JPH0349534B2 - - Google Patents

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JPH0349534B2
JPH0349534B2 JP62254846A JP25484687A JPH0349534B2 JP H0349534 B2 JPH0349534 B2 JP H0349534B2 JP 62254846 A JP62254846 A JP 62254846A JP 25484687 A JP25484687 A JP 25484687A JP H0349534 B2 JPH0349534 B2 JP H0349534B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
milking
room
milk
cow
air
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP62254846A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0198427A (ja
Inventor
Toshinori Ueno
Tetsuo Sotodani
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Orion Machinery Co Ltd
Original Assignee
Orion Machinery Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Orion Machinery Co Ltd filed Critical Orion Machinery Co Ltd
Priority to JP62254846A priority Critical patent/JPH0198427A/ja
Publication of JPH0198427A publication Critical patent/JPH0198427A/ja
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  • Housing For Livestock And Birds (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、搾乳システムに関するもので、搾乳
室内の空気を清浄された空気で満たし、搾乳室を
衛生的な環境となるようにしたものである。
従来技術 従来の搾乳については、搾乳を畜舎の屋内又は
屋外で搾乳機を用いて搾乳を行なつている。
乳房に搾乳機を取り付ける前に消毒液に浸した
タオルにて乳頭やそのつけねの部分を拭いた後に
搾乳をするようにしている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、かかる従来の搾乳方法の場合、
乳頭や乳房のみが洗浄、殺菌されるだけである。
一般に畜舎内の空気は決して清浄なものではな
く、空気中に浮游している塵芥、雑菌等がテイー
トカツプユニツトの着脱時や搾乳時にテイートカ
ツプライナーやミルクローのブリードホールから
吸引され混入するために搾乳時に牛乳への塵芥、
雑菌等の混入を防止することはできなかつた。
そのため搾乳した牛乳を、加工の段階で熱処理
で殺菌する必要があつた。
そこで本発明はかかる従来技術の欠点に鑑み、
テイートカツプユニツトの着脱時及び搾乳時に雑
菌等が混入しないような装置を提供することを目
的とする。
問題点を解決するための手段 すなわち牛の入口及び出口に開閉自在に装着さ
れたドアを介して外部と仕切られ、室内に複数の
ストールが設置された搾乳室において、該搾乳室
内に搾乳装置が設置され、ストールの上方に清浄
空気の吹き出し口が設けられ、搾乳室を構成する
側壁の下方に排気口が設けられ、該排気口に陽圧
ダンパーが設置された搾乳施設により本目的を達
成する。
作 用 本発明にかかる搾乳施設において、搾乳室内に
入つた牛をストールに捕捉し、乳頭やその付け根
を消毒液に付けたタオルで洗い、水滴を完全に拭
い去る。
各乳房にテイートカツプユニツトを装着し、搾
乳を開始する。
この時搾乳室の各ドアは締められており、且つ
ストールの上から牛体に向けて清浄な空気が吹き
出されている。
吹き出された空気は、側壁に設けた陽圧ダンパ
ーから排気されるようになつている。
一般に雑菌は塵芥に付着して浮游しており、塵
芥を除去することによつて雑菌も排除される。
従つて搾乳室内の牛体の周囲には塵や雑菌が浮
游することがなく、清浄な空気(環境)の下で搾
乳をすることができる。
搾乳終了後は、ストールの捕捉を外し出口のド
アを開けて牛を搾乳室から退出させる。
また搾乳された牛乳は搾乳室内又はクリーンル
ーム内にてそのまま処理し、瓶詰めを行ない製品
化する。
実施例 以下に本発明を図面に示された一実施例に従つ
て詳細に説明する。
第1図は、搾乳施設全体を示す平面断面図であ
り、図の中央には搾乳室1が設けられており、内
部には縦直列に四つのタンデムストール2が設置
されている。
搾乳室1の左側は、スライド式のドア4を介し
て消毒液噴霧室6とつながつている。
さらに消毒液噴霧室6は、スライド式のドア4
を介してエアーシヤワー装置部8とつながつてい
る。エアーシヤワー装置部8には、牛の足を洗う
為の消毒液槽10が設置されている。
搾乳室1の右側は、スライド式のドア12を介
して出口通路14とつながつている。
16は牛乳処理室であり、該牛乳処理室16と
二重扉16a,16bを介して牛乳処理予備室1
8とつながつている。
この牛乳処理予備室18は、ドア20を介して
搾乳室1ともつながつている。
21はドア22を介して予備室18とつながつ
た機械室であり、該機械室21には搾乳室1、牛
乳処理室16、予備室18等に清浄空気を送風す
るための空気供給装置が設置されている。
次に各室をさらに詳しく説明すると、第2図は
搾乳室の断面図であり、天井部24にはプレフイ
ルター26、中性能フイルター28、ヘパフイル
ター30を介して送風機32から送風された空気
を吹き出す為の吹き出し口34が各タンデムスト
ール2の真上に設置されており、外気から取り入
れた空気は1cf3中0.5μm粒子のものが1000個以下
であることが保証されて搾乳室内に送風される。
ストール2が設置された床36は、作業者が歩
く床38よりも高床になつており、さらに壁付近
に設けた水路溝40に向けて下がるように傾斜さ
せてある。この搾乳室1を形成する側壁25の下
部には排気口42があけられており、該排気口4
2には陽圧ダンパー44が設けられている。
従つてスライド式のドア4,12が締められて
いるときには、送風機32からの風量にもよるが
室内は約2mmAqの陽圧に保たれている搾乳室内
の空気は必ず排気口42より排出される。
本実施例にかかる搾乳室1では、側壁25と天
井24及び側壁25と床36,38との境界部分
が角ばつていると渦が生じ易いので、該コーナー
に詰め物46をして丸みを持たせている。
また側壁25、床36,38及び天井24の表
面には、コンクリートの発塵を防ぐ為に塗料等を
塗つたりして処理している。
搾乳室1内には、パイプラインミルカーが設置
されており、テイートカツプユニツト48により
搾乳された牛乳はミルククロー50に集められた
後ミルクライン52を介してレリーザー54に集
められる。レリーザー54に集められた牛乳は、
ミルクポンプ56を介して図示しないバルククー
ラーに送乳される。尚、58は真空パイプであ
り、60はモイスチヤートラツプである。
タンデムストール2は、第3図及び第4図に示
すようにエアーシリンダ2a,2bにより出入口
のゲートが開閉され、牛をストール2内に保定で
きるようになつている。
消毒液噴霧室6は、その出入口がスライド式の
ドア4で開閉されるようになつており、該室6内
は照明が設置されておらず、例えば常時室内が50
ルクス以下となるように設計されている。
これは、暗いと蝿等が近づかないという性質を
利用したものである。
室6内には、前後に出入口を有するストール4
aが配置されており、該ストール4aの側面より
二流体ノズル4bを介して殺菌液タンク5から殺
菌液を吸い上げ噴霧するようになつている。
又ストールの上方には、清浄空気の吹き出しノ
ズル4cが設置されており、牛体の真上から下側
に向けて吹き出すようになつている。
この二流体ノズル4bに対しても、フイルター
により清浄された空気がエアーコンプレツサーか
ら送風されるようになつている。
エアーシヤワー装置8は、ドア4を介して消毒
液噴霧室6と連続して設けられており、第8図及
び第9図に示すように、前後にゲートを有するス
トール9の側面及び上方にフイルターボツクス8
aにより洗浄された空気がパンカールーバー式の
各吹き出しノズル8bから牛体に均等に吹きつけ
られるようになつている。
ストール9内の床面には、殺菌液を溜めた殺菌
液槽10が設置されており、牛体の足に付着した
土やほこり等を取り除くと共に足の殺菌を行なつ
ている。
本発明にかかる実施例の搾乳施設では、搾乳室
及び牛乳処理室並びに予備室等はクリーンルーム
となるように設計されているので、作業者は搾乳
及び牛乳の処理に際しては防塵服を着用して行な
う。
以上述べた構成において本発明にかかる実施例
の施設では、次のような順序にて搾乳を行なう。
まず外部の牛舎や牧場より牛を連れてきて、
エアーシヤワー装置のストールに保定する。
牛の足を殺菌液槽に浸して、足に付着した土
等を取り除くと共に足元を消毒する。
消毒された空気を牛の側面及び上方より一定
時間吹きかけて牛体に付着した粗大ごみ等を除
去する。
時間としては、30秒〜3分位行なう。
ストールを開放すると共に消毒液噴霧室のド
アを開放し、エアーシヤワー終了後の牛を消毒
液噴射室に導き、一定時間牛体の上方及び側面
より殺菌液を噴霧して、牛体を殺菌消毒すると
共に牛体表面を湿らせて発塵防止を図る。
この牛が消毒液噴霧室に入る時、搾乳室との
ドアが締まつているので、室内は暗く蝿等が消
毒液噴霧室内に入りにくい。
消毒終了後に搾乳室1とのドアを開放し、牛
を搾乳室に導き、タンデムストールにて牛体を
捕捉する。
牛体に付着した殺菌液をタオル等で拭き取
り、乳房に殺菌液が付着したり流れ込まないよ
うにする。
乳房にテイートカツプユニツトを装着し、搾
乳を開始する。
その際ストールの真上より清浄された空気を
吹き出すと共に陽圧ダンパーから排気し、牛体
及びその周囲に雑菌や塵等が浮游しないように
する。
搾乳終了後は、ストールのゲートを開放する
と共に出口のドアを開放して牛を搾乳室から退
出させるようにする。
搾乳された牛乳を搾乳室内又は牛乳処理室に
設けた牛乳処理装置にて所定の温度まで冷却し
た後殺菌加工することなく瓶詰めし、瓶入り牛
乳作成する。
以上述べたように本発明にかかる搾乳施設で
は、搾乳中及び牛乳の処理中において周囲の空気
並びに牛体に塵や雑菌等が浮游していない清潔な
状態となる。
尚本発明にかかる実施例では、牛を搾乳すると
きだけ、搾乳室のような清浄された空気の室に導
きそれ以外のときには牧場に放牧するように構成
したが、これに限定されるものではない。
例えば牛を状態を搾乳室、通路、畜舎内に隔離
し、該室及び通路内を清浄にするように構成する
と良い。
さらに搾乳室内に太陽光線を集光し、光フアイ
バーで収束し室内に導くシステムを設置し、集光
した光を牛体に照射するように構成すれば、雑菌
等を効率よく排除することができる。
効 果 以上のように本発明にかかる搾乳施設は従来の
搾乳システムにおいて避けることのできなかつた
搾乳中における塵とか雑菌の牛乳への混入を防ぐ
ことができるので衛生的でかつ高品質の牛乳を作
成することができる。
また搾乳及び牛乳処理過程において周囲の環境
が無菌状態であるため、従来の搾乳システムでは
できなかつた無殺菌牛乳を製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図から第9図は本発明にかかる搾乳施設の
実施例を示すもので、第1図は全体を示す平面断
面図、第2図は第1図の−断面図、第3図は
タンデムストールの平面図、第4図はタンデムス
トールの側面図、第5図は第1図の−断面
図、第6図は殺菌液噴霧装置を示す正面図、第7
図は殺菌液噴霧装置を示す側面図、第8図はエア
ーシヤワー装置を示す正面図、第9図エアーシヤ
ワー装置を示す側面図である。 1……搾乳室、2……タンデムストール、4,
20,22……ドア、6……消毒液噴霧室、8…
…エアーシヤワー装置、10……殺菌液槽、12
……ドア、14……出口通路、16……牛乳処理
室、18……予備室、21……機械室、24……
天井、25……側壁、26……プレフイルター、
28……中性能フイルター、30……ヘパフイル
ター、32……送風機、34……吹き出し口、3
6……床、38……床、40……溝、42……排
気口、44……ダンパー、46……詰め物、48
……テイートカツプユニツト、50……ミルクク
ロー、52……ミルクパイプ、54……レリーザ
ー、56……ミルクポンプ、58……真空パイ
プ、60……モイスチヤートラツプ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 牛の入口及び出口に開閉自在に装着されたド
    アを介して外部と仕切られ、室内に複数のストー
    ルが設置された搾乳室において、該搾乳室内に搾
    乳装置が設置され、ストールの上方に清浄空気の
    吹き出し口が設けられ、搾乳室を構成する側壁の
    下方に排気口が設けられ、該排気口に陽圧ダンパ
    ーが設置されていることを特徴とする搾乳施設。 2 搾乳室内の気圧が外気圧よりも2mmAq以上
    高く維持されていることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の搾乳施設。
JP62254846A 1987-10-09 1987-10-09 搾乳施設 Granted JPH0198427A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62254846A JPH0198427A (ja) 1987-10-09 1987-10-09 搾乳施設

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62254846A JPH0198427A (ja) 1987-10-09 1987-10-09 搾乳施設

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0198427A JPH0198427A (ja) 1989-04-17
JPH0349534B2 true JPH0349534B2 (ja) 1991-07-29

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ID=17270663

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JP62254846A Granted JPH0198427A (ja) 1987-10-09 1987-10-09 搾乳施設

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Families Citing this family (2)

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JPH01225725A (ja) * 1988-03-07 1989-09-08 Nkk Corp 無方向性電磁鋼板の製造方法
JP4578274B2 (ja) * 2005-02-28 2010-11-10 財団法人電力中央研究所 畜産用器具

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JPH0198427A (ja) 1989-04-17

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