JPH0349551A - 直流機の固定子 - Google Patents

直流機の固定子

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JPH0349551A
JPH0349551A JP18034589A JP18034589A JPH0349551A JP H0349551 A JPH0349551 A JP H0349551A JP 18034589 A JP18034589 A JP 18034589A JP 18034589 A JP18034589 A JP 18034589A JP H0349551 A JPH0349551 A JP H0349551A
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Haruo Oharagi
春雄 小原木
Kazuo Tawara
田原 和雄
Tetsuo Eto
江藤 哲生
Nobutaka Suzuki
信孝 鈴木
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Hitachi Setsubi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は直流機に係り、特に、圧延機などに使用される
大形直流電動機の整流特性を改善するための固定子の構
造に関する。
〔従来の技術〕
直流機には古くから回転速度の増加に対して無火花帯位
置が減磁側へ移動する無火花帯の移動現象があり、この
対策として、回転速度に対して補極分路電流を調整する
方式や、別電源を用いて補極磁束を調整する方式等が用
いられている。しかし、これらの方式は直流機本体以外
に整流補償技置を付加する必要があるため、高価となる
。そこで、直流磯本体の内部構造をわずかに改造するだ
けで対策し得るものとして特開昭62 − 71463
号公報に示すものが提案されている。
この方式を第5図及び第6図に基づいて説明する。
第5図は直.A機の要部展開図である。継鉄上の内周に
は界磁極2と補極3とが設けられている。
界磁極2は界磁鉄心4と磁極片4Aおよび界磁巻vA5
とで形成され、固定子内部で回転する電曲子6の電機子
巻線7に主磁束を与える役目をし、補極3は補極鉄心8
と補極巻線9とから形或され、電機子巻線7を流れる電
流が反転する整流現亀峙に整流起電力を発生させるため
の補園磁束を与える役目をしている。また、界磁極2と
r1li極3との間には補極鉄心8の電機子6側の近傍
の01q面と磁極片4Aの側面とを短絡する短絡鉄心t
o(1.OA,?0B)が設けられている。このような
構戊の直流機における低速運転時、および、高速運転時
の動作を第6図(イ),(口)に示す。これらの図にお
いて、φHP(φHP■,φMP2)は主磁束、φ+p
(φIPI〜φIP3)は補極磁束,φI^(φIAI
 ,φ■^2)は整流補償用補極磁束である。同図(イ
)の低速運転時では強め界磁であるため、主磁束φMP
I が大となり、界磁鉄心4と継鉄1との磁束密度が高
く,磁気的に飽和した状態となるので、短絡鉄心↓OB
を通して漏れる漏洩補極磁束はφIPIのみとなり,残
りのφ!P2,φIP3は電機子側6へ入射して整流起
電力を発生するための整流補償用補極磁束φ■^1とな
る。また、同図(口)の高速運転時では弱め界磁である
から主磁束φMpzが小となり、界磁鉄心4と継鉄工と
の磁束密度が低く、磁気的に飽和していない状態となる
ので、短絡鉄心10Bを介して補極磁束φIPが界磁鉄
心4へ漏れ易くなり、補極磁束φIPI ,φIP2が
界磁鉄心4への漏洩補極磁束となり、補極磁束φIP3
が電機子6へ入射して整流補償用補極磁束φI^2とな
る。このように、電機子6へ入射する整流袖償用補極磁
束旦が高速運転時に低速運転時より小さくなるので、焦
火花帯の移動現象を防止することができる。
従来装置において、短絡鉄心に発生する磁2叫引力を第
4図(イ),(口)で説明する。
第4図(イ)は短絡鉄心1oを補極鉄心8の中心線に対
して直交するように設け、かつ、短絡鉄心10と磁極片
4Aとの間にギャップを設け、短絡鉄心↓Oの端面と磁
極片4Aの側面とを平行に形成したものである。このよ
うな構成において、短絡鉄心10Bを介して漏洩補極磁
束が流通すると短絡鉄心10Bと磁極片4Aとの間に磁
気吸引力F”oが作用する。この磁気吸引力Foはギャ
ップの磁束密度Bqの自乗に比例し、かつ、磁束密度B
Oが相当大きくなるので、磁気吸引力Foが非常に大き
くなる(磁気吸引力は約500kgにもなる)。
第4図(口)は磁気吸引力Foの方向を示し、磁気吸引
力FoはF1とF2に分解できる。この磁気吸引力Fl
は短絡鉄心10Bの取付部Aに対して引張力となり、磁
気吸引力F2は短絡鉄心10Bの取付部Aに対して曲げ
力として作用する。ここで、正逆回転,カ行,回生制動
運転を行う,いわゆる、四象限運転される直流機に短絡
鉄心を適用した場合には、負荷電流の急変,あるいは、
界磁電流の変化が頻繁に起るので、短絡鉄心の取付け部
Aには繰り返しの引張、及び、曲げ応力が加わり、短絡
鉄心自体の機械的強度が問題となる。
短絡鉄心自体の機械的強度を十分確保するためには、単
に短絡鉄心の厚みを増せば良いが,短絡鉄心の厚みを増
すと漏洩補極磁束も増加し,無火花帯移動現象の補償量
を最適に設定できrBい問題がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は短絡鉄心10の具体的構戊については考
慮されておらず、かつ、界磁鉄心4の磁極片4Aの側面
と短絡鉄心10との間にギャップを設けた場合、漏洩補
極磁束が短絡鉄心10を通過すると、短絡鉄心4と磁極
片4Aとの間で磁気吸引力が働き、この磁気吸引力がギ
ャップ部の磁東密度の自乗に比例することから、短絡鉄
心10を講く設定したい場合には短絡鉄心10の機械的
強度が問題になることを見い出した。
本発明の目的は磁気吸引力に十分耐え得る短絡鉄心構造
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため,本発明は短絡鉄心の漏洩補極
磁束の流通断面積を、補極鉄心側と界磁鉄心・の磁極片
側とで変え、かつ、補極鉄心側の流通断面積を磁極片側
の流通断面積より大きくしたことを特徴とする。また、
短銘鉄心を補極鉄心の中心線と非直交で、かつ、界磁鉄
心の磁極ノ′1−の側面に対して直交するように設けた
ことを特徴とする。さらに、短絡鉄心を補極鉄心の軸方
向に対して少なくとも二分割したことを特徴とする。
〔作用〕
短絡鉄心の補極鉄心側の断面積を界磁鉄心の磁極片側の
断面積より大きくしているので、短絡鉄心の補極鉄心側
に繰り返し曲げ及び引張応力がかかつても機械的強度を
十分に保つことができ、かつ、必要な短絡鉄心の流通断
面積を界磁鉄心の磁極片側で規定できる。また、短絡鉄
心を補極鉄心の中心線と非直交で、かつ、界磁鉄心の磁
極片の側面に対して直交するように設けた場合は、短絡
鉄心には引張応力のみが加わるようになるので、短絡鉄
心の機械的強度を十分確保できる。さらに、短絡鉄心を
補極鉄心の軸方向に対して、少なくとも二分割して設け
た場合は、必要な漏洩補極磁束量に対する流通断面積を
確保すると共に、短絡鉄心の淳み(電機子の径方向の厚
み)を大きく設定できるので、短絡鉄,乙・の機械的強
度を十分確保することができる。
〔実施例〕
第1図ないし第3図は本発明の一実旅例に係る直流機の
要部展開図である。ここで、各符号は従来と同じである
ので説明を省略する。
第1図(イ)は短絡鉄心10の漏洩補極磁束の流通断面
積を、界磁鉄心4の磁極片4A側から補極鉄心8側に向
かって徐々に大きくしたものである。
このような短絡鉄心の構造では、漏洩補極磁束を短絡鉄
心10の先端側で規定できるので、無火花帯移動現象の
補償量を最適に設定できる。また,補極鉄心8側の短絡
鉄心10の流通断面積を大きくしているので、短絡鉄心
10の取付部Aに作用する引張、及び、曲げ応力に対し
、機械的強度を十分確保することができる。
第1図(口)は短絡鉄心10の漏洩補極磁束の流通断面
積を、界磁鉄心4の磁極片4A側より補極鉄心8側を段
階的に大きくしたものである。このような短絡鉄心の構
造において、漏洩補極磁束を短絡鉄心1oの先端側で規
定できるので、無火花帯移動現象の補償量を最適に設定
できる。また、補極鉄心8側の短絡鉄心10の流通断面
積を大きく、かつ、短終鉄心10の流通断面積が小さい
部分の周方向長さを短くしているので、短絡鉄心10の
断面積を段階的に変化させた部分B及び短絡鉄心10の
取付部Aに作用する引張、及び、曲げ応力に対し、機械
的強度を十分確保できる効果がある。
また、第2図は短絡鉄心10を補極鉄心8の中心線と非
直交で、かつ、界磁鉄心4の磁極片4Aの側面に対し直
交するように設けたものである。
このような短絡鉄心10の構成において、短絡鉄心10
と磁極片4Aの側面とが直交しているので、この短絡鉄
心10と磁極片4A間に磁気吸引力が作用した場合、短
絡鉄心10の取付部Aには引張力のみが作用することに
なる。この結果、短絡鉄心10の取付部Aは、引張応力
のみに十分耐え得る構或にすれば良いことから、機械的
強度を十分に確保することができる。
さらに、第3図(イ)は短絡鉄心10に非磁性の支持部
材11を溶接等によって固着し、この支持部材11を取
付ボルト12によって補極鉄心8の側面に固定すること
により、短絡鉄心↓0を補極鉄心8の側面に設けるよう
にしたものである。第3図(ロ)は電機子6側から補極
鉄心8の下部を見た場合を示し,補極鉄心8への短絡鉄
心10(一例として、短絡鉄心10を補極鉄心8、ある
いは、電機子6の軸方向に対して二分割した場合を示し
た)の取付状況を示す。このような短絡鉄心10の構戒
において、短絡鉄心10の必要な流通断面積は短絡鉄心
10を補極鉄心8の軸方向に対して分割すると共に補極
鉄心8の軸方向長さ悲に対して短絡鉄心10の軸方向長
さ(Q1+(12)を調整して決定し,機械的強度上か
ら必要な短絡鉄心10の厚みCを決定することにより、
無火花帯移動現象の補償量を最適に設定できると共に短
絡鉄心10の機械的強度を十分に確保できる効果がある
。また、短絡鉄心10を二分割したことにより、短終鉄
心10の単体重量が減少するので、補極3回りの組立性
が向上すると共に,短絡鉄心10に非磁性の支持部材1
1を溶接する場合、短絡鉄心10の軸長方向の寸法が長
いと溶接により短絡鉄心lO自体が湾曲して機械的寸法
精度が出ないのに対し、短絡鉄心10の軸方向寸法が短
いと溶接時の湾曲が小さくなって機械的寸法精度が向上
することから,生産性が向上する効果もある。
〔発明の効果〕
本発明によれば、短絡鉄心の補極鉄心側の流通断面積を
界磁鉄心の磁極片側の流通断面積より大きくしているの
で、短絡鉄心の機械的強度を十分に確保することができ
、無火花帯移動現象の補償量を最適に設定できる効果が
ある。また、短銘鉄心を補極鉄心の軸方向に対して分割
することにより、短絡鉄心の機械的強度を十分確保し、
無火花帯移動現象の補償量を最適に設定することができ
、補極回りの生産性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の一実施例に係る短絡鉄心
を設けた直流機の要部の正面図、第4図は短絡鉄心に作
用する磁気吸引力の説明図、第5図は従来の直流機の要
部の展開図、第6図は第5図に示した直流機の低速運転
時と高速運転時の動作説明図である。 ■・・・継鉄、2・・・界磁極、3・・・補極、4・・
・界磁鉄心、5・・・界磁巻線、6・・・電機子、7・
・・電機子巻線、8・・・補極鉄心、9・・・補極巻線
、10・・・短絡鉄心、第 1 図 第2図 8 第3図 第4図 第5図 \一−〜/ /O

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、回転する電機子と、前記電機子に対向して配置され
    た固定子とを備え、前記固定子は、継鉄の内周側に取付
    けられ、かつ、界磁鉄心及び界磁巻線からなる複数の界
    磁極と、前記界磁極間の前記継鉄の内周側に取付けられ
    かつ補極鉄心及び補極巻線からなる複数の補極から構成
    され、前記界磁鉄心と前記補極鉄心の間で、前記界磁巻
    線及び前記補極巻線より前記電機子側に片寄つた位置に
    おいて、ほぼ周方向に延在し、かつ、漏洩補極磁束を流
    通させる磁気的な短絡鉄心を設ける直流機において、 前記短絡鉄心の漏洩補極磁束の流通断面積を周方向に対
    して異ならせたことを特徴とする直流機の固定子。 2、請求項1において、前記短絡鉄心の前記補極鉄心側
    の流通断面積を前記界磁鉄心側の流通断面積より大きく
    したことを特徴とする直流機の固定子。 3、回転する電機子と、前記電機子に対向して配置され
    た固定子とを備え、前記固定子は、継鉄の内周側に取付
    けられ、かつ、界磁鉄心及び界磁巻線からなる複数の界
    磁極と、これらの前記界磁極間の前記継鉄の内周側に取
    付けられかつ補極鉄心及び補極巻線からなる複数の補極
    から構成され、前記界磁鉄心と前記補極鉄心の間で、前
    記界磁巻線及び前記補極巻線より前記電機子側に片寄つ
    た位置においてほぼ周方向に延在し、かつ漏洩補極磁束
    を流通させる磁気的な短絡鉄心を設ける直流機において
    、 前記短絡鉄心を前記補極鉄心の中心線と非直交で、かつ
    、前記界磁鉄心の磁極片の側面に対して直交するように
    設けたことを特徴とする直流機の固定子。 4、回転する電機子と、この電機子に対向配置された固
    定子とを備え、前記固定子は、継鉄の内周側に取付けら
    れ、かつ、界磁鉄心及び界磁巻線からなる複数の界磁極
    と、これらの前記界磁極間の前記継鉄の内周側に取付け
    られかつ補極鉄心及び補極巻線からなる複数の補極から
    構成され、前記界磁鉄心と前記補極鉄心の間で、前記界
    磁巻線及び前記補極巻線より前記電機子側に片寄つた位
    置で、ほぼ、周方向に延在し、かつ漏洩補極磁束を流通
    させる磁気的な短絡鉄心を設ける直流機において、 前記短絡鉄心を前記電機子の軸方向に少なくとも二分割
    したことを特徴とする直流機の固定子。
JP1180345A 1989-07-14 1989-07-14 直流機の固定子 Expired - Lifetime JP2714158B2 (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS614450A (ja) * 1984-06-19 1986-01-10 Mitsubishi Electric Corp 片方向回転の直流回転電機

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS614450A (ja) * 1984-06-19 1986-01-10 Mitsubishi Electric Corp 片方向回転の直流回転電機

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