JP3010782U - 履物簡易洗浄殺菌装置 - Google Patents
履物簡易洗浄殺菌装置Info
- Publication number
- JP3010782U JP3010782U JP1994014670U JP1467094U JP3010782U JP 3010782 U JP3010782 U JP 3010782U JP 1994014670 U JP1994014670 U JP 1994014670U JP 1467094 U JP1467094 U JP 1467094U JP 3010782 U JP3010782 U JP 3010782U
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- JP
- Japan
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- wall
- port
- tank
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- drainage
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 靴により媒介する病原菌の牛舎などへの持ち
込みを防止するなどの効果を有する履物簡易洗浄殺菌装
置の提供を目的とする。 【構成】 洗浄用槽3に入り、洗浄用バルブ5Aを開放
すると、洗浄用シャワー口5B1よりシャワー水が供給
され、泥落とし用ブラシ3Cにより靴の裏の泥を落とす
ことができ、消毒槽4に移動して消毒液バルブ5C1を
開けると、消毒原液ボトル6より消毒原液が供給され、
消毒液口5C3で水道水と混合して規定の濃度に希釈さ
れ靴の消毒を行うことができるよう構成されている。
込みを防止するなどの効果を有する履物簡易洗浄殺菌装
置の提供を目的とする。 【構成】 洗浄用槽3に入り、洗浄用バルブ5Aを開放
すると、洗浄用シャワー口5B1よりシャワー水が供給
され、泥落とし用ブラシ3Cにより靴の裏の泥を落とす
ことができ、消毒槽4に移動して消毒液バルブ5C1を
開けると、消毒原液ボトル6より消毒原液が供給され、
消毒液口5C3で水道水と混合して規定の濃度に希釈さ
れ靴の消毒を行うことができるよう構成されている。
Description
【0001】
本考案は牛舎等無菌が必要な作業所への侵入時における履物の簡易洗浄殺菌装 置とも云うべき履物簡易洗浄殺菌装置に係るものである。 牛舎及び食品加工場で無菌状態を出現させるためには、履物に付着した病原菌 を殺菌する必要がある。 設備の完備した工場ではこの状態を出現させることは建設時点から考慮され比 較的完璧であるが、牛舎では従来この対策は完璧ではない。 特に、近年牛舎では牛乳の集荷人、人工受精師、農協職員、販売業者等多数の 人間が入場し菌を持ち込む可能性が大きい。 現実に、大腸菌、サルモネラ菌による感染症が発生し、多大な被害が発生して いる。 牛舎等の環境の中に入る場合に、履物に付着している可能性のある病原菌を簡 易的に洗浄殺菌する装置として他の食品製造工場にも使用可能な装置である。
【0002】
従来、この種のものにあっては、下記のようなものになっている。 従来牛舎では殺菌のために出入り口に水槽をおき、殺菌剤または生石灰を入れ 、その中を通過する方法が取られている。
【0003】
従来の技術で述べたものにあっては、下記のような問題点を有していた。 1.水槽を固定化していないので、所定の場所から移動してしまうことが多く 、殺菌をしないで出入りしてしまうことが多い。 2.殺菌剤を入れたままで長時間放置するので、自然分解、光化学分解、酸分 解など殺菌効果が低下してしまう。 3.水槽を倒したり、殺菌剤が蒸発してしまっても放置されていることが多い 。 4.殺菌剤を目分量で入れているので、殺菌効果のある殺菌剤となっているか 疑問である。 5.履物に付着している泥、糞尿等をそのまま殺菌剤に入れても泥、糞尿等に 殺菌剤が吸着してしまい、殺菌力が低下する。
【0004】 本願は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みなされたものであり、そ の目的とするところは、次のようなことのできるものを提供しようとするもので ある。 1.本装置を牛舎などの出入り口に固定システム化することにより、上記問題 点の1,3を解消する。 2.履物に付着した泥、糞尿等をブラシ洗浄後殺菌する二段階方式を取る。こ のことにより上記問題点の5、泥、糞尿等に殺菌剤が吸着して殺菌能力を低下す るのを防ぐ。 3.上記問題点の2の解決のため、洗浄殺菌する都度、適量の洗浄水、適量の 殺菌剤を毎回新しく注入し、殺菌効果を確実にする。
【0005】
上記目的を達成するために、本考案のものは下記のようになるものである。 すなわち本願のものは、排水用受け皿2は、底板2Aと、この底板の周囲に連 設された壁状縁2Bと、この壁状縁に開設された排水口2Cとから構成され、排 水用受け皿2の上面の左方に載置された洗浄用槽3は、側壁3Bの下端に開設さ れた排水口3B1と、底部3Aの上面と前後の側壁3Bに設置された泥落とし用 ブラシ3Cとから構成され、排水用受け皿2の上面の右方に載置された消毒槽4 の側壁の下端には消毒液排出口4B1が開設され、水道直結口5の先端は洗浄用 バルブ5Aを介して一方パイプ5Bと他方パイプ5Cに分岐され、一方パイプ5 Bはホースを介して洗浄用槽3に設けられた洗浄用シャワー口5B1に連結され 、他方パイプ5Cには消毒液バルブ5C1が設けられ、この消毒液バルブはホー ス、バルブ5C2を介して消毒槽4に設けられた消毒液口5C3に連結され、一 方、消毒原液ボトル6から引き出されたチューブ6Aは、消毒液混合装置6Bを 介して消毒液口5C3に連結されている履物簡易洗浄殺菌装置である。
【0006】 このほか、下記のようにすることができる。 排水用受け皿2は、平面左右の長い方形の底板2Aと、この底板の周囲に連設 された壁状縁2Bと、この壁状縁の左方部分に開設された排水口2Cと、壁状縁 の後方部分に起立された小後壁2Dと、この小後壁の中心位置に植設された縦棒 状フレーム2Eと、この縦棒状フレームの上方に設けた上方台2Fと、縦棒状フ レームの上端に設けた把手2E1とから構成され、排水用受け皿2の上面の左方 に載置された洗浄用槽3は、平面方形の底部3Aと、この底部に連設された前後 左右の側壁3Bと、左側壁の下端に開設された排水口3B1と、底部3Aの上面 と前後の側壁3Bに設置された泥落とし用ブラシ3Cとから構成され、排水用受 け皿2の上面の右方に載置された消毒槽4は、平面方形の底部4Aと、この底部 に連設された前後左右の側壁4Bと、前側壁の下端に開設された消毒液排出口4 B1とから構成され、洗浄用バルブ5Aは上方台2F上に設けられ、消毒原液ボ トル6を小後壁2Dに取付けることができる。
【0007】
本考案のものは下記のように作用する。 本願装置は水道直結口5より水道水が供給される。 洗浄しようとする人は、まず洗浄用槽3に入り、洗浄用バルブ5Aを開放する と、洗浄用シャワー口5B1よりシャワー水が供給され、泥落とし用ブラシ3C により靴の裏の泥を落とすことができる。 奇麗になった靴の状態で消毒槽4に移動する。 洗浄用槽3にたまった水は、排水口3B1より排水用受け皿2に排水されるが 、排水用受け皿2が一定の傾斜をもっているため排水口2Cより排出される。 消毒槽に移動した後、消毒液バルブ5C1を開けると、水道水の圧力によって 、周知の原理により消毒原液ボトル6より消毒原液が供給され消毒液口5C3で 規定の濃度に希釈され靴の消毒を行う。 消毒液の全部は、消毒液排出口4B1より排水用受け皿2に一定時間内に排出 され、消毒の効果を常に失わせない。
【0008】
実施例について図面を参照して説明する。 Aは本考案の履物簡易洗浄殺菌装置である。 2は排水用受け皿で、平面左右の長い方形の底板2Aと、この底板の周囲に連 設された壁状縁2Bと、この壁状縁の左方部分に開設された排水口2Cと、壁状 縁の後方部分に起立された小後壁2Dと、この小後壁の中心位置に植設された縦 棒状フレーム2Eと、この縦棒状フレームの上方に設けた上方台2Fとから構成 されている。2E1は縦棒状フレームの上端に設けた把手である。
【0009】 3は排水用受け皿2の上面の左方に載置された洗浄用槽で、平面方形の底部3 Aと、この底部に連設された前後左右の側壁3Bと、左側壁の下端に開設された 排水口3B1と、底部3Aの上面と前後の側壁3Bに設置された泥落とし用ブラ シ3Cとから構成されている。 4は排水用受け皿2の上面の右方に載置された消毒槽で、平面方形の底部4A と、この底部に連設された前後左右の側壁4Bと、前側壁の下端に開設された消 毒液排出口4B1とから構成されている。
【0010】 5は水道直結口で、その先端は上方台2F上に設けられた洗浄用バルブ5Aを 介して一方パイプ5Bと他方パイプ5Cに分岐され、一方パイプ5Bはホースを 介して洗浄用槽3に設けられた洗浄用シャワー口5B1に連結され、他方パイプ 5Cには消毒液バルブ5C1が設けられ、この消毒液バルブはホース、バルブ5 C2を介して消毒槽4に設けられた消毒液口5C3に連結されている。 一方、6は小後壁2Dに取付けられた消毒原液ボトルで、この消毒原液ボトル から引き出されたチューブ6Aは、上方台2Fに取付けた公知の消毒液混合装置 6Bを介して消毒液口5C3に連結されている。
【0011】
【考案の効果】 本考案は、上述の通り構成されているので次に記載する効果を奏する。 2槽式の1槽目の洗浄用槽3で靴をブラシ洗浄し、2槽目の消毒槽4で殺菌で きる。 すなわち、1槽目の洗浄水はシャワー状に靴にかかり、槽の底と前後の側壁に 付いている泥落とし用ブラシにより付着物を落とす。洗浄水は排水口より排出さ れ、付着物は下に溜る。 槽は簡単に取り外しでき、付着物の排出、洗浄は随時簡単に作業可能である。 1槽目で洗った靴でそのまま2槽目に入り、この槽では殺菌剤(ピュアラック ス〜商標)300PPM溶液がハンドル操作により必要量供給され、殺菌される 。 殺菌剤は一定時間内に排出され、次の使用者は新鮮な殺菌剤を使用することが 可能である。 この結果、 1.人間が靴により媒介するサルモネラ菌、及び大腸菌等の病原菌は、これに より確実に殺菌され、靴による病原菌の持ち込みを解消する。 2.受置が簡易的なので、既設の牛舎等に設置可能であり、訪問者に殺菌を義 務付けることができる。
【図1】全体の斜視図である。
【図2】背面方向から見た要部拡大斜視図である。
A 履物簡易洗浄殺菌装置 2 排水用受け皿 2C 排水口 3 洗浄用槽 3C 泥落とし用ブラシ 4 消毒槽 4B1 消毒液排出口 5 水道直結口 5A 洗浄用バルブ 5C1 消毒液バルブ 5B1 洗浄用シャワー口 5C3 消毒液口 6 消毒原液ボトル 6B 消毒液混合装置
Claims (2)
- 【請求項1】 排水用受け皿(2)は、底板(2A)
と、この底板の周囲に連設された壁状縁(2B)と、こ
の壁状縁に開設された排水口(2C)とから構成され、
排水用受け皿(2)の上面の左方に載置された洗浄用槽
(3)は、側壁(3B)の下端に開設された排水口(3
B1)と、底部(3A)の上面と前後の側壁(3B)に
設置された泥落とし用ブラシ(3C)とから構成され、
排水用受け皿(2)の上面の右方に載置された消毒槽
(4)の側壁の下端には消毒液排出口(4B1)が開設
され、水道直結口(5)の先端は洗浄用バルブ(5A)
を介して一方パイプ(5B)と他方パイプ(5C)に分
岐され、一方パイプ(5B)はホースを介して洗浄用槽
(3)に設けられた洗浄用シャワー口(5B1)に連結
され、他方パイプ(5C)には消毒液バルブ(5C1)
が設けられ、この消毒液バルブはホース、バルブ(5C
2)を介して消毒槽(4)に設けられた消毒液口(5C
3)に連結され、一方、消毒原液ボトル(6)から引き
出されたチューブ(6A)は、消毒液混合装置(6B)
を介して消毒液口(5C3)に連結されていることを特
徴とする履物簡易洗浄殺菌装置。 - 【請求項2】 排水用受け皿(2)は、平面左右の長い
方形の底板(2A)と、この底板の周囲に連設された壁
状縁(2B)と、この壁状縁の左方部分に開設された排
水口(2C)と、壁状縁の後方部分に起立された小後壁
(2D)と、この小後壁の中心位置に植設された縦棒状
フレーム(2E)と、この縦棒状フレームの上方に設け
た上方台(2F)と、縦棒状フレームの上端に設けた把
手(2E1)とから構成され、排水用受け皿(2)の上
面の左方に載置された洗浄用槽(3)は、平面方形の底
部(3A)と、この底部に連設された前後左右の側壁
(3B)と、左側壁の下端に開設された排水口(3B
1)と、底部(3A)の上面と前後の側壁(3B)に設
置された泥落とし用ブラシ(3C)とから構成され、排
水用受け皿(2)の上面の右方に載置された消毒槽
(4)は、平面方形の底部(4A)と、この底部に連設
された前後左右の側壁(4B)と、前側壁の下端に開設
された消毒液排出口(4B1)とから構成され、洗浄用
バルブ(5A)は上方台(2F)上に設けられ、消毒原
液ボトル(6)は小後壁(2D)に取付けられている請
求項1記載の履物簡易洗浄殺菌装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994014670U JP3010782U (ja) | 1994-11-01 | 1994-11-01 | 履物簡易洗浄殺菌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1994014670U JP3010782U (ja) | 1994-11-01 | 1994-11-01 | 履物簡易洗浄殺菌装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3010782U true JP3010782U (ja) | 1995-05-09 |
Family
ID=43146534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1994014670U Expired - Lifetime JP3010782U (ja) | 1994-11-01 | 1994-11-01 | 履物簡易洗浄殺菌装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3010782U (ja) |
-
1994
- 1994-11-01 JP JP1994014670U patent/JP3010782U/ja not_active Expired - Lifetime
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