態のヘッド本体12は、そのヒール部18側およびトウ部24側の中間部で、フェース部14の略中央部に開口26を形成してあり、この開口26は、クラウン部20およびソール部28に近接する部位まで延在する。この開口26には、例えば4つの爪部30がヘッド本体12から突出しており、後述する溶接の際に、打球面を形成するフェース部材14Aの裏面を支える。本実施形態のフェース部材14Aは、このクラブヘッド10を形成する他の部材すなわち本実施形態ではヘッド本体12を形成するベース部12Aよりも厚肉でその全体がほぼ同じ厚さに形成され、開口26に対応してトウ・ヒール方向に湾曲し、クラウン・ソール方向にも僅かに湾曲した断面形状を有する。
【0015】
このフェース部材14Aは、開口26とほぼ同形状あるいはこれよりも僅かに小さい形状に形成してある。このフェース部材14Aを開口26に嵌め込み、爪部30で支えたときに、周部に沿って形成される端面を、開口26の内周部に沿って形成される端面との間に略V字状の開先を形成してもよい(図6)。また、フェース部14を形成する外面部は、周部に沿ってヘッド本体12のフェース部14よりもその厚さ分だけ突出し、したがってフェース部材14Aとヘッド本体12との間に極僅かな段部が形成される。このフェース部材14Aの外周部と、ヘッド本体12の開口26を囲む周部とが、互いに溶接される接合部を形成する。このフェース部材14Aは、例えばチタン等の高反発性の材料を鍛造することで形成することが好ましい。
【0016】
なお、開口26は、クラウン部20およびソール部28まで延設し、フェース部材14Aもこれに合わせてクラウン部20側およびソール部28側でバック部16側に折曲げた状態に形成することも可能である。この場合には、フェース部材14Aはクラウン・ソール方向の断面で見たときに、コ字状の断面形状を形成する。
【0017】
図3から図5に示すように、本実施形態では、ヘッド本体12の開口26の周部に臨みかつこの開口26の周部端面から僅かに離隔した近傍位置に、このヘッド本体12のベース部12Aの外面から盛上った厚肉部32が延設されている。このベース部12Aとは、厚肉部32を除き、開口26の周部に沿ってヘッド本体12を形成する部分をいう。したがって、このベース部12Aには、開口26の周部に沿う接合部も含まれ、この接合部は、開口26を区画する端面と厚肉部32との間の部分で形成されており、換言すると、厚肉部32は接合部に隣接した位置すなわち近傍位置に形成される。
【0018】
このベース部12Aの外面から盛上った厚肉部32は、ベース部12Aの熱容量を増大する。したがって、接合部である開口26の周部とフェース部材14Aの周部とを溶接に十分に必要な温度まで加熱した際に、肉厚の薄いヘッド本体12側では、この厚肉部32が広範囲にわたる熱の伝達を阻止する。更に、溶接ビードの縁部に沿うひけが形成される場合には、このひけが厚肉部32に形成され、ベース部12Aにまで変形が及ぶのを阻止する。
【0019】
本実施形態では、この厚肉部32は、クラウン部20側およびソール部28側で開口26の端面から比較的短い距離に配置され、ヒール部18側およびトウ部24側で、比較的長い距離に配置されている。換言すると、ヘッド本体12の接合部の幅は、フェース部14のクラウン部20側およびソール部28側で狭く、ヒール部18側およびトウ部24側で広く形成してある。適宜の幅に選択形成してもよい。
【0020】
図6の(A)にヘッド本体12のトウ部24側を拡大して示すように、フェース部材14Aが略1.5〜3.5mmの厚さt1を有するのに対し、ヘッド本体12のベース部12Aは、これよりも薄い0.8〜2mmの厚さt2を有し、クラブヘッド10の軽量化とフェース部14の強度向上との双方の要件を満足する構造に形成してある。そして、厚肉部32は、開口26を形成する端面から略1〜10mmの距離w1だけ離隔させてこの開口26の周部に延設してある。したがって、接合部もこの距離w1と同じ幅で開口26の周部に配置される。このw1を1〜10mmとしたのは、小さすぎると溶接部端面の熱容量が大きくなり、過度の加熱を要し、物性に影響する。逆に、大きすぎるとビード幅より離れ、ひけを生じるためである。このため、w1の大きさは1〜4mmが好ましい。
【0021】
この厚肉部32は、ベース部12Aの外面から1〜3mmの高さhを有し、接合部に隣接して2〜5mmの幅w2を形成する。この高さhを1〜3mmの範囲に形成するのは、低すぎると溶接ビードが厚肉部を越えてしまう恐れがあり、高すぎると研磨量が多くなるためであり、幅w2を2〜5mmの範囲に形成するのは溶接ビードが厚肉部を越えても、薄肉部に達するのを防ぐためである。そして、この厚肉部32は、開口26側をベース部12Aの外面に対して急傾斜面に形成し、反対側はこれよりも滑らかな緩傾斜面に形成してある。このように開口26側すなわち接合部側を急傾斜面に形成するのは、溶接ビードがなじみやすく、溶接部に厚肉部を近づけるためである。また、反対側を緩傾斜面に形成することにより、厚肉部32の外側に位置するベース部12Aの外面と、ベース部材14Aの外面とを結ぶ研磨ライン34に沿って溶接ビードBおよび厚肉部32を切削したときに、この厚肉部32とベース部12Aの外面との間に段部が形成されるのを防止し、これにより、フェース部14の外面を滑らかな曲面状に形成することができる。図6の(B)は、このように研磨した後の溶接ビードbと厚肉部32とを示す。
【0022】
このように厚肉部32を形成したヘッド本体12にフェース部材14Aをマグ溶接あるいはティグ溶接により溶接する場合は、図6の(A)に示す矢印36の方向に沿って図示しない溶接トーチを配置し、シールドガスおよび溶接熱を厚肉部32の急傾斜面に当て、フェース部材14Aにはなるべく当らないようにする。そして、図示しない溶加材を溶かしつつフェース部材14Aの外周部とヘッド本体12の厚肉部32の内周部とにそれぞれ形成される接合部に沿って溶接し、溶接ビードBを形成する。この溶接ビードBは、フェース部材14Aの外周部に形成される接合部と、開口部26の周縁部に形成される接合部と、厚肉部32の急傾斜面とにわたって形成される。また、溶加材を使用するプラズマ溶接で溶接しても良い。
【0023】
このとき、厚肉部32はこれに隣接する接合部の熱容量を増大すると共に、溶接ビードBの縁部がこの厚肉部32を超えて移動するのを防止する。これにより、厚肉部32の外側のベース部12Aが溶接時の熱により変形し、あるいは物性を変化させるのが防止される。また、溶接ビードBの縁部に沿うひけが形成される場合には、この厚肉部32に形成されるため、ベース部12Aにひけが形成されることもない。
【0024】
このように接合部の全体を溶接した後、この溶接ビードBおよび厚肉部32を、研磨ライン34に沿って研磨し、図6の(B)に示すように、滑らかな曲面状に形成する。この厚肉部32にひけが形成される場合には、厚肉部32と共に削り落とされ、ベース部12Aまで損傷することはない。また、厚肉部32の外側が緩傾斜面として形成されているため、厚肉部32の一部が残っていても、フェース部14に段部が形成されることもない。更に、フェース部材14Aが、爪部30により、支持ヘッド本体12のベース部12Aよりも突出した状態で保持されるため、研磨する際に、フェース部材14Aをほとんど研磨する必要がなく、このフェース部材14Aの特性あるいは物性に影響を与えることも少なくてすむ。
【0025】
したがって、上述の実施形態によるクラブヘッド10は、ヘッド本体12とフェース部材14Aとを溶接により接合する接合部の近傍で、溶接熱が与える影響が可能な限り抑制され、ヘッド本体12のベース部12Aおよびフェース部材14Aが必要とする所要の物性あるいは形状を確実に得ることができる。
【0026】
なお、図7は、特許請求の範囲に記載の発明に含まれない開示例であり、厚肉部32をベース部12Aの内面側に形成してある。
図6に示す厚肉部32は、薄肉構造のヘッド本体12だけでなく、厚肉構造のフェース部材14Aにも形成してもよい。この場合には、フェース面側の変形をさらに防止し、研磨量の低減、形状を安定させることができるといった利点がある。
【0027】
図8から図10に示すクラブヘッド10Aは特許請求の範囲に含まれない開示例であり、上述の実施形態におけるクラブヘッド10と同様な部位には同様な符号を付してある。
【0028】
このクラブヘッド10Aはレーザビーム溶接に適した構造を備える。このレーザビーム溶接は溶加材を用いることなく、互いに接合する部材を直接溶融して結合するため、溶加材で制限されることなく、様々の異種材料間の溶接が可能なものである。又、溶加材を使用しないプラズマ溶接でも可能である。
【0029】
このクラブヘッド10Aのヘッド本体12には、フェース部材14Aを支える爪部が設けておらず、ヘッド本体12のソール部28に形成した図示しない開口部から支持部材38を内部に挿入し、レーザ溶接する際に、この支持部材38でフェース部材14Aを支えるようになっている。これに代え、上述と同様な爪部を形成して支えても良い。
【0030】
この支持部材38で支えられるフェース部材14Aは、ヘッド本体12の開口26とほぼ同形状に形成してある。このフェース部材14Aを開口26に嵌め込み、支持部材38で支えたときに、周部に沿って形成される端面を、開口26の内周部に沿って形成される端面との密な間隔で対向させて配置される。
【0031】
また、ヘッド本体12は、開口26の内周面に沿って略断面矩形状に形成した突出部36をベース部12Aの外面から突出させてある。この突出部36は、開口26の内周面の延長部で形成される内側面を有し、この内側面から1〜3mmの幅W3を有し、ベース部12Aの外面から1〜3mmの突出高さhを形成する。この幅w3および高さhを1〜3mmの範囲に形成するのは、少ないと、ひけを埋めることができず、多いと、溶融金属過多となり、ビード状の盛上りが生じるためである。更に、この突出部36は、フェース部材14Aの外面よりも更に突出することが好ましい。このフェース部材14Aの外面からの突出量は0.5〜3mm程度が好ましい。これはフェース面の研磨量の管理とフェース面の湾曲形状の安定のためである。
【0032】
このフェース部材14Aをヘッド本体12の開口26に嵌め込んで溶接する場合は、図10の(B)に矢印40で示すように、フェース部材14Aと開口26の内周面との間の境界面あるいは接合面の真上側から、好ましくはこの境界面よりも僅かに突出部36側に偏倚した位置からレーザビームを照射することが好ましい。これにより、フェース部材14Aに作用する熱を極力少なくすることができる。
【0033】
図10の(B)は、このようにフェース部材14Aとヘッド本体12とにレーザビームを照射することで溶接した状態を示す。突出部36が溶融し、ベース部12Aとフェース部材14Aとの肉厚差による段差を解消する。これにより、フェース部14が全体として滑らかな曲面を形成する。溶接が完了した後、支持部材38をヘッド本体12から取外し、ヘッド本体12を完成することができる。
【0034】
図11は、変形例による突出部36Aを示す。
この突出部36Aは、上述の突出部36とほぼ同様であるが。開口26と反対側に滑らかな傾斜面を形成してある。この傾斜面は、開口26の内周面から1〜10mm程度まで形成することが好ましい。このような形状を有する突出部36Aは、研磨ライン34まで研磨する際、フェース部14の形状調整が容易となる。これは、段部が形成されるのを防止し、外面を滑らかに形成し易くするためである。
【0035】
なお、上述の実施形態では、フェース部材14Aをヘッド本体12に溶接する実施形態について説明したが、これに限らず、クラウン部20あるいはソール部28に適用することも可能なことは明らかである。また、上述のような中空構造のクラブヘッド10に限らず、アイアンクラブのヘッドにも適用可能なことは明らかである。
【0036】
【発明の効果】
以上明らかなように、本発明によると、肉厚の薄い一方の部材の接合部に隣接した位置でこの一方の部材のベース部の外面よりも盛上げられて形成された厚肉部が、熱容量を増大すると共に接合部に形成される溶接ビードの縁部の移動を防止し、接合部を溶接するときに、この接合部に隣接して位置する厚肉部が広範囲にわたる熱の伝達を阻止して溶接位置近傍に溶接熱が与える影響を可能な限り抑制し、更に、溶接ビードの縁部に沿うひけがベース部にまで及ぶのを阻止し、溶接ビード及び厚肉部を研磨した後のベース部に所要の物性あるいは形状を確実に得ることができるゴルフクラブヘッドを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施形態によるクラブヘッドを有するゴルフクラブの全体を示す図。
【図2】図1のクラブヘッドの断面図。
【図3】図1のクラブヘッドをヘッド本体とフェース部材とに分解した状態の説明図。
【図4】図1のクラブヘッドからフェース部材を取外した状態の説明図。
【図5】図3のV−V線に沿う断面図。
【図6】ヘッド本体とフェース部材との溶接部を示し、(A)は研磨前の状体の拡大図、(B)は研磨後の拡大図。
【図7】 開示例によるヘッド本体とフェース部材との溶接部を示す図。
【図8】 他の開示例によるヘッド本体の説明図。
【図9】図8のヘッド本体とフェース部材とを示す図5と同様な説明図。
【図10】図8のヘッド本体とフェース部材との溶接部を示す図6と同様な拡大図。
【図11】変形例によるヘッド本体とフェース部材との溶接部を示す拡大断面図。
【符号の説明】
10…クラブヘッド、12…ヘッド本体、12A…ベース部、14A…フェース部材、32…厚肉部。
Claims (4)
- 複数の部材を、互いに対向する接合部を溶接することにより、接合して形成されるゴルフクラブヘッドであって、互いに接合される前記部材のうち肉厚の薄い一方の部材に、この一方の部材の接合部に隣接した位置でこの一方の部材のベース部の外面よりも盛上げられ、互いに対向する接合部に形成される溶接ビードの縁部の移動を防止する厚肉部を形成し、互いに対向配置された各部材の接合部に形成される溶接ビードと前記厚肉部とを、各部材のベース部の外面に揃えて研削して形成したことを特徴とするゴルフクラブヘッド。
- 前記厚肉部は、接合部から離間する方向にしたがって肉厚が減少することを特徴とする請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記厚肉部は、ベース部の外面に対して接合部側が急斜面に形成され、反対側が緩傾斜面に形成される請求項1又は2に記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記一方の部材が接合される相手方の部材は、フェース部を形成するフェース部材であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載のゴルフクラブヘッド。
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