JPS614450A - 片方向回転の直流回転電機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は片方向回転の直流回転電機に関するもので、
特に、整流性能を改善するための補極の構成に関するも
のである。

〔従来技術〕

従来の直流回転電機における補極の構成を説明すると、
第７図に示すように、主極ｌの間にある補極ユと、整流
子３のブラシ弘と接し℃いる部分との補極下のギャップ
Ｓは一様となっている。ギャップ部の磁束の分布は第二
図に示すようであって、実個Ａで示す主極磁束分布、破
線Ｂで示す補極磁束分布、一点鎖線Ｃで示す電機子反作
用磁束分布の合成磁束分布は二点鎖線りで示すようにな
り、整流子面でブラシＳが接触している整流子片につな
がる電機子コイル（整流中のコイル）に相当する部分の
ギャップすなわち図で補極コの下のギャップ！の部分に
おいては、整流中のコイルの自己リアクタンスにより発
生するりアクタンス電圧を打消す程度の磁束（整流磁束
）分布が縦横ハツチングで示す部分Ｅのようになること
が必要であり、そのとき良好な整流状態が確保される。

しかし、この場合、補極コと主極／との間隙（シングル
クリアランスと称する）６が第３図に示すように狭いと
、主極磁束の影響により、補極コ下のギヤツブＳの磁束
の分布が乱れる。すなわち合成磁束は第ダメの二点鎖線
で示すようになり、整流子３とブラシ弘の接触部の一方
の端りにおいては、主極磁束の影響により電機子コイル
の自己リアクタンスに対し整流磁束が不足し、他方の端
ｔでは整流磁束が過剰になるため、良好な整流が得られ
ない。従って結局従来の電動機においては。

良好な整流を得るためには、シングルクリアランス６を
大きくとらざるを得ない。そのため電動機が大型になる
という欠点があった。

〔発明の概要〕

この発明は、上記のような従来のものの欠点にかんがみ
てなされたもので、整流性能がよく、しかも小型に作る
ことができる片方向回転直流回転電機を提供することを
目的とし、補極と整流子とのギャップがくさび形となる
ように補極を構成することを特徴とし、これによって、
シングルクリアランスを小さくしても、整流磁束が乱さ
れることなく、良好な整流が得られるものである。

〔発明の実施例〕

以下、図示する実施例について、この発明の詳細な説明
する。

第５図に示すように、この発明においては補極下のギャ
ップｙがくさび形になるように補極ｊを形成している点
と主極／と補栖ｊどの間げき（シングルクリアランス）
６が小である点が相違するだけで、他は第７図と同様で
ある。整流子３とブラシ弘との接触部の一方の端りの部
分のギャップにおいてはシングルクリアランス６が小さ
いため主極磁束の影響により整流磁束が不足するので、
補極ギャップｙを狭くして、第６図に示すように、補強
磁束分布（第６図に破線Ｂで示す）を多くシ。

他方の端ｇの部分のギャップにおいては主極磁束の影響
で整流磁束が過剰になるので、補極ギャップｙを拡げ、
補極磁束分布を希薄にし、補極下のギャップ部において
適正な整流磁束分布（Ｅで示す）を得ることができる。

すなわち、片方向回転の直流回転電機でこの発明のよう
に補極下ギャップをくさび状にすることにより、主極と
補極との間隙（シングルクリアランス）を小さくしても
、良好な整流が得られる。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば、補極下ギャップをく
さび状になるように補極を構成したので、１主極と補極
との間隙の小さい電動機すなわち寸法を従来より小さく
した電動機においても良好な整流が得られ、電動機を小
型化しうる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の直流回転電機においてシングルクリアラ
ンスの広い場合の断面展開図、第２図はその磁束分布図
、第３図は従来の直流回転電機においてシングルクリア
ランスを縮少した場合の断面展開図、第４図は鉱３図の
場合の磁束分布図、旭左図はこの発明による直流回転電
機を示す論３図と同様の断面展開図、第６図は第Ｓ図の
ものの６・・シングルクリアランス。 なお、各図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。 馬Ｉ図 懸２図 ん３図 壓４因 ん５図 洩る図 −２５：

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 補極と整流子とのギャップを整流子の回転方向において
   補極と対向した整流子の出る側の間隔が他側の間隔より
   大きいくさび形となるようにした補極を備えることを特
   徴とする片方向回転の直流回転電機。