JPH0349665Y2 - - Google Patents

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JPH0349665Y2
JPH0349665Y2 JP1989067441U JP6744189U JPH0349665Y2 JP H0349665 Y2 JPH0349665 Y2 JP H0349665Y2 JP 1989067441 U JP1989067441 U JP 1989067441U JP 6744189 U JP6744189 U JP 6744189U JP H0349665 Y2 JPH0349665 Y2 JP H0349665Y2
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tray
protrusion
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JP1989067441U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、主として学校の家庭科で使用する裁
縫箱、すなわち中皿を有する裁縫箱の改良に関す
る。
(従来の技術) 従来における裁縫箱として、上方が開口された
本体と、この本体の開口部に着脱自在に装着され
る中皿と、閉蓋用の蓋体とからなるものが知られ
ている。
この種の裁縫箱に備えられる中皿は、例えばハ
サミや針箱等の裁縫具を収納しておくために使用
されるものであるが、従来においては、上記本体
の開口部に当該中皿の下部を嵌合させることによ
つて装着されるように構成されている。
(考案が解決しようとする課題) 然るに、上記のような従来の裁縫箱の構成によ
ると、本体内の中皿の下方に収納されているもの
を取り出す際に該中皿を本体開口部からその都度
取り外さなければならないが、裁縫作業を行つて
いる最中に、上記のような動作を一々行うことは
極めて面倒且つ煩わしいものである。
このような煩わしさを避けるためには、裁縫作
業を始める前に、本体内の下部に収められている
ものを取り出し易いように予め中皿を取り外して
本体の横に並べた状態で使用すればよいが、この
ようにした場合、机上等の作業スペースが中皿に
よつて占有される分だけ狭くなるため作業が行い
難くなるという問題が生じる。
尚、従来においては、例えば実公昭63−16391
号公報に記載されているように引き出しを備えた
裁縫箱も存在するが、この種のものは、本考案が
対象としている中皿付き裁縫箱とは構造が著しく
相違するため、上記のような問題を解決する場合
の参考とはならない。
本考案は、中皿を備えた従来の裁縫箱における
上記のような問題に対処するもので、本体から中
皿を一々取り外さなくても(つまり本体に中皿を
装着したままの状態で)本体内のものを取り出す
ことができる裁縫箱を提供し、更にそのような裁
縫箱において、中皿が所定位置にある時に該中皿
内の物を視認し易くなるようにすることを目的と
する。
(課題を解決するための手段) 上記目的達成のため、本考案は、上方が開口さ
れた本体と、この本体の開口部に着脱自在に装着
される中皿とを有する裁縫箱において、次のよう
に構成したことを特徴とする。
即ち、中皿を装着した状態で該中皿を一方向に
スライドさせ得るように、本体の一側面の上端位
置を中皿の下端位置よりも低位置に設定して、そ
の本体一側面に隣接する本体両側面の内面側に中
皿の装着位置に対応させて突起部を設ける一方、
これに対向する中皿の外側面には上記突起部に係
合するスライド溝を該中皿のスライド方向に形成
する。そして、中皿を当初の装着位置から所定位
置までスライドさせた時に上記スライド溝の一端
面に係合状態で当接して該中皿のスライド位置を
規制するストツパー部を上記本体一側面に突設す
る。
この場合において、スライド溝の上端面側に
は、スライド溝の一端面がストツパー部に当接し
た際に本体の突起部に乗り上げることによつて中
皿の一端側が他端側よりも所定量だけ低位置とな
るように該中皿を全体的に傾斜させる膨出部を形
成しておく。
(作用) 上記の裁縫箱においては、本体の一側面の上端
位置が中皿の下端位置よりも低位置に設定されて
いると共に、中皿の外側面にスライド方向に形成
されたスライド溝が上記本体一側面に隣接する本
体両側面の内面側における突起部に係合されてい
るから、中皿をスライド方向に操作することによ
つて上記係合状態で容易にスライドさせることが
できる。
そして、このようにして中皿をスライドさせて
いくと、所定位置で上記スライド溝の一端面が本
体側におけるストツパー部に当接することによ
り、それ以上はスライドさせることができない状
態になると共に、その中皿のスライド量に応じた
量だけ本体の開口部が露出することになる。この
場合、上記突起部と共にストツパー部も中皿のス
ライド溝に対して係合した状態となつているの
で、上記スライド後の位置において中皿が本体か
ら離脱ないし脱落することはない。
このように、本考案の裁縫箱によれば、本体の
開口部に装着された中皿を一方向にスライドさせ
ることができるから、本体から中皿を一々取り外
さなくても(つまり本体に中皿を装着したままの
状態で)本体内のものを取り出すことができるよ
うになる。
更に、上記構成の裁縫箱によると、スライド溝
の上端面側の所定位置に膨出部が形成されている
から、スライド溝の一端面がストツパー部に当接
した際に本体の突起部に乗り上げることによつて
中皿の一端側が他端側よりも所定量だけ低位置と
なるように該中皿が全体的に傾斜する。これによ
り、中皿内に収められている物が見易くなり、そ
の分だけ使い勝手が向上されることになる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を説明する。
第1図に示すように、この実施例に係る裁縫箱
1はプラスチツク製であつて、上方が開口された
本体10と、この本体10の開口部(第2図に符
号11で示す)に着脱自在に装着される中皿20
と、これらの上方から装着される蓋30とで構成
されている。
このうち本体10は、その一側面12側の上部
が所定量だけ切り欠かれていることにより、中皿
20が装着されている状態(第1図の状態)で上
記一側面12の上端12aが中皿20の下端20
aよりも低位置にあるように構成されている。
また、中皿20は、その高さが方向の略中間位
置に段付き部21を有し、該段付き部21の下方
に位置する中皿下半部22が本体10の開口部1
1に着脱自在に嵌合し得る大きさ及び形状とされ
て、段付き部21の上方にある中皿上半部23よ
りも所定量だけ寸法的に小さい構成とされてい
る。そして、中皿下半部22を本体10の開口部
11に嵌合させた時に、上記段付き部21が本体
開口部11の口縁部11aに受止されることによ
り、中皿20が本体10に対して着脱自在に装着
されるようになつている。
更に、この裁縫箱1においては、本考案の特徴
として、賃1図及び第2図に示すように、本体1
0の上記一側面12に隣接する両側面13,13
の内面側に各々対向させて一対の突起部14,1
4及びストツパー部15,15が夫々設けられて
いる。このうち突起部14,14は、水平方向に
おいてストツパー部15,15よりも相対的に上
記一側面12に近い位置にあり、また高さ方向に
おいてストツパー部15,15よりも僅かに高位
置に配置されている。
一方、中皿20の下半部22には、第3図及び
第4図にも示すように、上記本体10の両側面1
3,13に対応する両外側面にその長手方向に延
びるスライド溝25,25が夫々形成されて本体
10における突起部14,14及びストツパー部
15,15に係合可能とされている。これらの各
スライド溝25は、夫々、一端25a側が下方に
向けて開放された開放端部25bとされ、且つ他
端が閉塞端25cとされている。
そして、本体10の開口部11に中皿20の下
半部22を嵌合させた時に、本体10側の各突起
部14及びストツパー部15が上記各開放端部2
5bに対応位置して第1図に示す中皿装着状態と
なると共に、更にその状態から中皿20を同図の
矢印A方向に操作した時に、中皿20がスライド
溝25を介して突起部14及びストツパー部15
に案内されながら上記矢印A方向にスライドし、
最終的には第5図に示すようにスライド溝25の
閉塞端25cが本体10におけるストツパー部1
5に当接することによつて、その当接位置で中皿
20が保持されるようになつている。
更に上記の構成に加えて、各スライド溝25の
上端面側には、下方に向けて凸状の第1膨出部2
5d及び第2膨出部25eが夫々設けられてい
る。このうち第1膨出部25dは、本体10に中
皿20を装着した際に該中皿が所定位置に納まる
ように位置決めするためのもので、中皿装着時に
当該膨出部25dと上記スライド溝一端25aと
の間に本体10の突起部14が係合するようにな
つている。また、第2膨出部25eは、スライド
溝25の閉塞端25cがストツパー部15に当接
した際に上記突起部14に乗り上げることによつ
て、第5図に示すように中皿20の一端側が他端
側よりも所定量だけ低位置となる状態に該中皿2
0を全体的に傾斜させるようになつている。
このような構成を有する裁縫箱1は、蓋体30
を取り外した状態で使用されるが、その場合、本
体10の開口部11に装着された中皿20は第5
図の鎖線で示す位置にあつて開口部11を閉鎖し
ている。従つて、この状態のままでは、本体10
内の物を取り出すことができない。
しかし、上記の構成によれば、本体10の一側
面12の上端12aが中皿20の下端20aより
も低位置にあり、且つ中皿20の外側面24,2
4にスライド溝25,25が形成されて本体10
の所定の内面側における突起部14,14に矢印
A方向にスライド可能に係合されているから、中
皿20を同矢印A方向に操作してスライドさせる
ことができる。
そして、このようにして中皿20をスライドさ
せていくと、所定位置で各スライド溝25におけ
る閉塞端26cが本体10における各ストツパー
部15に当接して、それ以上は中皿20を矢印A
方向にスライドさせることができない状態つまり
第5図の実線で示す状態となつて、本体10の開
口部11が中皿20のスライド量分だけ開放され
るので、その箇所から本体10内の物を取り出す
ことができる。尚、この場合、中皿20における
各スライド溝25は本体10の突起部14のみな
らずストツパー部15にも夫々係合しているか
ら、上記スライド後の位置において中皿20が本
体10から離脱ないし脱落することはない。
しかも、上記の場合において、各スライド溝2
5の上端面側に夫々形成されている第2膨出部2
5eが本体10の各突起部14に乗り上げること
によつて、第5図に示すように中皿20の一端側
が他端側よりも所定量だけ低位置となる状態に中
皿20が傾斜するため、該中皿20内に収められ
ている物が見易くなり、その分だけ使い勝手が向
上されることになる。
このように、本考案の裁縫箱によれば、本体1
0の開口部11に装着された中皿20を一方向に
スライドさせるだけで、本体10内のものを取り
出すことができ、しかもスライド後の位置では中
皿20が所定方向に傾斜することによつて作業者
が中皿20内の物を容易に視認することができる
ようになるから、その分だけ使い勝手が向上され
ることになる。
尚、上記の実施例においては、本体10のスト
ツパー部15が中皿20のスライド溝25の閉塞
端25cに当接した際にスライド溝上面側の第2
膨出部25eが本体10の突起部14に乗り上げ
るようにした構成と、本体10の突出部14を上
記ストツパー部15よりも所定量だけ高位置に配
置した構成とにより、スライド後の位置において
中皿20を所定方向に傾斜させるようにしたが、
このうちの何れか一方の構成だけでも中皿20を
傾斜させることが可能である。
(考案の効果) 以上のように本考案の裁縫箱によれば、本体の
開口部に装着された中皿を一方向にスライドさせ
ることができるから、本体から中皿を一々取り外
さなくても(つまり本体に中皿を装着したままの
状態で)本体内のものを取り出すことができるよ
うになる。
更に、スライド溝の上端面側の所定位置に膨出
部が形成されているから、スライド溝の一端面が
ストツパー部に当接した際には、その膨出部が本
体の突起部に乗り上げることによつて中皿の一端
側が他端側よりも所定量だけ低位置となるように
該中皿が全体的に傾斜する。これにより、中皿内
に収められている物が見易くなり、その分だけ使
い勝手が向上させることになる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
該実施例に係る裁縫箱の一部破断正面図、第2図
は本体を単体で示す一部省略平面図、第3図は中
皿の単体正面図、第4図は第3図−線で切断
した縦断面図、第5図は本体に装着された中皿を
所定位置までスライドさせた状態を示す正面図で
ある。 1……裁縫箱、10……本体、11……本体の
開口部、12……本体の一側面、13……本体両
側面、14……突起部、15……ストツパー部、
20……中皿、20a……中皿の下端、24……
中皿の外側面、25……スライド溝、25c……
スライド溝の一端(閉塞端)、25e……膨出部
(第2膨出部)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上方が開口された本体と、この本体の開口部に
    着脱自在に装着される中皿とを有する裁縫箱にお
    いて、中皿を装着した状態で該中皿を一方向にス
    ライドさせ得るように、本体の一側面の上端位置
    を中皿の下端位置よりも低位置に設定して、その
    本体一側面に隣接する本体両側面の内面側に中皿
    の装着位置に対応させて突起部を設ける一方、こ
    れに対向する中皿の外側面には上記突起部に係合
    するスライド溝を該中皿のスライド方向に形成
    し、且つ中皿を当初の装着位置から所定位置まで
    スライドさせた時に上記スライド溝の一端面に係
    合状態で当接して該中皿のスライド位置を規制す
    るストツパー部を上記本体一側面に突設すると共
    に、スライド溝の上端面側には、該溝の一端面が
    ストツパー部に当接した際に本体の突起部に乗り
    上げることによつて中皿の一端側が他端側よりも
    所定量だけ低位置となるように該中皿を全体的に
    傾斜させる膨出部を形成したことを特徴とする裁
    縫箱。
JP1989067441U 1989-06-09 1989-06-09 Expired JPH0349665Y2 (ja)

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JP1989067441U JPH0349665Y2 (ja) 1989-06-09 1989-06-09

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JPH037379U JPH037379U (ja) 1991-01-24
JPH0349665Y2 true JPH0349665Y2 (ja) 1991-10-23

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6316391U (ja) * 1986-07-15 1988-02-03

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6316391U (ja) * 1986-07-15 1988-02-03

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JPH037379U (ja) 1991-01-24

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